JP2017061996A - 車載部品の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に設けられたボルトに対して車載部品を取り付ける際に、ボルトの車載部品への取付が容易に行えると共に、車両の振動などによるボルトからの車載部品の抜け出しを有利に防止することができる、新規な構造の車載部品の取付構造を提供すること。【解決手段】固定部30は、ボルト16に螺合されたナット54が当接支持されるナット支持面42と、固定部30の外縁部39からボルト貫通穴34に向かって延出する切欠状のボルト挿通部36とを備え、ボルト挿通部36が、ボルト16の径寸法:W2よりも大きくかつナットの径寸法:W3よりも小さい幅寸法で延出する一方、ボルト挿通部36の幅方向両側における、ナット支持面42から外縁部39に至る領域の少なくとも一部には、ナット支持面42よりも突出する係合部44が設けられ、係合部44がナット54に干渉することでボルト26のボルト挿通部36からの抜け出しが阻止されるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、車載部品を車両に設けられたボルトに対して取り付けるための車載部品の取付構造に関するものである。
従来から、ワイヤハーネスが収容保持されたプロテクタなどの車載部品を、車両に設けられたボルトに対して取り付ける車載部品の取付構造が広く用いられている。これにより、車載部品を車両内の所定の位置に配索することができると共に、かかる位置に安定して保持固定することができるようになっている。例えば、特開平11−6505号公報(特許文献1)に記載のものがそれである。
ところで、特許文献1に記載の車載部品の取付構造では、車載部品であるプロテクタに形成された固定部の中央にボルト貫通穴が設けられていると共に、外縁部からボルト貫通穴に向かって延出する切欠状のボルト挿通部が設けられており、車両に設けられたボルトをボルトの軸直方向からでもボルト挿通穴に対してボルト挿通部を通じて容易に挿通できるようになっている。しかも、ボルト挿通部の開口部近傍に2つの突起を設けることにより、ボルトをボルト挿通部に挿通する際の径路をジグザグにして、開口部側から見た開口幅がボルトの径よりも小さくされている。それゆえ、車両の振動などによってボルトがプロテクタから抜け出す方向の力が加わった際に、プロテクタのボルトからの抜け出しが有利に防止されている。
ところが、特許文献1に記載の車載部品の取付構造では、ボルトをボルト挿通部に挿通する際のジグザグの径路を逆に辿るような力が車両の振動などによって断続的に加えられると、かかる加えられた力の積み重ねにより、プロテクタからボルトが抜け出すおそれがあった。また、ボルトをボルト挿通部に挿通する際の径路がジグザグとされていることから、ボルトをボルト挿通部に挿入し辛いという問題も内在していた。
特開平11−6505号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、車両に設けられたボルトに対して車載部品を取り付ける際に、ボルトの車載部品への取付が容易に行えると共に、車両の振動などによるボルトからの車載部品の抜け出しを有利に防止することができる、新規な構造の車載部品の取付構造を提供することにある。
本発明の第一の態様は、ボルト貫通穴を有する固定部を備えた車載部品を、車両に設けられたボルトに対して取り付けるための車載部品の取付構造であって、前記固定部は、前記ボルト貫通穴の周囲に設けられて前記ボルトに螺合されたナットが当接されて支持されるナット支持面と、前記固定部の外縁部から前記ボルト貫通穴に向かって延出する切欠状のボルト挿通部とを備え、前記ボルト挿通部が、前記ボルトの径寸法よりも大きくかつ前記ナットの径寸法よりも小さい幅寸法で延出している一方、前記ボルト挿通部の幅方向両側における、前記ナット支持面から前記外縁部に至る領域の少なくとも一部には、前記ナット支持面よりも突出する係合部が設けられており、該係合部が前記ナットに干渉することにより、前記ボルトの前記ボルト挿通部からの抜け出しが阻止されるようになっていることを特徴とする。
