JP5288972B2 - 粉状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粉状化粧料を収容する粉状化粧料容器に関し、より詳しくは開閉する切れ込みを有し粉状化粧料の取り出しを調整する軟弾性の仕切り部上に添接して粉状化粧料の出入りを防止することで粉状化粧料容器内の内容量、品質を保証するバージンシールに関する。
白粉、パウダーファンデーションなどの粉状化粧料をパウダーパフに取って使用するコンパクト容器等が知られている。従来のコンパクト容器は網状フィルターや複数の粉取り出し穴を設けた仕切り部にパウダーパフを載置してコンパクト容器を傾けるなどしてパウダーパフ等に少量の粉状化粧料を取り出して使用するものである。
そのため網状フィルターや小径の粉取り出し穴を有する仕切り部を設けた粉状化粧料容器では容器を不用意に振ったり傾けたりすると粉状化粧料を仕切り部上に流出してしまう。こうした不具合をなくすために仕切り部の外面側に繰り返し使用可能に弾性のあるプラスチックで形成された密閉蓋を嵌合させたり化粧料収納室の開口部にパラフィン紙等からなるバージンシールを貼着したりして粉状化粧料の不用意な漏出を防止していた。
しかし、繰り返し使用可能な密閉蓋は使用に際し粉状化粧料容器への取り付け取り外しの手間が必要になる。さらに密閉蓋の取り付け取り外し操作でも密閉蓋の裏面に付着する粉状化粧料のために周囲を汚してしまう。またバージンシールは破くことで粉状化粧料容器内の粉状化粧料を取り出せるようにするため、一部は化粧料収納室の開口部に貼着されたまま取り残されてしまうといった不具合があった。
こうした問題を解決する手段として、粉状化粧料を取り出す開口部にかけて僅か入り込む切れ目を設け、つまみ部を引っ張ることで切れ目から容易に裂けるようにされたバージンシールを仕切り部の外面に添接あるいは貼着する粉状化粧料容器が特許文献1で提案されている。
特願2007−121216
特許文献1には粉状化粧料を収納する化粧料収納室の開口部位置に複数の切れ込みを有する軟弾性の仕切り部を形成し、粉状化粧料の不用意な漏出を防止する粉状化粧料容器が記載されている。さらに仕切り部の上面に添接あるいは貼着されるシールが記載されている。このシールはつまみ部の幅で開口部にかかるまで延長される切れ目を形成し、つまみ部を引くことにより切れ目から容易に破け、除去できるようにされている。
特許文献1で用いられるシールは商品の未使用を確認し、内容物の量、品質を保証すると共に粉状化粧料の軟弾性の仕切り部からの不用意な漏出を防止するバージンシールとなる。
粉状化粧料の初使用にあたりバージンシールは軟弾性の仕切り部の外面より取り除かれる。特許文献1にて説明されるシールはパラフィン紙等の防湿紙で構成され、仕切り部の上面を覆う被覆部とつまみ部との境界近傍の被覆部につまみ部の幅を延長する切れ目を形成している。そこでつまみ部を上方に引くことによりシールが切れ目に沿って容易に破け、除去できるようにされる。
つまみ部を指先で引っ張りシールを除去する場合、フィルムを破く操作が単純で余計な皺を発生しない。反面、開口部周囲に取れ残りが生じ、化粧準備段階であるにもかかわらず挟持部と軟弾性の仕切り部の間に残るフィルム小片を除くために手間がかかることがあった。
またつまみ部を指先で破かずに引き抜く場合にはシールの素材を裂けに強い樹脂フィルムにする必要があった。裂けに強い樹脂フィルムは量産性、見た目の良さなどから二軸延伸したPETフィルムが広く利用される。しかし、このPETフィルムは二軸延伸されることにより引っ張り強度が増大するがフィルムの縁に切り口のような隅部や急に向きの変化する不連続な線で結ばれる凹部等からなるキックポイントがあると応力が集中し引き裂け易くなるといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。そしてその目的とするところは、粉状化粧料を収納する化粧料収納室の開口部に複数の切れ込みを有する軟弾性の仕切り部を有する粉状化粧料容器であって、未使用の粉状化粧料の漏出を防止すると共に内容物の量、品質を保証するシールに関し、つまみ部を指先で引っ張ることで一度に取り除くことができ化粧前の手間をかけずに化粧作業にかかれる粉状化粧料容器を提供しようとするものである。
