JP2009237103A - 移動機構、光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動と手動を自動的に切り替えることができる移動機構とこれを有する光学装置を提供すること。
【解決手段】ハウジング5aに回転可能に保持された軸部材13と、軸部材13に接触するドローチューブ7と、軸部材13の周部に設けられた周方向に並ぶ複数のローラー軸23と、ローラー軸23に回転自在にそれぞれ保持された複数のローラー25と、ハウジングに回転可能に保持され、回転中心線が軸部材13の回転中心線と一致し、ローラー25に接触する第1動力伝達面部27dを有する手動操作可能な微動ハンドル27と、軸部材13に回転可能に保持され、ローラー25に接触すると共にローラー25を挟んで第1動力伝達面部27dと対向する第2動力伝達面部29aを有し、モータ35にギア37を介して連結され、電動操作することができる動力伝達ギア29とを備え、軸部材13の回転によりドローチューブ7を移動させる移動機構。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動機構とこれを有する光学装置に関するものである。
光学装置に用いられる移動機構として、例えば望遠鏡の合焦機構がある。一般の望遠鏡の合焦機構は、鏡筒の一部がピントリングになっているヘリコイド方式のものと、鏡筒の中心軸線に垂直な方向に延在する軸部材にピニオンと合焦ハンドルを設けたラックピニオン方式のものが多い。このうちラックピニオン方式は、天体望遠鏡のような大口径、長鏡筒の望遠鏡に用いるのに優れた方式である。
従来、手動操作で生じる振動を防止するために電動化したラックピニオン方式の合焦機構では、ピニオンをモータ側のギアに噛合させる構造がほとんどであった(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−75016号公報
従来構造の多くは、簡単に電動化ができる反面、手動でスムーズに操作するにはピニオンとモータ側ギアの結合を一時緩める必要があり、電動と手動を頻繁に切り替えることができない。これは、天体望遠鏡のように屋外で使用する機械の場合、バッテリー切れにより操作不能になることを示し、また、電動で粗動、微動を行うためにボリュームを回し、大電流を要求されるため、余計バッテリー切れを起こしやすいものであった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電動と手動を自動的に切り替えることができる移動機構とこれを有する光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ハウジングに回転可能に保持された軸部材と、該軸部材に接触する応動部材と、前記軸部材の周部に設けられ、該軸部材の径方向外方に延在し周方向に並ぶ複数のローラー軸と、該ローラー軸に回転自在にそれぞれ保持された複数のローラーと、前記ハウジングに回転可能に保持され、回転中心線が前記軸部材の回転中心線と一致し、前記ローラーに接触する第1動力伝達面部を有し、前記ハウジングの外部から手動操作可能な微動ハンドルと、前記軸部材に回転可能に保持され、前記ローラーに接触すると共に該ローラーを挟んで前記第1動力伝達面部と対向する第2動力伝達面部を有し、前記ハウジングに固定されたモータに1つ以上のギアを介して連結され、前記モータを駆動して電動操作することができる動力伝達ギアとを備え、前記微動ハンドルを手動操作した時、前記第1動力伝達面部の回転力が、摩擦により前記ローラーの回転力として伝達し、前記第2動力伝達面部に対して前記ローラーが転動することで前記微動ハンドルの回転を前記軸部材に減速して伝達し、前記動力伝達ギアを電動操作した時、前記第2動力伝達面部の回転力が、摩擦により前記ローラーの回転力として伝達し、前記第1動力伝達面部に対して前記ローラーが転動することで前記動力伝達ギアの回転を前記軸部材に減速して伝達し、前記軸部材の回転により前記応動部材を移動させることを特徴とする移動機構を提供する。
また、本発明は、前記移動機構を有することを特徴とする光学装置を提供する。
本発明によれば、電動と手動を自動的に切り替えることができる移動機構とこれを有する光学装置を提供することができる。
以下、本願の第1及び第2実施形態に係る移動機構とこれを有する光学装置について図面を参照して説明する。第1及び第2実施形態に係る移動機構は望遠鏡のラックピニオン式合焦機構である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る移動機構及びその周辺の縦断面図である。
