JP5282052B2 - 固定部材 - Google Patents

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Description

本発明は、箱型家具の背板と、側板と、天板又は地板とを固定する固定部材に関する。
従来より、背板と、側板と、天板と、地板とを備えた箱型家具が知られている。
このような箱型家具においては、側板、天板、地板の夫々に背板を固定するための背板固定溝が掘り込み形成され、背板固定溝に背板が嵌め入れられるとともに、背板の裏面側には、背板と、側板と、天板又は地板とを固定する固定部材が設けられている。
例えば下記特許文献1及び下記特許文献2には、箱型家具の背板裏面に固定部材が設けられたものが開示されている。
下記特許文献1には、背板と背板固定溝の隙間に差し込まれる楔部と、背板に食い込ませる爪とを備えた固定部材が記載されており、これによれば、楔部と爪との相乗効果で背板を強固に固定できるとされている。
また下記特許文献2には、側板に設けられた取付孔に圧入される突起部と、壁面に固定されるネジが挿通されるネジ孔とを有する固定部材が記載されており、これによれば、背板の裏面に固定部材を容易に取り付けることができる。
特開2001−78842号公報 特開2005−278698号公報
ところで、上述のような箱型家具は、背板固定溝の加工精度によっては、形成位置にずれが生じてしまう場合がある。
図8はその状態を示した図であり、床面に設置された箱型家具100の背面側角部の一部を一部拡大斜視図で示している。図中、110は側板、120は地板を示している。これらの夫々には、背板(不図示)を固定するための背板固定溝110a,120aがレール状に掘り込み形成されている。
ここに示すように、側板110及び地板120に形成される背板固定溝110a,120aの加工精度によって、側板110と地板120を組み立てたときに夫々の背板固定溝110a,120aの形成位置が僅かながらもずれてしまうことがある。
しかしながら、上記特許文献1及び上記特許文献2に記載のものは、固定部材の角部を側板と天板又は地板との接合箇所に当接させて取り付けるように構成されているので、このような背板固定溝の形成位置にずれがある場合に対応できるものではなかった。
すなわち、背板固定溝の形成位置にずれがある場合に上述のような固定部材を無理矢理側板110と地板120の角部にねじ止めすると、背板に局所的な歪みが生じ、背板にヒビが入ったり割れたりする場合があり、背板をしっかりと固定することができない。
さらにこのような背板固定溝のずれにより、背板の組み付け状態が悪いと側板と天板、又は側板と地板との接合部分にも歪みが生じ、略直方体形状の箱型家具を精度よく組み立てることができない。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、箱型家具を精度よく組み立てられるとともに、背板をしっかりと固定し得る固定部材を提供することを目的とする。
本発明に係る固定部材は、箱型家具の背板裏面に設けられて、背板と、側板と、天板又は地板とを固定する固定部材であって、側板と天板又は地板とによって形成される角部の一方面を支持する第1支持部と、他方の面を支持する第2支持部とを備え、前記第1支持部及び前記第2支持部は、側板又は天板若しくは地板と固定するための固定具が挿通される固定孔を有するとともに、側板と天板又は地板と当接する面が略直交するように配され、且つ互いに離間して構成されており、側板と天板又は地板とによって形成される角部と接しないニゲ凹所を有していることを特徴とする。
本発明において、前記第1支持部及び前記第2支持部の端部には、側板、天板及び地板に形成された背板固定溝と該背板固定溝に組み付けられた背板との間隙に嵌め入れられる爪部が形成されているものしてもよい。
また本発明において、前記ニゲ凹所に対向する部位には、側板と略45度の角度で対向する指押し面が形成されているものとしてもよい。
さらに本発明において、前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記指押し面の垂線に対して左右対称であり、壁面に固定するための固定具が挿通される壁面固定孔が夫々に形成されているものとしてもよい。
本発明に係る固定部材によれば、箱型家具を精度よく組み立てられるとともに、背板が嵌め入れられる背板固定溝のずれにも対応でき、背板をしっかりと固定することができる。
