JP5280920B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、出力が軽負荷である場合に電力変換の高効率を実現した同期整流方式のスイッチング電源装置に関するものである。
図13に、降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置を示す。このスイッチング電源装置は、ソースを入力電源11の正端子に接続したPMOSのメイントランジスタMP11と、ソースを接地(GND)に接続したMNOSの同期整流トランジスタMN11と、メイントランジスタMP11と同期整流トランジスタMN11のドレインが共通接続されるノードLX1と出力端子12との間に接続された平滑用のインダクタL1と、出力端子12と接地との間に接続した平滑用のキャパシタC1と、出力端子12の出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗R11,R12と、その分圧抵抗R11,R12で分圧された電圧を取り込む電源制御回路14と、電源制御回路14から出力する制御信号PRDRV_Pに応じて駆動信号DRV_Pを出力してメイントランジスタMP11をオン/オフ駆動するPchドライバ15と、電源制御回路14から出力する制御信号PRDRV_Nに応じて駆動信号DRV_Nを出力して同期整流トランジスタMN11をオフ/オン駆動するNchドライバ16とを備える。電源制御回路14は、分圧抵抗R11,R12で分圧された電圧と内部に設定された基準電圧との差分に応じて、出力端子12の出力電圧Voutが所定の電圧になるように、Pchドライバ15、Nchドライバ16により、トランジスタMP11,MN11のオン/オフを制御する。13は負荷である。
このスイッチング電源装置では、上記のように、電源制御回路14によってPchドライバ15、Nchドライバ16が制御されることで、トランジスタMP11,MN11が交互にオン/オフ制御される。メイントランジスタMP11がオンし同期整流トランジスタMN11がオフしたときは、インダクタL1に流れる電流は増大し、メイントランジスタMP11がオフし同期整流トランジスタMN11がオンしたときは、そのインダクタL1が同じ電流を流し続けようとするので、同期整流トランジスタMN11からインダクタL1方向に電流が流れるが、この間に電流は減少する。
従って、電流連続モードとなる通常負荷の場合は、インダクタL1を流れる電流は漸次増大(メイントランジスタMP11オン時)、漸次減少(同期整流トランジスタMN11オン時)を繰り返し、その電流の方向は変わらない。
一方、電流不連続モードとなる軽負荷の場合は、同期整流トランジスタMN11がオンしている途中でインダクタL1に流れる電流がゼロとなり、この後インダクタL1から同期整流トランジスタMN11に向かって逆方向に電流が流れ、その電流が同期整流トランジスタMN11がオフするまで徐々に増大していく。このため、メイントランジスタMP11がオンしたときインダクタL1に蓄えられたエネルギーが、同期整流トランジスタMN11がオンしている期間にインダクタL1から同期整流トランジスタMN11を通して接地に流れる電流により放出される。よって、放出された分だけ、電源装置11の出力から取り出されたエネルギーは減少するので、電源の変換効率が低下してしまう。
そこで、軽負荷時の電力変換効率の低下という課題を解決するために、いくつかの回路方式が提案されている。その1つが特許文献1に記載されている。この特許文献1は、その図1、図4に示されるように、同期整流トランジスタをドレインからソースの方向に逆流する電流を検出する逆電流防止回路を設け、逆電流が検出されたとき、同期整流トランジスタをオフさせて、逆電流を阻止するものである。これにより、逆電流が流れなくなるので、インダクタから接地に電流が流れなくなって、インダクタに蓄積されたエネルギーの損失を抑制することができる。また、この特許文献の図8には、インダクタと出力端子との間に検出抵抗を接続して、この検出抵抗によって逆電流を検出する手法も記載されている。
特開平11−146637号
