JP5286699B2 - 物品の形状測定方法及び測定装置 - Google Patents
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Description
その後、この様に支持した状態で、上記試料支持板の片面と他面とのうちの一方の面を上に向け、且つ、この一方の面を水平方向に対し所定方向に傾斜させた状態で、上記被測定物品の高さ位置が、上記測定器を構成する水平方向に配置された枢軸を中心として揺動自在な旋回腕の先端部に設けられた測定子の測定可能範囲に入る様にして、この測定子を水平方向に移動させる。これにより、この測定子を上記枢軸を中心とする上記旋回腕の揺動変位に伴って上下方向に移動させつつ、この測定子の先端部により上記被測定物品及び上記各測定基準部のうちで上方に向いた部分をなぞり、上記被測定物品の表面形状の一部及び上記各測定基準部の表面形状を、被測定物品の姿勢を変えず、一挙に測定する。
次いで、上記試料支持板の一方の面を上に向けたまま、この試料支持板を上記所定方向と逆方向に傾斜させて、この試料支持板と上記測定器との相対角度を変更してから、上記測定子を水平方向に移動させる。これにより、この測定子を上記枢軸を中心とする上記旋回腕の揺動変位に伴って上下方向に移動させつつ、この測定子の先端部により上記被測定物品及び上記各測定基準部のうちで上方に向いた部分をなぞり、この被測定物品の表面形状の他部及びこれら各測定基準部の表面形状を測定する。
そして、この被測定物品の表面形状の一部の測定データと他部の測定データとを、上記各測定基準部の中心を結ぶ線分を基準として繋ぎ合わせる。
そして、上記試料支持板のうちで上記被測定物品を支持した面に、それぞれの断面形状が円形である複数の測定基準部を設けると共に、上記測定器と上記試料支持板との相対角度の調節を可能としている。この様な測定基準部は、それぞれがピン(円柱)、球等の、断面形状が円形の部分を有する測定基準部の組み合わせを採用できる為、この測定基準部自体を精度良く造り易く、又、各方向から(異なる角度から)この測定基準部を測定する事ができ、しかも複数の測定データ同士の繋ぎ合わせ部分の方向性を明確に表せる。
又、この様な構成を有する請求項3に記載した物品の形状測定装置は、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した方法により、上記被測定物品の形状測定を行う。
或いは、請求項5に記載した様に、上記試料支持板に被測定物品の一部を、この試料支持板の端縁よりも突出した状態で支持可能とする。そして、この試料支持板の端縁よりも突出した部分で、この被測定物品のうちでこの試料支持板に対向する面側の外形を測定自在とする。
即ち、被測定物品を動かない様に支持する試料支持板に設けた測定基準部をこの被測定物品と共に測定する事で、複数回に分けて測定した測定データ同士を正確に繋ぎ合わせられる。この結果、上述の様に、全体としての測定精度を十分に確保できる。
図1〜4は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。先ず、形状測定装置の構造に就いて、図1〜3により説明する。この形状測定装置は、基台17と、測定器18と、試料支持板19とを備える。このうちの基台17は、作業台の上面等に安定した状態で載置できる様に、上下両面が平坦で、且つ、安定性を保つ為に十分な重量を有する。又、上記測定器18は、上記基台17の一部(図1の右上部)上面に設置されている。
測定作業に先立って、上記試料支持板19の表面の長さ方向中央部に、被測定物品である上記中間素材14を、磁気吸着力により、或いは両面テープ等の測定後に剥せる接着手段により、上記試料支持板19に対し動かない様に支持する。
次いで、図4の(C)に示す様に、上記試料支持板19の裏面を上に向けた状態で、この試料支持板19を所定方向に傾斜させる。そして、上記測定子24の先端部を前記透孔26内に進入させた状態で、この測定子24を上記矢印X、H方向に変位させる事により、上記図4の(C)の太線部分の形状を上記メモリ中に取り込む。尚、上記透孔26は、前述した様に、上記測定子24が揺動変位する仮想鉛直面上に位置している。
その後、図4の(D)に示す様に、上記試料支持板19を、裏面を上方に向けた状態のまま、上記所定方向と逆方向に傾斜させる。そして、上記測定子24の先端部を上記透孔26内に進入させた状態で、この測定子24を上記矢印X、H方向に変位させる事で、上記図4の(D)の太線部分の形状を上記メモリ中に取り込む。
