JPH06625U - 2軸回転テーブル装置 - Google Patents
2軸回転テーブル装置Info
- Publication number
- JPH06625U JPH06625U JP4341392U JP4341392U JPH06625U JP H06625 U JPH06625 U JP H06625U JP 4341392 U JP4341392 U JP 4341392U JP 4341392 U JP4341392 U JP 4341392U JP H06625 U JPH06625 U JP H06625U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tilt
- rotary table
- shaft
- drive unit
- rotary
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、小型にして180°回動可能な傾斜
テーブルを有する2軸回転テーブル装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 対向する支承部1,2に傾斜軸3を回動自在
に架設し、一方の支承部1の外側に傾斜軸3を回動せし
める傾斜軸駆動部4を設け、両支承部1,2間の位置に
おける傾斜軸3に傾斜テーブル5を設け、この傾斜テー
ブル5に回転テーブル6及び回転テーブル6を回動せし
める回転テーブル駆動部7を設け、回転テーブル6の回
転軸芯を前記傾斜軸3の軸芯とほぼ直交する状態に設定
し、回転テーブル駆動部7の駆動軸を前記傾斜軸3とほ
ぼ直交する状態に設定したものである。
テーブルを有する2軸回転テーブル装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 対向する支承部1,2に傾斜軸3を回動自在
に架設し、一方の支承部1の外側に傾斜軸3を回動せし
める傾斜軸駆動部4を設け、両支承部1,2間の位置に
おける傾斜軸3に傾斜テーブル5を設け、この傾斜テー
ブル5に回転テーブル6及び回転テーブル6を回動せし
める回転テーブル駆動部7を設け、回転テーブル6の回
転軸芯を前記傾斜軸3の軸芯とほぼ直交する状態に設定
し、回転テーブル駆動部7の駆動軸を前記傾斜軸3とほ
ぼ直交する状態に設定したものである。
Description
【0001】
本考案は、主に切削加工を行うマシニングセンタ等の工作機械のテーブル上に 載置固定し、加工ワークの回転・割り出し作動を回転軸(回転テーブル)と傾斜 軸の2軸にわたって行える2軸回転テーブル装置に係るものである。
【0002】
一般にNC2軸回転テーブル装置は、図1に図示したように基板31の両側に支 承部32,33を設け、この支承部32,33間に傾斜軸34を回動自在に架設し、一方の 支承部33の外側に傾斜軸34を回動せしめるサーボモータを内装した傾斜軸駆動部 35を設け、両支承部32,33間の位置における傾斜軸34に傾斜テーブル36を設け、 この傾斜テーブル36に回転テーブル37を設け、傾斜テーブル36の一側に回転テー ブル37を回動せしめるサーボモータ39を内装した回転テーブル駆動部38を突設し た構造である。
【0003】 このような従来のNC2軸回転テーブル装置においては、回転テーブル駆動部 38が支承部32の外側に位置せしめられている為、傾斜軸34を回動し過ぎると、ど うしても回転テーブル駆動部38が支承部32に当接してしまう。
【0004】 従って、傾斜軸34の回転範囲を90°程度にせざるを得ないという欠点がある 。
【0005】 また、他のNC2軸回転テーブル装置として、図2に図示したように回転テー ブル駆動部38(サーボモータ39)が両支承部32,33の間に配設され、この回転テ ーブル駆動部38(サーボモータ39)の駆動軸が前記傾斜軸34と平行な位置に設定 された構造のものもあるが、支承部32,33間の長さが大きくなり、装置が大型化 してしまう欠点がある。
【0006】 また、図2のタイプと同様な、図3に図示したNC2軸回転テーブル装置もあ る。
【0007】 しかし、この図3のタイプも傾斜テーブル36の長さ(傾斜軸34と直角方向の長 さ)が長くなり、装置が大型化してしまうという欠点があり、更に、この図3の タイプの場合には図1のタイプ同様傾斜テーブル36の回動範囲が制限されてしま うという欠点もある。
【0008】 ところで、回転テーブル37に固着したチャック装置へのワークの着脱は、作業 者に近づけて行うのが作業性の上において良好である為、ワークを精度良く加工 するという本来の目的の他にワークの着脱の作業性をも考慮すれば傾斜テーブル 36の回動範囲は大きい方が望ましい。もちろん、ワークの着脱という点を除いて も傾斜テーブル36の回動範囲は大きい方が望ましい。
【0009】 本考案は、このような問題を解決した2軸回転テーブル装置を提供することを 技術的課題とするものである。
【0010】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0011】 対向する支承部1,2に傾斜軸3を回動自在に架設し、一方の支承部1の外側 に傾斜軸3を回動せしめる傾斜軸駆動部4を設け、両支承部1,2間の位置にお ける傾斜軸3に傾斜テーブル5を設け、この傾斜テーブル5に回転テーブル6及 び回転テーブル6を回動せしめる回転テーブル駆動部7を設け、回転テーブル6 の回転軸芯を前記傾斜軸3の軸芯とほぼ直交する状態に設定し、回転テーブル駆 動部7の駆動軸を前記傾斜軸3とほぼ直交する状態に設定したことを特徴とする 2軸回転テーブル装置に係るものである。
【0012】
【作用】 回転テーブル駆動部7が支承部1,2の内側に存する為、回転テーブル駆動部 7が傾斜テーブル5の回動を規制することはなく、回転テーブル駆動部7の駆動 軸が傾斜軸3とほぼ直交する状態に設定されている為傾斜テーブル5の回動は規 制されず且つ傾斜テーブル5をコンパクトにし得る。
【0013】
図面は本考案の一実施例を図示したもの、以下に説明する。
【0014】 8は基板であって、この基板8の両側には支承部1,2が設けられ、この支承 部1,2間には傾斜軸3が回動自在に架設されている。
【0015】 支承部1の外側にはサーボモータが内装された傾斜軸駆動部4が設けられてお り、このサーボモータにより傾斜軸3は回動せしめられる。
【0016】 両支承部1,2間における傾斜軸3には傾斜テーブル5が設けられており、こ の傾斜テーブル5の図4における左側寄りには回転テーブル6(φ100〜φ320mm )が設けられ、右側寄りはサーボモータ16を内装した回転テーブル駆動部7に構 成されている。サーボモータ16の駆動軸は図4における上下方向に配されており 、また、回転テーブル6の回転軸芯は、前記傾斜軸3の軸芯と直交する状態に設 定されている。サーボモータ16の駆動力は公知の手段(例えばウォームギア・ウ ォームホイール)を介して回転テーブル6に伝達される。
