JP5299936B2 - 中空状成形体の成形方法および成形装置並びに中空状成形体 - Google Patents

中空状成形体の成形方法および成形装置並びに中空状成形体 Download PDF

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本発明は、中空状成形体の成形方法および成形装置並びに中空状成形体に関する。
近年、自動車分野においては、プレス成形体や鋼管を利用した成形体を、中空状管材を利用した成形体に転換し、部品数削減によるコスト削減や軽量化を図るため、アルミニウムの押出し成形方法や、アルミニウムの中空状管材を利用した液圧成形方法が、各種検討されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2000−136596号公報 特開2002−11530号公報
しかし、特許文献1に記載の押出し成形方法は、押出し方向に沿って断面形状が変化する中空部材を、成形することが可能であるが、ねじれや屈曲形状を有する複雑かつ不均一な断面形状を付与することが、困難である問題を有する。
また、特許文献2に記載の液圧成形方法は、シャープなコーナー部を有する中空状液圧成形体を得ることが可能であるが、液圧成形の際に大きな伸びを必要とする複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状部品に適用する場合、バーストの抑制が困難である問題を有する。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、中空状管材から複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を成形するための成形方法と成形装置、および、複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、
押出し材からなる中空状管材を第1成形金型によって型締めし、前記中空状管材にくぼみ部を形成するためのくぼみ形成工程と、
前記くぼみ部が形成された中空状管材に、前記中空状管材の軸方向に沿って、屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方を付与するための曲げ工程と、
前記曲げ工程における前記付与の後において、第2成形金型によって前記中空状管材を挟み込んで型締めし、前記中空状管材の内部に、液圧を付加し、膨出変形させることで、中空状成形体を成形するための液圧成形工程と、を有し、
前記中空状成形体は、前記中空状成形体の軸方向に交差する断面が前記中空状成形体の軸方向に沿って変化している不均一な断面形状を有し、
前記くぼみ部は、前記液圧成形工程のときに前記中空状管材における膨出変形する部位に位置され、その部位において必要とされる伸び量を前記くぼみ部を有しない場合に比べて小さくするものであり、
前記くぼみ形成工程において、
前記中空状管材は、前記第1成形金型のキャビティ面により押圧され、前記中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、前記中空状管材の軸方向に交差する断面が、前記第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されて前記くぼみ部が形成され、さらに、
前記第2成形金型による型締めの際に、前記曲げ工程における前記付与の後の前記中空状管材が前記第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ前記曲げ工程における前記付与の後の前記くぼみ部の位置および形状が、前記中空状成形体の前記断面形状に対応し、前記中空状管材の軸方向に沿って変化するように、変形が付与されており、
前記液圧成形工程において、
前記くぼみ部を含んでいる部位は、前記第2成形金型による前記型締めの際に、前記第2成形金型のキャビティ面と点接触し、前記液圧の付加の開始により変形し、
前記くぼみ部は、前記くぼみ部の材料が前記中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされ、前記第2成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失する
ことを特徴とする成形方法である。
上記目的を達成するための請求項3に記載の発明は、
中空状成形体を成形するための成形装置であって、
押出し材からなる中空状管材を第1成形金型によって型締めし、前記中空状管材にくぼみ部を形成するためのくぼみ形成手段と、