(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る固定部材の概略的斜視図であり、(a)は背板に当接する面側、(b)はその裏面側を示している。 (a)及び(b)は同固定部材が取り付けられる箱型家具を示した図であり、(a)は箱型家具の正面図、(b)は箱型家具の背面斜視図である。 (a)及び(b)は同固定部材の変形例を示しており、図1と同様図である。 (a)〜(c)は同固定部材の箱型家具への組み付け工程を示す斜視図である。 同固定部材を介して箱型家具を壁面へ固定する施工の一例を説明するための図である。 図5における施工状態を説明するための図であり、箱型家具の上方からみた模式的平面図である。 同固定部材を介して箱型家具を壁面へ固定する施工の別の一例を説明するための図である。 従来の箱型家具において、背板固定溝の形成位置がずれている状態を示す一部拡大斜視図である。
以下に本発明における実施の形態の一例について、図1〜図7に基づいて説明する。
本実施形態における固定部材1は、図1及び図2に示すように箱型家具10の背板14に設けられて、背板14と、側板11と、天板12又は地板13とを固定する固定部材1であって、側板11と天板12又は地板13とによって形成される角部16の一方面を支持する第1支持部2と、他方の面を支持する第2支持部3とを備えている。
第1支持部2及び第2支持部3は、側板11又は天板12若しくは地板13と固定するための固定具5aが挿通される固定孔5を有するとともに、側板11と天板12又は地板13と当接する面が略直交するように配され、且つ互いに離間して構成されており、側板11と天板12又は地板13とによって形成される角部16と接しないニゲ凹所4を有している。
ここでは、天板12或いは地板13と当接する面を支持する側を第1支持部2、側板11と当接する面を支持する側を第2支持部3とした例について説明するが、これに限定されるものではない。
固定部材1が取り付けられる箱型家具10は、図2(a)に示すように左右一対の側板11,11と、これら側板11,11の上下端部間に設けられる天板12及び地板13と、これら側板11,11の後方側端部間に配された背板14とを備え、前面開口の直方体形状に構成されている。
なお、背板14は、側板11,11、天板12、地板13の夫々に形成された背板固定溝11a,12a,13a(後に示す図4(a)参照)に組み付けられる。
図2(b)には、箱型家具10の背面側を示しており、ここに示すように側板11と天板12、及び側板11と地板13とによって形成される4隅の角部16には、固定部材1が取り付けられている。
なお、図に示した箱型家具10は、前面開口の箱型家具10を示しているがこれに限定されず、前面に開閉自在に構成された扉体を備えたもであってもよいし、また箱型家具10内に仕切板や棚板を設け、複数の収納空間を備えたものとしてもよい。
図1(a)及び(b)を参照しながら、固定部材1について詳しく説明する。
図1(b)では説明のため、側板11及び天板12を2点鎖線で示している。
固定部材1は、樹脂材などからなり、背板14の裏面に取り付けた際に側板11,11、天板12,地板13の後方側端部と略面一になる厚みを有したブロック状体に形成されている。
固定部材1の背板14と当接する面を表面としてみた場合、好ましくはその表面側は、平坦な面とされており(図1(a)参照)、その裏面側は、補強リブが露出した凹凸面となっている(図1(b)参照)。この凹凸面の凸状は、一様の高さとされ、例えば壁面20(後に示す図6参照)に沿って箱型家具10を設置したときには、壁面20に沿わせて設置することができる。
固定部材1には、表裏に貫通した固定孔5が複数形成されており、第1支持部2に形成された固定孔5は、背板14を介して天板12又は地板13を固定するために裏面側から表面側に向かって斜め外向きに貫通形成されている。
また第2支持部3に形成された固定孔5は、背板14を介して側板11を固定するために裏面側から表面側に向かって斜め外向きに貫通形成されている。
固定部材1は、図1(b)に示すように固定部材1の第1支持部2の端面と第2支持部3の端面とが、略直角の位置関係をなすように構成されているため、これらで支持される側板11と天板12(又は地板13)は、その角部16が略直角の状態で固定支持される。
