JP5292965B2 - 走行制御装置 - Google Patents
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Description
このような走行制御装置では、追従走行制御中に先行車両が停車すると、例えば、特許文献1に記載されているように、運転者の制動操作に因らず、車両側が自動的にブレーキ装置を作動させて、自車両の停車状態を保持する制御(停車保持制御)を行う。
そして、このような走行制御装置では、停車している先行車両が発進した場合等、停車している自車両を発進させる際に、運転者がアクセルを操作することにより、電動パーキングブレーキを解除するとともに、追従走行制御を開始する。すなわち、運転者によるアクセルの操作を、停車保持制御の解除及び追従走行制御を開始するための動作として設定している。
このため、例えば、渋滞時等、長時間に亘り停車保持制御を行った後に自車両を発進させる場合、運転者は、以前にアクセルを操作した時点から長時間が経過した状態で、アクセルを操作することとなる。これにより、運転者が、自車両の発進時において、通常と異なる操作感覚でアクセルを操作するおそれがある。そして、運転者によるアクセルの操作量が自車両の発進に適切な操作量よりも増加し、このアクセルの操作量に応じた駆動トルクが、車間距離が目標車間距離となるように制御した駆動トルクを超えると、先行車両との車間距離が目標車間距離未満となるおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、運転者によるアクセルの操作量が、自車両の発進に適切な操作量よりも増加する場合であっても、自車両の先行車両への接近を抑制することが可能な、走行制御装置を提供することを課題とする。
(第一実施形態)
(構成)
まず、図1から図7を参照して、本実施形態の走行制御装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態の走行制御装置を備える車両(以下、「自車両V」と記載する)の構成を示す図である。
図1中に示すように、本実施形態の走行制御装置を備える自車両Vは、エンジン1と、前輪2と、後輪4とを有する車両である。なお、本実施形態では、前輪2を、車両前後方向前方において、それぞれ左右に配置した、左右前輪2L,2Rによって形成する。また、後輪4を、車両前後方向後方において、それぞれ左右に配置した、左右後輪4L,4Rによって形成する。
外気からエンジン1への吸気管路(図示せず)、すなわち、外気とエンジン1とを連通させる吸気経路には、スロットルバルブを配置する。
スロットルバルブは、その開度を変化させることにより、エンジン1の吸気管路の流路面積を変化させる。なお、エンジン1の吸気管路は、例えば、吸気ダクトである。
また、スロットルバルブには、スロットルアクチェータ6を接続する。
スロットルアクチェータ6は、例えば、電動モータ等を用いて形成してあり、走行制御手段8を接続する。
また、スロットルアクチェータ6は、走行制御手段8が出力するスロットル開度信号S1に応じて駆動し、スロットルバルブの開度を、スロットル開度信号S1に応じて変化させる。なお、スロットル開度信号S1の説明は、後述する。
また、走行制御手段8には、アクセルセンサ10と、ブレーキセンサ12と、車間距離検出センサ14と、車速検出センサ16とを接続する。これに加え、走行制御手段8には、エンジンコントロールユニット18と、液圧ブレーキアクチュエータ20と、電動パーキングブレーキコントロ−ラと、追従走行制御スイッチ(図示せず)を接続する。なお、図中及び以降の説明では、電動パーキングブレーキコントロ−ラを、「EPKBコントロ−ラ22」と記載する。
また、アクセルセンサ10は、運転者によるアクセルペダル24の操作量を検出し、この検出したアクセルペダル24の操作量を含む情報信号を、アクセル操作量信号S2として、走行制御手段8へ出力する。なお、運転者によるアクセルペダル24の操作量とは、運転者によるアクセルペダル24の踏み込み量である。
ブレーキセンサ12は、ブレーキペダル(図示せず)に接続している。
また、ブレーキセンサ12は、運転者によるブレーキペダルの操作量を検出し、この検出したブレーキペダルの操作量を含む情報信号を、ブレーキ操作量信号S3として、走行制御手段8へ出力する。なお、運転者によるブレーキペダルの操作量とは、運転者によるブレーキペダルの踏み込み量である。
また、車間距離検出センサ14は、自車両Vの前方に存在する先行車両(図示せず)との距離(車間距離)を検出し、この検出した車間距離を含む情報信号を、車間距離信号S4として、走行制御手段8へ出力する。
また、車間距離検出センサ14は、検出した車間距離を微分して、自車両Vと先行車両との相対速度を演算し、この演算した相対速度を含む情報信号を、相対速度信号S5として、走行制御手段8へ出力する。
