JP5297685B2 - ソレノイド駆動装置 - Google Patents

ソレノイド駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5297685B2
JP5297685B2 JP2008117698A JP2008117698A JP5297685B2 JP 5297685 B2 JP5297685 B2 JP 5297685B2 JP 2008117698 A JP2008117698 A JP 2008117698A JP 2008117698 A JP2008117698 A JP 2008117698A JP 5297685 B2 JP5297685 B2 JP 5297685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
solenoid
circuit
voltage
solenoid drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008117698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009267258A (ja
Inventor
薫 平野
研次 田中
賢成 柏本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advics Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Advics Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advics Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Advics Co Ltd
Priority to JP2008117698A priority Critical patent/JP5297685B2/ja
Publication of JP2009267258A publication Critical patent/JP2009267258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297685B2 publication Critical patent/JP5297685B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

本発明は、ソレノイド駆動装置に関し、より特定的には、車両用電子制御装置等に用いられるソレノイド駆動装置に関する。
特許文献1には、車両のブレーキ用電子装置として用いられる車両用電子制御装置が開示されている。この車両用電子制御装置は、車両のブレーキの液圧制御装置として適用され、ソレノイドを用いてブレーキの液圧を制御するものである。この車両用電子制御装置では、ソレノイドはソレノイド駆動回路を介してマイコンによって制御され、マイコンの異常が検知された場合、電源とソレノイド駆動回路との間に設けられたリレー回路を遮断することによって、ソレノイドへの電源供給を遮断している。
特開2007−253930号公報
上記のようなマイコン制御によってソレノイドを駆動させる装置においては、マイコンの異常が検知された場合にソレノイドへの電源供給が確実に遮断されるか否かをチェックする機能を設けることが好ましい。また、ソレノイドへの電源供給の遮断方法としては、リレー回路において電源供給を遮断することと、ソレノイド駆動回路において電源供給を遮断することとが考えられる。したがって、遮断のチェックを詳細に行うためには、リレー回路における遮断と、ソレノイド駆動回路における遮断とをチェックすることが好ましい。しかしながら、リレー回路とソレノイド駆動回路との両方をチェックするために個別に回路を設けるとすれば、回路構成が複雑になるとともに、コストが高くなってしまう。
それ故、本発明の目的は、ソレノイドへの電源供給が遮断されているかのチェックを簡易な構成で詳細に行うことが可能なソレノイド駆動装置を提供することである。
上記課題を解決すべく、本発明は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、ソレノイド駆動回路と、リレー回路と、制御手段と、蓄電手段とを備えるソレノイド駆動装置である。ソレノイド駆動回路は、ソレノイドに電力を供給することによってソレノイドを駆動させる。リレー回路は、電源からの電力をソレノイド駆動回路に供給する。制御手段は、ソレノイド駆動回路およびリレー回路による電力供給を制御する。蓄電手段は、リレー回路とソレノイド駆動回路との間の電力供給端に接続され、リレー回路から供給される電圧を保持する。ここで、制御手段は、ソレノイド駆動回路およびリレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行ってから所定の第1時間が経過するまでの間に電力供給端子の電圧が所定の第1電圧以下となったことを少なくとも条件として、ソレノイド駆動回路による遮断が異常であると判定するとともに、遮断指示を行ってから所定の第2時間が経過するまでの間、電力供給端子の電圧が所定の第2電圧よりも大きい値に維持されることを少なくとも条件としてリレー回路による遮断が異常であると判定する。
第2の発明においては、第1時間は第2時間よりも短く設定されてもよい。
第3の発明においては、蓄電手段は、リレー回路から供給された電圧を、リレー回路からの電力供給が遮断されてから少なくとも第1時間の間、第1電圧よりも大きい電圧に保持することが可能な静電容量を有するものであってもよい。
第4の発明においては、蓄電手段は、それによって保持される電圧が、リレー回路からの電力供給が遮断されてから第2時間が経過した時点で少なくとも第2電圧以下となる静電容量を有するものであってもよい。
第5の発明においては、制御手段は、駆動制御手段と、監視手段と、遮断手段とを含んでいてもよい。駆動制御手段は、ソレノイド駆動回路およびリレー回路の駆動を制御する。監視手段は、駆動制御手段の異常を監視する。遮断手段は、監視手段によって駆動制御手段の異常が検知された場合、駆動制御手段による制御にかかわらず、ソレノイド駆動回路およびリレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行う。
