JP5825236B2 - 組電池制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された電力源としての組電池の制御を行う組電池制御装置に関するものである。
近年の車載制御装置では、機能安全が求められる傾向が強まり、制御装置として、本来の制御を実行する制御マイコンに加えて、その制御マイコンの動作を監視するための監視マイコンを設けることが一般化しつつある。この監視マイコンは、主な目的が制御マイコンの監視であるため、制御マイコンに比較して、低能力で、回路規模も小さいものを用いることができる。従って、監視マイコンは、通常、制御マイコンよりも消費電力が小さくなる。
従来、このように二つのマイコンを有する車載制御装置の一例として、特許文献1に開示された車両用電子制御装置がある。この車両用電子制御装置は、主マイコンと、副マイコンと、副マイコンに対して電源を供給する第2給電手段とを有するものである。副マイコンは、自己が動作を停止しても良い状態になったと判断すると、主マイコンへ、電源遮断許可信号を出力する。そして、主マイコンは、副マイコンからの電源遮断許可信号を受けたことを条件として、副マイコン用電源制御信号の出力停止を行う。これによって、副マイコンへの電源の供給が停止される。
特開2009−166549号公報
しかしながら、上述の車両用電子制御装置において、主マイコンと副マイコンとの間の通信に異常が発生した場合、主マイコンは、副マイコンからの電源遮断許可信号を受信できない可能性がある。このような場合、例えばイグニッションスイッチがオフになって制御が不要となっても、副マイコンへの電源供給を即座に遮断することができない。よって、イグニッションスイッチがオフされている間であっても、副マイコンへの電源供給が継続されて消費電力が増大する。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、イグニッションスイッチがオフされている間の消費電力を低減することができる組電池制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
車両に搭載された電力源としての組電池(10)の制御を行う組電池制御装置であって、
組電池の制御を行う制御マイコン(12)と、
制御マイコンに電源供給を行う第1電源回路(44)と、
時間を計時する第1計時手段(142)を有するとともに、制御マイコンの動作を監視する監視モードと、自身への電源供給を停止するシャットダウンモードと、監視モードよりも低消費電力で動作を始めると共に第1計時手段で時間の計時を開始して、計時した時間が所定時間に達すると第1電源回路に対して前記制御マイコンへの電源供給を指示する待機モードとを有する監視マイコン(14)と、
監視マイコンに電源供給を行う第2電源回路(48)と、を備え、
制御マイコンは、
車両のイグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する第1判定手段(S110)と、
第1判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると判定されると、監視マイコンに対して、待機モードとシャットダウンモードのいずれかのモードに遷移するように指令を行うモード指令手段(S124,S125)と、
モード指令手段にて指令を行った後に、第1電源回路に対して電源供給の停止を指示する第1指示手段(S126)と、を含み、
監視マイコンは、
イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する第2判定手段(S210)と、
第1電源回路から制御マイコンへの電源電圧を監視し、電源電圧に基づいて制御マイコンの電源供給が停止されたか否かを判定する電圧監視手段(S220)と、
第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定されると、モード指令手段からの指令に応じて待機モードへの遷移処理又はシャットダウンモードへの遷移処理を行い、シャットダウンモードへの遷移処理を行った後、第2電源回路に対して電源供給の停止を指示する終了処理手段(S230)と、を含み、
終了処理手段は、第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定され、且つ、モード指令手段からの指令を受けていない場合は、シャットダウンモードへの遷移処理を行うことを特徴とする。
このように、監視マイコンは、イグニッションスイッチがオフであり、且つ、制御マイコンへの電源供給が停止された場合、制御マイコンからの指令に応じて待機モードかシャットダウンモードに遷移するものである。しかしながら、監視マイコンは、制御マイコンからの指令を受けていない場合、シャットダウンモードへ遷移するので、監視マイコンと制御マイコンとの通信に異常が発生したとしても、シャットダウンモードへ遷移することができる。言い換えると、監視マイコンは、制御マイコンに依存することなく、シャットダウンモードへ遷移することができる。よって、イグニッションスイッチがオフされている間の消費電力を低減することができる。また、監視マイコンは、イグニッションスイッチがオフであり、且つ、制御マイコンへの電源供給が停止された場合にシャットダウンモードに遷移するため、制御マイコンに対して電源供給がされているにもかかわらず、シャットダウンモードに遷移することを抑制することができる。
また、本発明の終了処理手段は、第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定された状態で、モード指令手段からの指令を受けていない場合は監視マイコンと制御マイコンとの通信異常とみなして通信異常回数をカウントするものであってもよい。この場合、終了処理手段は、第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定され、且つ、モード指令手段からの指令を受けていないことに加えて、通信異常回数が規定値(2以上の自然数)に達していることを条件にシャットダウンモードへの遷移処理を行い、通信異常回数が規定値に達していない場合は待機モードへの遷移処理を行う。
このようにすることによって、監視マイコンは、イグニッションスイッチがオフであり、制御マイコンへの電源供給が停止され、且つ、制御マイコンからの指令を受けていない場合に、即座にシャットダウンモードへ遷移することを抑制することができる。言い換えると、監視マイコンは、通信異常が発生して制御マイコンから指令を受けていない場合であっても、通信異常回数が規定値に達するまでは、待機モードに遷移することができる。よって、通信異常が発生しても、通信異常回数が規定値に達するまでは、イグニッションスイッチがオフである場合に制御マイコンへの電源供給を行うことができる。
