JP5289678B2 - 電界効果型トランジスタ - Google Patents

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Description

本発明は電界効果型トランジスタに関するものであり、特に、カーボンナノチューブをチャネルとする小型の高周波用電界効果トランジスタにおける高速性向上のためのゲート電極およびチャネルの構造に特徴のある電界効果型トランジスタに関するものである。
トランジスタの高周波回路応用を考えた場合、当然のことながらトランジスタには高速動作が要求されるが、その要求に応えるものとしてカーボンナノチューブをチャネルに用いたトランジスタの報告例が多く見られる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、報告されているカーボンナノチューブトランジスタのほとんどがDC動作確認にとどまっており、高速動作の報告はほとんどない。
これはチャネルとなるカーボンナノチューブの径が数nmと非常に小さいため体積に対する表面積の割合が大きく周辺の影響を受けやすいこと、チャネルとなるチューブの本数が数本程度であり、駆動できる電流が10μA程度と小さいことによる。
即ち、他のトランジスタ、たとえばMOSトランジスタなどに比べて真性容量に対する寄生容量比が非常に大きくなり、その結果、高速動作出来ないということが現状のカーボンナノチューブトランジスタが抱える大きな問題点であるので、この事情を図11を参照して説明する。
図8参照
図8の上段図はカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、下段図はチャネル長方向に沿った断面図である。
サファイア等の絶縁性基板51上に触媒作用のあるソース電極52とソース電極52に対向するように触媒作用のないドレイン電極53を設け、ソース電極52を接地するとともにドレイン電極53を正にバイアスした状態で半導体的性質を有するカーボンナノチューブ54を成長させてチャネルとしたのち、絶縁膜55を設けてカーボンナノチューブ54を埋め込み、カーボンナノチューブ54の表面を覆う絶縁膜55をゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜上にゲート電極56を設け、絶縁性基板51の裏面に接地電極57を設けたものである。
このようなカーボンナノチューブFETにおいては、チャネルとゲート電極、ソース電極及びドレイン電極との間の真性容量Cint 以外に、接地電極57とゲート電極56、ソース電極52、ドレイン電極53及びカーボンナノチューブ54との間に寄生容量Cext が形成される。
トランジスタの高速性の指標である電流利得遮断周波数fT は、gm をトランスコンダクタンス、Cint を真性容量、Cext を寄生容量とすると、
T 〜gm /{2π(Cint +Cext )}
で表されるが、上述のカーボンナノチューブFETにおいては真性容量Cint に対する 寄生容量Cext が大きいので電流利得遮断周波数fT が小さくなり、高速動作ができないという問題がある。
なお、トランジスタの小型化或いは高速化等のために、ゲート電極を金属性カーボンナノチューブで構成すること(例えば、特許文献2参照)も提案されている。
特開2005−116618号公報 特開2003−109974号公報
図9参照
カーボンナノチューブFETにおいて、寄生容量を減らす方法としては、図9に示すように、カーボンナノチューブを基板面に対して平行に多数本成長することが考えられ、それによって、真性容量に対する寄生容量比を低減することが可能である。
しかし、その反面、デバイス面積が大きくなってしまい、カーボンナノチューブトランジスタの1つの利点である微細トランジスタとしてのメリットが薄れてしまうという問題が出てくる。
したがって、本発明は、デバイス面積の増大を招くことなく、真性容量に対する寄生容量比を低減して高速動作を可能にすることを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、電界効果型トランジスタにおいて、絶縁性基板1と、前記絶縁性基板1上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す下側のカーボンナノチューブ4と、前記下側のカーボンナノチューブ4上にレジストパターンを利用して形成された主ゲート電極5と、前記主ゲート電極5上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す上側のカーボンナノチューブ9とを有し、前記上側のカーボンナノチューブ9と前記下側のカーボンナノチューブ4とが、積層方向から見て投影的に重なる領域に設けられているとともに、前記絶縁性基板1の裏面に接地電極を有することを特徴とする。
この構造を用いることで、従来と比較してデバイス面積は同じ状態で、駆動電流を2倍にすることができる。
即ち、寄生容量の増大無しにデバイスサイズを2倍にでき、その結果としてデバイス面積を大きくしないまま、真性容量に対する寄生容量比を低減し、カーボンナノチューブトランジスタの高速動作が実現可能になる。
例えば、トランジスタの高速性の指標である電流利得遮断周波数fT は、gm をトランスコンダクタンス、Cint を真性容量、Cext を寄生容量とすると、
T 〜gm /{2π(Cint +Cext )}
となる。
この場合、gm 及び真性容量Cint はデバイスサイズに比例するのに対して、寄生容量Cext はデバイスサイズによらず一定であるので、本発明による構造を用いることでデバイスサイズが2倍になるのに伴ってgm 、Cint も2倍になり、結果としてfT を向上させることができる。
また、本発明は、電界効果型トランジスタにおいて、複数の積層された複数のゲート電極5の各ゲート電極5の上下に半導体的性質を示すカーボンナノチューブ4,9からなるチャネルを有することを特徴とする。
