JP2005272271A - カーボンナノチューブの製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板101の上に直径が3nm程度の触媒金属粒103を形成し、基板101を、所定の熱CVD装置の成膜室内に搬入して固定し、成膜室の内部を排気して所定の圧力にまで減圧した後、成膜室内にArなどの不活性ガスを導入してパージし、不活性ガスが充填された成膜室内で、基板101を例えば950〜1000℃程度に加熱し、成膜室内にメタンガス(炭素原料ガス)を導入し、加熱された基板101の表面に炭素原料ガスが供給された状態とし、触媒金属粒103の部分より、単層カーボンナノチューブ104を垂直に成長させる。
【選択図】 図1
Description
田中一義編、化学フロンティア2、カーボンナノチューブ−ナノデバイスへの挑戦、化学同人、2001年。 S. J.Wind, J.Appenzeller, R.Martel, V.Derycke, and Ph.Avouris, "Vertical Scaling of Carbon Nanotube Field-effect Transistors Using Top Gate Electrodes" Appl. Phys. Lett. 80, 3817-3819 (2002). H.Murakami, M.Hirakawa, C.Tanaka, and H.Yamakawa, "Field Emission from Well-aligned, Patterned, Carbon Nanotube Emitters", Appl. Phys. Lett. 76, 1776-1778 (2000). Y.Homma, T.Yamashita, P.Finnie and T.Ogino: "Single-Walled Carbon Nanotube Growth on Silicon Substrates Using Nanoparticle Catalysts", Jpn. J. Appl. Phys. Part 2, 41, L89-L91 (2002).
上記カーボンナノチューブの製造方法において、触媒金属は、鉄、コバルト、及びニッケルの少なくとも1つであればよく、炭素原料ガスは、メタンガスであればよい。
この製造方法によれば、単層カーボンナノチューブが基板と電極とに接続する2端子素子が形成される。
この製造方法によれば、単層カーボンナノチューブが基板と電極とに接続する2端子素子が形成され、単層カーボンナノチューブの筒内に収容される分子により、素子の特性が変化する。
図1は、本発明の実施の形態におけるカーボンナノチューブの製造方法例を示す工程図である。
まず、図1(a)に示すように、例えば、膜厚100nm程度の熱酸化膜が表面に形成されているシリコンからなる基板101の上に、触媒金属として例えば鉄からなる金属薄膜102が形成された状態とする。金属薄膜102は、例えば、真空蒸着法やスパッタ法により形成できる。図1では、熱酸化膜の記載は省略している。
ついで、不活性ガスが充填された成膜室内で、基板101を例えば950〜1000℃程度に加熱し、成膜室内に例えばメタンガスなどの炭素原料ガスを導入し、加熱された基板101の表面に炭素原料ガスが供給された状態とする例えば、メタンガスが300cm3/minの流量で1分間供給された状態とする。
図2に、単層カーボンナノチューブ104の透過型電子顕微鏡写真を示す。図2は、基板101の表面を、電子線の入射方向と平行にした状態で観察した結果を示している。なお、図2(b)は、図2(a)をより高い倍率で観察した写真である。図2より明らかなように、前述した製造方法により、カーボンナノチューブが基板表面に対してほぼ垂直に形成される。
基板に垂直な単層カーボンナノチューブを得るには、基板の垂直方向に成長しようとしている単層カーボンナノチューブが、基板表面に接触するのを防ぐことが重要である。
始めに、図1に示した方法と同様にし、例えば、n形もしくはp形のシリコンなどの半導体基板301に上に、例えばコバルトからなる触媒金属粒302を起点とし、半導体基板301の法線方向に配向した単層カーボンナノチューブ303が形成された状態とする(図3(a))。
以上示した製造方法により、図3(d)に示すように、単層カーボンナノチューブ303を挟んで、半導体基板301を一方の電極とし、上部電極306を他方の電極とした2極型の素子(2端子素子)が得られる。
始めに、図1に示した方法と同様にし、例えば、n形もしくはp形のシリコンなどからなる半導体基板401に上に、例えばコバルトからなる触媒金属粒402を起点とし、半導体基板401の法線方向に配向した単層カーボンナノチューブ403が形成された状態とする(図4(a))。
まず、半導体基板501の表面を、公知のフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより微細加工し、図6(a)に示すように、半導体基板501の表面に、凸部502,503が形成された状態とする。凸部502,503は、例えば、直径が0.2μm、高さが0,3μmの柱状構造体であり、間隔が0.5μmである。また、凸部502,503は、直径1μm,高さ0.6μmの円柱であり、間隔が1μm程度であってもよい。
次に、図1に示した製造方法と同様にすることで、金属触媒流602に、半導体基板501の表面の法線方向に配向した単層カーボンナノチューブ506が形成された状態とする。このとき同時に、凸部502上の触媒金属粒601から成長した単層カーボンナノチューブ504が、凸部503との間に架橋して成長する。
次に、レジスト膜507の凸部502の上部にコンタクトホールを形成し、図6(e)に示すように、形成したコンタクトホール内に充填するコンタクト電極505が形成された状態とする。
Claims (6)
- 基板の表面上に粒径が5nm以下の触媒金属の微粒子を形成する工程と、
前記基板を950℃以上に加熱した状態で前記基板の表面上に炭素原料ガスを供給し、前記微粒子を起点として前記基板の表面の法線方向に配向した単層カーボンナノチューブを成長する工程と
を少なくとも備えることを特徴としたカーボンナノチューブの製造方法。 - 請求項1記載のカーボンナノチューブの製造方法において、
前記触媒金属は、鉄、コバルト、及びニッケルの少なくとも1つである
ことを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。 - 請求項1又は2記載のカーボンナノチューブの製造方法において、
前記炭素原料ガスは、メタンガスであることを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。 - 半導体からなる基板の表面上に粒径が5nm以下の触媒金属の微粒子を形成する工程と、
前記基板を950℃以上に加熱した状態で前記基板の表面上に炭素原料ガスを供給し、前記微粒子を起点として前記基板の表面の法線方向に配向した単層カーボンナノチューブを成長する工程と、
前記単層カーボンナノチューブの上部が露出するように、前記基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
前記単層カーボンナノチューブの上部に接続する電極を前記絶縁膜の上に形成する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
前記絶縁膜を形成した後、前記絶縁膜の表面上に露出する前記単層カーボンナノチューブの上部を部分的に除去し、前記単層カーボンナノチューブの上部に開口部を形成する工程と、
前記開口部より前記単層カーボンナノチューブの筒内に所定の分子を収容する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
前記単層カーボンナノチューブと共に、前記基板の表面に沿う方向に配向する他のカーボンナノチューブを、前記単層カーボンナノチューブと所定距離離間した位置に形成する工程と、
前記他のカーボンナノチューブに接続するゲート配線を形成する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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