前記くぼみ部が形成された中空状管材に、前記中空状管材の軸方向に沿って、屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方を付与するための曲げ手段と、
前記曲げ手段による前記付与の後において、第2成形金型によって前記中空状管材を挟み込んで型締めし、前記中空状管材の内部に、液圧を付加し、膨出変形させることで、中空状成形体を成形するための液圧成形手段と、を有し、
前記中空状成形体は、前記中空状成形体の軸方向に交差する断面が前記中空状成形体の軸方向に沿って変化している不均一な断面形状を有し、
前記くぼみ部は、液圧成形のときに前記中空状管材における膨出変形する部位に位置され、その部位において必要とされる伸び量を前記くぼみ部を有しない場合に比べて小さくするものであり、
前記くぼみ形成手段によって、
前記中空状管材が、前記第1成形金型のキャビティ面により押圧されて、前記中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、前記中空状管材の軸方向に交差する断面が、前記第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されて前記くぼみ部が形成され、さらに、
前記第2成形金型による型締めの際に、前記曲げ手段による前記付与の後の前記中空状管材が前記第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ前記曲げ手段による前記付与の後の前記くぼみ部の位置および形状が、前記中空状成形体の前記断面形状に対応し、前記中空状管材の軸方向に沿って変化するように変形が付与されており、
前記くぼみ部を含んでいる部位は、前記第2成形金型による前記型締めの際に、前記第2成形金型のキャビティ面と点接触し、前記液圧の付加の開始により変形し、
前記くぼみ部は、前記くぼみ部の材料が前記中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされ、前記第2成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失する
ことを特徴とする成形装置である。
上記目的を達成するための請求項に記載の発明は、
請求項1又は請求項2に記載の成形方法によって成形されたことを特徴とする中空状成形体である。
請求項1に記載の発明によれば、中空状管材における膨出変形する部位に配置されかつ第2成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失するくぼみ部の存在により、膨出変形する部位において必要とされる伸び量は、くぼみ部を有しない場合に比べて小さくなる。また、曲げ工程における付与の後のくぼみ部の位置および形状が、中空状成形体の断面形状に対応し、中空状管材の軸方向に沿って変化している。また、くぼみ形成工程において、中空状管材は、第1成形金型のキャビティ面により押圧され、中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、中空状管材の軸方向に交差する断面が、第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されてくぼみ部が形成され、さらに、第2成形金型による型締めの際に、曲げ工程における付与の後の中空状管材が第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ曲げ工程における付与の後のくぼみ部の位置および形状が、中空状成形体の断面形状に対応し、中空状管材の軸方向に沿って変化するように、変形が付与されおり、前記液圧成形工程において、くぼみ部を含んでいる部位は、液圧の付加を開始する際に、第2成形金型のキャビティ面と点接触しており、直ちにキャビティ面に張り付くことがなく、液圧の付加の開始により変形し、くぼみ部の材料が中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされるため、中空状成形体の断面形状が複雑であり、細長い場合であっても、適用が容易である。したがって、液圧成形工程において、大きな伸びを必要とする複雑かつ不均一な断面形状を、中空状管材に付与する場合であっても、バーストが抑制され、中空状成形体を、確実に得ることが可能である。つまり、中空状管材から複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を成形するための成形方法を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、中空状管材における膨出変形する部位に配置されかつ成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失するくぼみ部の存在により、液圧成形手段によって膨出変形させられる部位において必要とされる伸び量は、くぼみ部を有しない場合に比べて小さくなる。