本発明粉状化粧料容器は、上記目的を達成するため粉状化粧料を収納する化粧料収納室の開口部に複数の切れ込みを有する軟弾性の仕切り部および軟弾性の仕切り部の外面にパラフィン紙やプラスチックフィルム等伸縮のないシールを添接し、化粧料収納室の開口部との間に仕切り部固定部材で挟持するものである。
更にはシールが、化粧料収納室の開口部に対応した形状をなすと共に仕切り部固定部材と仕切り部との間で均一に浅く挟持固定され、軟弾性の仕切り部からの粉状化粧料の漏出を防止する漏出防止部と、漏出防止部の外方に帯状に長く引き出されると共に漏出防止部の表面中心側に折り曲げられ指先で引っ張れるよう形成されたつまみ部と、漏出防止部の外周に膨出し仕切り部固定部材に深く挟持される複数の膨出部と、膨出部と漏出防止部との間を滑らか結ぶ円滑接続部とより構成されシールを仕切り部固定部材より引き裂けなしに除去できるようにするものである。
また漏出防止部が円形であり、膨出部が円形の漏出防止部に交わると共に漏出防止部の外方に近接した位置で交差する一対の交線で略三角形に形成されるものである。
また漏出防止部が円形であり、膨出部が円形の漏出防止部に滑らかに交差すると共に漏出防止部の外方に近接する位置で交差する一対の交線を脚とし略台形に形成されることも良い。
さらには、膨出部の略三角形、略台形を形成する交線のつまみ部に近接した一方が漏出防止部の接線であることも良い。
また漏出防止部の円形の意味は楕円、長円も含むものである。さらに円の中心とは楕円、長円の場合には長径、短径の直交位置であり、より一般的には二分された二領域を等しくする任意の二中心線の交点で面積中心を意味する。
本発明粉状化粧料容器にあっては次に記載する効果を奏する。すなわち軟弾性の仕切り部は長さ数ミリメートル程度にカッティングされた複数の切れ込みを設けている。切れ込みはパフ等のアプリケータで押圧される仕切り部の位置を中心に弾性的に伸長され開穴する。また仕切り部の押圧を解除すると開穴されていた切れ込みは弾性的に元の形状に復元され閉穴する。閉穴した切れ込みは粉状化粧料の移動を阻止する。そのため粉状化粧料が不用意に取り出されることはなくなり、外蓋の開閉操作等で飛散されない。
シールはパラフィン紙やプラスチックフィルム等伸縮のないフィルムからなり未開封の粉状化粧料容器における軟弾性の仕切り部の外面に添接される。シールの添接は軟弾性の仕切り部の伸びを抑え未開封の粉状化粧料容器に強い振動や衝撃が加わった場合でも切れ込みが不用意に開穴することを防止する。
また仕切り部固定部材と仕切り部との間に隙間はないことから一度取り除かれたシールは密着する仕切り部と仕切り部固定部材の挟持部のため均一に再添接ができない。そのためシールは商品の未開封、未使用を確認できると共に内容物の量、品質を保証するバージンシールとしての役割をもつ。
さらにシールには外周に複数の膨出部が形成され、仕切り部固定部材に深く挟持されることで、搬送時等に粉状化粧料が撹乱し軟弾性の仕切り部側より押圧された場合の抜落を防止する。他方シールの表面側に折り返されるつまみ部は仕切り部上面から指先で摘み引っ張れるようにしたもので、シールを仕切り部の外面から容易に除去可能にする。
またシールを構成する漏出防止部の外郭線と膨出部の膨出端とを滑らかに結び形成される円滑接続部は、シールの引き抜き時の漏出防止部と膨出部の間で折れ目、皺の発生を抑え、シールを軟弾性の仕切り部の外面より引き裂くことなく一動作で除去できるなどの効果がある。
図1は本発明粉状化粧料容器の断面説明図である。図において粉状化粧料容器1は中央に粉状化粧料100を収容できるよう上部を開口する有底状の化粧料収納室11を有し、上端に平滑な上縁13を形成している。シリコンゴム等の軟弾性材料で構成される仕切り部5および仕切り部5の上面に添接されるシール7は化粧料収納室11の開口部91を封口する。シール7はパラフィン紙やプラスチックフィルム等伸縮のないフィルム等で形成される。伸縮のないシール7の仕切り部5への添接は未開封の粉状化粧料容器に強い振動や衝撃が加わった場合でもシール7仕切り部5の伸びを抑え切れ込み51が不用意に開穴することを防止する。
