JP5286372B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛けるプルポケットに、手を掛けやすくした手掛かり部を備えた車両用ドアに関する。
車両用ドアは、車体のドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるドアライニング(ドアトリム)と、このドアライニングに車室側に突出させたアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、を備え、プルポケットに、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部が形成されたものである。
この車両用ドアによれば、プルポケットに手掛かり部が形成されたので、乗員がドア本体を開閉するときに、ドア本体に手を掛けやすくすることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−188910公報
ここで、特許文献1の車両用ドアでは、手掛かり部が、プルポケットに設けられた貫通孔と、アームレスト側に設けられた突起と、から構成されている。
このため、手掛かり部をプルポケットのみで構成することはできないので、部品管理や組付け作業に手間がかかっていた。また、プルポケットのみで構成するために、手掛かり部を別部品で形成し、プルポケットに取付けることも考えられる。しかし、これでは部品点数が増加し、コストの低減を図ることはできない。
本発明は、組立性の向上を図ることができるとともに、コストの低減を図ることができる車両用ドアを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備えた車両用ドアにおいて、プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部に係合部とヒンジを形成し、このヒンジから開放端部側に可動片を形成し、この可動片に係合突起と凸部を形成し、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とし、係合突起は、可動片から車体前後方向に延ばされており、ヒンジを中心に可動片を回転させることで、凸部が手掛かり部を構成した使用状態では、係合部に係合することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備えた車両用ドアであって、プルポケットは、プルポケットの室内側の縦壁部に形成されて車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介して該プルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、縦壁部に形成された係合部と、可動片から車体前後方向に延ばされた係合突起とを備え、
ヒンジを中心にして凸部を回転させ、プルポケットの内部に前記凸部を位置させ、凸部を手掛かり部とし
ヒンジを中心に可動片を回転させることで、凸部が手掛かり部を構成した使用状態では、係合突起が係合部に係合することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ヒンジが、縦壁部の途中に設けられたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ヒンジが、縦壁部の開放端部側に設けられたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ヒンジが、複数のヒンジで構成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、縦壁部に、凸部が貫通される貫通孔が設けられたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備えた車両用ドアにおいて、プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部にヒンジを設け、このヒンジから開放端部側に可動片を形成し、この可動片に凸部を形成し、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とし、ヒンジが、複数のヒンジで構成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備えた車両用ドアであって、プルポケットは、プルポケットの室内側の縦壁部に、車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介してプルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、を備え、ヒンジを中心にして凸部を回転させ、プルポケットの内部に凸部を位置させ、凸部を手掛かり部とし、ヒンジが、複数のヒンジで構成されることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、縦壁部に、凸部が貫通される貫通孔が設けられたことを特徴とする。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車両用ドアに、ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備える。プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部にヒンジが設けられ、このヒンジから開放端部側に可動片が形成され、この可動片に凸部が形成される。
ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部としたので、プルポケットに一体的に手掛かり部を形成することができる。一般的には、プルポケットの成形の都合上、手掛かり部が別体で形成され、プルポケットにアッセンブリされる。この場合には、部品点数が増加するので好ましいこととは言えない。
