JPH1053270A - 容器の口構造、及び容器 - Google Patents
容器の口構造、及び容器Info
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- JPH1053270A JPH1053270A JP8206047A JP20604796A JPH1053270A JP H1053270 A JPH1053270 A JP H1053270A JP 8206047 A JP8206047 A JP 8206047A JP 20604796 A JP20604796 A JP 20604796A JP H1053270 A JPH1053270 A JP H1053270A
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- Japan
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- container
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- opening
- top plate
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
- B65D5/747—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
- B65D5/748—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall a major part of the container wall or membrane being left inside the container after the opening
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 確実、かつ、簡単に開封ができる容器の
口構造を提供することである。 【解決手段】 ベースと、このベースの天面を構成し、
かつ、一端部を押し下げることで他端部が起上するよう
前記ベースに対して設けられた片とを具備し、前記片の
押し下げられる側の端部の下面には刃が形成されてな
り、前記片の一端部を押し下げることで前記刃が容器内
に没入し、前記容器を開封するようにした容器の口構
造。
口構造を提供することである。 【解決手段】 ベースと、このベースの天面を構成し、
かつ、一端部を押し下げることで他端部が起上するよう
前記ベースに対して設けられた片とを具備し、前記片の
押し下げられる側の端部の下面には刃が形成されてな
り、前記片の一端部を押し下げることで前記刃が容器内
に没入し、前記容器を開封するようにした容器の口構
造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種飲料や
食用油、液体洗剤などが充填される紙製あるいはプラス
チック製容器の口構造、及び容器に関する。
食用油、液体洗剤などが充填される紙製あるいはプラス
チック製容器の口構造、及び容器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、金属缶に代わっ
て紙製容器が使用されることが多い。紙製容器は、スト
ローで中身を吸引する小型のものを除いて、そのほとん
どに注出口(以下、単に口と呼ぶ)が設けられている。
こうした口の構造は、基本的に金属缶と同様のものであ
る。つまり、容器天面の一部を構成する栓と、この栓の
一端より延在するリングとからなる。栓は、その周囲の
部分と一体であって、カットラインによって形状が規定
されている。開封時には、リングに指を掛け、強く引っ
張ればよく、栓はカットラインで、その周囲の部分から
切り離され、その結果、容器天面に開口が形成される。
容器の中身は、こうして形成された開口からグラスなど
に注がれる。
て紙製容器が使用されることが多い。紙製容器は、スト
ローで中身を吸引する小型のものを除いて、そのほとん
どに注出口(以下、単に口と呼ぶ)が設けられている。
こうした口の構造は、基本的に金属缶と同様のものであ
る。つまり、容器天面の一部を構成する栓と、この栓の
一端より延在するリングとからなる。栓は、その周囲の
部分と一体であって、カットラインによって形状が規定
されている。開封時には、リングに指を掛け、強く引っ
張ればよく、栓はカットラインで、その周囲の部分から
切り離され、その結果、容器天面に開口が形成される。
容器の中身は、こうして形成された開口からグラスなど
に注がれる。
【0003】ところで、こうした従来の口構造には次の
ような欠点がある。すなわち、リングを引っ張る際に、
力が強すぎたり、力を誤った方向に加えると、栓がその
周囲の部分から完全に分離する前にリングがちぎれてし
まい、開封不能となる。したがって、本発明が解決しよ