第6の発明においては、ソレノイド駆動装置は、車両に搭載され、車両のバッテリを電源として用いるものであってもよい。このとき、ソレノイド駆動装置は、バッテリからの電力によって制御手段に所定の電力を供給し、バッテリからの電力供給が不足することによって当該所定の電力を供給できない場合、制御手段における処理をリセットさせる電源回路をさらに備える。制御手段は、遮断指示を行ってから所定の第3時間が経過した後で、かつ、ソレノイド駆動回路およびリレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行ってから所定の第1時間が経過するまでの間に電力供給端子の電圧が所定の第1電圧以下となったことを条件として、ソレノイド駆動回路による遮断が異常であると判定する。
第7の発明においては、電源回路は、所定の電力を供給できない場合、遮断指示を行ってから第3時間が経過するまでに制御手段における処理をリセットさせてもよい。
第1の発明によれば、電力供給端に蓄電手段を設けることによって、リレー回路における遮断が異常である場合、ソレノイド駆動回路における遮断が異常である場合、および、2つの回路における遮断が共に正常である場合のそれぞれにおいて、電力供給端の電圧の時間変化の挙動が異なる。したがって、当該電力供給端の電圧のみによって、リレー回路とソレノイド駆動回路との2箇所における遮断が正常であるかをチェックすることができる。つまり、ソレノイドへの電源供給が遮断されているかのチェックを簡易な構成で詳細に行うことができる。
第2の発明によれば、第1時間は第2時間よりも短く設定される。ここで、遮断指示を行ってからの経過時間が長すぎるとソレノイド駆動回路による遮断のチェックが不正確になり、経過時間が短すぎるとリレー回路による遮断のチェックが不正確になる。したがって、第2の発明のように、第1時間を第2時間よりも短くすることによって、より正確に判定を行うことができる。
第3の発明によれば、上記第3の発明で述べた条件を満たす蓄電手段を用いることにより、ソレノイド駆動回路による遮断のチェックを正確に行うことができる。
第4の発明によれば、上記第4の発明で述べた条件を満たす蓄電手段を用いることにより、リレー回路による遮断のチェックを正確に行うことができる。
第5の発明によれば、駆動制御手段が異常となった場合にソレノイドに対する電力供給を遮断することができる。
第6の発明によれば、バッテリからの電力供給が不足する場合には、電源回路が制御手段における処理をリセットさせるので、制御手段が誤判定を行う前に処理がリセットされ、その結果、誤判定を防止することができる。特に第7の発明によれば、電源回路は、所定の電力を供給できない場合、遮断指示を行ってから第3時間が経過するまでに制御手段における処理をリセットさせるので、誤判定をより確実に防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係るソレノイド駆動装置について説明する。図1は、第1の実施形態に係るソレノイド駆動装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ソレノイド駆動装置は、マイコン1、電圧検出回路2、監視回路3、出力禁止回路4、リレー駆動回路5、リレー回路6、コンデンサ7、第1ソレノイド駆動回路8a、第2ソレノイド駆動回路8b、電源回路10、コンデンサ11、ならびに、ダイオード12および13を備え、ソレノイド駆動装置の駆動対象である第1ソレノイド9aおよび第2ソレノイド9bを駆動するものである。ソレノイド駆動装置は、例えば、車両のブレーキの液圧を各ソレノイド9aおよび9bを用いて制御するために、車両におけるブレーキの液圧制御装置において用いられる。以下、ソレノイド駆動装置の各部の構成について説明する。
まず、各ソレノイド9aおよび9bに対して電源電圧を供給するための構成について説明する。本実施形態においては、電力供給源であるバッテリ14は、リレー回路6ならびに各ソレノイド駆動回路8aおよび8bを介して各ソレノイド9aおよび9bへ電力を供給する。バッテリ14は、例えば車両に搭載されるバッテリである。バッテリ14にはリレー回路6が接続され、リレー回路6には各ソレノイド駆動回路8aおよび8bが並列に接続される。リレー回路6は、バッテリ14からの電力を各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに供給する。以下では、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに接続されるリレー回路6の一端を電源供給端と呼ぶ。また、以下では、上記電源供給端における電圧BS、すなわち、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bを介して各ソレノイド9aおよび9bに供給される電源電圧BSを、ソレノイド電源電圧BSと呼ぶ。
各ソレノイド9aおよび9bは、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bと1対1に対応するように各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに接続される。図1では、ソレノイド9aの一端がソレノイド駆動回路8aに接続され、ソレノイド9bの一端がソレノイド駆動回路8bに接続される。各ソレノイド9aおよび9bの他端は接地されている。各ソレノイド駆動回路8aおよび8bは、各ソレノイド9aおよび9bに電力を供給することによって各ソレノイド9aおよび9bを駆動させる。なお、本実施形態では、ソレノイド駆動回路および本実施形態が駆動するソレノイドの数をそれぞれ2個として説明するが、ソレノイド駆動回路およびソレノイドの数はいくつであってもよい。
次に、各ソレノイド9aおよび9bを制御するための構成について説明する。マイコン1は、各ソレノイド9aおよび9bを制御するための情報処理手段である。マイコン1には、電圧検出回路2、監視回路3、出力禁止回路4、電源回路10が接続される。マイコン1は、出力禁止回路4を介してリレー駆動回路5ならびに各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに制御信号を出力することによって、各ソレノイド9aおよび9bを制御する。本実施形態においては、マイコン1、監視回路3、および出力禁止回路4は、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bならびにリレー回路6による電力供給を制御するものであり、請求項に記載の制御手段に相当する。具体的には、マイコン1が請求項に記載の駆動制御手段に相当し、監視回路3が請求項に記載の監視手段に相当し、出力禁止回路4が請求項に記載の遮断手段に相当する。
