JP6379070B2 - リレー回路故障診断装置 - Google Patents

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本発明は、リレー回路故障診断装置に関する。
アクチュエータは車両動作の制御などに使用される。アクチュエータの制御装置の異常時にはアクチュエータの駆動電源を遮断することにより、アクチュエータの異常動作を阻止するフェールセーフ機能を有しているものがある。
アクチュエータの駆動電源の遮断はリレーを利用して制御されるが、リレーの故障によって駆動電源の遮断ができない場合が考えられる。これを検知するために、リレーによる電源供給及び遮断機能が正常に動作しているかを判定する遮断機能診断装置がある。
例えば、特許文献1は、リレー回路の出力を監視し、アクチュエータを制御するマイコンがその故障状態を判定し、その故障の有無を記憶装置へ書き込む技術を記載している。
特開2003−293834号公報
駆動電源の遮断機能は、例えばリレーの上流と下流の電圧差によって診断できる。駆動電源が遮断されるならば、リレーの下流電圧は低下し、リレーの上流と下流で電圧差が生じるためである。しかし、リレーの下流の回路がコンデンサを有しており、電源遮断直後に電圧測定を実施した場合、コンデンサに蓄えられた電荷によって十分な電圧差が生じず、誤診断する可能性がある。
時間の経過によってコンデンサに蓄えられた電荷は放出され、リレー下流の電圧は低下するが、診断までに時間がかかる。この課題に対処するために、電源遮断後にソレノイド等のアクチュエータへ電流出力を指示し、コンデンサの放電を加速させ、診断にかかる時間を短縮する手段(以下、電荷抜き処理)がある。
しかし、アクチュエータの駆動に対して電流制御ICを用いており、且つこの電流制御ICが、低電圧時に出力電流の変更を行わない、又は出力を停止する等の低電圧動作モードを有する場合、電源遮断による電圧低下によって電流制御ICが低電圧動作モードとなる。このように電流制御ICが低電圧動作モードになると、電荷抜き処理ができない場合がある。
一方、駆動電源の遮断機能を診断するときに、電流制御ICへ電流指示を行う制御用マイコンではなく、制御装置の異常を診断する診断用マイコンによってリレーのOFF指示を行う構成がある。この構成の場合、制御用マイコンは、診断用マイコンによるリレーのOFF指示のタイミングを正確に予測できないことが考えられる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、アクチュエータの駆動に低電圧動作モードを有する電流制御ICが使用されている場合においても、診断時間を短縮する電荷抜き処理を行うことが可能なリレー回路故障診断装置を提供することを目的とする。
例えば、上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、アクチュエータの電力供給を行うリレー回路故障診断装置が提供される。当該リレー回路故障診断装置は、前記アクチュエータの駆動電源と、電源供給を切り替えるリレーと、前記アクチュエータへの電流出力を行う駆動回路であって、低電圧動作モードを有する電流制御ICと、コンデンサとを備える駆動回路と、前記アクチュエータへの電流量を決定する第1のマイコンと、前記第1のマイコンの動作を監視する第2のマイコンと、を備える。前記第1のマイコンは、前記電流制御ICに対して電流量を指示することができ、前記第2のマイコンは、前記リレーへON/OFF状態を指示することができる。前記第1のマイコンは、リレー回路故障診断フェーズにおいて、前記第2のマイコンを介して前記リレーへOFF状態を指示し、前記電流制御ICが前記低電圧動作モードに陥る時間よりも短い時間で、前記リレーへの指示状態がON指示状態からOFF指示状態に切り替わったことを確認し、前記電流制御ICに対して電流量を指示して前記アクチュエータを所定の時間駆動し、前記リレーの電源遮断機能を診断する。
