JP4552473B2 - 座面形成装置および座面形成方法 - Google Patents
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アルミニウム押出し材が内部に配置され、成形品の外形形状に対応するキャビティ面を有する金型と、
前記キャビティ面に形成される開口部と、
座面形成のため、前記開口部から前進自在に配置され、座面形状が形成された端面を有するオス型と、
前記金型によって型締めされた前記アルミニウム押出し材の内部空間に成形媒体を供給することにより液圧を付与し、前記キャビティ面に合致する形状まで膨出変形させるための液圧付与手段と、
前記液圧付与手段によって供給された前記成形媒体の前記内部空間からの排出量を調整することにより、前記アルミニウム押出し材の内部の液圧を、膨出変形が完了する最終液圧以下かつ、膨出変形した前記アルミニウム押出し材が前記オス型による座面形成における負荷によって変形しない液圧以上に制御するための液圧制御手段と、を有し、
前記内部の液圧が前記最終液圧に到達して膨出変形が完了すると、前記成形媒体の前記内部空間からの排出量が調整されることにより、前記内部の液圧が、前記最終液圧以下かつ、前記負荷によって変形しない液圧以上に制御された状態で、前記オス型は、前記開口部から前進し、前記端面に当接している前記アルミニウム押出し材の部位に押込まれ、せん断を伴って変形を引き起すことで、座面を形成し、その後、前記内部空間に残存する成形媒体が、排出される
ことを特徴とする座面形成装置である。
成形品の外形形状に対応し、かつ、座面形成のため、座面形状が形成された端面を有するオス型が前進自在に配置される開口部が形成されているキャビティ面を有する金型の内部に、アルミニウム押出し材を配置して型締めし、
前記金型によって型締めされた前記アルミニウム押出し材の内部空間に成形媒体を供給することにより液圧を付与し、前記キャビティ面に合致する形状まで膨出変形させ、
前記アルミニウム押出し材の内部の液圧が最終液圧に到達して膨出変形が完了すると、前記成形媒体の前記内部空間からの排出量を調整することにより、前記内部の液圧を、前記最終液圧以下かつ、膨出変形した前記アルミニウム押出し材が前記オス型による座面形成における負荷によって変形しない液圧以上に制御した状態で、前記オス型を、前記開口部から前進させ、前記端面に当接している前記アルミニウム押出し材の部位に押込み、せん断を伴って変形を引き起すことで、座面を形成し、
その後、前記内部空間に残存する成形媒体を、排出する
ことを特徴とする座面形成方法である。
11・・端面開口部、
13・・サイド面、
15・・くぼみ部部、
20・・液圧成形品、
23・・当接部位、
25・・膨出部位、
30・・座面、
31・・壁部、
50・・座面形成装置、
60・・液圧成形用金型、
61・・上型、
62・・キャビティ面、
64・・開口部、
71・・下型、
72・・キャビティ面、
81・・液圧付与手段、
82・・ポンチ、
83・・突出部、
84・・供給路、
85・・シリンダ、
86・・配管系、
90・・座面形成手段、
91・・オス型、
92・・端面、
95・・駆動手段、
110・・アルミニウム押出し材、
210・・アルミニウム押出し材、
218・・内部リブ、
310・・アルミニウム押出し材、
C1・・コーナー部、
P・・液圧、
Pmax・・最終液圧。
Claims (15)
- アルミニウム押出し材が内部に配置され、成形品の外形形状に対応するキャビティ面を有する金型と、
前記キャビティ面に形成される開口部と、
座面形成のため、前記開口部から前進自在に配置され、座面形状が形成された端面を有するオス型と、
前記金型によって型締めされた前記アルミニウム押出し材の内部空間に成形媒体を供給することにより液圧を付与し、前記キャビティ面に合致する形状まで膨出変形させるための液圧付与手段と、
前記液圧付与手段によって供給された前記成形媒体の、前記内部空間からの排出量を調整することにより、前記アルミニウム押出し材の内部の液圧を、膨出変形が完了する最終液圧以下かつ、膨出変形した前記アルミニウム押出し材が前記オス型による座面形成における負荷によって変形しない液圧以上に制御するための液圧制御手段と、を有し、
前記内部の液圧が前記最終液圧に到達して膨出変形が完了すると、前記成形媒体の前記内部空間からの排出量が調整されることにより、前記内部の液圧が、前記最終液圧以下かつ、前記負荷によって変形しない液圧以上に制御された状態で、前記オス型は、前記開口部から前進し、前記端面に当接している前記アルミニウム押出し材の部位に押込まれ、せん断を伴って変形を引き起すことで、座面を形成し、その後、前記内部空間に残存する成形媒体が、排出される
