JP7303702B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関する。
複数の関節を有する多関節ロボットが知られている。本出願人は、特許文献1において複数の関節を有する産業用ロボットを開示している。この産業用ロボットは、床面上に基台を有し、この基台から第1~第6関節部と第1~第6アームが交互に連結されている。各関節部は、モータと減速機とを有しており、各アームはモータと減速機から動力を受けて、各関節部の軸心を中心として回転することができる。
特開2011-005610号公報
本発明者らは、複数の関節を有するロボットに関して以下の認識を得た。
例えば、同じ空間で人と一緒に作業を行う協働ロボットや案内等を行うサービスロボットとして多関節ロボットを使用することが考えられる。人の直ぐ近くで稼働するロボットは、ロボットの動きに応じて可動部が人や周囲の物に接触することがある。そのため、接触時の衝撃をできるだけ軽減することが望ましい。可動部の質量が大きく剛性が高いロボットは、可動部の接触時の衝撃を軽減するという点では不利である。可動部全体を低剛性に構成することも考えられるが、この場合、精度が過度に低下するという問題もある。
これらから、本発明者らは、従来のロボットには、接触時の衝撃を緩和するという観点で改善の余地があることを認識した。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、接触時の衝撃を緩和することが可能なロボットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のロボットは、第1関節と、第1関節よりも基端側に位置する第2関節と、を有するロボットであって、第1関節に第1減速機が組み込まれ、第2関節に第2減速機が組み込まれ、第1減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率が、第2減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率よりも大きい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、接触時の衝撃を緩和することが可能なロボットを提供できる。
第1実施形態に係るロボットを概略的に示す側面図である。 図1のロボットの第1減速機を概略的に示す側断面図である。 図1のロボットの第2減速機を概略的に示す側断面図である。 図1のロボットの第3減速機を概略的に示す側断面図である。 第2実施形態に係るロボットを概略的に示す側面図である。
本発明者らは、協働ロボットについて接触時の衝撃を緩和する観点で研究し、以下の知見を得た。接触時の衝撃を低減するために、関節の剛性を下げることが考えられる。このためには、関節に組み込まれている減速機の構成部材(潤滑剤などの液状またはゲル状のものを除く)に占める樹脂の体積比率(以下、「樹脂比率」という)を高めることが有効である。しかし、減速機の樹脂比率を一律に高くすると、ロボットの位置決め精度が低下し、用途が制限される。そこで、本発明者らは、ロボットの先端側に位置する関節の減速機の樹脂比率を高め、相対的に基端側に位置する関節の減速機の樹脂比率を低下させるという思想に想到した。関節の位置に応じて減速機の樹脂比率を変えることにより、衝撃を緩和しつつ実用的な精度を得ることが可能になる。以下、この思想の一例を実施形態に基づいて説明する。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施の形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。また、複数の構成要素を、符号に「-A」、「-B」、「-C」を付することによって区別する。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、第1実施形態に係るロボット100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るロボット100を概略的に示す側面図である。ロボット100は、先端側から基端側の間に複数の関節を介して接続された複数のアームを有する多関節ロボットである。本実施形態のロボット100は、人と協働して作業を行う協働ロボットを例示するが、本発明のロボットはこれに限定されるものではなく、人から隔離されずに人の近くで作業を行う各種ロボットに適用可能であり、例えば人の案内等を行うサービスロボットや荷物の運搬等を行うロボット台車にも適用可能である。本実施形態のロボット100は、関節10と、アーム20とを有する。