エンジンコントロールユニット18は、例えば、マイクロコンピュータ等の演算処理装置を用いて形成してあり、エンジン1に接続している。
また、エンジンコントロールユニット18は、走行制御手段8が出力する駆動トルク制御信号S7及び駆動トルク変化信号S8に応じて、エンジン1の点火時期、燃料噴射量等を制御し、エンジン1が発生させる、自車両Vの駆動トルクを制御する。なお、駆動トルク制御信号S7及び駆動トルク変化信号S8と、エンジンコントロールユニット18による自車両Vの駆動トルクに対する制御の説明は、後述する。
また、液圧ブレーキアクチュエータ20は、走行制御手段8が出力する液圧ブレーキ制御信号S9に応じて、前輪用液圧ブレーキ26L,26R及び後輪用液圧ブレーキ28L,28Rを作動させる際の液圧を制御する。なお、液圧ブレーキ制御信号S9の説明は、後述する。
前輪用液圧ブレーキ26L,26Rは、それぞれ、左右前輪2L,2Rに設けてあり、運転者によるブレーキペダルの操作、及び液圧ブレーキアクチュエータ20による液圧の制御のうち、少なくとも一方に応じて作動する。そして、回転状態の左右前輪2L,2Rに対しては、その回転を抑制するように作動し、停止状態の左右前輪2L,2Rに対しては、停止状態を保持するように作動する。
EPKBコントロ−ラ22には、電動パーキングブレーキスイッチと、電動パーキングブレーキアクチュエータとを接続している。なお、図中及び以降の説明では、電動パーキングブレーキスイッチを、「EPKBスイッチ30」と記載する。また、図中及び以降の説明では、電動パーキングブレーキアクチュエータを、「EPKBアクチュエータ32」と記載する。
EPKBスイッチ30は、例えば、ON状態とOFF状態とを切り替え可能な、ボタン式やレバー式等のスイッチにより形成してあり、ステアリングホール(図示せず)の近傍等、車室内において、運転者が手動により操作可能な位置に配置する。なお、EPKBスイッチ30の操作は、自車両Vが停車している状態で行う。
EPKBアクチュエータ32は、例えば、電動モータを用いて形成してあり、電動パーキングブレーキ34L,34Rを接続する。
また、EPKBアクチュエータ32は、EPKBコントロ−ラ22が出力するアクチュエータ駆動信号S11に応じて駆動する。アクチュエータ駆動信号S11に応じたEPKBアクチュエータ32の駆動については、後述する。
また、電動パーキングブレーキ34L,34Rは、それぞれ、ワイヤ等を用いて形成したパーキングブレーキケーブル(図示せず)と、ブレーキパッド等により形成した摺動部材(図示せず)とを備えている。なお、以降の説明では、パーキングブレーキケーブルを、「EPKBケーブル」と記載する。
EPKBケーブルは、EPKBアクチュエータ32の駆動に応じて変位し、左右後輪4L,4Rに対する摺動部材の位置を変化させる。なお、EPKBアクチュエータ32の駆動に応じた、EPKBケーブル及び摺動部材の動作については、後述する。
また、追従走行制御スイッチは、運転者によりON状態またはOFF状態に切り換わると、この切り換え状態を含む情報信号を、走行制御手段8へ出力する。
以上により、アクセルセンサ10は、アクセルペダル24(アクセル)の操作量を検出するアクセル操作量検出手段を形成する。
また、車間距離検出センサ14は、先行車両と自車両Vとの車間距離を検出する車間距離検出手段を形成する。
図2は、走行制御手段8の詳細な構成を示すブロック図である。
図2中に示すように、走行制御手段8は、先行車両車速検出手段36と、先行車両発進検出手段38と、経過時間計測手段40と、追従走行制御手段42と、車間距離判定手段44と、駆動トルク変化手段46とを備えている。
先行車両車速検出手段36は、相対速度信号S5と車速信号S6に基づいて、先行車両の車速を演算する。具体的には、相対速度信号S5が含む自車両Vと先行車両との相対速度と、車速信号S6が含む自車速とを足して、先行車両の車速を演算する。そして、この演算した先行車両の車速を含む情報信号を、先行車両車速信号S12として、車間距離判定手段44及び駆動トルク変化手段46へ出力する。
経過時間計測手段40は、経過時間を計測可能なタイマー部(図示せず)を備えており、先行車両発進信号S13の入力を受けると、先行車両発進信号S13の入力を受けた時点から経過した経過時間を計測する。そして、この計測した経過時間を含む情報信号を、経過時間信号S14として、駆動トルク変化手段46へ出力する。
追従走行制御部48は、車間距離信号S4及び車速信号S6に基づいて、自車両Vを先行車両に追従して走行させる追従走行制御を行う。なお、追従走行制御は、自車線上(自車両Vの進行経路上)に先行車両を検出している状態で行い、自車線上に先行車両が検出していない状態では行わない。また、先行車両の検出は、車間距離信号S4を用いて行う。
