JPH0811079Y2 - 流体包装容器 - Google Patents
流体包装容器Info
- Publication number
- JPH0811079Y2 JPH0811079Y2 JP1992052639U JP5263992U JPH0811079Y2 JP H0811079 Y2 JPH0811079 Y2 JP H0811079Y2 JP 1992052639 U JP1992052639 U JP 1992052639U JP 5263992 U JP5263992 U JP 5263992U JP H0811079 Y2 JPH0811079 Y2 JP H0811079Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- spout
- main body
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、牛乳、ジュ―ス、その
他の飲料を充填密封するのに用いられる注出口付け流体
包装容器に関する。この包装容器は、例えばゲ―ベルト
ップシ―ル形紙容器、直方体形状のブリックパック形紙
容器等である。
他の飲料を充填密封するのに用いられる注出口付け流体
包装容器に関する。この包装容器は、例えばゲ―ベルト
ップシ―ル形紙容器、直方体形状のブリックパック形紙
容器等である。
【0002】
【従来の技術】従来、包装容器においては、その内容物
を注出する場合、例えば、牛乳、ジュ―ス等に用いられ
ている包装容器にあっては、容器密封部を切断したり、
押し開くことにより注出開口を形成している。また、注
出開口形成手段として、密封キャップによる注出口を設
ける場合もある。
を注出する場合、例えば、牛乳、ジュ―ス等に用いられ
ている包装容器にあっては、容器密封部を切断したり、
押し開くことにより注出開口を形成している。また、注
出開口形成手段として、密封キャップによる注出口を設
ける場合もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の形式の容器開放
方式では、注出開口を形成するのに鋏を必要としたり、
押し開きに相当な力を必要とするうえ、出力開口部に手
指が接触するため不衛生であり、また、開口形成手段と
して密封キャップによる注出口を設けた場合は、注出口
本体とキャップを別々に製作して結合しなければならな
いから、製作上の手数と費用が多くなる欠点がある。
方式では、注出開口を形成するのに鋏を必要としたり、
押し開きに相当な力を必要とするうえ、出力開口部に手
指が接触するため不衛生であり、また、開口形成手段と
して密封キャップによる注出口を設けた場合は、注出口
本体とキャップを別々に製作して結合しなければならな
いから、製作上の手数と費用が多くなる欠点がある。
【0004】本考案は、内容物を注出するのに密封部を
押し開いたり、密封キャップを取外すことなく、蓋体を
筒状本体より切離して開閉蓋とするよう加工された注出
口を、鍔状周縁部を介して容器本体に取り付けることに
より、簡単に注出口を開口して開口状態を保持でき、ま
た、必要に応じて蓋を閉塞することができるようにし、
衛生的で、かつ、操作が簡単で、しかも組立てが容易な
流体容器を得ることを目的とする。
押し開いたり、密封キャップを取外すことなく、蓋体を
筒状本体より切離して開閉蓋とするよう加工された注出
口を、鍔状周縁部を介して容器本体に取り付けることに
より、簡単に注出口を開口して開口状態を保持でき、ま
た、必要に応じて蓋を閉塞することができるようにし、
衛生的で、かつ、操作が簡単で、しかも組立てが容易な
流体容器を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的の解決のため
に、本考案による流体包装容器は、容器本体と、この容
器本体の一面の取付孔に挿入して取付けられた注出口と
により構成され、注出口は、容器本体に取付けるための
鍔状周縁部を備えかつ注出開口となるべき部分を有する
筒状本体と、この筒状本体の注出の開口となるべき部分
を閉じるように筒状本体に一体的に連設され表面に摘み
片を備えた蓋とを有し、この蓋は、その一側で、ヒンジ