関節10は、第1関節12と、第2関節14と、第3関節16とを含む。第2関節14は、第1関節12よりも基端側に位置する。第3関節16は、第2関節14よりも基端側に位置する。本実施形態では、第1関節12は、第1関節12-Aと、第1関節12-Aよりも基端側に位置する第1関節12-Bとを含む。本実施形態では、第2関節14は一つだけ設けられる。本実施形態では、第3関節16は、第3関節16-Aと、第3関節16-Bと、第3関節16-Cとを含む。第3関節16-Aは、第3関節16-Bよりも先端側に位置し、第3関節16-Bは、第3関節16-Cよりも先端側に位置する。
アーム20は、第1アーム21と、第2アーム22と、第3アーム23と、第4アーム24と、第5アーム25と、第6アーム26とを含む。第1アーム21は、第1関節12-Aの先端側(出力側)に接続される。第2アーム22は、第1関節12-A、12-Bの間に接続される。第3アーム23は、第1関節12-Bと第2関節14との間に接続される。第4アーム24は、第2関節14と第3関節16-Aとの間に接続される。第5アーム25は、第3関節16-A、16-Bの間に接続される。第6アーム26は、第3関節16-B、16-Cの間に接続される。第3関節16-Cの基端側は基台27に接続され、基台27は設置面Gfに固定されている。
第1関節12には、第1モータ32および第1減速機42が組み込まれる。第2関節14には、第2モータ34および第2減速機44が組み込まれる。第3関節16には、第3モータ36および第3減速機46が組み込まれる。なお、各モータは関節に組み込まれるとは限らず、関節から離れた箇所に設置され、ドライブシャフトを介して各減速機に動力を伝達する場合もある。
第1~第3モータ32~36を総称するときはモータ30という。第1~第3減速機42~46を総称するときは減速機40という。モータ30から減速機40に回転駆動力が入力されると、減速機40の出力部材が減速回転して、アーム20が関節10の軸心を中心として回転する。ロボット100では、第1アーム21の出力側に取付けられたツール29が所定の軌跡に沿って移動するように、各アーム20の回転が制御される。
モータ30は、減速機40に回転駆動力を入力可能なものであればよく、種々の原理に基づくモータを採用できる。本実施形態のモータ30は、サーボモータである。この場合、小型で出力が大きく、比較的長寿命でメンテナンスが殆ど不要である点で好ましい。
減速機40の減速機構は特に限定されない。一例として、減速機40は、筒型、カップ型、シルクハット型等の撓み噛合い式減速機であってもよいし、センタークランク型、振り分け型等の偏心揺動型減速機であってもよいし、単純遊星歯車型減速機であってもよい。第1~第3減速機42、44、46は、互いに異なる減速機構であってもよいし、同形式の減速機構であってもよい。
[第1減速機]
第1減速機42の構成を説明する。図2は、第1減速機42を示す側面断面図である。第1減速機42は、楕円と真円の差動を利用したいわゆる撓み噛合い式歯車装置(波動型歯車装置)である。本実施形態の第1減速機42は、入力軸50と、波動発生部51、52と、外歯歯車53と、内歯歯車54、55と、第1出力部材56と、軸受支持部63と、第1主軸受58と、ケーシング60と、入力側カバー61と、入力軸軸受62とを主に備える。
以下、入力軸50の回転中心線Laに沿う方向を単に「軸方向」といい、その回転中心線La周りの周方向、径方向に関して、単に「周方向」、「径方向」という。また、軸方向の一方側を入力側(図中右側)といい、他方側(図中左側)を反入力側という。
内歯歯車54、55は、外歯歯車53と噛合う。内歯歯車54、55は、内歯歯車54と、内歯歯車54よりも入力側に設けられる内歯歯車55とを含む。内歯歯車54の反入力側および内歯歯車55の入力側にワッシャ59cが設けられる。第1出力部材56は、内歯歯車54の自転と同期する。軸受支持部63は、内歯歯車55の自転と同期する。第1主軸受58は、第1出力部材56と軸受支持部63との間に配置される。軸受支持部63は、図示しない外部部材に固定される。第1出力部材56は、被駆動部材90に連結される。入力側カバー61は、ケーシング60の入力側の側部に、ボルトB1によって固定されている。被駆動部材90は、アーム20に連結され(もしくは、アーム20により構成され)、アーム20に駆動力を伝達する。
