JP5282297B2 - 中間転写体 - Google Patents
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Description
測定機:NANO Indenter XP/DCM(MTS Systems社製)
測定圧子:先端形状が正三角形のダイヤモンドBerkovich圧子
測定環境:20℃、60%RH
測定試料:5cm×5cmの大きさに中間転写体を切断して測定試料を作製
最大荷重設定:25μN
押し込み速度:最大荷重25μNに5secで達する速度で、時間に比例して加重を印加する
尚、測定は各資料ともランダムに10点測定し、その平均値をナノインデンテーション法により測定した弾性率、硬度とする。
XPS表面分析装置は、本発明では、VGサイエンティフィックス社製ESCALAB−200Rを用いた。具体的には、X線アノードにはMgを用い、出力600W(加速電圧15kV、エミッション電流40mA)で測定した。エネルギー分解能は、清浄なAg3d5/2ピークの半値幅で規定したとき、1.5eV〜1.7eVとなるように設定した。
本発明に用いられる基体としては、樹脂に導電剤を分散させてなるシームレスのベルトを用いることが好ましい。
樹脂基体は、クリーニング部材であるクリーニングブレードから中間転写ベルトに加わる負荷で中間転写体が変形することを回避し、転写部への影響を低減させる剛性を有するものである。樹脂基体は、ナノインデンテーション法により測定したヤング率が5.0GPa〜15.0GPaの範囲内の材料を用いて形成することが好ましく、8.0GPa〜15.0GPaの範囲内の材料がより好ましい。
弾性層としては、特に限定されるものではなく、任意のゴム材料、熱可塑性エラストマーを用いることができる。例えばスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ハイスチレンゴム、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IIR)、エチレン−プロピレン共重合体、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム(CR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ブチルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム(ACM、ANM)、エピクロロヒドリンゴム及びノルボルネンゴム等から選ぶことができる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
弾性体層は、公知の塗布方法、例えば特開2006−255615号公報に記載の浸漬塗布、特開平10−104855号公報に記載の円形量規制型塗布、特開2007−136423号公報に記載の環状塗布方法、或いは浸漬塗布と円形量規制型塗布を組み合わせて塗膜を設けて作製することが出来るが、これに限定されるものではない。
樹脂層としては、上記弾性層よりも高い弾性率を有する樹脂であれば特に限定はなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソブチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アルコール可溶性ナイロン、ポリカーボネート、ポリアリレート、フェノール、ポリオキシメチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリホスファゼン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル、ポリパラバン酸、ポリアリルフェノール、フッ素、ポリ尿素、アイオノマー、シリコーン等の熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂、およびこれら2種以上からなる混合物または共重合体等を挙げることが出来る。特にフッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等が好ましい。
無端ベルト状の基体の上に形成された弾性体層の上に樹脂層を形成する方法としては、弾性体層の形成方法と同じ方法で形成することが可能である。例えば樹脂層用の塗布液が収容されている槽中に、円筒の芯材に弾性層までが形成された環状の無端ベルト状の樹脂基体をセットし、垂直に立てた状態で入れて浸漬させる。この時、浸漬を数回繰り返して所定の厚さの塗膜を形成させた後、塗布液中から引上げる。次に、乾燥し溶剤を除去した後、加熱処理(例えば60℃×60分間〜150℃×60分間)を行い、樹脂層を作製する。
無機化合物層はIn、Sn、Cd、Zn、Al、Sb、Ge、W、Mo、Si、Zr、Ce、Mg、Tiから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物、金属窒化物もしくは金属酸化窒化物から形成されていることが好ましく、特にAl、Si、Tiが好ましい。具体的には、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、酸化チタン、酸化窒化チタン、窒化チタン、酸化アルミニウム等が挙げられる。更に酸化珪素または炭素を含有する酸化珪素が最も好ましい。
