JPH0235606Y2 - - Google Patents
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- JPH0235606Y2 JPH0235606Y2 JP1986007276U JP727686U JPH0235606Y2 JP H0235606 Y2 JPH0235606 Y2 JP H0235606Y2 JP 1986007276 U JP1986007276 U JP 1986007276U JP 727686 U JP727686 U JP 727686U JP H0235606 Y2 JPH0235606 Y2 JP H0235606Y2
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- lid
- spout
- side wall
- packaging container
- rear side
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ジユース、牛乳などの液体食品を充
填した包装容器に予め付設されて使用者が容易に
開口使用できようにした合成樹脂製の注出口に関
する。
填した包装容器に予め付設されて使用者が容易に
開口使用できようにした合成樹脂製の注出口に関
する。
ジユース、牛乳などの販売用の容器として現在
第4図に示すような上部が屋根形の容器や直方体
の容器などパツク容器と称する紙製の容器が使用
されている。このような包装容器に充填されたジ
ユースや牛乳などの液体食品を包装容器から注ぎ
出すとき、注ぎ口の開口を容易に行い且つ液流を
安定して注出させるために、近時、合成樹脂製の
一体成形された注ぎ口用の部材を溶着により容器
に取付け、使用時はその蓋部分のつまみを引上げ
て起し注出口を開口できるようにしたものが市販
されるようになつた。すなわち、軟質の合成樹脂
製の注出口を、容器上面壁から該壁のパンチ孔を
通して注出口形成用の側壁部分が突出し下部のつ
ば部分が容器上面壁の内面に重合するように溶着
して取付け、該部材の注出口部を形成する側壁の
上面を覆う蓋の後縁が折曲可能なひだを介しまた
該蓋の左右両側縁及び前縁が蓋の引上げにより容
易に破断できるひだを介して該蓋上面が側壁上面
と略同一平面に側壁上部に結合され、蓋のつまみ
を引張ることにより蓋が起き上つて注出口部が開
口するようになつており、さらに、つまみ部には
蓋を開口状態で係止するためのひつかかりを設け
て、これを容器の屋根形上面壁の頂部の板状の棟
部分〔第4図におけるXc〕にひつかけ開口状態
で蓋を係止するように構成されている(例えば、
特開昭61−244702号公報、実開昭61−11520号公
報)。
第4図に示すような上部が屋根形の容器や直方体
の容器などパツク容器と称する紙製の容器が使用
されている。このような包装容器に充填されたジ
ユースや牛乳などの液体食品を包装容器から注ぎ
出すとき、注ぎ口の開口を容易に行い且つ液流を
安定して注出させるために、近時、合成樹脂製の
一体成形された注ぎ口用の部材を溶着により容器
に取付け、使用時はその蓋部分のつまみを引上げ
て起し注出口を開口できるようにしたものが市販
されるようになつた。すなわち、軟質の合成樹脂
製の注出口を、容器上面壁から該壁のパンチ孔を
通して注出口形成用の側壁部分が突出し下部のつ
ば部分が容器上面壁の内面に重合するように溶着
して取付け、該部材の注出口部を形成する側壁の
上面を覆う蓋の後縁が折曲可能なひだを介しまた
該蓋の左右両側縁及び前縁が蓋の引上げにより容
易に破断できるひだを介して該蓋上面が側壁上面
と略同一平面に側壁上部に結合され、蓋のつまみ
を引張ることにより蓋が起き上つて注出口部が開
口するようになつており、さらに、つまみ部には
蓋を開口状態で係止するためのひつかかりを設け
て、これを容器の屋根形上面壁の頂部の板状の棟
部分〔第4図におけるXc〕にひつかけ開口状態
で蓋を係止するように構成されている(例えば、
特開昭61−244702号公報、実開昭61−11520号公
報)。
このような注出口を包装容器に取付けて使用す
る場合、一端開口した後再封するとき、一応蓋が
開口部内に押し込まれてつまみ前端の突起が注出
口側壁に当接して一定以上めり込まないようにな
つているが、側壁内面は型抜きの関係で抜勾配と
