JP2005305494A - 液圧バルジ成形方法および液圧バルジ成形装置 - Google Patents

液圧バルジ成形方法および液圧バルジ成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】座屈を発生させることなく拡管率を大幅に高めることができる液圧バルジ成形方法を提供する。
【解決手段】スライドベース13上に摺動可能に2つのスライド型14,15を配設してなる成形型10の周りに、2つのスライド型14,15を相対移動させる押込手段20と、該スライド型14,15を開き位置に固定および固定解除するストッパ手段30とを配設する。そして、初めにスライド型14,15を開き位置に固定した状態で、型押用シリンダ21を通じて素官Pに内圧を加えながら該素管Pを軸方向へ押込み、素管Pの中央部分を予備的に膨出変形させ、その後、ストップ用シリンダ31のロッド31aをスライド型14,15の係合穴33から抜いて、型押し用シリンダ21により2つのスライド型14,15を相互に接近する方向へ相対移動させ、前記予備的に膨出変形させた部分を大きく膨出変形させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液圧を利用して管の一部に拡管部を成形する液圧バルジ成形方法とこの方法を実行するための液圧バルジ成形装置とに関する。
例えば、車両用のアクスルハウジング(バンジョー型)は、一般に図14に示されるように、終減速装置が収容される大径のハウジング部1を中央に配すると共に、このハウジング部1の両側に小径の中空軸部2を連設してなるハウジング本体3と、ハウジング部1の後壁に形成された開口を閉じるカバー4とを備えた構造となっている。そして従来、前記ハウジング本体3は、そのハウジング部1と車軸部2とを別体に形成すると共に、そのハウジング部1を上下分割構造(特許文献1)または前後分割構造(特許文献2)とし、これら分割要素を相互に溶接により一体化して製造されていた。しかし、このように溶接により一体化する製造方法によれば、溶接に多くの工数と時間とを要するばかりか、不可避的に発生する溶接歪みを除去するための面倒な歪取り作業が必要になり、人的、コスト的負担が大きいという問題があった。
そこで最近、液圧バルジ成形により管の一部を膨出変形させて上記ハウジング部1を一体に成形することが種々検討されている。しかし、従来の一般的な液圧バルジ成形によれば、一体型の成形型を用いるため、素管の軸方向の押込量(材料供給量)に限界があり、上記ハウジング本体3のように拡管率の大きいハウジング部1を成形することは実質不可能な状況にあった。
ところで、特許文献3には、自動車の排気マニホールドの構成部品として適用される紡錘形パイプの液圧バルジ成形として、相対移動可能な分割型(スライド型)を開き状態として素管をセットした後、前記素管に、膨らみ始める程度の内圧を加え、続いて、前記素管に軸方向の押込力を加えながら前記分割型を相互に閉じ方向へ移動させて膨出変形させることが提案されている。この方法によれば、スライド型の移動により材料供給量を増やすことができるので、拡管率を高めることができ、上記したハウジング本体の成形も可能になるものと、考えられる。
特開平10−250304号公報 特開2000−238503号公報 特開2000−45767号公報
しかしながら、上記特許文献3に記載された液圧バルジ成形方法によれば、素管に内圧を加えた後、素管に軸方向の押込力を加えながらスライド型を移動させて、ほぼ素管の状態から最終形状まで大きく膨出変形させるので、膨出部に座屈が発生し易くなり、という問題がある。なお、この対策として、成形の初期段階で素管に内圧と軸方向の押込力とを加えて、素管の一部を予備的に膨出変形させることが有効と考えられるが、特許文献3に記載された液圧バルジ成形によれば、スライド型がスプリングを利用して開き方向へ付勢されているだけとなっているため、素管に軸方向の押込力を加えるとスライド型が相互に閉じ方向へ移動してしまい、その後の大きな膨出変形に際してのスライド型の移動量が少なくなって、所望の拡管率を確保することが困難になる。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、座屈を発生させることなく拡管率を大幅に高めることができる液圧バルジ成形方法と該方法を実行するための液圧バルジ成形装置とを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る液圧バルジ成形方法は、相対移動可能なスライド型を開き状態として素管をセットする素管セット過程と、前記スライド型を開き状態に位置固定した状態で前記素管に内圧を加えながら軸方向に押込み、該素管の一部を予備的に膨出変形させる予備成形過程と、前記スライド型を相互に閉じ方向へ移動させて前記予備的に膨出変形させた部分を大きく膨出変形させる本成形過程とを含むことを特徴とする。このように行う液圧バルジ成形方法においては、始めに素官の一部を予備的に膨出変形させるので、膨出部分の断面係数が高まり、その後の本格的な膨出変形に際して座屈が発生することはなくなる。
