JP5301371B2 - 2軸回転型ポジショナ - Google Patents

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Description

本発明は、2軸回転型ポジショナに関する。
特許文献1では、図7に示すような2軸回転型ポジショナ1を開示している。図8は、第2減速機12の周辺を示している。
2軸回転型ポジショナ1は、ワークテーブル13と、第1駆動源3と、第2駆動源8と、を備えている。第1駆動源3の回転を水平な第1回転軸Aを有する第1回転部材(第1減速機7の出力部材)6から出力するとともに、第2駆動源8の回転をワークテーブル13のテーブル面13Aと垂直な第2回転軸Bを有する第2回転部材(第2減速機12の出力部材)11から出力する。これにより、ワークテーブル13が、第1、第2回転軸A、B回りに2軸回転可能とされている。
ワークテーブル13を第2回転軸B回りに回転させる第2駆動源8は、該第2回転軸Bに対して、平行に配置されている。第2駆動源8は、ワークテーブル13の回転駆動力を提供するものであり、積載量、駆動トルク、回転速度、減速比等の2軸回転型ポジショナ1の基本性能を決定する重要な役割を果たす。即ち、第2駆動源8の高容量化は、2軸回転型ポジショナ1の高性能化と表裏一体の関係にある。
特開2008−149334号公報(請求項1、段落[0008]、[0035]、[0036]図5)
ところで、一般にモータの形状は、半径方向よりも軸方向に長くなっている。このため、第2駆動源8が第2回転軸Bと平行に配置されていると、第2駆動源8の出力トルクを大きくしようとした場合、必然的にこの第2駆動源8が特に軸方向により長く(大きく)なり、ワークテーブル13の反テーブル面側の軸方向のデッドスペースが大きくなるという問題がある。また、ワークテーブル13周辺の軸方向の大きさが非常に大きくなるため、ワークテーブル13が第1回転軸Aの回りで旋回すると、第2駆動源8の周辺部材が産業用ロボット等の親機器や周辺の部材に衝突する恐れも生じる。
上記特許文献1では、それ故に、第2駆動源8を第2減速機12の半径方向外側に配置してこの不具合を回避していたが、結果として第2減速機12付近のワークテーブル半径方向の大きさR1が大きくなってしまうだけでなく、第2駆動源8を更に大きくしようとした場合には、軸方向長L1もそれに伴って増大せざるを得ない構造であった。
本発明は、特にワークテーブル周辺の該ワークテーブル軸方向の大きさを大きくすることなく(抑制しながら)特にワークテーブルの回転駆動能力を高める(第2駆動源の選択の自由度を高める)ことができる2軸回転型ポジショナを得ることを課題とする。
本発明は、ワークテーブルと、第1駆動源と、第2駆動源と、を備えており、前記第1駆動源の回転を水平な第1回転軸を有する第1回転部材から出力するとともに、前記第2駆動源の回転を前記ワークテーブルのテーブル面と垂直な第2回転軸を有する第2回転部材から出力し、前記ワークテーブルが、前記第1回転部材及び第2回転部材に連結されていることにより、前記第1回転軸と平行な軸回り及び第2回転軸回りに2軸回転可能とされた2軸回転型ポジショナにおいて、前記第2駆動源の軸が、前記第2回転軸に対して直交し、前記第2駆動源の軸に連結された第1直交歯車と、該第1直交歯車と噛合う第2直交歯車と、該第2直交歯車に伝達された回転を減速して前記第2回転部材から出力する第2減速機と、を有し、前記第2減速機は、内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する外歯歯車と、該外歯歯車を揺動させるクランク軸と、を有し、前記第1直交歯車と第2直交歯車の噛合い部が、前記第2回転部材の径方向において、前記内歯歯車よりも内側に位置する構成とすることにより、上記課題を解決した。
本発明では、第2駆動源の軸が、2軸回転型ポジショナの第2回転軸に対して直交する構成としている。これにより、半径方向に短い第2駆動源の軸がワークテーブルのテーブル面に対して平行になるため、ワークテーブル軸方向の長さがコンパクトになり、2軸回転型ポジショナの第2回転軸方向の小型化を図ることができる。