ここで、自車両Vの駆動トルク、自車両Vの駆動力及び制動力は、自車両Vの車速が、予め設定した上限車速を超えないように制御する。
目標車間距離は、例えば、自車速が大きくなるほど広くする等、車速信号S6が含む自車速等に応じて設定する。
追従走行制御部48は、運転者が、追従走行制御スイッチをOFF状態からON状態に切り換えた状態で、アクセルペダル24を操作すると、追従走行制御を行う。ここで、追従走行制御スイッチの操作状態は、追従走行制御スイッチが出力する信号に基づいて検出する。また、運転者によるアクセルペダル24の操作は、アクセル操作量信号S2に基づいて検出する。なお、本実施形態では、自車両Vの前方に先行車両が存在するとともに、自車両Vが停車している状態で、運転者が追従走行制御スイッチをOFF状態からON状態に切り換えた後に、アクセルペダル24を操作した場合について説明する。
追従走行制御を中断している追従走行制御部48は、自車両Vが停車している状態から、先行車両が発進した場合等、運転者がアクセルペダル24を操作すると、中断している追従走行制御を再開する。運転者によるアクセルペダル24の操作は、追従走行制御の開始と同様に、アクセル操作量信号S2に基づいて検出する。
また、追従走行制御部48は、運転者が、追従走行制御スイッチをON状態からOFF状態に切り換えると、追従走行制御を終了する。
停車保持制御では、自車両Vを停車させるための制動力を、液圧ブレーキの制動力から、電動パーキングブレーキの制動力へ切り換える。すなわち、停車保持制御では、自車両Vを停車させるための制動力を、前輪用液圧ブレーキ26L,26R及び後輪用液圧ブレーキ28L,28Rの制動力から、電動パーキングブレーキ34L,34Rの制動力へ切り換える。
停車保持制御部50は、追従走行制御中に、運転者によるブレーキペダルの操作により自車両Vが停車している状態で、自車両Vの停車時間が所定の停車時間に達すると、停車保持制御を行う。ここで、ブレーキペダルの操作は、ブレーキ操作量信号S3に基づいて検出する。
なお、本実施形態では、一例として、所定の停車時間を、2秒とした場合について説明する。
停車保持制御中の停車保持制御部50は、摺動部材が左右後輪4L,4Rへ接触するように、EPKBアクチュエータ32を駆動させるEPKB切換信号S10を、EPKBコントロ−ラ22へ出力する。これに加え、前輪用液圧ブレーキ26L,26R及び後輪用液圧ブレーキ28L,28Rの制動力を「0」とするような、液圧ブレーキ制御信号S9を生成する。そして、この生成した液圧ブレーキ制御信号S9を、液圧ブレーキアクチュエータ20へ出力する。
このとき、停車保持制御部50は、摺動部材が左右後輪4L,4Rから離間するように、EPKBアクチュエータ32を駆動させるEPKB切換信号S10を、EPKBコントロ−ラ22へ出力する。これに加え、液圧ブレーキ制御信号S9の出力を停止する。
駆動トルク変化手段46は、マップ記憶部52と、駆動トルク変化信号演算部54とを備えている。
マップ記憶部52には、予め、四種類のトルク補正マップを記憶させてある。各トルク補正マップの説明は、後述する。
ここで、駆動トルク変化信号S8は、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた駆動トルクを、車間距離が目標車間距離へ近づく方向に変化させる補正指令値である。なお、車間距離が目標車間距離となるように制御する駆動トルクは、駆動トルク制御信号S7に基づいて検出する。また、駆動トルク変化信号S8は、エンジン1の点火時期、燃料噴射量等を含む情報信号である。
駆動トルク変化信号演算部54は、アクセル操作量信号S2と、四種類のトルク補正マップのうち、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じたトルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。なお、以降の説明では、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じたトルク補正マップを、「アクセル操作量トルク補正マップ」と記載する。
図3中に示すように、アクセル操作量トルク補正マップは、運転者によるアクセルペダル24の操作量が大きいほど、駆動トルクの補正指令値を大きくするマップである。