図2は、図1の移動機構のA−A拡大断面図である。
図1は望遠鏡1のラックピニオン式合焦機構3とその周辺の構造を示しており、左側に不図示の対物レンズがあり、それを保持した鏡筒5がある。この一部にドローチューブ7が内嵌しており、ドローチューブ7は鏡筒5に対して対物レンズ光軸に沿って前後に摺動可能となっている。ドローチューブ7の後端に接眼レンズ装着筒9の前端が内嵌して固定され、接眼レンズ装着筒9の後端に接眼レンズ11が装着されている。なお、本明細書中の説明における前後とは、図1における左右の方向であり、望遠鏡1における対物レンズ側と接眼レンズ側とにそれぞれ対応する。
図1及び図2に示されるように、鏡筒5の下方部分は合焦機構主要部を収容するハウジング5aとなっている。ハウジング5aには図2において左右両側にアーム部5b、5cが形成され、両アーム部5b、5cに丸い棒状の軸部材13が回転可能に保持されている。軸部材13の中央には、歯すじが軸部材13の中心軸線に平行なピニオン15が設けられている。ドローチューブ7の下部には、対物レンズ光軸方向に延在し、歯を下方に向けたラック17が設けられ、ピニオン15とラック17が噛み合っている。
このような構成により、軸部材13を回転させれば、ピニオン15の回転運動がラック17の直線運動に変換され、ドローチューブ7及びこれに固定された接眼レンズ装着筒9、接眼レンズ11を光軸方向前後に移動させることができる。このようにして対物レンズと接眼レンズ11との距離が変化することで合焦操作がなされる。なお、接眼レンズ11の代わりにカメラ等の別の機器を取り付けることも可能であり(例えば、特開2001−141990号公報を参照)、それによるピント移動もこの機構で合焦する。
また、図2で示すように、ハウジング5aの左右両端は開口部5d、5eとなっており、軸部材13はアーム部5b、5cより外側の開口部5d、5e内側付近にまで延在している。軸部材13の左端には側面円形の粗動ハンドル19が設けられ、粗動ハンドル19が開口部5dを覆うように構成されている。軸部材13の右端は円板状の拡径部21となっており、その周部には径方向外方に延在し周方向に等間隔に並ぶ4つのローラー軸23(同一部材であるため符号は1つで表す)が設けられている。ここで、ローラー軸23は、内方端23aを拡径部21の周部に形成された4つの穴にそれぞれ嵌入することで拡径部21に固定されている。
ローラー軸23の中間部分に4つのローラー25(同一部材であるため符号は1つで表す)がそれぞれ外嵌してローラー軸23に対して回転自在に保持されている。ローラー25の回転中心線はローラー軸23の中心軸線と一致しており、軸部材13の回転中心線と直交している。ローラー25の両平側面は拡径部21の周面とローラー軸23の外方端23bとにそれぞれ接触しており、ローラー25が拡径部21の径方向外方にはずれないようになっている。ローラー25は、ゴム等の弾性体を金属筒の周部に固着したものであり、その周面が後述する第1動力伝達面部と第2動力伝達面部とに接触している。ここで、ローラー軸23及びローラー25の数は4つに限定されることはなく、2つ以上であればいくつでも良い。ガタを抑えるためには、3つ以上にすることが好ましい。
ハウジング5aの開口部5eには、これを覆う側面円形の微動ハンドル27が回転可能に係合している。ここで、開口部5eの外周面には周方向に延びる溝5fが形成されており、微動ハンドル27の周部27aが開口部5e外周面に接触すると共に、周部27aに形成された凸部27bが溝5fに挿入されている。微動ハンドル27と開口部5eとの係合部分が以上のように構成されているため、微動ハンドル27に所定以上の回転力を加えることにより、開口部5eとの係合部分の接触面に働く摩擦力を受けながら微動ハンドル27を回転させることができる。微動ハンドル27の回転中心線は軸部材13の回転中心線に一致している。微動ハンドル27は、開口部5e内側に突出する円柱状部27cを有し、円柱状部27cの端面(ピニオン15側の面)がローラー25に接触する第1動力伝達面部27dとなっている。
軸部材13には、拡径部21の左側に円板状の動力伝達ギア29が外嵌して回転可能に保持されている。動力伝達ギア29の右平端面は、ローラー25に接触すると共にローラー25を挟んで第1動力伝達面部27dと対向する第2動力伝達面部29aとなっている。なお、第1動力伝達面部27dと第2動力伝達面部29aとに接触しているのはローラー25のみであり、拡径部21の両平端面はローラー25の外周面より僅かにローラー25の径方向内方にあり、両動力伝達面部27d、29aとは接触していない。
