JP2605760Y2 - 口栓付液体用紙容器 - Google Patents

口栓付液体用紙容器

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JP2605760Y2
JP2605760Y2 JP1993052487U JP5248793U JP2605760Y2 JP 2605760 Y2 JP2605760 Y2 JP 2605760Y2 JP 1993052487 U JP1993052487 U JP 1993052487U JP 5248793 U JP5248793 U JP 5248793U JP 2605760 Y2 JP2605760 Y2 JP 2605760Y2
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光彦 林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体用紙容器の口栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酒やジュースを収納した液体用紙
容器は、紙を主とした積層シートから組立られ、容器の
一部に口栓を取り付けられている。口栓を紙容器の天面
の一部に表側から取り付けるタイプの例としては、実公
昭58−37828号公報に記載されているが、図10
に示すように、打ち抜きで窓孔101を開け、裏面から
窓孔101よりやや大きめの破断可能な封止フィルム1
02を貼り付け、表面から窓孔101の周囲に、筒状の
開封刃103を内蔵する口栓100のフランジ部104
を熱シールして取り付けている。図11に示すように、
開封刃103を指で垂直に押し下げて封止フィルム10
2をほぼ窓孔状に破断させて注出孔105を形成させ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、窓孔状に破
断させられた封止フィルムは、容器内に落ちないないよ
うに、破断フィルムの一端が破断されずに残しておくよ
うにする。このようにすると、図11に示すように、破
断された封止フィルムが注出孔でぶら下がり、場合によ
り、容器内の液体を注ぐ時に、注出孔を塞いでしまうこ
とがある。又開封刃で封止フィルムを破断させることに
より、開封刃の先端が容器内にはみ出た状態になり、元
の位置に戻さないので、開封刃が邪魔をして液体を最後
まで注ぎきれずに残ることがある。又、封止フィルムを
確実に破断させる為、筒状の開封刃の高さを高くする必
要があり、口栓自体が高くなり、容器から大きく突出し
たものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案は、紙を主としたシートからなる口栓付き
体用紙容器において、口栓取り付け面内にて注出孔長手
方向中央に直線状のミシン目又は切り目と該直線状ミシ
ン目又は切り目の両端からそれぞれ概ね直角方向に左右
に延びる略H字状のミシン目又は切り目を入れた注出孔
予定部を設け、該注出孔予定部の裏面には破断可能な封
止フィルムを貼り付け、該注出孔予定部の表面には注出
孔予定部を囲む注出壁体と該注出壁体の下端から注出孔
長手方向に向けて口栓取り付け面に平行に設けられたフ
ランジ部とからなり前記注出壁体の内壁に薄肉ヒンジを
介して下面に突起状刃を有し左右両辺任意箇所に係止突
起を有する開封フラップが口栓取り付け面に平行に設け
られた口栓を取り付け、開封フラップを押し下げること
により注出孔予定部の直線状のミシン目又は切り目から
破って封止フィルムを貼られたシートを左右に押し開
き、押し開かれた左右のシート部は開封フラップの係止
突起で係止して注出孔を形成することを特徴とする口栓
付液体用紙容器である。
【0005】
【作用】封止フィルムを貼られたシートはある程度の厚
みがあるので弾性があり、注出孔予定部の封止フィルム
を貼られたシートを左右に強制的に押し広げ、元に戻ろ
うとするのを開封フラップで防止することにより、注出
孔が形成できる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図を使用して詳細に説明す
る。
【0007】ポリエチレン(表面)/紙/ポリエチレン
/アルミニューム箔/ポリエステル/ポリエチレン(裏
面)からなる紙を主とした構成で積層された厚み600
μmのシートから組み立てられた液体用紙容器におい
て、図5に示すように、シートの中央に直線状の切り目
51と、且つ直線状の切り目51の両端からそれぞれ左
右に延びる切り目52を入れて注出孔予定部50とし
た。注出孔予定部50の裏面には封止フィルム53とし
て注出孔予定部50よりやや大きいポリエチレンフィル
ムを熱シールして貼りつけた。
【0008】口栓10は、ポリエチレン等のプラスチッ
クで射出成形により成形され、図1〜図4に示すよう
に、直線状の垂直壁体11と該垂直壁体11に相対する
側に円弧状垂直壁体12を有する天地が開放された周縁
せる爪状の注出壁体13と、注出壁体13の下端から外
方に向かって周縁状で水平に設けられたフランジ部14
とからなっている。前記注出壁体13の内壁には、直線
状の垂直壁体11に薄肉ヒンジ15を介して、下面に突
起状刃16を備えた先太りの形状で両側に係止突起22
を有する開封用フラップ17が水平に設けられたもので