また第1支持部2と第2支持部3とは、これらが互いに離間して構成されており、側板11と天板12(又は地板13)とによって形成される角部16と接しないニゲ凹所4を有している。
これによれば、側板11、天板12、背板14の3方に若干の寸法誤差があっても、ニゲ凹所4を設けることによりねじなどの固定具5a(後に示す図4(b)参照)で固定する位置を角部16から離れた位置とすることができる。そのため、角部16近傍の背板14に局所的な歪みが生じにくく、背板14の割れなどを抑制するとともに、背板14と側板11、背板14と天板12(又は地板13)とを固定部材1でしっかりと固定できる。
第1支持部2及び第2支持部3の端部には、爪部7が形成されており、これら爪部7は側板11、天板12及び地板13に形成された背板固定溝11a,12a,13a(図4(a)参照)と背板固定溝11a,12a,13aに組み付けられた背板14との間隙に嵌め入れられる。
図1(a)及び(b)に示すように爪部7は、固定孔5の形成位置を挟んだ第1支持部2の端面の2箇所から突出して形成されており、先側へ向かって漸次細くなるように形成された断面テーパー状に形成されている。また第2支持部3にも同様に爪部7が第2支持部の端面から突出して形成されている。
これによれば、背板固定溝11a,12a,13aと背板固定溝11a,12a,13aに組み付けられた背板14との間隙に爪部7が押し込まれるため、背板14が前方に押され、箱型家具10の収納空間に隙間が形成されにくく、そのため背板14を背板固定溝11a,12a,13aにがたつかせることなく組み付けることができる。
さらに爪部7の形状が上述のように先側に向かって漸次細くなるように形成されたものとすれば、背板固定溝11a,12a,13aに組み付けられた背板14との間隙に嵌め入れやすいものとすることができる。
固定部材1のニゲ凹所4に対向する部位には、側板11に対して略45度の角度で対向する指押し面8が形成されているものとしてもよい。すなわち、図1(b)に示すように指押し面8の形成位置を1点鎖線で示し場合、この線と側板11とが交わる角度8aは略45度をなすように指押し面8が形成されているものとしてもよい。
これによれば、図4(c)に示すように箱型家具10の角部16に固定部材1を取り付ける際に指押し面8を指で押していけばよく、固定部材1の取り付けがしやすい。
また指押し面8の中央の垂線8bに対して第1支持部2及び第2支持部3は、左右対称であり、壁面20に箱型家具10を固定するための固定具9が挿通される壁面固定孔6が夫々に形成されたものとしてもよい。このとき、ここに形成される壁面固定孔6は壁面固定具9(図5など参照)が遊嵌されるように、クリアランスのある大きさに形成されることが望ましい。
図に示す壁面固定孔6は第1支持部2側、第2支持部3側の夫々に設けられるとともに、垂線8b上にも設けられている。
このように複数の壁面固定孔6が設けられたものとした場合は、壁面20に箱型家具10を固定する際にその設置場所や箱型家具10の構成に応じて壁面固定具9(図5等参照)を挿通させる壁面固定孔6を選択することができる。
指押し面8の中央の垂線8bは、略直角に構成される角部16に対しては略45度の角度に配され(図1(b)参照)、これを中心に第1支持部2、第2支持部3が左右対称に構成されたものとすれば、第1支持部2及び第2支持部3の支持力を均等なものとすることができる。また指押し面8を押して取り付ける際に力が均等にかかるので取り付けしやすいものとすることができる。
続いて図3には、固定部材1の変形例としてニゲ凹所4近傍の第1支持部2及び第2支持部3に爪部7が形成されていないものを示している。その他の構成は図1(a)及び(b)に示す固定部材1と同様である。
このようにニゲ凹所4に近い側の爪部7をないものを用いれば、角部16近傍の局所的な歪みをより効果的に抑制することができる。
例えば側板11と天板12との間の寸法誤差や背板固定溝11a,12aの形成位置のずれが大きい場合でも、ニゲ凹所4の存在に加えて爪部7の位置を角部16から離れた位置とすることで、角部16近傍の背板14に局所的な歪みが生じにくくなる。よって、背板14の割れなどを抑制するとともに、背板14と側板11、背板14と天板12(又は地板13)とを固定部材1でしっかりと固定できる。
次に図4(a)〜図4(c)を参照しながら、箱型家具10の組み立て工程及び固定部材1の取り付け工程について説明する。