仕切り部固定部材9は上部中央に開口部91および開口部91に隣接する外周下面に挟持部93、側部に構成される固定部95より構成されている。仕切り部5およびシール7は挟持部93と化粧料収納室11の上端に形成される上縁13との間で挟持されている。
シール7を開口部91側より取り除くことにより仕切り部5に長さ数ミリメートル程度にカッティングされた切れ込み51が露出される。仕切り部5は粉状化粧料容器1の開口側の上縁13を収納室嵌合部57で被覆し位置決めされる。そこで仕切り部5の外面53中央をパフ等のアプリケータで押圧すると仕切り部5は化粧料収容室11に向け伸長し切れ込み51を開穴する。開穴された切れ込み51は粉状化粧料100を仕切り部5の外面53上に取り出し可能にする。反対に仕切り部5はアプリケータの押圧力を解除されて復元し切れ込み51を閉穴する。従って切れ込み51は、携帯時など非使用時などアプリケータから仕切り部5の外面53に強い押圧力が加わらない状態においては完全に閉穴され化粧料収容室11と仕切り部5の外面53側とを隔離し粉状化粧料100の移動を阻止する。そのため粉状化粧料100が不用意に取り出されることはなくなり、図示されていないが外蓋を開閉する場合等で不用意に飛散されない。
挟持部当接突起59は仕切り部5の上面外周に設けられ、シール7を挟持部当接突起59の内周に設定し位置決めし易くする。仕切り部5の外面53に位置決めされたシール7は固定部95を介し本体1に固着する仕切り部固定部材9の挟持部93に圧接される。仕切り部5の外面53と仕切り部固定部材9とを密着する構造は一度取り除かれたシールの再添接を困難にし、シール7は商品の未開封、未使用を確認すると共に内容物の量、品質を保証するバージンシールとしての役割をもつ。尚図1において挟持部当接突起59は仕切り部5に形成されているが仕切り部5を狭持する挟持部93の側に設けられても良い。
図2は仕切り部の切れ込み説明図である。仕切り部5には任意の中心線に交差する複数の切れ込み51が形成されている。切れ込み51は図1に示される仕切り部5の外面53と内面55を通ずるスリットで、仕切り部5の中心近傍に向く伸長に応じ開穴し、粉状化粧料100を切れ込み51の外面53へ取り出せるようにする。尚、切れ込み51の配置、向きは図2に示すような同心円に配置することに限定されるものではなく仕切り部5の中心から渦巻状あるいは星形状に配置することも良い。さらに切れ込みの向きは仕切り部5の伸長方向に交差する範囲で任意に選択することも良い。またこれら仕切り部5の配置、向きを含め仕切り部5の平面形状を多角形等にすることも良い。
図3は本発明に係るシールの第1の実施例説明図で図3(A)はシール7の展開図、図3(B)はつまみ部79をシール表面76側に折り曲げたシール7を示す。
漏出防止部71は図1および図2に示される仕切り部5に形成される全ての切れ込み51を外面53側から覆うと共に、挟持部93に浅く挟持される。記号72は膨出部74Aおよびつまみ部79を漏出防止部71と判別できるように便宜上二点鎖線で示した漏出防止部外周で化粧料収納室11の内面より僅か大きく上縁13と仕切り部固定部材9の挟持部93との間で浅く挟持されるよう大きさを決定される。
図3(B)に示されるとおり漏出防止部71の上方には細長いつまみ部79、漏出防止部71の外周左右と下方には略三角形の膨出部74Aがそれぞれ設けられている。漏出防止部71は円形であり、膨出部74Aは漏出防止部外周72に接する一対の接線により略三角形に突出し挟持部93下で深く挟持され挟持面積を大きくする。そのため漏出防止部71に加えて大きな挟持面積を形成する膨出部74Aは漏出防止部71の挟持力を上下左右での挟持面積の比をほぼ同一にし、シール7の設定位置の誤差に起因する挟持力を大きくすると共に上下左右でのばらつきを小さくする。従って漏出防止部71と挟持部93化粧料収納室11内の粉状化粧料100の撹乱、シール7上にパフを載置する程度の僅かな押圧力では漏出防止部71の設定位置が僅かずれて組立てられた場合であっても抜けやずれが生じに難くなる。さらに仕切り部固定部材9に深く挟持されることで、搬送時等に粉状化粧料100が撹乱し軟弾性の仕切り部5側より押圧された場合の抜落を防止する。尚略三角形に突出する膨出部74Aは先端を挟持部当接突起59の内側に近接する大きさとすることで挟持部当接突起59と膨出部74Aの先端でシール7の位置決めを行える。