駆動トルク変化手段46が、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクの変化度合いを増加させると、図4中に示すように、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクが、アクセルペダル24の操作量に応じて変化する。具体的には、アクセルペダル24の操作量が大きいほど、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルク(補正トルク)が、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた駆動トルク(通常トルク)よりも減少する。
また、駆動トルク変化信号演算部54は、車間距離信号S4と、四種類のトルク補正マップのうち、車間距離に応じたトルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。なお、以降の説明では、車間距離に応じたトルク補正マップを、「車間距離トルク補正マップ」と記載する。
図5中に示すように、車間距離トルク補正マップは、車間距離が短いほど、駆動トルクの補正指令値を大きくするマップである。
このため、駆動トルク変化信号S8は、車間距離が短いほど、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクを、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた値よりも減少するように補正する補正指令値となる。すなわち、駆動トルク変化信号S8は、車間距離が短いほど、アクセルペダル24の操作量に応じた駆動トルクを、車間距離が前記目標車間距離へ近づく方向に変化させる補正指令値となる。
また、駆動トルク変化信号演算部54は、先行車両車速信号S12と、四種類のトルク補正マップのうち、先行車両の車速(先行車速)に応じたトルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。なお、以降の説明では、先行車速に応じたトルク補正マップを、「先行車速トルク補正マップ」と記載する。
図6中に示すように、先行車速トルク補正マップは、先行車速が低いほど、駆動トルクの補正指令値を大きくするマップである。
また、駆動トルク変化信号演算部54は、先行車両発進信号S13及び経過時間信号S14と、四種類のトルク補正マップのうち、先行車両発進後の経過時間(経過時間)に応じたトルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。なお、以降の説明では、経過時間に応じたトルク補正マップを、「経過時間トルク補正マップ」と記載する。
図7中に示すように、経過時間トルク補正マップは、経過時間が増加するほど、駆動トルクの補正指令値を小さくするマップである。
このため、駆動トルク変化信号S8は、経過時間が増加するほど、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた値よりも減少させた自車両Vの駆動トルクを、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた値に近づくように補正する補正指令値となる。すなわち、駆動トルク変化信号S8は、経過時間が増加するほど、車間距離が前記目標車間距離へ近づく方向に変化させた駆動トルクを、アクセルペダル24の操作量に応じた値に近づくように補正する補正指令値となる。
以上により、駆動トルク変化手段46は、車間距離判定手段44が発進後の車間距離が目標車間距離未満となると判定すると、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクを変化させる。これにより、追従走行制御時において、発進時の運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた駆動トルクを、車間距離が目標車間距離へ近づく方向に変化させる。
次に、図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、自車両Vの走行中における走行制御手段8の動作について説明する。
図8は、自車両Vの走行中において、走行制御手段8が行う処理内容を示すフローチャートである。
自車両Vの走行時に、運転者が追従走行制御スイッチをOFF状態からON状態に切り換えると、追従走行制御スイッチは、この切り換え状態を含む情報信号を走行制御手段8出力する。
ステップS10において、追従走行制御を開始した走行制御手段8は、車速検出センサ16が出力する車速信号S6に基づいて、自車両Vの速度(自車速)を取得する(ステップS12)。
ステップS14において、自車速が0[km/h]でない場合、すなわち、自車両Vが走行状態である場合には、走行制御手段8の処理は、ステップS12に復帰する。
一方、ステップS14において、自車速が0[km/h]である場合、すなわち、自車両Vが停車状態である場合には、運転者によるブレーキペダルの操作により自車両Vが停車している時間が、所定の停車時間に達しているか否かを判定する(ステップS16)。
