JP2010069497A - 製品の製造方法 - Google Patents

製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010069497A
JP2010069497A JP2008237776A JP2008237776A JP2010069497A JP 2010069497 A JP2010069497 A JP 2010069497A JP 2008237776 A JP2008237776 A JP 2008237776A JP 2008237776 A JP2008237776 A JP 2008237776A JP 2010069497 A JP2010069497 A JP 2010069497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
superplastic
section
point
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008237776A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Chinishi
徹 地西
Nobuyuki Suzuki
信行 鈴木
Toshiyuki Naganuma
年之 長沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd filed Critical Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008237776A priority Critical patent/JP2010069497A/ja
Publication of JP2010069497A publication Critical patent/JP2010069497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】航空機に用いられる部品の如く、機械的強度の確保の観点から、例えばリブと言った凸条部を設けることが強く要請されるだけでは無く、軽量性をも強く求められることから、重量増を引き起こす余分な部材の使用を控えることが出来、更には製造が容易な技術を提供することである。
【解決手段】 X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品の製造方法であって、
X方向に沿って凸条を有する製品を押出成形によって得る第1工程と、
前記第1工程によって得られたX方向に沿って凸条を有する製品を超塑性成形する第2工程
とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は製品の製造方法に関する。特に、X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品の製造方法に関する。
航空機の構造部品にあっては、図2に示される如く、外板部材11と補強部材12とから構成される場合が多い。そして、このような構造部品は、外板部材11と補強部材12とを各々別個に作製し、この作製後に両者をリベットや溶接で一体的に接合することで得られる。
さて、上記のようにして得られた製品は、先ず、各々の部品を別個に作製し、この後で両者を一体化している為、部品点数が多いものとなる。この為、製造に手間が非常に掛かる。そして、コスト高をもたらす。特に、筒状の内側面にリブと言った補強構造を有する製品を得るには、非常に厄介である。更には、一体化の為の部品も必要であることから、それだけ重量も増す。重量が増すことは、航空機の部品にあっては、大きな問題を抱えることになる。
従って、本発明が解決しようとする課題は、例えば航空機に用いられる部品の如く、機械的強度の確保の観点から、例えばリブと言った凸条部を設けることが強く要請されるだけでは無く、軽量性をも強く求められることから、重量増を引き起こす余分な部材の使用を控えることが出来、更には製造が容易な技術を提供することである。
前記の課題は、
X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品の製造方法であって、
X方向に沿って凸条を有する製品を押出成形によって得る第1工程と、
前記第1工程によって得られたX方向に沿って凸条を有する製品を超塑性成形する第2工程
とを具備することを特徴とする製品の製造方法によって解決される。
上記X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品は、例えば内面および/または外面に凸条型リブを有する異形断面を有する製品である。そして、このような製品は、特に、超塑性合金と言った超塑性材料製のものである。
本発明は、例えば超塑性合金を、先ず、押出成形によって凸条を備えた筒体の如きの断面同形のものを得、その後で超塑性成形することにより、凸条型リブを有する異形断面を有する製品が簡単に得られる。
しかも、凸条と板体とは、後から接合するものでは無く、当初から一体のものであるから、接合の為の余分な部材の必要が無い。従って、接合の手間が掛からない。かつ、接合の為の余分な部材を要さないから、それだけ軽量である。更には、接合の為の溶接とかリベット連結と言った機械的強度に悪影響を与える作業が無いから、機械的強度の低下の心配も無い。