うとする課題は、確実、かつ、簡単に開封ができる容器
の口構造を提供することである。
ような欠点がある。すなわち、リングを引っ張る際に、
力が強すぎたり、力を誤った方向に加えると、栓がその
周囲の部分から完全に分離する前にリングがちぎれてし
まい、開封不能となる。したがって、本発明が解決しよ
うとする課題は、確実、かつ、簡単に開封ができる容器
の口構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、ベース
と、このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下
げることで他端部が起上するよう前記ベースに対して設
けられた片とを具備し、前記片の押し下げられる側の端
部の下面には刃が形成されてなり、前記片の一端部を押
し下げることで前記刃が容器内に没入し、前記容器を開
封するようにしたことを特徴とする容器の口構造によっ
て解決される。
と、このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下
げることで他端部が起上するよう前記ベースに対して設
けられた片とを具備し、前記片の押し下げられる側の端
部の下面には刃が形成されてなり、前記片の一端部を押
し下げることで前記刃が容器内に没入し、前記容器を開
封するようにしたことを特徴とする容器の口構造によっ
て解決される。
【0005】特に、ベースと、このベースの天面を構成
し、かつ、一端部を押し下げることで他端部が起上する
よう、更に前記ベースから分離可能に設けられた片とを
具備し、前記片の押し下げられる側の端部の下面には刃
が形成されてなり、前記片の一端部を押し下げることで
前記刃が容器内に没入し、前記容器を開封すると共に、
開封後に前記片の他端部を引張することで、前記片が前
記ベースから分離するようにしたことを特徴とする容器
の口構造によって解決される。
し、かつ、一端部を押し下げることで他端部が起上する
よう、更に前記ベースから分離可能に設けられた片とを
具備し、前記片の押し下げられる側の端部の下面には刃
が形成されてなり、前記片の一端部を押し下げることで
前記刃が容器内に没入し、前記容器を開封すると共に、
開封後に前記片の他端部を引張することで、前記片が前
記ベースから分離するようにしたことを特徴とする容器
の口構造によって解決される。
【0006】また、開口予定部には遮蔽材で封がなされ
ており、前記開口予定部の上部に上記の容器の口構造が
構成されてなることを特徴とする容器によって解決され
る。すなわち、本発明では、下面に刃が形成された片を
回動させ、それを容器面に押し付けることで、開口を形
成するようにしている。したがって、容器の開封を引張
力に頼る場合と異なり、力の強さ、あるいは力を加える
方向が適当でないことに起因したトラブルが起きにく
い。つまり、片を回動させ、その刃で直接、容器に開口
を形成するものでは、加える力が大きいほど有利であ
り、また力を加える方向を誤ることはない。よって、確
実に容器を開封できる。更に、同じ理由から、開封操作
には引張力に頼るものほどの慎重さが要求されないの
で、手間が掛からず、簡単に行える。そして、開封後に
は容器に開口を形成する役割を果たした片を取り除くこ
とができるので、容器から中身を注ぎ出す際に何ら支障
を来さない。
ており、前記開口予定部の上部に上記の容器の口構造が
構成されてなることを特徴とする容器によって解決され
る。すなわち、本発明では、下面に刃が形成された片を
回動させ、それを容器面に押し付けることで、開口を形
成するようにしている。したがって、容器の開封を引張
力に頼る場合と異なり、力の強さ、あるいは力を加える
方向が適当でないことに起因したトラブルが起きにく
い。つまり、片を回動させ、その刃で直接、容器に開口
を形成するものでは、加える力が大きいほど有利であ
り、また力を加える方向を誤ることはない。よって、確
実に容器を開封できる。更に、同じ理由から、開封操作
には引張力に頼るものほどの慎重さが要求されないの
で、手間が掛からず、簡単に行える。そして、開封後に
は容器に開口を形成する役割を果たした片を取り除くこ
とができるので、容器から中身を注ぎ出す際に何ら支障
を来さない。
【0007】なお、上記容器の口構造においては、ベー
スの天面を片と固定天板とから構成し、前記固定天板と
前記片との間に切欠きを形成すると共に、前記片と固定
天板とを複数箇所において連結し、かつ、前記片を、押
圧により、回動できるよう構成し、前記片の一端部を押
し下げることで、前記片が回動ラインを中心として回動
するようにできる。
スの天面を片と固定天板とから構成し、前記固定天板と
前記片との間に切欠きを形成すると共に、前記片と固定
天板とを複数箇所において連結し、かつ、前記片を、押
圧により、回動できるよう構成し、前記片の一端部を押
し下げることで、前記片が回動ラインを中心として回動