本態様によれば、固定部の外縁部からボルト貫通穴に向かって延出するボルト挿通部が、ボルトの径寸法よりも大きな幅寸法で延出していることから、車両に設けられたボルトをボルト挿通部に挿通する際に、ボルトとボルト挿通部が干渉することがない。それゆえ、従来の如きボルトと干渉する突起が設けられている場合に比して、ボルト挿通部へボルトをスムーズに挿通させることができ、作業性の向上を図ることができる。
さらに、ボルト挿通部は、ナットの径寸法よりも小さい幅寸法で延出していると共に、ボルト挿通部の幅方向両側には、ナット支持面から外縁部に至る領域の少なくとも一部において、ナット支持面よりも突出する係合部が設けられている。これにより、仮に車両の振動などによりボルトがボルト挿通部から抜け出す方向の力が加わった際にも、ボルト挿通部の幅方向両側に位置する係合部が、ナットに干渉することにより、ボルトのボルト挿通部からの抜け出しが阻止されるようになっている。それゆえ、ボルトのボルト挿通部からの抜け出しを確実に防止することができるのである。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記固定部は、前記外縁部よりも内方に位置して前記ナットを収容するナット収容凹所を有し、前記ナット収容凹所の底面によって前記ナット支持面が構成されている一方、前記ナット収容凹所の前記底面と前記外縁部を含む外周部の表面との段差によって、前記係合部が構成されているものである。
本態様によれば、固定部の外縁部よりも内方に、ナット収容凹所を設けることで、ナットを固定部の外縁部よりも一段下がったナット収容凹所の底面にナットを当接支持することができ、ナットを安定して装着することができる。特に、固定部からのナットの突出量を低減することができ、ナットと周辺に配索される部品等との干渉の防止や、省スペースな取付けも併せて実現できる。
加えて、ナット収容部の底面と外縁部を含む外周部の表面との段差を利用して、ボルト挿通部の両側縁部に一対の段差状の係合部を効率よく設けることができる。この一対の係合部の離隔距離が、ボルト挿通部の幅寸法と同じであり、ナットの径寸法よりも小さくされていることから、ナットの係合部への係合が確実に実現でき、ボルトのボルト挿通部からの抜け出しを一層確実に阻止することができる。
好ましくは、ナット収容凹所をナットの径寸法よりも僅かに大きい径寸法を有する円形断面で設けることにより、ナット収容凹所の底面と外縁部の表面の段差によって構成される円弧状の係合部を安定してナットに当接させることができ、より一層安定したボルトの抜け出し阻止効果を得ることができる。
本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、前記固定部の裏面には、前記ボルト挿通部の両側縁部の下方に位置して平行に延びる一対の第1補強リブと、前記ボルト貫通穴の周囲を囲み両端部が前記一対の第1補強リブにそれぞれ連結された円弧状の第2補強リブが、設けられているものである。
本態様によれば、固定部の裏面において、ナット支持面の裏側を補強する第2補強リブと、ボルト挿通部の外縁部の裏側を補強する第1補強リブが設けられており、第2補強リブの両端部が一対の第1補強リブに連結されて、相互の剛性が高められている。それゆえ、車両の振動などによってボルトがプロテクタから抜け出す方向の力が加わった際に、第2補強リブによりボルトに螺合されたナットをナット支持面において十分な剛性を以って安定して保持できるようになっている。また、第1補強リブにより、ボルト挿通部の幅方向の弾性変形が有利に防止され、ボルトがボルト挿通部から抜け出すおそれが十分な剛性を以って有利に回避されている。
本発明によれば、ボルト挿通部がボルトの径寸法よりも大きな幅寸法で延出していることから、車両に設けられたボルトをボルト挿通部に挿通する際に、ボルトとボルト挿通部が干渉することがない。それゆえ、従来の如きボルトと干渉する突起が設けられている場合に比して、ボルト挿通部へボルトをスムーズに挿通でき、作業性を向上できる。さらに、ボルト挿通部の幅方向両側にナット支持面よりも突出する係合部が設けられていることから、ボルトがボルト挿通部から抜け出す方向の力が加わった際にも、係合部がナットに干渉することにより、ボルトのボルト挿通部からの抜け出しを確実に防止できる。
