JP6344302B2 - 組電池制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池制御装置に関する。
昨今、車両システムでは、機能安全の安全設計が重要視されている。特に、組電池は、過充電時に故障する可能性があり機能安全の対応が実施されている。組電池の異常を検出する技術の一例として、特許文献1に開示された電池監視装置がある。
この電池監視装置は、検出回路とマイコンを夫々二重に備え、いずれかで組電池の異常を検出する。電池監視装置は、組電池の電池電圧や電池温度を電池セル毎に監視する主検出回路と、主検出回路の検出結果に基づいて組電池の電池異常を検出する主マイコンとを備えている。また、電池監視装置は、組電池の電池電圧を2つ以上の電池セル単位で検出する副検出回路と、副検出回路の検出結果に基づいて組電池の電池異常を検出する副マイコンとを備えている。そして、各マイコンの夫々は、電池異常を検出した際に、システムメインリレーをオフして、組電池と電気機器との接続を遮断するように構成されている。
特開2014−171285号公報
しかしながら、上記電池監視装置は、主マイコンが主検出回路を制御して主検出回路による検出結果に基づいて組電池の電池異常を監視するとともに、副マイコンが副検出回路を制御して副検出回路による検出結果に基づいて組電池に生ずる電池異常を監視する。このように、電池監視装置は、主マイコンのみならず、副マイコンにも検出回路の制御と検出結果に基づく組電池の監視機能を持たせているため、その分、副マイコンのスペックが高くなり、コストアップを招くことになる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、コストアップを抑制しつつ、二重で組電池の異常を検出できる組電池制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
組電池(200)の電圧値を計測するとともに、計測結果である電圧値を含む電圧値データと、電圧値とは異なる情報を含む非電圧値データとを送信する監視部(31〜3n)と、
第1通信線(40)及び第2通信線(60)を介して監視部と接続されており、第1通信線を介して監視部に計測指令を含む指令データを送信すると共に、第2通信線を介して電圧値データ及び非電圧値データを受信し、電圧値データに含まれる電圧値に基づいて組電池の異常を検出する第1処理部(10)と、
第2通信線に接続され、且つ、第1通信線及び第2通信線とは異なる第1信号線(51)を介して第1処理部に接続されており、第2通信線を介して電圧値データを受信し、電圧値データに含まれる電圧値に基づいて組電池の異常を検出する第2処理部(20)と、を備えており、
第1処理部は、指令データを送信する場合、電圧値データが第2通信線に流れることを、第1信号線を介して第2処理部に通知し、
第2処理部は、第2通信線を介した通信ができる通信可状態と、第2通信線を介した通信ができない通信不可状態とで切り換えができ、通信不可状態の場合に、第1処理部から通知を受けると、通信不可状態から通信可状態に切り換えて第2通信線に流れている電圧値データを受信し、電圧値データの受信が完了すると通信可状態から通信不可状態に切り換えることを特徴とする。
このように、本発明は、組電池の電圧値を計測して、計測結果である電圧値を含む電圧値データを送信する監視部と、この電圧値データを受信し、電圧値に基づいて組電池の異常を検出する第1処理部と第2処理部とを備えている。よって、本発明は、第1処理部と第2処理部の二重で組電池の異常を検出できる。
また、第1処理部は、第1通信線を介して、監視部に計測指令を含む指令データを送信する場合、電圧値データが第2通信線に流れることを、第1信号線を介して第2処理部に通知する。このため、第2処理部は、指令データが流れる第1通信線や、電圧値データ及び非電圧値データが流れる第2通信線を監視することなく、電圧値データが第2通信線に流れることを知ることができる。
また、第2処理部は、第1処理部から通知を受けると、通信不可状態から通信可状態に切り換えて第2通信線に流れている電圧値データを受信し、電圧値データの受信が完了すると通信可状態から通信不可状態に切り換える。このため、第2処理部は、電圧値データとは異なるデータを受信することを抑制できる。つまり、第2処理部は、第2通信線を介して受信したデータが電圧値データであるか否かの判定(解析)などを行う必要がない。また、第2処理部は、監視部に計測指令を行うことなく、電圧値データを受信できる。
