JP2002324710A - 誘導負荷の異常判断装置および方法 - Google Patents

誘導負荷の異常判断装置および方法

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JP2002324710A
JP2002324710A JP2001390308A JP2001390308A JP2002324710A JP 2002324710 A JP2002324710 A JP 2002324710A JP 2001390308 A JP2001390308 A JP 2001390308A JP 2001390308 A JP2001390308 A JP 2001390308A JP 2002324710 A JP2002324710 A JP 2002324710A
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solenoid
inductive load
back electromotive
detecting
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Yasushi Kawamichi
泰史 川路
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導負荷が断線状態又は短絡状態の何れの異
常であるかを検出することができる誘導負荷制御装置を
提供する。 【解決手段】 ソレノイド制御装置1の図示しない判断
部は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力端子か
ら出力されるHレベルの信号と(コンデンサCの充電電
圧VHが低下しない旨)、電圧検出部60のコンパレー
タ61の出力端子から出力されるLレベルの信号(ソレ
ノイド10に逆起電圧が発生しない旨)とに基づいて、
ソレノイド10は断線状態であると判断する。また、上
記判断部は、コンパレータ31の出力端子から出力され
るHレベルの信号と(コンデンサCの充電電圧VHが低
下した旨)、コンパレータ61の出力端子から出力され
るLレベルの信号(ソレノイド10に逆起電圧が発生し
ない旨)とに基づいて、ソレノイド10は短絡状態であ
ると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイド等の誘
導負荷に供給される電流を制御する誘導負荷制御装置に
関し、特に誘導負荷で発生した異常内容を判断する装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械などの油圧駆動車両に
は、電磁弁(電磁比例制御弁)を制御するために、その
電磁弁を駆動するソレノイドと、該ソレノイドへの電流
を制御するコントローラとを有するソレノイド制御装置
が組み込まれている。
【0003】このソレノイド制御装置を用いた例えばエ
ンジンのインジェクション制御、即ちソレノイド制御で
は、駆動開始時にソレノイドに高電圧を印加し、過励磁
状態にして一気にバルブを開かせるように制御する共
に、その後、所定時間そのバルブが開いた状態を保持す
るためパルス幅変調(PWM)信号に従ってソレノイド
に流れる電流が一定電流になるように制御し、さらに、
前記所定時間経過後はソレノイドへの電流の供給を急速
遮断してバルブを閉じるように制御している。
【0004】ところで、ソレノイドは種々の原因により
断線状態又は短絡状態となることがある。このようなソ
レノイドの異常を検出する装置としては、特開昭62−
279265号公報に記載された装置が知られている。
この公報に記載された装置では、トランジスタのオフ動
作のときにソレノイドに発生する逆起電圧に基づいて、
燃料噴射弁駆動回路系の異常を検出するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された装置では、ソレノイドに発生する逆起電
圧に基づいて燃料噴射弁駆動回路系の異常を検出するこ
とはできるものの、燃料噴射弁駆動回路系の例えばソレ
ノイドが断線状態又は短絡状態の何れの異常であるかを
検出することはできない。
【0006】そこで、本発明は、誘導負荷が断線状態又
は短絡状態の何れの異常であるかを検出することができ
る誘導負荷の異常判断装置および方法を提供することを
解決課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記解
決課題を達成するため、第1の発明では、誘導負荷に電
圧を印加する電圧印加手段と、前記誘導負荷に印加され
ている電圧を検出する印加電圧検出手段と、前記印加電
圧に応じた電流が通電する通電回路と、前記通電回路を
遮断して前記誘導負荷に逆起電圧を発生させる遮断手段
と、前記遮断手段によって前記通電回路を遮断したとき
に前記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧
検出手段と、前記印加電圧検出手段の検出結果と前記逆
起電圧検出手段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷
の異常内容を判断する判断手段とを具備したことを特徴
とする。
【0008】第2の発明では、充電電圧を誘導負荷に印
加する充電電圧印加手段と、前記充電電圧を検出する充
電電圧検出手段と、前記充電電圧に応じた電流が通電す
る通電回路と、前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に
逆起電圧を発生させる遮断手段と、前記遮断手段によっ
て前記通電回路を遮断したときに前記誘導負荷に発生す
る逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、前記充電電
圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手段の検出結
果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内容を判断する判
断手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】次に第1及び第2の発明を図1及び図5を
参照して説明する。
【0010】ソレノイド制御装置1の図示しない判断部
は、図1に示すように、電圧検出部30のコンパレータ
31の出力端子から出力されるLレベルの信号と(コン
デンサCの充電電圧VHが低下した旨)、電圧検出部6
0のコンパレータ61の出力端子から出力されるHレベ
ルの信号(ソレノイド10に逆起電圧が発生した旨)と
に基づいて、ソレノイド10は正常であると判断する
(図5の符号410で示される項目参照)。
