JP5287510B2 - ガスヒートポンプのエンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスヒートポンプのエンジン制御装置に関するものである。
従来、内燃機関としてのエンジンにより圧縮機を駆動する空気調和装置であって、暖房効率を高めるためにエンジンの排熱を利用した空気調和装置が知られている。例えば特許文献1に記載された装置は、エンジンの排気ガスの温度制御を行うことで、エンジンの排熱の回収率を向上させ、且つ、安定運転制御を行うことが提案されている。エンジンの排気ガスの温度制御にあたっては、エンジンの点火時期、空燃比又は排気ガスの再循環率を制御している。
特開2001−248489号公報
ところで、特許文献1の装置では、エンジンの排熱を回収するための排気熱交換器が装着されており、エンジンの点火時期、空燃比又は排気ガスの再循環率を制御することで排気熱交換器に供給される排気ガスの温度を調整していた。こうした排気熱交換器は、伝熱面積を増加させるため、構造上、排気ガスの流路面積が全体的に狭くなっている。そのため、エンジンの熱効率優先の運転、即ち排気ガスの温度が上がらない低負荷・低回転の運転が長時間に亘って続くと、エンジンから排出された潤滑油が燃焼せずに排出されることで、特に排気熱交換器にオイルスラッジが堆積して排気ガスの流路面積が低減されてしまい、エンジンの出力低下等の不具合が発生するおそれがある。
本発明の目的は、排気熱交換器へのオイルスラッジの堆積を抑制して排気ガスの流路面積を好適に確保することができ、ひいては信頼性をより向上することができるガスヒートポンプのエンジン制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、エンジン、該エンジンにより駆動されて冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機、冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能する室外機熱交換器、前記エンジンの排気ガスが導入される排気熱交換器及び該排気熱交換器に接続され前記エンジンの排熱との間で熱交換して暖房運転時に冷媒の加熱に供せられる熱交換手段を有する室外機と、冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する室内機熱交換器を有する室内機とを備えるガスヒートポンプのエンジン制御装置において、前記エンジンの低負荷又は低回転運転を検出する検出手段と、前記エンジンの低負荷又は低回転運転の継続時間が第1の所定時間を超えたときに、前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が前記エンジンの排気ガス導入により上昇するように前記エンジンを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が上昇するように前記エンジンの制御を開始してからの経過時間が前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間を超えたときに、前記エンジンの低負荷又は低回転運転を再開することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスヒートポンプのエンジン制御装置において、前記制御手段は、低負荷又は低回転運転の継続時間が前記第1の所定時間を超えたときに、前記エンジンの点火時期の遅角及び燃料調整弁の開度増加を行うことを要旨とする。
上記各構成によれば、前記エンジンの低負荷又は低回転運転の継続時間が前記所定時間を超えたとき、前記制御手段により前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が前記エンジンの排気ガス導入により上昇するように前記エンジンが制御される。従って、前記エンジンの低負荷又は低回転運転が行われた前記第1の所定時間内に前記排気熱交換器に堆積したオイルスラッジを高温の排気ガスで焼ききることができる。これにより、前記排気熱交換器へのオイルスラッジの堆積を抑制して排気ガスの流路面積を好適に確保することができ、ひいては前記エンジンの信頼性をより向上することができる。
上記請求項1に記載の発明の構成によれば、前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が上昇するように前記エンジンの制御が開始されてからの経過時間が前記第2の所定時間を超えたときに、前記制御手段により前記エンジンの低負荷又は低回転運転が再開されることで、例えばオイルスラッジを焼ききった後も徒に前記制御が継続されて前記エンジンの熱効率が悪化することを回避することができる。