また、曲げ手段による付与の後のくぼみ部の位置および形状が、中空状成形体の断面形状に対応し、中空状管材の軸方向に沿って変化している。また、中空状管材が、第1成形金型のキャビティ面により押圧され、中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、中空状管材の軸方向に交差する断面が、第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されてくぼみ部が形成され、さらに、第2成形金型による型締めの際に、曲げ手段による付与の後の中空状管材が第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ曲げ手段による付与の後のくぼみ部の位置および形状が、中空状成形体の断面形状に対応し、中空状管材の軸方向に沿って変化するように変形が付与されており、液圧成形手段によって液圧の付加を開始する際に、くぼみ部を含んでいる部位は、第2成形金型のキャビティ面と点接触しており、直ちにキャビティ面に張り付くことがなく、液圧の付加の開始により変形し、くぼみ部の材料が中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされるため、中空状成形体の断面形状が複雑であり、細長い場合であっても、適用が容易である。したがって、液圧成形手段によって、大きな伸びを必要とする複雑かつ不均一な断面形状を、中空状管材に付与する場合であっても、バーストが抑制され、中空状成形体を、確実に得ることが可能である。つまり、中空状管材から複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を成形するための成形装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、中空状管材から複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体が成形するための成形方法が適用されている。つまり、複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係る中空状成形体を説明するための斜視図、図2は、図1の線II−IIに関する断面図、図3は、図1の線III−IIIに関する断面図、図4は、図1の線IV−IVに関する断面図は、図5は、図1に示される中空状成形体が適用される自動車部品を説明するための斜視図である。
実施の形態1に係る中空状成形体30は、アルミニウム合金からなる中空状管材を素材として成形され、複雑かつ不均一な断面形状を呈し、外周面から突出しかつ軸方向に沿って延長するリブ32を有する。アルミニウム合金は、例えば、5000系、6000系および7000系である。
リブ32は、例えば、リベット接合に利用可能であり、中空状成形体30を、他の部材に取付けて固定することを容易にする。特に、アルミニウムと異種金属である鉄との溶接は困難であるため、リブ32の形成は好ましい。
中空状成形体30は、図2〜図4に示されるように、軸方向に沿って、断面形状が変化しかつ屈曲およびねじり変形しており、例えば、図5に示される自動車のレインフォースフロントピラーに適用される。中空状成形体30は、多様な自動車デザインの造形に対応可能であり、レールルーフサイドインナー、レインフォースセンターピラー、シルインナーピラーなどの他の自動車部品に適用することも可能である。
図6は、図1に示される中空状成形体の成形方法を説明するための工程図、図7は、図1に示される中空状成形体の素材である中空状管材を説明するための斜視図、図8は、図7に示される中空状管材の断面図である。
中空状成形体30の成形方法は、くぼみ形成工程、曲げ工程および液圧成形工程を有し、素材として中空状管材10を利用する。
中空状管材10は、例えば、5000系、6000系あるいは7000系アルミニウム合金からなる押出し材であり、外周面から突出しかつ軸方向に沿って延長するリブ12を有する。中空状管材10の断面形状および軸方向は、一定であり、中空状管材10の製造は、容易である。
図9は、図6に示されるくぼみ形成工程を説明するための斜視図、図10は、図9の線X−Xに関する断面図、図11は、図9の線XI−XIに関する断面図、図12は、図9の線XII−XIIに関する断面図である。