本発明は、X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品の製造方法である。例えば、内面および/または外面に凸条型リブを有する異形断面を有する製品の製造方法である。
本発明は、X方向に沿って凸条を有する製品を押出成形によって得る第1工程を有する。この第1工程の押出成形によって、先ず、断面形状が同じものが得られる。例えば、内壁面とか外壁面に凸条と言ったリブが一体的に構成された筒体が得られる。尚、この押出成形では、筒方向に沿った方向にあっては、場所によって断面形状が異なるものは得られない。従って、押出成形のみでは、図2に示される如きの製品を得ることは出来ない。
本発明は、前記第1工程によって得られたX方向に沿って凸条を有する製品を超塑性成形する第2工程を有する。超塑性成形は、素材に長大な変形を与えることで、三次元的に変化する複雑な形状を付与することが可能な成形方法である。そして、複数部品を一体化した構造が実現できる。しかしながら、補強部材を一体化した構造のものを超塑性成形により作製する場合、張出成形により成形ビードとして作製する場合が一般的である。そして、リブの如きの或る面に対して垂直とか任意の角度で板状の部材により補強した構造を一体化して作製することは出来ない。尚、成形ビードを適用した構造は、一般的に、平滑面を有する外板部材が別途必要になり、部品点数の増加を招く。
本発明は、超塑性材料を用いて行われる。例えば、多結晶金属材料の結晶粒が約10μm以下で、高温変形中に結晶粒成長を阻止する為に2相組織か微細分散粒子が存在すると、適当な高温で一定の歪速度の下で数百%以上に飴の如くに伸びる現象が見出され、このような超塑性変形を起こす材料を超塑性材料と言っている。例えば、超塑性合金(JIS H7007参照)等である。尚、超塑性合金は微細結晶粒超塑性合金と変態超塑性合金とに分類できる。結晶粒を微細化することによって生じるものを微細結晶粒超塑性合金と呼び、金属特有の変態点付近に温度サイクルを与えることで生じるものを変態超塑性合金と呼んでいる。前記のような超塑性を示す合金としては、例えばAl−78%Zn,Al−33%Cu,Al−6%Cu−0.4%Zr(SUPURAL),Al−Zn−Mg−Cu合金(7475,7075),Al−4.5%Mg−0.7%Mn−0.15%Cr(5083)等のAl−Zn系合金、Al−Cu系合金、Al−Mg系合金、Al−Zn−Mg系合金、Al−Zn−Mg−Cu系合金、Al−Li系合金、Al−Si系合金、Al−Mg−Si系合金と言ったAl系合金などが知られている。その他にも、Ti系合金やNi系合金やMg系合金などが知られている。超塑性変形を起こす超塑性材料は、一般的には、上記の如きの金属材料であるが、金属系に限られず、難加工性材料であるセラミックスや金属間化合物、その他にも複合材料にあっても超塑性変形を起こすことが知られている。これらの超塑性合金は数百%以上に飴の如くに伸びる現象が得られることから、複雑な成形体やそれによる構造体が提案・実用化されている。そして、超塑性成形の特徴は高温で成形することから、低応力で変形が可能であり、一般的には、ガスブロー成形により成形される。すなわち、加熱した超塑性合金板に空気、窒素ガス或いはAr等の不活性ガスを加えて静水圧を負荷し、超塑性合金板を雌型あるいは雄型に押し付けることによって、成形が行われる。この為、金型は雌型または雄型のみで良い場合が多く、又、金型の材質にも一般の冷間プレスの如くの高強度超硬材質の必要が無く、金型費が安価(例えば、1/2程度で済む。)である。従って、このような特徴は、比較的製品数が少ない少量品種で、かつ、金型費が嵩む大型成形品の成形などに適用される場合に効果が大きい。特に、航空・宇宙部門の成形品には好適である。
以下、本発明を更に具体的に説明する。
本実施形態では超塑性材料としてMg系合金を用いた。Mg系合金は、軽量・高剛性を有しており、航空・宇宙部門の構造製品には好適である。しかしながら、結晶構造が六方稠密構造であることから、室温での塑性加工性は悪い。
先ず、超塑性Mg系合金を押出成形し、筒状体1を得た。すなわち、図1(a)(b)に示される如く、断面が円形であり、内側面に垂直に突出した凸条のリブ2a,2b,2c,2dが一体的に構成された筒状体1を得た。
次に、筒状体1を成形型に配置し、超塑性成形を行った。この超塑性成形により、図1(a)の筒状体にあっては、筒方向(図面中、左右方向:X方向)における何れの位置における断面も同一であったのが、図1(c)におけるX−X線(点X1)での断面図(図1(d)参照)やY−Y線(点X2)での断面図(図1(e)参照)から判る通り、筒方向における断面形状が異なるものとなっている。勿論、筒状体1の外形も超塑性成形に応じて形状が異なるものとなっている。又、リブ2a,2b,2c,2dも超塑性成形に応じて形状が異なるものとなっている。
さて、上記の如く、超塑性材料を押出成形した後、この押出成形品を超塑性成形することにより、図2に示される如きの製品を簡単に得ることが出来た。しかも、この提案された方法によれば、リブの如きの部材を溶接やリベットで取り付ける必要が無く、一体的に設けることが出来る。しかも、この手法によれば、素材そのものに機械的強度の低下を引き起こすことが無いから、機械的強度の面から非常に好ましい。かつ、リベットを用いることも無く一体化されていることから、リベット等の締結部材を用いた場合の如くの重量増を引き起こすことも無いから非常に好ましい。更には、部品点数が少ないことから、部品管理が非常に楽である。
本発明の各工程での製品の断面図および側面図 従来方法の説明図
符号の説明
1 筒状体
2a,2b,2c,2d リブ