具体的には、マイコン1は、出力禁止回路4を介してリレー駆動回路5へリレー駆動要求信号RSを出力する。なお、リレー駆動回路5はリレー回路6に接続されている。リレー駆動回路5は、バッテリ14から各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへのリレー回路6による電源供給を制御する。リレー駆動回路5は、リレー駆動要求信号RSが入力される場合、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへ電源が供給されるようにリレー回路6を制御し、リレー駆動要求信号RSが入力されない場合、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへの電源供給を遮断するようにリレー回路6を制御する。このように、マイコン1は、リレー駆動回路5を用いてリレー回路6による電源供給を遮断させることが可能である。
また、マイコン1は、出力禁止回路4を介して各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへソレノイド駆動要求信号SS1およびSS2を出力する。第1ソレノイド駆動回路8aは、ソレノイド駆動要求信号SS1が入力される場合、第1ソレノイド9aに電源を供給して第1ソレノイド9aを駆動させ、ソレノイド駆動要求信号SS1が入力されない場合、第1ソレノイド9aへの電源供給を遮断する。同様に、第2ソレノイド駆動回路8bは、ソレノイド駆動要求信号SS2が入力される場合、第2ソレノイド9bに電源を供給して第2ソレノイド9bを駆動させ、ソレノイド駆動要求信号SS2が入力されない場合、第2ソレノイド9bへの電源供給を遮断する。このように、マイコン1は、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bを用いて各ソレノイド9aおよび9bに対する電源供給を遮断させることが可能である。
監視回路3は、マイコン1の動作を監視する。具体的には、監視回路3とマイコン1との間で定期的に信号のやり取りが行われ、監視回路3はマイコン1から取得される信号に基づいてマイコン1の異常を検出する。マイコン1の異常が検出された場合、監視回路3は、禁止信号PSを出力禁止回路4へ出力する。
出力禁止回路4は、監視回路3によってマイコン1の異常が検知された場合、マイコン1による制御にかかわらず、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bならびにリレー回路6による電力供給を遮断する。すなわち、出力禁止回路4は、上記禁止信号PSに応じて、マイコン1からの各要求信号(リレー駆動要求信号RSならびにソレノイド駆動要求信号SS1およびSS2)の出力を禁止する。出力禁止回路4は、3つのアンド回路21〜23を含む構成である。各アンド回路21〜23はそれぞれ、2つの入力端の一方がマイコン1に接続され、他方が監視回路3に接続される。各アンド回路21〜23は、監視回路3からの禁止信号PSを反転して入力する。したがって、監視回路3から禁止信号PSが入力される場合、マイコン1からの各要求信号はリレー駆動回路5および各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへ出力されない。つまり、各要求信号は、マイコン1から各要求信号が出力され、かつ、監視回路3から禁止信号PSが出力されない場合、リレー駆動回路5または各ソレノイド駆動回路8aおよび8bへ出力される。
電圧検出回路2は、上記リレー回路6の電源供給端に接続され、上記ソレノイド電源電圧BSの大きさを検出する。電圧検出回路2は、検出されたソレノイド電源電圧BSを示す信号をマイコン1へ出力する。
また、本実施形態においては、上記リレー回路6の下流側(電源供給端)にコンデンサ7の一端が接続される。コンデンサ7の他端は接地される。コンデンサは、リレー回路6から供給される電圧を、所定時間の間だけ所定電圧以上に保持する蓄電手段の一例である。詳細は後述するが、コンデンサ7は、リレー回路6および各ソレノイド駆動回路8aおよび8bによる電源供給の遮断が正常に行われているか否かをチェックする際、ソレノイド電源電圧BSを(遮断が正常に行われている場合には)緩やかに減少させるために設けられる。
マイコン1には、マイコン1に電力を供給する電源回路10が接続される。電源回路10は、ダイオード12を介してバッテリ14に接続されている。電源回路10は、バッテリ14からの電力を用いて、マイコン1に所定の電圧(例えば5[V])を供給する。また、詳細は第2の実施形態において述べるが、電源回路10は、上記所定の電源を供給することができない場合、マイコン1へリセット信号REを出力する。
図1において、バッテリ14と電源回路10との間にはダイオード12が接続される。ダイオード12は、そのアノード端子がバッテリ14に接続され、そのカソード端子が電源回路10に接続される。以下では、バッテリ14から電源回路10へ供給される電源電圧(ダイオード12のカソード側の電圧)を電圧VMとする。また、ダイオード12のカソード側にはコンデンサ11の一端が接続される。コンデンサ11の他端は接地される。ダイオード12のカソード側と上記リレー回路6の電源供給端との間にはダイオード13が設けられる。ダイオード13は、そのアノード端子が電源供給端に接続され、そのカソード端子がダイオード12のカソード側に接続される。ダイオード12および13は、リレー回路6の上流側および下流側の端子の電圧のいずれかが電源回路10に供給されるようにするために設けられる。
なお、図1に示した構成は、いくつかの構成要素が1つのチップとして構成されてもよく、例えば、監視回路3、出力禁止回路4、リレー駆動回路5、ならびに、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bを1つのチップとして構成してもよい。