【0011】また、ソレノイド制御装置1の図示しない
判断部は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力端
子から出力されるHレベルの信号と(コンデンサCの充
電電圧VHが低下しない旨)、電圧検出部60のコンパ
レータ61の出力端子から出力されるLレベルの信号
(ソレノイド10に逆起電圧が発生しない旨)とに基づ
いて、ソレノイド10は断線状態であると判断する(図
5の符号420で示される項目参照)。
【0012】さらに、ソレノイド制御装置1の図示しな
い判断部は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力
端子から出力されるHレベルの信号と(コンデンサCの
充電電圧VHが低下した旨)、電圧検出部60のコンパ
レータ61の出力端子から出力されるLレベルの信号
(ソレノイド10に逆起電圧が発生しない旨)とに基づ
いて、ソレノイド10は短絡状態であると判断する(図
5の符号420で示される項目参照)。
【0013】以上説明したように第1及び第2の発明に
よれば、印加電圧検出手段(充電電圧検出手段)の検出
結果と逆起電圧検出手段の検出結果とに基づいて、誘導
負荷が断線状態又は短絡状態の何れの異常であるかを判
断することができる。
【0014】また、上記解決課題を達成するため、第3
の発明では、一定電流が誘導負荷に流れるように当該誘
導負荷に制御電圧を印加する制御電圧印加手段と、前記
誘導負荷に印加されている制御電圧を検出する制御電圧
検出手段と、前記印加電電圧に応じた電流が通電する通
電回路と、前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起
電圧を発生させる遮断手段と、前記遮断手段によって前
記通電回路を遮断したときに前記誘導負荷に発生する逆
起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、前記制御電圧検
出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手段の検出結果と
に基づいて、前記誘導負荷の異常内容を判断する判断手
段とを具備したことを特徴とする。
【0015】次に、第3の発明を図1及び図7を参照し
て説明する。
【0016】ソレノイド制御装置1の図示しない判断部
は、図1に示すように、PWM部40のドライブ回路4
2から出力されるPWM信号(所定のデューティ比の信
号)と、電圧検出部60のコンパレータ61の出力端子
から出力されるHレベルの信号(ソレノイド10に逆起
電圧が発生した旨)とに基づいて、ソレノイド10は正
常であると判断する(図7の符号510で示される項目
参照)。
【0017】また、ソレノイド制御装置1の図示しない
判断部は、PWM部40のドライブ回路42から出力さ
れるPWM信号(デューティ比100%の信号=Hレベ
ルの信号)と、電圧検出部60のコンパレータ61の出
力端子から出力されるLレベルの信号(ソレノイド10
に逆起電圧が発生しない旨)とに基づいて、ソレノイド
10は断線状態であると判断する(図7の符号520で
示される項目参照)。
【0018】さらに、ソレノイド制御装置1の図示しな
い判断部は、PWM部40のドライブ回路42から出力
されるPWM信号(デューティ比0%の信号=Lレベル
の信号)と、電圧検出部60のコンパレータ61の出力
端子から出力されるLレベルの信号(ソレノイド10に
逆起電圧が発生しない旨)とに基づいて、ソレノイド1
0は短絡状態であると判断する(図7の符号520で示
される項目参照)。
【0019】以上説明したように第3の発明によれば、
制御電圧検出手段の検出結果と逆起電圧検出手段の検出
結果とに基づいて、誘導負荷が断線状態又は短絡状態の
何れの異常であるかを判断することができる。
【0020】第4の発明では、誘導負荷に電圧を印加す
る電圧印加手段と、前記誘導負荷に印加されている電圧
を検出する印加電圧検出手段と、前記印加電圧に応じた
電流が通電する通電回路と、前記通電回路を遮断して前
記誘導負荷に逆起電圧を発生させる遮断手段と、前記遮
断手段によって前記通電回路を遮断したときに前記誘導
負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段
と、前記印加電圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検
出手段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内
容を判断する判断手段とを、作業機械に設けたことを特
徴とする。
【0021】第4の発明は、第1の発明を作業機械に適
用したことを特徴とする。
【0022】第5の発明では、誘導負荷に電圧を印加す
る電圧印加行程と、前記誘導負荷に印加されている電圧
を検出する印加電圧検出行程と、前記誘導負荷に電流が
通電される通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起電圧
を発生させる遮断行程と、前記通電回路を遮断したとき
に前記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧
検出行程と、前記誘導負荷に印加されている印加電圧
と、前記誘導負荷で発生した逆起電圧とに基づいて、誘
導負荷の異常内容を判断する判断行程とを含むことを特
徴とする。
【0023】第5の発明は、第1の発明の装置発明を方
法の発明に置換したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0025】本実施形態では、上述したように例えばエ
ンジンのインジェクション制御、即ちソレノイド制御を
行うソレノイド制御装置を想定している。
【0026】図1は、本発明に係るソレノイド制御装置
1の構成を示したものである。
【0027】同図1において、ソレノイド制御装置1
は、噴射燃料を調整するためのソレノイド10と、ソレ
ノイド10を過励磁状態にするために必要な電荷を蓄積
するコンデンサCを所定の充電電圧(定格電圧)まで充
電するための充電部20と、コンデンサCの端子間の電
圧を検出する電圧検出部30と、ソレノイド10に対し
て電源VBからの電流を断続的に供給させるためのパル
ス幅変調部(以下、PWM部という)40と、ソレノイ
ド10に発生した逆起電圧を検出する逆起電圧検出部6
0と、ソレノイド10に断続的に流れた電流の信号を検
出する電流検出部50と、スイッチSW1、SW2と、
ダイオードD1、D2、D3とを有して構成されてい
る。
【0028】充電部20は、オンオフ動作するスイッチ
SW0がオン状態のときに、充電用電源ECからの電流
がコンデンサCに流れるように設定されている。