部を構成する薄肉部を介して筒状本体に一体的に接続さ
れるとともに、前記ヒンジ部以外の部分では、切離し用
薄肉部を介して筒状本体に一体的に接続され、前記ヒン
ジ部の外側における筒状本体外面には係合凹所がヒンジ
部に隣接して形成され、一方、前記ヒンジ部の内側にお
ける蓋の外面には、保形性を有しかつ先端にフック部を
もつ係合突部が形成され、この係合突部とそのフック部
は、前記摘み片の引上げによる前記切離し用薄肉部の破
断後、蓋をそのヒンジ部を中心として開放方向に回動さ
せた時に、フック部が前記係合凹所に係合して蓋を開放
位置に保つような形状、位置、寸法を与えられ、前記筒
状本体、摘み片、蓋、係合突部は同じ弾性材料により形
成され、前記筒状本体の側面には、前記鍔状周縁部との
間に、容器本体の前記取付孔の周壁の板厚にほぼ相当す
る間隔をおいて容器への仮止め用突起が周方向に間隔を
おいて突起され、注出口は、その鍔状周縁部が容器本体
の取付孔の周壁の内面に接しかつ仮止め用突起が取付孔
の周壁の外面に接する状態で容器本体に接合されている
ことを特徴とする。
に、本考案による流体包装容器は、容器本体と、この容
器本体の一面の取付孔に挿入して取付けられた注出口と
により構成され、注出口は、容器本体に取付けるための
鍔状周縁部を備えかつ注出開口となるべき部分を有する
筒状本体と、この筒状本体の注出の開口となるべき部分
を閉じるように筒状本体に一体的に連設され表面に摘み
片を備えた蓋とを有し、この蓋は、その一側で、ヒンジ
部を構成する薄肉部を介して筒状本体に一体的に接続さ
れるとともに、前記ヒンジ部以外の部分では、切離し用
薄肉部を介して筒状本体に一体的に接続され、前記ヒン
ジ部の外側における筒状本体外面には係合凹所がヒンジ
部に隣接して形成され、一方、前記ヒンジ部の内側にお
ける蓋の外面には、保形性を有しかつ先端にフック部を
もつ係合突部が形成され、この係合突部とそのフック部
は、前記摘み片の引上げによる前記切離し用薄肉部の破
断後、蓋をそのヒンジ部を中心として開放方向に回動さ
せた時に、フック部が前記係合凹所に係合して蓋を開放
位置に保つような形状、位置、寸法を与えられ、前記筒
状本体、摘み片、蓋、係合突部は同じ弾性材料により形
成され、前記筒状本体の側面には、前記鍔状周縁部との
間に、容器本体の前記取付孔の周壁の板厚にほぼ相当す
る間隔をおいて容器への仮止め用突起が周方向に間隔を
おいて突起され、注出口は、その鍔状周縁部が容器本体
の取付孔の周壁の内面に接しかつ仮止め用突起が取付孔
の周壁の外面に接する状態で容器本体に接合されている
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成により、本考案の流体包装容器の注
出口の開放の際には、摘み片を持上げて蓋を切離し用薄
肉部に沿って筒状本体より切離すと、蓋はヒンジ部に沿
って斜め上方に向かって立上り注出開口が形成され、係
合突部は係合凹所内に弾発的に係合して蓋は開放位置に
保持される。蓋を閉じるときは、係合凹部と係合突部の
係合を解くように蓋を押下げて注出開口内にはめればよ
い。また、注出口を容器本体の取付孔に取付ける場合、
取付孔周壁を鍔状周縁部と仮止め用突起で内外から挾ん
で仮止め状態を得た後、鍔状周縁部を容器本体に接合す
る。
出口の開放の際には、摘み片を持上げて蓋を切離し用薄
肉部に沿って筒状本体より切離すと、蓋はヒンジ部に沿
って斜め上方に向かって立上り注出開口が形成され、係
合突部は係合凹所内に弾発的に係合して蓋は開放位置に
保持される。蓋を閉じるときは、係合凹部と係合突部の
係合を解くように蓋を押下げて注出開口内にはめればよ
い。また、注出口を容器本体の取付孔に取付ける場合、
取付孔周壁を鍔状周縁部と仮止め用突起で内外から挾ん
で仮止め状態を得た後、鍔状周縁部を容器本体に接合す
る。
【0007】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0008】図1に示すように、本考案の流体包装容器
は、注出口1と液体用容器本体Cとから構成される。図
示の例では、容器本体Cは牛乳、ジュ―ス等の飲料のゲ
―ベルトップシ―ル形紙容器で、注出口1はその頂部の