実施形態における電池制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態における監視マイコンの状態遷移図である。 実施形態における制御マイコンの通常処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における制御マイコンの終了処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における監視マイコンの通常処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における監視マイコンの終了処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における電池制御装置の電源制御シーケンスを示す図面である。 実施形態における監視マイコンのリアルタイムカウント機能の確認処理を示す図面である。 変形例1における電池制御装置の電源制御シーケンスを示す図面である。 変形例2における監視マイコンの通常処理動作を示すフローチャートである。 変形例2における監視マイコンの終了処理動作を示すフローチャートである。 変形例2における電池制御装置の電源制御シーケンスを示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(実施形態)
まず、本発明の第1実施形態による組電池制御装置100(以下、単に制御装置100とも称する)について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態による制御装置100は、いわゆるハイブリッド車両(プラグインハイブリッド車両を含む)や電気車両のように、電気モータを走行駆動源とする車両に搭載されるものである。これらの車両は、組電池10により供給される電力により、走行用電気モータが駆動される。また、組電池10は、回生ブレーキにより充電されたり、発電用モータを備えている場合には、その発電用モータによって発電された電力によって充電されたりする。さらに、プラグインハイブリッド車両や電気車両の場合には、組電池10は、いわゆる充電スタンドにて充電することも可能である。このように、組電池10は、車両の走行に伴って、充放電が繰り返し実行されるものである。また、プラグインハイブリッド車両や電気車両の場合には、組電池10は、走行用電気モータの電力源以外の電力源(例えば、車両内の電装品や車両外の電化製品などの電力源)としても使用することができる。つまり、制御装置100は、車両に搭載された電力源としての組電池10の制御を行うものである。
図1は、本実施形態による制御装置100の全体構成を示している。図1に示されるように、制御装置100は、組電池10の状態を監視して組電池10の制御を行う制御マイコン(メインマイコン)12と、制御マイコン12が正常に動作しているか否かを監視する監視マイコン(サブマイコン)14とを有する。この制御マイコン12と監視マイコン14とは、信号線26を介してデータの授受が可能な構成である。制御マイコン12と監視マイコン14とは、例えばUART通信でデータの授受が可能な構成である。なお、組電池10は、複数の電池セルが直列に接続されてなるものである。
制御マイコン12は、前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池10に関連する値を含む制御用データを用いて組電池の制御を行う。制御マイコン12は、例えば、組電池の異常が生じたときには、その異常状態に対処するための処置を実行する。なお、図示は省略するが、制御装置100には、この制御用データの退避用にEEPROMが設けられている。
一方、監視マイコン14は、制御マイコン12よりも消費電力が小さく、制御マイコン12の動作を監視する。図2に示すように、監視マイコン14は、監視モード、待機モード、シャットダウンモードの三つの動作モードを有する。また、図1では図示を省略するが、監視マイコン14は、待機モードで使用するタイマ(第1計時手段)142と、タイマ142とは異なるものであり監視モードで使用するタイマ(第2計時手段)141とを有している。さらに、監視マイコン14は、タイマ142の確認用のカウンタ143を有している。
監視モードは、イグニッションスイッチがオンであるときの動作モードであり、制御マイコン12の動作を監視するモードである。監視マイコン14は、例えば、制御マイコン12から定期的に出力されるランパルス信号に基づき、制御マイコン12の動作を監視する。また、本実施形態で採用しているように、制御マイコン12は、監視マイコン14から定期的に出力されるランパルス信号に基づき、監視マイコン14の動作を監視するものであってもよい。
シャットダウンモードは、後ほど説明する電源IC48から自身(監視マイコン14)への電源供給を停止するモードである。監視マイコン14は、シャットダウンモードでは後ほど説明する自己保持信号をオフする。
待機モードは、イグニッションスイッチがオフであるときの動作モードであり、監視モード時よりも低消費電力で動作するモードである。また、監視マイコン14は、待機モードで動作を始めると、タイマで時間の計時を開始する。そして、監視マイコン14は、タイマで計時した時間が所定時間に達すると、信号線32を介して起動信号を出力することで、電源IC44に対して制御マイコン12への電源供給を指示する。これによって、イグニッションスイッチがオフであり、電源IC44からの電源供給が停止されている制御マイコン12を起動させることができる。なお、電源IC44は、イグニッションスイッチがオフであり、監視マイコン14から起動された場合は、組電池10の均等化処理を実行する。なお、監視マイコンには、イグニッションスイッチオンの割り込み信号を入力として与えるようにしてもよい。均等化処理に関しては後ほど説明する。
この制御マイコン12と監視マイコン14には、夫々別の電源供給手段がある。制御マイコン12は電源IC(第1電源回路)44から電源供給され、監視マイコン14は電源IC(第2電源回路)48から電源供給される。更に、電源IC44から制御マイコン12への電源供給は、イグニッションスイッチの状態(オン又はオフ)に対応した信号であるイグニッション信号、制御マイコン12による自己保持信号、監視マイコン14による起動信号に応じて実施される。一方、電源IC48から監視マイコン14への電源供給は、イグニッション信号、監視マイコン14による自己保持信号に応じて実施される。なお、イグニッションスイッチがオンされたことを示すイグニッション信号をオン信号、イグニッションスイッチがオフされたことを示すイグニッション信号をオフ信号とも称する。
以下、この制御マイコン12と監視マイコン14を含む制御装置100の処理動作に関して説明する。また、この制御装置100の処理動作の説明とともに、その処理に関連する制御装置100における上記以外の構成、及び組電池10側(高圧系回路)の構成に関しても説明する。なお、制御装置100の処理動作に関しては、図7を参照されたい。
まず、制御装置100の基本的な処理動作に関して説明する。制御マイコン12は、信号線35を介してイグニッション信号が入力されるものである。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオンになると、電源IC44から出力される駆動電圧VOMの提供を受けて起動し、通常動作モードにて動作を開始する。つまり、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート38にオン信号が入力されると、ORゲート38を介してリレースイッチ42をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオンされると、電源IC44から出力される駆動電圧VOMが制御マイコン12に供給される。さらに、電源IC44は、リレースイッチ42がオンされると、信号線30を介して駆動電圧VOMを制御マイコン12に供給していることを示すVOM信号を出力する。