【0029】スイッチSW0、SW1、SW2は、例え
ばトランジスタ、FET(電界効果トランジスタ)等の
半導体素子(スイッチング素子)から構成され、各々が
所定のタイミングに従ってオンオフ制御されるようにな
っている。
【0030】コンデンサCには、スイッチSW1、SW
2がオフ状態のときにスイッチSW0がオン状態となる
ことで、充電用電源Ecからの電荷がダイオードD0を
介して供給されて蓄積される。このようにして電荷が蓄
積されるコンデンサCでは、所定の充電電圧(例えば定
格電圧)VHまで充電される。
【0031】コンデンサCが所定の充電電圧VHまで充
電され、ソレノイドの駆動開始のタイミングに従って、
スイッチSW0がオフ状態となると共に、オフ状態のス
イッチSW1、SW2がオン状態に変化する。
【0032】スイッチSW1、SW2がオン状態になる
ことで、コンデンサC、スイッチSW1、ダイオードD
1、ソレノイド10、スイッチSW2、電流検出部50
およびグランド(GND)の順路の閉ループLP1が形
成される。
【0033】このようにしてソレノイドの駆動開始時に
閉ループLP1が形成されると、コンデンサCの充電電
圧VHが、ダイオードD1を介してソレノイド10の一
端に印加される。すなわち、コンデンサCに蓄積された
電荷が上記閉ループLP1の経路に流れて(つまり閉ル
ープLP1に電流I1が流れて)、ソレノイド10が過
励磁状態となる。ソレノイド10が過励磁されることで
一気にバルブが開くようになっている。
【0034】なお、スイッチSW1は、ソレノイド10
に所定の電流値の過励磁電流が流れた後(つまり、所定
の時間T1の間オン状態となった後)、オン状態からオ
フ状態に変化されるようになっている。
【0035】ところで、上記スイッチSW1がオン状態
からオフ状態に変化した場合には、ダイオードD3、ソ
レノイド10、スイッチSW2、電流検出部50及びグ
ランド(GND)の順路の閉ループLP2に、ソレノイ
ド10に蓄積されたエネルギーが放出される(つまり、
閉ループLP2に電流I2が流れる)。
【0036】電圧検出部30では、コンパレータ31に
おける一方の入力端子(以下、力電圧入力端子という)
に、コンデンサCの両端子間の電圧(つまり充電電圧V
H)が抵抗R31と抵抗R32との抵抗比に応じて分圧
された電圧(Vin1)が印加されるように、また、他方
の入力端子(以下、基準電圧入力端子という)に、電源
VAの電源電圧が抵抗R33と抵抗R34との抵抗比に
応じて分圧された電圧(以下、基準電圧(Vref1)とい
う)が印加されるように設定されている。このコンパレ
ータ31の出力端子からは、上記入力電圧Vin1が上記
基準電圧Vref1を超えているときに、ハイレベル(以
下、Hレベルという)の信号が出力されるように、また
上記入力電圧Vin1が上記基準電圧Vref1以下のとき
に、ローレベル(以下、Lレベルという)の信号が出力
されるように設定されている。この電圧検出部30は抵
抗を中心に構成されているが、例えばトランジスタ、ダ
イオード、ツェナーダイオード等の半導体を用いて構成
してもよい。図19(a)、(b)、(c)は電圧検出
部30の構成例を示している。
【0037】パルス幅変調部(以下、PWM部という)
40は、例えばトランジスタ、FET(電界効果トラン
ジスタ)等の半導体素子(スイッチング素子)で構成さ
れるスイッチSW41と、電流検出部50からの検出結
果を基に、前記半導体素子に対して所定の時間T2の
間、所定のデューティー比に従ったパルス幅変調(PW
M)信号に従ってオンオフ動作を実行させるドライブ回
路42とを有して構成されている。
【0038】ドライブ回路42の駆動によるPWM信号
に従ってスイッチSW41がオンオフ動作することで、
電源VBからの電流が、断続的に、PWM部40、ダイ
オードD2、ソレノイド10、スイッチSW2、電流検
出部50およびグランド(GND)の順路の閉ループL
P3に流れる(つまり閉ループLP3に電流I3が流れ
る)。
【0039】なお、電源VBの電源電圧Vbとコンデンサ
Cの充電電圧VHとにおいては、電源電圧Vb≪充電電圧
VHの関係が成立するように設定されている。
【0040】ところで、上記所定の時間T2中におい
て、PWM部40での半導体素子がオン状態からオフ状
態に変化した場合には、上記閉ループLP2に、ソレノ
イド10に蓄積されたエネルギーが放出される(つま
り、閉ループLP2に電流I4が流れる)。
【0041】そして、PWM部40によって上記所定の
時間T2の間電源VBからソレノイド10へ供給される
電流が一定電流となるように制御され、当該所定の時間
T2が経過した場合には、スイッチSW2がオンからオ
フの状態に変化される。このとき、上記閉ループLP2
の経路が急速遮断されたことに伴ってバルブが閉じるよ
うになっている。なお、スイッチSW2がオフ状態にな
ることで、ソレノイド10には逆起電圧が発生する。
【0042】電流検出部50は、シャント抵抗R51
と、このシャント抵抗R51に電流が流れることにより
当該シャント抵抗R51の両端に発生する電位の差(電
位差)を検出し、この検出結果と基準電圧である0Vと
を比較して、この比較結果を出力するコンパレータ51
とを有して構成されている。すなわち、コンパレータ5
1の出力端子からは、検出結果が0Vを超えている場合
(ソレノイド10に電流I3が流れている場合)にはH
レベルの信号が出力され、検出結果が0V以下の場合
(ソレノイド10に電流I4が流れている場合又は電流
が流れていない場合)はLレベルの信号が出力される。
【0043】逆起電圧検出部60は、コンパレータ61
における一方の入力端子(以下、入力電圧入力端子とい
う)に、ソレノイド10に発生した逆起電圧が抵抗R6
1と抵抗R62との抵抗比に応じて分圧された電圧(V
in2)が印加されるように、また、他方の入力端子(以
下、基準電圧入力端子という)に、電源VCの電源電圧
が抵抗R63と抵抗R64との抵抗比に応じて分圧され
た電圧(以下、基準電圧(Vref2)という)が印加され
るように設定されている。このコンパレータ61の出力
端子からは、上記入力電圧Vin2が上記基準電圧Vref2
を超えているときにHレベルの信号が出力されるよう
に、また上記入力電圧Vin2が上記基準電圧Vref2以下
のときにLレベルの信号が出力されるように設定されて
いる。この逆起電圧検出部60は抵抗を中心に構成され
ているが、例えばトランジスタ、ダイオード、ツェナー
ダイオード等の半導体を用いて構成してもよい。図19
(a)、(b)、(c)は逆起電圧検出部60の構成例
を示している。
【0044】上述したように、ソレノイド制御装置1に
おいては、スイッチSW0、SW1、SW3のオンオフ
状態の組合せに応じて、図2に示すように、コンデンサ