ところが、特許文献1の逆電流防止回路では、同期整流トランジスタの逆電流を検出するために、その同期整流トランジスタのソース・ドレインの両端の電圧を直接検出して基準電圧と比較器で比較するものであるので、その比較器の入力オフセット電圧により、誤差が生じる。また、インダクタと出力端子との間に検出抵抗を挿入する場合は、検出抵抗に負荷電流が流れることで損失が生じ変換効率低下を招くという課題がある。
本発明の目的は、同期整流トランジスタの逆流を検出するための比較器の入力オフセット電圧誤差の影響を少なくし、また負荷電流が検出抵抗に流れることがないようにして、軽負荷時の電力変換効率を改善した同期整流方式のスイッチング電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、正電源と第1のノードとの間に接続され第1のPchドライバでオン/オフ駆動される第1のPMOSトランジスタと、接地と前記第1のノードとの間に接続され第1のNchドライバでオフ/オン駆動される第1のNMOSトランジスタと、前記第1のノードと第1の出力端子の間に接続された第1のインダクタと、前記第1の出力端子と接地との間に接続された第1のキャパシタと、前記第1の出力端子の電圧に応じて前記第1のPchドライバおよび前記第1のNchドライバを制御し、前記第1の出力端子の電圧が所定の出力電圧になるように制御する第1の電源制御回路とを備え、前記第1のNMOSトランジスタがオンした後の前記第1のNMOSトランジスタに流れる電流が、接地→前記第1のノードの方向から、前記第1のノード→接地の方向に切り替わるとき、前記第1のNMOSトランジスタをオフさせる降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置であって、前記第1のNchドライバは、前記第1のNMOSトランジスタがオンした後、前記第1のノードの電圧を増幅した電圧を第1の基準値と第1の比較器で比較検出し、前記第1のノードの電圧が接地より低い負電圧から接地電位に上昇したとき、前記第1の比較器の出力により、前記第1のNMOSトランジスタをオフさせることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のスイッチング電源装置において、前記第1のNchドライバは、固定電源と前記第1の比較器の第1の入力端子に接続された第1のI/V変換回路と、ソースが前記第1のノードに接続されドレインが前記第1の比較器の第1の入力端子に接続されゲートが第1の固定のゲートバイアス回路に接続された増幅用NMOSトランジスタとからなる第1の電流方向検出回路を備えることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、第2のノードと第2の出力端子との間に接続され第2のPchドライバでオン/オフ駆動される第2のPMOSトランジスタと、第2のノードと接地との間に接続され第2のNchドライバでオフ/オン駆動される第2のNMOSトランジスタと、前記第2のノードと正電源との間に接続された第2のインダクタと、前記第2の出力端子と接地との間に接続された第2のキャパシタと、前記第2の出力端子の電圧に応じて前記第2のPchドライバおよび前記第2のNchドライバを制御し、前記第2の出力端子の電圧が所定の出力電圧になるように制御する第2の電源制御回路とを備え、前記第2のPMOSトランジスタがオンした後の前記第2のPMOSトランジスタに流れる電流が、前記第2のノード→前記第2の出力端子の方向から、前記第2の出力端子→前記第2のノードの方向に切り替わるとき、前記第2のPMOSトランジスタをオフさせる昇圧型同期整流方式のスイッチング電源装置であって、前記第2のPchドライバは、前記第2のPMOSトランジスタがオンした後、前記第2のノードの電圧を増幅した電圧を第2の基準値と第2の比較器で検出し、前記第2のノードの電圧が前記出力電圧より高い正電圧から前記出力電位に低下したとき、前記第2のPMOSトランジスタをオフさせることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3に記載のスイッチング電源装置において、前記第2のPchドライバは、接地と前記第2の比較器の第1の入力端子に接続された第2のI/V変換回路と、ソースが前記第2のノードに接続されドレインが前記第2の比較器の第1の入力端子に接続されゲートが第2の固定のゲートバイアス回路に接続された増幅用PMOSトランジスタとからなる第2の電流方向検出回路を備えることを特徴とする。