なお、このように、本実施形態では、リレースイッチ42を採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、リレースイッチのかわりにスイッチング素子(例えばトランジスタ)などを採用することができる。また、後ほど説明するリレースイッチ46に関しても同様に、スイッチング素子(例えばトランジスタ)などを採用することができる。
更に、制御マイコン12は、信号線36を介して自己保持信号を出力(自己保持信号オン)することにより、イグニッションスイッチがオフされた後も、リレースイッチ42がオンされた状態が維持されるようにする。なお、電源IC44は、高性能で消費電力の大きい制御マイコン12に対して電源供給可能なように、十分な電流容量を有している。
また、制御マイコン12は、信号線35を介して入力されたイグニッション信号に基づいて、今回の起動がイグニッション信号によるものであるか否かを判定することができる。そして、制御マイコン12は、オン信号が入力されている場合は今回の起動がイグニッション信号によるものとみなし、オフ信号が入力されている場合は今回の起動が監視マイコン14から出力された起動信号によるものとみなす。なお、制御マイコン12がオン信号で起動することを通常起動又はイグニッションON起動とも称する。一方、制御マイコン12が均等化処理のために(起動信号で)起動することを均等化起動又はイグニッションOFF起動とも称する。
制御マイコン12は、通常起動の場合は電池制御を行い、均等化起動の場合は均等化処理を行う。また、制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオンである場合、電池制御を行うと共に、図7に示すように監視マイコン14に監視指令を送って監視マイコン14との相互監視を行う。このとき、制御マイコン12は、信号線26を介して、監視指令を示す信号を監視マイコン14に送信する。
ここで、制御マイコン12が行う電池制御の一例を説明する。まず、制御マイコン12は、組電池10の温度を検出する温度センサ16、組電池10から放電される電流の大きさを検出する電流センサ18、及び組電池10を構成する各電池セルが発生する電圧を検出する監視IC20からの信号(データ)を取り込む。監視IC20は、自己診断機能を備えており、各電池セルの電圧を検出して制御マイコン12に出力することに加え、例えば内部電源回路電圧など自己診断用電圧を制御マイコン12に出力することにより、どのような種類の異常が監視IC20に発生したかを制御マイコン12が判断することができる。
その後、制御マイコン12は、監視IC20によって検出された各電池セルの電圧に基づいて、組電池全体の電池容量(残存容量)を算出し、走行用電気モータの駆動状態を制御する上位の制御装置(図示せず)に提供する。その上位の制御装置は、提供された残存容量に基づいて、車両の乗員に、電池残量や、走行可能距離を示す情報を提供したり、ハイブリッド車両においては、エンジン出力と電気モータ出力の比率を決定したりする。
その後、制御マイコン12は、上述のように取り込んだ各種データ及びダイアグ情報に基づいて、異常が検出されたか否かを判定する。そして、異常が検出された場合には、検出された異常に対処するための処理を実行する。
例えば、組電池10の温度が所定温度以上に上昇した場合、制御マイコン12は、図示しないファンを駆動して組電池10の温度を低下させる処置を施したり、それ以上の温度上昇を抑制するために、組電池10により供給される電力量を所定電力以下に制限する処理を実行したりする。なお、組電池10により供給される電力量を制限する場合、制御マイコン12は、上位の制御装置に対して、使用電力制限指令を送信する。また、組電池10から通電される電流の大きさが所定電流以上となった場合にも、電流値を制限するために、制御マイコン12は、上位の制御装置に対して、使用電力制限指令を送信したりする。
また、制御マイコン12は、例えば、組電池10の電池容量が上限値に達した場合には、それ以上の充電が行われないように、充電制御を担う制御装置(図示せず)に対して充電を停止するよう通知したり、電池容量が下限値に近づいた場合に、上位の制御装置に対して、組電池10の電力使用を中止するよう通知したりする。
なお、制御マイコン12は、このような組電池10の電池制御を行う際には、前回のイグニッションスイッチがオンされている間に算出された組電池10に関連する値を含む制御用データを用いて行うようにしてもよい。制御用データは、例えば、分極発生による電池容量算出不可時のための電池容量データバックアップ、電流センサ18のオフセット学習値、ダイアグ発生時のフリーズフレームデータなどを含む。よって、制御用データは、イグニッションスイッチがオフされた場合であっても失われないようにする必要がある。そこで、後ほど説明するが、制御マイコン12は、電源IC44から自身への電源供給が停止される前に制御用データをEEPROMに退避(記憶)しておく(シャットダウン処理)。そして、制御マイコン12は、電源IC44から自身への電源供給が開始されて起動すると、EEPROMから制御用データを読み出して、上述のような組電池10の制御を行う。
組電池10に対する均等化処理は、組電池10の電圧を検出し、各電池セルの端子間電圧(以下、単に電圧とも称する)ばらつき状況に応じて電池セル毎に電圧の均等化を行うものである。この均等化処理により、充電時に一部の電池セルが満充電状態となったことに起因して、他の電池セルがまだ満充電状態に達していないにも係わらず、それ以上の充電が行い得ない事態の発生を回避することができる。さらに、すべての電池セルを均等に充電できるので、車両走行時の組電池の放電で、一部の電池セルの電池容量が下限値に達したことに起因して、他の電池セルに電池容量が残されているにも係わらず、組電池からの放電を停止あるいは制限するような事態が発生し難くなる。このように、均等化処理を行うことにより、組電池の充電量及び放電量を最大化することが可能となる。従って、車両の走行駆動源としての電気モータに電源を供給する組電池の場合、走行距離の伸長や、いわゆるハイブリッド車両における燃費の向上に寄与することができる。
制御マイコン12は、監視IC20により検出される組電池10を構成する各電池セルの電圧に基づき、均等化処理を実行することが必要か否かを判定する。つまり、制御マイコン12は、各電池セルの電圧のばらつき有無を判定し、電圧のばらつきが有ると判定した場合は均等化処理が必要とみなし、電圧のばらつきが無いと判定した場合は均等化処理が必要ないとみなす。制御装置100は、イグニッションスイッチがオフされた後、制御マイコン12を常に起動しておくのではなく、制御マイコン12を所定時間ごとに起動と停止を繰り返すようにしつつ、制御マイコン12が起動している間に均等化処理の開始や終了を判断する。
そして、制御マイコン12は、均等化処理が必要と判定した場合には、監視IC20に対して、相対的に電圧が高い電池セルの放電を指示する。また、制御マイコン12は、均等化処理が必要と判定した場合は、信号線26を介して監視マイコン14に均等化処理の未完了通知を行う。その後、制御マイコン12は、自己保持信号をオフすることにより、電源IC44からの電源供給を停止させる。しかしながら、監視IC20は、制御マイコン12が電源停止状態となった後も、均等化処理のための放電を継続する。