ことを特徴とする座面形成装置。 - 前記オス型は、ピアスポンチからなることを特徴とする請求項1に記載の座面形成装置。
- 前記座面は、略平坦な底面を有する凹部であり、前記オス型の端面は、略平坦形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の座面形成装置。
- 前記アルミニウム押出し材は、コーナー部と前記コーナー部間を延長するサイド面とを有する多角形状の断面を有し、前記サイド面は、長手方向に沿って延長しかつ内側に向かって突出するくぼみ部を有し、前記くぼみ部は、液圧を付加することで膨出変形する部位に対応しており、
前記キャビティ面に形成される開口部は、前記オス型によって前記サイド面に前記座面を形成し得る位置に、配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の座面形成装置。 - 前記座面が形成されるサイド面におけるくぼみ部の突出量は、前記座面が形成されないサイド面におけるくぼみ部の突出量より大きいことを特徴とする請求項4に記載の座面形成装置。
- 前記成形品は、自動車のピラー部材であり、前記座面は、別体のピラー部品を取付けるための位置決め基準面として適用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の座面形成装置。
- 前記成形品は、自動車のインナー部材であり、前記座面は、別体のインナー部品を取付けるための位置決め基準面として適用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の座面形成装置。
- 成形品の外形形状に対応し、かつ、座面形成のため、座面形状が形成された端面を有するオス型が前進自在に配置される開口部が形成されているキャビティ面を有する金型の内部に、アルミニウム押出し材を配置して型締めし、
前記金型によって型締めされた前記アルミニウム押出し材の内部空間に成形媒体を供給することにより液圧を付与し、前記キャビティ面に合致する形状まで膨出変形させ、
前記アルミニウム押出し材の内部の液圧が最終液圧に到達して膨出変形が完了すると、前記成形媒体の前記内部空間からの排出量を調整することにより、前記内部の液圧を、前記最終液圧以下かつ、膨出変形した前記アルミニウム押出し材が前記オス型による座面形成における負荷によって変形しない液圧以上に制御した状態で、前記オス型を、前記開口部から前進させ、前記端面に当接している前記アルミニウム押出し材の部位に押込み、せん断を伴って変形を引き起すことで、座面を形成し、
その後、前記内部空間に残存する成形媒体を、排出する
ことを特徴とする座面形成方法。 - 前記オス型は、ピアスポンチからなることを特徴とする請求項8に記載の座面形成方法。
- 前記座面は、略平坦な底面を有する凹部であり、前記オス型の端面は、略平坦形状に形成されていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の座面形成方法。
- 前記オス型の押込み量は、前記座面が形成される部位の板厚の2分の1以下かつ0以上であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の座面形成方法。
- 前記アルミニウム押出し材は、コーナー部と前記コーナー部間を延長するサイド面とを有する多角形状の断面を有し、前記サイド面は、長手方向に沿って延長しかつ内側に向かって突出するくぼみ部を有し、前記くぼみ部は、液圧を付加することで膨出変形する部位に対応しており、
前記キャビティ面に形成される開口部は、前記オス型によって前記サイド面に前記座面を形成し得る位置に、配置されることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の座面形成方法。 - 前記座面が形成されるサイド面のくぼみ部における突出量は、前記座面が形成されないサイド面のくぼみ部における突出量より大きいことを特徴とする請求項12に記載の座面形成方法。
- 前記成形品は、自動車のピラー部材であり、前記座面は、別体のピラー部品を取付けるための位置決め基準面として適用されることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の座面形成方法。
- 前記成形品は、自動車のインナー部材であり、前記座面は、別体のインナー部品を取付けるための位置決め基準面として適用されることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の座面形成方法。
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