請求項1および2にかかる発明では、第1のノードの電圧を増幅した電圧を第1の基準値と第1の比較器で比較検出して、第1のNMOSトランジスタを流れる電流の方向反転を検出し、請求項3および4にかかる発明では、第2のノードの電圧を増幅した電圧を第2の基準値と第2の比較器で比較検出して、第2のPMOSトランジスタを流れる電流の方向転換を検出するので、第1、第2の比較器の入力オフセット電圧誤差の影響が少なくなって、電流逆転を正確に検出でき、検出精度を向上でき、電力変換効率をより向上できる。また、負荷電流が流れる検出抵抗は使用しないので、検出抵抗による電力変換効率低下を回避できる。
本発明の第1の実施例の降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置のブロック図である。 図1のスイッチング電源装置のNchドライバのブロック図である。 図2のNchドライバのドライバ信号生成部のブロック図である。 図1のスイッチング電源装置のNchドライバの動作波形図である。 図2のNchドライバの電流方向検出部の具体例の回路図である。 図2のNchドライバの電流方向検出部の別の具体例の回路図である。 本発明の第2の実施例の昇圧型同期整流方式のスイッチング電源装置のブロック図である。 図7のスイッチング電源装置のPchドライバのブロック図である。 図8のPchドライバのドライバ信号生成部のブロック図である。 図7のスイッチング電源装置のPchドライバの動作波形図である。 図8のPchドライバの電流方向検出部の具体例の回路図である。 図8のPchドライバの電流方向検出部の別の具体例の回路図である。 従来の降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置のブロック図である。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例の降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置の全体構成を示す。図13で説明したものと同一のものには同一の符号を付けた。16Aは駆動信号DRV_Nを出力して同期整流トランジスタMN11を駆動するNchドライバであり、ノードLX1の電圧V_LX1を取り込んで,インダクタL1と同期整流トランジスタMN11を流れる電流の方向を検出する電流方向検出部が付加されている。
このスイッチング電源装置では、Pchドライバ15によってメイントランジスタMP11がオンした(同期整流トランジスタMN11がオフ)とき、電源装置11から電流がメイントランジスタMP11→インダクタL1→キャパシタC1と流れて、そのキャパシタC1が充電される。また、Nchドライバ16Aによって同期整流トランジスタMN11がオンした(メイントランジスタMP11がオフ)ときは、インダクタL1に蓄積されたエネルギーにより、電流が、同期整流トランジスタMN11→インダクタL1→キャパシタC1と流れて、そのキャパシタC1が充電される。後者のとき、本実施例では、ノードLX1の電圧V_LX1の変化をNchドライバ16Aによって検出して、電流の方向が逆転するとき、同期整流トランジスタMN11をオフさせる。
<第1の実施例のNchドライバの内部回路例>
図2にNchドライバ16Aの内部回路を示す。このNchドライバ16Aは、電流方向検出部161とドライバ信号生成部162からなる。電流方向検出部161は、固定電圧VREGに接続されたI/V変換回路1611、ゲートバイアス回路1612、そのゲートバイアス回路1612により固定のバイアスが印加されるゲート接地増幅回路を構成するNMOSトランジスタMN12、基準電圧Vref1とトランジスタMN12のドレイン電圧V11とを比較する比較器1613からなる。ドライバ信号生成部162は、図3に示すように、インバータINV11〜INV14、ノア回路NOR11〜NOR14、バッファBUF11、および遅延回路DL11からなる。