Cへの充電、ソレノイド10に対する過励磁、PWM制
御によるソレノイド10に対する一定電流、ソレノイド
10に対する電流急速遮断の何れかの状態となるように
制御することになる。すなわち、ソレノイド制御装置1
では、図2において、符号210〜符号240で示され
る状態を遷移することになる。
【0045】そして、ソレノイド制御装置1では、例え
ば中央処理装置(CPU)等の図示しない判断部によっ
て、電圧検出部30のコンパレータ31の出力端子から
の出力結果と、電圧検出部60のコンパレータ61の出
力端子からの出力結果とに基づいて、ソレノイド10が
正常又は異常であるかを診断するようにしている。しか
も、異常の場合は、ソレノイド10は断線又は短絡の何
れかの異常であるかを診断する。
【0046】次に、ソレノイド制御装置1によるソレノ
イド制御処理(特に、ソレノイドの診断処理)の作用に
ついて、図3を参照して説明する。
【0047】ここでは、コンデンサCの充電電圧VH、
ソレノイド10に流れる電流I及びその両端子間の電圧
VSOLに着目して説明する。
【0048】なお、図3において、符号220、23
0、240は、図2に示す符号220、230、240
で示される状態のときの上記充電電圧VH、電流Iおよ
び電圧VSOLの特性を表している。
【0049】「ソレノイド10が正常の場合」図2の符
号220で示される状態のときコンデンサCに蓄積され
た電荷がソレノイド10へ移動することとなり、そのと
きのコンデンサCの充電電圧VHは、図3(a)に示す
ように、符号310で示される実線の曲線のような特性
となる。この場合、電圧検出部30のコンパレータ31
の出力端子からは、Lレベルの信号が出力される。
【0050】また、図2の符号220、符号230で示
される状態のときにソレノイド10に電流が流れるの
で、そのときのソレノイド10に流れる電流Iは、図3
(b)に示すような特性となる。
【0051】ここで、符号230で示される状態つまり
PWM制御による電流制御においては、図4に示すよう
に、PWM部40がオン状態のときに上述した電流I3
が流れ、PWM部40がオフ状態のときに上述した電流
I4が流れる。
【0052】さらに、図2の符号220〜符号240で
示される状態のときにおいて、ソレノイド10の両端子
間に電圧が発生するので、そのときのソレノイド10の
両端子間の電圧VSOLは、図3(c)に示すような特性
となる。
【0053】図3(c)に示すように、符号240で示
される状態のときは、ソレノイド10に逆起電圧330
が発生する。この場合、逆起電圧検出部60のコンパレ
ータ61の出力端子からは、Hレベルの信号が出力され
る。
【0054】「ソレノイド10が断線の場合」この場
合、ソレノイド10が断線しているのでコンデンサCに
蓄積された電荷は移動しない。従って、コンデンサCの
充電電圧VHは、図3(a)に示すように、符号311
で示される点線の曲線のような特性となる。すなわち、
充電電圧VHは、ほぼ一定のままとなる。この場合、電
圧検出部30のコンパレータ31の出力端子からは、H
レベルの信号が出力される。
【0055】また、ソレノイド10が断線しているの
で、図2の符号220、符号230で示される各状態の
何れにおいても、ソレノイド10には電流Iは流れな
い。
【0056】さらに、ソレノイド10に電流Iが流れな
いのであるから、ソレノイド10の両端子間の電圧VSO
Lは発生せず、結果的に、逆起電圧330も発生しな
い。この場合、電圧検出部60のコンパレータ61の出
力端子からは、Lレベルの信号が出力される。
【0057】「ソレノイド10が短絡の場合」この場
合、ソレノイド10が短絡しているのでコンデンサCに
蓄積された電荷は急速に移動する。従って、コンデンサ
Cの充電電圧VHは、図3(a)に示すように、符号3
12で示される点線の曲線のような特性となる。すなわ
ち、充電電圧VHは、急速に0Vになる。この場合、電
圧検出部30のコンパレータ31の出力端子からは、L
レベルの信号が出力される。
【0058】また、ソレノイド10が短絡しているの
で、図2の符号220、符号230で示される各状態の
何れにおいても、ソレノイド10には過電流(電流I)
が流れることとになる。
【0059】さらに、ソレノイド10が短絡しているの
で、ソレノイド10は誘導負荷としての機能を果たすこ
とができず、結果的に、逆起電圧330は発生しない。
この場合、電圧検出部60のコンパレータ61の出力端
子からは、Lレベルの信号が出力される。
【0060】以上のことをまとめると次のようになる。
【0061】ソレノイド制御装置1の図示しない判断部
は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力端子から
出力されるLレベルの信号と(コンデンサCの充電電圧
VHが低下した旨)、電圧検出部60のコンパレータ6
1の出力端子から出力されるHレベルの信号(ソレノイ
ド10に逆起電圧が発生した旨)とに基づいて、ソレノ
イド10は正常であると判断する(図5の符号410で
示される項目参照)。
【0062】また、ソレノイド制御装置1の図示しない
判断部は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力端
子から出力されるHレベルの信号と(コンデンサCの充
電電圧VHが低下しない旨)、電圧検出部60のコンパ
レータ61の出力端子から出力されるLレベルの信号
(ソレノイド10に逆起電圧が発生しない旨)とに基づ
いて、ソレノイド10は断線状態であると判断する(図
5の符号420で示される項目参照)。
【0063】さらに、ソレノイド制御装置1の図示しな
い判断部は、電圧検出部30のコンパレータ31の出力
端子から出力されるHレベルの信号と(コンデンサCの
充電電圧VHが低下した旨)、電圧検出部60のコンパ
レータ61の出力端子から出力されるLレベルの信号
(ソレノイド10に逆起電圧が発生しない旨)とに基づ
いて、ソレノイド10は短絡状態であると判断する(図
5の符号420で示される項目参照)。
【0064】以上説明したように本実施形態によれば、
電圧検出部30の検出結果と逆起電圧検出部60の検出
結果とに基づいて、ソレノイドが断線状態又は短絡状態
の何れの異常であるかを判断することができる。
【0065】[第2の実施の形態]第2の実施形態で
は、基本的には上述した第1の実施形態の構成および機
能を有している(図1乃至図5参照)。しかし、この第
2の実施形態は、上記第1の実施形態とは、ソレノイド
10が正常か異常かを判断する判断処理が少し異なって
いる。ここでは、その異なっている点について説明す
る。
【0066】なお、この第2の実施形態においては、ソ
レノイド制御装置1では、例えば中央処理装置(CP
U)等の図示しない判断部によって、PWM部40のド