なつており、さらに容器材料への挿入加工の関係
で側壁にテーパーがついており、蓋閉鎖時蓋の外
周縁と側壁内面との間に微小間隙を生じ、さら
に、蓋が折曲げヒンジを中心に円運動をするため
液が洩れ易い傾向にあり、さらに押し込んだ蓋の
係止が不充分で蓋が開き易い欠点があつた。ま
た、従来のものでは、蓋を開いたときの係止は上
部が屋根形の包装容器(第4図参照)だけ係止可
能で、上部が平坦な直方体の容器には係止できな
い問題があつた。
る場合、一端開口した後再封するとき、一応蓋が
開口部内に押し込まれてつまみ前端の突起が注出
口側壁に当接して一定以上めり込まないようにな
つているが、側壁内面は型抜きの関係で抜勾配と
なつており、さらに容器材料への挿入加工の関係
で側壁にテーパーがついており、蓋閉鎖時蓋の外
周縁と側壁内面との間に微小間隙を生じ、さら
に、蓋が折曲げヒンジを中心に円運動をするため
液が洩れ易い傾向にあり、さらに押し込んだ蓋の
係止が不充分で蓋が開き易い欠点があつた。ま
た、従来のものでは、蓋を開いたときの係止は上
部が屋根形の包装容器(第4図参照)だけ係止可
能で、上部が平坦な直方体の容器には係止できな
い問題があつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、注出口部を開口した後、再封するとき再封後
の液洩れを防止するとともに蓋の係止を確実にす
る一方、容器上部が屋根形や平坦なもの何れでも
使用できるようにした包装容器注出口を提供する
ことを目的とする。
て、注出口部を開口した後、再封するとき再封後
の液洩れを防止するとともに蓋の係止を確実にす
る一方、容器上部が屋根形や平坦なもの何れでも
使用できるようにした包装容器注出口を提供する
ことを目的とする。
本考案においては、軟質の合成樹脂の一体成形
により、包装容器上面壁の内面に重ね合すべきフ
ランジ部1に注出口部を形成するための側壁2を
立上らせて、該側壁2に容器上面壁を挟持係止す
るための爪3を付設し、前部につまみ15を備え
た蓋5を折曲げ自在に形成された折曲げ用ひだ6
を介して注出口後部側壁2bに連結するととも
に、蓋5の周縁に設けた蓋側壁部7を蓋5の引起
しにより形成される注出口部に液洩れ防止可能に
密接して嵌合できる程度の寸法に垂下形成して、
該蓋側壁部7の下端部の側面を蓋5の引起しによ
り破断裂開できるようにした裂開用ひだ8により
上記注出口用側壁2の上端部内側と連結して注出
口用側壁にかこまれた上面を覆つて密閉するよう
にし、且つ、蓋5の開き時に注出口後部側壁2b
上部など注出口上面に設けた突部状の蓋係止部9
と係合する係止爪10を蓋5の上面に設け、ま
た、注出口側壁2の前部上縁に係合縁部11を形
成し、該係合縁部11と蓋閉鎖時に係合する爪1
2を蓋側壁7前部に該係合縁部11上面より間隙
を設けて突設して注出口を一部品として形成する
もので、つまみ15をつまんで蓋5を引起して裂
開用ひだ8を破断して注出口部を開口し、つまみ
15の押下げにより蓋側壁部7が該開口部に嵌入
して注出口を密閉できるようにしたものである。
により、包装容器上面壁の内面に重ね合すべきフ
ランジ部1に注出口部を形成するための側壁2を
立上らせて、該側壁2に容器上面壁を挟持係止す
るための爪3を付設し、前部につまみ15を備え
た蓋5を折曲げ自在に形成された折曲げ用ひだ6
を介して注出口後部側壁2bに連結するととも
に、蓋5の周縁に設けた蓋側壁部7を蓋5の引起
しにより形成される注出口部に液洩れ防止可能に
密接して嵌合できる程度の寸法に垂下形成して、
該蓋側壁部7の下端部の側面を蓋5の引起しによ
り破断裂開できるようにした裂開用ひだ8により
上記注出口用側壁2の上端部内側と連結して注出
口用側壁にかこまれた上面を覆つて密閉するよう
にし、且つ、蓋5の開き時に注出口後部側壁2b
上部など注出口上面に設けた突部状の蓋係止部9
と係合する係止爪10を蓋5の上面に設け、ま
た、注出口側壁2の前部上縁に係合縁部11を形
成し、該係合縁部11と蓋閉鎖時に係合する爪1
2を蓋側壁7前部に該係合縁部11上面より間隙
を設けて突設して注出口を一部品として形成する
もので、つまみ15をつまんで蓋5を引起して裂
開用ひだ8を破断して注出口部を開口し、つまみ
15の押下げにより蓋側壁部7が該開口部に嵌入
して注出口を密閉できるようにしたものである。