本発明の方法において、上記本成形過程は、スライド型を閉じ位置まで移動させる段階と、素管に加える内圧を上昇させて閉じ位置にあるスライド型の成形面に膨出部分を密着させる段階とを含むようにすることができ、このようにすることで、形状精度に優れた拡管部が得られるようになる。
上記課題を解決するため、本発明に係る液圧バルジ成形装置は、スライドベース上に相対移動可能にスライド型を配設してなる成形型を備え、前記成形型にセットされた素官に内圧を加えながら前記スライド型を開き位置から閉じ位置へ相対移動させて拡管部を成形する液圧バルジ成形装置において、前記成形型の周りに、前記スライド型を開き位置に固定および固定解除するストッパ手段を配設したことを特徴とする。このように構成した得威圧バルジ成形装置においては、ストッパ手段によりスライド型を開き位置に固定および固定解除することで、上記した予備成形過程とその後の本成形過程とを円滑に実行することができる。
本発明に係る液圧バルジ成形方法および液圧バルジ成形装置によれば、素管を予備的に膨出変形させた後、大きく膨出変形させることができるので、座屈を発生させることなく拡管率を大幅に高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1〜図10は、本発明に係る液圧バルジ成形装置の1つの実施形態を示したものである。これらの図において、10は、下型11とこの下型11に対して接近離間可能に配設された上型12とからなる成形型である。下型11および上型12は、スライドベース13とこのスライドベース13上に相対移動可能に配置された2つのスライド型14,15とを備えている。なお、下型11および上型12の型構成は実質的に同じであるので、ここでは、下型11と上型12とに対し、同一構成要素に同一符号を付すこととする。また、説明の便宜のため、図1に見て左右方向をスライドベース13の長手方向、同図に見て上下方向をスライドベース13の幅方向とする。
上記した各スライド型14,15には、素管Pを受ける断面半円形の嵌合凹部14a,15aとスライドベース13の幅方向へ拡大する成形凹部14b,15bとが連設されており、2つのスライド型14と15は、相互に成形凹部14b,15bを対向させてスライドベース13上に配置されている。図3および図4に示されるように、下型11に対して上型12を型閉じした状態において、成形型10の内部には、上・下のスライド型14,15の嵌合凹部14a,15aが合体した素管セット穴S1が画成されると共に、上・下のスライド型14,15の成形凹部14b,15bが合体しかつスライドベース13により上下方向が閉じられた閉鎖空間S2が画成される。本実施形態は、前記アクスルハウジングを構成するハウジング本体3(図14)を素管Pから一体に成形するもので、図7および図8に示されるように、下型11に対して上型12を型閉じかつ2つスライド型14,15を相互に閉じた状態で、成形型10内には、ハウジング本体3のハウジング部1の外形状に相当する成形空間S3が画成されるようになっている。
本実施形態において、上記各スライド型14,15は、下型11側のスライド型14,15上にセットされた素管P(図2)の軸心を含む垂直面の位置でスライドベース13の幅方向に二分割されている。各スライド型14,15の分割要素14A,14Bおよび15A,15Bは、それぞれの背面に突設したT字バー16を、スライドベース13に設けたT字溝17に挿入させることにより、対応するスライドベース13に摺動可能に支持されている。また、スライドベース13には、各スライド型14,15を幅方向に位置決めするための一対の位置決めガイド18が突設されている。各スライド型14,15の分割要素14A,14Bおよび15A,15Bは、それぞれの側面を前記位置決めガイド18に当接させ、この状態のもと、それぞれの分割側を線接触させるようになっている。
一方、上記成形型10を構成する下型11の両側には、上記したスライド型14,15を相対移動させかつ素管P内に液圧を供給しながら該素管Pを軸方向に押込むための押込手段20,20が配設されている。各押込手段20は、押込用シリンダ21と、このシリンダ21のロッド21aの先端に取付けられた型押し治具22と、この型押し治具22の先端に設けられた軸押し治具23と、スライド型14,15の後端面に設けられ、前記型押し治具22が係合するフック24とから構成されている。型押し治具22および軸押し治具23の内部には共通の通液路(図示略)が形成されており、前記通液路には、図示を略す液圧源から液圧が供給されるようになっている。