すなわち、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケットに手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドアの組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドアのコストの低減を図ることができる。
請求項2に係る発明では、車両用ドアに、車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備える。
プルポケットは、プルポケットの室内側の縦壁部に、車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介してプルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、を備える。
ヒンジを中心にして凸部を回転させ、プルポケットの内部に凸部を位置させ、凸部を手掛かり部としたので、プルポケットに一体的に手掛かり部を形成することができる。
すなわち、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケットに手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドアの組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドアのコストの低減を図ることができる。
請求項3に係る発明では、ヒンジが、縦壁部の途中に設けられたので、可動片がプルポケットの開放端部の外方に大きく突出することを回避できる。この結果、プルポケットの成形性の向上を図ることができる。
請求項4に係る発明では、ヒンジが、縦壁部の開放端部側に設けられたので、ヒンジを中心にして凸部を回転させ、プルポケットの内部に凸部を位置させ、凸部を手掛かり部としたときに、手掛かり部をプルポケットの開放端部よりも上部に形成することができる。この結果、乗員が手を掛けやすくなり、手掛かり部の機能性の向上を図ることができる。
請求項5に係る発明では、ヒンジが、複数のヒンジで構成されるので、手掛かり部の形状を多様に形成することができる。すなわち、設計の自由度の向上を図ることができる。
請求項6に係る発明では、縦壁部に、凸部が貫通される貫通孔が設けられたので、例えば、凸部を貫通孔に貫通するときに、凸部をプルポケットの縦壁部側に固定することもできる。すなわち、車両用ドアの組立性の向上を図ることができる。
請求項7に係る発明では、車両用ドアに、ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備える。プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部にヒンジが設けられ、このヒンジから開放端部側に可動片が形成され、この可動片に凸部が形成される。
ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部としたので、プルポケットに一体的に手掛かり部を形成することができる。一般的には、プルポケットの成形の都合上、手掛かり部が別体で形成され、プルポケットにアッセンブリされる。この場合には、部品点数が増加するので好ましいこととは言えない。
すなわち、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケットに手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドアの組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドアのコストの低減を図ることができる。
請求項8に係る発明では、車両用ドアに、車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備える。
プルポケットは、プルポケットの室内側の縦壁部に、車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介してプルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、を備える。
ヒンジを中心にして凸部を回転させ、プルポケットの内部に凸部を位置させ、凸部を手掛かり部としたので、プルポケットに一体的に手掛かり部を形成することができる。
すなわち、ヒンジを中心に可動片を回転させ、凸部をプルポケットの内側に移動し、凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケットに手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドアの組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドアのコストの低減を図ることができる。