(中間転写ベルトの作製)
(無端ベルト状基体1の準備)
厚さ100μmの導電性物質を含有するポリイミド(PI)からなるシームレスレスベルトを準備し無端ベルト状基体1とした。
厚さ100μmの導電性物質を含有するポリフェニレンサルファイド(PPS)からなるシームレスベルトを準備し無端ベルト状基体2とした。
(弾性層の作製)
準備した無端ベルト状基体1の外周に、クロロプレンゴムからなる厚さ150μmの弾性層をディッピング塗布法により設け弾性層を形成した無端ベルト状基体No.1−aとした。
準備した無端ベルト状基体No.1−aに芯材をはめ込み、フッ素系コート剤(大日本インキ工業社製「TR304」をMEK/酢酸ブチル混合溶剤で希釈し、ディッピング塗工した。塗工後130℃で1時間加熱乾燥させ厚さ5μmの樹脂層を形成し樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.1−bとした。
準備した樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.1−bの樹脂層の上に、図4に示す大気圧プラズマCVDによる製造装置を使用し以下に示す条件で厚さ150nmの1層の無機化合物(酸化珪素)層を形成し中間転写ベルト1を作製し試料No.101とした。尚、無機化合物(酸化ケイ素)層の膜厚は、「MXP21」(マックサイエンス社製)を用いて明細書本文中に記載の方法で測定して得られた値である。
無機化合物層の形成材料としては、酸化ケイ素を用いた。この時のプラズマ放電処理装置の各電極を被覆する誘電体は対向する両電極共に、セラミック溶射加工によりアルミナを被覆したものを使用した。又誘電体を被覆した金属母材は、冷却水による冷却機能を有するステンレス製ジャケット仕様であり、放電中は冷却水による電極温度コントロールを行いながら実施した。
反応ガス:O2ガスを全ガスに対し1.0体積%
原料ガス:テトラエトキシシラン(TEOS)を全ガスに対し0.4体積%
高周波電源電力(パール工業製高周波電源(13.56MHz)):10W/cm2
(比較の中間転写ベルト1の作製)
試料No.101において樹脂層を形成しなかった以外は、全て同じ方法で比較の中間転写ベルト1を作製し比較試料No.102とした。
(弾性層の作製)
準備した無端ベルト状基体2の外周に、ポリウレタン(大日本精化製、ME3218LP商品名)100部に導電性カーボン10部を加え、厚さ150μmの弾性層をディッピング塗布法により設け、弾性層迄を形成した無端ベルト状基体No.2−aとした。
テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびビニリデンフロライドの共重合体の溶液を、準備した無端ベルト状基体No.2−aの弾性層上に、乾燥、アニール後の厚みが、5μmになるような条件で、スプレーコートした。その後、乾燥および150℃でのアニールを行い、樹脂層までを形成した無端ベルト状基体No.2−bとした。
準備した樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.2−bの樹脂層の上に、試料No.101と同じ方法で、厚さ150nmの1層の無機化合物(酸化珪素)層を形成し中間転写ベルト2を作製し試料No.103とした。尚、無機化合物(酸化ケイ素)層の膜厚は、試料No.101と同じ方法で測定して得られた値である。
試料No.103において樹脂層を形成しなかった以外は全て同じ方法で比較の中間転写ベルト2を作製し、比較試料No.104とした。
作製した試料No.101〜104について、転写効率、耐久性、フィルミングを以下に示す方法で測定し、以下に示す評価ランクに従って評価した結果を表1に示す。
プリンタ(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製のmagicolor5440DL)を用い、内部の中間転写ベルトを外し、上記作製した試料No.101〜104をそれぞれ装着した。このプリンタに平均粒径が6.5μmの重合トナーをセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色を最大トナー濃度でコニカミノルタCFペーパー(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)へ、プリントを行った。プリント紙上へ転写されたトナー付着量及びベルト上の残留トナー量を光学(反射)濃度測定し、測定結果を予め求めた光学濃度とトナー量との関係式に従ってトナー量へ換算し、下式によりトナー転写率(%)を求めた。
評価ランク
◎:転写率が98%以上であった
○:転写率が95%以上、98%未満であった
△:転写率が90%以上、95%未満であった
×:転写率が90%未満であった
耐久性の測定
転写効率測定に使用したプリンタを用いて、コニカミノルタCFペーパー(A4)に各トナー色とも5%イメージ率のテストパターンで、23℃、50%RHの環境下で30万枚プリントを行った後、1枚目と30万枚目のプリントにおける画像品質の有無を目視観察した。
◎:1枚目及び30万枚目のプリント共に画像に変化なく、問題となる画像の故障も認められない