斜壁C1 に取付けられている。容器本体は直方体形状の
紙容器、その他の形態の容器でもよい。
は、注出口1と液体用容器本体Cとから構成される。図
示の例では、容器本体Cは牛乳、ジュ―ス等の飲料のゲ
―ベルトップシ―ル形紙容器で、注出口1はその頂部の
斜壁C1 に取付けられている。容器本体は直方体形状の
紙容器、その他の形態の容器でもよい。
【0009】注出口1は、ポリエチレン等の弾性のある
合成樹脂で一体的に射出成形等に作ることが可能であ
り、全体的に図2に示すように、下部の筒状をなす本体
3と上部の蓋2とから構成されている。筒状の本体3は
その基部に鍔状周縁部4を一体的に備え、この鍔状周縁
部4を図1に示すように容器Cの壁面C1 の内面に当接
させてそれに接合し、筒状本体3を容器壁面C1 に設け
た取付孔を経て外部へ突出させることにより、注出口1
は容器Cに取付けられる。図2に示すように、筒状本体
3の外面には、鍔状周縁部4に対し間隔をおいて容器本
体への仮止め用突起5が周方向に間隔をおいて設けら
れ、容器本体Cの壁C1 の取付孔の周縁壁部が鍔状周縁
部4と突起5との間に挿入される。突起5は容器本体C
への注出口の仮止めの際に役立ち、仮止め完了後、鍔状
周縁部4は容器本体の取付孔の周壁内面に超音波シー
ル、熱シール等により接合される。
合成樹脂で一体的に射出成形等に作ることが可能であ
り、全体的に図2に示すように、下部の筒状をなす本体
3と上部の蓋2とから構成されている。筒状の本体3は
その基部に鍔状周縁部4を一体的に備え、この鍔状周縁
部4を図1に示すように容器Cの壁面C1 の内面に当接
させてそれに接合し、筒状本体3を容器壁面C1 に設け
た取付孔を経て外部へ突出させることにより、注出口1
は容器Cに取付けられる。図2に示すように、筒状本体
3の外面には、鍔状周縁部4に対し間隔をおいて容器本
体への仮止め用突起5が周方向に間隔をおいて設けら
れ、容器本体Cの壁C1 の取付孔の周縁壁部が鍔状周縁
部4と突起5との間に挿入される。突起5は容器本体C
への注出口の仮止めの際に役立ち、仮止め完了後、鍔状
周縁部4は容器本体の取付孔の周壁内面に超音波シー
ル、熱シール等により接合される。
【0010】図3および図4に示すように、蓋2は図の
右側が高く、左側が低くなるように傾斜しており、筒状
本体3の高さは図の右側へ行く程大きくなっている。蓋
2の低い側の端は直線状薄肉部7によって筒状本体3の
上部に一体的に接続されている。この薄肉部7は蓋2の
ヒンジ部6を構成する。
右側が高く、左側が低くなるように傾斜しており、筒状
本体3の高さは図の右側へ行く程大きくなっている。蓋
2の低い側の端は直線状薄肉部7によって筒状本体3の
上部に一体的に接続されている。この薄肉部7は蓋2の
ヒンジ部6を構成する。
【0011】蓋2のヒンジ部6を除く周縁部の下側に
は、切離し用薄肉部9が形成されている。この切離し用
薄肉部9は、筒状本体3の上端縁に沿って弧状に形成さ
れており、その両端は前記直線状薄肉部7の両端の近傍
で、それから少し離れた位置で終っている。
は、切離し用薄肉部9が形成されている。この切離し用
薄肉部9は、筒状本体3の上端縁に沿って弧状に形成さ
れており、その両端は前記直線状薄肉部7の両端の近傍
で、それから少し離れた位置で終っている。
【0012】前記ヒンジ部6を挟んで筒状本体3と蓋2
の外面に、係合凹所10および弾性はあるが保形性(剛
性)をもつ係合突部11がそれぞれ形成されている。係
合突部11は立上り状の板片で、その頂部に係合凹所1
0内に係合しうるフック部11aが係合凹所10にほぼ
向かう方向に屈曲状に突設されている。係合凹所10は
例えば直線溝状をなしている。なお、係合突部11のフ
ック部11aと係合凹所10の形状は、互いに係合しう
るものであれば、図示以外の形状でもよい。
の外面に、係合凹所10および弾性はあるが保形性(剛
性)をもつ係合突部11がそれぞれ形成されている。係
合突部11は立上り状の板片で、その頂部に係合凹所1
0内に係合しうるフック部11aが係合凹所10にほぼ
向かう方向に屈曲状に突設されている。係合凹所10は
例えば直線溝状をなしている。なお、係合突部11のフ
ック部11aと係合凹所10の形状は、互いに係合しう