本発明の第一の実施形態としての車載部品の取付構造を示す斜視図。 図1の正面図。 図2におけるIII−III断面の要部拡大図。 図1に示す車載部品の斜視図。 図4の正面図。 図4の背面図。 本発明の車載部品の取付構造を構成する車載部品の第二の実施形態を示す斜視図であって、図4に相当する図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜3に、本発明の第一の実施形態に従う車載部品の取付構造を用いて、車載部品たるプロテクタ10を、車両に突設されたブラケット12の一端部14に設けられたボルト16に対して取り付けるための構造が示されている。なお、以下の説明において、上方とは、図2中の上方、下方とは、図2中の下方、また前方とは、図3中の右方、後方とは、図3中の左方を言うものとする。
ブラケット12は、図1〜3に示されているように、側面視でクランク形状に屈曲されかつ金属等の剛性材で形成された短冊状の平板形状を有しており、図示しない他端部が車両に取り付けられることにより一端部14が片持ち状に延出するように構成されている。また、ブラケット12の一端部14の中央部には、前方に向かって突出するボルト16が設けられている。
図1〜6に示されているように、プロテクタ10は、樋状に延びるプロテクタ本体18と、プロテクタ本体18の上方開口部20(図3参照)を覆蓋する蓋体22を含んで構成されている。かかるプロテクタ10は、プロテクタ本体18内に図示しないワイヤハーネスを挿通状態で収容して用いられる。
プロテクタ本体18は、底壁24と底壁24の両側から立ち上がる一対の側壁26,26、を含んで樋状に延びる構成とされており(図3参照)、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。そして、後方の側壁26と前方の側壁26の複数箇所において、外方に突出する被ロック部28が設けられている。一方、プロテクタ本体18の長手方向両端部において、前方もしくは後方の側壁26および底壁24から長手方向外方に向かって略L字断面形状で延び出すガイド部29が設けられている。このガイド部29により、プロテクタ本体18内に挿通状態で収容された図示しないワイヤハーネスの幹線が、プロテクタ本体18の長手方向両端部において所定の方向にガイドされるようになっている。
また、プロテクタ本体18の長手方向の一端側(図2中、左側)には、後方の側壁26の上面から上方に向かって略矩形平板形状で延び出す固定部30が設けられている。固定部30は、図4〜5に示されているように、延出端部32側(図5中、上側)が正面視で略半円形状とされており、かかる半円の中心に当たる部分に正面視で略楕円形状のボルト貫通穴34が板厚方向に貫設されている。しかも、固定部30は、延出端部32側の周縁部からボルト貫通穴34に向かって延出する略矩形切欠状のボルト挿通部36を備えている。ここで、ボルト挿通部36の幅寸法:W1は、図2に示されているように、ボルト16の径寸法:W2よりも大きくかつ後述するナット54の径寸法:W3よりも小さい幅寸法で延出して構成されている。
さらに、図4〜5に示されているように、固定部30の表面38の外縁部39よりも内方の位置において、ボルト貫通穴34の外周縁部の全周に亘って、後述するナット54を収容する凹所である平面視で略円形状のナット収容凹所40が設けられている。そして、ナット収容凹所40の底面42によって、後述するボルト16に螺合されたナット54が当接されて支持されるナット支持面が構成されている。ナット収容凹所40の底面42は、固定部30の外縁部39を含む外周部41の表面38よりも一段下がった位置に設けられていることから、ナット収容凹所40の周囲に略円弧上に広がる段差43が形成されている。これにより、ボルト挿通部36の幅方向両側には、ナット収容凹所40の底面42とその周囲に広がる外周部41の表面38との段差43によって構成される一対の係合部44,44(図4〜5参照)が構成されている。このように、ボルト挿通部36によって分断された段差43によってボルト挿通部36の幅方向両側に一対の係合部44,44が設けられ、後述するナット54に干渉することにより、ボルト16のボルト挿通部36からの抜け出しが阻止されるようになっている。なお、好ましくは、ナット収容凹所40をナット54の径寸法:W3よりも僅かに大きい径寸法:W4を有する円形断面で設ける(図2参照)ことにより、ナット収容凹所40の底面42と固定部30の外周部41の表面38との段差43によって構成される円弧状の係合部44,44を安定してナット54に当接させることができ、後述するボルト16の抜け出し阻止効果をより一層安定して得ることができる。上述の説明から明らかなように、本実施形態では、ボルト挿通部36の延出方向に直交する方向における一対の係合部44,44の離隔距離:W5が、ボルト挿通部36の幅寸法:W1と同じであり、ボルト16の径寸法:W2よりも大きくかつナット54の径寸法:W3よりも小さくされている(図2参照)。