ある。
【0009】更に、注出壁体13の直線上の垂直壁体1
1に並列してフランジ部14上には、蓋用直線状の垂直
壁体18を設け、蓋用直線状の垂直壁体18の上部には
蓋用の薄肉ヒンジ19を介して蓋20を設けた。該蓋2
0の内側には注出壁体13の内側と密封可能な周縁状突
起21が取り付けられている。
【0010】開封用フラップ17の突起状刃16が注出
孔予定部50の中央の直線状の切り目51の上にくるよ
うに、注出孔予定部50の表面、注出孔予定部50の周
囲に口栓10のフランジ部14を乗せ熱シールして口栓
10を取り付けた。図9に示すように、切妻状液体紙容
器91においては、注出壁体の円弧垂直壁体12を下に
直線状の垂直壁体11が上になるようにする。
【0011】注出孔61を形成するには、図6〜図8に
示すように、注出壁体内部の開封用フラップ17の先端
を薄肉ヒンジ部15を支点にして押し下げると、先ず突
起状刃16が注出孔予定部50の中央の直線状の切り目
51に沿って且つ直線状の切り目51の両端からそれぞ
れ左右に延びる切り目52が破れ、開封用フラップ17
が左右にシートを強制的に開き、開封用フラップ17を
押すのを中止すると開封用フラップ17はその位置で停
止する。開封用フラップ17を係止突起22を越えて押
し込むと、係止突起22と左右に開かれたシートの端部
で開封用フラップ17が確実に係止される。このように
して、注出孔61が形成され、注出孔61がそのまま保
つことができた。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
窓孔状にフィルムを破るのではなく、フィルム付きシー
トを左右に開いて固定するので、孔が塞がれることな
く、スムースに液体が出る。又、開封刃が液体が出るの
を邪魔することがなく、最後迄液体を出し切ることがで
きる。又、開封刃を押し込み方式にしてあるので、口栓
の高さを低いものとすることができるので、容器から口
栓が突出しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施例における口栓の平面図
である。
【図2】図2は、図1の口栓のA−A’における断面図
で、注出孔予定部に口栓を取り付け、蓋を開いてある図
である。
【図3】図3は、図2における口栓の蓋を閉めた図であ
る。
【図4】図4は、図1の口栓のB−B’における断面図
で、注出孔予定部に口栓を取り付けた図である。
【図5】図5は、本考案の実施例における、注出孔予定
部の平面図である。
【図6】図6は、本考案の実施例における、注出孔を形
成した平面図である。
【図7】図7は、図6のC−C’における断面図であ
る。
【図8】図8は、図6のD−D’における断面図であ
る。
【図9】図9は、本考案の実施例における、液体用紙容
器に口栓を取り付けた斜視図である。
【図10】図10は、従来の液体用紙容器における口栓
の要部を示す断面図で、蓋をはずした状態である。
【図11】図11は、図10の口栓を開封して注出孔を
形成した断面図である。
【符号の説明】
10…口栓 11…直線状の垂
直壁体 12…円弧状の垂直壁体 13…注出壁体 14…フランジ部 15…薄肉ヒンジ 16…突起状刃 17…開封用フラ
ップ 18…蓋用直線状の垂直壁体 19…蓋用薄肉ヒ
ンジ 20…蓋 21…周縁状突起 22…係止突起 50…注出孔予定部 51…直線状の切
り目 52…左右に延びる切り目 53…封止フィル
ム 61…注出孔 91…切妻状液体紙容器 100…口栓 101…窓孔 102…封止フィルム 103…開封刃 104…フランジ部 105…注出孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を主としたシートからなる口栓付き液体
    用紙容器において、口栓取り付け面内にて注出孔長手方
    中央に直線状のミシン目又は切り目と該直線状ミシン
    目又は切り目の両端からそれぞれ概ね直角方向に左右に
    延びる略H字状のミシン目又は切り目を入れた注出孔予
    定部を設け、該注出孔予定部の裏面には破断可能な封止
    フィルムを貼り付け、該注出孔予定部の表面には注出孔
    予定部を囲む注出壁体と該注出壁体の下端から注出孔長
    手方向に向けて口栓取り付け面に平行に設けられたフラ
    ンジ部とからなり前記注出壁体の内壁に薄肉ヒンジを介
    して下面に突起状刃を有し左右両辺任意箇所に係止突起
    を有する開封フラップが口栓取り付け面に平行に設けら
    れた口栓を取り付け、開封フラップを押し下げることに
    より注出孔予定部の直線状のミシン目又は切り目から
    って封止フィルムを貼られたシートを左右に押し開き、
    押し開かれた左右のシート部は開封フラップの係止突起
    係止して注出孔を形成することを特徴とする口栓付液
    体用紙容器。
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JP3845924B2 (ja) * 1996-12-13 2006-11-15 凸版印刷株式会社 プラスチック製のステイオンタグ方式イージーオープン口栓
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