即ち、本発明は、一般に軸方向の長さよりも半径方向の長さが短いモータの形状を最大限に活かすとともに、ワークテーブルの3次元的な動作範囲に配慮し、第2駆動源を第2回転軸に対して直交させることにより、ワークテーブルの下側のデッドスペースをできる限り低減するとともに、2軸回転型ポジショナの特に第2回転軸方向の小型化の設計を容易にすることができ、逆に第2駆動源の大容量化も(ワークテーブル軸方向の大きさを大きくすることなく)容易に実現できる。
なお、本発明において、「第1回転軸と平行な軸回り」とは、文字通り第1回転軸と平行な軸の回りだけでなく、第1回転軸そのもの(第1回転軸と同軸)の軸回りの概念を含むものとする。
本発明によれば、特にワークテーブル周辺の該ワークテーブル軸方向の大きさを大きくすることなく(抑制しながら)特にワークテーブルの回転駆動能力を高める(第2駆動源の選択の自由度を高める)ことができる2軸回転型ポジショナを得ることができる。
本発明の実施形態の一例にかかる2軸回転型ポジショナの縦断面図 図1におけるII矢示図 図1におけるIII矢示図 図1におけるIV−IV矢示断面図 本発明の実施形態の一例にかかる2軸回転型ポジショナを有する産業用ロボットの概略正面図 本発明の実施形態の一例にかかる2軸回転型ポジショナを有する産業用ロボットの概略側面図 従来の2軸回転型ポジショナの縦断面図 従来の2軸回転型ポジショナにおける第2減速機の縦断面図
まず、2軸回転型ポジショナP1の用途を明確にするため、便宜上、産業用ロボットR1について説明する。図5に産業用ロボットR1の概略正面図を示し、図6に産業用ロボットR1の概略側面図を示す。
この産業用ロボットR1は、床面19上に基台20を有し、この基台20から第1〜第6関節部21〜26と第1〜第6アーム28〜33が交互に連結されている。各関節部21〜26には、駆動モータ、減速機(共に図示略)が取り付けられている。この駆動モータ、減速機から動力を受けて、第1〜第6アーム28〜33は回転することができる。第1〜第6アーム28〜33は、第1〜第6関節部21〜26の軸心を中心として回転する。
第6アーム33の先端には、駆動制御される溶接手段、把持手段、塗装手段等のツールが取付けられている。
以上の構成から、ツールを取付ける第6アーム33は6個の自由度を持ち、溶接手段等を3次元方向に自由に移動させ、任意の位置、姿勢で位置決めをすることができる。
2軸回転型ポジショナP1も、産業用ロボットR1と同一の床面19上に設置されている。
ここで、本発明の実施形態の一例にかかる2軸回転型ポジショナP1の構造について説明する。
図1に2軸回転型ポジショナP1の縦断面図を示す。また、図2に図1におけるII矢示部の拡大図、図3に図1におけるIII矢示部の拡大図、図4に図1におけるIV−IV矢示部の拡大図を示す。
2軸回転型ポジショナP1は、ワークテーブル100と、第1駆動モータ(第1駆動源)102と、第2駆動モータ(第2駆動源)202と、を備えている。第1駆動モータ102の回転は、水平な回転軸(第1回転軸)Xを有する第1出力キャリヤ(第1回転部材)151から出力される。また、第2駆動モータ202の回転は、ワークテーブル100のテーブル面100Aと垂直な回転軸(第2回転軸)Yを有する第2出力キャリヤ(第2回転部材)251から出力される。これにより、ワークテーブル100は、第1出力キャリヤ151、第2出力キャリヤ251に連結されているため(詳細については後述)、回転軸X、Y回りに2軸回転可能とされている。本実施形態において、ワークテーブル100は回転軸X(回転軸Xと同軸)回りで回転する。
まず、第1減速機G1周辺の構造(ワークテーブル100のテーブル面100Aを回転軸X回りに回転させるための構造)について説明する。
この2軸回転型ポジショナP1は、ワークテーブル100の半径方向外側に断面長方形状の固定フレーム104を有する。この固定フレーム104内には、第1駆動モータ102、第1減速機G1が収納されている。第1駆動モータ102は、第1減速機G1の下側に収納されており、該第1駆動モータ102の第1モータ軸120は、回転軸Xと平行である。