このように、半導体的性質を示すカーボンナノチューブ4,9からなるチャネルを多層化することによって、デバイス面積一定のまま、さらにデバイスサイズを増加させることができ、例えば、カーボンナノチューブ4,9からなるチャネルをN層にした場合の電流利得遮断周波数fT は、
T 〜N・gm /{2π(NCint +Cext )}
となり、Nの増加に伴ってfT が増加する。
この場合、カーボンナノチューブ4,9からなるチャネルの内の最下層のチャネルと絶縁性基板1との間に埋め込みゲート電極を設けても良いし、或いは、カーボンナノチューブ4からなるチャネルの内の最上層のチャネルの上に付加ゲート電極を設けても良く、それによって、電流駆動能力を高めることができる。
また、本発明は、電界効果型トランジスタの製造方法において、絶縁性基板1上にAl膜上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第1の電極2を設けるとともに、第1の電極2に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第2の電極3を設ける工程、第1の電極2と第2の電極3の間の端部にTa膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜からなる触媒作用を有する第3の電極を設けるとともに第1の電極2と第2の電極3を結ぶ方向に対して交わる方向に第3の電極に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第4の電極を設ける工程と、第1の電極2を成長基点として第2の電極3に達する半導体的性質を示すカーボンナノチューブ4を成長させてチャネルとすると同時に、第3の電極を成長基点として第4の電極方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させて主ゲート電極5を形成する工程、チャネル上とゲート電極5間においてゲート絶縁膜になるとともに、チャネルとゲート電極5とを覆う絶縁膜6を形成する工程と、絶縁膜6上に前記第1の電極2と投影的に重なるようにFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第5の電極7を設けるとともに、第2の電極3と投影的に重なるように触媒作用を有さない第6の電極8を設ける工程、及び、第5の電極7を成長基点として第6の電極8に達する半導体的性質を示すカーボンナノチューブ9を成長させてチャネルとする工程とを有することを特徴とする。
このように、成長するカーボンナノチューブ4の電気的特性の触媒構造依存性を利用することによって、チャネルとなる半導体的性質を有するカーボンナノチューブ4とゲート電極5となる金属的性質を有するカーボンナノチューブ4とを同時に成長させることができ、製造工程数を減らすことができる。
本発明では、ゲート電極の上下に半導体的性質を示すカーボンナノチューブチャネルを設ける構造を基本構造として用いることにより、デバイス面積を大きくしないまま、高速動作するカーボンナノチューブトランジスタを実現することができる。
本発明は、少なくとも一層以上設けたゲート電極の上下に半導体的性質を示すカーボンナノチューブからなるチャネルを設けるものであり、必要に応じてチャネルの内の最下層のチャネルと基板との間に或いはカーボンナノチューブからなるチャネルの内の最上層のチャネルの上の少なくとも一方に別個のゲート電極を設けるものである。
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの製造工程を説明する。
図2参照
まず、サファイア基板11上に、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてスパッタ法により厚さが、例えば、5nmのAl膜13及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜14を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって第1のソース電極12とする。
次いで、再び、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてスパッタ法により厚さが、例えば、6nmのAl膜をソース電極12と例えば5μmの間隙をあけて対向するように堆積させたのちレジストパターンを除去することによって第1のドレイン電極15とする。
次いで、CVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、ソース電極12−ドレイン電極15間に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で複数本の第1のカーボンナノチューブ16を形成する。
この時、例えば、600℃の成長温度においてソース電極12の表面を構成するFe膜14は温度の影響により粒子状になるが、この粒子の径は下地のAlとの濡れ性を反映して小径となるので、成長するカーボンナノチューブ16は半導体的性質を有する単層カーボンナノチューブとなるので、チャネルを構成することになる。
また、成長過程において、ソース電極12−ドレイン電極15間に直流電界を印加しているので、カーボンナノチューブ16はソース電極12上のFe膜14を成長起点としてドレイン電極15に向かって成長し、ドレイン電極15に充分達した時点で成長を終了する。
因に、成長時間は、例えば、40分とする。
次いで、スピンコートおよびアニールにより、例えば、カーボンナノチューブ16表面上に堆積する厚みが10nmになるようにSOG膜17を堆積させてカーボンナノチューブ16の間隙を埋めるとともに、カーボンナノチューブ16上に堆積した部分をゲート絶縁膜18とする。
図3参照
次いで、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてスパッタ法により、厚さが、例えば、10nmのTi膜20、厚さが、例えば、100nmのPt層21、及び、厚さが、例えば、10nmのTi膜22を順次堆積させのちレジストパターンを除去することによってゲート電極19を形成する。