本考案の注出口を備えた包装容器では、注出口
の開口時は、蓋5のつまみの引上げにより容易に
蓋側壁部7の周縁の裂開用ひだ8を破断裂開して
注出口部を開口することができるのは勿論、蓋を
再封鎖するとき、蓋側壁部7が開口した注出口部
に押しこまれて該蓋側壁部7と注出口部の側縁と
の密着により液洩れを防止し、また、閉鎖した蓋
5は爪12により確実に閉鎖状態で係止されて不
用意に開くのを防止することができる。
の開口時は、蓋5のつまみの引上げにより容易に
蓋側壁部7の周縁の裂開用ひだ8を破断裂開して
注出口部を開口することができるのは勿論、蓋を
再封鎖するとき、蓋側壁部7が開口した注出口部
に押しこまれて該蓋側壁部7と注出口部の側縁と
の密着により液洩れを防止し、また、閉鎖した蓋
5は爪12により確実に閉鎖状態で係止されて不
用意に開くのを防止することができる。
さらに、開いた蓋5の係止は蓋5上面の係止爪
10が注出口部の後部側壁2bの突起状の蓋係止
部など注出口上面の蓋係止部9と係合して蓋5が
注出口の部材単独で係止できるため上部が屋根形
や平坦なもの等どのような包装容器にも使用する
ことができるとともに、蓋5は垂下形成した蓋側
壁部7により強化されて蓋の変形は防止され、係
止爪10は蓋係止部9に安定して係合させること
ができる。
10が注出口部の後部側壁2bの突起状の蓋係止
部など注出口上面の蓋係止部9と係合して蓋5が
注出口の部材単独で係止できるため上部が屋根形
や平坦なもの等どのような包装容器にも使用する
ことができるとともに、蓋5は垂下形成した蓋側
壁部7により強化されて蓋の変形は防止され、係
止爪10は蓋係止部9に安定して係合させること
ができる。
本発明の実施例を添付の図面に基いて説明す
る。
る。
第1図は、本考案の注出口の斜視図で、第2図
はその中心線を通る縦断面図である。
はその中心線を通る縦断面図である。
本考案の注出口は軟質の合成樹脂を一体成形し
てなるもので、その底部には所定厚の薄いフラン
ジ部1が、包装容器Xの上面壁Xaに注出口の取
付用に穿孔されているパンチ孔Xb(第4図、第5
図参照)の外側方向に若干の巾を以て広がつた形
状に形成されている。フランジ部1の内側に沿つ
て、蓋5の引起しにより開口して注出口となる部
分に側壁2が、上記パンチ孔にその下部が嵌合で
きるように、上方が稍つぼまつた形で傾斜して立
上つている。上記注出口となる部分は、平面的に
は液の注出側となる前部が小円弧状の略V字形を
なす側壁部分2と、注出方向に直交する後部側壁
2bとを有し、V字形部分の側壁と後部側壁との
間には若干長の注出方向に平行な側壁部分が形成
され、且つ小円弧状側壁部分の先端と上記平行な
側壁部分には、包装容器を製造する過程の材料ブ
ランク(図示せず)の状態で注出口用のパンチ孔
には挿入された後、弾性により広がつて注出口を
ブランクに保持するための爪3がそれぞれ形成さ
れている。さらに、後部側壁2bの中央には断面
が小三角形のテーパー状突起3bが設けられ、パ
ンチ孔Xbの側縁がV字形となつているため、注
出口をパンチ孔Xbに挿入時、注出口の側壁2を
該パンチ孔Xbの前縁及び側縁部に上記の3ケ所
の爪の下方で押付ける作用をさせ、これにより注
出口は該3つの爪でブランクに確実に保持できる
ようになつている。従つて容器の製造過程におい
て注出口のブランクへの取付け溶着時、確実に均
一にこれを行うことができる。この側壁2は注出
側の先端の部分の高さを高く後部側壁2b側の高
さを低くして上端縁2cが後部側壁より前部は平
坦に形成され、開口して液注出時に良好な液流を
得るようになつている。上記側壁2と後部側壁2
bとに囲まれた内側には、前部につまみ15を備
えた蓋5が配置され、該蓋5の後縁は折曲自在に
形成された折曲げ用ひだ6を介して後部側壁の上
部に連結されており(第2図、第5図参照)、蓋
5のV字形をなす左右両側縁とそれに連続する前
部の小円弧状の側縁の周縁には、蓋側壁部7を蓋
5の引起しにより形成される注出口部に液洩れ防
止可能に密接して嵌合できる程度の寸法に垂下形
成し、該蓋側壁部7の下端部の側縁を蓋5を引起
すとき破断裂開して注出口部が開口形成されるよ
うに裂開用ひだ8により注出口用の側壁2の上端
部内側と連結して注出口用側壁2にかこまれた上
面を覆つて該側壁2内部を密閉するようになつて
いる(第2図のA−A断面である第3図参照)。