また、他の例のリレー回路故障診断装置が提供される。当該リレー回路故障診断装置は、前記アクチュエータの駆動電源と、電源供給を切り替えるリレーと、前記アクチュエータへの電流出力を行う駆動回路であって、低電圧動作モードを有する電流制御ICと、前記電流制御ICと並列に接続されたコンデンサとを備える駆動回路と、前記アクチュエータへの電流量を決定する第1のマイコンと、前記第1のマイコンの動作を監視する第2のマイコンと、を備える。前記第1のマイコンは、前記電流制御ICに対して電流量を指示することができ、かつ、前記リレーへON/OFF状態を指示することができる。前記第1のマイコンは、リレー回路故障診断フェーズにおいて、前記リレーへOFF状態を指示し、その後、前記電流制御ICが前記低電圧動作モードに陥る時間よりも短い時間で、前記電流制御ICに対して電流量を指示して、前記アクチュエータを所定の時間駆動し、前記リレーの電源遮断機能を診断する。
本発明によれば、低電圧動作モードを有する電流制御ICを使用している構成でありながらも電荷抜き処理を可能とし、アクチュエータの駆動回路の電源遮断機能に対する診断時間を短縮することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例におけるリレー回路故障診断装置の構成を示すブロック図である。 第1実施例における駆動電源の遮断機能診断のフローチャートである。 電荷抜き処理なしの場合の電圧の推移を示す図である。 電荷抜き処理ありの場合の電圧の推移を示す図である。 電流制御ICの低電圧動作モードを示す図である。 第2実施例における駆動電源の遮断機能診断のフローチャートである。 第3実施例における駆動電源の遮断機能診断のフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。
以下で説明する実施例は、車両の動作などを制御するアクチュエータの駆動電源に対するリレー回路故障診断装置に関する。
[第1実施例]
図1は、車両に搭載されたリレー回路故障診断装置の構成の一例である。リレー回路故障診断装置(故障検出装置)は、制御装置100と、駆動電源110と、ソレノイド120とから構成されている。この故障検出装置では、アクチュエータであるソレノイド120の制御装置100を中心として、駆動電源110とソレノイド120とが接続されている。
制御装置100は、電源供給を切り替えるためのリレー101と、アクチュエータであるソレノイド120への電流出力を行う駆動回路130と、ソレノイド120への電流量を決定する制御用マイコン(第1のマイコン)104と、制御用マイコン104の動作を監視する診断用マイコン(第2のマイコン)105とを備える。
駆動回路130は、アクチュエータであるソレノイド120への出力電流を制御する電流制御IC102と、リレー101より下流の回路において電荷を蓄えるコンデンサ103とから構成されている。コンデンサ103は、電流制御IC102と並列に接続されている。
駆動電源110とリレー101と電流制御IC102は直列に接続されている。電流制御IC102の電源は、リレー101を介して供給される。リレー101と診断用マイコン105は、診断用マイコン105によってリレー101に対してON/OFFの指示ができるように接続されている。電流制御IC102の出力ポートには、ソレノイド120が接続されている。
電流制御IC102は、制御用マイコン104と通信するための通信手段を備える。電流制御IC102は、制御用マイコン104からの指示によって、出力する電流量を決定する。加えて、電流制御IC102は、低電圧動作モードを有する。ここでの低電圧動作モードは、例えば、低電圧時に出力電流の変更を行わない、又は出力を停止する等のモードである。一例として、電流制御IC102は、入力電圧が一定の電圧より低下すると、低電圧動作モードになり、制御用マイコン104からの出力電流に関する指示を受理しなくなる。さらに電圧が低下すると、電流制御IC102は電流出力を停止する。
図5は、電流制御IC102の低電圧動作モードを説明した図である。Vは、電流制御IC102が低電圧動作モードになる電圧閾値であり、VUVLOは、電流制御IC102が出力を停止する電圧閾値である。T1では、電流制御IC102の電源電圧がVより高いため、制御用マイコン104からの電流出力指示によって、出力電圧のDuty比が変更される。T2では、電流制御IC102の電源電圧がVより低下したため、制御用マイコン104からの電流出力指示によって、出力電圧のDuty比が変更されない。T3では、電流制御IC102の電源電圧がさらに低下し、VUVLOより低くなったため、電流制御IC102は電流出力を停止する。T4では、電流制御IC102の電源電圧がVUVLO以上に上昇したため、電流出力が再開される。その後、T5では、電流制御IC102の電源電圧が上昇し、Vより高くなったため、制御用マイコン104からの電流出力指示によって、出力電圧のDuty比が変更される。