本発明では、排気熱交換器へのオイルスラッジの堆積を抑制して排気ガスの流路面積を好適に確保することができ、ひいては信頼性をより向上することができるガスヒートポンプのエンジン制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の冷媒系統を示す回路図。 同実施形態の燃料ガス、吸排気及び冷却液の各系統を示す回路図。 同実施形態の制御態様を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係るガスヒートポンプのエンジン制御装置が適用される空気調和装置を示す回路図である。同図に示されるように、この空気調和装置は、室外機10と、室内機30とを備えて構成されている。
室外機10に設置され、ガスエンジン11(図2参照)により駆動される圧縮機12は、冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して、冷媒配管13aを介して接続された四方弁14に冷媒を送り出す。なお、冷媒配管13aには、オイルセパレータ26が設けられている。
四方弁14は、冷媒配管13bを介して室外機熱交換器15に接続されるとともに、冷媒配管13cを介してサブ熱交換器16に接続され、更に冷媒配管13dを介して開閉弁17に接続されている。また、四方弁14は、冷媒配管13eを介してアキュームレータ18に接続されるとともに、該アキュームレータ18は、冷媒配管13fを介して前記圧縮機12に接続されている。
なお、前記室外機熱交換器15は、冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能するもので、冷媒配管13gを介して過冷却熱交換器19に接続されている。また、冷媒配管13gには、過冷却熱交換器19側への冷媒の流れを許容する逆止弁21が配置されるとともに、該逆止弁21と並列で流量調整弁22aが配置されている。さらに、前記サブ熱交換器16は、暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能するもので、冷媒配管13hを介して過冷却熱交換器19に接続されている。そして、冷媒配管13hには、流量調整弁22bが配置されている。また、過冷却熱交換器19は、冷媒配管13iを介して開閉弁20に接続されている。
室内機30に設置された室内機熱交換器31は、冷媒配管32aを介して前記開閉弁17に接続されるとともに、冷媒配管32bを介して前記開閉弁20に接続されている。そして、冷媒配管32bには、電子膨張弁33が配置されている。なお、前記室内機熱交換器31は、冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する。
冷媒配管13a〜13i,32a,32bは、圧縮機12から吐出された冷媒が該圧縮機12に吸入されるまでの流路を形成して、室外機熱交換器15及び室内機熱交換器31に冷媒を循環させる冷媒回路Lを構成する。
ここで、冷媒の流れについて説明する。なお、図1では、冷房運転時及び暖房運転時の冷媒の流れを実線矢印及び破線矢印で表している。
冷房運転時、圧縮機12を出た冷媒は、オイルセパレータ26及び四方弁14を通過した後、室外機熱交換器15に導かれる。ここで、冷媒は、外気により熱を奪われて凝縮・液化し、更に過冷却熱交換器19により過冷却状態となる。その後、冷媒配管32bを通り室内機30の電子膨張弁33で減圧された冷媒は、室内機熱交換器31で室内の熱を奪い気化する。その後、冷媒は、冷媒配管32aを通り四方弁14及びアキュームレータ18を経て圧縮機12に戻る。
一方、暖房運転時、圧縮機12を出た冷媒は、オイルセパレータ26及び四方弁14を通過した後、室内機熱交換器31(室内機30)に導かれる。ここで、冷媒は、室内へ熱を放出し、凝縮・液化する。その後、室内機30の電子膨張弁33で減圧された冷媒は、冷媒配管32bを通り、室外機10の流量調整弁22a,22bでそれぞれ減圧され、該流量調整弁22aを通過した冷媒は室外機熱交換器15に、流量調整弁22bを通過した冷媒はサブ熱交換器16にそれぞれ導かれる。冷媒は、室外機熱交換器15では外気から熱を吸収、気化し、サブ熱交換器16ではエンジン排熱から熱を吸収、気化する。その後、室外機熱交換器15を通過し四方弁14を経た冷媒と、サブ熱交換器16を通過した冷媒とが合流し、アキュームレータ18を経て圧縮機12に戻る。