このように、監視IC20に対して、相対的に電圧が高い電池セルの放電を指示しておくことによって、次回、監視マイコン14によって起動されたときに、各電池セルの電圧のばらつきが解消されている(各電池セルの電圧が揃っている)可能性がある。
上述したように、制御マイコン12は、電池セルの放電の開始や終了を監視IC20に指示する。このように、制御マイコン12と監視IC20との間で、相互に信号の通信が行われるが、図1に示されるように、制御マイコン12は低圧系回路に属し、監視IC20は高圧系回路に属している。そこで、低圧系回路に属する制御マイコン12と高圧系回路に属する監視IC20との絶縁を確保するために、制御マイコン12と監視IC20との間には、フォトカプラ24が設けられている。
一方、制御マイコン12は、均等化処理が必要ないと判定した場合には、監視IC20に対する放電の指示は行わない。例えば、前回、監視マイコン14によって起動されたときに監視IC20に放電を指示した場合、今回、監視マイコン14によって起動された際に、制御マイコン12は、各電池セルの電池容量が揃っているか否かを判定し、揃っていれば、監視IC20による放電を停止させ、均等化処理を終了させる。また、制御マイコン12は、均等化処理が必要ないと判定した場合は、信号線26を介して監視マイコン14に均等化処理の完了通知を行う。その後、制御マイコン12は、自己保持信号をオフすることにより、電源IC44からの電源供給を停止させる。
このように、制御マイコン12は、監視マイコン14によって起動されると、組電池10を構成する各電池セルの電圧のばらつき有無を判定する。そして、制御マイコン12は、電圧のばらつきが有ると判定した場合、監視マイコン14に均等化処理の未完了通知を行うとともに、電圧のばらつきを解消するための均等化処理を実行して電源IC44による電源供給を停止させる。また、制御マイコン12は、電圧のばらつきが無いと判定した場合、監視マイコン14に均等化処理の完了通知を行うとともに、均等化処理を行うことなく電源IC44による電源供給を停止させる。
ところで、均等化処理の実施の必要性や、終了時期は、各電池セルの電圧に基づいて判断される。従って、均等化処理の精度を高めるためには、各電池セルの電圧を正確に計測する必要がある。しかしながら、イグニッションスイッチがオンされている間は、組電池の充放電が繰り返し行われる等の理由から組電池の温度が上昇する。また、組電池内部の化学反応により電圧変動が生じる。このような理由から、各電池セルの電圧を正確に計測することが困難になる。そのため、上述のように、均等化処理を、イグニッションスイッチがオフされ、車両が停止されている間の、各電池セルの電圧が安定しているときに実施することが望ましい。
一方、監視マイコン14は、信号線37を介してイグニッション信号が入力されるものである。監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオンになると、電源IC48から出力される駆動電圧VOSの提供を受けて起動し、監視モード(通常動作モード)にて動作を開始する。つまり、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート40にオン信号が入力されると、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ46がオンされると、電源IC48から出力される駆動電圧VOSが監視マイコン14に供給される。
また、監視マイコン14は、信号線34を介して自己保持信号を出力することにより、イグニッションスイッチがオフされた後も、リレースイッチ46がオンされた状態が維持されるようにする。
監視マイコン14は、監視モードで動作中、制御マイコン12から出力されるランパルス、及び監視IC20から出力されるダイアグデータなどの信号を入力する。そして、この入力したランパルスに基づいて、制御マイコン12において異常が発生したか否かを判定する。すなわち、監視マイコン14は、信号線26を介して、制御マイコン12から一定周期で繰り返し出力されるパルス(ランパルス)を監視することにより、制御マイコン12が正常に動作しているか否かを判定する。なお。逆に、制御マイコン12も、監視マイコン14から一定周期で繰り返し出力されるランパルスを利用して、監視マイコン14が正常に動作しているか否かを監視している。このように、制御マイコン12と監視マイコン14とに相互監視を行わせることにより、信頼性を保障している。この制御マイコン12と監視マイコン14との相互監視は、制御マイコン12が起動している間は行うようにしてもよい。
また、制御マイコン12と監視マイコン14との相互監視として、さらに、非同期通信により、各々のマイコンのROMやRAM異常検出結果を送受信させたり、同じ演算処理を行わせて、その演算結果の照合を行わせたりしても良い。
このような相互監視の結果、監視マイコン14は、制御マイコン12に異常が発生したと判断すると、フェールセーフ処理として、メインリレー22a,22bを遮断して、組電池10からの電源供給を停止させるようにしてもよい。さらに、監視マイコン14は、電源IC44に対し、駆動電圧VOMの出力を停止するよう指示しても良い。このように制御マイコン12への電源供給を停止することにより、異常が生じている制御マイコン12が、組電池10の制御に関して悪影響を及ぼすような事態の発生を防止することができる。
なお、監視マイコン14は、制御マイコン12に比較して能力が低く、回路規模も小さいものであり、その分、消費電力も小さい。従って、監視マイコン14に駆動電圧VOSを提供する電源IC48は、電源IC44に比較して、電流容量は小さい。そのため、後述するように、イグニッションオフ後に監視マイコン14が待機モードにて動作を継続しても、そのために消費される電力は僅かで済む。
ここで、制御装置100の特徴的な処理動作に関して説明する。まず、図3,図4を用いて、制御マイコン12の処理動作に関して説明する。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオン(オン信号が出力)になると図3に示すフローチャートをスタートする。
ステップS100では、制御マイコン12は、監視マイコン14に対して待機モード時間を設定する。このとき、制御マイコン12は、信号線26を介して、監視マイコン14に対して待機モードの継続時間を示す待機モード時間(詳細には、待機モード時間を示す信号)を送信する。なお、この待機モード時間は、固定値であってもよいし、変更することもできる。ただし、本実施形態では、固定値の待機モード時間を採用する。
ステップS110では、制御マイコン12は、イグニッション信号判定を行う(第1判定手段)。制御マイコン12は、信号線35を介して入力されたイグニッション信号に基づいて、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。そして、制御マイコン12は、信号線35を介してオフ信号が入力されたと判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされたことにより動作終了とみなしてステップS120へ進む。また、制御マイコン12は、信号線35を介してオン信号が入力されていると判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされておらず動作終了ではないとみなしてステップS100へ戻る。