一対の側板11,11、の上下端部の天板12又は地板13と接合される部位には、ダボ孔11b・・・が複数形成されており、天板12及び地板13の端面には、これらダボ孔11b・・・に嵌合されるダボ12b・・・,13b・・・が複数形成されている。
側板11,11、天板12、地板13の後方側端部近傍には、図4(a)に示すように夫々の後方側端部から所定の間隔を空けてレール状に背板固定溝11a,12a,13aが形成されている。
まずはこのように形成されている一方の側板11のダボ孔11b・・・に天板12、地板13のダボ12b・・・,13b・・・を位置合わせしてハンマーなどで叩き込んで嵌め合わせて、組み立てていく。側板11、天板12、地板13を組み立てたら、その段階で、背板14を背板固定溝11a,12a,13aに挿通させ組み付ける。そしてもう一方の側板11を組み付ける。このときもダボ12b・・・,13b・・・とダボ孔11b・・・の位置あわせを行ってハンマーなどで叩き込んで嵌め合わせる。
こうして図2の(a)及び(b)に示す箱型家具1を組み立てることができる。
このとき、予めダボ孔11b・・・や背板固定溝11a,12a,13aに接着剤を入れておけばより強度の高い箱型家具10とすることができる。
続いて背板14の裏面側に固定部材1を取り付けていく。
背板14は、後方側端部から所定の間隔を空けて形成された背板固定溝11a,12a,13aに組み付けられるため、箱型家具10を壁面20(図6参照)に沿わせて設置した場合には、背板14と壁面20との間に隙間が形成される。この隙間を埋めるように、側板11と天板12又は地板13とによって形成される角部16には、固定部材1が取り付けられる。
固定部材1の表面側(当接面側)を背板14の裏面に沿わせ、角部16に向けて指押し面8を指で押し付けて取り付ける(図4(b)及び図4(c)参照)。
そうすれば、爪部7は、背板固定溝11a,12a,13aと背板14との隙間に挿入され、背板14は収納空間側と押し付けられた状態で固定部材1によって固定される。
このとき、固定部材1の表面側に接着剤をつけて取り付ければ、角部16に設けられる固定部材1との相乗効果でより一層箱型家具10の強度を向上させることができる。
そして、固定孔5にねじなどの固定具5aを挿通し、背板14を介して側板11或いは天板12(又は地板13)に向けて固定具5aを斜め方向に螺入していく。
このとき、第1支持部2と第2支持部3とは、側板11と天板12(又は地板13)と当接する面が略直交するように配されているので、側板11と天板12(又は地板13)とで形成される角部16を略直角にすることができる。また例えば側板11の背板固定溝11aの形成位置と、天板12の背板固定溝12aの形成位置との間にずれがある場合には、側板11、天板12、背板14の3方のずれを固定部材1のニゲ凹所4によって吸収することができる。
すなわち、上述したようにニゲ凹所4が設けられていることにより、固定具5aで固定する位置を角部16から離れた位置とすることができる。そのため、角部16近傍の背板14に局所的な歪みが生じにくく、背板14の割れなどを抑制するとともに、背板14と側板11、背板14と天板12(又は地板13)とを固定部材1でしっかりと固定できる。そして固定部材1の第1支持部2及び第2支持部3によって側板11と天板12(又は地板13)とで形成される角部16を略直角にすることができ、直方体形状をなす箱型家具10を精度よく組み立てることができる。
続いて、図5〜図7を参照しながら、固定部材1によって箱型家具10を壁面20に固定する場合の施工例について説明する。なお、施工手順は以下の手順に限定されるものではない。
図5及び図6は、背板固定式、すなわち、背板14を介して上述した指押し面8の中央の垂線8b上に設けられた壁面固定孔6に壁面固定具9を挿通させ、壁面20に箱型家具10を固定する例を示している。図中、9aはコーススレッドビス、9bはワッシャ、9cはキャップを示している。
固定部材1を背板14の裏面に固定するまでは上述のとおりである。
その後、背板14の裏面側から壁面固定孔6を通じて背板14に位置決め用の目印孔6aを形成しておく。もしくは、箱型家具10の収納空間側に固定部材1の壁面固定孔6の位置に相当する部位に孔が空いた紙製治具(不図示)を用いて、壁面固定具9の挿通場所の位置決めを行ってもよい。