加えて、固定部30の裏面46には、図6に示されているように、ボルト挿通部36の両側縁部の下方に位置して平行に延びる一対の第1補強リブ48,48と、ボルト貫通穴34の周囲の下方に位置して両端部が一対の第1補強リブ48,48にそれぞれ連結された略円弧状の第2補強リブ50が、設けられている。
一方、例えば図4に示されているように、蓋体22は全体として略水平方向に延びる略平板状とされており、平面視において、底壁24と略同形状とされている。また、蓋体22の端縁部からは、被ロック部28と対応する位置において、下方に突出する複数のロック部52が設けられている。なお、蓋体22はプロテクタ本体18と同じく、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている一方、プロテクタ本体18とは別体成形とされている。
上記の如き形状とされたプロテクタ本体18の上方開口部20から図示しないワイヤハーネスが挿通収容されかつ蓋体22が上方から重ね合わされることにより、各ロック部52と被ロック部28が係合されて、本実施形態のプロテクタ10が構成されるようになっている。そして、車両の所望の位置に設けられたブラケット12のボルト16に対して、かかるプロテクタ10の固定部30に設けられたボルト挿通部36を挿通してボルト貫通穴34に配設後、ボルト16にナット54を螺合させることにより、ナット54が、ナット支持面であるナット収容凹所40の底面42に当接支持された状態で、ナット収容凹所40に対して安定して収容保持されるようになっている。
このような本実施形態に従う車載部品の取付構造によれば、固定部30が延出端部32側の周縁部からボルト貫通穴34に向かって延出する略矩形切欠状のボルト挿通部36を備え、ボルト挿通部36の幅寸法:W1がボルト16の径寸法:W2よりも大きくされていることから、車両に設けられたボルト16をボルト挿通部36に挿通する際に、ボルト16とボルト挿通部36が干渉することがない。それゆえ、従来の如きボルトと干渉する突起が設けられている場合に比して、車両に設けられたボルト16をボルト挿通部36にスムーズに挿通させることができ、作業性の向上を図ることができる。
また、固定部30の表面38の外縁部39よりも内方の位置において、ボルト貫通穴34の外周縁部の全周に亘ってナット収容凹所40が設けられている。これにより、ナット54を固定部30の外周部41の表面38よりも一段下がったナット収容凹所40の底面42に当接支持することができることから、ナット54を安定して固定部30に装着することができる。しかも、固定部30からのナット54の突出量を低減することができることから、周辺部材とナット54との干渉を防止することが可能となると共に、省スペースな取付けも併せて実現することができる。
さらに、ナット収容凹所40の底面42と固定部30の外周部41の表面38との段差43を利用することにより、ボルト挿通部36の両側縁部に一対の係合部44,44を効率よく設けることができる。かかる一対の係合部44,44間のボルト挿通部36の延出方向に直交する方向における離隔距離:W5が、ボルト挿通部36の幅寸法:W1と同じであり、ナット54の径寸法:W3よりも小さくされていることから、ナット54の段差43への係合が確実に実現でき、ボルト16のボルト挿通部36からの抜け出しを確実に阻止することができる。
加えて、固定部30の裏面46において、ナット支持面であるナット収容凹所40の底面42の裏側を補強する第2補強リブ50と、ボルト挿通部36の周縁部の裏側を補強する一対の第1補強リブ48,48が設けられており、第2補強リブ50の両端部が一対の第1補強リブ48,48にそれぞれ連結されることにより、相互の剛性が高められている。それゆえ、車両の振動などによってボルト16がプロテクタ10の固定部30から抜け出す方向の力が加わったとしても、第2補強リブ50によって、ボルト16に螺合されたナット54をナット支持面であるナット収容凹所40の底面42において十分な剛性を以って安定して保持できるようになっている。さらに、一対の第1補強リブ48,48によって、ボルト挿通部36の両側縁部の弾性変形が有利に防止されていることから、ボルト16がボルト挿通部36から抜け出すおそれが十分な剛性を以って有利に回避できるようになっている。