図4にこのNchドライバ16Aの動作波形を示す。図1の電源制御回路14から出力する制御信号PRDRV_Nが“L”→“H”に変化(制御信号PRDRV_Pが“L”→“H”に変化してメイントランジスタMP11がオフ)すると、ドライバ信号生成部162によって駆動信号DRV_Nが“L”→“H”に変化して、同期整流トランジスタMN11がオフ→オンに変化し、インダクタL1の電流が、同期整流トランジスタMN11→インダクタL1→キャパシタC1に流れる。これにより、ノードLX1の電圧V_LX1は接地電位(GND)よりも低い負の電圧となる。
この後、時間経過により、インダクタL1の電流は減少してゆき、ノードLX1の電位も上昇していく。インダクタL1の電流がゼロになると、ノードLX1の電圧V_LX1もゼロとなり、この後はインダクタL1から同期整流トランジスタMN11の方向に逆電流が流れ始める。
そこで、基準電圧Vref1をこのときのトランジスタMN12のドレイン電圧V11になるように予め設定しておけば、このとき比較器1613の出力が反転して“H”→“L”となってドライバ信号生成部162の端子Y1に入力し、駆動信号DRV_Nが“H”→“L”に変化して、同期整流トランジスタMN11がオフする。このように、ノードLX1の電圧V_LX1がゼロになると、直ちにインダクタL1→同期整流トランジスタMN11の方向に流れる逆電流が阻止される。
ここで、比較器1613に存在する入力オフセット電圧による影響について説明する。ノードLX1の電圧V_LX1を直接検出することは、ノードLX1とGND間の電圧、つまり同期整流トランジスタMN11のドレイン・ソース間電圧を検出することとなる。この電圧をΔVs1とする。このとき、比較器1613の入力オフセット電圧をVoffset1とすると、その比較器1613で直接比較する場合は、その検出電圧(比較器1613の反転入力端子の電圧)は「ΔVs1+Voffset1」となる。そして、このときの入力オフセット電圧Voffset1分の誤差率A11は、
A11=Voffset1/ΔVs1 (1)
となる。
一方、本実施例では、電圧ΔVs1をトランジスタMN12で増幅して検出している。このため、そのトランジスタMN12のトランスコンダクタンスをG1とすると、そのトランジスタMN12のドレイン電圧V11は、
V11=VREG−{Ra1×G1×(Vg1−(ΔVs1+Vth1))} (2)
となる。Ra1はI/V変換回路1611の内部抵抗の値、Vg1はトランジスタMN12のゲート電圧、Vth1はトランジスタMN12の閾値である。この式(2)から、電圧ΔVs1の変化に対する電圧V11の変化は、「Ra1×G1×ΔVs1」であり、「Ra1×G1」が増幅率(>1)である。そこで、式(2)を簡略化して、
V11=VREG−Ra1×G1×ΔVs1 (3)
とすると、比較器1613での実際の検出電圧(反転入力端子の電圧)は、
V11+Voffset1=VREG−Ra1×G1×ΔVs1+Voffset1 (4)
となる。VREGは一定電圧であり、入力オフセット電圧に関係するのは「Ra1×G1×ΔVs1+Voffset1」の項となる。そして、オフセット電圧分の誤差率A12は、
A12=Voffsst1/(Ra1×G1×ΔVs1) (5)
となる。
式(1)と式(5)の誤差率A11,A12を比較すると、式(5)の分母のΔVs1に1以上の増幅率が乗算されており、明らかに式(5)の誤差率A12の方が小さくなることが分かる。例えば、Ra1×G1=100であれば、およそ1/100倍も小さくなる。このように、本実施例では、ノードLX1の電圧をトランジスタMN12で増幅してから電圧V11とし、Vref1と比較するので、比較器1613の入力オフセット電圧の影響を少なくすることができる。
<第1の実施例のNchドライバの電流方向検出部の具体例>
図5に、Nchドライバ16Aの電流方向検出部161の具体回路を示す。電流源IREF1とNMOSトランジスタMN13は、ゲートバイアス回路1612を構成する。トランジスタMN13とカレントミラー接続されたNMOSトランジスタMN14とPMOSトランジスタMP12は、基準電圧Vref1の発生回路を構成する。トランジスタMP12とカレントミラー接続されたPMOSトランジスタMP13は、I/V変換回路1611を構成する。ソースがノードLX1にソースが接続されるトランジスタMN12は、トランジスタMN13とカレントミラー接続されている。