次いで、スピンコートおよびアニールにより、例えば、ゲート電極19の表面上に堆積する厚みが10nmになるようにSOG膜23を堆積させて後述する第2のカーボンナノチューブに対するゲート絶縁膜24とする。
次いで、再び、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてスパッタ法により厚さが、例えば、5nmのAl膜26及び厚さが1nmの触媒作用を有するFe膜27を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって第2のソース電極25とし、次いで、同様の方法を用いて、例えば6nmのAl膜を形成し第2のドレイン電極28とする。
次いで、第1のカーボンナノチューブ16と同様の成長方法を用いて複数本の第2のカーボンナノチューブ29を形成した後、全面にSOG膜30を堆積させ、最後にサファイア基板の裏面にAlからなる接地電極31を設けることによって、本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの基本構成が完成する。
なお、説明は省略するものの、ソース電極同士及びドレイン電極同士はプラブ(スルービア)を介して電気的に接続されている。
図4参照
図4は、本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図である。
この場合、上述のように、トランジスタの高速性の指標である電流利得遮断周波数fT は、
T 〜gm /{2π(Cint +Cext )}
で表されるが、gm 及び真性容量Cint はデバイスサイズに比例するのに対して、寄生容量Cext はデバイスサイズによらず一定であるので、実効的デバイスサイズが2倍になるのに伴ってgm 、Cint も2倍になり、結果としてfT を向上させることができる。
次に、図5を参照して本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETを説明する。
図5参照
図5は、本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、この実施例2のカーボンナノチューブFETは上記の実施例1の積層工程を複数回(図においては3回)繰り返すことで多層のカーボンナノチューブ16,29,35,40からなるチャネルを有するカーボンナノチューブFETとしたものである。
なお、説明は省略するものの、ソース電極同士、ドレイン電極同士及びゲート電極同士はプラブ(スルービア)を介して電気的に接続されている。
この実施例2においては、ゲート電極19,32,37とカーボンナノチューブチャネルの更なる多層化によって、駆動電流を大きくすることができるとともに、カーボンナノチューブ16,29,35,40からなるチャネルをN層にした場合の電流利得遮断周波数fT は、
T 〜N・gm /{2π(NCint +Cext )}
で表され、Nの増加に伴って増加するgm 及び真性容量Cint に対して、寄生容量Cext の比率がさらに小さくなり、その結果、fT が大きくなるので、より高速化が可能になる。
次に、図6を参照して本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETを説明する。
図6参照
図6は、本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、この実施例3のカーボンナノチューブFETは上記の実施例1のカーボンナノチューブFETの第1のカーボンナノチューブ16と絶縁性基板11との間にTi/Pt/Ti構造の埋込ゲート電極42を設けたものである。
この実施例3においては、埋込ゲート電極42を設けているので、第1のカーボンナノチューブ16からなるチャネルの電流駆動能力をさらに高めることができる。
なお、説明は省略するものの、ソース電極同士、ドレイン電極同士及びゲート電極同士はプラブ(スルービア)を介して電気的に接続されている。
次に、図7を参照して本発明の実施例4のカーボンナノチューブFETを説明する。
図7参照
図7は、本発明の実施例4のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、この実施例4のカーボンナノチューブFETは上記の実施例3のカーボンナノチューブFETの第2のカーボンナノチューブ29上にTi/Pt/Ti構造の付加ゲート電極43を設け、この付加ゲート電極43をSOG膜44で埋め込んだものである。
この実施例4においては、付加ゲート電極43を設けているので、第2のカーボンナノチューブ29からなるチャネルの電流駆動能力をさらに高めることができる。
なお、説明は省略するものの、ソース電極同士、ドレイン電極同士及びゲート電極同士はプラブ(スルービア)を介して電気的に接続されている。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、カーボンナノチューブの成長に要する原料ガスはアセチレンガスに限られるものではなく、メタンやエチレン等の炭化水素ガス或いはメタノール等のアルコールガスを用いても良いものであり、成長方法についてもCVD法に限られるものではなく、アーク放電法或いはレーザアブレーション法等の他の成長方法を用いても良いものである。
また、上記の実施例においては、触媒として下地によって成長するカーボンナノチューブの導電特性を制御できるFeを用いているが、Feに限られるものではなく、Co,Ni,Pt,Rh、或いは、これらの触媒1種以上とTi,Mo,Al,Taなど1種以上との合金を用いても良く、また触媒の形状も薄膜に限られるものではなく、微分型静電分級器などにより直径制御された微粒子を用いても良いものであり、その場合には、金属性カーボンナノチューブと半導体性カーボンナノチューブを成長する工程でそれぞれに好適な原料ガス、成長温度、下地金属などの成長条件を採用すれば良い。