するようにできる。
【0008】また、ベースの天面を片と固定天板とから
構成し、前記固定天板と前記片との間に切欠きを形成す
ると共に、前記片と固定天板とを複数箇所において連結
し、かつ、前記片を、押圧により、回動できるよう構成
し、前記片の一端部を押し下げることで前記片が回動ラ
インを中心として回動し、更に前記回動ラインと異なる
位置に前記片のカットラインを形成し、前記片の他端部
を引張することで前記片が前記カットラインの位置で前
記固定天板から分離するようにできる。
構成し、前記固定天板と前記片との間に切欠きを形成す
ると共に、前記片と固定天板とを複数箇所において連結
し、かつ、前記片を、押圧により、回動できるよう構成
し、前記片の一端部を押し下げることで前記片が回動ラ
インを中心として回動し、更に前記回動ラインと異なる
位置に前記片のカットラインを形成し、前記片の他端部
を引張することで前記片が前記カットラインの位置で前
記固定天板から分離するようにできる。
【0009】また、ベースは環状の底部、及びこの底部
から立設する側壁部を備えたものであり、前記ベースの
天面に一端部を押し下げることで他端部が起上する片を
設けることができる。更に、片をベースから分離させる
ことによってできる前記ベース天面の開口を閉塞する蓋
を備え、前記蓋は、その基端側を中心として回動可能で
あるよう前記ベースに対して一体的に設けられてなるこ
とが好ましい。そして、この蓋を使用して保管すれば、
誤って容器を転倒させても、中身が漏れ出すのを防止で
きる。
から立設する側壁部を備えたものであり、前記ベースの
天面に一端部を押し下げることで他端部が起上する片を
設けることができる。更に、片をベースから分離させる
ことによってできる前記ベース天面の開口を閉塞する蓋
を備え、前記蓋は、その基端側を中心として回動可能で
あるよう前記ベースに対して一体的に設けられてなるこ
とが好ましい。そして、この蓋を使用して保管すれば、
誤って容器を転倒させても、中身が漏れ出すのを防止で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の容器の口構造は、環状の
底部、及びこの底部から立設する側壁部を備えたベース
と、このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下
げることで他端部が起上するよう、更に前記ベースから
分離可能に設けられた片とを具備し、前記片の押し下げ
られる側の端部の下面には刃が形成されてなり、前記片
の一端部を押し下げることで前記刃が容器内に没入し、
前記容器を開封すると共に、開封後に前記片の他端部を
引張することで、前記片が前記ベースから分離するよう
になっている。特に、ベースの天面は片と固定天板とか
ら構成され、前記固定天板と前記片との間には切欠きが
形成されてなり、前記片と固定天板とは複数箇所におい
て連結されており、前記片は、押圧により、回動できる
よう構成されてなり、前記片の一端部を押し下げること
で、前記片が回動ラインを中心として回動し、前記回動
ラインと異なる位置には、前記片のカットラインが形成
され、前記片の他端部を引張することで、前記片が前記
カットラインの位置で前記固定天板から分離するように
なっている。更に、片をベースから分離させることによ
ってできる前記ベース天面の開口を閉塞する蓋を備え、
前記蓋は、その基端側を中心として回動可能であるよう
前記ベースに対して一体的に設けられている。また、本
発明の容器は、開口予定部に遮蔽材で封がなされてお
り、前記開口予定部の上部に上記の容器の口構造が構成
されてなる。
底部、及びこの底部から立設する側壁部を備えたベース
と、このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下
げることで他端部が起上するよう、更に前記ベースから
分離可能に設けられた片とを具備し、前記片の押し下げ
られる側の端部の下面には刃が形成されてなり、前記片
の一端部を押し下げることで前記刃が容器内に没入し、
前記容器を開封すると共に、開封後に前記片の他端部を
引張することで、前記片が前記ベースから分離するよう
になっている。特に、ベースの天面は片と固定天板とか
ら構成され、前記固定天板と前記片との間には切欠きが
形成されてなり、前記片と固定天板とは複数箇所におい
て連結されており、前記片は、押圧により、回動できる
よう構成されてなり、前記片の一端部を押し下げること
で、前記片が回動ラインを中心として回動し、前記回動
ラインと異なる位置には、前記片のカットラインが形成
され、前記片の他端部を引張することで、前記片が前記
カットラインの位置で前記固定天板から分離するように
なっている。更に、片をベースから分離させることによ
ってできる前記ベース天面の開口を閉塞する蓋を備え、
前記蓋は、その基端側を中心として回動可能であるよう