一方、ステップS16において、運転者によるブレーキペダルの操作により自車両Vが停車している時間が、所定の停車時間に達している場合、電動パーキングブレーキ34L,34Rを作動させる。具体的には、EPKBアクチュエータ32を駆動させるEPKB切換信号S10を、EPKBコントロ−ラ22へ出力する(ステップS18)。
一方、ステップS20において、自車両Vが停車保持制御中であると判定した場合、アクセルセンサ10が出力するアクセル操作量信号S2に基づいて、運転者によるアクセルペダル24の操作量(踏み込み量)を取得する(ステップS22)。
ステップS24において、運転者がアクセルペダル24を操作していないと判定した場合、走行制御手段8の処理は、ステップS12に復帰する。
停車保持制御中の状態で発進した自車両Vが、制御対象にならないと判定すると、駆動トルク変化信号S8のエンジンコントロールユニット18への出力を停止する。これにより、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクを、運転者によるアクセルペダル24の操作量に応じた値として、自車両Vの走行状態を、駆動トルクを補正しない通常走行の状態(通常状態)とする(ステップS30)。
停車保持制御中の状態で発進した自車両Vが、制御対象になると判定すると、自車両Vの駆動トルクに対する補正指令値を演算する(ステップS32)。
ステップS32では、走行制御手段8へ入力する各種の信号と、各トルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。具体的には、アクセル操作量信号S2と、車間距離信号S4と、先行車両車速信号S12と、先行車両発進信号S13と、経過時間信号S14と、各トルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算する。そして、この演算した駆動トルク変化信号S8を、エンジンコントロールユニット18へ出力する。
ステップS34において、追従走行制御時における自車両Vの駆動トルクを、アクセルペダル24の操作量に応じた駆動トルクよりも減少するように補正した後、走行制御手段8の処理は、ステップS26に復帰する。
(1)本実施形態の走行制御装置では、車間距離判定手段が発進後の車間距離が目標車間距離未満となると判定すると、駆動トルク変化手段が、追従走行制御時における自車両の駆動トルクを変化させる。これにより、発進時の運転者によるアクセルの操作量に応じた駆動トルクを、車間距離が目標車間距離へ近づく方向に変化させる。
このため、追従走行制御時において、運転者によるアクセルの操作量が、自車両の発進に適切な操作量よりも増加していても、車間距離の短縮を抑制することが可能となる。
このため、運転者によるアクセルの操作量が大きい、すなわち、急発進を生じる可能性が高いアクセルの操作量であるほど、追従走行制御時における自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることが可能となる。
その結果、車間距離が目標車間距離未満となることを抑制することが可能となる。
このため、車間距離が短い、すなわち、自車両と先行車両との距離が近づくほど、追従走行制御時における自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることが可能となる。
その結果、車間距離が目標車間距離未満となることを抑制することが可能となる。
このため、発進後の先行車両が車速を低下させた場合に、追従走行制御時における自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることが可能となる。
その結果、車間距離が目標車間距離未満となることを抑制することが可能となる。
このため、先行車両が発進した後、先行車両発進後の経過時間が増加するほど、追従走行制御時における自車両の駆動トルクが、運転者によるアクセルの操作量に応じた駆動トルクに近づく。
その結果、先行車両発進後の経過時間が増加するほど、自車両を、通常の運転感覚で操縦することが可能となるため、運転者が感じる違和感を減少させることが可能となる。
(1)なお、本実施形態の走行制御装置では、アクセル操作量信号S2、車間距離信号S4、先行車両車速信号S12、先行車両発進信号S13、経過時間信号S14、各トルク補正マップに基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、上述した各信号S及び各トルク補正マップ以外に基づいて、駆動トルク変化信号S8を演算してもよい。要は、運転者によるアクセルペダル24の操作量が、自車両Vの発進に適切な操作量よりも増加していても、車間距離の短縮を抑制することが可能となる駆動トルク変化信号S8を、演算可能であればよい。