よって、第2処理部は、受信したデータが電圧値データであるか否かの解析や、監視部に対する計測指令が可能なスペックである必要がない。従って、本発明は、コストアップを抑制しつつ、二重で組電池の異常を検出できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における組電池ECUの概略構成を示すブロック図である。 実施形態におけるデータの概略構成を示すイメージ図である。 実施形態における組電池ECUの処理動作を示すタイムチャートである。 実施形態における主マイコンのコマンド発行処理を示すフローチャートである。 実施形態における主マイコンのオフ指令処理を示すフローチャートである。 実施形態における副マイコンの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における主マイコンと副マイコンの電圧比較データの作成タイミングを示すタイムチャートである。 実施形態における主マイコンと副マイコンの比較実施タイミングを示すタイムチャートである。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。本実施形態では、一例として、本発明を組電池ECU100に適用した例を採用する。図1に示すように、組電池ECU100は、組電池200及び外部ECU300と電気的に接続されている。組電池ECU100は、組電池200や外部ECU300とともに車両に搭載される。また、組電池ECU100は、いわゆるハイブリッド車両や電気車両のように、電気モータを走行駆動源とする車両に搭載される。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略称である。また、ハイブリッド車両は、プラグインハイブリッド車両を含む。
組電池200は、車両に搭載された電気機器とメインリレーを介して接続されており、メインリレーを介して電気機器に電力供給する。また、組電池200は、複数の電池セル210が直列に接続されて構成されている。例えば、組電池ECU100は、複数の電池セル210の夫々に電気的に接続されている。上記車両は、組電池200により供給される電力により、走行用電気モータが駆動される。なお、組電池200は、回生ブレーキにより充電されたり、発電用モータを備えている場合には、その発電用モータによって発電された電力によって充電されたりする。さらに、組電池200は、プラグインハイブリッド車両や電気車両に搭載されている場合、いわゆる充電スタンドにて充電することも可能である。
このように、組電池200は、車両の走行に伴って、充放電が繰り返し実行されるものである。また、組電池200は、走行用電気モータの電力源以外の電力源、例えば、車両内の電装品や車両外の電化製品などの電力源としても使用できる。
外部ECU300は、組電池ECU100とは異なるECUであり、組電池ECU100とともに車両に搭載される。つまり、外部ECU300は、組電池ECU100の外部に設けられたECUである。外部ECU300は、後程説明する主マイコン10と副マイコン20の夫々で作成された電圧比較データを比較する(比較手段、比較装置)。なお、本実施形態は、組電池ECU100と外部ECU300とを含む組電池制御システムと言うこともできる。
図1に示すように、組電池ECU100は、主マイコン10、副マイコン20、第1監視IC31〜第n監視IC3nなどを備えて構成されている。また、組電池ECU100は、主マイコン10と第1監視IC31との間でデータ通信を行うための第1通信線40、主マイコン10及び副マイコン20と第n監視IC3nとの間でデータ通信を行うための第2通信線60を備えて構成されている。さらに、組電池ECU100は、主マイコン10から副マイコン20への通知を行うための第1信号線51及び第2信号線52を備えて構成されている。
第1通信線40は、データが流れるデータ線41と、クロック信号が流れるクロック線42とを含むものである。同様に、第2通信線60は、データが流れるデータ線61と、クロック信号が流れるクロック線62とを含むものである。第1信号線51と第2信号線52は、第1通信線40及び第2通信線60から独立して設けられている。第1信号線51と第2信号線52は、直線と言い換えることができる。
第1監視IC31〜第n監視IC3nは、監視部に相当する。第1監視IC31〜第n監視IC3nは、組電池200の電圧値(セル電圧)を計測するとともに、計測結果であるセル電圧を含むセル電圧データと、セル電圧とは異なる情報を含む非電圧値データとを送信する。セル電圧データは、電圧値データに相当する。
第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々は、主マイコン10からの計測指令に応じて、セル電圧を計測する。第1監視IC31〜第n監視IC3nは、第1監視IC31が主マイコン10から計測指令を受けると、デイジーチェーン通信によって、第1監視IC31から第n監視IC3nまで計測指令が伝達される。これによって、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々は、自身に接続された電池セル210のセル電圧を個別に計測する。このように、計測指令は、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々に対して、セル電圧の計測を指令する情報である。
そして、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々の計測結果は、デイジーチェーン通信によって第n監視IC3nに伝達される。また、第n監視IC3nは、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々による計測結果であるセル電圧を含むセル電圧データを、データ線61に流す。これによって、セル電圧データは、主マイコン10と副マイコン20に送信される。このように、第n監視IC3nによる送信データは、セル電圧データを含んでいる。
