JP3111107U - バッグインボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
可撓性バッグ1を収容する外装箱3の蓋部4は、中蓋43と外蓋41とからなり、中蓋には可撓性バッグ口部2を外側に突出させるための口部引出し部51と、該口部引出し部に連続し、口部2のフランジ22の下方が嵌まる保持切欠部52を有しており、外蓋41には口部2を引き出すための孔は存在しない。
【選択図】図2
Description
外蓋(41)も互いに突き合う2つのフラップ(41a)(41b)からなり、一方のフラップ(41a)に切抜き用の断続的な切込み(56)(ミシン目)が施されている。
断続的な切込み(56)の内側を切り抜くと、可撓性バッグ(1)の口部(2)を引き出すための口部引出し部(51)と該口部引出し部(51)に連続する保持切欠部(52)が形成される。
内容物の取り出しは、外蓋(41)の断続的な切込み(56)からその内側を切り抜いて、可撓性バッグ(1)の口部(2)を外側に引き出し、該口部(2)の嵌込み部(23)を保持切欠部(52)に嵌めて、フランジ(22)を外蓋(41)の上面当てる(図5参照)。
これによって、口部(2)の位置決めができ、バッグインボックスを傾ける或いは、口部(2)にコックを取り付け、該コックを開いて可撓性バッグ(1)の内容物を取り出すことができる。
従って、断続的な切込み(56)の内側部分の切抜きには、カッターナイフ等の刃物を用いることが多く、該刃物で可撓性バッグ(1)に孔をあけてしまって内容物が流出する事態も生じた。
又、外蓋(41)には、断続的な切込み部分を切り抜くと開口部として残るため、口部(2)を外装箱(3)の内側に戻しても、該開口部から中が見えて美観を損ね、又、塵芥が外装箱(3)内に侵入して不衛生となる。
本考案は、上記問題を解決できるバッグインボックスを明らかにするものである。
従って、従来の様に、使用者が刃物の助けを借りて開口部を開設する際に、刃物で可撓性バッグ(1)を傷つける事態は起こらない。
又、外蓋(41)には口部(2)を引き出すための開口部は存在しないため、外蓋(41)を閉じると、外装箱(3)の内部が隠れてバッグインボックスの陳列の美観を損なわず、又、外装箱(3)内への塵芥の侵入を防止できる。
又、蓋部(4)は3層構造となるから、強度が高まる。
図4に示す如く、外装箱(3)には、可撓性バッグ(1)が収容される。
可撓性バッグ(1)は、液体、粒体、粉体等の流動性物を収容するもので、合成樹脂製の略サイコロ状の可撓性バック本体(11)と口部(2)とからなる。
口部(2)は、バッグ本体(11)に融着等によって固定され注排用孔(図示せず)を有するベース部(21)とキャップ(24)とからなり、ベース部(21)には、フランジ(22)と該フランジ(22)の下方に外径円形の嵌込み部(23)を有している。
図4、図5に示す如く、バッグ本体(11)の口部(2)周辺は環状の凹み部(12)が形成されており、口部(2)を上向きに引っ張ると該凹み部(12)が弾性変形して口部(2)を無理なく持ち上げることができる。
外装箱(3)は、段ボールシートを該外装箱(3)の展開形状に打ち抜いたシートブランク(図示せず)を折り曲げて形成されている。
内中蓋(44)は、外装箱(3)の対向する2つの側壁(32)(33)の上端縁から突出し箱開口の中央部で突き合う2枚のフラップ(44a)(44a)にて形成される。
外中蓋(45)は、他の2つの側壁(34)(35)の内、一方の側壁(34)の上端に突設され自由端に箱内面と前記2つのフラップ(44a)(44a)の側縁との間に嵌まる差込み耳部(47)を有している。
開口部(5)は、可撓性バッグ(1)の口部(2)を引き出すための口部引出し部(51)と、口部引出し部(51)に連続し該口部(2)を定位置に保持するための保持切欠部(52)とからなる。
口部引出し部(51)は、口部(2)のフランジ(22)が少し余裕の状態に通過できる大きさである。保持切欠部(52)は、口部(2)下端の嵌込み部(23)が緊密に嵌まる大きさであり、望ましくは、嵌込み部(23)の直径の2/3程度嵌まり、更に望ましくは、嵌込み部(23)の口部引出し部(51)側の開口幅が、嵌込み部の直径よりも僅か狭いことである。
中蓋(43)の内、内中蓋(44)は2つのフラップ(44a)(44a)に跨って口部引出し部(51)及び保持切欠部(52)が開設され、外中蓋(45)にはそれらに重なる様に口部引出し部(51)及び保持切欠部(52)が開設される。
使用者が該開口部(5)を開設する手間が掛からない。