ステップS120では、制御マイコン12は、図4のフローチャートで示す終了処理を行う。この終了処理では、まず、ステップS121に示す電池制御終了処理(シャットダウン処理)を実行する。このとき、制御マイコン12は、制御データのEEPROMへの退避等を実行する。また、制御マイコン12は、制御用データの退避以外にも、自身のシャットダウンに必要な処理を行うようにしてもよい。なお、このシャットダウン処理では、車両が停止され、イグニッションスイッチがオフされたのであるから、組電池10による電源供給はもはや不要となるため、メインリレー22a、22bを遮断する処理も実行される。
その後、ステップS122では、制御マイコン12は、タイマ142が正常であるか否かの判定を行う(比較手段)。この判定は、監視マイコン14が待機モードで使用するタイマ142が正常であるかを判定するものである。制御マイコン12は、タイマ142が正常であると判定した場合はステップS123へ進み、タイマ142が正常でないと判定した場合はステップS125へ進む。
ここで、図8を用いて、この判定処理に関して説明する。監視マイコン14は、タイマ141を用いて、タイマ142の動作が設定通りに動作することを確認する。監視マイコン14は、監視モード時にタイマ142を例えば500ms計時する設定とし、常に動作する。一方、監視マイコン14における監視モード時に使用するタイマ141は、例えば5ms計時する設定としておく。そして、監視マイコン14は、タイマ141を用いてタイマ142の計時周期を計時する。また、タイマ142の確認用のカウンタ143は、5ms計時する毎にカウントアップする。そして、監視マイコン14は、タイマ141の計時結果と、タイマ142の計時結果とを比較する(比較手段)。監視マイコン14は、この比較結果を信号線26を介して制御マイコン12に送信する。
制御マイコン12は、監視マイコン14から送信された比較結果に基づいて、タイマ142が正常であるかを判定する。より具体的には、制御マイコン12は、比較結果に基づいて、タイマ141とタイマ142の計時結果(誤差)が一定範囲内以内に収まっていればタイマ142は正常と判断し、計時結果が一定範囲内以内に収まっていなければタイマ142は異常と判断する。
なお、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、タイマ142が正常であるか否の判定を行わなくても目的を達成することができる。
ステップS123では、制御マイコン12は、均等化起動が必要であるか否かを判定する。これは、均等化起動が必要であるか否は、各電池セルの電圧ばらつきの有無によって判定するものである。制御マイコン12は、電圧ばらつきが有ると判定した場合は均等化起動が必要であるとみなしてステップS124へ進み、電圧ばらつきがないと判定した場合は均等化起動が必要ないとみなしてステップS125へ進む。
ステップS124では、制御マイコン12は、図7に示すように、監視マイコン14に対して待機モード指令(モード指令手段)、且つ、待機モード時間設定を行う。このとき、制御マイコン12は、監視マイコン14に対して、待機モードへの遷移を指令する信号、及び待機モード時間を、信号線26を介して送信する。なお、図7では、単に待機指令と記載している。また、ここでは、待機モード時間を制御マイコン12が指示するようにしている。しかしながら、監視マイコン14が自身で待機モード時間を記憶していてもよい。
一方、ステップS125では、制御マイコン12は、図7に示すように、監視マイコン14に対してシャットダウンモード指令(モード指令手段)、且つ、待機モード時間設定を行う。このとき、制御マイコン12は、監視マイコン14に対して、シャットダウンモードへの遷移を指令する信号、及び待機モード時間を、信号線26を介して送信する。なお、図7では、単にシャットダウン指令と記載している。
このように、制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフであると判定すると(第1判定手段)、監視マイコン14に対して、待機モードとシャットダウンモードのいずれかのモードに遷移するように指令を行う(モード指令手段)。
ステップS126では、制御マイコン12は、自己保持信号をオフする(第1指示手段)。制御マイコン12は、イグニッションスイッチがオフされた場合には、ステップS121で制御データのEEPROMへの退避等のシャットダウン処理を実行した後、信号線36を介して出力される自己保持信号をオフする。すると、ORゲート38を介してリレースイッチ42をオフする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオフされると、電源IC44とバッテリ50との接続が遮断されるので、電源IC44から駆動電圧VOMの出力が停止され、制御マイコン12の電源がオフされる。このように、制御マイコン12は、自身で電源IC44による駆動電圧VOMの供給を停止(シャットダウン)する。当然ながら、制御マイコン12は、自身でシャットダウンすると、信号線26を介して監視マイコン14に出力していたランパルスも停止する。
次に、図5,図6を用いて、監視マイコン14の処理動作に関して説明する。監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオンになると図5に示すフローチャートをスタートする。ステップS200では、監視マイコン14は、監視モード遷移処置を行う。つまり、監視マイコン14は、監視モードでの動作を実行する。
ステップS210では、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する(第2判定手段)。監視マイコン14は、信号線37を介して入力されたイグニッション信号に基づいて、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。そして、監視マイコン14は、信号線37を介してオフ信号が入力されたと判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされたことにより動作終了とみなしてステップS220へ進む。また、監視マイコン14は、信号線37を介してオン信号が入力されていると判定した場合は、イグニッションスイッチがオフされておらず動作終了ではないとみなしてステップS210へ戻る。
ステップS220では、監視マイコン14は、駆動電圧VOMがオフであるか否かを判定する(電圧監視手段)。つまり、監視マイコン14は、電源IC44から制御マイコン12への電源電圧VOMを監視し、電源電圧VOMに基づいて制御マイコン12への電源供給が停止されたか否かを判定する。このとき、監視マイコン14は、信号線30を介して入力されていたVOM信号が途絶えと判定した場合に、駆動電圧VOMがオフであるとみなす。そして、監視マイコン14は、駆動電圧VOMがオフであると判定した場合はステップS230へ進み、駆動電圧VOMがオフでないと判定した場合はステップS210へ戻る。
ステップS230では、監視マイコン14は、図6のフローチャートで示す終了処理(終了処理手段)を行う。監視マイコン14は、この終了処理では、まず、ステップS231に示すモード指示判定を実行する。監視マイコン14は、信号線26を介して、制御マイコン12からモード指令を受け取ったか否かを判定する。そして、監視マイコン14は、モード指令を受け取ったと判定した場合はステップS232へ進み、モード指令を受け取ってないと判定した場合はステップS234へ進む。