以上に説明した構成により、ソレノイド駆動装置は、マイコン1がリレー駆動回路5ならびに各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに対して各要求信号を出力することによって、各ソレノイド9aおよび9bを制御する。また、マイコン1が異常であると監視回路3が判断した場合には、監視回路3から禁止信号PSが出力されることによって、各ソレノイド9aおよび9bへの電源供給が遮断される。具体的には、リレー回路6および各ソレノイド駆動回路8aおよび8bにおいて電源供給が遮断される。さらに、図1に示した構成においては、ソレノイド駆動装置は、リレー回路6における遮断(以下、「リレー遮断」と呼ぶ)が正常に行われているか、および、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bにおける遮断(以下、「ソレノイド遮断」と呼ぶ)が正常に行われているかを、それぞれ独立してチェックすることができる。以下、図2〜図4を参照して、第1の実施形態に係るソレノイド駆動装置による遮断チェック動作について説明する。
図2は、ソレノイド駆動装置のマイコン1が行う遮断チェック動作の流れを示すフローチャートである。なお、図2に示す遮断チェック動作は、どのようなタイミングで実行されてもよいが、例えば車両の電源がオンになってマイコンが起動した直後等のタイミングで実行される。
ステップS1において、まず、マイコン1は、擬似的に異常状態を設定する。つまり、マイコン1は、監視回路3との間における正常時のやり取りとは異なる信号を意図的に監視回路3に送信することによって、監視回路3にマイコン1が異常であると判断させる。この結果、監視回路3は、リレー駆動回路5ならびに各ソレノイド駆動回路8aおよび8bに対して遮断指示を行う、すなわち、出力禁止回路4に対して禁止信号PSを出力する。ステップS1の次にステップS2の処理が実行される。
ステップS2において、マイコン1は、各ソレノイド9aおよび9bを駆動させる指示を行う。すなわち、マイコン1は、ソレノイド駆動要求信号SS1およびSS2ならびにリレー駆動要求信号RSを出力する。なお、本ステップS2において各要求信号がマイコン1から出力されても、上記ステップS1において監視回路3が禁止信号PSを出力しているので、出力禁止回路4から当該各要求信号は出力されない。その結果、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bは、各ソレノイド9aおよび9bを駆動させない、つまり、各ソレノイド9aおよび9bに対する電源供給を遮断する。また、リレー駆動回路5はリレー回路6に電源供給を行わせない(電源供給を遮断する)。ステップS2の次にステップS3の処理が実行される。
なお、他の実施形態においては、ステップS1の処理とステップS2の処理との順番を逆にしてもよい。また、マイコン1は、ステップS1の前に、リレー駆動要求信号RSをリレー駆動回路5に出力してもよい。これによれば、リレー回路6によってバッテリ14からの電源がコンデンサ7に供給されるので、ステップS1において監視回路3によってマイコン1の異常が検出されたことに応じてリレー回路6および各ソレノイド駆動回路8aおよび8bによる電源供給が遮断される時点で、コンデンサ7を確実に充電状態とすることができる。
ステップS3〜S6の処理においては、上記ソレノイド遮断が正常であるか否かをチェックする処理が実行される。本実施形態において、ソレノイド遮断が正常であるか否かのチェックは、ソレノイド電源電圧BSの大きさをモニタすることによって行うことができる。以下、詳細を説明する。
図3は、リレー遮断およびソレノイド遮断が行われている場合における、ソレノイド電源電圧BSの時間変化を示す図である。また、図4は、リレー遮断が行われ、かつ、第1または第2ソレノイド駆動回路8aまたは8bのいずれかでソレノイド遮断が行われていない場合における、ソレノイド電源電圧BSの時間変化を示す図である。図3および図4におけるグラフの横軸は時間[ms]であり、縦軸はソレノイド電源電圧BSの大きさ[V]である。図3および図4では、遮断が行われた時点を0[ms]としている。なお、上記時間変化の特性は、コンデンサ7の特性のばらつきや温度による特性の変化によって変化するが、図3および図4では、最小値(min)の場合、標準的な値(平均値等)(typ)の場合、および、最大値(max)の場合についてグラフを示している。なお、図3および図4では、時間t=0[ms]の時点でコンデンサ7は充電状態であるとする。
ここで、コンデンサ7は、リレー回路6から供給された電圧を、リレー回路6からの電力供給が遮断されてから少なくとも所定時間の間、所定電圧よりも大きい電圧に保持することが可能な静電容量を有すると言える。したがって、図3に示されるように、リレー遮断およびソレノイド遮断が正常に行われている場合には、ソレノイド電源電圧BSは次第に(図4に比べて緩やかに)減少していく。一方、図4に示されるように、リレー遮断が正常に行われており、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bの少なくともいずれかにおいてソレノイド遮断が正常に行われていない場合には、コンデンサ7に充電された電力は各ソレノイド9aおよび9bの少なくともいずれかに供給されるので、ソレノイド電源電圧BSは、図3に比べて急激に減少する。図3および図4のグラフでは、コンデンサのばらつき等を考慮しても、ソレノイド遮断が正常に行われている場合には、少なくとも150[ms]の間、ソレノイド電源電圧BSは2[V]以上を維持することが分かる。また、ソレノイド遮断が正常に行われていない場合には、ソレノイド電源電圧BSは30[ms]以内に2[V]以下に降下することが分かる。
以上より、「コンデンサ7は、リレー回路6から供給された電圧を、リレー回路6からの電力供給が遮断されてから少なくとも所定の第1時間の間、所定の第1電圧よりも大きい電圧に保持することが可能な静電容量を有する」とすれば、ソレノイド遮断が正常に行われているか否かは、次のように判定することができる。すなわち、ソレノイド遮断が正常に行われているか否かは、監視回路3による遮断指示が行われてから(ステップS1が実行されてから)上記第1時間が経過するまでソレノイド電源電圧BSが上記第1電圧を維持しているか否かによって判定することができる。上記第1時間および第1電圧は、コンデンサ7の特性に応じて予め設定される(換言すれば、上記第1時間および第1電圧として適当な値が設定可能なように、コンデンサ7の特性を選択すればよい)。例えば、図3および図4の場合、上記第1時間を例えば60[ms](上記30[ms]に対して余裕を見て2倍の値としている)とし、上記第1電圧を例えば2[V]とすればよい。