軸部材13には、動力伝達ギア29の左側に波形バネ31とワッシャ33とが外嵌している。ワッシャ33は、軸部材13に形成した段部13aによりピニオン15側への移動が抑制されている。動力伝達ギア29は、ワッシャ33により加圧された波形バネ31によってピニオン15側から押圧され、ピニオン15側からローラー25を押圧している。さらにローラー25は第1動力伝達面部27dに加圧している。
アーム部5cの下方部はさらに下方に延在して板状部5gとなっており、板状部5gに電動モータ35が螺子等により固定されている。モータ35の軸にはギア37が取り付けられており、このギア37が動力伝達ギア29と噛み合っている。なお、モータ側ギアは複数で構成されていてもよい。
微動ハンドル27はローラー25よりも径方向外方でハウジング5aの開口部5eに係合しており、動力伝達ギア29はローラー25よりも径方向外方でギア37に噛合している。微動ハンドル27と開口部5eとの係合部分は、動力伝達ギア29とギア37との噛合部分よりさらに径方向外方にある。また、ギア37は動力伝達ギア29よりも小径の歯車である。粗動ハンドル19、微動ハンドル27はハウジング5aの外部からピニオン15を手動で回転操作可能であり、動力伝達ギア29はモータ35を駆動してギア37を回転させることによりローラー25を回転させ、ローラー25の回転力が第1動力伝達面部27dと拡径部21に働き、第1動力伝達面部27dの反作用により拡径部21が回転する。これにより、電動操作することができる。
このような構成により、ローラー25と第1動力伝達面部27d(微動ハンドル27)との間、ローラー25と第2動力伝達面部29a(動力伝達ギア29)との間には、摩擦力を利用してローラー25を転動させることで回転を伝達する経路が構成される。
以下にこの経路部分の動作について説明する。
粗動ハンドル19を回転させた時、ピニオン15付きの軸部材13が直接回転し、上述のようにラック17やドローチューブ7等が光軸方向前後に移動する。この移動速度を、後述する微動時、電動時の移動速度と比較して比率1とする。粗動時、拡径部21に固定されているローラー軸23に保持されているローラー25は、微動ハンドル27と動力伝達ギア29とのいずれか回転起動に要するトルクの小さい方を、動力伝達面部27d又は29aとの摩擦により軸部材13の回転に連動して回転させる。回転起動に要するトルクの大きい方は回転せず、その動力伝達面部は固定面となる。
また、粗動ハンドル19に所定量を超える回転力が加わると、ローラー25と接触面との間に滑りが生じ、ギア37やモータ35等にそれらを破壊するような力は加わらない。即ち、ローラー25と第1動力伝達面部27dは接触部分に働く回転力が所定量を超えると互いにスリップし、ローラー25と第2動力伝達面部29aは接触部分に働く回転力が所定量を超えると互いにスリップするように構成されている。
微動ハンドル27を回転させた時、第1動力伝達面部27dは、摩擦によりローラー25を回転させる。一方、第2動力伝達面部29aはモータ35と連動しており、モータ35の回転規制力を受け、固定面となっている。そこで、ローラー25が回転するとローラー25と第2動力伝達面部29aとの反力により第2動力伝達面部29aに対して転動し、ローラー25を保持した軸部材13が回転する。なお、この構成では、微動ハンドル27の回転を軸部材13に減速して伝達する。動力伝達ギア29は、ローラー25から受ける回転力に対してギア37との噛合部分に働く反力によって回転が規制され、固定面となる。ここで、上述のように動力伝達ギア29とギア37との噛合部分はローラー25よりも径方向外方にあり、またギア37は動力伝達ギア29よりも小径の歯車であるため、反力による回転規制は容易となる。
なお、本実施形態による構成では、上記粗動時の粗動ハンドル19と同速度で微動ハンドル27を回転させた場合、ローラー軸23及びそれらが固定された軸部材13は、微動ハンドル27の1/2の速度で回転することになる。結果として、ドローチューブ7等の移動は、粗動に対して移動速度1/2の微動になる。