前記ベースに対して一体的に設けられている。また、本
発明の容器は、開口予定部に遮蔽材で封がなされてお
り、前記開口予定部の上部に上記の容器の口構造が構成
されてなる。
【0011】以下、図1〜図6を用いて、本発明を具体
的に説明する。なお、図1は注出口部分の斜視図、図2
は注出口部分の平面図、図3は図2におけるX−X線で
の断面図、図4は片を回動させて容器を開封した状態で
の断面図、図5は片を取り除いた状態を示す断面図、図
6は蓋を装着して注出口を閉塞した状態を示す断面図で
ある。
的に説明する。なお、図1は注出口部分の斜視図、図2
は注出口部分の平面図、図3は図2におけるX−X線で
の断面図、図4は片を回動させて容器を開封した状態で
の断面図、図5は片を取り除いた状態を示す断面図、図
6は蓋を装着して注出口を閉塞した状態を示す断面図で
ある。
【0012】本実施形態における容器の注出口(以下、
口と呼ぶ)は、ベース1と、このベース1に対して一体
的に設けられた片2とを具備する。ベース1は、環状の
底部3、及びこの底部3から立設する側壁部4からな
る。片2は、ベース1に対して一体的に設けられた固定
天板5と共にベース1の天面を構成している。これら片
2と固定天板5との境界部分には、断面V字形の溝6が
形成されている。
口と呼ぶ)は、ベース1と、このベース1に対して一体
的に設けられた片2とを具備する。ベース1は、環状の
底部3、及びこの底部3から立設する側壁部4からな
る。片2は、ベース1に対して一体的に設けられた固定
天板5と共にベース1の天面を構成している。これら片
2と固定天板5との境界部分には、断面V字形の溝6が
形成されている。
【0013】また、片2は、面積の大きい側の端部(以
下、大端部と呼ぶ)を押し下げることで、他端側(以
下、小端部と呼ぶ)が起上するよう、ベース1に対して
回動する。この際、片2と固定天板5との境界部分に形
成した溝6が、回動の中心である回動ラインとなる。更
に、片2は、枝7によってベース1に連結されている。
そして、ある一定以上の力が加わると枝7が破断し、回
動が可能となる。
下、大端部と呼ぶ)を押し下げることで、他端側(以
下、小端部と呼ぶ)が起上するよう、ベース1に対して
回動する。この際、片2と固定天板5との境界部分に形
成した溝6が、回動の中心である回動ラインとなる。更
に、片2は、枝7によってベース1に連結されている。
そして、ある一定以上の力が加わると枝7が破断し、回
動が可能となる。
【0014】図2において破線で示す位置にはカットラ
イン8が形成されている。このカットライン8は、不連
続な切れ目から構成されたものである。片2は、回動に
よって起上する小端部、すなわち固定天板5におけるU
字形の切欠き5a内に位置する滑り止めが設けられた端
部を手前側に引っ張ることで、カットライン8の位置か
らベース1より分離する。
イン8が形成されている。このカットライン8は、不連
続な切れ目から構成されたものである。片2は、回動に
よって起上する小端部、すなわち固定天板5におけるU
字形の切欠き5a内に位置する滑り止めが設けられた端
部を手前側に引っ張ることで、カットライン8の位置か
らベース1より分離する。
【0015】片2の大端部下面には刃9が形成されてお
り、この刃9は、片2の大端部を押し下げることで容器
B内に没入し、それを開封する。ベース1には、蓋10
が一体的に設けられている。この蓋10は片2をベース
1から切り離すことによってできるベース天面の開口を
閉塞するもので、基端側を中心として自在に回動でき
る。そして、ベース1に装着させた際、蓋10の側壁内
周面はベース1における側壁部4の外周面に密着し、か
つ、蓋10の天板内面は、ベース1における固定天板
5、及び片2の周縁部に密着するようにしている。
り、この刃9は、片2の大端部を押し下げることで容器
B内に没入し、それを開封する。ベース1には、蓋10
が一体的に設けられている。この蓋10は片2をベース
1から切り離すことによってできるベース天面の開口を
閉塞するもので、基端側を中心として自在に回動でき
る。そして、ベース1に装着させた際、蓋10の側壁内
周面はベース1における側壁部4の外周面に密着し、か
つ、蓋10の天板内面は、ベース1における固定天板
5、及び片2の周縁部に密着するようにしている。
【0016】蓋10の側壁内周面には凸部11を構成し
ている。この凸部11はベース1の側壁部4に設けた凸
部12に掛止されるものである。これによって、一旦、
ベース1に装着させた蓋10が容易には外れないよう規
制される。なお、本実施形態では、上記構造の注出口を
ポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂材料から構成
した。
ている。この凸部11はベース1の側壁部4に設けた凸
部12に掛止されるものである。これによって、一旦、
ベース1に装着させた蓋10が容易には外れないよう規