ステップS232では、監視マイコン14は、モード指令判定を行う。監視マイコン14は、制御マイコン12から受け取ったモード指令が待機モードへの遷移への指令を示すものは、シャットダウンモードへの遷移を示すものかを判定する。そして、待機モードへの遷移への指令と判定した場合はステップS233へ進み、シャットダウンモードへの遷移への指令と判定した場合はステップS234へ進む。
ステップS233では、監視マイコン14は、待機モードへの遷移処理を行う。つまり、監視マイコン14は、待機モードで動作する。このように、監視マイコン14が待機モードで動作するのは、制御マイコン12がステップS123で均等化起動が必要と判定した場合である。つまり、監視マイコン14は、待機モードへの指令を受け取った場合、均等化処理の未完了通知を受け取ったとみなすこともできる。
監視マイコン14は、待機モードで動作を始めると電源IC48からの駆動電圧VOSの供給を遮断せずに、低消費電力モードを継続させて待機する。そして、監視マイコン14は、待機モードで動作を始めるとタイマ142を使って時間の計時を開始する。さらに、監視マイコン14は、計時した時間が待機モード時間に達すると、所定時間に達したとみなして、信号線32を介して起動信号を出力することで電源IC44に対して制御マイコン12への電源供給を指示する。
このように、監視マイコン14が起動信号を出力すると、ORゲート38を介して、リレースイッチ42をオンする信号が出力される。その結果、リレースイッチ42がオンされ、電源IC44による制御マイコン12への電源供給が再開され、制御マイコン12が起動する。このとき、制御マイコン12は、信号線36を介して自己保持信号を出力することにより、均等化起動信号がオフされた後も、リレースイッチ42がオンされた状態が維持されるようにする。
ステップS234では、監視マイコン14は、シャットダウンモードへの遷移処理を行う。監視マイコン14は、シャットダウンモードに遷移すると、ステップS235での処理を実行する。
ステップS235では、監視マイコン14は、自己保持信号をオフする。電源IC48とバッテリ50との間に設けられたリレースイッチ46は、通常はオンしている。このため、電源IC48は、原則として常時、監視マイコン14に駆動電圧VOSを提供する。
ただし、制御マイコン12によって均等化処理が完了した(もしくは均等化処理が不要)と判定された場合には、その後、制御マイコン12に均等化処理を実行させるために、監視マイコン14がタイマ142を用いてカウント動作を継続する必要はない。また、制御マイコン12と監視マイコン14との通信に異常が発生して、監視マイコン14がモード指令を受け取れなかった場合、監視マイコン14を動作させておく必要がないにもかかわらず、監視マイコン14を動作させてしまう可能性がある。さらに、監視マイコン14に設けられたタイマ142が異常である場合、待機モードが想定外の時間分継続し、バッテリ50が不必要に消耗する可能性がある。
このため、監視マイコン14は、ステップS235では、信号線34を介して出力される自己保持信号をオフする。すると、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオフする信号が出力される。その結果、リレースイッチ46がオフされると、電源IC48とバッテリ50との接続が遮断されるので、電源IC48から駆動電圧VOSの出力が停止され、監視マイコン14の電源がオフされる。この監視マイコン14におけるオフ状態は、イグニッションスイッチがオンされることにより、ORゲート40にオン信号が入力され、ORゲート40を介してリレースイッチ46をオンする信号が出力されるまで継続される。
監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフされると通常動作モードから待機モードに切替わり、更に、制御マイコン12から完了通知を受けた場合、電源IC48による電源供給を停止させることにより、イグニッションスイッチがオンされることに応じて電源IC48が電源供給を再開するまで、電源IC48による電源供給が停止される。
このように、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、制御マイコン12への電源供給が停止されたと判定されると、制御マイコン12からの指令に応じて待機モードへの遷移処理又はシャットダウンモードへの遷移処理を行う(終了処理手段)。また、監視マイコン14は、シャットダウンモードへの遷移処理を行った後、電源IC48に対して出力していた自己保持信号をオフすることで、電源供給の停止を指示する(終了処理手段)。
しかしながら、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、制御マイコン12への電源供給が停止されたと判定され、且つ、制御マイコン12からモード指令を受けていない場合は、シャットダウンモードへの遷移処理を行う(終了処理手段)。つまり、ステップS231でNO判定の場合は、シャットダウンモードへの遷移処理を行う。このように、監視マイコン14は、制御マイコン12からの指令を受けていない場合、シャットダウンモードへ遷移するので、監視マイコン14と制御マイコン12との通信に異常が発生したとしても、シャットダウンモードへ遷移することができる。よって、イグニッションスイッチがオフされている間の消費電力を低減することができる。また、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであり、且つ、制御マイコン12への電源供給が停止された場合にシャットダウンモードに遷移するため、制御マイコン12に対して電源供給がされているにもかかわらず、シャットダウンモードに遷移することを抑制することができる。
また、監視マイコン14のみが故障した場合であっても、制御マイコン12は監視マイコン14の影響を受けずに動作するため、車両として走行不可とならずに退避走行等を行うことが可能となる。
さらに、制御マイコン12は、上述のステップS122,S125で示したように、タイマ142が正常でないと判定した場合、シャットダウンモード指令を行う。よって、監視マイコン14は、タイマ142が正常でない場合、待機モードに遷移することなく、シャットダウンモードに遷移することになる(終了処理手段)。これによって、タイマ142が異常である場合に、監視マイコン14の故障によるバッテリ50の消耗を防ぐためである。つまり、タイマ142が異常である場合に、シャットダウン指令を行うことによって、監視マイコン14を待機モードに遷移せずにシャットダウンモードに遷移させることができる。これによって、待機モードが想定外の時間分継続し、バッテリ50が不必要に消耗するのを防止することができる。
なお、監視マイコン14は、タイマ141の計時結果とタイマ142の計時結果とが異なると判断した場合、両計時結果の誤差を算出し、この誤差に基づいてタイマ142を補正するようにしてもよい(終了処理手段)。このようにすることによって、タイマ142が正常でない場合であっても、即座に監視マイコン14をシャットダウンモードに遷移しないようすることができる。つまり、タイマ142が正常でない場合であっても、監視マイコン14を待機モードに遷移しやすくすることができる。このように、待機モードに遷移しやすくすることで、分極解消時間を待つことができる。さらに、電池制御を継続し、車両を走行不可とさせずに退避走行等を行わせることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(変形例1)
ここで、図9、図10を用いて、制御装置100の変形例1に関して説明する。上述の実施形態では、待機モード時間として固定値を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。制御マイコン12が待機モード時間を変更することもできる。
例えば、図9に示すように、イグニッションオフ後の一回目の待機モード時間は、分極解消を待つための時間(分極解消待機時間)とする。ここでは、一例として10分を採用している。そして、イグニッションオフ後の二回目の待機モード時間は、均等化起動する際の最適な時間(均等化起動間隔時間)とする。ここでは、一例として1時間を採用している。
ここで、分極解消待機時間の考え方について説明する。組電池10は、充放電電流が大きいほど分極発生が大きく、充放電電流が小さいほど分極発生が小さい。よって、充放電電流が大きいほど分極解消待機時間を長くし、充放電電流が小さいほど分極解消待機時間を短くする。つまり、制御マイコン12は、このように組電池10の分極が解消する解消時間を推測すると共に、この解消時間をイグニッションオフ後の一回目の待機モード時間として監視マイコン14に送信する。
また、組電池10は、組電池10の温度が高温になるほど分極解消時間が短く、温度が低温になるほど分極解消時間が長くなる。よって、温度が高温になるほど分極解消待機時間を短くし、温度が低温になるほど分極解消待機時間を長くする。
次に、均等化起動間隔時間の考え方について説明する。組電池10は、残容量が多いほど電圧変動は小さく、残容量が少ないほど電圧変動が大きくなる。よって、電池残存容量が多いほど均等化起動間隔を長くし、電池残存容量が少ないほど均等化起動間隔を短くする。このように、制御マイコン12は、組電池10の残容量が多いほど待機モード時間を長く設定すると好ましい。なお、均等化起動間隔が短いと、イグニッションスイッチがオフである時の制御マイコン12の起動時間(起動回数)が増えて暗電流が増加する。このため、均等化起動間隔時間は、組電池10の残容量を考慮した上で極力長く確保するのが望ましい。
このようにすることで、監視マイコン14の動作時間を必要最小限にすることが出来る。また、このように、均等化起動間隔時間を調整することで、例えば、制御装置100を他モデルに流用した場合であっても、多種多様の組電池に最適な均等化処理を行うことが可能となる。言い換えると、監視マイコン14のソフトウェアを更新することなく、様々な均等化処理ロジックに対応することが出来る。なお、イグニッションオフ後の一回目の待機モード時間においても、均等化起動間隔時間を採用してもよい。
なお、制御マイコン12は、イグニッションオフ後の待機モードの順番に関連付けられた複数の待機モード時間を含む待機モード時間パターンを監視マイコン14に対して送信するようにしてもよい。この場合、監視マイコン14は、待機モードで動作した回数をカウントするものであり、待機モードで動作した回数と待機モード時間パターンとから、今回の待機モードに採用する待機モード時間を選択する。つまり、監視マイコン14は、受信した待機モード時間パターンに従い、待機モード遷移とイグニッションOFF起動を逐次実施する。
このようにすることによって、監視マイコン14は、この待機モード時間パターンを受け取っていると、後に制御マイコン12と監視マイコン14との通信の異常が発生してモード指令を受け取れなくても、以降のイグニッションOFF起動を最適時間により実施することができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、監視マイコン14は、制御マイコン12からモード指令を受け取っていない場合はシャットダウンモードに遷移する例を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
変形例2における監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、制御マイコン12への電源供給が停止されたと判定され、且つ、制御マイコン12からモード指令を受けていない場合、監視マイコン14と制御マイコン12との通信異常とみなして通信異常回数をカウントする(終了処理手段)。そして、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、制御マイコン12への電源供給が停止されたと判定され、且つ、制御マイコン12からモード指令を受けていないことに加えて、通信異常回数が規定値(2以上の自然数)に達していることを条件にシャットダウンモードへの遷移処理を行い、通信異常回数が規定値に達していない場合は待機モードへの遷移処理を行うようにしてもよい(終了処理手段)。
図10,図11,図12を用いて、変形例2における制御装置100(主に監視マイコン14)の処理動作を説明する。なお、変形例2における制御装置100の構成は、上述の実施形態によるものと同様であるため同じ符号を採用して、説明は省略する。また、変形例2における制御装置100の処理動作は、上述の実施形態によるものと同様である点が多いため、同様である点はフローチャートにおいて同じステップ番号を付与して説明を省略する。
まず、図10のステップS211に示すように、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフでないと判定した場合は、通信異常チェックを実施する。
また、図11のステップS236に示すように、監視マイコン14は、制御マイコン12からモード指令を受け取っていない場合(ステップS231でNO判定)、通信異常回数をカウントする。例えば、図12には、通信異常回数を2までカウントした例を示している。
ステップS237では、監視マイコン14は、通信異常回数が規定値以上であるか否かを判定する。例えば、図12に示す例では、規定値として2を採用している。そして、通信異常回数が規定値以上であると判定した場合はステップS234へ進み、通信異常回数が規定値以上でないと判定した場合はステップS233へ進む。なお、監視マイコン14は、通信正常復帰時は通信異常回数のカウント値をクリアして、受信したモード指令に従う。
このようにすることによって、監視マイコン14は、イグニッションスイッチがオフであり、制御マイコン12への電源供給が停止され、且つ、制御マイコン12からの指令を受けていない場合に、即座にシャットダウンモードへ遷移することを抑制することができる。言い換えると、監視マイコン14は、通信異常が発生して制御マイコン12から指令を受けていない場合であっても、通信異常回数が規定値に達するまでは、待機モードに遷移することができる。よって、通信異常が発生しても、通信異常回数が規定値に達するまでは、イグニッションスイッチがオフである場合に制御マイコンへの電源供給を行うことができる。
また、これによって、分極電圧の解消を待つために一度は待機モードに遷移させることができる。例えば、図12において、通信異常回のカウント値が1の時点で電池の分極解消ができてない場合、通信異常回のカウント値が2になると監視マイコン14をシャットダウンモードに遷移させることができる。
さらに、通信異常回数が規定値に達すると、監視マイコン14をシャットダウンモードに遷移することができるので、イグニッションスイッチがオフであるときの暗電流をカットすることもできる。
また、通信異常発生時であっても、下記の通信異常発生時の待機モード時間決定方法により待機モードの時間を可変決定することで、組電池制御システムとして最適な値を選択、算出することが可能となり、イグニッションオフ時のバッテリ50消費を必要最小限に抑えることが出来る。
通信異常発生時の待機モード時間決定方法の一例としては、通信異常発生した場合、通信正常時に受信した待機モード時間を使用する。例えば、通信正常時で直近に受信した待機モード時間を使用する。又は、上述の変形例1で説明したように、待機モード時間パターンを使用する。
また、別の例としては、通信異常発生した場合、待機モード時間の初期値を使用する。例えば、待機モード時間の初期値が1時間であった場合、通信異常発生すると、この初期値である1時間を待機モード時間として採用する。
また、別の例としては、通信異常発生した場合、監視モード滞在時間から監視マイコン自身が最適値を算出する。
10 組電池、12 制御マイコン、14 監視マイコン、44 電源IC(第1電源回路)、48 電源IC(第2電源回路)、100 組電池制御装置

Claims (8)

  1. 車両に搭載された電力源としての組電池(10)の制御を行う組電池制御装置であって、
    前記組電池の制御を行う制御マイコン(12)と、
    前記制御マイコンに電源供給を行う第1電源回路(44)と、
    時間を計時する第1計時手段(142)を有するとともに、前記制御マイコンの動作を監視する監視モードと、自身への電源供給を停止するシャットダウンモードと、監視モードよりも低消費電力で動作を始めると共に前記計時手段で時間の計時を開始して、計時した時間が所定時間に達すると前記第1電源回路に対して前記制御マイコンへの電源供給を指示する待機モードとを有する監視マイコン(14)と、
    前記監視マイコンに電源供給を行う第2電源回路(48)と、を備え、
    前記制御マイコンは、
    前記車両のイグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する第1判定手段(S110)と、
    前記第1判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると判定されると、前記監視マイコンに対して、待機モードとシャットダウンモードのいずれかのモードに遷移するように指令を行うモード指令手段(S124,S125)と、
    前記モード指令手段にて指令を行った後に、前記第1電源回路に対して電源供給の停止を指示する第1指示手段(S126)と、を含み、
    前記監視マイコンは、
    前記イグニッションスイッチがオフであるか否かを判定する第2判定手段(S210)と、
    前記第1電源回路から前記制御マイコンへの電源電圧を監視し、該電源電圧に基づいて前記制御マイコンの電源供給が停止されたか否かを判定する電圧監視手段(S220)と、
    前記第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、前記電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定されると、前記モード指令手段からの指令に応じて待機モードへの遷移処理又はシャットダウンモードへの遷移処理を行い、シャットダウンモードへの遷移処理を行った後、前記第2電源回路に対して電源供給の停止を指示する終了処理手段(S230)と、を含み、
    前記終了処理手段は、前記第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、前記電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定され、且つ、前記モード指令手段からの指令を受けていない場合は、シャットダウンモードへの遷移処理を行うことを特徴とする組電池制御装置。
  2. 前記終了処理手段は、前記第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、前記電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定された状態で、前記モード指令手段からの指令を受けていない場合は前記監視マイコンと前記制御マイコンとの通信異常とみなして通信異常回数をカウントするものであり、前記第2判定手段にてイグニッションスイッチがオフであると検出されると共に、前記電圧監視手段にて電源供給が停止されたと判定され、且つ、前記モード指令手段からの指令を受けていないことに加えて、通信異常回数が規定値(2以上の自然数)に達していることを条件にシャットダウンモードへの遷移処理を行い、通信異常回数が規定値に達していない場合は待機モードへの遷移処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の組電池制御装置。
  3. 前記制御マイコンは、前記監視マイコンに対して待機モードの継続時間を示す待機モード時間を送信するものであり、
    前記監視マイコンは、待機モードで動作を始めると前記計時手段での時間の計時を開始して、計時した時間が待機モード時間に達すると、所定時間に達したとみなして前記第1電源回路に対して前記制御マイコンへの電源供給を指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の組電池制御装置。
  4. 前記制御マイコンは、前記組電池の残容量を得るものであり、該組電池の残容量が多いほど待機モード時間を長く設定し、設定した待機モード時間を前記監視マイコンに送信することを特徴とする請求項3に記載の組電池制御装置。
  5. 前記制御マイコンは、前記組電池の分極が解消する解消時間を推測すると共に、該解消時間をイグニッションオフ後の一回目の待機モード時間として前記監視マイコンに送信することを特徴とする請求項3又は4に記載の組電池制御装置。
  6. 前記制御マイコンは、イグニッションオフ後の待機モードの順番に関連付けられた複数の待機モード時間を含む待機モード時間パターンを前記監視マイコンに対して送信するものであり、
    前記監視マイコンは、待機モードで動作した回数をカウントするものであり、待機モードで動作した回数と待機モード時間パターンとから、今回の待機モードに採用する待機モード時間を選択することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  7. 前記監視マイコンは、前記第1計時手段とは異なるものであり、時間を計時する第2計時手段(141)と、前記第1計時手段の計時結果と前記第2計時手段の計時結果とを比較する比較手段とを有し、
    前記終了処理手段は、前記比較手段が前記第1計時手段の計時結果と前記第2計時手段の計時結果とが異なると判断した場合、待機モードへの遷移処理を行わずに、シャットダウンモードへの遷移処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  8. 前記終了処理手段は、前記比較手段が前記第1計時手段の計時結果と前記第2計時手段の計時結果とが異なると判断した場合、両計時結果の誤差を算出し、該誤差に基づいて前記第1計時手段を補正することを特徴とする請求項7に記載の組電池制御装置。
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