さらに、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々は、主マイコン10からの自己診断指令に応じて自己診断を行う。第1監視IC31〜第n監視IC3nは、第1監視IC31が主マイコン10から自己診断指令を受けると、デイジーチェーン通信によって、第1監視IC31から第n監視IC3nまで自己診断指令が伝達される。そして、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々は、例えば、自身に設けられているセル電圧の計測に用いるコンデンサの経年劣化や故障などの異常を自身で診断する。第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々の自己診断結果は、デイジーチェーン通信によって第n監視IC3nに伝達される。第n監視IC3nは、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々による自己診断結果を含む自己診断関連データを、データ線61に流す。これによって、自己診断関連データは、例えば主マイコン10に送信される。このように、第n監視IC3nによる送信データは、自己診断関連データを含んでいる。
このように、本実施形態では、電圧値とは異なる情報としての自己診断結果を採用している。よって、自己診断関連データは、非電圧値データに相当する。組電池ECU100は、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々が自己診断を行うことで、第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々におけるセル電圧の計測に対する信頼性を確保できる。
なお、第1監視IC31〜第n監視IC3nは、組電池200の1電池セル210ずつの電圧であるセル電圧を計測する。また、第1監視IC31は、組電池200において、電位的に最も高い電池セル210のセル電圧を計測する。また、第1監視IC31は、組電池200において、電位的に最も高い電池セル210に加えて、最も電位が高い方から数個の電池セル210のセル電圧を個別に計測するものであってもよい。一方、第n監視IC3nは、組電池200において、電位的に最も低い電池セル210のセル電圧を計測する。また、第n監視IC3nは、組電池200において、電位的に最も低い電池セル210に加えて、最も電位が低い方から数個の電池セル210のセル電圧を個別に計測するものであってもよい。なお、nは、2以上の自然数である。
主マイコン10は、第1処理部に相当し、CPU、ROM、RAM、レジスタ及びI/Oなどを含む所謂マイクロコンピュータである。また、主マイコン10は、第1通信線40や第2通信線60を介した通信を行うための通信ドライバ10aが設けられている。さらに、主マイコン10は、外部ECU300とも通信可能に構成されている。なお、CPUは、Central Processing Unitの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。I/Oは、Input/Outputの略称である。
主マイコン10は、通信ドライバ10aが第1通信線40を介して第1監視IC31と接続されている。主マイコン10(通信ドライバ10a)は、第1監視IC31に対して、データ線41でデータを送信するとともに、クロック線42でクロック信号を送信する。例えば、主マイコン10は、第1監視IC31に対する計測指令を含む指令データを、通信ドライバ10aからデータ線41を介して送信する。また、主マイコン10は、第1監視IC31にする自己診断指令を含む診断指令データを、通信ドライバ10aからデータ線41を介して送信する。なお、指令データ及び診断指令データは、第1監視IC31〜第n監視IC3nに対する通信コマンドとも言える。
主マイコン10は、通信ドライバ10aが第2通信線60を介して第n監視IC3nと接続されている。主マイコン10(通信ドライバ10a)は、第n監視IC3nから送信されたデータをデータ線61で受信するとともに、第n監視IC3nから送信されたクロック信号をクロック線62で受信する。例えば、主マイコン10は、データ線61を介して送信されたセル電圧データ及び自己診断関連データを、通信ドライバ10aで受信する。このように、主マイコン10は、組電池200のセル電圧を計測するため、及び第1監視IC31〜第n監視IC3nの夫々の異常を検出(判定)するために、第1監視IC31及び第n監視IC3nと通信を行う。なお、図2に示すように、指令データは、例えば、変換コマンドとCRCなどを含む。一方、セル電圧データは、例えば、読出しコマンド、CRC、セル電圧などを含む。CRCは、Cyclic Redundancy Checkの略称である。
そして、主マイコン10は、受信したセル電圧データに含まれるセル電圧に基づいて組電池200が異常であるか否かを検出する。なお、主マイコン10は、組電池200の異常を検出した場合、メインリレーをオフにして、組電池200と電気機器とを電気的に遮断する。