ライブ回路42の出力結果(PWM信号)と、電圧検出
部60のコンパレータ61の出力端子からの出力結果と
に基づいて、ソレノイド10が正常又は異常であるかを
診断するようにしている。しかも、異常の場合は、ソレ
ノイド10は断線又は短絡の何れかの異常であるかを診
断する。
【0067】次に、ソレノイド制御装置1によるソレノ
イド制御処理(特に、ソレノイドの診断処理)の作用に
ついて説明する。
【0068】「ソレノイド10が正常の場合」この場
合、PWM部40のドライブ回路42は、図4(a)に
示すように所定のデューティ比のPWM信号を出力す
る。
【0069】また、そのときのソレノイド10の両端子
間の電圧VSOLは、第1の実施形態の場合と同様に図3
(c)に示すような特性となり、符号240で示される
状態のときはソレノイド10に逆起電圧330が発生す
る。この場合、逆起電圧検出部60のコンパレータ61
の出力端子からは、Hレベルの信号が出力される。
【0070】「ソレノイド10が断線の場合」この場
合、図6(a)に示すようにソレノイド10には電流I
が流れないのであるから、電流検出部50のコンパレー
タ51の出力端子からは、Lレベルの信号が継続して出
力されることになる。従って、PWM部40のドライブ
回路42は、電源VBからの電流をソレノイド10へ継
続して供給させるべく、図6(b)に示すようにディテ
ィー比100%のPWM信号つまりHレベルが維持され
た信号を出力する。
【0071】「ソレノイド10が短絡の場合」この場
合、図6(c)に示すようにソレノイド10には過電流
(電流I)が流れのであるから、電流検出部50のコン
パレータ51の出力端子からは、Hレベルの信号が継続
して出力されることになる。従って、PWM部40のド
ライブ回路42は、電源VBからソレノイド10へ供給
すべく電流を停止させるべく、図6(d)に示すように
デュティー比0%のPWM信号つまりLレベルが維持さ
れた信号を出力する。
【0072】以上のことをまとめると次のようになる。
【0073】ソレノイド制御装置1の図示しない判断部
は、PWM部40のドライブ回路42から出力されるP
WM信号(所定のデューティ比の信号)と、電圧検出部
60のコンパレータ61の出力端子から出力されるHレ
ベルの信号(ソレノイド10に逆起電圧が発生した旨)
とに基づいて、ソレノイド10は正常であると判断する
(図7の符号510で示される項目参照)。
【0074】また、ソレノイド制御装置1の図示しない
判断部は、PWM部40のドライブ回路42から出力さ
れるPWM信号(デューティ比100%の信号=Hレベ
ルの信号)と、電圧検出部60のコンパレータ61の出
力端子から出力されるLレベルの信号(ソレノイド10
に逆起電圧が発生しない旨)とに基づいて、ソレノイド
10は断線状態であると判断する(図7の符号520で
示される項目参照)。
【0075】さらに、ソレノイド制御装置1の図示しな
い判断部は、PWM部40のドライブ回路42から出力
されるPWM信号(デューティ比0%の信号=Lレベル
の信号)と、電圧検出部60のコンパレータ61の出力
端子から出力されるLレベルの信号(ソレノイド10に
逆起電圧が発生しない旨)とに基づいて、ソレノイド1
0は短絡状態であると判断する(図7の符号520で示
される項目参照)。
【0076】以上説明したように第2の実施形態によれ
ば、逆起電圧検出部60の検出結果とPWM部40のド
ライブ回路42から出力される制御信号(PWM信号)
とに基づいて、ソレノイドが断線状態又は短絡状態の何
れの異常であるかを判断することができる。
【0077】上述した第1の実施形態、第2の実施形態
に対しては種々の変形が可能である。まず第1の実施形
態の変形例である各実施例について説明する。
【0078】・第1実施例 上述した第1の実施形態では、図3に示すように、コン
デンサCの充電電圧VHと、PWM制御終了後にソレノ
イド10で発生する逆起電圧330とに基づいて、ソレ
ノイド10が断線しているか短絡しているかという異常
内容を判断している。
【0079】しかし逆起電圧330の検出は、PWM制
御開始前に行うようにしてもよい。
【0080】図8は、PWM制御開始前に逆起電圧33
0の検出を行う第1実施例のタイムチャートを、図3に
対応させて示している。図8(b)、(c)の破線はP
WM制御が行われていることを示している。
【0081】同図8に示すように、PWM制御開始前
に、図1のスイッチSW2がオフされると、ソレノイド
10で逆起電圧330が発生する。そして、コンデンサ
Cの充電電圧VHが基準電圧Vref1以下であるか否かを
判定するとともに、PWM制御前にソレノイド10で発
生する逆起電圧330が基準電圧Vref2以上であるか否
かを判定し、これら判定結果に応じて、ソレノイド10
が断線しているか、あるいは短絡しているかが判断され
る。
【0082】なおエンジンのインジェクション制御で
は、エンジンのアイドリング時などに図8に示す状態に
なることがある。
【0083】なお図8(b)、(c)に破線で示すよう
にソレノイド10の異常判断をしてからPWM制御を行
っているが、同図8(b)、(c)に実線で示すように
ソレノイド10の異常判断を行うのみでその後PWM制
御を行わない実施も可能である。
【0084】・第2実施例 第1の実施形態では、図1に示すようにPWM部40か
らソレノイド10に対して、図3(c)に示すように、
PWM制御中に、断続的にハイレベルとなる制御電圧を
印加している。
【0085】しかしソレノイド10に流れる電流が一定
電流となるように制御することができればよく、図1の
PWM部40を、アナログ定電圧回路に置換することが
できる。つまりPWM部40を定電流制御部140に置
換することができる。また必ずしもソレノイド10に流
れる電流が一定電流になる必要はなく、ソレノイド10
に流れる電流を制御することができればよい。すなわち
図9に示すように、図1のPWM部40を、ソレノイド
10に流れる電流を制御することができる電流制御部に
置換することができる。
【0086】この場合、図1の電流検出部50ではソレ
ノイド10に流れる電流Iの大きさを2値的に(Hレベ
ル、Lレベル)検出しているが、必ずしも電流Iを2値
的な大きさで検出する必要はない。つまり図1に示す電
流検出部50を、電流検出部150に置換して、たとえ
ばソレノイド10に流れる電流Iの大きさをアナログ量
として検出することができる。
【0087】さらに図9では電流検出部50の出力を制
御部140にフィードバックしてフィードバック制御を
行うようにしているが、図9において電流制御部50を
省略してオープンループでソレノイド10に流れる電流
を制御してもよい。
【0088】さらに電圧検出部30は図1に示す回路に
限ることなく図19(a)、(b)、(c)に例示する