【0017】 符号10はモータケーブル,11はフィードバックケーブルで、両ケーブルの取出 口は、傾斜テーブル5の正面に形成され、この取出口にエルボ形コネクタ12を設 けて両ケーブルを引き出している。
【0018】 尚、モータケーブル10,フィードバックケーブル11の取出口に回転式コネクタ を採用し、更にモータケーブル10,フィードバックケーブル11を可撓性を有する 素材で形成すれば、万一傾斜テーブル5が180°以上回動して支承部2に当接し ても支障は生じない。
【0019】 符号9はエアー供給口,13はマシニングセンタ,14は移動テーブル,Wは回転 テーブル6にチャック装置15を介して固定されるワークである。
【0020】 本実施例は上記構成であるから、傾斜テーブル5をほぼ180°の範囲で傾斜さ せることが可能である為、例えばワーク着脱時には傾斜テーブル5を手前側へ傾 動させ(図5,図6の状態)、ワーク加工時には傾斜テーブル5を手前側から90° 〜180°の位置(図7から図8までの範囲の状態)まで傾動(回転)させて使用 することになる。従って、本実施品を載置するマシニングセンタ13の移動テーブ ル14の移動範囲(図5における範囲a)が小さい場合には、本実施品は非常に有 用となる。即ち、本実施品を移動テーブル14に載置すれば、傾斜テーブル5が 180°回動可能な為マシニングセンタ13の移動テーブル14の移動範囲を小さく設 定でき、従って、それだけ移動テーブル14の移動手段となるボールネジを短くで き、よって、移動テーブル14をコンパクトに設計し得ることになる。
【0021】 そして、更に、本実施品は、傾斜テーブル5を可及的に小型化し得ることにな る。
【0022】
本考案は上述のように構成したから、傾斜テーブルをほぼ180°回動せしめる ことが可能故に作業性が秀れ且つ傾斜テーブルを小型化し得る故に装置全体をコ ンパクトにし得る2軸回転テーブル装置となる。
【図1】従来例の説明図である。
【図2】従来例の説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】本実施例の正面図である。
【図5】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【図6】本実施例に係る傾斜テーブルの作動説明図であ
る。
る。
【図7】本実施例に係る傾斜テーブルの作動説明図であ
る。
る。
【図8】本実施例に係る傾斜テーブルの作動説明図であ
る。
る。
1 支承部 2 支承部 3 傾斜軸 4 傾斜軸駆動部 5 傾斜テーブル 6 回転テーブル 7 回転テーブル駆動部
Claims (1)
- 【請求項1】 対向する支承部に傾斜軸を回動自在に架
設し、一方の支承部の外側に傾斜軸を回動せしめる傾斜
軸駆動部を設け、両支承部間の位置における傾斜軸に傾
斜テーブルを設け、この傾斜テーブルに回転テーブル及
び回転テーブルを回動せしめる回転テーブル駆動部を設
け、回転テーブルの回転軸芯を前記傾斜軸の軸芯とほぼ
直交する状態に設定し、回転テーブル駆動部の駆動軸を
前記傾斜軸とほぼ直交する状態に設定したことを特徴と
する2軸回転テーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341392U JPH06625U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 2軸回転テーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341392U JPH06625U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 2軸回転テーブル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06625U true JPH06625U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12663046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4341392U Pending JPH06625U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 2軸回転テーブル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06625U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5279288U (ja) * | 1975-12-11 | 1977-06-13 | ||
JPS5297289U (ja) * | 1976-01-16 | 1977-07-21 | ||
JPS6236699U (ja) * | 1985-08-21 | 1987-03-04 | ||
JP2011005610A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 2軸回転型ポジショナ |
CN111405961A (zh) * | 2018-10-11 | 2020-07-10 | 纳博特斯克有限公司 | 定位器 |
CN113021019A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-06-25 | 深圳市润鑫鸿五金塑胶制品有限公司 | 一种转台 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0457635A (ja) * | 1990-06-25 | 1992-02-25 | Kitamura Mach Co Ltd | 工作機械 |
-
1992
- 1992-05-30 JP JP4341392U patent/JPH06625U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0457635A (ja) * | 1990-06-25 | 1992-02-25 | Kitamura Mach Co Ltd | 工作機械 |
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CN111405961B (zh) * | 2018-10-11 | 2023-08-08 | 纳博特斯克有限公司 | 定位器 |
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