さらに、主マイコン10は、指令データを送信する場合、セル電圧データがデータ線61に流れることを、第1信号線51を介して副マイコン20に通知(指令)する。また、主マイコン10は、指令データを送信する場合、データ線61に流れるセル電圧データを受信するように、副マイコン20に通知すると言い換えることもできる。また、主マイコン10は、指令データを送信する場合、副マイコン20の通信ドライバ20aを通信不可状態から通信可状態に切り換えるように、副マイコン20に通知すると言い換えることもできる。また、主マイコン10は、第1監視IC31〜第n監視IC3nが組電池200の1電池セル210ずつのセル電圧を計測する計測タイミングで副マイコン20に指令すると言うこともできる。この第1信号線51は、セル電圧データがデータ線61に流れることを副マイコン20に通知するための専用線とも言える。
主マイコン10は、第1信号線51を介して、副マイコン20における第1信号線51が接続されたポートのレベルを切り替えることができる。そして、主マイコン10は、指令データを送信する場合、このポートのレベルを切り替えることで、副マイコン20に通知を行う。副マイコン20の第1信号線51が接続されたポートは、二つのレベル(例えばハイレベルとローレベル)で切り換え可能に構成されている。例えば、主マイコン10は、第1信号線51を介して、このポートのレベルをハイレベルからローレベルに切り換えることで、セル電圧データがデータ線61に流れることを通知する。なお、主マイコン10は、指令データを送信しない場合、例えば診断指令データを送信する場合、このポートのレベルをハイレベルとする。
なお、主マイコン10は、このポートのレベルをハイレベルにすることで、副マイコン20の通信ドライバ20aを停止させる。このため、ハイレベルとすることを、オフを指示する、又はオフ指令、又は終了通知と言い換えることができる。一方、ハイレベルからローレベルに切り換えることで、副マイコン20の通信ドライバ20aを起動させる。このため、ローレベルとすることを、オンを指示する、又はオン指令と言い換えることができる。
このように、主マイコン10は、ポートのレベルを切り替えるだけで、セル電圧データがデータ線61に流れることを副マイコン20に通知できる。一方、副マイコン20は、ポートのレベルを判定するだけで、計測タイミングであること、すなわちセル電圧データがデータ線61に流れることを把握できる。このように、組電池ECU100は、簡単な構成で、主マイコン10と副マイコン20との間で通知を行うことができる。
なお、本実施形態では、第1信号線51を介してポートのレベルを切り替える例を採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されず、第1通信線40や第2通信線60とは異なる信号線を介して、副マイコン20に通知できればよい。
同様に、主マイコン10は、第2信号線52を介して、副マイコン20における第2信号線52が接続されたポートのレベルを切り替えることができる。副マイコン20の第2信号線52が接続されたポートは、二つのレベル(例えばハイレベルとローレベル)で切り換え可能に構成されている。
後程説明するが、主マイコン10と副マイコン20の夫々は、電圧比較データを作成する。そして、主マイコン10は、同じ期間(時間区間)に受信したセル電圧データに含まれているセル電圧を用いて、自身と副マイコン20とが電圧比較データを作成するために、電圧比較データの作成タイミングを示す同期信号を副マイコン20に対して出力する。このとき、主マイコン10は、第2信号線52を用いて同期信号を出力する。また、主マイコン10は、一定の時間間隔で同期信号を出力する。
例えば、主マイコン10は、第2信号線52を介して、このポートのレベルをローレベルからハイレベルに切り換えることで、副マイコン20に対して同期信号を出力する。主マイコン10は、副マイコン20における第2信号線52が接続されたポートのレベルをローレベルからハイレベルに切り換えることで、電圧比較データの作成タイミングであることを通知すると言い換えることができる。この第2信号線52は、副マイコン20に対して同期信号を出力するための専用線とも言える。
このように、組電池ECU100は、主マイコン10と副マイコン20とで、同じ期間に受信したセル電圧データに含まれているセル電圧を用いて、電圧比較データを作成できる。なお、本実施形態では、第2信号線52を介してポートのレベルを切り替える例を採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されず、第1通信線40や第2通信線60とは異なる信号線を介して、副マイコン20に対して同期信号を出力できればよい。
副マイコン20は、第2処理部に相当し、CPU、ROM、RAM、レジスタ及びI/Oなどを含む所謂マイクロコンピュータである。また、副マイコン20は、第2通信線60を介した通信を行うための通信ドライバ20aが設けられている。さらに、副マイコン20は、外部ECU300とも通信可能に構成されている。
副マイコン20は、通信ドライバ20aが第2通信線60を介して第n監視IC3nと接続されている。副マイコン20(通信ドライバ20a)は、第n監視IC3nから送信されたデータをデータ線61で受信するとともに、第n監視IC3nから送信されたクロック信号をクロック線62で受信する。具体的には、副マイコン20は、データ線61を介して送信されたセル電圧データを、通信ドライバ20aで受信する。このように、副マイコン20は、組電池200のセル電圧を計測するために第n監視IC3nと通信を行う。