くぼみ形成工程において、中空状管材10を、後述されるくぼみ形成装置(くぼみ形成手段)の側方型によって型締めし、側方型のキャビティ面により押圧することによって、中空状管材10に、くぼみ部14が形成される。くぼみ部14は、液圧成形工程において膨出変形する部位に位置しており、膨出変形する部位において必要とされる伸び量、くぼみ部14を有しない場合に比べて小さくするものである。くぼみ部14を含んでいる部位の断面は、側方型のキャビティ面による押圧の際、中空状管材10の軸方向に交差する断面において見て、中空状管材10の軸方向に交差する断面が、型締め方向に関して圧縮されてくぼみ部14が形成される。
くぼみ部14の位置と形状の少なくともいずれか一方は、中空状成形体30のコーナー部の位置および形状に対応し、中空状管材10の軸方向に沿って変化している。
また、くぼみ形成工程において、中空状管材10は、側方型のキャビティ面により押圧され、中空状管材10の軸方向に交差する断面において見て、中空状管材10の軸方向に交差する断面が、型締め方向に関して圧縮されてくぼみ部14が形成される。また、くぼみ形成工程において、くぼみ部14は、くぼみ部14を含んでいる部位の断面に関し、後述される液圧成形金型による型締めの際に液圧成形金型のキャビティ面と点接触するように、変形が付与される。
次に、くぼみ形成工程に係るくぼみ形成装置を説明する。図13は、図10に示される部位に係る金型キャビティ面の断面図、図14は、図11に示される部位に係る金型キャビティ面の断面図、図15は、図12に示される部位に係る金型キャビティ面の断面図である。
くぼみ形成装置(くぼみ形成手段)は、中空状管材10に、くぼみ部14を形成するために使用され、中空状管材10を挟み込んで型締めするための側方型51,61からなる金型を有する。側方型51,61は、近接離間可能であり、くぼみ部14に対応するキャビティ面52,62を有する。キャビティ面52,62は、中空状管材10のリブ12を収容するための凹部53,63を有する。
したがって、側方型51,61を離間させ、中空状管材10を、キャビティ面52,62の間にセットし、リブ12を凹部53,63に収容した後で、側方型51,61を近接させ、中空状管材10を挟み込んで型締めすると、中空状管材10は、キャビティ面52,62によって押圧されて変形し、くぼみ部14が形成される。
なお、キャビティ面52,62の形状は、くぼみ部14の形成に加えて、中空状管材10の軸方向に交差する断面において見て、中空状管材10の軸方向に交差する断面の変形および点接触し得る形状を考慮して、設定されている。
図16は、くぼみ形成工程に続く、曲げ工程を説明するための斜視図である。
曲げ工程においては、液圧成形工程の前において、くぼみ部14が形成された中空状管材10に対し、屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方が実行され、中空状成形体30の外形と略一致する輪郭が付与される。
屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方を付与するための曲げ手段は、特に限定されず、管曲げ装置(パイプベンダー)を適用することが可能である。管曲げ装置は、例えば、中空状管材10の曲げ予定部を、挟圧保持するための曲げ型およびクランプ部を有する。曲げ型は、中空状管材10と接触する溝が外周面に形成され、かつ回転自在に配置される。クランプ部は、曲げ型と相対して配置され、曲げ型と一体に回転し、曲げ型の溝に沿ってパイプを曲げるために使用される。
なお、曲げ工程は、中空状管材10の素材の加工性や、屈曲および/またはねじり変形の程度に応じて、適宜分割し、複数工程から構成したり、中空状成形体30の形状に応じて、省略したりすることも可能である。
図17は、曲げ工程に続く、液圧成形工程を説明するための断面図であり、液圧成形装置を示している。
液圧成形装置70は、上型71および下型81からなる液圧成形金型、液圧成形金型の駆動機構(不図示)、金型を支持するベースプレート73,83、および液圧注入部91を有する。上型71および下型81は、くぼみ形成工程および曲げ工程を経た中空状管材10を、挟み込んで型締めするために使用される。
上型71および下型81は、駆動機構によって近接離間可能に配置されており、中空状成形体30の外形形状に対応するキャビティ面72,82が形成されている。駆動機構は、液圧を付加する前に、中空状管材10が内側に配置されている上型71および下型81を、型締めするための型締め手段である。
液圧注入部91は、軸押しポンチ92および軸押しポンチ92に連結される軸押しシリンダ95を有する。軸押しポンチ92は、中空状管材10の開口端部16に挿入され、中空状管材10の内部空間を密閉するための突出部93を有する。
軸押しポンチ92は、成形媒体を供給するための高圧ポンプから延長する配管系96に連結され、成形媒体を押出し材10に供給するための供給路94が形成されている。成形媒体は、例えば水である。