回路を採用することができ、トランジスタ、ダイオー
ド、ツェナーダイオード等の半導体を用いて任意に構成
することができる。
【0089】同様に逆起電圧検出部60は図1に示す回
路に限ることなく図19(a)、(b)、(c)に例示
する回路を採用することができ、トランジスタ、ダイオ
ード、ツェナーダイオード等の半導体を用いて任意に構
成することができる。
【0090】図10は、第2実施例のタイムチャートを
図3に対応させて示している。図9の定電流制御部14
0はアナログ定電圧回路であり、ソレノイド10に流れ
る電流が一定電流となるように、ソレノイド10に一定
レベルの制御電圧を印加する。
【0091】図10に示すように、定電流制御終了後
に、図9のスイッチSW2がオフされると、ソレノイド
10で逆起電圧330が発生する。そして、コンデンサ
Cの充電電圧VHが基準電圧Vref1以下であるか否かを
判定するとともに、定電流制御後にソレノイド10で発
生する逆起電圧330が基準電圧Vref2以上であるか否
かを判定し、これら判定結果に応じて、ソレノイド10
が断線しているか、あるいは短絡しているかが判断され
る。
【0092】・第3実施例 また第1実施例と第2実施例を組み合わせてもよい。
【0093】図11は、第3実施例のタイムチャートを
図3に対応させて示している。この場合、図9の定電流
制御部140は図1に示すPWM部またはアナログ定電
圧回路であり、ソレノイド10に流れる電流が一定電流
となるように、ソレノイド10に一定レベルの電圧を印
加する。図11(b)、(c)の破線は定電流制御が行
われていることを示している。
【0094】図11に示すように、定電流制御前に、図
9のスイッチSW2がオフされると、ソレノイド10で
逆起電圧330が発生する。そして、コンデンサCの充
電電圧VHが基準電圧Vref1以下であるか否かを判定す
るとともに、定電流制御前にソレノイド10で発生する
逆起電圧330が基準電圧Vref2以上であるか否かを判
定し、これら判定結果に応じて、ソレノイド10が断線
しているか、あるいは短絡しているかが判断される。
【0095】なお図11(b)、(c)に破線で示すよ
うにソレノイド10の異常判断をしてから定電流制御を
行っているが、同図11(b)、(c)に実線で示すよ
うにソレノイド10の異常判断を行うのみでその後定電
流制御を行わない実施も可能である。
【0096】つぎに第2の実施形態の変形例である各実
施例について説明する。
【0097】・第4実施例 上述した第2の実施形態では、図3および図6に示すよ
うに、ソレノイド10に対するPWM信号と、ソレノイ
ド10で発生する逆起電圧330とに基づいて、ソレノ
イド10が断線しているか短絡しているかという異常内
容を判断している。この場合図1に示すように、充電部
20、コンデンサC、電圧検出部30、スイッチSW
1、ダイオードD1を設けて、ソレノイド10の駆動開
始時にソレノイド10を過励磁状態にしてバルブを開く
ようにしている。しかしバルブ以外の制御を行う場合、
あるいはバルブを制御する場合であっても、必ずしもソ
レノイド10を過励磁状態にしなくてもよい場合があ
る。
【0098】そこで図12に示すように、図1の装置か
ら充電部20、コンデンサC、電圧検出部30、スイッ
チSW1、ダイオードD1を省略する実施も可能であ
る。
【0099】図13は、第4実施例のタイムチャートを
図3(c)に対応させて示している。この場合、ソレノ
イド制御装置1の装置構成は図12を前提としており、
ソレノイド10の駆動開始時にコンデンサCからソレノ
イド10に充電電圧は印加されることなく、PWM部4
0によってソレノイド10に流れる電流が一定電流とな
るように制御される。
【0100】図13に示すように、PWM制御終了後
に、図12のスイッチSW2がオフされると、ソレノイ
ド10で逆起電圧330が発生する。そして、ソレノイ
ド10に対するPWM信号と、ソレノイド10で発生す
る逆起電圧330とに基づいて、ソレノイド10が断線
しているか、あるいは短絡しているかが判断される。つ
まりPWM信号が所定のディーティ比の信号610であ
り、逆起電圧330が発生している場合には、正常であ
ると判断される。PWM信号がハイレベルの信号611
であり、逆起電圧330が発生していない場合には、ソ
レノイド10は断線状態であると判断される。PWM信
号がローレベルの信号612であり、逆起電圧330が
発生していない場合には、ソレノイド10は短絡状態で
あると判断される。
【0101】・第5実施例 第2の実施形態では、図1に示すように、電流検出部5
0を設け、図6に示すように、電流検出部50から出力
される電流Iに基づきソレノイド10が断線状態である
か短絡状態であるかを判断している。つまり電流検出部
50から出力される電流Iが継続してLレベルであるこ
とをもってPWM信号が継続してHレベルになっている
と判断しソレノイド10が断線状態であると判断してい
る。また電流検出部50から出力される電流Iが継続し
てHレベルであることをもってPWM信号が継続してL
レベルになっていると判断しソレノイド10が短絡状態
であると判断している。
【0102】しかしPWM部40からソレノイド10に
対して出力されるPWM信号を直接検出することによ
り、ソレノイド10の異常内容を判断することができ
る。
【0103】すなわち図14に示すように、PWM部4
0とソレノイド10との間の信号線上に、PWM信号を
検出する検出部70あるいは71を設け、検出部70あ
るいは71で検出されるPWM信号が継続してHレベル
になっている場合にはソレノイド10が断線状態である
と判断し、検出部70あるいは71で検出されるPWM
信号が継続してLレベルになっている場合にはソレノイ
ド10が短絡状態であると判断する。
【0104】なお図14では検出部70を設けることに
伴い抵抗Rxを設けているが、この抵抗Rxの位置に、ダ
イオードD3を位置させることによって同様に動作させ
ることができる。
【0105】なお図14において、図12と同様にし
て、充電部20、コンデンサC、電圧検出部30、スイ
ッチSW1、ダイオードD1を省略することができる。
【0106】さらに図14において、図9と同様に、電
圧検出部30、逆起電圧検出部60を任意の回路で構成
することができる。
【0107】・第6実施例 図15は、第6実施例の装置構成を示している。
【0108】同図15に示すように、図1のPWM部4
0が、制御部140に置換される。なお図1に示す電流
検出部50は、電流検出部150に置換されており、こ
の電流検出部150では、ソレノイド10に流れる電流
Iの大きさがアナログ量として検出される。
【0109】制御部140は、アナログ定電圧回路であ
り、電流制御回路141と、トランジスタ142と、電