入力軸50は、第1モータ32の出力軸に連結されており、第1モータ32によって回転駆動される。入力軸50は、中空の円筒状の部材であり、その入力側は入力側カバー61に配置された入力軸軸受62に支持され、その反入力側は第1出力部材56に配置された入力軸軸受62に支持される。入力側の入力軸軸受62の外輪は入力側カバー61に設けられた凹部61bに収納されている。反入力側の入力軸軸受62の外輪は第1出力部材56に設けられた凹部56eに収納されている。
入力軸50の外周には、楕円形の外周面を有する波動発生部51、52が設けられる。波動発生部51、52の入力側及び出力側には、波動発生部51、52を保持するリテーナ59bが設けられる。波動発生部51、52は、波動発生部51と、波動発生部51よりも入力側に設けられる波動発生部52とを含む。波動発生部51、52は、外歯歯車53の胴部の内側位置に嵌め込まれている。波動発生部51、52は、外歯歯車53の内側に当接して外歯歯車53を半径方向に撓めて内歯歯車に部分的に噛み合わせると共に、内歯歯車54、55と外歯歯車53の噛み合い位置を周方向に移動させる。
本実施形態では、波動発生部51は、外歯歯車53と内歯歯車54の噛み合い位置を周方向に移動させ、波動発生部52は、外歯歯車53と内歯歯車55の噛み合い位置を周方向に移動させる。波動発生部51は、入力軸50に設けられ外周形状が略楕円状の起振体と、当該起振体と外歯歯車53の間に配置された起振体軸受とを有する。波動発生部52は、波動発生部51と共通の起振体と、当該起振体と外歯歯車53の間に配置された起振体軸受とを有する。
外歯歯車53は、内歯歯車54、55の内側に配置され、波動発生部51、52が当接するとき径方向に撓む外周面に外歯を有する。内歯歯車54、55は、内歯歯車54と、内歯歯車54よりも入力側に設けられる内歯歯車55とを含む。内歯歯車54は、外歯歯車53の外歯のうち波動発生部51によって撓まされた外歯と噛み合う。内歯歯車55は、外歯歯車53の外歯のうち波動発生部52によって撓まされた外歯と噛み合う。内歯歯車54は、中空円盤状の部材で、その内周面に内歯54aが一体的に設けられている。内歯歯車55は、中空円盤状の部材で、その内周面に内歯55aが一体的に設けられている。本実施形態では、内歯歯車54の歯数は、外歯歯車53の歯数と同じであり、内歯歯車55の歯数は、外歯歯車53の歯数よりも2つ多い。内歯歯車54および内歯歯車55の歯数は、所望の特性に応じて変更されてもよい。
第1出力部材56は、内歯歯車54からの動力が伝達される中空円環状の部材である。本実施形態の第1出力部材56の入力側の側部が、内歯歯車54の反入力側の側部にボルトB2によって固定されている。このように構成されることにより、第1出力部材56は、内歯歯車54の自転と同期して運動する。
ケーシング60は、内歯歯車55と一体に形成される中空円筒状の部材である。ケーシング60は、内歯歯車55と軸受支持部63とを連結し、内歯歯車55からの動力を軸受支持部63に伝達する。本実施形態の軸受支持部63は、第1出力部材56の径方向外側に配置される中空円環状の部材である。軸受支持部63は、ケーシング60の反入力側の側部にボルト(不図示)によって固定されている。このように構成されることにより、軸受支持部63は、内歯歯車55の自転と同期する。
以上のように構成された本実施形態の第1減速機42の動作を説明する。第1モータ32から入力軸50に回転動力が伝達されると、入力軸50の外周に設けられた波動発生部51および波動発生部52が回転する。波動発生部51および波動発生部52が回転すると、外歯歯車53を径方向に撓めて内歯歯車54、55に部分的に噛み合わせると共に、内歯歯車54、55と外歯歯車53の噛み合い位置を周方向に移動させる。このとき、内歯歯車55と外歯歯車53とは、歯数差に相当する分だけ相対回転する。具体的には、外歯歯車53が自転する。一方、内歯歯車54は、外歯歯車53と同じ歯数のため、相対回転は発生せず、外歯歯車53と一体的に回転する。つまり、外歯歯車53の自転(減速回転)が内歯歯車54から出力される。その結果、内歯歯車54から第1出力部材56を介して被駆動部材90に減速回転が伝達される。