くぼみ形成装置によって形成されるくぼみ部14の存在により、くぼみ部14を含んでいる部位の断面に関し、液圧成形装置70によって膨出変形させられる部位において必要とされる伸び量は、くぼみ部14を有しない場合に比べて小さくなる。また、くぼみ部14の位置と形状の少なくともいずれか一方は、中空状成形体30の断面形状に対応し、中空状管材10の軸方向に沿って変化している。したがって、液圧成形装置70によって、大きな伸びを必要とする複雑かつ不均一な断面形状を、中空状管材10に付与する場合であっても、バーストが抑制され、中空状成形体30を、確実に得ることが可能である。
次に、液圧成形工程を説明する。図18は、液圧成形工程における型締めを説明するための断面図である。
まず、中空状管材10を、下型81のキャビティ面82にセットする。その後、上方の待機位置の上型71を降下させ、上型71および下型81によって、中空状管材10を挟み込んで型締めする。この際、中空状管材10は、キャビティ面72,82と点接触する。
そして、軸押しシリンダ95を作動させ、軸押しポンチ92を前進させる。中空状管材10の開口端部16は、軸押しポンチ92の突出部93により拡張されると共に、上型71および下型81によって規制される。そのため、中空状管材10の開口端部16は、軸押しポンチ92に密着して、気密性が確保される。
その後、高圧ポンプを作動させて成形媒体の供給を開始する。成形媒体は、配管系96および供給路94を経由して、中空状管材10の内部に供給される。
成形媒体の供給を継続し液圧が上昇することにより、中空状管材10は徐々に膨出変形するくぼみ部14を含んでいる部位は、上型71および下型81による型締めの際に、キャビティ面72,82と点接触しているため、液圧の付加の開始により、直ちにキャビティ面72,82に張り付くことはない。つまり、くぼみ部14を含んでいる部位は、液圧の付加の開始により変形し、くぼみ部14の材料が中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされた後で、キャビティ面72,82に張り付くこととなる。そのため、中空状成形体30の断面形状が複雑であり、細長い場合であっても、適用が容易である。
そして、最終液圧に到達した後、所定時間保持される。これによって、中空状管材10は、中空状成形体30の外形形状に対応するキャビティ面72,82に、合致した形状まで膨出成形され、液圧成形が完了する。
この際、くぼみ部14の存在により、くぼみ部14を含んでいる部位の断面に関し、液圧成形によって膨出変形する部位において必要とされる伸び量は、くぼみ部14を有しない場合に比べて小さくなる。また、くぼみ部14の位置と形状の少なくともいずれか一方は、中空状成形体30の外面形状に対応し、中空状管材10の軸方向に沿って変化している。
したがって、液圧成形工程において、大きな伸びを必要とする複雑かつ不均一な断面形状を、中空状管材10に付与する場合であっても、バーストが抑制され、中空状成形体30を、確実に得ることが可能である。
その後、高圧ポンプを停止し、中空状成形体30の内部空間に存在する成形媒体を排出し、型開きされ、中空状成形体30が取り出される。
以上のように、実施の形態1は、中空状管材から複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を成形するための成形方法と成形装置、および、複雑かつ不均一な断面形状を有する中空状成形体を提供することが可能である。
なお、中空状成形体30のリブ32(中空状管材10のリブ12)は、必要に応じて、省略することも可能である。
図19は、参考例に係る成形方法を説明するための工程図、図20は、参考例に係る液圧成形装置を説明するための断面図である。なお、以下において、実施の形態1と同様の機能を有する部材については類似する符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。
参考例においては、液圧成形装置170に投入される中空状管材110は、くぼみ形成工程および曲げ工程を経ておらず、断面形状および軸方向が、一定である。そのため、中空状管材110を、下型181のキャビティ面182にセットした後で、上型171を降下させ、上型171および下型181によって、中空状管材110を挟み込んで型締めする場合、中空状管材110は、キャビティ面172,182によって、押圧され、変形が引き起こされる。