○:1枚目のプリントでは問題となる画像の故障が認められず、30万枚目のプリントでわずかに変化が認められるが、実用上許容される品質である
△:1枚目のプリントでは問題となる画像の故障が認められず、30万枚目のプリントでは変化が認められるが、実用上許容される品質である
×:1枚目のプリントでは問題となる画像の故障が認められず、30万枚目のプリントで明らかな故障が認められ、実用上問題となる品質である
××:1枚目のプリントでは問題となる画像の故障が認められず、30万枚目のプリントで強い画像の故障が認められ、実用に耐えない品質である
フィルミングの測定
耐久性を測定の際、30万枚プリント終了後に、中間転写ベルトを取り出し、その表面のフィルミング状態を目視で観察し評価した。
○:中間転写ベルトに全くフィルミングが見られず
△:中間転写ベルトに薄くフィルミングが見られるが、実用上問題ないレベル
×:中間転写ベルトの一周にフィルミングが見られ、実用上問題となるレベル
(中間転写ベルトの作製)
(無端ベルト状基体の準備)
実施例1で準備した無端ベルト状基体1と同じ無端ベルト状基体を準備した。
実施例1の弾性層1と同じ弾性層を同じ方法で準備した無端ベルト状基体の上に形成した。
準備した弾性層を形成した無端ベルト状基体の弾性層の上に、表2に示す樹脂層形成用塗布液No.1〜4を使用し下記に示す塗布方法で塗布し、無端ベルト状基体の弾性層の上に樹脂層を形成し無端ベルト状基体No.2−A〜2−Dとした。弾性率は実施例1と同じ方法で測定した値を示す。
ウレタン樹脂(ニッポラン3125(日本ポリウレタン社製)) 75.0質量部
トレレンジイソシアネート 0.42質量部
トルエン 23.0質量部
上記組成物を撹拌しながら溶解し樹脂層形成用塗布液No.1とした。調整した樹脂層形成用塗布液No.1をディッピング塗工した。塗工後130℃で1時間加熱乾燥させ厚さ5μの樹脂層を形成し無端ベルト状基体No.2−aとした。
重量平均分子量58,000の末端シラノールポリジメチルシロキサンPS344.5(チッソ(株))100g、エチルトリアセトキシシランE6345(チッソ(株))1.6gをn−ヘプタンに溶解し、10時間混合した後、さらにn−ヘプタンにより濃度を7質量%に希釈し樹脂層形成用塗布液No.2とした。樹脂層形成用塗布液No.2を乾燥膜厚が5μmになるようにワイヤーバーを使用して塗布し、樹脂層を形成し無端ベルト状基体No.2−bとした。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 60質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20質量部
ジエトキシベンゾフェノン(UV光開始剤) 2質量部
メチルエチルケトン 50質量部
酢酸エチル 50質量部
イソプロピルアルコール 50質量部
上記組成物を撹拌しながら溶解し樹脂層形成用塗布液No.3とした。樹脂層形成用塗布液No.3を乾燥膜厚が5μmとなるようにワイヤーバーで塗布し、80℃にて5分間乾燥した。次に80W/cm高圧水銀灯を12cmの距離から4秒間照射して硬化させ、樹脂層を形成し無端ベルト状基体No.2−cとした。
ポリエステルポリウレタンプレポリマー(溶媒含む) 100部(固型分40質量%)
硬化剤(溶媒含む) 50部(固型分60質量%)
PTFE粒子(粒径0.3μm) 150部
トルエン(溶媒) 80部
上記組成物を撹拌しながら混合し樹脂層形成用塗布液No.4とした。樹脂層形成用塗布液No.4をスプレー塗布して、厚み5μmの樹脂層を形成し、その後、100℃で1時間加熱することにより残存溶剤を除去し樹脂層を形成し無端ベルト状基体No.2−dとした。この樹脂層の全構成成分中に占めるPTFE粒子の割合は樹脂層形成用塗布液の全固型分量に対し約50質量%であった。
準備した樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.2−A〜2−Dの樹脂層の上に、図4に示す大気圧プラズマCVDによる製造装置を使用し、実施例1の試料No.101と同じ方法、同じ条件で実施例1の試料No.101と同じ1層の無機化合物(酸化ケイ素)層を形成し中間転写ベルトを作製し試料No.201〜204とした。
作製した試料No.201〜204について、転写効率、耐久性、フィルミングを実施例1と同じ方法で試験し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表3に示す。
(中間転写ベルトの作製)
(無端ベルト状基体の準備)
実施例1で準備した無端ベルト状基体1と同じ無端ベルト状基体を準備した。
実施例1の弾性層1と同じ弾性層を同じ方法で準備した無端ベルト状基体の上に形成した。
準備した弾性層を形成した無端ベルト状基体を使用し、実施例1の樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.1−bと同じ樹脂層を同じ方法で弾性層の上に形成した。
準備した樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体の樹脂層の上に、図4に示す大気圧プラズマCVDによる製造装置を使用し以下に示す条件で厚さ150nmの1層の表4に示す無機化合物層を形成し中間転写ベルトを作製し試料No.301〜303とした。