第1モータ軸120の軸方向端部には第1プーリ103が固定されている。また、第1減速機G1の第1クランク軸112の軸方向端部には、第1プーリ103より大径である第2プーリ105が固定されている。この第1プーリ103と第2プーリ105との間にはタイミングベルト181が掛け渡されている。
なお、第1減速機G1の第1ケーシング106は、固定フレーム104にボルト116、117により固定されている。第1駆動モータ102の軸方向側面は図示せぬボルト(図示略)により固定フレーム104に固定されている。
第1減速機G1は、2枚の外歯歯車126、128と、該外歯歯車126、128が内接噛合する内歯歯車130と、を備える。外歯歯車126、128は、偏心揺動しながら内歯歯車130と内接噛合し、この内接噛合によって生じる外歯歯車126、128と該内歯歯車130との相対回転が前記第1出力キャリヤ(第1回転部材)151から取り出される。
より具体的には、第1減速機G1の第1クランク軸112は軸受132、134により、いわゆる両持ち支持されている。第1クランク軸112を支持している軸受132、134間には2つの偏心部136、138が形成されている。該偏心部136、138の外周には、ころ140、142を介して、外歯歯車126、128が組み込まれている。
内歯歯車130は、第1ケーシング106内周に一体的に形成されている。内歯歯車130の内歯は、ころ131によって構成されている。
外歯歯車126、128は、内歯歯車130よりも「1」だけ少ない歯数を有している。この外歯歯車126、128は、外歯歯車126、128を貫通する内ピン孔144を備えている。内ピン孔144には内ピン146が遊嵌している。内ピン146の外周には、摺動部品促進部材として内ローラ148が取り付けられている。この内ピン146は、第1連結キャリヤ150、第1出力キャリヤ151と連結されている。第1連結キャリヤ150と第1出力キャリヤ151は、内ピン146を介してボルト152とナット165とにより連結され、回転軸Xの回りで回転可能である。なお、第1出力キャリヤ151の回転軸Xは、ワークテーブル100のテーブル面100Aと平行である。
以下、ワークテーブル100を第1出力キャリヤ(第1回転部材)151の回転によって、回転軸Xの回りに回転させるための構造について説明する。
回転軸Xの軸線上において、ワークテーブル100は、(連結部材である)第2支持部210を介して第1出力キャリヤ151と柱109の双方に回転可能に両持ち支持されている。
前記第2支持部210は、第2減速機G2を囲むようにドーナツ形状をしている。
第2支持部210の該ドーナツ形状の第1出力キャリヤ151側では、ワークテーブル100が、第1出力キャリヤ151と、第1支持部107、第2支持部210、後述する第2ケーシング206、及び第2出力キャリヤ251を介して、連結されている。より具体的には、第1出力キャリヤ151は、ボルト187により第1支持部107と締結されている。この第1支持部107には第2支持部210の第1出力キャリヤ151側の外側が嵌め込まれている。また、第2支持部210の第1出力キャリヤ151側の内側(第2減速機G2側)はボルト216により第2減速機G2の第2ケーシング206に連結されている。
一方、第2支持部210の前記ドーナツ形状の柱109側では、ワークテーブル100が、該柱109と、軸115、第2支持部210、後述する第2ケーシング206、及び第2出力キャリヤ251を介して、連結されている。より具体的には、柱109には、軸115が軸受111、113を介して挿入されている。第2支持部210の柱109側の外側は軸115に装着されており、柱109側の内側(第2減速機G2側)は、ボルト217により第2減速機G2の第2ケーシング206に連結されている。
以上の構成により、ワークテーブル100は、第1回転部材である第1出力キャリヤ151の回転により、該第1出力キャリヤ151(第1支持部107)及び柱109(軸115)に両持ち支持される態様で回転軸Xの回りで回転可能である。
柱109には、ワークテーブル100が回転軸X回りに回転する際に一緒に回転する第2駆動モータ202との衝突を回避するための凹部114が備えられている。