以下、ソレノイド遮断のチェック処理(ステップS3〜S6)の詳細について説明する。ステップS3において、マイコン1は、電圧検出回路2からの信号を取得することによってソレノイド電源電圧BSを検出する。続くステップS4において、マイコン1は、ステップS3で検出されたソレノイド電源電圧BSが上記第1電圧以下であるか否かを判定する。ステップS4の判定結果が肯定である場合、ステップS5の処理が実行される。一方、ステップS4の判定結果が否定である場合、ステップS6の処理が実行される。
ステップS5において、マイコン1は、ソレノイド遮断が正常に行われていない(遮断異常である)と判断する。具体的には、マイコン1は、ソレノイドを使用するブレーキ制御を停止したり、ソレノイド遮断が異常である旨を他のECUに通知等することによって、ソレノイド遮断が異常である旨をユーザに通知したりする等の処理を行う。ステップS5の次に、後述するステップS7の処理が実行される。
一方、ステップS6において、マイコン1は、監視回路3が遮断を指示してから(ステップS1が実行されてから)の経過時間が、上記第1時間を超えたか否かを判定する。ステップS6の判定結果が肯定である場合、後述するステップS7の処理が実行される。この場合、上記ステップS5の処理は実行されないので、ソレノイド遮断は正常に行われていると判断されたことになる。一方、ステップS6の判定結果が否定である場合、上記ステップS3の処理が再度実行される。以降、ステップS4の判定結果が肯定となりソレノイド遮断が異常であると判断されるか、あるいは、上記経過時間が上記第1時間を超えることによってステップS5の判定結果が肯定となるまで、ステップS3〜S6の処理が繰り返し実行される。
以上のように、本実施形態では、電源供給の遮断が指示された(ステップS1)後、ソレノイド電源電圧BSが所定の第1電圧以下となるか否かの判定処理(ステップS4)が、所定の第1時間を経過する(ステップS6でYes)まで実行される。そして、第1時間を経過するまでにソレノイド電源電圧BSが所定の第1電圧以下となった場合、ソレノイド遮断が異常であると判断され(ステップS5)、ソレノイド電源電圧BSが所定の第1電圧以下とならずに第1時間が経過した場合、ソレノイド遮断は正常であると判断される。以上によって、ソレノイド遮断が正常に行われているか否かを容易に判定することができる。
ステップS7〜S10の処理においては、上記リレー遮断が正常であるか否かをチェックする処理が実行される。ここで、仮にリレー遮断が行われていないとすれば、リレー回路6から電源供給端に電源が供給されるので、ソレノイド電源電圧BSは低下しない。つまり、ステップS1の後、ソレノイド電源電圧BSが低下していなければ、リレー遮断が正常に行われていないことが分かる。以上より、「コンデンサ7は、それによって保持される電圧が、リレー回路6からの電力供給が遮断されてから所定の第2時間が経過した時点で少なくとも所定第2電圧以下となる静電容量を有する」とすれば、リレー遮断が正常に行われているか否かは、次のように判定することができる。すなわち、リレー遮断が正常に行われているか否かは、監視回路3によって遮断指示が行われてから上記第2時間が経過するまでにソレノイド電源電圧BSが上記第2電圧以下となったか否かによって判定することができる。このように、リレー遮断が正常に行われているか否かのチェックは、各ソレノイド駆動回路8aおよび8bの場合と同様、ソレノイド電源電圧BSの大きさをモニタすることによって行うことができる。
以上より、ステップS7〜S10の処理では、監視回路3によって遮断指示が行われてから第2時間が経過するまでにソレノイド電源電圧BSが第2電圧以下となったか否かの判定が行われる。具体的には、ステップS7において、マイコン1は、ステップS3と同様、電圧検出回路2からの信号を取得することによってソレノイド電源電圧BSを検出する。続くステップS8において、マイコン1は、ステップS3で検出されたソレノイド電源電圧BSが上記第2電圧以下であるか否かを判定する。ここで、第2電圧は、通常は上記第1電圧よりも高い値に設定され、例えば6.5[V]に設定される。ステップS8の判定結果が肯定である場合、後述するステップS11の処理が実行される。一方、ステップS8の判定結果が否定である場合、ステップS9の処理が実行される。
ステップS9において、マイコン1は、監視回路3が遮断を指示してから(ステップS1が実行されてから)の経過時間が、上記第2時間を超えたか否かを判定する。ここで、第2時間は、上記第1時間よりも長い値に設定され、例えば2000[ms]に設定される。ステップS9の判定結果が肯定である場合、ステップS10の処理が実行される。一方、ステップS10の判定結果が否定である場合、ステップS7の処理が再度実行される。以降、ソレノイド電源電圧BSが第2電圧以下となりステップS8の判定結果が肯定となるか、あるいは、上記経過時間が上記第2時間を超えることによってステップS10の判定結果が肯定となるまで、ステップS7〜S9の処理が繰り返し実行される。
ステップS10において、マイコン1は、リレー遮断が正常に行われていない(遮断異常である)と判断する。具体的には、マイコン1は、ステップS5と同様、ソレノイドを使用するブレーキ制御を停止したり、リレー遮断が異常である旨を他のECUに通知等することによって、リレー遮断が異常である旨をユーザに通知したりする等の処理を行う。ステップS10の次に、ステップS11の処理が実行される。
以上のように、本実施形態では、電源供給の遮断が指示された(ステップS1)後、ソレノイド電源電圧BSが所定の第2電圧以下となるか否かの判定処理(ステップS8)が、所定の第2時間を経過する(ステップS9でYes)まで実行される。そして、第2時間を経過するまでにソレノイド電源電圧BSが所定の第2電圧以下とならなかった場合、リレー遮断が異常であると判断され(ステップS10)、ソレノイド電源電圧BSが所定の第2電圧以下となった場合、リレー遮断は正常であると判断される。以上によって、リレー遮断が正常に行われているか否かを容易に判定することができる。
ステップS11において、マイコン1は、各ソレノイド9aおよび9bの駆動を停止する指示を行う。すなわち、マイコン1は、ソレノイド駆動要求信号SS1およびSS2ならびにリレー駆動要求信号RSの出力を停止する。ステップS11の後、マイコン1は、図2に示す遮断チェック動作を終了する。