無機化合物層の形成材料としては、Si、Ti、Alの酸化物を用いた。この時のプラズマ放電処理装置の各電極を被覆する誘電体は対向する両電極共に、セラミック溶射加工によりアルミナを被覆したものを使用した。又、誘電体を被覆した金属母材は、冷却水による冷却機能を有するステンレス製ジャケット仕様であり、放電中は冷却水による電極温度コントロールを行いながら実施した。
放電ガス:Arガス 98.6体積%
反応ガス:O2ガスを全ガスに対し1.0体積%
原料ガス:全ガスに対し0.4体積%
高周波電源電力(パール工業製高周波電源(13.56MHz)):10W/cm2
Tiの酸化物を形成する時の条件
放電ガス:Arガス98.9体積%
反応ガス:H2ガスを全ガスに対し0.8体積%
原料ガス:全ガスに対し0.3体積%
高周波電源電力(パール工業製高周波電源(27MHz)):8W/cm2
作製した試料No.301〜303について、転写効率、耐久性、フィルミングを実施例1と同じ方法で試験し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表5に示す。
(中間転写ベルトの作製)
(無端ベルト状基体の準備)
実施例1の無端ベルト状基体1と同じ無端ベルト状基体を準備した。
実施例1の弾性層1と同じ弾性層を同じ方法で準備した無端ベルト状基体の上に形成した。
準備した弾性層を形成した無端ベルト状基体を使用し、実施例1の樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体No.1−bと同じ樹脂層を同じ方法で弾性層の上に形成した。
準備した樹脂層迄を形成した無端ベルト状基体の樹脂層の上に、図4に示す大気圧プラズマCVDによる製造装置を使用し、表6に示す上層と下層とで炭素含有率(炭素原子数濃度)を変えた酸化ケイ素層を形成し中間転写ベルトを作製し試料No.401〜407とした。上層の膜厚は150nm、下層の膜厚は200nmとした。膜厚は実施例1と同じ方法で測定した値を示す。
作製した試料No.401〜407について、転写効率、耐久性、フィルミングを実施例1と同じ方法で試験し、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表7に示す。
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
4′ 転写ユニット
401′ 中間転写ローラ
7 無端ベルト状中間転写体ユニット
70 中間転写ベルト
70a 基体
70b 弾性層
70c 樹脂層
70d 無機化合物層
9 製造装置
9a 大気圧プラズマCVD装置
9a1 ロール電極
9a2 固定電極
9a3 混合ガス供給装置
9a4 放電容器
9a5 第1電源(高周波電源)
9a6 第2電源(高周波電源)
9a7 排気管
9a8 放電空間
9b 材料供給装置
Claims (8)
- 電子写真方式の画像形成装置に使用する中間転写体であって、基材の上に少なくとも、弾性層、樹脂層、無機化合物層をこの順に設け、前記無機化合物層が少なくとも2層から構成されており、下層の無機化合物層の炭素含有率が、隣接する上層の該無機化合物層の炭素含有率よりも高いことを特徴とする中間転写体。
- 前記樹脂層がフッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アクリレート系樹脂の中から選ばれる樹脂、又はこれらを混合した樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の中間転写体。
- 前記樹脂層がフッ素樹脂微粒子を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の中間転写体。
- 前記弾性層の弾性率が0.1MPa〜10MPa、樹脂層の弾性率が0.1GPa〜10GPa、無機化合物層の弾性率が0.3GPa〜50GPaであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の中間転写体。
- 前記無機化合物層が金属酸化物、金属窒化物もしくは金属酸化窒化物の中から選ばれる少なくとも1種から形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の中間転写体。
- 前記無機化合物層がAl、Si、Tiから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物、金属窒化物もしくは金属酸化窒化物から形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の中間転写体。
- 前記無機化合物層を構成する無機化合物が酸化珪素または炭素を含有する酸化珪素であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の中間転写体。
- 前記無機化合物層が大気圧プラズマCVD法によって形成されたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の中間転写体。
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