上記型押し治具22は、図3および図5に示されるように、押込用シリンダ21のロッド21aの伸長動作に応じてその先端をスライド型14,15の後端面に当接させ、これにより2つのスライド型14,15は、型押し治具22に押されて相互に接近する方向へ相対移動(前進)する。また、この型押し治具22の先端側には、前記フック24に係合可能なフランジ23aが設けられており、前記シリンダ21のロッド21aが伸長側から短縮側へ動作する際には、図1および図10に示されるように、この型押し治具22のフランジ22aがフック24に係合する。すなわち、型押し治具22は、シリンダ21のロッド21aの短縮動作に応じてそのフランジ22aをフック24に係合させ、これにより2つのスライド型14,15は、型押し治具22に引かれて相互に離間する方向へ相対移動(後退)する。また、押込用シリンダ21のロッド21aは、スライド型14,15との間に所定の間隙L(図1)を開ける位置が短縮端となっており、したがって、2つのスライド型14,15は、その相互間に前記間隙Lを開ける状態が最大開き位置となっている。また、2つのスライド型14,15の最大開き位置において、各スライド型14,15の後端面と型押し治具22の先端との間にわずかの間隙l(図1)が形成されるようになっている。
上記軸押し治具23は、素管Pの外径とほぼ同じ外径を有しており、上記したスライド型14,15の最大開き位置において、その先端部が前記成形型10内の素管セット穴S1にわずか挿入されると共に、その先端が成形型10内にセットされている素管Pの管端に突き当てられる。軸押し治具24は、押込用シリンダ21のロッド21aの伸長動作に応じて型押し治具22と一体に前進するが、この時、上記したように各スライド型14,15の後端面と型押し治具22の先端との間にわずかの間隙lが存在することから、この間隙l分だけ軸押し治具24は前進でき、前記成形体10内の素管Pに対して軸方向の押込力を加える。軸押し治具24は、硬質の弾性体から形成されており、前記したように素管Pの管端に突き当てられた状態で、素管Pの管端と軸押し治具24との間は完全にシールされる。
上記成形型10には、スライドベース13に対して一対のスライド型14,15を最大開き位置に固定および固定解除するストッパ手段30が付設されている。このストッパ手段30は、スライドベース13の4隅部に配設された4台のストップ用シリンダ31と、前記位置決めガイド18に形成され、各シリンダ31のロッド31aを挿通させる貫通孔32と、各スライド型14,15の分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの側面に形成され、各シリンダ31のロッド31aの先端部を受け入れる係合穴33とからなっている。一対のスライド型14,15が最大開き位置にある時、ストップ用シリンダ31のロッド31aを伸長動作させると、図1および図2に示されるように、該ロッド31aの先端部が前記位置決めガイド18の貫通孔32を挿通して各分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの係合穴33に挿入され、これにより2つのスライド型14,15は最大開き位置に固定される。一方、この状態からストップ用シリンダ31のロッド31aを短縮動作させると、図5および図7に示されるように、該ロッド31aの先端部が前記係合穴33から抜け、これにより一対のスライド型14,15は相対移動可能となる。
以下、上記のように構成した液圧バルジ成形装置による成形方法を図11も参照して説明する。
[素管セット過程] 予め図2に示したように、下型11に対して上型12を上昇させた型開き状態で、下型11を構成する2つのスライド型14,15の嵌合凹部14aに素管Pを嵌合セットし、続いて、上型12を下降させて下型11に対して型閉じする。この型閉じにより、素管Pは、その両端部が成形型10内に画成された前記素管セット穴S1(図4)に嵌合されると共に、その中央部分が前記閉鎖空間S2(図3)内に位置決めされる。なお、この時、スライド型14,15はストップ用シリンダ31のロッド31aの伸長により最大開き位置に固定されている。