次に、図7には、本発明の車載部品の取付構造を構成する第二の実施形態に係る車載部品たるプロテクタ56が示されている。本実施形態のプロテクタ56のプロテクタ本体58においては、第一の実施形態で採用されていたナット収容凹所40は形成されておらず、ボルト貫通穴34の周囲にナット支持面60が広がっている。そして、ボルト挿通部36の幅方向両側におけるナット支持面60から固定部30の外縁部39に至る全領域にナット支持面60よりも突出する略1/4円形状の一対の係合部62,62が突設されている。本実施形態においても、第一の実施形態と同様、一対の係合部62,62間のボルト挿通部36の延出方向に直交する方向の離隔距離:W5がボルト挿通部36の幅寸法:W1と同じとされ、ナット支持面60に当接支持されるナット54の径寸法:W3よりも小さくされていることから、車両の振動などによって図示しないボルト16がプロテクタ56の固定部30から抜け出す方向の力が加わった際に、図示しないナット54が一対の係合部62,62に確実に干渉して、ボルト16のボルト挿通部36からの抜け出しが阻止されるのである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、一対の係合部44,44、62,62はいずれもボルト挿通部36の挿通方向(鉛直方向)に対して対称となる位置に設けられていたが、非対称となる位置に設けられていてもよい。このような場合であっても、車両の振動などによってボルト16がプロテクタ10の固定部30から抜け出す方向の力が加わった際に、ボルト16に螺合されたナット54が当接するように係合部を構成することにより、本実施形態と同様に、ボルト16のボルト挿通部36からの抜け出しの阻止効果を得ることが可能となる。また、一対の係合部44,44、62,62は、ナット支持面60から固定部30の外縁部39に至る全領域に設けられていたが、少なくとも一部に設けられていればよい。
10,56:プロテクタ(車載部品)、16:ボルト、30:固定部、34:ボルト貫通穴、36:ボルト挿通部、38:表面、39:外縁部、40:ナット収容凹所、41:外周部、42:底面(ナット支持面)、43:段差、44,62:係合部、46:裏面、48:第1補強リブ、50:第2補強リブ、54:ナット、60:ナット支持面

Claims (3)

  1. ボルト貫通穴を有する固定部を備えた車載部品を、車両に設けられたボルトに対して取り付けるための車載部品の取付構造であって、
    前記固定部は、前記ボルト貫通穴の周囲に設けられて前記ボルトに螺合されたナットが当接されて支持されるナット支持面と、前記固定部の外縁部から前記ボルト貫通穴に向かって延出する切欠状のボルト挿通部とを備え、
    前記ボルト挿通部が、前記ボルトの径寸法よりも大きくかつ前記ナットの径寸法よりも小さい幅寸法で延出している一方、
    前記ボルト挿通部の幅方向両側における、前記ナット支持面から前記外縁部に至る領域の少なくとも一部には、前記ナット支持面よりも突出する係合部が設けられており、該係合部が前記ナットに干渉することにより、前記ボルトの前記ボルト挿通部からの抜け出しが阻止されるようになっている
    ことを特徴とする車載部品の取付構造。
  2. 前記固定部は、前記外縁部よりも内方に位置して前記ナットを収容するナット収容凹所を有し、前記ナット収容凹所の底面によって前記ナット支持面が構成されている一方、前記ナット収容凹所の前記底面と前記外縁部を含む外周部の表面との段差によって、前記係合部が構成されている請求項1に記載の車載部品の取付構造。
  3. 前記固定部の裏面には、前記ボルト挿通部の両側縁部の下方に位置して平行に延びる一対の第1補強リブと、前記ボルト貫通穴の周囲を囲み両端部が前記一対の第1補強リブにそれぞれ連結された円弧状の第2補強リブが、設けられている請求項1または2に記載の車載部品の取付構造。
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