そして、副マイコン20は、受信したセル電圧データに含まれるセル電圧に基づいて組電池200が異常であるか否かを検出する。なお、副マイコン20は、組電池200の異常を検出した場合、メインリレーをオフにして、組電池200と電気機器とを電気的に遮断する。
また、副マイコン20は、通信ドライバ20aの状態を、第2通信線60を介した通信ができる通信可状態と、第2通信線を介した通信ができない通信不可状態とで切り換えができる。言い換えると、副マイコン20は、通信ドライバ20aを停止させたり、起動(動作)させたりすることができる。上記のように、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルに基づいて、通信ドライバ20aを通信不可状態にするか通信可状態にするかを判定する。副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルがハイレベルの場合、通信ドライバ20aを通信不可状態とする。そして、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルがハイレベルからローレベルに切り換わった場合、通信ドライバ20aを通信不可状態から通信可状態に切り換える。つまり、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルがローレベルの場合、通信ドライバ20aを通信可状態とする。これによって、副マイコン20は、データ線61に流れるセル電圧データを受信することができる。また、副マイコン20は、主マイコン10が正しくセル電圧データを受信して、セル電圧を取得できているかを確認するために、主マイコン10で受信しているセル電圧データを受信するように構成されていると言える。
なお、副マイコン20は、セル電圧データの受信が完了すると、通信ドライバ20aを通信可状態から通信不可状態に切り換える。副マイコン20は、セル電圧データの受信が完了したか否かは、主マイコン10からの通知で判定してもよいし、主マイコン10からの通知によらず自身で判定してもよい。
例えば、主マイコン10からの通知で判定する場合、主マイコン10は、セル電圧データの受信が終了すると、第1信号線51を介して副マイコン20に終了を通知する。主マイコン10は、副マイコン20における第1信号線51が接続されたポートのレベルを、第1信号線51を介してローレベルからハイレベルに切り換えることで終了を通知する。そして、副マイコン20は、終了の通知を受けると、セル電圧データの受信が完了したとみなして、通信ドライバ20aを通信可状態から通信不可状態に切り換える。
一方、副マイコン20は、主マイコン10からの通知によらず自身で判定する場合、受信したセル電圧データの量(データ数)に基づいて、セル電圧データの受信が完了したか否かを判定する。副マイコン20は、予め決められた量のセル電圧データを受信した場合に、セル電圧データの受信が完了したとみなして、通信ドライバ20aを通信可状態から通信不可状態に切り換える。つまり、副マイコン20は、受信したセル電圧データの量を予め決められた閾値と比較し、受信したセル電圧データの量が閾値に達した場合に、セル電圧データの受信が完了したとみなす。
また、上記のように、副マイコン20は、第2信号線52が接続されたポートのレベルに基づいて、電圧比較データの作成タイミングであるか否かを判定する。副マイコン20は、同期信号を取得して、電圧比較データの作成タイミングであると判定した場合、電圧比較データを作成(用意)する。例えば、主マイコン10は、図7に示すように、一定のタイミングt10、t20、t30で同期信号を出力する。副マイコン20は、同期信号を受信してから次の同期信号を受信するまでの間に、複数のセル電圧データを受信する、すなわち複数のセル電圧を取得する。そして、副マイコン20は、同期信号を受信すると、電圧比較データを作成する。なお、主マイコン10は、同期信号を出力すると、電圧比較データを作成する。
また、副マイコン20は、同期信号を受信してから予め決められた量のセル電圧データを受信した場合にも、電圧比較データの作成タイミングであると判定して電圧比較データを作成してもよい。言い換えると、副マイコン20は、電圧比較データが予め決められたデータ数だけ揃った時点でも電圧比較データを作成してもよい。つまり、副マイコン20は、同期信号を取得するか、又はセル電圧データを予め決められた複数回受信すると電圧比較データを作成する。
この場合、主マイコン10は、同期信号を出力してから予め決められた量のセル電圧データを受信した場合にも、電圧比較データの作成タイミングであると判定して電圧比較データを作成する。つまり、主マイコン10は、セル電圧データを予め決められた複数回受信すると電圧比較データを作成するとともに、同期信号を出力する。