診断用マイコン105は、制御用マイコン104と通信するための通信手段を備える。診断用マイコン105は、制御用マイコン104が正常に動作していることを確認する手段を備える。また、診断用マイコン105は、リレー101に対してON/OFF指示状態信号を送ることができる。また、診断用マイコン105は、リレー101が正常に動作しているかを監視する。
制御用マイコン104は、診断用マイコン105のリレー101に対するON/OFF指示状態信号を受信できる。また、診断用マイコン105は、制御用マイコン104と通信を行い、その結果に応じてリレー101のON/OFF指示状態を切り替えることができる。したがって、言い換えるならば、制御用マイコン104は、診断用マイコン105を介して、リレー101のON/OFF指示状態を切り替えることができる。
また、制御用マイコン104は、リレー101の上流の回路の電圧201と、リレー101の下流の回路の電圧202とを取得するインタフェースを備えている。
図2は、駆動電源の遮断機能診断(リレー回路故障診断フェーズ)のフローチャートである。駆動電源の遮断機能診断フェーズ(S301)になると、制御用マイコン104は、診断用マイコン105と通信を行い、リレー101に対してOFF指示状態信号を送ることを指示する。このとき、制御用マイコン104からの通信に応じて、診断用マイコン105は、リレー101に対してOFF指示状態信号を送る(S302)。
制御用マイコン104は、診断用マイコン105と通信した後、リレー101へのON/OFF指示状態を一定周期で確認する(S303)。制御用マイコン104は、診断用マイコン105から、リレー101のON/OFF指示状態信号を受信することができる。ここで、「一定周期」とは、通常制御時から電流制御IC102が低電圧動作モードになるまでの最短時間より短いものとする。なお、正常状態で電流制御IC102が低電圧動作モードになるまでの最短時間よりも短い周期とは、予め定められた時間であって、駆動回路130に設けられたコンデンサ103や、抵抗などによって設定される。
したがって、制御用マイコン104は、電流制御IC102が低電圧動作モードに陥るまでの時間よりも短い周期で、リレー101のOFF指示状態を判定し、電流制御IC102に対して電流出力指示を送り、これにより、低電圧動作モードになる前に電荷抜き処理を行うことになる。
図3は、電荷抜き処理なしの場合の電圧の推移を示す図である。リレー101がOFF状態になったとき、リレー101の下流の回路の電圧202が、
Figure 0006379070
に従うとする。また、初期電圧をV、電流制御IC102が低電圧動作モードになる電圧値をV、通常制御時に電流制御IC102が低電圧動作モードに陥らないように設けられるマージン電圧をVとする。
このとき、電流制御IC102が通常制御時から低電圧動作モードになるまでの最短時間が得られる初期電圧VOWCは、V+Vであるから、最短時間tWCは、
Figure 0006379070
より得られる。τはリレー101の下流回路において、電流未出力時の特性を示す時定数である。以上から、ステップS303において、例えば、制御用マイコン104は、最短時間tWCよりも短い周期で、リレー101のON/OFF指示状態を確認するように構成されればよい。
制御用マイコン104は、診断用マイコン105からのリレー101に対するON/OFF指示状態信号がON指示状態からOFF指示状態に切り替わったとき、電流制御IC102に対して、電流出力指示信号を送る(S304)。
制御用マイコン104は、電流出力指示信号を送ってから一定時間経過するのを待つ(S305)。ここでの「一定時間」とは、正常時、電荷抜き処理において十分な時間である。一定時間経過後、制御用マイコン104は、電流制御IC102に対して、電流出力停止を指示する信号を送る(S306)。ここでの停止指示は、アクチュエータへの負荷を考慮して、制御用マイコン104が電流制御IC102へ0mA出力を指示するか、又は、リセット入力を行うことにより実施される。正常時、電流制御IC102への電源供給は遮断されるため、電流制御IC102は低電圧状態モードであり、電流出力指示は無視される。一方、異常時には、電流制御IC102への電源供給が遮断されず、電流出力が継続されるため、上記の方法により停止指示が実施される。