而して蓋側壁部7の前部先端中央に爪12を後述
する係合縁部11上面より間隔を設けて突設し、
注出口側壁2の上端縁2cの前部を内側に突出せ
しめて形成される係合縁部11と開口後の再封時
に蓋5の上記爪12とを係合して蓋5を係止する
ようになつている(第7図参照)。
てなるもので、その底部には所定厚の薄いフラン
ジ部1が、包装容器Xの上面壁Xaに注出口の取
付用に穿孔されているパンチ孔Xb(第4図、第5
図参照)の外側方向に若干の巾を以て広がつた形
状に形成されている。フランジ部1の内側に沿つ
て、蓋5の引起しにより開口して注出口となる部
分に側壁2が、上記パンチ孔にその下部が嵌合で
きるように、上方が稍つぼまつた形で傾斜して立
上つている。上記注出口となる部分は、平面的に
は液の注出側となる前部が小円弧状の略V字形を
なす側壁部分2と、注出方向に直交する後部側壁
2bとを有し、V字形部分の側壁と後部側壁との
間には若干長の注出方向に平行な側壁部分が形成
され、且つ小円弧状側壁部分の先端と上記平行な
側壁部分には、包装容器を製造する過程の材料ブ
ランク(図示せず)の状態で注出口用のパンチ孔
には挿入された後、弾性により広がつて注出口を
ブランクに保持するための爪3がそれぞれ形成さ
れている。さらに、後部側壁2bの中央には断面
が小三角形のテーパー状突起3bが設けられ、パ
ンチ孔Xbの側縁がV字形となつているため、注
出口をパンチ孔Xbに挿入時、注出口の側壁2を
該パンチ孔Xbの前縁及び側縁部に上記の3ケ所
の爪の下方で押付ける作用をさせ、これにより注
出口は該3つの爪でブランクに確実に保持できる
ようになつている。従つて容器の製造過程におい
て注出口のブランクへの取付け溶着時、確実に均
一にこれを行うことができる。この側壁2は注出
側の先端の部分の高さを高く後部側壁2b側の高
さを低くして上端縁2cが後部側壁より前部は平
坦に形成され、開口して液注出時に良好な液流を
得るようになつている。上記側壁2と後部側壁2
bとに囲まれた内側には、前部につまみ15を備
えた蓋5が配置され、該蓋5の後縁は折曲自在に
形成された折曲げ用ひだ6を介して後部側壁の上
部に連結されており(第2図、第5図参照)、蓋
5のV字形をなす左右両側縁とそれに連続する前
部の小円弧状の側縁の周縁には、蓋側壁部7を蓋
5の引起しにより形成される注出口部に液洩れ防
止可能に密接して嵌合できる程度の寸法に垂下形
成し、該蓋側壁部7の下端部の側縁を蓋5を引起
すとき破断裂開して注出口部が開口形成されるよ
うに裂開用ひだ8により注出口用の側壁2の上端
部内側と連結して注出口用側壁2にかこまれた上
面を覆つて該側壁2内部を密閉するようになつて
いる(第2図のA−A断面である第3図参照)。
而して蓋側壁部7の前部先端中央に爪12を後述
する係合縁部11上面より間隔を設けて突設し、
注出口側壁2の上端縁2cの前部を内側に突出せ
しめて形成される係合縁部11と開口後の再封時
に蓋5の上記爪12とを係合して蓋5を係止する
ようになつている(第7図参照)。
また、蓋5の上面には所定位置に、蓋5の開き
時の係止爪10を付設する。この係止爪10には
アンダーカツト部10aを設け、注出口後部側壁
2bに蓋5の表面より突出して形成された蓋係止
部9と蓋開き時に係合するようにして、蓋5を持
ち上げて注出口部4を開口したとき蓋5を係止す
るようになつている(第6図参照)。
時の係止爪10を付設する。この係止爪10には
アンダーカツト部10aを設け、注出口後部側壁
2bに蓋5の表面より突出して形成された蓋係止
部9と蓋開き時に係合するようにして、蓋5を持
ち上げて注出口部4を開口したとき蓋5を係止す
るようになつている(第6図参照)。
実施例では包装容器Xを屋根形の上面壁を持つ
ものにつき説明したが、上記の説明で明らかなよ
うに注出口単品で蓋5を開放係止状態とすること
ができるため第8図に示すように平坦な上面壁
Xa′を持つ包装容器X′にも本考案の注出口は用い
ることが可能である。
ものにつき説明したが、上記の説明で明らかなよ
うに注出口単品で蓋5を開放係止状態とすること
ができるため第8図に示すように平坦な上面壁
Xa′を持つ包装容器X′にも本考案の注出口は用い
ることが可能である。
本考案は以上に述べた実施例のみに限定される