請求項9に係る発明では、縦壁部に、凸部が貫通される貫通孔が設けられたので、例えば、凸部を貫通孔に貫通するときに、凸部をプルポケットの縦壁部側に固定することもできる。すなわち、車両用ドアの組立性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両用ドアが採用された車両の車室を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施例の車両用ドアの斜視図である。 図2に示された車両用ドアのプルポケットの斜視図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3に示された車両用ドアのプルポケットの成形時の斜視図である。 図3に示された車両用ドアのプルポケットの成形時の平面図である。 図7の8−8線断面図である。 図3に示された車両用ドアの組立手順を示す説明図である。 図3に示された車両用ドアの比較検討図である。 本発明に係る第2実施例の車両用ドアのプルポケットの斜視図である。 図11に示された車両用ドアのプルポケットの成形時の断面図である。 図11の13−13線断面図である。 本発明に係る第3実施例の車両用ドアのプルポケットの斜視図である。 図14に示された車両用ドアのプルポケットの成形時の断面図である。 図14の16−16線断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示されるように、車両10は、室内(車室)12内に設けられ乗員(運転者)が着座する運転席14と、車体11を操舵するステアリング16と、運転席14の外方に乗員(運転者)が乗降するドア開口部17と、このドア開口部17を開閉自在に覆う車両用ドア(ドア)20と、が設けられている。
図1及び図2に示されるように、車両用ドア20は、車体11に開閉自在に取付けられるドア本体24と、このドア本体24に昇降自在に取付けられるドアガラス25と、ドア本体24を室内12側から覆うドアライニング27と、このドアライニング27の略中央高さに且つ車体前後方向に設けられるアームレスト28と、このアームレスト28に設けられ、ドア本体24を開閉するときに手を掛けるプルポケット(ドアポケット)31と、からなる。
図3〜図8に示されたように、プルポケット31は、前の縦壁部32と、後の縦壁部33と、内の縦壁部34と、外の縦壁部35と、底面36と、開放端部(上部開口)37と、から構成され、上部が開口された箱状部材である。開放端部37には、後述する切り欠き部41を除いて上部フランジ37aが形成される。
さらに、プルポケット31は、プルポケット31の室内12側の縦壁部(内の縦壁部)34に、中央部分が切り欠かれた切り欠き部41と、この切り欠き部41の下部に設けられ、車体前後方向に延ばされたヒンジ43と、このヒンジ43を介してプルポケット31に折り曲げ自在に設けられた可動片45と、室内12側の縦壁部34に且つ切り欠き部41の前後に設けられ、可動片45が係合する係合部47と、を備える。
詳細には、切り欠き部41は、車体前後方向に関して室内12側の縦壁部34の開放端部37側に且つ中央前寄りに設けられ、車体高さ方向に関して室内12側の縦壁部34の半分が切り欠かれる。
ヒンジ43は、縦壁部34の途中に設けられる。図6の状態から(車外側に)曲げ可能に形成される。
可動片45は、成形状態でヒンジ43の対向側に形成され下方に指向した可動片側フランジ51と、略前後方向に延ばされ、成形状態では上方に突出した凸部52と、可動片45の車体前後方向に突出され、内の縦壁部34の係合部47,47に係合する係合突起53,53と、が設けられる。さらに、可動片45は、使用状態では、内の縦壁部34に連続的に連なる。可動片側フランジ51は、使用状態では上部フランジ37aに連続的に連なる。
係合部47,47は、車体前後方向に関して切り欠き部41の前後に設けられ、断面視Cリング状に車体前後方向に延ばされる。
係合突起53,53は、車体前後方向に関して可動片45の前後に設けられ、円柱状に車体前後方向に延ばされている。
図6〜図8に示されたように、プルポケット31の成形時の形状は、室内12側の縦壁部34に対し、可動片45は略垂直に室内12側に向けて突出した状態で形成される。
すなわち、図9(a)に示された状態から、図9(b)に示されたように、矢印a1の如く回転して、図9(c)に示された使用状態の姿となる。
プルポケット31は、使用状態では、図4に示されたように、係合部47に係合突起53が係合し、図3に示されたように、凸部52は室内12側の縦壁部(内の縦壁部)34内に位置する。すなわち、ヒンジ43を中心にして凸部52を回転させ、プルポケット31の内部に凸部52を位置させ、凸部52をドア本体24の開閉のときの手掛かり部として機能させる。
図10(a)に比較例の車両用ドア200のプルポケット201が示され、プルポケット201は、上部が開口された箱状のプルポケット本体202と、このプルポケット本体202の内部で室内側に設けられた手掛かり部203と、から構成される。この手掛かり部203は、プルポケット本体202と別体で形成され、プルポケット本体202にアッセンブリされる。従って、比較例の車両用ドア200では、車両用ドア200の組立性の悪化を招き、車両用ドア200のコストが高騰する。
図10(b)に実施例の車両用ドア20のプルポケット31が示され、プルポケット31では、図9(a)〜(c)に示されたように、ヒンジ43を中心にして凸部52を回転させ、プルポケット31の内部に凸部52を位置させ、凸部52を手掛かり部としたので、プルポケット31に一体的に手掛かり部を形成することができる。
図1〜図3に示されたように、車両用ドア20では、ドア本体24の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケット31を備える。プルポケット31は、室内12側の壁を形成する縦壁部34にヒンジ43が設けられ、このヒンジ43から開放端部37側に可動片45が形成され、この可動片45に凸部52が形成される。
ヒンジ43を中心に可動片45を回転させ、凸部52をプルポケット31の内側に移動し、凸部52を乗員が手を掛ける手掛かり部としたので、プルポケット31に一体的に手掛かり部を形成することができる。一般的には、プルポケットの成形の都合上、手掛かり部が別体で形成され、プルポケットにアッセンブリされる。この場合には、部品点数が増加するので好ましいこととは言えない。
すなわち、ヒンジ43を中心に可動片45を回転させ、凸部52をプルポケット31の内側に移動し、凸部52を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケット31に手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドア20の組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドア20のコストの低減を図ることができる。