なお、符号156、158は第1ケーシング106と、第1連結キャリヤ150、第1出力キャリヤ151との間、符号160、162は第1クランク軸112と、第1連結キャリヤ150、第1出力キャリヤ151と、の間、にそれぞれ介装されたオイルシールである。符号166は第1連結キャリヤ150と第1ケーシング106の間、168は第1出力キャリヤ151と第1ケーシング106との間に配置されたころ軸受である。また、ボルト216、217は、同一円周上に組み込まれた同一形状のボルトである。
次に、第2減速機G2周辺の構造(ワークテーブル100のテーブル面100Aを回転軸Y回りに回転させるための構造)について詳述する。
ワークテーブル100の反テーブル面側には、第2減速機G2、第2駆動源202が配置されている。
第2減速機G2は、前述した第1減速機G1とほぼ同様の構成の内接噛合型遊星歯車機構を用いた減速機である。このため、同一又は類似する機能を有する部材に第1減速機G1と下二桁が同一の符号を付すにとどめ、重複説明を省略する。
第2駆動モータ202の第2モータ軸(第2駆動源の軸)220には、ベベルピニオン222が固定されており、このベベルピニオン222はベベルギヤ224(傘歯歯車)と噛合している。ベベルピニオン222は、第2モータ軸220にキー233を介して固定されていると共に、第2モータ軸220の一端に抜け止め座金261を介してボルト263によって連結固定されている。また、ベベルギヤ224は、第2減速機G2の第2クランク軸212の一端に、ボルト223、225によって連結固定されている。第2減速機G2は、ベベルギヤ224の回転を、該第2モータ軸220と直交する回転軸Yを有する前記第2出力キャリヤ(第2回転部材)251から出力する。
即ち、第2モータ軸220は、回転軸Yに対して直交している。また、第2モータ軸220は、ワークテーブル100のテーブル面100Aと平行であり、回転軸Xとも平行である。
ワークテーブル100は、第2出力キャリヤ251に連結されているため、ワークテーブル100は、回転軸Yの回りで回転可能となっている。
ここで、第2駆動モータ202のケーシング202Aは、ほぼ円筒形状であり、該ケーシング202Aの直径はMd1である。第2モータ軸220を含む全長はML1である。Md1は、ML1よりも小さい(Md1<ML1)。
第2ケーシング206とカバー214は、ボルト216により締結されている。このカバー214の側面には、第2駆動モータ202の軸方向側面が図示せぬボルトにより固定されている。
なお、ワークテーブル100のテーブル面100A上にはワークが治具(ともに図示略)により固定される。このワークテーブル100の半径方向中心部及び第2減速機G2の第2クランク軸212内部に挿入された筒271には、ほぼ同径の孔が開口されており、全体として、貫通穴270を形成している。
次に、2軸回転型ポジショナP1の作用について説明する。
まず、2軸回転型ポジショナP1の第1減速機G1周辺の作用について説明する。第1モータ軸120の回転は、第1プーリ103、タイミングベルト181、及び第2プーリ105により減速された後、第1クランク軸112に伝達される。第1減速機G1の内歯歯車130は、第1ケーシング106に固定されているため、第1駆動モータ102の回転により、第1クランク軸112が回転し、外歯歯車126、128が揺動すると、外歯歯車126、128と内歯歯車130との噛合位置が歯数差に依存して順次ずれる。この結果、外歯歯車126、128は、該内歯歯車130に対して相対回転する(第1クランク軸112の回転と逆方向に自転する)。この内歯歯車130に対する外歯歯車126、128の相対回転(自転)が内ピン146を介して第1出力キャリヤ151に伝達される。つまり、第1減速機G1は第1駆動モータ102の回転を減速して、回転軸X回りに回転する第1出力キャリヤ151から出力する。ワークテーブル100のテーブル面100Aは、第1支持部107、第2支持部210、第2ケーシング206、及び第2出力キャリヤ251を介して、第1出力キャリヤ151の回転軸Xと平行に連結されているため、ワークテーブル100は水平な回転軸X回りに回転する。
次に、第2減速機G2周辺の作用について説明する。