つまみ部79は手指で摘んで引っ張れるよう仕切り部5の外周上方に帯状に伸びるように形成され漏出防止部外周72を膨出部74Aと同様な接線で滑らかに結んでいる。またつまみ部79は図3(B)に示されるように漏出防止部71の外周に沿った線を基準にシール表面76側に折り曲げられる。仕切り部5上に添接されたシール7はつまみ部79を矢印A方向に引くことによりシール7を仕切り部5の外面から容易に除去可能にする。
シール7には量産性、見た目の良さなどからPETフィルムが多く利用されている。このPETフィルムは二軸延伸され通常使用では強度も充分である。しかし、シール7の外郭線が切欠、傷、あるいは急に立ち上がるコーナー部等からなるキックポイントに引き抜き力が集中し引き裂き要因となる。引き抜き力の集中を防ぐため図3では引き抜き力を分散するために膨出部74Aを一対からなる漏出防止部外周72の接線で形成している。
尚、図3では膨出部74Aを一対からなる漏出防止部外周72の接線で脚を形成し説明を加えてきたが、膨出部が円形の漏出防止部に小さな角度で滑らかに交わる線で脚を形成しても引き裂き力の大きくなるようなキックポイントをなくすことができる。
図4は本発明に係るシールの第2の実施例説明図で図3(A)と同様展開図を示す。以下図において第1図、第2図、第3図と同一記号は同一名称を示すことから重複する説明は省略する。
漏出防止部71は図3と同様に円形である。漏出防止部71の外周左右と下方には一対の直線を脚とする略台形の膨出部74B、74Cが設けられている。
脚75A、75Bは漏出防止部外周72の接線で円滑接続部73を形成する。円滑接続部73はシール7を構成する漏出防止部71と膨出部74Bの外周端とを結び、つまみ部79と漏出防止部71との間は滑らかな円弧で結んでいる。そのため漏出防止部71と膨出部74Bの間で折れ目、皺の発生を抑え引き裂き力の大きくなるようなキックポイントをなくすることができ、シール7を仕切り部5の外面より引き裂くことなく除去できる。膨出部74Cについても同様である。
また、略台形に突出する膨出部74B、74Cは台形の上底に該当する外周を図1に示した挟持部当接突起59の内側から近接する大きさとすることで挟持部当接突起59と膨出部74Aの先端でシール7の位置決めを行える。
以上図4の説明では脚75A、75Bを漏出防止部外周72の接線としているが、漏出防止部外周72に滑らかに交差させることでも引き裂き力を分散できる。即ち脚75A,75Bと漏出防止部外周72とを例えば半径2mm以上の円弧で滑らかに結ぶことでも引き裂き力を分散し、引き裂き力の大きなキックポイントをなくしシール7を仕切り部5の外面より引き裂くことなく除去できる。
図5は本発明に係るシールの第3の実施例説明図で図3(A)、図4と同様展開図を示す。図5に記載された漏出防止部71は図3、図4と同様に円形で、漏出防止部71の外周左右と下方には漏出防止部71と一対の直線を脚とした略台形の膨出部74B、74Cが設けられている。
図5において脚75Aは膨出部74Bのつまみ部79に近い側に位置し、漏出防止部外周72の接線で円滑接続部73を形成する。円滑接続部73はシール7を構成する漏出防止部71と膨出部74Bの外周端とを滑らかに結んでいる。そのため漏出防止部71と膨出部74Bの間で集中した折れ目、皺の発生をなくし、シール7を軟弾性の仕切り部5の外面より引き裂くことなく除去できる。さらにつまみ部79と漏出防止部71との間は滑らかな円弧で結ばれ引き裂き力の大きくなるようなキックポイントをなくしていることから引き裂きなくシール7を取り除くことができる。
また漏出防止部71の外周左右に設けられ膨出部74Bを形成する脚75Bは脚75Aに対向する位置関係にあり膨出部74Bから外郭線78へ引き抜きが移行される部分にあたる。そのためシール7の引き抜き力は小さくキックポイントにかかる引き裂き力も小さくなる。引き裂き力の小さいシール7の部分はキックポイントの引き裂きにかかる安全率も向上し膨出部74Bと外郭線78を小さな径の曲線で結び引き裂き力の小さな形状も選択可能となる。