るものであれば、図示以外の形状でもよい。
【0013】係合凹所10および係合突部11のある側
と反対の側で、蓋2には外側への張出し部12aおよび
内側の切込み12bのある開閉用摘み片12が一体的に
形成されている。この摘み片12は、その切込み12b
により蓋2に対して可撓状に接続したことにより、誤っ
て摘み片12に力が加えられても摘み片が湾曲して薄肉
部9に切断力が及ばないので、いたずらなどによる開口
を防ぐことができる。
と反対の側で、蓋2には外側への張出し部12aおよび
内側の切込み12bのある開閉用摘み片12が一体的に
形成されている。この摘み片12は、その切込み12b
により蓋2に対して可撓状に接続したことにより、誤っ
て摘み片12に力が加えられても摘み片が湾曲して薄肉
部9に切断力が及ばないので、いたずらなどによる開口
を防ぐことができる。
【0014】本考案の実施例は以上のように構成されて
いるので、摘み片12を上方に引くことにより、蓋2は
注出口の筒状本体3より薄肉部9に沿ってヒンジ部6付
近まで切り裂かれ、直線状薄肉溝7により形成されてい
るヒンジ部6を中心として上方へ回動し、注出口が開か
れることになる。なお、薄肉部9の切裂きに際し、ヒン
ジ部6の薄肉溝7をも切り裂かれる事態が生じないよう
に、前述のように薄肉部9とヒンジ部の薄肉溝7とがつ
ながることがないようにしてある。
いるので、摘み片12を上方に引くことにより、蓋2は
注出口の筒状本体3より薄肉部9に沿ってヒンジ部6付
近まで切り裂かれ、直線状薄肉溝7により形成されてい
るヒンジ部6を中心として上方へ回動し、注出口が開か
れることになる。なお、薄肉部9の切裂きに際し、ヒン
ジ部6の薄肉溝7をも切り裂かれる事態が生じないよう
に、前述のように薄肉部9とヒンジ部の薄肉溝7とがつ
ながることがないようにしてある。
【0015】蓋2を上方へ回動するにつれて、蓋に設け
た係合突部11のフック部11aが筒状本体3に設けら
れた係合凹所10内に図5に示すように係合し、蓋2が
開かれた状態に保持される。フック部11aはその屈曲
形状のため係合凹所10に掛かるように係合し、簡単に
は外れない。したがって、内容物の注出を容易に行うこ
とができる。
た係合突部11のフック部11aが筒状本体3に設けら
れた係合凹所10内に図5に示すように係合し、蓋2が
開かれた状態に保持される。フック部11aはその屈曲
形状のため係合凹所10に掛かるように係合し、簡単に
は外れない。したがって、内容物の注出を容易に行うこ
とができる。
【0016】容器よりの内容物の注出が終了したら、蓋
2を押下げれば、第6図に示すように、蓋の摘み片12
の張出し部12aが筒状本体3の頂部に係止して蓋が閉
じられた状態が得られる。この状態は、蓋2の先端部が
筒状本体3の内壁に強く当接することにより維持され
る。
2を押下げれば、第6図に示すように、蓋の摘み片12
の張出し部12aが筒状本体3の頂部に係止して蓋が閉
じられた状態が得られる。この状態は、蓋2の先端部が
筒状本体3の内壁に強く当接することにより維持され
る。
【0017】なお、摘み片12の形は任意であり、例え
ば図7に示すような形状でもよい。
ば図7に示すような形状でもよい。
【0018】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案による流体
包装容器では、その注出口の蓋を摘み片などを利用して
引張ることにより、蓋と筒状本体とを係合している薄肉
部を切り裂いて、簡単に注出開口を形成することがで
き、しかも、係合突部のフック部を係合凹所に弾性的に
引掛けるように係止することによりフック部は係合凹所
から外れにくく蓋は開いた状態に確実に保持されるので
容器内容物の注出に便利であり、また、注出口開口作業
に当り、注出口周辺に手指が接触しないので衛生的であ
り、しかも、注出口を閉塞するに当っては、蓋を押圧す
れば蓋と筒状本体が嵌合して閉止状態を保持できる。そ
して、本考案で用いる係合凹所は凹みであるから、外部
へ出張ることがないため注出口が形態上他の物と干渉し
にくく取扱い易く、また係合凹所は筒状本体外側面の横
方向を向いているため係合突部が外れにくいという利点