第1減速機42の樹脂比率を説明する。第2関節14よりもロボットの先端側に位置する第1減速機42の樹脂比率が低いと、衝撃緩和効果が小さくなる。このため、本実施形態では、第1減速機42の樹脂比率は、第2減速機44の樹脂比率より高く、本実施形態では70%以上に設定されている。本実施形態では、例えば樹脂比率は70%とされており、これを実現するために、一例として、内歯歯車54、55、第1出力部材56、入力側カバー61、リテーナ59b、ケーシング60および軸受支持部63は、樹脂で構成された構成部材(以下、「樹脂製構成部材」という)である。樹脂製構成部材は、POM(polyacetal:ポリアセタール)、PEEK(polyetheretherketone:ポリエーテルケトンケトン)等の種々の樹脂を用いて構成できる。
樹脂製構成部材に用いられる樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維などの強化用繊維を含む樹脂であってもよいし、強化用繊維を含まない樹脂であってもよいし、紙や布などの基材に樹脂を含浸して積層したものであってもよい。特に、本実施形態の各構成部材に用いられる樹脂は、熱伝導性フィラーを配合させた樹脂であってもよく、この熱伝導性フィラーとしては、ナノオーダーフィラー、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどのセラミック粉末、アルミニウム、銅、グラファイトなどの金属粉末などが挙げられる。
本実施形態では、起振体軸受の転動体および外輪、外歯歯車53、第1主軸受58、入力軸50、入力軸軸受62、ワッシャ59cおよびボルトB1、B2は、金属材料で構成された構成部材(以下、「金属製構成部材」という)である。金属製構成部材は、鉄系金属、銅系金属、アルミニウム、マグネシウム、ベリリウム、チタンなどの軽金属(比重が4ないし5以下の金属)等の種々の金属や、これらの複合材料を用いて構成できる。
樹脂製構成部材および金属製構成部材に関する上述の説明は、後述する第2減速機44、第3減速機46においても同様に適用される。なお、各部材の体積は計算によって理論的に求めてもよいし、計測対象の部材を水に沈めてその水位変化によって計測してもよい。また、減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率(樹脂比率)は、減速機の全構成部材の合計体積に占める樹脂製構成部材の体積の割合であるが、減速機の内部空間に封入された潤滑剤は、減速機の構成部材に含めない。また、減速機の出力部材(第1減速機42においては第1出力部材56)とロボット側の被駆動部材90との間に、スペーサ等が介在する場合は、当該スペーサ等を減速機の構成部材に含めた場合、含めない場合のいずれかで、請求項に記載の条件に合致すれば、本発明の技術的範囲に含まれることになる。ただし、スペーサ等を減速機の構成部材に含める場合には、第1~第3減速機すべてについて構成部材に含めた上で、樹脂比率を比較し、スペーサ等を構成部材に含めない場合には、第1~第3減速機すべてについて構成部材に含めずに、樹脂比率を比較するものとする。
[第2減速機]
第2減速機44の構成を説明する。第2減速機44の図面および説明では、第1減速機42と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1減速機42と重複する説明を適宜省略し、第1減速機42と相違する構成について重点的に説明する。図3は、第2減速機44を示す側面断面図である。この例では、第2減速機44も撓み噛合い式歯車装置である。本実施形態の第2減速機44は、入力軸50と、波動発生部51、52と、外歯歯車53と、内歯歯車54、55と、第2出力部材57と、軸受支持部63と、第2主軸受64と、ケーシング60と、入力側カバー61と、入力軸軸受62とを主に備える。これらの構成部材は、第1減速機42の同一符号の構成部材と対応しており、同様の特徴を有する。
第2減速機44では、入力軸50は、第2モータ34の出力軸に連結されており、第2モータ34によって回転駆動される。第1減速機42では第1主軸受58として転動体が球体のボールベアリングが用いられているが、第2減速機44では第2主軸受64としてクロスローラベアリングが使用されている。
第2出力部材57は、第1出力部材56と対応している。第2出力部材57の入力側の側部は、内歯歯車54の反入力側の側部にボルトB2によって固定されている。第2出力部材57は、被駆動部材90に連結されている。第2出力部材57と軸受支持部63との間に第2主軸受64が配置される。このように構成されることにより、第2出力部材57は、内歯歯車54の自転と同期して運動する。