2 前輪
4 後輪
6 スロットルアクチェータ
8 走行制御手段(走行制御装置)
10 アクセルセンサ
12 ブレーキセンサ
14 車間距離検出センサ
16 車速検出センサ
18 エンジンコントロールユニット
20 液圧ブレーキアクチュエータ
22 EPKBコントロ−ラ
24 アクセルペダル
26 前輪用液圧ブレーキ
28 後輪用液圧ブレーキ
30 EPKBスイッチ
32 EPKBアクチュエータ
34 電動パーキングブレーキ
36 先行車両車速検出手段
38 先行車両発進検出手段
40 経過時間計測手段
42 追従走行制御手段
44 車間距離判定手段
46 駆動トルク変化手段
48 追従走行制御部
50 停車保持制御部
52 マップ記憶部
54 駆動トルク変化信号演算部
V 自車両
S1 スロットル開度信号
S2 アクセル操作量信号
S3 ブレーキ操作量信号
S4 車間距離信号
S5 相対速度信号
S6 車速信号
S7 駆動トルク制御信号
S8 駆動トルク変化信号
S9 液圧ブレーキ制御信号
S10 EPKB切換信号
S11 アクチュエータ駆動信号
S12 先行車両車速信号
S13 先行車両発進信号
S14 経過時間信号
S15 判定結果信号
Claims (5)
- 自車両と先行車両との車間距離が目標車間距離となるように前記自車両を前記先行車両に追従して走行させる追従走行制御を、運転者による発進時のアクセル操作により開始し、
前記車間距離が前記目標車間距離となるように前記自車両の駆動トルクを制御し、
前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクが、前記車間距離が前記目標車間距離となるように制御する駆動トルクを超える場合に、前記追従走行制御時における前記自車両の駆動トルクを、前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクとする追従走行制御手段を備える走行制御装置であって、
前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクで前記自車両が発進すると、前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクが前記車間距離を前記目標車間距離未満とする大きさであるか否かを判定する車間距離判定手段と、当該車間距離判定手段が、発進時の前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクが前記車間距離を前記目標車間距離未満とする大きさであると判定すると、前記運転者による前記アクセルの操作量に応じた駆動トルクの増加を、前記運転者による前記アクセルの操作量が大きくなるにつれて抑制する駆動トルク変化手段と、を備えることを特徴とする走行制御装置。 - 前記アクセルの操作量を検出するアクセル操作量検出手段を備え、
前記駆動トルク変化手段は、前記追従走行制御時における前記アクセルの操作量が大きいほど、前記追従走行制御時における前記自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることを特徴とする請求項1に記載した走行制御装置。 - 前記車間距離を検出する車間距離検出手段を備え、
前記駆動トルク変化手段は、前記追従走行制御時における前記車間距離が短いほど、前記追従走行制御時における前記自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることを特徴とする請求項1または2に記載した走行制御装置。 - 前記先行車両の車速を検出する先行車両車速検出手段を備え、
前記駆動トルク変化手段は、前記追従走行制御時における前記先行車両の車速が低いほど、前記追従走行制御時における前記自車両の駆動トルクの変化度合いを増加させることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した走行制御装置。 - 前記先行車両の発進を検出する先行車両発進検出手段と、当該先行車両発進検出手段が前記先行車両の発進を検出した時点からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、を備え、
前記駆動トルク変化手段は、前記経過時間が増加するほど、前記追従走行制御時における前記自車両の駆動トルクの変化度合いを減少させることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した走行制御装置。
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