上記説明では円形の漏出防止部71で説明しているが、漏出防止部71の形状は楕円形や化粧料収納室の開口部に対応する多角形であっても良い。特に多角形である場合、膨出部の形状を漏出防止部71に外接する円形であることも良い。
以上説明のとおり、仕切り部5の外面53側に添接されるシール7は仕切り部5を補強し、シール7のシール表面76側からパフの押さえ、シール裏面77側から化粧料100の暴れによる押圧力を受け仕切り部5の伸縮を抑える。仕切り部5の伸縮を抑えることは仕切り部5に形成された切り込み51を搬送時の振動でも閉穴状態を維持することができる。そのためシール7と仕切り部5の間に粉状化粧料100が漏れ出す原因がなくなり初使いでシール7を除去する際に粉状化粧料が飛散し周辺を汚してしまうといった不具合がなくなる。さらにシール7は内容物が未使用状態であることを保障する役割を果たすことが出来る。
また本発明粉状化粧料容器にあっては発明の効果の欄に記載する効果を有する。なお本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示したこれらの実施の形態に限定されるものではなく、各種キャップ、筐体の装着やパフなどのアプリケータなどの収納を妨げるものではない。また本発明では固定部95のない略平面状の仕切り部5でも上縁13の外周側に係合する僅かな突起を形成する形状も広義には有天筒状である。そして同形状でも仕切り部材を化粧料収納室の外側部よりずれないようにできることは言うまでもないことである。
本発明粉状化粧料容器の断面説明図である。 仕切り部の切れ込み説明図である。 本発明に係るシールの第1の実施例説明図である。 本発明に係るシールの第2の実施例展開説明図である。 本発明に係るシールの第3の実施例展開説明図である。
符号の説明
1・・・・ 粉状化粧料容器
5・・・・仕切り部
7・・・・シール
9・・・・仕切り部固定部材
11・・・化粧料収容室
13・・・上縁
51・・・切れ込み
53・・・外面
55・・・内面
57・・・収納室嵌合部
59・・・挟持部当接突起
71・・・漏出防止部
72・・・漏出防止部外周
73・・・円滑接続部
74・・・膨出部
75・・・脚
76・・・シール表面
77・・・シール裏面
78・・・外郭線
79・・・つまみ部
91・・・開口部
93・・・挟持部
95・・・固定部
100・・粉状化粧料

Claims (4)

  1. 粉状化粧料を収納する化粧料収納室の開口部に複数の切れ込みを有する軟弾性の仕切り部および該軟弾性の仕切り部の外面にパラフィン紙やプラスチックフィルム等伸縮のないシールを添接し、化粧料収納室の開口部との間に仕切り部固定部材で挟持する粉状化粧料容器において、
    前記シールが、
    化粧料収納室の開口部に対応した形状をなすと共に仕切り部固定部材と仕切り部との間で均一に浅く挟持固定され、前記軟弾性の仕切り部からの粉状化粧料の漏出を防止する漏出防止部と、
    該漏出防止部の外方に帯状に長く引き出されると共に漏出防止部の表面中心側に折り曲げられ指先で引っ張れるよう形成されたつまみ部と、
    漏出防止部の外周に膨出し前記仕切り部固定部材に深く挟持される複数の膨出部と、
    該膨出部と前記漏出防止部との間を滑らか結ぶ円滑接続部とより構成され、
    シールを仕切り部固定部材より引き裂けなしに除去できるようにしたことを特徴とする粉状化粧料容器。
  2. 前記漏出防止部が円形であり、
    前記膨出部が円形の漏出防止部に交わると共に漏出防止部の外方に近接した位置で交差する一対の交線で略三角形に形成されることを特徴とする請求項1記載の粉状化粧料容器。
  3. 前記漏出防止部が円形であり、
    前記膨出部が円形の漏出防止部に滑らかに交差すると共に漏出防止部の外方に近接する位置で交差する一対の交線を脚とし略台形に形成されることを特徴とする請求項1記載の粉状化粧料容器。
  4. 一対の交線のうちつまみ部に近接した一方が前記漏出防止部の接線であることを特徴とする請求項1、請求項2いずれかの項記載の粉状化粧料容器。
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