次に、前記室外機10のガスエンジン11並びにその燃料、吸排気及び冷却液の各系統について図2に基づき概略的に説明する。同図に示されるように、燃料は、燃料調整弁41を経てミキサ42に供給される。燃料調整弁41は、ミキサ42に供給される燃料の流量をその開度の増減によって調整するためのものである。ミキサ42に供給された燃料は、吸入空気と混合され、配管43を介してガスエンジン11のシリンダ(燃焼室)に導入される。従って、燃料調整弁41によりミキサ42に供給される燃料の流量が調整されることで、シリンダに導入される混合気の空燃比が調整されるようになっている。なお、配管43には、シリンダに導入される混合気の流量を開度の増減によって調整するスロットルバルブ44が設けられている。
また、ガスエンジン11には、シリンダに導入される燃料(混合気)を点火する点火装置40が設けられている。ガスエンジン11は、シリンダに導入された燃料を燃焼することで、前記圧縮機12等の駆動力を発生する。燃焼に伴い排出される排気ガスは、排気熱交換器45で放熱し、排気マフラ46及び排気トラッパ47を経て大気中に排出される。
一方、冷却液は、室外機10に設置されたウォータポンプ51によってその流れが作られており、液配管52aを介して接続された前記排気熱交換器45に送り出される。なお、排気熱交換器45は、前記ガスエンジン11の排熱(排気ガス)との間で熱交換することで冷却液を加熱する。この排気熱交換器45は、ガスエンジン11内部の流路(図示略)及び液配管52bを介してサーモスタット弁53に接続されている。
サーモスタット弁53は、バイパス液配管52cを介してウォータポンプ51に接続されるとともに、液配管52dを介して前記サブ熱交換器16に接続され、更に液配管52eを介してラジエータ54に接続されている。このラジエータ54は、前記ガスエンジン11により加熱された冷却液を、室外の空気との間の熱交換により放熱する。なお、前記サブ熱交換器16は、液配管52fを介して前記ウォータポンプ51に接続されるとともに、前記ラジエータ54は、液配管52gを介して該ウォータポンプ51に接続されている。そして、前記サーモスタット弁53は、冷却液の温度に応じてバイパス液配管52c、サブ熱交換器16及びラジエータ54をそれぞれ流れる冷却液の流量を調節する。
具体的には、ガスエンジン11で加熱された冷却液は、運転開始時等で温度が低いときは、サーモスタット弁53を介してウォータポンプ51に戻り、再びガスエンジン11の排熱で加熱される。また、ガスエンジン11で加熱された冷却液は、温度が上昇してくると、サーモスタット弁53を介してサブ熱交換器16に流れる。さらに、ガスエンジン11で加熱された冷却液は、温度が更に上昇してくると、サーモスタット弁53を介してラジエータ54に流れる。
なお、サーモスタット弁53によりバイパス液配管52cに導かれた冷却液は、排気熱交換器45においてガスエンジン11の排熱との間で熱交換を繰り返すことで円滑に加熱される。また、サーモスタット弁53によりサブ熱交換器16に導かれた冷却液は、該サブ熱交換器16を流れる冷媒との熱交換に供せられて該冷媒を加熱する。これにより、暖房時は冷媒を温めて暖房能力を向上させる。さらに、サーモスタット弁53によりラジエータ54に導かれた冷却液は、室外の空気との間で熱交換することで放熱される。液配管52a〜52gは、ウォータポンプ51により送り出された冷却液が該ウォータポンプ51に戻るまでの流路を形成して、排気熱交換器45及びガスエンジン11等に冷却液を循環させる冷却液回路L1を構成する。なお、冷却液回路L1は、前記サブ熱交換器16とともにガスエンジン11の排熱を冷媒の加熱に利用する熱交換手段を構成する。
図2に併せ示したように、室外機10には、例えばマイコンを主体に構成された制御ユニット60が搭載されている。この制御ユニット60は、前記スロットルバルブ44の開度を検出するスロットルモータポジション(ステッピングモータ)61及び前記ガスエンジン11の回転速度を検出する回転速度センサ62と電気的に接続されるとともに、前記点火装置40及び前記燃料調整弁41と電気的に接続されている。制御ユニット60は、例えば点火装置40を駆動制御することでシリンダに導入される燃料の点火時期を制御する。あるいは、制御ユニット60は、燃料調整弁41を駆動制御することでその開度を増減させ、シリンダに導入される混合気の空燃比を調整制御する。
具体的には、制御ユニット60は、例えば暖房要求が比較的少ないとき(室内機30の設置される空間の設定温度と実温度との差が小さいときなど)には、熱効率を向上させるべく、ガスエンジン11の回転速度が性能を維持し得る最低回転速度になるように該ガスエンジン11の回転速度を制御する。