第2駆動モータ202の回転は、第2モータ軸220に固定されたベベルピニオン222、このベベルピニオン222と噛合しているベベルギヤ224(傘歯歯車)を介して、第2モータ軸220と直交している第2減速機G2の第2クランク軸212に伝達される。
第2クランク軸212に入力された回転は、前述した第1減速機G1と同様の作用により、第2減速機G2により減速され、回転軸Yを有する第2出力キャリヤ251から出力される。ワークテーブル100には第2減速機G2により減速された回転が伝達されるので、ワークテーブル100は第2出力キャリヤ251と同一の回転軸Y回りにこれと共に回転する。
本実施形態では、第2駆動モータ202の第2モータ軸220を回転軸Yに対して直交させるとともに、回転軸Xに対して平行にする構成となっている。
つまり、第2駆動モータ202の軸心をワークテーブル100のテーブル面100Aに対して平行に配置することにより、2軸回転型ポジショナP1の回転軸Y方向(ワークテーブル軸方向)の長さをコンパクトにしている。
より具体的には、2軸回転型ポジショナP1の回転軸Y方向の長さDは、ワークテーブル100の軸方向の厚さD1に第2減速機G2の軸方向の長さD2及び第2駆動モータ202のケーシング202Aの直径Md1を加算した程度の長さになる。
つまり、軸方向の長さML1よりも直径Md1が短い第2駆動モータ202の形状特性を最大限に活かし、ワークテーブル100の反テーブル面側の軸方向のデッドスペースをなくし、2軸回転型ポジショナP1のワークテーブル100回りの軸方向の小型化を実現している。
本実施形態では、ワークテーブル軸方向の長さDが第2駆動モータ202の軸方向の長さML1に依存せず、長さML1に比べてもともと絶対値が小さい直径Md1にしか依存しないので、2軸回転型ポジショナP1の回転軸Y方向の小型化を図ることができる。
また、第2駆動モータ202の第2モータ軸220を回転軸Xに対して平行に構成することにより、2軸回転型ポジショナP1の図1における紙面と垂直方向の長さをコンパクトに構成することができる。
2軸回転型ポジショナP1のワークテーブル軸方向の小型化に伴い、このワークテーブル100の回転軸X回りの旋回半径をより小さく、あるいは同等に維持しながら、結果として、従来より大きな(高出力トルクの)第2駆動モータ202を設置することができる。これにより、ワークテーブル100の回転軸Y回りの駆動力を大きくすると共に、剛性を高めることができるため、安定したワークの操作を可能にし、また、例えば減速比を小さくすることで、高速でも大きなトルクでワークの加工処理を実現することもでき、この場合には、サイクルタイムも短縮できる。また第2減速機G2が回転軸Xの軸回りに回転し、ワークテーブル100が傾斜しても、産業用ロボットR1等の周辺機器及び部材と第2駆動モータ202が干渉するおそれをより低減することができる。よって、産業用ロボットR1と、2軸回転型ポジショナP1による作業スペースを縮小することができる。
柱109は、ワークテーブル100が回転軸Xの軸回りまたは回転軸Y回りに回転する際に一緒に回転する第2駆動モータ202との衝突を回避するための凹部114を備えている。これにより、2軸回転型ポジショナP1の運転中に第2駆動モータ202と柱109が衝突する恐れがなくなり、且つ柱109をよりワークテーブル100の近い位置に配置することができる。上述した第2駆動モータ202を第2減速機G2に対して直交する配置による効果と相俟って、作業スペースをより一層小型にすることができる。
ワークテーブル100は、第2支持部210を介して、第1出力キャリヤ151(第1支持部107)と、軸115(柱109)と、の双方により両持ち支持されている。これにより、ワークテーブル100の回転軸Xの軸回りの回転が安定し、2軸回転型ポジショナP1のワークテーブル100上に配置したワークの位置決め精度を向上させることができるとともに、2軸回転型ポジショナP1の耐久性及び安定性を高めることができる。
以上のことから、本実施形態によれば、第2駆動モータ202の軸方向長さML1の大きさに依存せず、2軸回転型ポジショナP1のワークテーブル軸方向の小型化を図りながら、より出力の大きな第2駆動モータ202を取付けることもできる。