ことなく本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更があり得ることは勿論である。
ことなく本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更があり得ることは勿論である。
上記の説明から明らかなように、本考案の注出
口を付設した包装容器では、その使用に際して開
口を容易に行うことができ且つ蓋は垂下形成した
蓋側壁部によりその変形は防止されて安定して開
口した蓋の係止ができて液の注出を容易に行い得
ることは勿論、開口後の蓋の再封に際しては蓋の
押し込みにより液洩れのないように蓋をすること
ができるのとともに、閉鎖した蓋の保持が確実で
あることから不用意に蓋が開くことがなく、この
種液体食品の包装容器の開口使用に際して再封が
確実に行えるなど使用者にとつて極めて便利であ
る。
口を付設した包装容器では、その使用に際して開
口を容易に行うことができ且つ蓋は垂下形成した
蓋側壁部によりその変形は防止されて安定して開
口した蓋の係止ができて液の注出を容易に行い得
ることは勿論、開口後の蓋の再封に際しては蓋の
押し込みにより液洩れのないように蓋をすること
ができるのとともに、閉鎖した蓋の保持が確実で
あることから不用意に蓋が開くことがなく、この
種液体食品の包装容器の開口使用に際して再封が
確実に行えるなど使用者にとつて極めて便利であ
る。
さらに、包装容器の製造者にとつても包装容器
の種類を選ばず上部に平坦部のあるものならばい
かなる包装容器にも付設使用ができ、また製造過
程において其のブランクへの取付け溶着時確実に
均等にこれを行うことができるなど、製造者にも
たらす利益は大なるものがある。
の種類を選ばず上部に平坦部のあるものならばい
かなる包装容器にも付設使用ができ、また製造過
程において其のブランクへの取付け溶着時確実に
均等にこれを行うことができるなど、製造者にも
たらす利益は大なるものがある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図
は、本考案の注出口の斜視図、第2図は、本考案
の注出口の中心線を通る縦断面図、第3図は、第
2図のA−A断面図、第4図は、注出口を溶着付
設した上部が屋根形の包装容器の斜視図、第5図
は、上部が屋根形の包装容器に注出口を溶着付設
した状態を示す取付部の縦断面図、第6図は、第
5図において蓋を開いた状態を示す縦断面図、第
7図は、開いた蓋を再封した状態を示す縦断面
図、第8図は、上部が平坦な包装容器に注出口を
溶着付設した状態を示す取付部の縦断面図、であ
る。 1……フランジ部、2……側壁、2b……後部
側壁、3……爪、3b……テーパー状突起、4…
…注出口部、5……蓋、6……折曲用ひだ、7…
…蓋側壁部、8……裂開用ひだ、9……蓋係止
部、10……係止爪、11……係合縁部、12…
…蓋の爪、15……つまみ、X……包装容器、
Xa……包装容器の上面壁。
は、本考案の注出口の斜視図、第2図は、本考案
の注出口の中心線を通る縦断面図、第3図は、第
2図のA−A断面図、第4図は、注出口を溶着付
設した上部が屋根形の包装容器の斜視図、第5図
は、上部が屋根形の包装容器に注出口を溶着付設
した状態を示す取付部の縦断面図、第6図は、第
5図において蓋を開いた状態を示す縦断面図、第
7図は、開いた蓋を再封した状態を示す縦断面
図、第8図は、上部が平坦な包装容器に注出口を
溶着付設した状態を示す取付部の縦断面図、であ
る。 1……フランジ部、2……側壁、2b……後部
側壁、3……爪、3b……テーパー状突起、4…
…注出口部、5……蓋、6……折曲用ひだ、7…
…蓋側壁部、8……裂開用ひだ、9……蓋係止
部、10……係止爪、11……係合縁部、12…
…蓋の爪、15……つまみ、X……包装容器、
Xa……包装容器の上面壁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 液体食品を充填する包装容器Xの上面壁に溶
着付設するように一体成形された合成樹脂製の
注出口であつて、包装容器上面壁Xaの内面に
重合すべきフランジ部1に注出口部を形成する
ための側壁2を立上らせて、該側壁2に容器上
面壁Xaを係止する爪3を付設し、前部につま
み15を備えた蓋5を、折曲自在に形成した折
曲用ひだ6を介して注出口後部側壁2bに連結
するとともに、蓋側壁部7を蓋5の引起しによ