したがって、中空状管材110の断面形状および/またはキャビティ面172,182の形状を適宜設定することによって、型締め工程つまり駆動機構による型締め動作の際に、キャビティ面172,182によって、中空状管材110を押圧し、くぼみ部を形成することが可能である。この際、中空状管材110の断面が、型締め方向と交差する方向(長手方向に、変形して伸ばされ、かつ、くぼみ部を含んでいる部位が、成形金型のキャビティ面と点接触し得る形状を有するように、変形付与することが好ましい。
以上のように、参考例においては、液圧成形手段(液圧成形工程)がくぼみ形成手段(くぼみ形成工程)を含んでおり、くぼみ形成手段(くぼみ形成工程)が液圧成形手段(液圧成形工程)から独立している実施の形態1と異なっている。したがって、参考例は、実施の形態1に比べて、装置コストの低減および生産工数の削減を図ることが可能である。
図21は、実施の形態に係る成形方法を説明するための工程図である。
実施の形態は、くぼみ形成工程、曲げ工程、液圧成形工程(第1液圧成形工程)、熱処理工程および第2液圧成形工程を有しており、熱処理工程および第2液圧成形工程が追加されている。
熱処理工程においては、製品の要求特性に応じて、例えば、T5処理(冷却後人工時効硬化処理)やT6処理(体化処理後人工時効硬化処理)によって、成形性その他の性質を調整される。
第2液圧成形工程においては、熱処理工程を経ることで、形状精度の低下などの不具合を矯正するために、液圧成形が繰り返えされる。
以上のように、実施の形態は、実施の形態1および参考例に比べ、対応可能な製品の範囲を広げることが可能である。なお、第2液圧成形工程は、適宜省略することも可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
例えば、中空状成形体の素材である中空状管材の材質は、アルミニウム以外の金属を適用することも可能である。また、中空状管材は、鋳物を適用することも可能である。
実施の形態1に係る中空状成形体を説明するための斜視図である。 図1の線II−IIに関する断面図である。 図1の線III−IIIに関する断面図である。 図1の線IV−IVに関する断面図である。 図1に示される中空状成形体が適用される自動車部品を説明するための斜視図である。 図1に示される中空状成形体の成形方法を説明するための工程図である。 図1に示される中空状成形体の素材である中空状管材を説明するための斜視図である。 図7に示される中空状管材の断面図である。 図6に示されるくぼみ形成工程を説明するための斜視図である。 図9の線X−Xに関する断面図である。 図9の線XI−XIに関する断面図である。 図9の線XII−XIIに関する断面図である。 くぼみ形成工程に係るくぼみ形成装置を説明するための断面図であり、図10に示される部位に係る金型キャビティ面を示している。 くぼみ形成工程に係るくぼみ形成装置を説明するための断面図であり、図11に示される部位に係る金型キャビティ面を示している。 くぼみ形成工程に係るくぼみ形成装置を説明するための断面図であり、図12に示される部位に係る金型キャビティ面を示している。 くぼみ形成工程に続く、曲げ工程を説明するための斜視図である。 曲げ工程に続く、液圧成形工程を説明するための断面図であり、液圧成形装置を示している。 液圧成形工程における型締めを説明するための断面図である。 参考例に係る成形方法を説明するための工程図である。 参考例に係る液圧成形装置を説明するための断面図である。 実施の形態に係る成形方法を説明するための工程図である。
符号の説明
10・・中空状管材、
12・・リブ、
14・・くぼみ部、
16・・開口端部、
30・・中空状成形体、
32・・リブ、
51,61・・側方型、
52,62・・キャビティ面、
53,63・・凹部、
70・・液圧成形装置、
71・・上型、
72・・キャビティ面、
73・・ベースプレート、
81・・下型、
82・・キャビティ面、
83・・ベースプレート、
91・・液圧注入部、
92・・ポンチ、
93・・突出部、
94・・供給路、
95・・シリンダ、
96・・配管系、
110・・中空状管材、
170・・液圧成形装置、
171・・上型、
172・・キャビティ面、
181・・下型、
182・・キャビティ面。

Claims (7)

  1. 押出し材からなる中空状管材を第1成形金型によって型締めし、前記中空状管材にくぼみ部を形成するためのくぼみ形成工程と、
    前記くぼみ部が形成された中空状管材に、前記中空状管材の軸方向に沿って、屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方を付与するための曲げ工程と、
    前記曲げ工程における前記付与の後において、第2成形金型によって前記中空状管材を挟み込んで型締めし、前記中空状管材の内部に、液圧を付加し、膨出変形させることで、中空状成形体を成形するための液圧成形工程と、を有し、