図4は、電荷抜き処理時の電圧の推移を示す図である。リレー101がOFF状態になり、制御用マイコン104が、電流制御IC102へ電流出力を指示する通信を行う。制御用マイコン104は、電流出力を指示した後、電流制御IC102へ出力停止指示を送る。
リレー101の下流の回路に対して電流出力指示を行ったとき、リレー101の下流回路の電圧202が、
Figure 0006379070
に従うとする。故障判定を行う上流電圧201と下流電圧202の電圧差をVとしたとき、電荷抜き処理に必要な電流出力時間tW1は、
Figure 0006379070
より得られる。tW1は初期電圧Vに依存し、初期電圧Vの値が小さいほど電荷抜きに必要な時間が長くなる。通常制御時の最低電圧はV+Vであるから、これを適用すると電流出力に必要な最短時間tW1は、
Figure 0006379070
である。τ’は、リレー101の下流の回路において、電流出力時の特性を示す時定数である。ステップS305での一定時間は、tW1以上であればよい。図4の例では、tW1に対してマージンを取ったtW2経過後に出力停止指示を行っている。
制御用マイコン104は、リレー101の上流電圧201と下流電圧202をAD変換入力によって取得する(S307)。そして、制御用マイコン104は、取得した上流電圧201と下流電圧202の差を計算する。制御用マイコン104は、その電圧差が判定閾値以上であれば、正常と判定し、そうでなければ異常と判定する(S308)。
なお、判定を行う電圧差の閾値は、リレー101の電圧降下代や、AD変換回路の誤差などを考慮して設定する。
<まとめ>
以上のように、第1実施例の駆動電源の遮断機能診断において、制御用マイコン104は、診断用マイコン105を介して、リレー101に対してOFF状態指示を行う。制御用マイコン104は、リレー101のON/OFF指示状態を、電流制御IC102が低電圧動作モードに陥らない短い周期で確認する。OFF指示を確認後、制御用マイコン104は、電流制御IC102に対して電流出力指示を行い、アクチュエータを所定の時間駆動することによって電荷抜き処理を行う。その後、制御用マイコン104は、リレー101の上流と下流の電圧値を測定し、その電圧差に基づいて、遮断機能の故障の有無を判定する。したがって、低電圧動作モードを有する電流制御IC102を使用しており、かつ、電流指示を行う制御用マイコン104がリレー101にOFF指示を直接行えない場合においても、電荷抜き処理を行い、電源遮断機能の診断時間を短縮できる。
[第2実施例]
第2実施例のリレー回路故障診断装置の構成は、図1で示した構成と同様である。本実施例の特徴として、制御用マイコン104は、診断用マイコン105からのリレー101へのON/OFF指示状態の信号を入力割込にて検出する。
図6は、第2実施例における駆動電源の遮断機能診断のフローチャートである。なお、図2のステップと同じステップは、同じ符号を付して説明を省略する。制御用マイコン104は、診断用マイコン105と通信を行い、診断用マイコン105を介して、リレー101に対してOFF指示状態信号を送る(S302)。次に、制御用マイコン104は、診断用マイコン105からのリレー101へのOFF指示状態信号を入力割込で確認し、OFF指示状態に切り替わったことを確認する(S310)。その後、第1実施例と同様に、S304〜308の処理を実行する。
本実施例では、制御用マイコン104が、電流制御IC102が低電圧動作モードになるまでの時間よりも短い時間で(言い換えれば、電流制御IC102が低電圧動作モードになるまでの間に)入力割込を実施し、電荷抜き処理を開始し、電荷抜き処理が終了した後、故障診断を行う。
<まとめ>
以上のように、第2実施例に係るリレー回路故障診断装置は、リレー101のOFF指示状態を入力割込で確認し、OFF指示状態に切り替わったことを確認した後、電流指示によってリレー101の下流の回路の電荷抜き処理を行う。これにより、低電圧動作モードを有する電流制御IC102を使用しており、かつ、電流指示を行う制御用マイコン104がリレー101にOFF指示を直接行えない場合においても、電荷抜き処理を行い、電源遮断機能の診断時間を短縮できる。また、第2実施例の入力割込を実施する構成は、一定周期で確認する構成(ポーリング)に比べて、システムの負荷を考慮した場合に有利になり得る。
[第3実施例]