次に、中蓋開口部(5)の口部引出し部(51)から可撓性バッグ(1)の口部(2)を引き出し、該口部を保持切欠部(52)側にスライドさせて、口部下端の嵌込み部(23)を保持切欠部(52)に嵌め、口部フランジ(22)を外蓋(41)の上面に当てる(図5参照)。
中蓋(43)の保持切欠部(52)は、口部(2)の嵌込み部(23)が緊密に或いは保持切欠部(52)の開口幅を変形させて無理に嵌まる大きさであるから、外力を加えない限り口部(2)は保持切欠部(52)から不用意に脱出することはない。このため、口部(2)を位置決めして保持できる。
口部(2)のキャップ(24)を外して、バッグインボックスを傾けると、可撓性バッグ(1)の内容物を取り出しできる。口部(2)の位置がぐらつくことはないので、内容物の放出を安定して行うことができる。
前記の如く、外蓋(41)には口部(2)を引き出すための開口部は存在しないため、外蓋(41)を閉じると、外装箱(3)の内部が隠れてバッグインボックスの陳列の美観を損なわない。
2 口部
3 外装箱
4 蓋部
41 外蓋
42 突片
43 中蓋
44 内中蓋
45 外中蓋
46 スリット溝孔
48 保持手段
5 開口部
51 口部引出し部
52 保持切欠部
Claims (4)
- フランジ(22)を具えた口部(2)を有する可撓性バッグ(1)と、該バッグを収容し蓋部(4)を具えた外装箱(3)とからなるバッグインボックスにおいて、外装箱(3)の蓋部(4)は中蓋(43)と外蓋(41)とからなり、中蓋(43)には可撓性バッグ(1)の口部(2)を外側に引き出すための開口部(5)が設けられ、該開口部(5)は可撓性バッグ(1)のフランジ(22)が通過できる口部引出し部(51)と、該口部引出し部(51)に連続し、口部(2)のフランジ(22)の下方が嵌まりフランジ(22)の通過は阻止する大きさの保持切欠部(52)とからなり、外蓋(41)には口部(2)を引き出すための開口部は存在しないバッグインボックス。
- 外装箱(3)は、蓋部(4)、該蓋部に対向する底部(31)及び4つの側壁(32)(33)(34)を有する六面体に形成され、中蓋(43)は、内中蓋(44)と外中蓋(45)の2層構造であり、内中蓋(44)は、外装箱(3)の対向する2つの側壁(32)(33)の上端縁から突出し箱開口の中央部で突き合う2枚のフラップ(44a)(44a)にて形成され、外中蓋(45)は、他の2つの側壁(34)(35)の内、一方の側壁(34)の上端に突設され、外蓋(41)は残りの側壁(35)の上端に突設され、外中蓋(45)の自由端に箱内面と前記2つのフラップ(44a)(44a)の側縁との間に嵌まる差込み耳部(47)を突設しており、両フラップ(44a)(44a)に外中蓋(45)を貫通して開口部(5)が形成されている請求項1に記載のバッグインボックス。
- 外蓋(41)の自由端と外装箱(3)には互いに係脱して外蓋(41)を閉じ状態に保持可能な保持手段(48)が設けられている請求項1又は2に記載のバッグインボックス。
- 保持手段(48)は、外中蓋(45)の基端縁に開設したスリット溝孔(46)と、外蓋(41)の自由端に突設され該スリット溝孔(46)に差し込み可能な突片(42)とによって構成されている請求項3に記載のバッグインボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002032U JP3111107U (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | バッグインボックス |
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JP2005002032U JP3111107U (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | バッグインボックス |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200476091Y1 (ko) * | 2013-05-20 | 2015-01-27 | 고창욱 | 포장박스 |
JP2018008735A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 凸版印刷株式会社 | 2重容器 |
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2005
- 2005-04-07 JP JP2005002032U patent/JP3111107U/ja not_active Expired - Fee Related
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