第2減速機44の樹脂比率を説明する。第1関節12よりも大きな質量を支持する第2減速機44の樹脂比率が高いと、ロボットの位置決め精度が低下する。また、第3関節16よりもロボットの先端側に位置する第2減速機44の樹脂比率が低いと、衝撃緩和効果が小さくなる。このため、本実施形態では、第2減速機44の樹脂比率は、第1減速機42の樹脂比率よりも低く、第3減速機46の樹脂比率より高く、本実施形態では40%~60%の範囲に設定されている。この場合、衝撃緩和と精度維持の観点で有利である。
本実施形態の第2減速機44では、例えば樹脂比率が50%とされており、これを実現するために、一例として、内歯歯車54、55、リテーナ59b、ケーシング60および入力側カバー61が樹脂製構成部材である。また、入力軸50、波動発生部51、52、外歯歯車53、第2出力部材57、第2主軸受64、入力軸軸受62、軸受支持部63、ワッシャ59cおよびボルトB1、B2は、金属製構成部材である。つまり、第2減速機44は、第1出力部材56および軸受支持部63が金属製構成部材である点で第1減速機42と異なる。
主軸受に作用するモーメントを説明する。第1関節12-Bは、第1、第2アーム21、22、第1関節12-Aおよびツール29を支持する。また、第2関節14は、第1~第3アーム21、22、23、第1関節12-A、12-Bおよびツール29を支持する。つまり、第2関節14は、第3アーム23および第1関節12-Bの分だけ第1関節12-Bより大きな質量を支持する。
このため、第1関節12-Bの第1減速機42-Bの第1主軸受58には、第1出力部材56を介して、上述の支持質量に応じたモーメントが作用する。また、第2関節14の第2減速機44の第2主軸受64には、第2出力部材57を介して、上述の支持質量に応じたモーメントが作用する。したがって、第2減速機44の第2出力部材57を支持する第2主軸受64に作用するモーメントは、第1減速機42-Bの第1出力部材56を支持する第1主軸受58に作用するモーメントよりも大きい。なお、第1減速機42-Aの第1出力部材56を支持する第1主軸受58に作用するモーメントは、第1減速機42-Bの第1主軸受58に作用するモーメントよりも小さい。
[第3減速機]
第3減速機46の構成を説明する。第3減速機46の図面および説明では、第1減速機42と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1減速機42と重複する説明を適宜省略し、第1減速機42と相違する構成について重点的に説明する。図4は、第3減速機46を示す側面断面図である。
第3減速機46は、いわゆる振り分けタイプの偏心揺動型減速機である。第3減速機46は、主に、入力歯車70、入力軸72と、外歯歯車74と、内歯歯車76と、キャリヤ78と、第3出力部材80と、ケーシング81と、主軸受82、83と、ころ軸受73と、キャリヤピン75と、オイルシール84と、を備える。
複数の入力歯車70は、内歯歯車76の中心軸線La周りに配置される。本図では一つの入力歯車70のみを示す。入力歯車70は、その中央部に挿通される入力軸72により支持され、入力軸72と一体的に回転可能に設けられる。入力歯車70は、中心軸線La上に設けられる第3モータ36の出力軸36aの外歯部36bと噛み合う。第3モータ36の出力軸36aの回転により入力歯車70が入力軸72と一体的に回転する。
第3減速機46の入力軸72は、内歯歯車76の中心軸線Laからオフセットした位置に周方向に間を置いて複数(例えば、3本)配置される。本図では一つの入力軸72のみを示す。各入力軸72には、互いに偏心位相は180°ずれた2個の偏心体72aが軸方向に並んで設けられている。
偏心体72aの外周には、ころ軸受73を介して2枚の外歯歯車74が組み込まれている。各外歯歯車74は、内歯歯車76に内接噛合している。各外歯歯車74の構成は、偏心位相が異なっている以外は同一である。外歯歯車74は、複数の偏心体72aのそれぞれに対応して個別に設けられる。
キャリヤ78は、外歯歯車74の入力側の側部に配置される。第3出力部材80は、外歯歯車74の反入力側の側部に配置される。キャリヤ78および第3出力部材80は、円盤状をなし、入力軸軸受71を介して入力軸72を回転自在に支持する。