例えば、副マイコン20は、同期信号が送信される一定周期の間に、受信するセル電圧データのデータ数を記憶しておく。そして、副マイコン20は、実際に受信したセル電圧データのデータ数が、記憶しておいたデータ数に達すると電圧比較データを作成する。例えば、副マイコン20は、図7のタイミングt20で同期信号を取りこぼしたとしても、タイミングt10の後に受信したセル電圧データのデータ数が、記憶しておいたデータ数に達すると電圧比較データを作成する。このようにすることで、副マイコン20は、同期信号を取りこぼした場合であっても電圧比較データを作成できる。また、これによって、組電池ECU100は、主マイコン10と副マイコン20との同期ずれのリセット機会を増やすことができる。
このように、組電池ECU100は、主マイコン10と副マイコン20の夫々が電圧比較データを作成する。電圧比較データは、主マイコン10と副マイコン20が正常にセル電圧データを受信できているか否かを判定する際の比較に用いられるデータである。主マイコン10と副マイコン20の夫々は、自身が受信したセル電圧データに含まれているセル電圧を用いて、電圧比較データを作成する。
また、主マイコン10と副マイコン20の夫々は、自身で作成した電圧比較データを外部ECU300に送信するように構成されている。外部ECU300は、主マイコン10から受信した電圧比較データと、副マイコン20から受信した電圧比較データとを比較する(比較手段、比較装置)。そして、外部ECU300は、両電圧比較データが所定の対応関係(例えば一致など)を満たさない場合に、主マイコン10と副マイコン20の一方が故障していると判定する。
これによって、組電池制御システムは、セル電圧を使って、主マイコン10と副マイコン20の信頼性を確認できる。また、主マイコン10と副マイコン20は、両電圧比較データを比較する必要がないので、自身で両電圧比較データを比較する場合よりも、低スペックで構成できる。
なお、両電圧比較データの比較は、主マイコン10が行ってもよい。この場合、主マイコン10は、電圧比較データを送信する必要がない。一方、副マイコン20は、電圧比較データを主マイコン10に送信する。主マイコン10は、自身で作成した電圧比較データと、副マイコン20から受信した電圧比較データとを比較する(比較手段)。そして、主マイコン10は、両電圧比較データが所定の対応関係(例えば一致など)を満たさない場合に、自身と副マイコン20の一方が故障していると判定する。これによって、組電池ECU100は、セル電圧を使って、主マイコン10と副マイコン20の信頼性を確認できる。この場合、組電池ECU100は、外部ECU300と接続されていなくてもよい。
主マイコン10と副マイコン20の夫々は、所定期間内に受信したセル電圧から最も高い電圧値のセル電圧を選定し、そのセル電圧を電圧比較データとする。又は、主マイコン10と副マイコン20の夫々は、所定期間内に受信したセル電圧から最も低い電圧値のセル電圧を選定し、そのセル電圧を電圧比較データとする。又は、主マイコン10と副マイコン20の夫々は、所定期間内に受信したセル電圧の平均値を算出し、その平均値を電圧比較データとする。
また、上記のように、副マイコン20は、電圧比較データを一定周期で主マイコン10又は外部ECU300に送信する。しかしながら、主マイコン10又は外部ECU300は、ノイズなどにより一時的に副マイコン20との通信に異常が発生することも考えられる。よって、主マイコン10又は外部ECU300が両電圧比較データの比較を行う比較実施タイミングは、図8に示すように、主マイコン10が同期信号を出力した直後でない方が好ましい。比較実施タイミングは、主マイコン10が同期信号を出力した後で、主マイコン10又は外部ECU300と副マイコン20との通信が十分に実施された後であり、且つ、次の同期信号の出力タイミングの少し前が好ましい。これによって、主マイコン10又は外部ECU300は、主マイコン10と副マイコン20の一方が故障しているか否かの判定を確実に行うことができる。なお、図8では、主マイコン10が両電圧比較データの比較を行う例を採用している。また、外部ECU300が両電圧比較データの比較を行う場合、比較実施タイミングは、主マイコン10と副マイコン20が電圧比較データを外部ECU300に送信するタイミングとみなすこともできる。
ここで、図3〜図6に基づいて、組電池ECU100の処理動作に関して説明する。
主マイコン10は、通信タイミングの割り込みが発生すると、図4のフローチャートで示す処理を行う。
ステップS10では、計測タイミングであるか否かを判定する。主マイコン10は、セル電圧の計測を行う計測タイミングであると判定した場合はステップS11へ進み、計測タイミングでないと判定した場合はステップS12へ進む。
ステップS11では、計測タイミングオンを副マイコン20に通知する。主マイコン10は、図3のタイミングt2に示すように、副マイコン20における第1信号線51が接続されたポートのレベルをハイレベルからローレベルに切り換えることで、計測タイミングオンを副マイコン20に通知する。つまり、主マイコン10は、セル電圧データがデータ線61に流れることを副マイコン20に通知する。
ステップS12では、監視ICへ通信コマンドを発行する。主マイコン10は、計測タイミングであると判定した場合は、第1監視IC31に対して指令データを送信する。第n監視IC3nは、図3のタイミングt2〜t3に示すように、指令データに応答してセル電圧データを送信する。また、主マイコン10は、計測タイミングであると判定しなかった場合は、第1監視IC31に対して診断指令データを送信する。なお、第n監視IC3nは、例えば図3のタイミングt1〜t2に示すように、指令データに応答して自己診断関連データを送信する。