圧計143とからなる。電流制御回路141は、電流検
出部150から出力される検出電流Iに基づき、ソレノ
イド10に流れる電流Iが一定となるようにトランジス
タ142のベースに制御電流を加える。トランジスタ1
42は、ベースに加えられた制御電流に応じて動作しコ
レクタ、エミッタ間に出力電流が流れる。電圧計140
は、トランジスタ142のコレクタ、エミッタ間の電圧
Vxを検出する。
【0110】ここで、ソレノイド10が正常である場合
の検出電圧VxがVx1±α(たとえば3V±1V)であ
るとすると、ソレノイド10が断線した場合には、検出
電圧VxはVx2(<Vx1、たとえば0〜1V)まで低下
する。またソレノイド10が短絡した場合には、検出電
圧VxはVx3(>Vx1、たとえば5〜10V)まで上昇
する。
【0111】そこで、Vx1〜Vx2間にしきい値Vref3を
設けるとともに、Vx1〜Vx3間にしきい値Vref4を設け
る。そして逆起電圧330が発生していない場合であっ
て、検出電圧Vxがしきい値Vref3以下である場合に
は、ソレノイド10が断線状態にあると判断する。また
逆起電圧330が発生していない場合であって、検出電
圧Vxがしきい値Vref4以上である場合には、ソレノイ
ド10が短絡状態にあると判断する。
【0112】なお図15において、図12と同様にし
て、充電部20、コンデンサC、電圧検出部30、スイ
ッチSW1、ダイオードD1を省略することができる。
【0113】さらに図15において、図9と同様に、電
圧検出部30、逆起電圧検出部60を任意の回路で構成
することができる。
【0114】つぎに第1の実施形態および第2の実施形
態に共通する変形例である各実施例について説明する。
【0115】・第7実施例 図1の装置では、スイッチSW2を、ソレノイド10の
両端(高電位側、グランド側)のうちグランド側に設け
ている。しかしスイッチSW2の機能としては、ソレノ
イド10に電流を通電する通電回路(閉ループLP3)
を遮断してソレノイド10で逆起電圧330を発生させ
ることができればよく、スイッチSW2を、ソレノイド
10の高電位側に設けることができる。
【0116】・第8実施例 図1の装置では、ソレノイド10に現在流れている電流
Iを検出するために、電流検出部50を、ソレノイド1
0の両端(高電位側、グランド側)のうちグランド側に
設けている。しかし電流検出部50の機能としては、ソ
レノイド10に現在流れている電流Iを検出することが
できればよく、電流検出部50を、ソレノイド10の高
電位側に設けることができる。
【0117】電流検出部50を、図9、図15に示す電
流検出部150に置換した場合についても同様である。
【0118】・第9実施例 また第7実施例と第8実施例を組み合わせることができ
る。
【0119】図16は、第7実施例と第8実施例を組み
合わせた場合を例示している。
【0120】同図16に示すように、スイッチSW2、
電流検出部50が、ソレノイド10の高電位側に設けら
れる。電流検出部50を、図9、図15に示す電流検出
部150に置換した場合についても同様である。
【0121】図16において逆起電圧検出部60はたと
えば図20(a)、(b)に例示する回路を採用するこ
とができ、トランジスタ、ダイオード、ツェナーダイオ
ード等の半導体を用いて任意に構成することができる。
【0122】また図16において電圧検出部30はたと
えば図1、図19(a)、(b)、(c)に例示する回
路を採用することができ、トランジスタ、ダイオード、
ツェナーダイオード等の半導体を用いて任意に構成する
ことができる。
【0123】さらに図16において定電流制御部140
は図1と同様にPWM部40として構成してもよくアナ
ログ定電圧回路として構成してもよい。
【0124】・第10実施例 図17に示すように、スイッチSW2の代わりに、スイ
ッチSW3を、ダイオードD3とグランドとの間に設け
てもよい。
【0125】図17において、スイッチSW1、スイッ
チSW41、スイッチSW3が同時にオフになると、ソ
レノイド10で逆起電圧330が発生して逆起電圧検出
部60で逆起電圧330が検出される。
【0126】なお図17において電流検出部50を、ソ
レノイド10の高電位側に設けてもよい。電流検出部5
0を、図9、図15に示す電流検出部150に置換した
場合についても同様である。
【0127】図17において逆起電圧検出部60はたと
えば図20(a)、(b)に例示する回路を採用するこ
とができ、トランジスタ、ダイオード、ツェナーダイオ
ード等の半導体を用いて任意に構成することができる。
【0128】また図17において電圧検出部30はたと
えば図1、図19(a)、(b)、(c)に例示する回
路を採用することができ、トランジスタ、ダイオード、
ツェナーダイオード等の半導体を用いて任意に構成する
ことができる。
【0129】さらに図17においてPWM部40はアナ
ログ定電圧回路として構成してもよい。
【0130】・第11実施例 図17において、図12と同様にして、充電部20、コ
ンデンサC、電圧検出部30、スイッチSW1、ダイオ
ードD1を省略することができる。この場合の装置構成
は図18に示される。
【0131】図18において、スイッチSW41、スイ
ッチSW3が同時にオフになると、ソレノイド10で逆
起電圧330が発生して逆起電圧検出部60で逆起電圧
330が検出される。
【0132】なお図18において電流検出部50を、ソ
レノイド10の高電位側に設けてもよい。電流検出部5
0を、図9、図15に示す電流検出部150に置換した
場合についても同様である。
【0133】図18において逆起電圧検出部60はたと
えば図20(a)、(b)に例示する回路を採用するこ
とができ、トランジスタ、ダイオード、ツェナーダイオ
ード等の半導体を用いて任意に構成することができる。
【0134】さらに図18においてPWM部40はアナ
ログ定電圧回路として構成してもよい。
【0135】・第12実施例 図1では充電部20にダイオードD0を設けているが、
このダイオードD0を省略することができる。
【0136】上述した第7実施例〜第12実施例は、第
1〜第6実施例に対して適宜組み合わせることができ
る。
【0137】なお上述したソレノイド制御装置1は、建
設機械を含む作業機械に搭載することができる。またソ
レノイド制御装置1を、作業機械以外の輸送用機器、一
般機械に搭載してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係るソレノイ
ド制御装置の構成を示す構成図である。
【図2】図2は第1の実施形態のソレノイド制御装置
【図3】図3は第1の実施形態のソレノイド制御装置の
ソレノイド制御処理を説明するための図である。
【図4】図4は第1の実施形態のソレノイド制御装置の