また、制御ユニット60は、熱効率優先でガスエンジン11が低負荷又は低回転運転を行っているとき、該ガスエンジン11の当該運転を第1の所定時間T1を超えて継続していることが確認されることで、前記排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度が前記エンジン11の排気ガス導入により上昇するようにガスエンジン11を制御する(制御手段)。すなわち、制御ユニット60は、ガスエンジン11の負荷に相関するスロットルモータポジション(ステッピングモータ)61の検出結果に基づいて低負荷運転を検出するとともに、回転速度センサ62の検出結果に基づいて低回転運転を検出し、更にその内蔵するタイマーによってこれらの運転状態の継続時間を検出する。なお、スロットルモータポジション(ステッピングモータ)61の検出結果に基づく低負荷運転の検出は、該スロットルモータポジション(ステッピングモータ)61の検出開度と所定閾値との大小関係によって判断すればよい。同様に、回転速度センサ62の検出結果に基づく低回転運転の検出も、回転速度センサ62の検出回転速度と所定閾値との大小関係によって判断すればよい。そして、制御ユニット60は、低負荷・低回転運転が前記第1の所定時間T1を超えて継続していることが確認されると、前記排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度を上昇させるべく、シリンダに導入される燃料の点火時期が遅れる(遅角側にずれる)ように前記点火装置40を制御するとともに、混合気の空燃比が低下する(リッチ側にずれる)ように前記燃料調整弁41の開度を制御する。これは、ガスエンジン11の低負荷・低回転運転が行われた前記第1の所定時間T1内に前記排気熱交換器45に堆積したオイルスラッジを高温の排気ガスで焼ききるためである。
また、制御ユニット60は、前記排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度を上昇させるための制御を開始してからの経過時間が前記第1の所定時間T1よりも短い第2の所定時間T2を超えたときに、前記エンジンの低負荷・低回転運転を再開するべく、該ガスエンジン11を制御する。これは、オイルスラッジを焼ききった後も徒に前述の排気ガスの温度を上昇させるための制御が継続されてガスエンジン11の熱効率が悪化することを回避するためである。
次に、制御ユニット60によるガスエンジン11の制御態様について図3のフローチャートに基づき総括して説明する。なお、この処理は、例えば所定時間ごとの定時割り込みにより繰り返し実行される。
同図に示されるように、処理がこのルーチンに移行すると、現在、ガスエンジン11が低負荷・低回転運転をしているか否かが判断される(S1)。そして、ガスエンジン11が低負荷・低回転運転になるのを待って、第1タイマーTM1の計時が開始される(S2)。この第1タイマーTM1は、ガスエンジン11が低負荷・低回転運転を継続しているときの経過時間を計時するものである。
続いて、第1タイマーTM1が前記第1の所定時間T1を超えたか否かが判断される(S3)。そして、第1タイマーTM1が前記第1の所定時間T1を超えるのを待って、点火時期が遅角補正されるとともに、燃料調整弁開度が増加補正される(S4)。ガスエンジン11は、これらの補正により、点火装置40による燃料の点火時期が遅角されるとともに、燃料調整弁41の開度が増加されて、その排気ガスの温度が上昇するように制御される。これにより、前記排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度が上昇して、該排気熱交換器45に堆積したオイルスラッジが焼ききられる。
点火時期の遅角補正等が開始されると、第2タイマーTM2の計時が開始される(S6)。この第2タイマーTM2は、点火時期の遅角補正等を開始してからの経過時間を計時するものである。
続いて、第2タイマーTM2が前記第2の所定時間T2を超えたか否かが判断される(S6)。そして、第2タイマーTM2が前記第2の所定時間T2を超えるのを待って、点火時期及び燃料調整弁開度がベースに戻され(S7)、当該ルーチンでの処理が終了される。エンジン11は、点火時期等がベースに戻されることで、熱効率を向上させるべく、低負荷・低回転運転を再開するように制御される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ガスエンジン11の低負荷又は低回転運転の継続時間が第1の所定時間T1を超えたとき、制御ユニット60により排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度がエンジン11の排気ガス導入により上昇するようにガスエンジン11が制御される。従って、ガスエンジン11の低負荷又は低回転運転が行われた第1の所定時間T1内に排気熱交換器45に堆積したオイルスラッジを高温の排気ガスで焼ききることができる。これにより、排気熱交換器45へのオイルスラッジの堆積を抑制して排気ガスの流路面積を好適に確保することができ、ひいてはガスエンジン11の信頼性をより向上することができる。