がある。さらにまた、本考案では、注出口の筒状本体の
側面に、注出口の鍔状周縁部との間に容器本体取付孔部
の板厚にほぼ相当する間隔をおいて容器への仮止め用突
起が周方向に間隔をおいて突起されているので、鍔状周
縁部を容器本体取付孔の周縁内面に当てるようにして注
出口の筒状本体を取付孔に挿入し、仮止め用突起を取付
孔の外側へ位置させることにより、注出口は取付孔周壁
を挟むようにして容器本体に仮止めされ、したがって、
その後に鍔状周縁部による容器本体への注出口の取付け
を容易に行うことができる。
包装容器では、その注出口の蓋を摘み片などを利用して
引張ることにより、蓋と筒状本体とを係合している薄肉
部を切り裂いて、簡単に注出開口を形成することがで
き、しかも、係合突部のフック部を係合凹所に弾性的に
引掛けるように係止することによりフック部は係合凹所
から外れにくく蓋は開いた状態に確実に保持されるので
容器内容物の注出に便利であり、また、注出口開口作業
に当り、注出口周辺に手指が接触しないので衛生的であ
り、しかも、注出口を閉塞するに当っては、蓋を押圧す
れば蓋と筒状本体が嵌合して閉止状態を保持できる。そ
して、本考案で用いる係合凹所は凹みであるから、外部
へ出張ることがないため注出口が形態上他の物と干渉し
にくく取扱い易く、また係合凹所は筒状本体外側面の横
方向を向いているため係合突部が外れにくいという利点
がある。さらにまた、本考案では、注出口の筒状本体の
側面に、注出口の鍔状周縁部との間に容器本体取付孔部
の板厚にほぼ相当する間隔をおいて容器への仮止め用突
起が周方向に間隔をおいて突起されているので、鍔状周
縁部を容器本体取付孔の周縁内面に当てるようにして注
出口の筒状本体を取付孔に挿入し、仮止め用突起を取付
孔の外側へ位置させることにより、注出口は取付孔周壁
を挟むようにして容器本体に仮止めされ、したがって、
その後に鍔状周縁部による容器本体への注出口の取付け
を容易に行うことができる。
【0019】さらに、本考案による流体包装容器の注出
口は、構成が簡単であるため、プラスチック射出成形に
より一体成形可能で、安価に製作できる。
口は、構成が簡単であるため、プラスチック射出成形に
より一体成形可能で、安価に製作できる。
【0020】また、本考案では注出口の筒状本体に仮止
め用突起があるので、鍔状周縁部を容器本体取付孔の周
縁内面に当てるようにして注出口の筒状本体を取付孔に
挿入し、仮止め用突起を取付孔の外側へ位置させること
により、注出口は取付孔周壁を挾むようにして容器本体
に仮止めされ、したがってその後に鍔状周縁部による容
器本体への注出口の取付けを容易に行うことができる。
め用突起があるので、鍔状周縁部を容器本体取付孔の周
縁内面に当てるようにして注出口の筒状本体を取付孔に
挿入し、仮止め用突起を取付孔の外側へ位置させること
により、注出口は取付孔周壁を挾むようにして容器本体
に仮止めされ、したがってその後に鍔状周縁部による容
器本体への注出口の取付けを容易に行うことができる。
【図1】本考案の流体包装容器の斜視図。
【図2】注出口のみの斜視図。
【図3】同注出口の縦断斜視図。
【図4】同縦断面図。
【図5】同注出口の蓋開放状態の説明用部分図。
【図6】蓋開放後蓋を閉じた状態を示す縦断面図。
【図7】本考案で用いる注出口の他の例を示す縦断面
図。
図。
1 注出口 C 容器本体 2 蓋 3 筒状本体 4 鍔状周縁部 5 仮止め用突起 6 ヒンジ部 7 薄肉部 9 切離し用薄肉部 10 係合凹所 11 係合突部 11a フック部 12 摘み片 12a 張出し部
Claims (1)
- 【請求項1】容器本体と、この容器本体の一面の取付孔
に挿入して取付けられた注出口とにより構成され、注出
口は、容器本体に取付けるための鍔状周縁部を備えかつ
注出開口となるべき部分を有する筒状本体と、この筒状
本体の注出開口となるべき部分を閉じるように筒状本体
に一体的に連設され表面に摘み片を備えた蓋とを有し、
この蓋は、その一側で、ヒンジ部を構成する薄肉部を介
して筒状本体に一体的に接続されるとともに、前記ヒン
ジ部以外の部分では、切離し用薄肉部を介して筒状本体
に一体的に接続され、前記ヒンジ部の外側における筒状
本体外面には係合凹所がヒンジ部に隣接して形成され、