キャリヤ78と、第3出力部材80とは、キャリヤピン75を介して連結される。キャリヤピン75は、外歯歯車74の軸芯から径方向にオフセットした位置において、複数の外歯歯車74を軸方向に貫通する。本実施形態のキャリヤピン75は、第3出力部材80と一体的に設けられる。キャリヤピン75は、内歯歯車76の中心軸線La周りに所定の間隔で複数設けられる。本実施形態では、周方向に120°間隔で3つのキャリヤピン75が設けられる。
キャリヤピン75は、ボルトB5によってキャリヤ78に固定される。キャリヤピン75は、キャリヤ78と第3出力部材80とを連結している。キャリヤピン75は、外歯歯車74に形成されたキャリヤピン孔74bを貫通している。
第3出力部材80は、被駆動部材90に回転動力を出力する出力部材である。ケーシング81は、第3減速機46を支持する外部部材に固定される被固定部材である。第3出力部材80は、ケーシング81に主軸受82、83を介して回転自在に支持される。
ケーシング81は、全体として筒状をなし、その内周部には内歯歯車76が設けられる。内歯歯車76は、外歯歯車74と噛み合う。本実施形態の内歯歯車76は、ケーシング81と一体化された内歯歯車本体と、この内歯歯車本体に回転自在に支持され、当該内歯歯車76の内歯を構成する外ピン76a(ピン部材)とで構成されている。内歯歯車76の内歯数(外ピン76aの数)は、外歯歯車74の外歯数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。
外歯歯車74には、キャリヤピン75が貫通するキャリヤピン孔74bと、ころ軸受73が当接する入力軸孔74cとが設けられる。キャリヤピン孔74bと入力軸孔74cとは、外歯歯車74の中心からオフセットして設けられる。
キャリヤピン孔74bは、キャリヤピン75に対応して複数設けられる。この例では、周方向に120°間隔で3つのキャリヤピン孔74bが設けられる。キャリヤピン75は、第3減速機46のキャリヤピン孔74bとは接触しない。入力軸孔74cは、入力軸72に対応して複数設けられ、偏心体72aが挿通される円形の孔である。この例では、周方向に120°間隔で3つの入力軸孔74cが設けられる。
主軸受83は、第3主軸受を例示している。主軸受82、83は、主軸受82と、主軸受82よりも反入力側に設けられた主軸受83を含む。主軸受82は、キャリヤ78とケーシング81の間に配置される。主軸受83は、第3出力部材80とケーシング81の間に配置される。主軸受82、83の内輪は、それぞれキャリヤ78と第3出力部材80の外周に構成されている。
オイルシール84は、第3出力部材80とケーシング81の間に設けられている。
以上のように構成された第3減速機46の動作を説明する。第3モータ36の出力軸36aが回転すると、出力軸36aから複数の入力歯車70に回転動力が振り分けられ、各入力歯車70が同じ位相で回転する。各入力歯車70が回転すると、入力軸72の偏心体72aが入力軸72を通る回転中心線周りに回転し、その偏心体72aにより外歯歯車74が揺動する。外歯歯車74が揺動すると、外歯歯車74と内歯歯車76の噛合位置が順次ずれ、外歯歯車74及び内歯歯車76の一方の自転が発生する。入力軸72の回転は、外歯歯車74と内歯歯車76の歯数差に応じた減速比で減速されて、第3出力部材80から被駆動部材90に出力される。
第3減速機46の樹脂比率を説明する。ロボットの基端側で大きな質量を支持する第3減速機46の樹脂比率が相対的に低いと、ロボットの位置決め精度が低下する。このため、本実施形態では、第3減速機46の樹脂比率は、第2減速機44の樹脂比率よりも低く、本実施形態では20%以下に設定されている。この場合、ロボットの基端側での剛性を高められ、精度維持の観点で有利である。
本実施形態の第3減速機46では、例えば樹脂比率が2%とされており、これを実現するために、一例として、オイルシール84は樹脂製構成部材である。また、入力歯車70、入力軸72、外歯歯車74、内歯歯車76、キャリヤ78、第3出力部材80、ケーシング81、主軸受82、83、ころ軸受73、キャリヤピン75およびワッシャ類は金属製構成部材である。
主軸受に作用するモーメントを説明する。第3関節16-Aは、第1~第4アーム21、22、23、24、第2関節14、第1関節12-A、12-Bおよびツール29を支持する。つまり、第3関節16-Aは、第4アーム24および第2関節14の分だけ第2関節14より大きな質量を支持する。このため、第3関節16-Aの第3減速機46の主軸受83(第3主軸受)には、第3出力部材80を介して、上述の支持質量に応じたモーメントが作用する。したがって、第3出力部材80を支持する主軸受83(第3主軸受)に作用するモーメントは、第2出力部材57を支持する第2主軸受64に作用するモーメントよりも大きい。