本実施例では、制御用マイコン104は、診断用マイコン105を介さずに、リレー101へON/OFF指示状態信号を送ることができる。
図7は、第3実施例における駆動電源の遮断機能診断のフローチャートである。なお、図2のステップと同じステップは、同じ符号を付して説明を省略する。制御用マイコン104は、リレー101に対してOFF指示状態信号を直接送る(S311)。その後、第1実施例と同様に、S304〜308の処理を実行する。
<まとめ>
以上のように、第3実施例では、制御用マイコン104が、リレー101に対してOFF指示状態信号を直接送り、その後、前記低電圧動作モードに陥る時間より短い時間で電流制御IC102に対して電流指示を送り、これにより、リレー101の下流の回路の電荷抜き処理を行う。したがって、低電圧動作モードを有する電流制御IC102を使用しているリレー回路故障診断装置であっても電荷抜き処理を行い、電源遮断機能の診断時間を短縮できる。また、本実施例の構成によれば、リレー回路故障診断装置をより簡易的な構成にすることができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
100:アクチュエータの制御装置、101:リレー、102:電流制御IC、103:コンデンサ、104:制御用マイコン、105:診断用マイコン、110:駆動電源、120:ソレノイド(アクチュエータ)、130:駆動回路

Claims (4)

  1. アクチュエータの電力供給を行うリレー回路故障診断装置であって、
    前記アクチュエータの駆動電源と、
    電源供給を切り替えるリレーと、
    前記アクチュエータへの電流出力を行う駆動回路であって、低電圧動作モードを有する電流制御ICと、コンデンサとを備える駆動回路と、
    前記アクチュエータへの電流量を決定する第1のマイコンと、
    前記第1のマイコンの動作を監視する第2のマイコンと、
    を備え、
    前記第1のマイコンは、前記電流制御ICに対して電流量を指示することができ、前記第2のマイコンは、前記リレーへON/OFF状態を指示することができ、
    前記第1のマイコンは、リレー回路故障診断フェーズにおいて、
    前記第2のマイコンを介して前記リレーへOFF状態を指示し、
    前記電流制御ICが前記低電圧動作モードに陥る時間よりも短い時間で、前記リレーへの指示状態がON指示状態からOFF指示状態に切り替わったことを確認し、
    前記電流制御ICに対して電流量を指示して前記アクチュエータを所定の時間駆動し、
    前記リレーの電源遮断機能を診断することを特徴とするリレー回路故障診断装置。
  2. 請求項1に記載のリレー回路故障診断装置において、
    前記第1のマイコンは、前記電流制御ICが前記低電圧動作モードに陥らない短い周期で、前記第2のマイコンから前記リレーへのON/OFF指示状態を取得することを特徴とするリレー回路故障診断装置。
  3. 請求項1に記載のリレー回路故障診断装置において、
    前記第1のマイコンは、前記第2のマイコンを介して前記リレーへOFF状態指示要求を行った後、前記リレーのOFF指示状態を入力割込で確認することを特徴とするリレー回路故障診断装置。
  4. アクチュエータの電力供給を行うリレー回路故障診断装置であって、
    前記アクチュエータの駆動電源と、
    電源供給を切り替えるリレーと、
    前記アクチュエータへの電流出力を行う駆動回路であって、低電圧動作モードを有する電流制御ICと、前記電流制御ICと並列に接続されたコンデンサとを備える駆動回路と、
    前記アクチュエータへの電流量を決定する第1のマイコンと、
    前記第1のマイコンの動作を監視する第2のマイコンと、
    を備え、
    前記第1のマイコンは、前記電流制御ICに対して電流量を指示することができ、かつ、前記リレーへON/OFF状態を指示することができ、
    前記第1のマイコンは、リレー回路故障診断フェーズにおいて、
    前記リレーへOFF状態を指示し、その後、前記電流制御ICが前記低電圧動作モードに陥る時間よりも短い時間で、前記電流制御ICに対して電流量を指示して、前記アクチュエータを所定の時間駆動し、
    前記リレーの電源遮断機能を診断することを特徴とするリレー回路故障診断装置。
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