[予備成形過程] 上記素管セット過程が終了したら、押込用シリンダ21のロッド21aをわずか伸長動作させて、軸押し治具23の先端を成形型10内の素管Pの管端に強く押し当てる。次に、図示を略す液圧源から型押し治具22および軸押し治具23内の通液路を通じて素管P内に液圧を供給し、続いて前記押込用シリンダ21のロッド21aを伸長動作させて、素管Pに軸方向の押込力を加える。前記液圧は、素管P内にその降伏強度付近の内圧を発生させる大きさとなっており、この内圧発生と前記軸方向の押込力とにより、閉鎖空間S2内に位置決めされている素管Pの中央部分が、図3および図4に示すように膨出変形する。この時の膨出変形量は、各スライド型14,15がストッパ手段30により位置固定されていることから、軸押し治具23の押込量で決まる。しかして、この軸押し治具23の押込量は、各スライド型14,15の後端面と型押し治具22の先端との間に形成される間隙l(図1)と一致し、したがって前記膨出変形量もわずかとなる。また、閉鎖空間S2は上・下のスライドベース13により閉鎖されているので、素管Pの中央部分は扁平状に膨出変形し、図4に示されるように楕円形状の小規模拡管部P´となる。図11には、この予備成形過程が初期段階として示されており、この初期段階では、素管P内の内圧Uおよび軸押し治具23の押込量Vが漸増する。
[本成形過程(成形中期)] 上記予備成形過程が終了したら、図5に示されるように、ストップ用シリンダ31のロッド31aを短縮動作させて、該ロッド31aの先端部をスライド型14,15の各分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの係合穴33から離脱させる。次に、押込用シリンダ21のロッド21aを伸長動作させる。すると、型押し治具22と軸押し治具23とが一体に前進し、型押し治具22に押されて、2つのスライド型14,15が相互に接近する方向へ相対移動する。これにより、素管Pは、内圧による周方向の引張歪みと軸圧縮による軸方向の圧縮歪みとによってせん断変形を起こし、上記予備的な膨出変形で成形された小規模拡管部P´が、図5および図6に示されるように大きく膨出変形して中規模拡管部P″となる。
その後、押込用シリンダ21のロッド21aの伸長動作に応じて、2つのスライド型14,15はさらに接近し、遂には図7および図8に示されるように2つのスライド型14,15が完全に閉じて、成形型10内には目的の成形空間S3が画成される。この段階では、上記中規模拡管部P″がさらに膨出変形し、前記アクスルハウジングのハウジング部1(図14)に近似する近似ハウジング部1´となる。前記した一連の本成形過程は、断面係数の高い小規模拡管部P´(図3、4)からの膨出変形となるので、素管Pに座屈が生じることはない。図11には、この一連の本成形過程が成形中期として示されており、この成形中期では、素管P内の内圧Uがほぼ一定で推移するのに対し、軸押し治具23の押込量Vおよび型押し治具22による型移動量Wが同じ割合で急増する。
[本成形過程(成形後期)] 上記成形中期段階が終了したら、図11に示すように素管P内に供給する液圧(内圧)を急激に上昇させる。すると、図9に示されるように前記成形型10内の成形空間S3内に素管Pの材料が完全にフィルアップし、この結果、前記ハウジング部1の両側に軸部2,2を一体に有するハウジング本体3が完成する。
その後は、図10に示されるように、押込用シリンダ21のロッド21aを短縮動作させる。すると、図示のように型押し治具22のフランジ22aがフック24に係合し、2つのスライド型14,15が相互に離間する方向へ相対移動する。そして、シリンダ21のロッド21aが短縮端になると、2つのスライド型14,15は、初期の最大開き位置に復帰する。この段階で、ストップ用シリンダ31が作動して、そのロッド31aが伸長され、該ロッド31aの先端部が再びスライド型14,15の各分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの係合穴33に挿入され、これによりスライド型14,15は前記最大開き位置に固定される。一方、このスライド型14,15の復帰と前後して上型12が下型11に対して上昇して型開きされ、これにより完成品としてのハウジング本体3の成形型10内からの取出しが可能になる。
ここで、上記実施形態においては、本成形過程(図5〜9)を通して、ストップ用シリンダ31のロッド31aをスライド型14,15の各分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの係合穴33から離脱させた状態を維持したが、このストップ用シリンダ31のロッド31aはスライド型14,15のバックアップに用いてもよい。図12は、この状態を示したもので、2つのスライド型14,15が閉じられた段階で、該シリンダ31のロッド31aを伸長動作させて、スライド型14,15の各分割要素14A,14Bおよび15A,15Bの後端に該ロッド31aの周面を当接させるようにする。このようにストップ用シリンダ31のロッド31aをスライド型14,15のバックアップに使用することで、素管Pに高い内圧が加えられる本成形過程の成形後期であっても、スライド型14,15の戻りに該ロッド31aが大きく抵抗し、その分、押込用シリンダ21の小型化が可能になる。