動力伝達ギア29を電動で回転させた時、第2動力伝達面部29aは、摩擦によりローラー25を回転させる。一方、第1動力伝達面部27dは、微動ハンドル27の凸部27bと溝5fとの間に生ずる摩擦又は係止力により、固定面となる。そこで、ローラー25が回転するとローラー25と第1動力伝達面部27dとの反力により第1動力伝達面部27dに対して転動し、ローラー25を保持した軸部材13が回転する。なお、この構成では、動力伝達ギア29の回転を軸部材13に減速して伝達する。微動ハンドル27は、ローラー25から受ける回転力に対して開口部5eとの係合部分に働く反力によって回転が規制され、固定面となる。ここで、上述のように微動ハンドル27と開口部5eとの係合部分は、ローラー25よりも径方向外方にあり、また動力伝達ギア29とギア37との噛合部分よりもさらに径方向外方にあるため、反力による回転規制は容易となる。
なお、本実施形態による構成では、上記粗動時の粗動ハンドル19と同速度でギア37を電動回転させた場合、所定の減速比、例えば1/4で動力伝達ギア29が回転すると、ローラー軸23及びそれらが固定された軸部材13は、動力伝達ギア29の1/2の速度で回転することになる。つまり軸部材13はモータ軸の1/8の減速比で回転し、結果、ドローチューブ7等の移動は、粗動に対して移動速度1/8となる。
なお、微動、電動のいずれの場合も、粗動時と同様に、所定量を超える回転力に対してはローラー25と接触面とがスリップする構成によって故障を防ぐことができる。粗動ハンドル19等に急激な力が加わっても故障を防止できるこの構成により、例えば、動力伝達ギア29の電動操作中に粗動ハンドル19の手動操作が可能となる。また動力伝達ギア29の電動操作中に微動ハンドル27の手動操作が可能となる。つまり、電動駆動中に手動操作してもスリップしない回転力の範囲では任意に軸部材13の回転量を調整することが可能であり、それ以上では軸部材13がスリップを伴いながら動く。なお、ローラー25と第1及び第2動力伝達面部27d、29aとの摩擦力はワッシャ33の厚みを変えることで調整できるので、必要な摩擦力を発生させることができる。
以上のように、第1実施形態によれば、何ら特別な切り替え操作を行うことなく、電動と手動を自動的に切り替えることができるラックピニオン式合焦機構3とこれを有する望遠鏡1を提供することができる。また、電動と手動を同時に行うこともできる。また、粗動と微動の機構を備え、さらに十分な操作性、望遠鏡のサイズを維持したまま電動機構を組み込むことができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る移動機構の拡大横断面図である。
第2実施形態は、軸部材13に第2の粗動ハンドル39が設けられている点以外は第1実施形態と略同じ構成である。したがって重複する説明は省き、図面の符号も一部省略し、第1実施形態と同じ部分は同一符号で示す。
微動ハンドル41には中央に貫通孔43が形成されている。軸部材13の右端は拡径部21よりさらに先へ延びており(拡径部から左側の構成は第1実施形態と同一であるため同一符号で表す)、貫通孔43内を延在して先端に第2の粗動ハンドル39が固定されている。この構成により、粗動操作は微動ハンドル41側でも可能となる。第2実施形態においても、電動と手動の自動切り替えが可能な動力伝達機構をコンパクトに内蔵していることは第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同じ効果を得ることができる。
なお、第1及び第2実施形態に係る移動機構は望遠鏡のラックピニオン式合焦機構であるが、本発明の移動機構はこれに限られるものではない。例えば、本発明の移動機構は天体望遠鏡、顕微鏡、カメラ、測量器等、様々な光学装置に利用できるものである。また移動機構はレンズ等を移動させるものであっても、他の部材を移動させるものであってもよい。例えば顕微鏡の移動機構は、被載置部材を載置するステージの移動に用いることができる。
また、軸部材と応動部材との接触部分の構成はラックピニオンに限られず、例えば摩擦ローラーで構成することもできる。
なお、本発明を分かり易く説明するために実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものでないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る移動機構及びその周辺の縦断面図である。 図1の移動機構のA−A拡大断面図である。 第2実施形態に係る移動機構の拡大横断面図である。
符号の説明
1 望遠鏡
3 ラックピニオン式合焦機構
5a ハウジング
7 ドローチューブ
13 軸部材
15 ピニオン
17 ラック
19 粗動ハンドル
21 拡径部
23 ローラー軸
25 ローラー
27 微動ハンドル
27d 第1動力伝達面部
29 動力伝達ギア
29a 第2動力伝達面部
35 モータ
37 ギア
39 第2の粗動ハンドル

Claims (12)