こうしてコーススレッドビス9aを螺入する目印ができたら、図5に示すように箱型家具10の収納空間側からワッシャ9bを装着した状態でドライバーなどの固定用治具30を用いてコーススレッドビス9aを目印孔6aに向けて螺入していく。そして固定部材1の壁面固定孔6を通じてさらにコーススレッドビス9aを壁面20に螺入させていく。
背板14を固定部材1を介して壁面20に固着させたら、コーススレッドビス9aのねじ頭にキャップ9cを被せる。
図6は、固定部材1によって、壁面20に固定された状態の箱型家具10を示している。
ここでは説明のため、天板12を2点鎖線で示している。
このように固定部材1は壁面20と背板14との間に介在するスペーサーとなって、箱型家具10を強固に壁面20に固定することができる。
よって地震などがあったときに箱型家具10が転倒してしまうことを防止することができる。
なお、ここでは、指押し面8の中央の垂線8b上に設けられた壁面固定孔6に壁面固定具9を挿通させた例について説明したが、これに限らず、他の壁面固定孔6に挿通させて壁面固定をしてもよい。
図7は、側板固定式、すなわち、側板11を介して壁面固定孔6に壁面固定具9を挿通させ、壁面20に箱型家具10を固定する例を示している。図5及び図6と共通する部分には共通の符号を付し、その説明は省略する。
ここでは側板11の収納空間側奥方に複数形成された棚板固定ダボ孔11cと、L字金具40と、第2支持部3側に形成された壁面固定孔6とを用いて固定を行う。
上述と同様にコーススレッドビス9aを螺入する目印ができたら、L字金具40の背板側挿通孔40aにコーススレッドビス9aを挿通させ、側板側挿通孔40b,40bに固着具40dを挿通させ、夫々を螺入させてL字金具40を固着する。
このとき、コーススレッドビス9aは、上述の例と同様、ドライバーなどの固定用治具によって、固定部材1の壁面固定孔6を通じて壁面20に螺入される。
これによっても、固定部材1が壁面20と背板14との間に介在するスペーサーとなって、箱型家具10を強固に壁面20に固定することができる。またこの場合は、L字金具40によって、側板11との固定関係も生じるので、より固定強度を向上させることができる。
なお、固定部材1の形状、大きさなどは図例に限定されるものではなく、例えば第1支持部2及び第2支持部3の形状、固定孔5及び壁面固定孔6の形成位置や個数、爪部7の形状などは、図例に限定されるものではない。また箱型家具10に取り付けられる固定部材1の個数も図例に限定されず、箱型家具10の形状、大きさに合わせて設けることができる。
1 固定部材
2 第1支持部
3 第2支持部
4 ニゲ凹所
5 固定孔
5a 固定具
6 壁面固定孔
7 爪部
8 指押し面
9 壁面固定具
10 箱型家具
11 側板
12 天板
13 地板
14 背板

Claims (4)

  1. 箱型家具の背板裏面に設けられて、背板と、側板と、天板又は地板とを固定する固定部材であって、
    側板と天板又は地板とによって形成される角部の一方面を支持する第1支持部と、他方の面を支持する第2支持部とを備え、
    前記第1支持部及び前記第2支持部は、側板又は天板若しくは地板と固定するための固定具が挿通される固定孔を有するとともに、側板と天板又は地板と当接する面が略直交するように配され、且つ互いに離間して構成されており、側板と天板又は地板とによって形成される角部と接しないニゲ凹所を有することを特徴とする固定部材。
  2. 請求項1において、
    前記第1支持部及び前記第2支持部の端部には、側板、天板及び地板に形成された背板固定溝と該背板固定溝に組み付けられた背板との間隙に嵌め入れられる爪部が形成されていることを特徴とする固定部材。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ニゲ凹所に対向する部位には、側板と略45度の角度で対向する指押し面が形成されていることを特徴とする固定部材。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
    前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記指押し面の垂線に対して左右対称であり、壁面に固定するための壁面固定具が挿通される壁面固定孔が夫々に形成されていることを特徴とする固定部材。
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