図5は、請求項1〜3、5に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合、試料支持板19に被測定物品である中間素材14の一部を、この試料支持板19の端縁よりも(図5の下方に)突出する状態で支持している。又、両測定基準部27a、27bの一部も、上記試料支持板19の端縁よりも突出する状態で示している。そして、この試料支持板19の端縁よりも突出した部分で、上記実施の形態の第1例と同様の手順により、上記中間素材14の外面形状の測定を行なう。この場合、上記図4の(C)〜(D)で示した手順に就いても、上記突出した部分で行なうことができる。この為、試料支持板19に透孔26(図2参照)を形成する必要がない。その他の部分の構成及び作用に就いては、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する説明は省略する。
又、上述した実施の形態の第1〜2例に於ける、測定基準部27a、27bは、試料支持板19と別体で設けたピンゲージを利用しているが、この試料支持板19と一体に設けた部分を測定基準部とする事もできる。
2a、2b 支持板
3 支持軸
4 遊星歯車
5 ラジアルニードル軸受
6 ニードル
7 保持器
8 内輪軌道
9 外輪軌道
10a、10b フローティングワッシャ
11 リム部
12 柱部
13 ポケット
14 中間素材
15 係止突部
16 内径側係止部
17 基台
18 測定器
19 試料支持板
20 支柱
21 昇降ブロック
22 水平移動ブロック
23 旋回腕
24 測定子
25 精密ロータリアクチュエータ
26 透孔
27a、27b 測定基準部
28 凹部
29 枢軸
30 重錘
Claims (5)
- 測定器により測定可能な部分にそれぞれの断面形状が円形である複数の測定基準部を設けた試料支持板の片面に、ラジアルニードル軸受用の保持器の製造過程で造られる板状の中間素材であって、その幅方向両端部に板厚方向に関して同方向に立体全体として直角に折れ曲がった部分を有する被測定物品を、この試料支持板に対し動かない様に支持した後、
この試料支持板の片面と他面とのうちの一方の面を上に向け、且つ、この一方の面を水平方向に対し所定方向に傾斜させた状態で、上記被測定物品の高さ位置が、上記測定器を構成する水平方向に配置された枢軸を中心として揺動自在な旋回腕の先端部に設けられた測定子の測定可能範囲に入る様にして、この測定子を水平方向に移動させる事により、この測定子を上記枢軸を中心とする上記旋回腕の揺動変位に伴って上下方向に移動させつつ、この測定子の先端部により上記被測定物品及び上記各測定基準部のうちの上方に向いた部分をなぞり、上記被測定物品の表面形状の一部及び上記各測定基準部の表面形状を測定し、
次いで、上記試料支持板の一方の面を上に向けたまま、この試料支持板を上記所定方向と逆方向に傾斜させて、この試料支持板と上記測定器との相対角度を変更してから、上記測定子を水平方向に移動させる事により、この測定子を上記枢軸を中心とする上記旋回腕の揺動変位に伴って上下方向に移動させつつ、この測定子の先端部により上記被測定物品及び上記各測定基準部のうちの上方に向いた部分をなぞり、この被測定物品の表面形状の他部及びこれら各測定基準部の表面形状を測定し、
この被測定物品の表面形状の一部の測定データと他部の測定データとを、上記各測定基準部の中心を結ぶ線分を基準として繋ぎ合わせる、物品の形状測定方法。 - 試料支持板の一方の面を上に向けて、被測定物品の表面形状の一部及び他部と測定基準部の表面形状とをそれぞれ測定すると共に、上記試料支持板の他方の面を上に向けて、上記一方の面を上に向けて測定するのと同じ様に、上記被測定物品の表面形状の一部及び他部と測定基準部の表面形状とをそれぞれ測定し、この被測定物品の表面形状に関する4種類の測定データを、上記各測定基準部の中心を結ぶ線分を基準として繋ぎ合わせる、請求項1に記載した物品の形状測定方法。
- 基台と、この基台の一部上面に支持された測定器と、この基台の他部上面に支持された、被測定物品を支持する試料支持板とを備え、このうちの測定器は、水平方向に配置された枢軸を中心とする揺動変位を自在に支持された旋回腕と、この旋回腕の先端部に設けられた測定子と、この測定子を水平方向に移動させるための水平移動ブロックとを有しており、上記試料支持板のうちで上記被測定物品を支持した面にそれぞれの断面形状が円形である複数の測定基準部を設けると共に、上記測定器と上記試料支持板との相対角度の調節を可能とした、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した方法により上記被測定物品の形状測定を行う、物品の形状測定装置。
- 試料支持板のうちで被測定物品を支持する部分に、測定器によりこの被測定物品を測定する方向の寸法以上の長さ寸法を有する透孔を設け、この透孔を通じて、この被測定物品のうちで上記試料支持板に対向する面側の外形を測定自在とした、請求項3に記載した物品の形状測定装置。
- 試料支持板に被測定物品の一部を、この試料支持板の端縁よりも突出した状態で支持可能とし、この試料支持板の端縁よりも突出した部分で、この被測定物品のうちでこの試料支持板に対向する面側の外形を測定自在とした、請求項3に記載した物品の形状測定装置。
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