言い換えれば、車両用ドア20は、車体11に設けられ乗員が乗降するドア開口部17と、このドア開口部17を開閉自在に覆うドア本体24と、このドア本体24の室内12側に設けられるアームレスト28と、このアームレスト28に設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケット31と、このプルポケット31に設けられ、乗員がドア本体24を開閉するときに手を掛ける手掛かり部(凸部)52と、を備える。
プルポケット31は、プルポケット31の室内12側の縦壁部34に、車体前後方向に延ばされたヒンジ43と、このヒンジ43を介してプルポケット31に折り曲げ自在に設けられた可動片45と、この可動片45に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部52と、を備える。
ヒンジ43を中心にして凸部52を回転させ、プルポケット31の内部に凸部52を位置させ、凸部52を手掛かり部としたので、プルポケット31に一体的に手掛かり部を形成することができる。
すなわち、ヒンジ43を中心に可動片45を回転させ、凸部52をプルポケット31の内側に移動し、凸部52を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることで、プルポケット31に手掛かり部を一体的に形成することができる。この結果、車両用ドア20の組立性の向上を図ることができるとともに、車両用ドア20のコストの低減を図ることができる。
図1〜図3及び図6に示されたように、車両用ドア20では、ヒンジ43が、縦壁部34の途中に設けられたので、可動片45がプルポケット31の開放端部37の外方に大きく突出することを回避できる。この結果、プルポケット31の成形性の向上を図ることができる。
図11に示された実施例2の車両用ドア70は、実施例1の車両用ドア20(図3参照)のプルポケット31に換えて、プルポケット71が採用される。他の構成は車両用ドア20と同一構成である。
図11〜図13に示されたように、プルポケット71は、前の縦壁部72と、後の縦壁部73と、内の縦壁部74と、外の縦壁部75と、底面76と、開放端部(上部開口)77と、から構成され、上部が開口された略箱状部材である。
開放端部(上部開口)77には、後述する切り欠き部81を除いて上部フランジ77aが形成される。
さらに、プルポケット71は、プルポケット71の室内側の縦壁部(内の縦壁部)74の上部前後方向がほぼ全部が切り欠かれた切り欠き部81と、この切り欠き部81の下部に設けられ、室内側の縦壁部(内の縦壁部)74の上部に室内側且つ上方に傾斜した傾斜部82と、この傾斜部82に設けられ、車体前後方向に延ばされたヒンジ83と、このヒンジ83を介してプルポケット71の開放端部77側に折り曲げ自在に設けられた可動片85と、を備える。
傾斜部82は、縦壁部74の上部から車室側に水平に延ばされたフラット部86を介して、車内12側斜め上方に延ばされている。
ヒンジ83は、傾斜部82を介して縦壁部74の開放端部77側に設けられる。
図12及び図13に示されたように、可動片85は、成形状態で車内斜め下方に且つ車体前後方向に突出された凸部92が形成される。ヒンジ83を中心に可動片85を矢印b1の如く回転させ、凸部92をプルポケット71の内側に移動し、凸部92を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることができる。
図11〜図13に示されたように、実施例2の車両用ドア70は、ヒンジ83が、傾斜部82を介して縦壁部74の開放端部77側に設けられたので、ヒンジ83を中心にして凸部92を回転させ、プルポケット71の内部に凸部92を位置させ、凸部92を手掛かり部としたときに、手掛かり部をプルポケット71の開放端部77よりも上部に形成することができる。この結果、乗員が手を掛けやすくなり、手掛かり部の機能性の向上を図ることができる。
また、室内側の縦壁部(内の縦壁部)74の上部に室内側且つ上方に傾斜した傾斜部82が設けられたので、車内側に手掛かり部をせり出すことができる。これにより、さらに、乗員が手を掛けやすくなる。
図14に示された実施例3の車両用ドア110は、実施例1の車両用ドア20(図3参照)のプルポケット31に換えて、プルポケット111が採用される。他の構成は車両用ドア20と同一構成である。
図14〜図16に示されたように、プルポケット111は、前の縦壁部112と、後の縦壁部113と、内の縦壁部114と、外の縦壁部115と、底面116と、開放端部(上部開口)117と、から構成される上部が開口された略箱状部材である。
開放端部117には、後述する第1のヒンジ123を除いて上部フランジ117aが形成される。
さらに、プルポケット111は、プルポケット111の室内側の縦壁部(内の縦壁部)114における開放端部(上部開口)117に設けられた第1のヒンジ123と、この第1のヒンジ123を介して内の縦壁部114に折り曲げ自在に設けられるフランジ部122と、このフランジ部122の先端に設けられた第2のヒンジ124と、この第2のヒンジ124を介して折り曲げ自在に設けられた可動片125と、この可動片125に設けられる室内側に突出した凸部132と、室内側の縦壁部(内の縦壁部)114に設けられ、凸部132が貫通する貫通孔133と、を備える。
第1及び第2のヒンジ124は、車体前後方向に延ばされる。凸部132は、車体前後方向に延ばされる。貫通孔133は、車体前後方向に延ばされている。
図15及び図16に示されたように、第1のヒンジ123を中心にフランジ部122を矢印c1の如く回転させ、第2のヒンジ124を中心に可動片125を矢印c2の如く回転させ、凸部132を貫通孔133からプルポケット111の内部に突出させ、凸部132を乗員が手を掛ける手掛かり部とすることができる。なお、凸部132は、凸部132側に設けられる不図示の爪で貫通孔133に係止される。また、フランジ部122は、使用状態では上部フランジ117aに連続的に連なる(図14参照)。