また、主マイコン10は、通信完了の割り込みが発生すると、図5のフローチャートで示す処理を行う。
ステップS20では、計測タイミングであるか否かを判定する。主マイコン10は、セル電圧データを受信しており、通信完了の割り込みが発生した場合、計測タイミングであると判定してステップS21へ進む。また、主マイコン10は、セル電圧データを受信しておらず、通信完了の割り込みが発生した場合、計測タイミングでないと判定してステップS22へ進む。
ステップS21では、計測タイミグオフを副マイコン20に通知する。主マイコン10は、図3のタイミングt3に示すように、副マイコン20における第1信号線51が接続されたポートのレベルをローレベルからハイレベルに切り換えることで、計測タイミングオフを副マイコン20に通知する。
ステップS22では、通信ドライバを停止する。主マイコン10は、自身の通信ドライバ10aを通信可状態から通信不可状態に切り換えることで停止する。なお、主マイコン10は、ステップS22を行わなくてもよい。
副マイコン20は、セル電圧の計測タイミングの通知が発生すると、図6のフローチャートで示す処理を行う。
ステップS30では、通知の二度読みを行う。副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルを二度確認する。例えば、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルがハイレベルからローレベルになったか否かをハード的に確認するとともにソフト的に確認する。なお、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルを三回以上確認してもよい。
ステップS31では、計測タイミングであるか否かを判定する。副マイコン20は、ステップS30での確認の結果、第1信号線51が接続されたポートのレベルがハイレベルからローレベルになったと判定した場合、計測タイミングであると判断してステップS32へ進む。また、副マイコン20は、第1信号線51が接続されたポートのレベルがハイレベルからローレベルになったと判定しなかった場合、計測タイミングでないとみなして処理を終了する。
ステップS32では、通信ドライバ20aを起動する。副マイコン20は、図3のタイミングt2以降に示すように、自身の通信ドライバ20aを通信不可状態から通信可状態に切り換えることで起動する。副マイコン20は、通信ドライバ20aを起動することで、図3のタイミングt2〜t3に示すように、第2通信線60に流れているセル電圧データを受信する。
このようにすることで、組電池ECU100は、副マイコン20がノイズによって計測タイミングであると誤判定することを抑制できる。また、組電池ECU100は、誤判定を抑制できるので、不必要なタイミングで通信ドライバ20aを起動することを抑制できる。なお、組電池ECU100は、ステップS30,S31を行わない副マイコン20であっても採用できる。
以上のように、組電池ECU100は、組電池200のセル電圧に基づいて組電池200の異常を検出する主マイコン10と副マイコン20とを備えている。よって、組電池ECU100は、主マイコン10と副マイコン20の二重で組電池200の異常を検出できる。
また、主マイコン10は、第1通信線40を介して、第1監視IC31に指令データを送信する場合、セル電圧データが第2通信線60に流れることを、第1信号線51を介して副マイコン20に通知する。このため、副マイコン20は、指令データが流れる第1通信線40や、セル電圧データ及び自己診断関連データが流れる第2通信線60を監視することなく、セル電圧データが第2通信線60に流れることを知ることができる。
また、副マイコン20は、主マイコン10から通知を受けると、通信ドライバ20aを起動して、第2通信線60に流れているセル電圧データを受信し、セル電圧データの受信が完了すると通信ドライバ20aを停止する。このため、副マイコン20は、セル電圧データとは異なるデータを受信することを抑制できる。つまり、副マイコン20は、第2通信線60を介して受信したデータがセル電圧データであるか否かの判定(解析)などを行う必要がない。また、副マイコン20は、第1監視IC31に計測指令を行うことなく、セル電圧データを受信できる。
よって、副マイコン20は、受信したデータがセル電圧データであるか否かの解析や、第1監視IC31に対する計測指令が可能なスペックである必要がない。よって、組電池ECU100は、コストアップを抑制しつつ、二重で組電池200の異常を検出できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
10 主マイコン、10a 通信ドライバ、20 副マイコン、20a 通信ドライバ、31〜3n 第1監視IC〜第n監視IC、40 第1通信線、41 データ線、42 クロック線、51 第1信号線、52 第2信号線、60 第2通信線、61 データ線、62 クロック線、100 組電池ECU、200 組電池、210 電池セル、300 外部ECU

Claims (10)