ソレノイド制御処理を説明するための図である。
【図5】図5は第1の実施形態のソレノイド制御装置に
おけるソレノイドが正常か異常かを判断するための情報
を示す図である。
【図6】図6は第2の実施形態のソレノイド制御装置の
ソレノイド制御処理を説明するための図である。
【図7】図7は第2の実施形態のソレノイド制御装置に
おけるソレノイドが正常か異常かを判断するための情報
を示す図である。
【図8】図8は第1の実施形態の変形例を説明する図
で、図3に対応する図である。
【図9】図9は図1の変形例を説明する図で、図1に対
応する図である。
【図10】図10は第1の実施形態の変形例を説明する
図で、図3に対応する図である。
【図11】図11は第1の実施形態の変形例を説明する
図で、図3に対応する図である。
【図12】図12は第2の実施形態の変形例を説明する
図で、図1に対応する図である。
【図13】図13は第2の実施形態の変形例を説明する
図で、図3(c)に対応する図である。
【図14】図14は第2の実施形態の変形例を説明する
図で、図1に対応する図である。
【図15】図15は第2の実施形態の変形例を説明する
図で、図1に対応する図である。
【図16】図16は第1の実施形態および第2の実施形
態の変形例を説明する図で、図1に対応する図である。
【図17】図17は第1の実施形態および第2の実施形
態の変形例を説明する図で、図1に対応する図である。
【図18】図18は第2の実施形態の変形例を説明する
図で、図1に対応する図である。
【図19】図19(a)、(b)、(c)は電圧検出
部、逆起電圧検出部の構成例を示す図である。
【図20】図20(a)、(b)は逆起電圧検出部の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド制御装置、10 ソレノイド、20 充
電部 30 電圧検出部、40 パルス幅変調部(PWM
部)、50 電流検出部、60 逆起電圧検出部、SW
1、SW2 スイッチ C コンデンサ、VB 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01R 31/02 G01R 31/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導負荷に電圧を印加する電圧印加手
    段と、 前記誘導負荷に印加されている電圧を検出する印加電圧
    検出手段と、 前記印加電圧に応じた電流が通電する通電回路と、 前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起電圧を発生
    させる遮断手段と、 前記遮断手段によって前記通電回路を遮断したときに前
    記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出
    手段と、 前記印加電圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手
    段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内容を
    判断する判断手段とを具備したことを特徴とする誘導負
    荷の異常判断装置。
  2. 【請求項2】 充電電圧を誘導負荷に印加する充電電
    圧印加手段と、 前記充電電圧を検出する充電電圧検出手段と、 前記充電電圧に応じた電流が通電する通電回路と、 前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起電圧を発生
    させる遮断手段と、 前記遮断手段によって前記通電回路を遮断したときに前
    記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出
    手段と、 前記充電電圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手
    段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内容を
    判断する判断手段とを具備したことを特徴とする誘導負
    荷の異常判断装置。
  3. 【請求項3】 一定電流が誘導負荷に流れるように当
    該誘導負荷に制御電圧を印加する制御電圧印加手段と、 前記誘導負荷に印加されている制御電圧を検出する制御
    電圧検出手段と、 前記印加電電圧に応じた電流が通電する通電回路と、 前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起電圧を発生
    させる遮断手段と、 前記遮断手段によって前記通電回路を遮断したときに前
    記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出
    手段と、 前記制御電圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手
    段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内容を
    判断する判断手段とを具備したことを特徴とする誘導負
    荷の異常判断装置。
  4. 【請求項4】 誘導負荷に電圧を印加する電圧印加手
    段と、 前記誘導負荷に印加されている電圧を検出する印加電圧
    検出手段と、 前記印加電圧に応じた電流が通電する通電回路と、 前記通電回路を遮断して前記誘導負荷に逆起電圧を発生
    させる遮断手段と、 前記遮断手段によって前記通電回路を遮断したときに前
    記誘導負荷に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出
    手段と、 前記印加電圧検出手段の検出結果と前記逆起電圧検出手
    段の検出結果とに基づいて、前記誘導負荷の異常内容を
    判断する判断手段とを、作業機械に設けたことを特徴と
    する誘導負荷の異常判断装置。
  5. 【請求項5】 誘導負荷に電圧を印加する電圧印加行
    程と、 前記誘導負荷に印加されている電圧を検出する印加電圧
    検出行程と、 前記誘導負荷に電流が通電される通電回路を遮断して前
    記誘導負荷に逆起電圧を発生させる遮断行程と、 前記通電回路を遮断したときに前記誘導負荷に発生する
    逆起電圧を検出する逆起電圧検出行程と、 前記誘導負荷に印加されている印加電圧と、前記誘導負
    荷で発生した逆起電圧とに基づいて、誘導負荷の異常内
    容を判断する判断行程とを含むことを特徴とする誘導負
    荷の異常判断方法。
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