図14〜図16に示されたように、車両用ドア110では、ヒンジが、複数のヒンジ123,124で構成されるので、手掛かり部の形状を多様に形成することができる。すなわち、設計の自由度の向上を図ることができる。
車両用ドア110では、縦壁部114に、凸部132が貫通される貫通孔133が設けられたので、例えば、凸部132を貫通孔133に貫通するときに、凸部132をプルポケット111の縦壁部114側に固定することもできる。すなわち、車両用ドア110の組立性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る車両用ドアは、図3、図11若しくは図14に示すように、車両用ドア20,70,110が示されたが、これらの実施例を適宜組み合わせることを妨げるものではない。
本発明に係る車両用ドアは、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
11…車体、12…室内、17…ドア開口部、20…車両用ドア、24…ドア本体、28…アームレスト、31…プルポケット、34…縦壁部、37…開放端部、43…ヒンジ、45…可動片、52…凸部(手掛かり部)、70…車両用ドア、71…プルポケット、77…開放端部、83…ヒンジ、92…凸部(手掛かり部)、110…車両用ドア、111…プルポケット、114…室内側の縦壁部(内の縦壁部)、123,124…第1及び第2のヒンジ、132…凸部(手掛かり部)、133…貫通孔。

Claims (9)

  1. ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備えた車両用ドアにおいて、
    前記プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部に係合部とヒンジを形成し、このヒンジから開放端部側に可動片を形成し、この可動片に係合突起と凸部を形成し、前記ヒンジを中心に前記可動片を回転させ、前記凸部を該プルポケットの内側に移動し、前記凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とし、
    前記係合突起は、前記可動片から車体前後方向に延ばされており、前記ヒンジを中心に前記可動片を回転させることで、前記凸部が前記手掛かり部を構成した使用状態では、前記係合部に係合することを特徴とする車両用ドア。
  2. 車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備えた車両用ドアであって、
    前記プルポケットは、前記プルポケットの前記室内側の縦壁部に形成されて車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介して該プルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、前記縦壁部に形成された係合部と、前記可動片から車体前後方向に延ばされた係合突起とを備え、
    前記ヒンジを中心にして前記凸部を回転させ、前記プルポケットの内部に前記凸部を位置させ、該凸部を前記手掛かり部とし
    前記ヒンジを中心に前記可動片を回転させることで、前記凸部が前記手掛かり部を構成した使用状態では、前記係合突起が前記係合部に係合することを特徴とする車両用ドア。
  3. 前記ヒンジは、前記縦壁部の途中に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア。
  4. 前記ヒンジは、前記縦壁部の前記開放端部側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア。
  5. 前記ヒンジは、複数のヒンジで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア。
  6. 前記縦壁部は、前記凸部が貫通される貫通孔が設けられたことを特徴とする請求項5記載の車両用ドア。
  7. ドア本体の開閉時に乗員が手を掛けるプルポケットを備えた車両用ドアにおいて、
    前記プルポケットは、室内側の壁を形成する縦壁部にヒンジを設け、このヒンジから開放端部側に可動片を形成し、この可動片に凸部を形成し、前記ヒンジを中心に前記可動片を回転させ、前記凸部を該プルポケットの内側に移動し、前記凸部を乗員が手を掛ける手掛かり部とし、
    前記ヒンジは、複数のヒンジで構成されることを特徴とする車両用ドア。
  8. 車体に設けられ乗員が乗降するドア開口部と、このドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の室内側に設けられるアームレストと、このアームレストに設けられ、上部が開放された箱形形状のプルポケットと、このプルポケットに設けられ、乗員がドア本体を開閉するときに手を掛ける手掛かり部と、を備えた車両用ドアであって、
    前記プルポケットは、前記プルポケットの前記室内側の縦壁部に、車体前後方向に延ばされたヒンジと、このヒンジを介して該プルポケットに折り曲げ自在に設けられた可動片と、この可動片に設けられ、略前後方向に延ばされる凸部と、を備え、
    前記ヒンジを中心にして前記凸部を回転させ、前記プルポケットの内部に前記凸部を位置させ、該凸部を前記手掛かり部とし、
    前記ヒンジは、複数のヒンジで構成されることを特徴とする車両用ドア。
  9. 前記縦壁部は、前記凸部が貫通される貫通孔が設けられたことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の車両用ドア。
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