り形成される注出口部に液洩れ防止可能に密接
して嵌合できる程度の寸法に垂下形成して該蓋
側壁部7の下端部を蓋引起しにより破断可能な
裂開用ひだ8により上記注出口側壁2の上端部
内側と連結し、且つ、蓋5の開き時に注出口上
面の蓋係止部9と係合する係止爪10を蓋5上
面に設け、注出口側壁2の前部上縁に係合縁部
11を形成して該係合縁部11と蓋閉鎖嵌入時
に係合する爪12を蓋側壁7前部に該係合縁部
上面より間隙を設けて突設し、つまみ15の持
上げにより裂開用ひだ8を破断して注出口部を
開口し、つまみ15の押下げにより蓋側壁部7
が該開口部に嵌入密閉できるようにしたことを
特徴とする包装容器の注出口。 2 上記蓋係止部9は、注出口後部側壁2b上部
を蓋表面より突出して形成したことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装容
器の注出口。 3 上記注出口部を形成するための側壁2は、少
くとも、注出側が挾まつた略ゝV字形の側壁部
分と注出方向に直交する後部側壁2bを有し、
該後部側壁中央部分に容器孔への側壁押付用の
テーパー状突起3bを設けたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
の包装容器の注出口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986007276U JPH0235606Y2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986007276U JPH0235606Y2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62118019U JPS62118019U (ja) | 1987-07-27 |
JPH0235606Y2 true JPH0235606Y2 (ja) | 1990-09-27 |
Family
ID=30790575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986007276U Expired JPH0235606Y2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0235606Y2 (ja) |
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JPH0327952Y2 (ja) * | 1986-12-23 | 1991-06-17 | ||
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JPS6213819B2 (ja) * | 1977-12-26 | 1987-03-28 | Cho Eru Esu Ai Gijutsu Kenkyu Kumiai |
Family Cites Families (4)
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JPS5563861U (ja) * | 1978-10-26 | 1980-05-01 | ||
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-
1986
- 1986-01-21 JP JP1986007276U patent/JPH0235606Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3966080A (en) * | 1975-05-15 | 1976-06-29 | Weatherchem Corporation | End closure with resealable tab |
JPS6213819B2 (ja) * | 1977-12-26 | 1987-03-28 | Cho Eru Esu Ai Gijutsu Kenkyu Kumiai |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS62118019U (ja) | 1987-07-27 |
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