特許出願人 日本飛行機株式会社
代 理 人 宇 高 克 己

Claims (3)

  1. X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品の製造方法であって、
    X方向に沿って凸条を有する製品を押出成形によって得る第1工程と、
    前記第1工程によって得られたX方向に沿って凸条を有する製品を超塑性成形する第2工程
    とを具備することを特徴とする製品の製造方法。
  2. X方向における点X1での垂直断面の形状とX方向における点X2での垂直断面の形状とが異なり、かつ、X方向に沿って凸条を有する製品が、
    内面および/または外面に凸条型リブを有する異形断面を有する製品である
    ことを特徴とする請求項1の製品の製造方法。
  3. 製品が超塑性材料製のものである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の製品の製造方法。
JP2008237776A 2008-09-17 2008-09-17 製品の製造方法 Pending JP2010069497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237776A JP2010069497A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 製品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008237776A JP2010069497A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 製品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010069497A true JP2010069497A (ja) 2010-04-02

Family

ID=42201765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008237776A Pending JP2010069497A (ja) 2008-09-17 2008-09-17 製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010069497A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5062171A (ja) * 1973-10-02 1975-05-28
JPS61115628A (ja) * 1984-11-08 1986-06-03 Sumitomo Metal Ind Ltd α+β型チタン合金の非円形断面管製造方法
JPH07171640A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Honda Motor Co Ltd 潰し部を有する金属製パイプ材
JPH0938717A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Furukawa Electric Co Ltd:The バルジ加工性に優れた構造用Al合金押出角管
JPH11254052A (ja) * 1997-12-23 1999-09-21 Gkn Sankey Ltd 流体成形方法
JP2007044714A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Nissan Motor Co Ltd 中空状成形体の成形方法および成形装置並びに中空状成形体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5062171A (ja) * 1973-10-02 1975-05-28
JPS61115628A (ja) * 1984-11-08 1986-06-03 Sumitomo Metal Ind Ltd α+β型チタン合金の非円形断面管製造方法
JPH07171640A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Honda Motor Co Ltd 潰し部を有する金属製パイプ材
JPH0938717A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Furukawa Electric Co Ltd:The バルジ加工性に優れた構造用Al合金押出角管
JPH11254052A (ja) * 1997-12-23 1999-09-21 Gkn Sankey Ltd 流体成形方法
JP2007044714A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Nissan Motor Co Ltd 中空状成形体の成形方法および成形装置並びに中空状成形体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020032466A (ja) 鍛造製品および他の加工製品の製造方法
Sebastian et al. Properties and processing of magnesium wrought products for automotive applications
US8499607B2 (en) Forming of complex shapes in aluminum and magnesium alloy workpieces
WO2014042067A1 (ja) 湾曲部品の製造方法および自動車のボディシェルの骨格構造部材
US7523850B2 (en) Method of forming and blank therefor
JP4562810B2 (ja) ホイール及びその製造方法
US7111900B2 (en) Vehicle floor having a unitary inner panel and outer panel
CN110114498A (zh) 用于生产车辆零件的多阶段铝合金形成与热加工方法
JP6554263B2 (ja) 超塑性成形され超音波溶接された金属構造体
US8978432B2 (en) Multi-stage tube hydroforming process
CN205101359U (zh) 用于车身铝合金型材骨架连接的拉铆螺母
JP5106279B2 (ja) ピアスナット付きアルミニウム合金部材
CA2653844A1 (en) Bottom middle part of a vehicle body
CN104936807A (zh) 用于机动车车门的中间壳体、用于制造中间壳体的方法和用于机动车的车门
US7546754B2 (en) Method of fabricating tubular structure from hybrid material
JP2013119118A (ja) マグネシウム合金製品の製造方法
JP2010069497A (ja) 製品の製造方法
JP3183422B2 (ja) 継手及びその製造方法
JP4216617B2 (ja) アルミニウム合金差厚ブランク材の製造方法
JP7091252B2 (ja) 構造部材
US20150151379A1 (en) Method for producing a composite component
JP2008093717A (ja) 成形方法
KR101521225B1 (ko) 강성을 강화한 알루미늄 프로파일 및 그 제조 방법
JP2010149136A (ja) マグネシウム合金鍛造部材の製造方法
WO2004085088A1 (ja) 押出材の製造方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130403