なお、第3関節16-Bの主軸受83(第3主軸受)に作用するモーメントは、第3関節16-Aおよび第5アーム25の質量に対応する分だけ、第3関節16-Aの主軸受83(第3主軸受)に作用するモーメントよりも大きい。また、第3関節16-Cの主軸受83(第3主軸受)に作用するモーメントは、第3関節16-Bおよび第6アーム26の質量に対応する分だけ、第3関節16-Bの主軸受83(第3主軸受)に作用するモーメントよりも大きい。これらの場合、樹脂比率が高く剛性が低い減速機の主軸受に大きなモーメントが作用する場合と比較して、モーメントによる精度の低下を小さくできる。
上述したように、第1減速機42の被駆動部材に連結される第1出力部材56は樹脂により構成される。この場合、ロボット100の先端側の剛性を容易に下げることができ、軽量化にも有利である。また、第2減速機44の被駆動部材に連結される第2出力部材57と、第3減速機46の被駆動部材に連結される第3出力部材80とは金属で構成される。この場合、ロボット100の位置決め精度の低下を抑制できる。つまり、先端側の剛性と位置決め精度の面で良好なバランスを実現できる。
第2出力部材57は、第3出力部材80と同じ金属で構成されてもよいが、本実施形態では第3出力部材80と異なる金属で構成されている。第3出力部材80には、第2出力部材57より大きなモーメントが作用するので、その分ヤング率が高い金属を用いることが望ましい。例えば、第2出力部材57は、アルミニウムなどの第1金属により構成され、第3出力部材80は、鋼などの第1金属よりもヤング率の高い第2金属により構成されてもよい。この場合、ロボット100の基端側の剛性を上げて位置決め精度の低下を抑制できる。この場合、ロボットの基端側で大きな質量を支持する減速機の出力部材のヤング率が高いので、ロボットの精度維持の観点で有利である。
このように構成された本実施形態のロボット100によれば、先端側に位置する関節の剛性を低くしつつ基端側に位置する関節の剛性を高めることができる。このため、衝撃緩和(安全性向上)と位置決め精度維持のバランスの観点で有利であり、人と隔離されることなく人の近くで稼動するのに好適なロボットを提供できる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るロボット200について説明する。第2実施形態の図面および説明では、第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
図5は、第2実施形態に係るロボット200を概略的に示す側面図である。ロボット200は、水平多軸型ロボット(スカラ型ロボット)である。ロボット200は、基台27と、関節10と、アーム20と、昇降ユニット28とを有する。基台27は、設置面Gfに固定され、設置面Gfから上方に延びる筒状の部分である。関節10は、第1関節12と、第1関節12よりも基端側に位置する第2関節14とを含む。第2関節14は、基台27の上端に設けられる。
アーム20は、第1関節12の先端側に接続される第1アーム21と、第1関節12と第2関節14の間に接続される第2アーム22とを含む。昇降ユニット28は、第1アーム21の先端側に設けられる。昇降ユニット28は、直動軸28bと、直動軸28bを昇降駆動する駆動部28dとを有する。駆動部28dは、例えばモータとボールねじ機構とによって構成できる。直動軸28bの下端にはツール29が取付けられる。
第1関節12には、第1モータ32および第1減速機42が組み込まれる。第2関節14には、第2モータ34および第2減速機44が組み込まれる。第1、第2モータ32、34は、第1実施形態の第1、第2モータ32、34と同様の構成と特徴を有する。第1、第2減速機42、44は、第1実施形態の第1、第2減速機42、44と同様の構成と特徴を有する。
以上のように構成されたロボット200の動作を説明する。ロボット200では、第1モータ32から第1減速機42に回転駆動力が入力されると、第1出力部材56が減速回転する。第1出力部材56の回転により第1アーム21が駆動され、第1アーム21が第1関節12の軸心J1を中心として回転する。また、第2モータ34から第2減速機44に回転駆動力が入力されると、第2出力部材57が減速回転する。第2出力部材57の回転により第2アーム22が駆動され、第2アーム22が第2関節14の軸心J2を中心に回転する。ロボット200は、ツール29が所定の軌跡に沿って移動するように、各アーム20の回転および直動軸28bの昇降位置が制御される。このように、本発明は種々の形式のロボットに適用できる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