また、上記の実施例1乃至実施例4においては、絶縁性基板としてサファイアを用いているが、サファイアに限られるものではなく、カーボンナノチューブの成長温度に耐えられる絶縁性基板であれば良く、例えば、パイレック(登録商標名)等の耐熱性ガラスを用いても良く、或いは、シリコン基板等の表面にSiO2 膜等の絶縁膜を設けた基板を用いても良いものである。
また、上記の実施例4においては、付加ゲート電極を埋込ゲート電極とともに設けているが、埋込ゲート電極を省略して付加ゲート電極のみを設けても良いものである。
また、上記の実施例3及び実施例4は実施例1に対する変形例として示しているが、実施例2或いはその多層化した変形例に対しても適用されるものであり、実施例2はその多層化した変形例において、埋込ゲート電極及び付加ゲート電極の少なくとも一方を設ければ良い。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1)絶縁性基板1と、前記絶縁性基板1上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す下側のカーボンナノチューブ4と、前記下側のカーボンナノチューブ4上にレジストパターンを利用して形成された主ゲート電極5と、前記主ゲート電極5上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す上側のカーボンナノチューブ9とを有し、前記上側のカーボンナノチューブ9と前記下側のカーボンナノチューブ4とが、積層方向から見て投影的に重なる領域に設けられているとともに、前記絶縁性基板1の裏面に接地電極を有することを特徴とする電界効果型トランジスタ。
(付記2) 複数の積層された複数の主ゲート電極5の各ゲート電極5の上下に半導体的性質を示すカーボンナノチューブ4,9からなるチャネルを有することを特徴とする電界効果型トランジスタ。
(付記3) 上記カーボンナノチューブ4,9からなるチャネルの内の最下層のチャネルと絶縁性基板1との間に埋め込みゲート電極を有することを特徴とする付記1または付記2に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記4) 上記カーボンナノチューブ4,9からなるチャネルの内の最上層のチャネルの上に付加ゲート電極を有することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の電界効果型トランジスタ。
本発明の活用例としては、高周波回路用トランジスタ及びその製造方法が典型的なものであるが、高周波回路用に限られるものではなく、また、製造方法としては、触媒となるFeの下地をAlとTaとした成長用電極を選択的に設けることによって、半導体性カーボンナノチューブと金属性カーボンナノチューブとを任意の位置に同時に成長させることも可能になる。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの図2以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図である。 本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図である。 本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図である。 本発明の実施例4のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図である。 カーボンナノチューブFETの構造説明図である。 改良型カーボンナノチューブFETの構造説明図である。
1 絶縁性基板
2 第1の電極
3 第2の電極
4 カーボンナノチューブ
5 ゲート電極
6 絶縁膜
7 第5の電極
8 第6の電極
9 カーボンナノチューブ
11 サファイア基板
12 ソース電極
13 Al膜
14 Fe膜
15 ドレイン電極
16 カーボンナノチューブ
17 SOG膜
18 ゲート絶縁膜
19 ゲート電極
20 Ti膜
21 Pt層
22 Ti膜
23 SOG膜
24 ゲート絶縁膜
25 ソース電極
26 Al膜
27 Fe膜
28 ドレイン電極
29 カーボンナノチューブ
30 SOG膜
31 接地電極
32 ゲート電極
33 ソース電極
34 ドレイン電極
35 カーボンナノチューブ
36 SOG膜
37 ゲート電極
38 ソース電極
39 ドレイン電極
40 カーボンナノチューブ
41 SOG膜
42 埋込ゲート電極
43 付加ゲート電極
44 SOG
51 絶縁性基板
52 ソース電極
53 ドレイン電極
54 カーボンナノチューブ
55 絶縁膜
56 ゲート電極
57 接地電極

Claims (3)

  1. 絶縁性基板と、
    前記絶縁性基板上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す下側のカーボンナノチューブと、
    前記下側のカーボンナノチューブ上にレジストパターンを利用して形成された主ゲート電極と、
    前記主ゲート電極上に設けられたチャネルとなる半導体的性質を示す上側のカーボンナノチューブと
    を有し、
    前記上側のカーボンナノチューブと前記下側のカーボンナノチューブとが、積層方向から見て投影的に重なる領域に設けられているとともに、
    前記絶縁性基板の裏面に接地電極を有することを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. 前記カーボンナノチューブからなるチャネルの内の最下層のチャネルと基板との間に埋め込みゲート電極を有することを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 前記カーボンナノチューブからなるチャネルの内の最上層のチャネルの上に付加ゲート電極を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電界効果型トランジスタ。
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