制される。なお、本実施形態では、上記構造の注出口を
ポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂材料から構成
した。
【0017】次に、上記構造の注出口を使用する際の手
順について、図4〜図6を用いて説明する。容器Bの中
身を注出するにあたっては、まず片2の大端部を上から
指で強く押圧する。すると、片2を動かないよう規制し
ていた枝7が破断し、片2は回動ライン(溝6に沿った
ライン)を中心として回動し、最終的には図4に示す状
態となる。
順について、図4〜図6を用いて説明する。容器Bの中
身を注出するにあたっては、まず片2の大端部を上から
指で強く押圧する。すると、片2を動かないよう規制し
ていた枝7が破断し、片2は回動ライン(溝6に沿った
ライン)を中心として回動し、最終的には図4に示す状
態となる。
【0018】これによって、片2の大端部下面に存在す
る刃9が容器Bの開口となる面(通常、樹脂フィルムで
閉塞されている)に没入し、容器Bに開口を形成する。
こうして容器Bに開口が形成されたならば、中身を注出
する際に邪魔になる片2を除去する。これには片2の小
端部を指で摘んで、図5に矢印で示すごとく手前側に引
っ張ればよく、こうすることで、不要となった片2はカ
ットライン8でベース1から切り離される。
る刃9が容器Bの開口となる面(通常、樹脂フィルムで
閉塞されている)に没入し、容器Bに開口を形成する。
こうして容器Bに開口が形成されたならば、中身を注出
する際に邪魔になる片2を除去する。これには片2の小
端部を指で摘んで、図5に矢印で示すごとく手前側に引
っ張ればよく、こうすることで、不要となった片2はカ
ットライン8でベース1から切り離される。
【0019】保管に際しては、蓋10を180°回動さ
せ、図6に示すごとくベース1に装着する。これによっ
て、容器Bの開口は完全に閉塞されるから、誤って転倒
させても、中身が漏れ出すことはない。上述したように
本発明では、一端側下面に刃9が形成された片2を回動
させ、それを容器Bに押し付けることで開口を形成する
ようにしているので、加える力の強さやその方向が適当
でないことに起因したトラブルが起きにくい。つまり、
リングを引いて開口を形成するもののように、操作中に
破損して開封不能になるといった欠点はなく、確実に容
器を開封できる。また、開封に慎重さが要求されないの
で、取り扱いが容易である。
せ、図6に示すごとくベース1に装着する。これによっ
て、容器Bの開口は完全に閉塞されるから、誤って転倒
させても、中身が漏れ出すことはない。上述したように
本発明では、一端側下面に刃9が形成された片2を回動
させ、それを容器Bに押し付けることで開口を形成する
ようにしているので、加える力の強さやその方向が適当
でないことに起因したトラブルが起きにくい。つまり、
リングを引いて開口を形成するもののように、操作中に
破損して開封不能になるといった欠点はなく、確実に容
器を開封できる。また、開封に慎重さが要求されないの
で、取り扱いが容易である。
【0020】
【発明の効果】本発明の口構造によれば、確実、かつ、
簡単に容器を開封できる。
簡単に容器を開封できる。
【図1】注出口部分の斜視図
【図2】注出口部分の平面図
【図3】図2におけるX−X線での断面図
【図4】片を回動させて容器を開封した状態での断面図
【図5】片を取り除いた状態を示す断面図
【図6】蓋を装着して注出口を閉塞した状態を示す断面
図
図
1 ベース 2 片 5 固定天板 6 溝(回動ライン) 8 カットライン 9 刃 10 蓋 B 容器
Claims (7)
- 【請求項1】 ベースと、 このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下げる
ことで他端部が起上するよう前記ベースに対して設けら
れた片とを具備し、 前記片の押し下げられる側の端部の下面には刃が形成さ
れてなり、前記片の一端部を押し下げることで前記刃が
容器内に没入し、前記容器を開封するようにしたことを
特徴とする容器の口構造。 - 【請求項2】 ベースと、 このベースの天面を構成し、かつ、一端部を押し下げる
ことで他端部が起上するよう、更に前記ベースから分離
可能に設けられた片とを具備し、 前記片の押し下げられる側の端部の下面には刃が形成さ
れてなり、前記片の一端部を押し下げることで前記刃が
容器内に没入し、前記容器を開封すると共に、開封後に
前記片の他端部を引張することで、前記片が前記ベース
から分離するようにしたことを特徴とする容器の口構
造。 - 【請求項3】 ベースの天面は片と固定天板とから構成
され、 前記固定天板と前記片との間には切欠きが形成されてな
り、 前記片と固定天板とは複数箇所において連結されてお
り、 前記片は、押圧により、回動できるよう構成されてな
り、 前記片の一端部を押し下げることで、前記片が回動ライ