以上のように、本実施形態においては、リレー回路6の下流側にコンデンサ7を設けることによって、リレー遮断が異常である場合、ソレノイド遮断が異常である場合、および、リレー遮断およびソレノイド遮断が共に正常である場合のそれぞれにおいて、ソレノイド電源電圧BSの変化に差を付けるようにした。これによって、2種類の遮断が正常であるか否かをチェックすることができ、遮断のチェックを詳細に行うことができる。また、本実施形態においては、2種類の遮断をチェックするためにそれぞれに個別にチェック回路を設ける必要がなく、コンデンサ7を設けるという簡易な構成によって2種類の遮断のチェックを行うことができる。
なお、上記第1の実施形態においては、マイコン1は、ソレノイド遮断のチェック処理(ステップS3〜S6)を先に実行し、リレー遮断のチェック処理(ステップS7〜S10)を後に実行した。ここで、他の実施形態においては、ソレノイド遮断のチェック処理およびリレー遮断のチェック処理はどちらが先に実行されてもよい。このとき、上記第1時間よりも第2時間が短く設定される。また、マイコン1は、ソレノイド遮断のチェック処理およびリレー遮断のチェック処理を同時に実行してもよい。具体的には、マイコン1は、上記第1時間と第2時間とを同じ時間に設定し、監視回路3が遮断を指示してからの経過時間が第1時間となった時点におけるソレノイド電源電圧BSの大きさが下記の(a)〜(c)のいずれに該当するかを判断する。
(a)第1電圧以下である。
(b)第1電圧よりも大きく第2電圧以下である。
(c)第2電圧よりも大きい。
そして、(a)であればソレノイド遮断の異常、(b)であればソレノイド遮断およびリレー遮断ともに正常、(c)であればリレー遮断の異常、と判断すればよい。なお、上記経過時間が長すぎるとソレノイド遮断のチェックが不正確になり、上記経過時間が短すぎるとリレー遮断のチェックが不正確になるので、通常は上記第1の実施形態のように、ソレノイド遮断のチェック処理を先に実行し、リレー遮断のチェック処理を後に実行することが好ましい。つまり、第1時間が第2時間よりも短く設定されることが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るソレノイド駆動装置について説明する。第1の実施形態のようにソレノイド駆動装置は車両のバッテリを電源として用いることが考えられるが、車両のバッテリは、車両に搭載される他の装置に対しても電力を供給するので、一度に多くの装置が電力を必要とする場合にはバッテリの供給電力が一時的に低下することがある。リレー回路6として半導体リレーを用いる場合、バッテリの供給電力が低下するとリレー回路6に供給される電圧が一時的に低下するので、バッテリの供給電力の低下が上述の遮断チェック動作中に生じると、マイコン1はチェックを正確に行うことができず、誤判定を行うおそれがある。具体的には、バッテリ電圧の低下によってリレー回路6に供給される電圧が低下するとソレノイド電源電圧BSが低下することが原因で、遮断チェック動作における上記ステップS4において判定結果が肯定となり、(本来はソレノイド遮断が正常であっても)ソレノイド遮断が異常であると誤判定されてしまう。そこで、第2の実施形態においては、マイコン1の誤判定を防止すべく、ソレノイド駆動装置は、バッテリ14の供給電力の低下が生じた場合には遮断チェック動作をリセットする。以下、詳細を説明する。
第2の実施形態に係るソレノイド駆動装置の構成は図1と同じである。ここで、第2の実施形態においては、電源回路10は、バッテリ14から電源回路10に供給される電圧(以下、マイコン電源電圧と呼ぶ)VMが6[V]であれば、マイコン1に所定の電圧(例えば5[V])を供給することが可能であるとする。そして、電源回路10は、マイコン1に所定の電圧(例えば5[V])を供給することができない場合(すなわち、マイコン電源電圧VMが6[V]以下となる場合)、マイコン1に対してリセット信号REを出力する。
図5は、バッテリ電圧を0[V]にした場合における、マイコン電源電圧VMの時間変化を示す図である。図5におけるグラフの横軸は時間[ms]であり、縦軸はマイコン電源電圧VMの大きさ[V]である。図5では、バッテリ電圧を0[V]にした時点を0[ms]としている。なお、上記時間変化の特性は、コンデンサ11や各ダイオード12および13の特性のばらつきや温度による特性の変化によって変化するが、図5では、最小値(min)の場合、標準的な値(平均値等)(typ)の場合、および、最大値(max)の場合についてグラフを示している。図5に示されるように、バッテリ電圧を0[V]にするとマイコン電源電圧VMは次第に減少していき、ある時間が経過すれば所定電圧以下になることが分かる。したがって、バッテリ電圧が低下した場合、ある時間が経過すると電源回路10がリセット信号REをマイコン1に出力し、その結果、マイコン1がリセットされることになる。換言すれば、電源回路10は、マイコン1に対して所定の電圧を供給できない場合、遮断指示を行ってから所定時間が経過するまでにマイコン1をリセットさせると言える。なお、コンデンサ11等の素子の特性や温度にも依るが、図5では、バッテリ電圧が0[V]となってから10[ms]経過すればマイコン電源電圧VMは6[V]以下となる。したがって、ここでは、バッテリ電圧が低下してから10[ms]経過すれば、バッテリ電源電圧VMが6[V]以下に低下し、電源回路10がリセット信号REをマイコン1に出力する結果、マイコン1がリセットされる。
以上より、第2の実施形態における遮断チェック動作では、バッテリ電圧が低下してから所定時間(10[ms])経過すれば(必ず)マイコン1にリセットがかかることを利用して、誤判定が行われる前にマイコン1にリセットがかかるようにし、これによってマイコン1が誤判定を行わないようにする。図6は、第2の実施形態に係るソレノイド駆動装置のマイコン1が行う遮断チェック動作の流れを示すフローチャートである。なお、図6において、図2と同じ処理を行うステップには図2と同じステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態においては、ステップS4の判定結果が肯定である場合、ステップS21の処理が実行される。ステップS21において、マイコン1は、監視回路3による遮断指示が行われてからの経過時間が、予め定められた所定の第3時間を超えたか否かを判定する。この第3時間は、上記所定時間(10[ms])よりも長く設定されればよく、本実施形態では10[ms]に対して余裕を見て20[ms]に設定されるものとする。ステップS21の判定結果が肯定の場合、ステップS5の処理が実行される。一方、ステップS21の判定結果が否定の場合、ステップS3の処理が再度実行される。