  1. 組電池(200)の電圧値を計測するとともに、計測結果である前記電圧値を含む電圧値データと、前記電圧値とは異なる情報を含む非電圧値データとを送信する監視部(31〜3n)と、
    第1通信線(40)及び第2通信線(60)を介して前記監視部と接続されており、前記第1通信線を介して前記監視部に計測指令を含む指令データを送信すると共に、前記第2通信線を介して前記電圧値データ及び前記非電圧値データを受信し、前記電圧値データに含まれる前記電圧値に基づいて前記組電池の異常を検出する第1処理部(10)と、
    前記第2通信線に接続され、且つ、前記第1通信線及び前記第2通信線とは異なる第1信号線(51)を介して前記第1処理部に接続されており、前記第2通信線を介して前記電圧値データを受信し、前記電圧値データに含まれる前記電圧値に基づいて前記組電池の異常を検出する第2処理部(20)と、を備えており、
    前記第1処理部は、前記指令データを送信する場合、前記電圧値データが前記第2通信線に流れることを、前記第1信号線を介して前記第2処理部に通知し、
    前記第2処理部は、前記第2通信線を介した通信ができる通信可状態と、前記第2通信線を介した通信ができない通信不可状態とで切り換えができ、前記通信不可状態の場合に、前記第1処理部から前記通知を受けると、前記通信不可状態から前記通信可状態に切り換えて前記第2通信線に流れている前記電圧値データを受信し、前記電圧値データの受信が完了すると前記通信可状態から前記通信不可状態に切り換えることを特徴とする組電池制御装置。
  2. 前記第2処理部は、前記第1信号線が接続され、二つのレベルを取りうるポートを備えており、
    前記第1処理部は、前記第1信号線を介して、前記ポートのレベルを切り替えることで、前記電圧値データが前記第2通信線に流れることを通知することを特徴とする請求項1に記載の組電池制御装置。
  3. 前記第2処理部は、前記第1処理部から前記通知を受け、且つ、前記通知を複数回読みして、前記電圧値データが前記第2通信線に流れると判断した場合に、前記通信不可状態から前記通信可状態に切り換えて前記第2通信線に流れている前記電圧値データを受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の組電池制御装置。
  4. 前記第1処理部及び前記第2処理部の夫々は、自身で受信した前記電圧値データに含まれている前記電圧値を用いて、前記第1処理部と前記第2処理部が正常に前記電圧値データを受信できているか否かを判定する際の比較に用いられる電圧比較データを作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  5. 前記第1処理部と前記第2処理部は、前記第1通信線、前記第2通信線、及び前記第1信号線とは異なる第2信号線(52)を介して互いに接続されており、
    前記第1処理部は、同じ期間に受信した前記電圧値データに含まれている前記電圧値を用いて自身と前記第2処理部とが前記電圧比較データを作成するために、前記電圧比較データの作成タイミングを示す同期信号を前記第2信号線を介して前記第2処理部に対して出力し、
    前記第2処理部は、前記同期信号を取得すると、前記電圧比較データを作成することを特徴とする請求項4に記載の組電池制御装置。
  6. 前記第1処理部は、前記電圧値データを予め決められた複数回受信すると前記電圧比較データを作成するとともに、前記同期信号を出力し、
    前記第2処理部は、前記同期信号を取得するか、又は前記電圧値データを予め決められた複数回受信すると前記電圧比較データを作成することを特徴とする請求項5に記載の組電池制御装置。
  7. 前記第1処理部は、自身で作成した前記電圧比較データと、前記第2処理部で作成された前記電圧比較データとを比較する比較手段を備えており、
    前記第2処理部は、作成した前記電圧比較データを前記第1処理部に送信することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  8. 前記第1処理部及び前記第2処理部の夫々で作成された前記電圧比較データを比較する比較手段を備えた比較装置(300)と通信可能に構成されており、
    前記第1処理部及び前記第2処理部の夫々は、作成した前記電圧比較データを前記比較装置に送信することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  9. 前記第1処理部は、前記電圧値データの受信が終了すると、前記第1信号線を介して前記第2処理部に終了通知を行い、
    前記第2処理部は、前記終了通知を受けると、前記電圧値データの受信が完了したとみなして、前記通信可状態から前記通信不可状態に切り換えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  10. 前記第2処理部は、予め決められた量の前記電圧値データを受信した場合に、前記電圧値データの受信が完了したとみなして、前記通信可状態から前記通信不可状態に切り換えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
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