ンを中心として回動するようにしたことを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の容器の口構造。 - 【請求項4】 ベースの天面は片と固定天板とから構成
され、 前記固定天板と前記片との間には切欠きが形成されてな
り、 前記片と固定天板とは複数箇所において連結されてお
り、 前記片は、押圧により、回動できるよう構成されてな
り、 前記片の一端部を押し下げることで前記片が回動ライン
を中心として回動し、 前記回動ラインと異なる位置には、前記片のカットライ
ンが形成されてなり、 前記片の他端部を引張することで、前記片が前記カット
ラインの位置で前記固定天板から分離するようにしたこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器の
口構造。 - 【請求項5】 ベースは環状の底部、及びこの底部から
立設する側壁部を備えたものであり、前記ベースの天面
に一端部を押し下げることで他端部が起上する片が設け
られてなることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれ
かに記載の容器の口構造。 - 【請求項6】 片をベースから分離させることによって
できる前記ベース天面の開口を閉塞する蓋を備え、 前記蓋は、その基端側を中心として回動可能であるよう
前記ベースに対して一体的に設けられてなることを特徴
とする請求項1〜請求項5いずれかに記載の容器の口構
造。 - 【請求項7】 開口予定部には遮蔽材で封がなされてお
り、前記開口予定部の上部に請求項1〜請求項6いずれ
かに記載の容器の口構造が構成されてなることを特徴と
する容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8206047A JPH1053270A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 容器の口構造、及び容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8206047A JPH1053270A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 容器の口構造、及び容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1053270A true JPH1053270A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16517007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8206047A Pending JPH1053270A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 容器の口構造、及び容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1053270A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006240621A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 開封容器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63197863U (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-20 | ||
JPH0319834U (ja) * | 1989-07-06 | 1991-02-27 | ||
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JPH0722921U (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-25 | 凸版印刷株式会社 | 口栓付液体用紙容器 |
JPH1059399A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-03-03 | Internatl Paper Emballages Liquides Sa Ipel Sa | パッケージの開封密閉装置及び該装置を備えたパッケージ |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP8206047A patent/JPH1053270A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051116 |
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