  1. ハウジングに回転可能に保持された軸部材と、
    該軸部材に接触する応動部材と、
    前記軸部材の周部に設けられ、該軸部材の径方向外方に延在し周方向に並ぶ複数のローラー軸と、
    該ローラー軸に回転自在にそれぞれ保持された複数のローラーと、
    前記ハウジングに回転可能に保持され、回転中心線が前記軸部材の回転中心線と一致し、前記ローラーに接触する第1動力伝達面部を有し、前記ハウジングの外部から手動操作可能な微動ハンドルと、
    前記軸部材に回転可能に保持され、前記ローラーに接触すると共に該ローラーを挟んで前記第1動力伝達面部と対向する第2動力伝達面部を有し、前記ハウジングに固定されたモータに1つ以上のギアを介して連結され、前記モータを駆動して電動操作することができる動力伝達ギアとを備え、
    前記微動ハンドルを手動操作した時、前記第1動力伝達面部の回転力が、摩擦により前記ローラーの回転力として伝達し、前記第2動力伝達面部に対して前記ローラーが転動することで前記微動ハンドルの回転を前記軸部材に減速して伝達し、
    前記動力伝達ギアを電動操作した時、前記第2動力伝達面部の回転力が、摩擦により前記ローラーの回転力として伝達し、前記第1動力伝達面部に対して前記ローラーが転動することで前記動力伝達ギアの回転を前記軸部材に減速して伝達し、
    前記軸部材の回転により前記応動部材を移動させることを特徴とする移動機構。
  2. 前記微動ハンドルは前記ローラーよりも径方向外方で前記ハウジングに係合し、
    前記動力伝達ギアは前記ローラーよりも径方向外方で前記ギアに噛合しており、
    前記微動ハンドルを手動操作した時、前記動力伝達ギアは、前記ローラーから受ける回転力に対して前記ギアとの噛合部分に働く反力によって回転が規制され、
    前記動力伝達ギアを電動操作した時、前記微動ハンドルは、前記ローラーから受ける回転力に対して前記ハウジングとの係合部分に働く反力によって回転が規制されていることを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  3. 前記軸部材に設けられ、前記ハウジングの外部から手動操作可能な粗動ハンドルを備え、
    前記粗動ハンドルを手動操作した時、前記ローラーは、前記微動ハンドルと前記動力伝達ギアとのいずれか回転起動に要するトルクの小さい方を摩擦により前記軸部材の回転に連動して回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動機構。
  4. 前記ローラーと前記第1動力伝達面部は接触部分に働く回転力が所定量を超えると互いにスリップし、
    前記ローラーと前記第2動力伝達面部は接触部分に働く回転力が所定量を超えると互いにスリップすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移動機構。
  5. 前記動力伝達ギアの電動操作中に前記微動ハンドルの手動操作が可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動機構。
  6. 前記動力伝達ギアの電動操作中に前記粗動ハンドルの手動操作が可能であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の移動機構。
  7. 前記ローラー軸は3本以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の移動機構。
  8. 前記軸部材には第2の粗動ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の移動機構。
  9. 前記軸部材の回転により該回転の中心線と略直交する方向に前記応動部材を並進移動させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の移動機構。
  10. 前記軸部材には前記応動部材に設けられたラックに噛合するピニオンが設けられていることを特徴とする請求項9に記載の移動機構。
  11. 前記移動機構は光学装置における合焦機構であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の移動機構。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の移動機構を有することを特徴とする光学装置。
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