以上より、第2の実施形態においては、ソレノイド電源電圧BSが第1電圧以下となり(ステップS4でYes)、かつ、上記経過時間が第3時間を超えた(ステップS21でYes)場合に、ソレノイド遮断が異常であると判定される(ステップS5)。つまり、マイコン1は、ソレノイド電源電圧BSが第1電圧以下となっても経過時間が第3時間を超えるまではマイコン1がステップS3,S4およびS21の処理ループを繰り返す。ここで、上述したように第2の実施形態においては、バッテリ電圧が低下してから、第3時間よりも短い所定時間が経過すればマイコン1にリセットがかかる。したがって、バッテリ電圧が低下した場合には、マイコン1がステップS3,S4およびS21の処理ループを繰り返している間にマイコン1にリセットがかかることになる。つまり、第2の実施形態においては、ステップS5の判定が行われる前にマイコン1にリセットがかかり、マイコン1は遮断チェック動作を中止するので、ソレノイド遮断が異常であると誤判定することがない。
以上のように、第2の実施形態によれば、バッテリ電圧が低下した場合であってもマイコン1が誤判定を行うことを防止することができ、ソレノイド駆動装置はより正確に遮断チェック動作を行うことができる。なお、車両のイグニッションスイッチがオンになった直後の時間帯においてはバッテリの供給電力が低下する可能性が十分考えられるので、この時間帯に遮断チェック動作を行う場合には、第2の実施形態における処理が特に有効である。
以上のように、本発明は、ソレノイドへの電源供給が遮断されているかのチェックを簡易な構成で詳細に行うこと等と目的として、例えば車両に搭載されるソレノイド駆動装置等として利用することが可能である。
第1の実施形態に係るソレノイド駆動装置の構成を示すブロック図 ソレノイド駆動装置のマイコン1が行う遮断チェック動作の流れを示すフローチャート リレー遮断およびソレノイド遮断が行われている場合における、ソレノイド電源電圧BSの時間変化を示す図 リレー遮断が行われ、かつ、第1または第2ソレノイド駆動回路8aまたは8bのいずれかでソレノイド遮断が行われていない場合における、ソレノイド電源電圧BSの時間変化を示す図 バッテリ電圧を0[V]にした場合における、マイコン電源電圧VMの時間変化を示す図 第2の実施形態に係るソレノイド駆動装置のマイコン1が行う遮断チェック動作の流れを示すフローチャート
符号の説明
1 マイコン
2 電圧検出回路
3 監視回路
4 出力禁止回路
5 リレー駆動回路
6 リレー回路
7,11 コンデンサ
8a,8b ソレノイド駆動回路
9a,9b ソレノイド
12,13 ダイオード
14 バッテリ

Claims (7)

  1. ソレノイドに電力を供給することによって前記ソレノイドを駆動させるソレノイド駆動回路と、
    電源からの電力を前記ソレノイド駆動回路に供給するリレー回路と、
    前記ソレノイド駆動回路および前記リレー回路による電力供給を制御する制御手段と、
    前記リレー回路と前記ソレノイド駆動回路との間の電力供給端に接続され、前記リレー回路から供給される電圧を保持する蓄電手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ソレノイド駆動回路および前記リレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行ってから所定の第1時間が経過するまでの間に前記電力供給端子の電圧が所定の第1電圧以下となったことを少なくとも条件として、前記ソレノイド駆動回路による遮断が異常であると判定するとともに、前記遮断指示を行ってから所定の第2時間が経過するまでの間、前記電力供給端子の電圧が所定の第2電圧よりも大きい値に維持されることを少なくとも条件として前記リレー回路による遮断が異常であると判定する、ソレノイド駆動装置。
  2. 前記第1時間は前記第2時間よりも短く設定される、請求項1に記載のソレノイド駆動装置。
  3. 前記蓄電手段は、前記リレー回路から供給された電圧を、前記リレー回路からの電力供給が遮断されてから少なくとも前記第1時間の間、前記第1電圧よりも大きい電圧に保持することが可能な静電容量を有する、請求項1に記載のソレノイド駆動装置。
  4. 前記蓄電手段は、それによって保持される電圧が、前記リレー回路からの電力供給が遮断されてから前記第2時間が経過した時点で少なくとも前記第2電圧以下となる静電容量を有する、請求項1に記載のソレノイド駆動装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記ソレノイド駆動回路および前記リレー回路の駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段の異常を監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記駆動制御手段の異常が検知された場合、前記駆動制御手段による制御にかかわらず、前記ソレノイド駆動回路および前記リレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行う遮断手段とを含む、請求項1に記載のソレノイド駆動装置。
  6. 前記ソレノイド駆動装置は、車両に搭載され、車両のバッテリを前記電源として用い、
    前記バッテリからの電力によって前記制御手段に所定の電力を供給し、前記バッテリからの電力供給が不足することによって当該所定の電力を供給できない場合、前記制御手段における処理をリセットさせる電源回路をさらに備え、
    前記制御手段は、前記遮断指示を行ってから所定の第3時間が経過した後で、かつ、前記ソレノイド駆動回路および前記リレー回路による電力供給を遮断する遮断指示を行ってから所定の第1時間が経過するまでの間に前記電力供給端子の電圧が所定の第1電圧以下となったことを条件として、前記ソレノイド駆動回路による遮断が異常であると判定する、請求項1に記載のソレノイド駆動装置。
  7. 前記電源回路は、前記所定の電力を供給できない場合、前記遮断指示を行ってから前記第3時間が経過するまでに前記制御手段における処理をリセットさせる、請求項6に記載のソレノイド駆動装置。