[変形例]
第1実施形態の説明において、樹脂製構成部材として説明した部材の一部は金属製構成部材であってもよい。また、第1実施形態の説明において、金属製構成部材として説明した部材の一部は樹脂製構成部材であってもよい。つまり、第1減速機42、第2減速機44および第3減速機46のそれぞれについて、所望の樹脂比率を達成できるのであれば、各減速機の構成部材のうち、どの構成部材を樹脂製とし、どの構成部材を金属製とするかは、特に限定されない。また、第1減速機42、第2減速機44および第3減速機46の樹脂比率は、実施形態に記載の値に限定されるものではなく、第1減速機42の樹脂比率が第2減速機44の樹脂比率よりも大きく、第2減速機44の樹脂比率が第3減速機46の樹脂比率よりも大きければ、適宜選択可能である。
第1実施形態のロボット100のように、3つ以上の関節を有する場合、基端側から先端側に行くに従って、各関節の減速機の樹脂比率が大きくなるのが好ましい。しかし、樹脂比率が同じ減速機が含まれていてもよいし、一部の減速機については、基端側の減速機の樹脂比率が先端側の減速機の樹脂比率よりも大きくなっていてもよい。つまり、少なくとも一つの先端側の減速機の樹脂比率が、少なくとも一つの基端側の減速機の樹脂比率よりも大きくなっていればよい。
第1実施形態の説明では、第1、第2減速機42、44が撓み噛合い式歯車装置であり、第3減速機46が偏心揺動型歯車装置である例を示したが、本発明はこれに限定されない。各減速機の減速機構は特に限定されるものではなく、例えば、第1、第2減速機42、44の一方または双方は、偏心揺動型歯車装置であってもよいし、第3減速機46が撓み噛合い式歯車装置であってもよい。
上述の各変形例は第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる各実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
12・・・第1関節、14・・・第2関節、16・・・第3関節、28d・・・駆動部、42・・・第1減速機、44・・・第2減速機、46・・・第3減速機、56・・・第1出力部材、57・・・第2出力部材、58・・・第1主軸受、64・・・第2主軸受、80・・・第3出力部材、82・・・第3主軸受、90・・・被駆動部材、100,200・・・ロボット。

Claims (4)

  1. 第1関節と、前記第1関節よりも基端側に位置する第2関節と、を有するロボットであって、
    前記第1関節に第1減速機が組み込まれ、
    前記第2関節に第2減速機が組み込まれ、
    前記第1減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率が、前記第2減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率よりも大きいことを特徴とするロボット。
  2. 前記第2関節よりも基端側に第3関節を有し、
    前記第3関節には第3減速機が組み込まれ、
    前記第3減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率は、前記第2減速機の構成部材に占める樹脂の体積比率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第1減速機の被駆動部材に連結される第1出力部材は樹脂により構成され、
    前記第2減速機の被駆動部材に連結される第2出力部材は第1金属により構成され、
    前記第3減速機の被駆動部材に連結される第3出力部材は前記第1金属よりもヤング率の高い第2金属により構成されることを特徴とする請求項2に記載のロボット。
  4. 前記第1関節は、本ロボットの最も先端側の関節であり、
    前記第2関節は、本ロボットの最も基端側の関節であることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
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