一方、前記ヒンジ部の内側における蓋の外面には、保形
性を有しかつ先端にフック部をもつ係合突部が形成さ
れ、この係合突部とそのフック部は、前記摘み片の引上
げによる前記切離し用薄肉部の破断後、蓋をそのヒンジ
部を中心として開放方向に回動させた時に、フック部が
前記係合凹所に係合して蓋を開放位置に保つような形
状、位置、寸法を与えられ、前記筒状本体、摘み片、
蓋、係合突部は同じ弾性材料により形成され、前記筒状
本体の側面には、前記鍔状周縁部との間に、容器本体の
前記取付孔の周壁の板厚にほぼ相当する間隔をおいて容
器への仮止め用突起が周方向に間隔をおいて突設され、
注出口は、その鍔状周縁部が容器本体の取付孔の周壁の
内面に接しかつ仮止め用突起が取付孔の周壁の外面に接
する状態で容器本体に接合されていることを特徴とする
流体包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052639U JPH0811079Y2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052639U JPH0811079Y2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542128U JPH0542128U (ja) | 1993-06-08 |
JPH0811079Y2 true JPH0811079Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=12920407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052639U Expired - Lifetime JPH0811079Y2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811079Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5563861U (ja) * | 1978-10-26 | 1980-05-01 | ||
JPH0235606Y2 (ja) * | 1986-01-21 | 1990-09-27 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP1992052639U patent/JPH0811079Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0542128U (ja) | 1993-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0340765Y2 (ja) | ||
JPH0235606Y2 (ja) | ||
JPH0811079Y2 (ja) | 流体包装容器 | |
JPH0644813Y2 (ja) | 流体包装容器 | |
JPH0644814Y2 (ja) | 包装容器の注出口 | |
JPH0454915Y2 (ja) | ||
JPH08271Y2 (ja) | 包装容器の注出口 | |
JPH0454914Y2 (ja) | ||
JPH0516101Y2 (ja) | ||
JPH0547063Y2 (ja) | ||
JP2629023B2 (ja) | 紙容器用注出具 | |
JPH0331710Y2 (ja) | ||
JPH0516102Y2 (ja) | ||
JPH0331709Y2 (ja) | ||
JPH0547062Y2 (ja) | ||
JPH031380Y2 (ja) | ||
JPH0219379Y2 (ja) | ||
JPH057158Y2 (ja) | ||
JPS6013801Y2 (ja) | 軟質合成樹脂製の瓶栓 | |
JPH082098Y2 (ja) | 包装容器の注出口 | |
JPH0333633Y2 (ja) | ||
JPH0232600Y2 (ja) | ||
JPH0140830Y2 (ja) | ||
JPH0327948Y2 (ja) | ||
JPH0718586Y2 (ja) | 容器の注出口 |