また、本発明は、図13に示されるように、2つのスライド型14と15との間に戻しばね40を介装するようにしてもよいものである。この場合は、押込用シリンダ21のロッド21aの短縮に応じて、2つのスライド型14と15と戻しばね40の付勢力で相互に離間する方向へ相対移動するので、前記した型押し治具22と係合するフック24が不要になり、その分、構造は簡単となる。
なお、上記実施形態においては、ストッパ手段30としてのシリンダ31をスライドベース13に取付けるようにしたが、このシリンダ31は、スライドベース13から切離して、下型11の周りに独立して配設してもよい。
また、上記実施形態においては、図14に示したアクスルハウジングのハウジング本体3を成形する場合を例にとって説明したが、本発明の対象となる製品種類は任意であり、管の途中に拡管率の大きい拡径部を有する種々の製品の成形に適用できることはもちろんである。
本発明の1つの実施形態である液圧バルジ成形装置の要部構造を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形装置の構造を側面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形装置による液圧バルジ成形方法の予備成形過程を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における予備成形過程を側面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における本成形過程の途中段階を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における本成形過程の途中段階を側面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における本成形過程の最終段階の直前の状態を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における本成形過程の最終段階の直前の状態を側面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における本成形過程の最終段階を側面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における成形後の完成品取出し状態を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法における成形パターンを示すグラフである。 本液圧バルジ成形方法の他の実施形態を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形装置の他の実施形態を平面視で示す断面図である。 本液圧バルジ成形方法の実施対象の1つであるアクスルハウジングの構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 アクスルハウジングのハウジング本体
2 アクスルハウジングのハウジング部
3 アクスルハウジングの中空軸部
10 成形型
13 スライドベース
14,15 スライド型
14A,14B スライド型14の分割要素
15A,15B スライド型15の分割要素
18 位置決めガイド
20 押込手段
21 押込用シリンダ
22 型押し治具
23 軸押し治具
30 ストッパ手段
31 ストップ用シリンダ
33 ストップ用シリンダのロッドが係合する係合穴
P 素管

Claims (3)

  1. 相対移動可能なスライド型を開き状態として素管をセットする素管セット過程と、前記スライド型を開き状態に位置固定した状態で前記素管に内圧を加えながら軸方向に押込み、該素管の一部を予備的に膨出変形させる予備成形過程と、前記スライド型を相互に閉じ方向へ移動させて前記予備的に膨出変形させた部分を大きく膨出変形させる本成形過程とを含むことを特徴とする液圧バルジ成形方法。
  2. 本成形過程が、スライド型を閉じ位置まで移動させる段階と、素管に加える内圧を上昇させて閉じ位置にあるスライド型の成形面に膨出部分を密着させる段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の液圧バルジ成形方法。
  3. スライドベース上に相対移動可能にスライド型を配設してなる成形型を備え、前記成形型にセットされた素官に内圧を加えながら前記スライド型を開き位置から閉じ位置へ相対移動させて拡管部を成形する液圧バルジ成形装置において、前記成形型の周りに、前記スライド型を開き位置に固定および固定解除するストッパ手段を配設したことを特徴とする液圧バルジ成形装置。

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