    前記中空状成形体は、前記中空状成形体の軸方向に交差する断面が前記中空状成形体の軸方向に沿って変化している不均一な断面形状を有し、
    前記くぼみ部は、前記液圧成形工程のときに前記中空状管材における膨出変形する部位に位置され、その部位において必要とされる伸び量を前記くぼみ部を有しない場合に比べて小さくするものであり、
    前記くぼみ形成工程において、
    前記中空状管材は、前記第1成形金型のキャビティ面により押圧され、前記中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、前記中空状管材の軸方向に交差する断面が、前記第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されて前記くぼみ部が形成され、さらに、
    前記第2成形金型による型締めの際に、前記曲げ工程における前記付与の後の前記中空状管材が前記第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ、前記曲げ工程における前記付与の後の前記くぼみ部の位置および形状が、前記中空状成形体の前記断面形状に対応し、前記中空状管材の軸方向に沿って変化するように、変形が付与されており、
    前記液圧成形工程において、
    前記くぼみ部を含んでいる部位は、前記第2成形金型による前記型締めの際に、前記第2成形金型のキャビティ面と点接触し、前記液圧の付加の開始により変形し、
    前記くぼみ部は、前記くぼみ部の材料が前記中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされ、前記第2成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失する
    ことを特徴とする成形方法。
  2. 前記押出し材は、アルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1に記載の成形方法。
  3. 中空状成形体を成形するための成形装置であって、
    押出し材からなる中空状管材を第1成形金型によって型締めし、前記中空状管材にくぼみ部を形成するためのくぼみ形成手段と、
    前記くぼみ部が形成された中空状管材に、前記中空状管材の軸方向に沿って、屈曲とねじり変形の少なくともいずれか一方を付与するための曲げ手段と、
    前記曲げ手段による前記付与の後において、第2成形金型によって前記中空状管材を挟み込んで型締めし、前記中空状管材の内部に、液圧を付加し、膨出変形させることで、中空状成形体を成形するための液圧成形手段と、を有し、
    前記中空状成形体は、前記中空状成形体の軸方向に交差する断面が前記中空状成形体の軸方向に沿って変化している不均一な断面形状を有し、
    前記くぼみ部は、液圧成形のときに前記中空状管材における膨出変形する部位に位置され、その部位において必要とされる伸び量を前記くぼみ部を有しない場合に比べて小さくするものであり、
    前記くぼみ形成手段によって、
    前記中空状管材が、前記第1成形金型のキャビティ面により押圧されて、前記中空状管材の軸方向に交差する断面において見て、前記中空状管材の軸方向に交差する断面が、前記第1成形金型の型締め方向に関して圧縮されて前記くぼみ部が形成され、さらに、
    前記第2成形金型による型締めの際に、前記曲げ手段による前記付与の後の前記中空状管材が前記第2成形金型のキャビティ面と点接触するように、かつ、前記曲げ手段による前記付与の後の前記くぼみ部の位置および形状が、前記中空状成形体の前記断面形状に対応し、前記中空状管材の軸方向に沿って変化するように、変形が付与されており、
    前記くぼみ部を含んでいる部位は、前記第2成形金型による前記型締めの際に、前記第2成形金型のキャビティ面と点接触し、前記液圧の付加の開始により変形し、
    前記くぼみ部は、前記くぼみ部の材料が前記中空状成形体のコーナー部に向かう方向に伸ばされ、前記第2成形金型のキャビティ面に合致した形状まで膨出変形することで消失する
    ことを特徴とする成形装置。
  4. 前記押出し材は、アルミニウム合金からなることを特徴とする請求項3に記載の成形装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の成形方法によって成形されたことを特徴とする中空状成形体。
  6. 自動車部品に適用されることを特徴とする請求項5に記載の中空状成形体。
  7. 前記自動車部品は、ピラーであることを特徴とする請求項6に記載の中空状成形体。
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