また、ガスエンジン11の排気ガスの温度を下げることで生じる排気熱交換器45のオイルスラッジの堆積を抑制できるため、該排気熱交換器45においてより積極的に熱回収を行うことができ、暖房効率をより向上させることができる。
(2)本実施形態では、排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度が上昇するようにガスエンジン11の制御が開始されてからの経過時間が第2の所定時間T2を超えたときに、制御ユニット60によりガスエンジン11の低負荷又は低回転運転が再開されることで、例えばオイルスラッジを焼ききった後も徒に前記制御が継続されてガスエンジン11の熱効率が悪化することを回避することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態においては、排気熱交換器45で回収されたガスエンジン11の排熱を冷却液回路L1及びサブ熱交換器16を介して冷媒の加熱に利用したが、例えば冷媒回路Lを排気熱交換器45に直に接続して、該排気熱交換器45で回収されたガスエンジン11の排熱を冷媒の加熱に直に利用してもよい。
・前記実施形態において、第1タイマーTM1の計時は、ガスエンジン11が低負荷運転及び低回転運転のいずれか一方を継続するときに行ってもよいし、ガスエンジン11が低負荷運転及び低回転運転の少なくとも一方を継続するときに行ってもよい。
・前記実施形態においては、ガスエンジン11の低負荷又は低回転運転の継続時間が第1の所定時間T1を超えたときに排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度がエンジン11の排気ガス導入により上昇するようにガスエンジン11を制御したが、これとは別に、ガスエンジン11の運転時間が一定時間経過するごとに排気熱交換器45に導入される排気ガスの温度がエンジン11の排気ガス導入により上昇するようにガスエンジン11を制御してもよい。
L1…冷却液回路(熱交換手段)、10…室外機、11…ガスエンジン(エンジン)、12…圧縮機、15…室外機熱交換器、16…サブ熱交換器(熱交換手段)、30…室内機、31…室内機熱交換器、40…点火装置、41…燃料調整弁、45…排気熱交換器、60…制御ユニット(制御手段)、61…スロットルモータポジション(ステッピングモータ)(検出手段)、62…回転速度センサ(検出手段)。

Claims (2)

  1. エンジン、該エンジンにより駆動されて冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機、冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能する室外機熱交換器、前記エンジンの排気ガスが導入される排気熱交換器及び該排気熱交換器に接続され前記エンジンの排熱との間で熱交換して暖房運転時に冷媒の加熱に供せられる熱交換手段を有する室外機と、冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する室内機熱交換器を有する室内機とを備えるガスヒートポンプのエンジン制御装置において、
    前記エンジンの低負荷又は低回転運転を検出する検出手段と、
    前記エンジンの低負荷又は低回転運転の継続時間が第1の所定時間を超えたときに、前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が前記エンジンの排気ガス導入により上昇するように前記エンジンを制御する制御手段とを備え
    前記制御手段は、前記排気熱交換器に導入される排気ガスの温度が上昇するように前記エンジンの制御を開始してからの経過時間が前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間を超えたときに、前記エンジンの低負荷又は低回転運転を再開することを特徴とするガスヒートポンプのエンジン制御装置。
  2. 請求項1に記載のガスヒートポンプのエンジン制御装置において、
    前記制御手段は、低負荷又は低回転運転の継続時間が前記第1の所定時間を超えたときに、前記エンジンの点火時期の遅角及び燃料調整弁の開度増加を行うことを特徴とするガスヒートポンプのエンジン制御装置。
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