なお、第2モータ軸と第2減速機の第2クランク軸が、直交する関係を満たすのであれば、ハイポイドギヤやウォームギヤ等の他の直交動力伝達方法を用いてもよい。
上記実施形態では、ワークテーブルが、第1回転部材に、該第1回転部材と一体となった第1支持部材等を介して支持されているが、第1回転部材により直接支持されてもよい。
また、第2駆動モータの軸が回転軸Xに対して平行である関係を満たさなくてもよく、例えば、回転軸Xに対して垂直となるようにしてもよい。
本実施形態において、ワークテーブルは回転軸X周りに回転しているが、例えばワークテーブルの回転軸X回りの回転範囲が所定の角度の範囲内に限られているような場合には、回転軸Xと平行な軸回りに回動させるように構成する方が、意図した動きをさせやすい場合もある。本発明におけるワークテーブルの第1回転部材による回転は、必ずしも回転軸X回りに限らず、回転軸Xと距離を隔てて平行に位置する軸の周りにワークテーブルを回転させるような構成であってもよい。
実施形態に記載されている構成部品・要素のうち、特に記載されていないものであっても、構成部品の寸法、材質、形状、その他相対配置などは特に特定的な断りがない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
100…ワークテーブル
100A…テーブル面
102…第1駆動モータ(第1駆動源)
151…第1出力キャリヤ(第1回転部材)
202…第2駆動モータ(第2駆動源)
220…第2モータ軸(第2駆動源の軸)
251…第2出力キャリヤ(第2回転部材)
X…第1回転軸
Y…第2回転軸
P1…2軸回転型ポジショナ

Claims (4)

  1. ワークテーブルと、第1駆動源と、第2駆動源と、を備えており、
    前記第1駆動源の回転を水平な第1回転軸を有する第1回転部材から出力するとともに、前記第2駆動源の回転を前記ワークテーブルのテーブル面と垂直な第2回転軸を有する第2回転部材から出力し、
    前記ワークテーブルが、前記第1回転部材及び第2回転部材に連結されていることにより、前記第1回転軸と平行な軸回り及び第2回転軸回りに2軸回転可能とされた2軸回転型ポジショナにおいて、
    前記第2駆動源の軸が、前記第2回転軸に対して直交し
    前記第2駆動源の軸に連結された第1直交歯車と、該第1直交歯車と噛合う第2直交歯車と、該第2直交歯車に伝達された回転を減速して前記第2回転部材から出力する第2減速機と、を有し、
    前記第2減速機は、内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する外歯歯車と、該外歯歯車を揺動させるクランク軸と、を有し、
    前記第1直交歯車と第2直交歯車の噛合い部が、前記第2回転部材の径方向において、前記内歯歯車よりも内側に位置する
    ことを特徴とする2軸回転型ポジショナ。
  2. 請求項1において、
    前記第2駆動源の軸が、前記第1回転軸に対して平行である
    ことを特徴とする2軸回転型ポジショナ。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1回転軸と平行な軸線上において、前記ワークテーブルの前記第1回転部材と反対側に連結された支持部材により、該ワークテーブルの前記第1回転軸と平行な軸回りの回転が支持され、
    前記ワークテーブルが、前記第1回転部材側と前記支持部材との双方に両持ち支持されることにより、前記第1回転軸と平行な軸回りで回転可能とされている
    ことを特徴とする2軸回転型ポジショナ。
  4. 請求項3において、更に、
    前記支持部材を前記第1回転軸と平行な軸回りに回転自在に支持する柱を有し、且つ
    該柱が、前記ワークテーブルが前記第1回転軸と平行な軸回りに回転する際に一緒に回転する前記第2駆動源との衝突を回避するための凹部を備えている
    ことを特徴とする2軸回転型ポジショナ。
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