JP2008117698A 2008-04-28 2008-04-28 ソレノイド駆動装置 Expired - Fee Related JP5297685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117698A JP5297685B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 ソレノイド駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117698A JP5297685B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 ソレノイド駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009267258A JP2009267258A (ja) 2009-11-12
JP5297685B2 true JP5297685B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=41392693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008117698A Expired - Fee Related JP5297685B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 ソレノイド駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5297685B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106575561A (zh) * 2014-08-25 2017-04-19 博格华纳公司 利用残磁进行闩锁以及利用放电电容器来消磁和释放闩锁的闩锁螺线管

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8996328B2 (en) 2009-12-29 2015-03-31 Fisher Controls International Llc Methods, apparatus and articles of manufacture to test safety instrumented system solenoids
JP6473072B2 (ja) * 2015-12-09 2019-02-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
JP6580512B2 (ja) * 2016-04-08 2019-09-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 電源系統の診断装置及び診断方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3446630B2 (ja) * 1998-10-09 2003-09-16 株式会社デンソー 電磁弁駆動装置
JP2002324710A (ja) * 2000-12-28 2002-11-08 Komatsu Ltd 誘導負荷の異常判断装置および方法
JP2007025930A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Sharp Corp 携帯端末装置、電子機器、及びモニター装置
JP4765859B2 (ja) * 2006-09-15 2011-09-07 株式会社アドヴィックス 車両用制動装置の異常診断装置、及び車両用制動装置の異常診断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106575561A (zh) * 2014-08-25 2017-04-19 博格华纳公司 利用残磁进行闩锁以及利用放电电容器来消磁和释放闩锁的闩锁螺线管

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009267258A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008306799A (ja) 電源装置、電源装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
US8779698B2 (en) Automatic variable speed motor drive bypass
EP3327746B1 (en) In-vehicle control device and in-vehicle control system
JP5297685B2 (ja) ソレノイド駆動装置
CN104421193A (zh) 冷却风扇系统以及通信设备
TWI534579B (zh) 電力供給控制裝置,及可程式邏輯控制器
JP2012226569A (ja) 記憶装置のデータ保護装置
JP6153815B2 (ja) 自動車用の電子制御装置
US11133666B2 (en) System and method for managing power consumption during a fault condition
JP6240567B2 (ja) エレベータ制御電源監視装置及びエレベータ制御電源監視方法
JP7007922B2 (ja) 制御装置、および制御方法
KR101462408B1 (ko) 자동 계통 병입 장치 및 그 제어방법
JP2018131030A (ja) 電子制御装置
JP5950442B2 (ja) 電子制御装置
JP6942444B2 (ja) 制御装置、および制御装置の制御方法
US10718428B2 (en) Controller for vehicle transmission
JP2009207331A (ja) 電源保護制御回路
JP2015060412A (ja) データ保護装置、データ保護方法及びデータ保護プログラム
JP6379070B2 (ja) リレー回路故障診断装置
WO2022254780A1 (ja) 車載用制御装置
WO2024122023A1 (ja) 車両の制御システム
JP2016181127A (ja) Usb電源保護機能を有するusbファン装置
WO2019230453A1 (ja) 放電制御装置
JP2015211168A (ja) アクチュエータ駆動装置
JP5021559B2 (ja) 停電検出装置及び電子機器システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110901

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5297685

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees