JP2016115619A - 電池監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のマイコンにより重複して状態検出手段からの検出信号を受信する場合に、コスト上昇を抑制する電池監視システムを提供する。【解決手段】電池セルC1〜C64又は接続される複数の電池セルを含んで構成される複数の蓄電部と、各蓄電部の状態を検出する複数の状態検出部21〜24と、状態検出部と1対1の通信線で接続され、状態検出部から受信する検出信号を記憶すると共に、記憶された検出信号に対応する第1のデータに基づき蓄電部の状態を監視する第1のマイコン31と、1本の通信線で接続するマルチプレクサを経由して状態検出部と接続され、状態検出部から受信する検出信号に対応する第2のデータを第1のマイコンに送信する第2のマイコン32を備える。第1のマイコンは、第1のデータと第2のデータの比較に基づき、第1のデータの異常を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、組電池内の複数の蓄電部(電池セル又は接続される複数の電池セルで構成される電池モジュール等)の状態(電圧、電流、充電状態等)を監視する電池監視システムに関する。
従来、組電池内の各電池セルや(接続される複数の電池セルで構成される)各電池モジュール等の各蓄電部の状態(電圧、電流、充電状態等)を監視する組電池の監視装置が知られている(例えば、特許文献1)。
このような監視装置では、状態検出手段(電圧検出用IC等)により検出される各蓄電部の電圧、電流等の検出信号に基づき、監視手段としてのマイコンが各蓄電部の状態を監視する場合が多い。
特開2013−162635号公報
ところで、監視手段としてのメインマイコンに加えて、サブマイコンを追加し状態検出手段から重複して検出信号を受信する場合がある。これにより、監視手段としてのメインマイコンが記憶する検出信号に対応するデータと、追加されるサブマイコンが受信する検出信号に対応するデータの比較で、メインマイコンのデータの異常を検出することが可能となり、メインマイコンが電池監視に用いるデータの信頼性が高まる。
しかしながら、例えば、メインマイコンが複数の状態検出手段と1対1で通信可能に接続される態様を有する場合に、サブマイコンにも同様の態様を採用すると、サブマイコンは、複数の状態検出手段のそれぞれに対応する通信機能を設ける必要がある。即ち、サブマイコンにおける通信機能のための回路規模が大きくなり、結果として、コストの増大を招くおそれがある。
そこで、上記問題に鑑み、複数のマイコンにより重複して状態検出手段からの検出信号を受信する場合に、マイコンを複数設けることによるコスト上昇を抑制することが可能な電池監視システムを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、一実施形態において、電池監視システムは、
電池セル又は接続される複数の電池セルを含んで構成される複数の蓄電部と、
各前記複数の蓄電部の状態又は状態に関連する物理量を検出する複数の状態検出部と、
各前記複数の状態検出部と1対1の通信線で通信可能に接続される第1のマイコンであって、各前記複数の状態検出部から受信する検出信号を記憶すると共に、記憶された前記検出信号に対応する第1のデータに基づき前記複数の蓄電部の状態を監視する第1のマイコンと、
1本の通信線で接続するマルチプレクサを経由して各前記複数の状態検出部と通信可能に接続される第2のマイコンであって、前記複数の状態検出部から受信する検出信号に対応する第2のデータを前記第1のマイコンに送信する第2のマイコンを備え、
前記第1のマイコンは、
前記第1のデータと前記第2のデータの比較に基づき、前記第1のデータの異常を検出する。
上記実施形態により、複数のマイコンにより重複して状態検出手段からの検出信号を受信する場合に、マイコンを複数設けることによるコスト上昇を抑制することが可能な電池監視システムを提供することができる。
本実施形態に係る電池監視システムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る電池監視システム(メインマイコン、サブマイコン)による異常判定処理の一例を概念的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電池監視システム1の構成の一例を示すブロック図である。
電池監視システム1は、例えば、組電池10からの電力により駆動用の電動機を駆動して走行する電動車両(ハイブリッド車、レンジエクステンダー車、電動機のみを動力源とする電気自動車等)に搭載され、組電池10の状態を監視する。
電池監視システム1は、組電池10、電圧検出部20、電池ECU(Electric Control Unit)30を含む。
組電池10は、例えば、外部電源からの電力や当該車両に搭載される発電機(回生発電時の電動機を含む)で発電される電力を蓄電する蓄電手段であると共に、当該車両を駆動する電動機(不図示)に電力を供給する電力供給手段である。
組電池10は、64個の電池セルC1〜C64を含んで構成される。
電池セルC1〜C64は、例えば、リチウムイオン電池の単位セルであってよい。電池セルC1〜C64は、全て直列接続され、電池セルC1の正極から延設される正極端子V+、及び電池セルC64の負極から延設される負極端子V−の間で、組電池10全体としての出力電圧(例えば、約300V)を取り出すことができる。組電池10の出力電圧は、インバータやコンバータ等を介して当該車両を駆動する電動機に供給される。
なお、電池セルC1〜C64は、充放電可能な蓄電部であれば、如何なる構成であってもよく、例えば、他の二次電池(ニッケル水素電池等)やキャパシタ等であってもよい。また、組電池10に含まれる電池セルの個数(64個)は例示であり、例えば、当該車両を駆動する電動機が必要とする出力電圧等に応じて、適宜設定されてよい。また、電池セルC1〜C64は、直列接続されているが、並列接続(例えば、2並列32直列配置等)であってもよい。
電圧検出部20は、組電池10に含まれる各電池セルC1〜C64の状態(充電状態、劣化状態等)又は状態に関連する物理量(電圧、電流、温度等)を検出する状態検出手段の一例であり、具体的には、組電池10の電圧を検出する。電圧検出部20は、電圧検出回路21〜24を含んで構成される。
電圧検出回路21、22、23、及び24は、それぞれ、電池セルC1〜C16、電池セルC17〜C32、電池セルC33〜C48、及び電池セルC49〜C64を電圧検出の対象とする電圧検出手段である。電圧検出回路21、22、23、及び24は、それぞれ、監視IC21a〜21d、監視IC22a〜22d、監視IC23a〜23d、及び監視IC24a〜24dを含む。以下、監視IC21a〜21d、監視IC22a〜22d、監視IC23a〜23d、及び監視IC24a〜24dを総称して「各監視IC」と称する。
なお、図1では、簡単のため、監視IC21b、21c、22b、22c、23b、23c、24b、24cの図示が省略されている。
各監視ICは、4個の電池セルの電圧検出を行う。具体的には、電池セルC1〜C64に対して、監視IC21a、21b、21c、21d、22a、22b、22c、22d、23a、23b、23c、23d、24a、24b、24c、及び24dの順に4個ずつの電池セルが電圧検出の対象として割り当てられる。
各監視ICは、自らが電圧検出の対象とする電池セルの電圧に対応する信号(検出信号)を電池ECU30に出力する。具体的に説明すると、監視IC21a〜21d、監視IC22a〜22d、監視IC23a〜23d、及び監視IC24a〜24dと電池ECU30は、デイジーチェーン接続される。即ち、検出される各電池セルC1〜C64の電圧に対応する信号(検出信号)は、監視IC21d(電圧検出回路21)、監視IC22d(電圧検出回路22)、監視IC23d(電圧検出回路23)、及び監視IC24d(電圧検出回路24)から電池ECU30に出力される。
なお、各監視ICは、例えば、4個以上のADコンバータを含み、各ADコンバータが基準電圧を用いて、入力される各電池セルの電圧(に対応するアナログ信号)を当該電圧に対応するデジタル信号に変換し、電池ECU30に出力する態様であってよい。
電池ECU30は、電圧検出回路21〜24から受信する各電池セルC1〜C64の電圧に基づき、各電池セルC1〜C64の状態を監視する制御処理を実行する電子制御ユニットである。電池ECU30は、汎用のマイコンであるメインマイコン31及びサブマイコン32とマルチプレクサ33等を含んで構成される。
メインマイコン31は、電圧検出回路21〜24から受信する検出信号(各電池セルC1〜C64の電圧)に基づき、各電池セルC1〜C64の状態を監視する監視手段である。メインマイコン31は、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより後述する制御処理を実行する。
メインマイコン31は、上述の如く、監視IC21a〜21d、監視IC22a〜22d、監視IC23a〜23d、及び監視IC24a〜24dのそれぞれとデイジーチェーン接続される。即ち、メインマイコン31は、電圧検出回路21、22、23、及び24と、通信線L1、L2、L3、及びL4を介して、1対1で通信可能に接続される。メインマイコン31は、電圧検出回路21〜24に含まれる各監視ICに対して、定期的に各監視ICの検出信号等の情報の送信を要求するコマンドを送信し、当該コマンドに応じて、各監視ICが検出信号等の要求された情報を送信する。以下、メインマイコン31と電圧検出回路21〜24(に含まれる各監視IC)との間で行われる当該通信を「定期通信」と称する。
メインマイコン31は、電圧検出回路21〜24から通信線L1〜L4を介して送信される検出信号に基づき、電池セルC1〜C64の状態を監視する。より具体的には、電圧検出回路21〜24から送信される電池セルC1〜C64の電圧に対応する検出信号を受信し、内部メモリ等に記憶すると共に、記憶された状態の当該検出信号に対応するデータ(第1のデータ)に基づき、電池セルC1〜C64の状態を監視する。例えば、電圧検出回路21〜24から受信する各電池セルC1〜C64の電圧が所定範囲(所定の上限値と所定の下限値の間)にあるか否かにより電池セルC1〜C64の充電状態を監視してよい。そして、各電池セルC1〜C64のうち、何れかが上限値を超えると過充電と判断し、下限値を下回ると過放電と判断し、上位のECU(例えば、当該車両の発電機、電動機等による組電池10の充放電を制御するECU)を介して、電池セルC1〜C64の充放電を制御してよい。具体的には、過充電の場合、電池セルC1〜C64の充電を抑制(禁止)し、放電を促進する制御を行い、過放電の場合、電池セルC1〜C64の充電を促進し、放電を抑制(禁止)する制御を実行してよい。
また、メインマイコン31は、サブマイコン32と協働して(サブマイコン32を制御しながら)、自身が記憶する電圧検出回路21〜24から送信された検出信号に対応するデータ(第1のデータ)の異常の有無を判定する処理(異常判定処理)を実行する。当該異常判定処理の詳細については、後述する。
サブマイコン32は、メインマイコン31との定期通信により電圧検出回路21〜24から送信される各電池セルC1〜C64の電圧に対応する検出信号を重複して受信する。サブマイコン32は、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより後述する制御処理を実行する。
サブマイコン32は、通信線L10により1対1で接続するマルチプレクサ33を経由して電圧検出回路21〜24と通信可能に接続される。具体的には、通信線L1〜L4のそれぞれから分岐する通信線L5〜L8により電圧検出回路21〜24とマルチプレクサ33が接続され、マルチプレクサ33により選択される電圧検出回路21〜24の何れかと通信することができる。即ち、サブマイコン32は、マルチプレクサ33により順次接続される対象(電圧検出回路21〜24の何れか)が切り替えられることで、順次、電圧検出回路21〜24から電池セルC1〜C64の電圧に対応する検出信号等を受信することができる。
また、サブマイコン32は、メインマイコン31からの要求に応じて、電圧検出回路21〜24の何れかから受信する検出信号等に対応するデータ(第2のデータ)をメインマイコン31に送信する。
マルチプレクサ33は、通信線L5〜L8を介して接続される電圧検出回路21〜24から入力される複数の検出信号を選択して、通信線L10を介してサブマイコン32に出力する選択出力手段である。マルチプレクサ33は、メインマイコン31からの制御指令に応じて、電圧検出回路21〜24からの検出信号の中からサブマイコン32に出力する検出信号を選択して出力する。即ち、メインマイコン31は、マルチプレクサ33の入力を切り替えることで、サブマイコン32に接続される電圧検出回路21〜24の何れかを切り替えることができる。
また、マルチプレクサ33は、通信線L5〜L8の他、接地(GND接続)される通信線を入力として選択可能に構成される。メインマイコン31からマルチプレクサ33への制御指令により、マルチプレクサ33の入力がGND接続に切り替えられると、サブマイコン32と電圧検出回路21〜24の通信が遮断(禁止)される。
次に、電池ECU30(メインマイコン31、サブマイコン32)による上述した異常判定処理の詳細について説明をする。
図2は、電池ECU30(メインマイコン31、サブマイコン32)による異常判定処理の一例を概念的に示すフローチャートである。当該フローチャートは、当該車両がイグニッションオン(IG−ON)された場合やメインマイコン31がリセットされた場合等に実行開始される。
ステップS101にて、メインマイコン31は、マルチプレクサ33の入力をGND(グランド)接続に切り替える。
ステップS102にて、メインマイコン31は、デイジーチェーン接続される各監視ICのアドレス学習の処理を実行する。具体的には、アドレス学習コマンドを各電圧検出回路21〜24に送信し、当該アドレス学習コマンドに応じて、各監視ICが自らのアドレスに対応する信号をメインマイコン31に送信する。そして、メインマイコン31は、当該信号を受信することにより各監視ICのアドレスを学習する。
ステップS103にて、メインマイコン31は、通信線L11を通じて制御指令を送信し、マルチプレクサ33の入力の接続先を切り替える。例えば、初回の本ステップでは、マルチプレクサ33の入力の接続先をGNDから電圧検出回路21に切り替える。そして、以降、当該ステップの処理の度に、マルチプレクサ33の入力の接続先を、電圧検出回路21→電圧検出回路22→電圧検出回路23→電圧検出回路24→電圧検出回路21・・・のように順次切り替えていく。これにより、サブマイコン32は、順次、電圧検出回路21〜24から送信される検出信号を受信することが可能となる。
なお、ステップS103の処理と並行して、メインマイコン31は、通信線L12を通じてサブマイコン32にマルチプレクサ33の接続先(サブマイコン32の接続先が電圧検出回路21〜24の何れか)を通知する処理を実行する。
ステップS104にて、メインマイコン31は、電圧検出回路21〜24(各監視IC)との定期通信を行う。具体的には、上述の如く、検出信号等の情報の送信を要求するコマンドを送信し、当該コマンドに応じて、各監視ICから送信される検出信号等を受信する処理を実行する。
ステップS105にて、サブマイコン32は、ステップS103におけるメインマイコン31の処理により指定される接続先(電圧検出回路21〜24の何れか)から送信される検出信号等を受信する処理を実行する。
なお、ステップS105は、メインマイコン31による定期通信の処理(ステップS104)に応じて、サブマイコン32が電圧検出回路21〜24の何れかから送信される検出信号等を受信する処理であり、ステップS104の処理と一部又は全部が並行処理される。
ステップS106にて、サブマイコン32は、通信線L13(例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)による通信を行う通信線)を通じて、メインマイコン31にステップS105で受信した検出信号等に対応するデータを送信する。
ステップS107にて、メインマイコン31は、自身の内部メモリに記憶された状態の検出信号に対応するデータ(第1のデータ)と、ステップS106でサブマイコン32から送信される検出信号に対応するデータ(第2のデータ)とを比較する。具体的には、自身の内部メモリの検出信号に対応するデータ(ステップS103でメインマイコン31が指定した接続先に対応するデータ)と、サブマイコン32から送信される検出信号に対応するデータが一致するか否かを判定する。メインマイコン31は、一致する場合、ステップS109に進み、一致しない場合、ステップS108に進む。
ステップS108にて、メインマイコン31は、電池監視に用いるデータ(自らが受信し内部のメモリに記憶する検出信号等に対応するデータ)に異常があると判断し、異常処理(例外処理)を実行する。例えば、メインマイコン31は、上位のECUに対して、データ異常がある旨の通知を行う。
なお、メインマイコン31からの通知を受けた上位のECUは、電池監視に異常が発生した旨のインジケータを、例えば、当該車両の車室内に設けられるメータ内に表示させると共に、所定の退避走行モードに移行する処理を実行してよい。即ち、電池監視に用いるデータに異常が発生すると、適切な電池監視が実行できないため、通常どおりに組電池10の充放電を実行すると、電池セルC1〜C64の過充電や過放電等を招くおそれがある。そのため、上位のECUは、組電池10の充放電を禁止(例えば、ハイブリッド車にて、エンジンのみでの走行を実行)したり、又は、抑制(例えば、電動機の出力を制限)したり等してよい。
ステップS109にて、メインマイコン31は、電圧検出回路21〜24(各監視IC)との定期通信を終了するか否かを判定する。具体的には、当該車両のIG−OFF等により定期通信を終了するか否かを判定する。メインマイコン31は、定期通信を終了する場合、ステップS110に進み、定期通信を終了しない場合、ステップS103に戻り、定期通信が継続する限り、ステップS103〜S109の処理を繰り返し実行する。
ステップS110にて、メインマイコン31は、マルチプレクサ33の入力をGND(グランド)接続に切り替えて、今回の処理を終了する。
このように、本実施形態に係る電池監視システム1は、メインマイコン31に加えて、サブマイコン32を設け、双方により、電圧検出回路21〜24から送信される検出信号等を受信する構成を有する。そのため、電池監視に用いるデータの信頼性を向上させることができる。即ち、電池監視に用いられるメインマイコン31が受信し記憶する検出信号に対応するデータ(第1のデータ)は、メインマイコン31の内部メモリ等に故障等があると、電圧検出回路21〜24による検出信号とは異なるデータになっているおそれがある。そこで、メインマイコン31が受信し記憶する検出信号に対応するデータと、サブマイコン32が受信しメインマイコン31に送信する検出信号に対応するデータを比較することにより、電池監視に用いるデータ(第1のデータ)の異常の有無を判定することができる。そのため、電池監視に用いるデータの信頼性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る電池監視システム1は、メインマイコン31に比して、追加するサブマイコン32の通信機能を簡素化している。具体的には、サブマイコン32における複数の電圧検出回路21〜24との通信は、マルチプレクサ33と接続される1系統(通信線L10)で行われる構成である。そのため、1対1の通信線で複数の電圧検出回路21〜24との通信を行うメインマイコン31のような構成に対して、通信機能を簡素化することが可能となり、サブマイコン32のコスト上昇を抑制することができる。即ち、マイコンを追加することによるコスト上昇を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態に係る電池監視システム1の技術は、車載以外の蓄電部(例えば、定置用の蓄電装置内の電池セル等)の電池監視に適用されてもよい。
1 電池監視システム
10 組電池
20 電圧検出部
21〜24 電圧検出回路(状態検出部)
21a〜21d、22a〜22d、23a〜23d、24a〜24d 監視IC
30 電池ECU
31 メインマイコン(第1のマイコン)
32 サブマイコン(第2のマイコン)
33 マルチプレクサ
C1〜C64 電池セル(蓄電部)

Claims (1)

  1. 電池セル又は接続される複数の電池セルを含んで構成される複数の蓄電部と、
    各前記複数の蓄電部の状態又は状態に関連する物理量を検出する複数の状態検出部と、
    各前記複数の状態検出部と1対1の通信線で通信可能に接続される第1のマイコンであって、各前記複数の状態検出部から受信する検出信号を記憶すると共に、記憶された前記検出信号に対応する第1のデータに基づき前記複数の蓄電部の状態を監視する第1のマイコンと、
    1本の通信線で接続するマルチプレクサを経由して各前記複数の状態検出部と通信可能に接続される第2のマイコンであって、前記複数の状態検出部から受信する検出信号に対応する第2のデータを前記第1のマイコンに送信する第2のマイコンを備え、
    前記第1のマイコンは、
    前記第1のデータと前記第2のデータの比較に基づき、前記第1のデータの異常を検出する、
    電池監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022186375A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 電圧測定システム

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