動作を説明する。同期整流トランジスタMN11がオンすると、インダクタL1に蓄積されていたエネルギーにより、その同期整流トランジスタMN11からインダクタL1の方向に電流が流れ、前記したように、ノードLX1の電位が負となる。このとき、トランジスタMN12のゲート・ソース間電圧が、トランジスタMN14のゲート・ソース間電圧より大きくなり、トランジスタMP12,MP13のカレントミラーの比を1:1に予め設定しておくと、トランジスタMN12はトランジスタMN14よりも大きなドレイン電流を流そうとするが、トランジスタMP12,MP13のカレントミラー動作により、トランジスタMP13のドレイン電流がトランジスタMP12のドレイン電流と同じになり、ドレイン電流が制限される。この結果、トランジスタMN12のドレイン電圧V11は低くなり、トランジスタMP12のドレイン電圧(=Vref1)以下になる。つまり、V11<Vref1となる。したがって、比較器1613の出力は“L”→“H”に反転する。この状態では、ドライバ信号生成部162の駆動信号DRV_Nは、制御信号PRDRV_Nと同じ“H”のレベルから変化しない。
同期整流トランジスタMN11がオンしてから時間が経過すると、インダクタL1の電流が減少してゆき、インダクタL1から同期整流トランジスタMN11の方向に逆に流れる瞬間において、ノードLX1の電圧はゼロ、すなわち接地電位となり、インダクタL1から同期整流トランジスタMN11の方向に電流が流れると、ノードLX1の電圧は正になる。
このとき、トランジスタMN12のゲート・ソース間電圧が、トランジスタMN14のゲート・ソース間電圧より小さくなり、トランジスタMN12のドレイン電圧V11は上がる。トランジスタMN12のドレイン電圧V11が、トランジスタMP12のドレイン電圧(=Vref1)より高く、V11>Vref1になると、比較器1613の出力は“H”→“L”に変化する。比較器1613の出力が“L”になると、ドライバ信号生成部162のラッチ動作により、駆動信号DRV_Nが“L”になり、同期整流トランジスタMN11をオフさせる。なお、この状態において、駆動信号DRV_Nは制御信号PRDRV_Nが“L”になるまで“L”を保持し、その後は制御信号PRDRV_Nのレベルが駆動信号DRV_Nのレベルとなる。
本具体例では、トランジスタMN12,MN14はカレントミラーと同じ動作を行い、それぞれのドレイン電流が等倍比となるような動作を行うので、誤差としてはトランジスタMN12,MN14の相対誤差のみとなり、その誤差を小さく抑えることができる。また、このトランジスタMN12,MN14のドレインにはカレントミラー回路(MP12,MP13)が接続されているので、トランジスタMN12のソース電圧の変化、つまりノードLX1の電圧V_LX1の変化がトランジスタMN12のドレインに増幅されて比較器1613に入力するので、前記のように比較器1613での入力オフセット電圧の影響が少なくなる。よって、同期整流トランジスタMN11の逆流検出での誤差要因を最小限にできるので、動作精度を向上させることができる。
<第1の実施例のNchドライバの電流方向検出部の別の具体例>
図6に、Nchドライバ回路5の電流方向検出部161の別の具体回路を示す。抵抗R13,R14は、基準電圧Vref1の発生回路を構成する。また、誤差増幅器1614、NMOSトランジスタMN15、および抵抗R15は、ゲートバイアス回路1612を構成する。抵抗R16はI/V変換回路1611を構成する。
動作を説明する。同期整流トランジスタMN11がオンすると、その同期整流トランジスタMN11からインダクタL1の方向に流れ、ノードLX1の電位が負となる。このとき、トランジスタMN12とトランジスタMN15のゲート電圧は、誤差増幅器1614の出力電圧V13で固定されるので、トランジスタMN12のゲート・ソース間電圧は、トランジスタMN15のゲート・ソース間電圧よりも大きくなる。このとき、トランジスタMN12のドレイン電流は、トランジスタMN15の定電流であるドレイン電流より大きくなるので、抵抗R16の電圧降下により、トランジスタMN12のドレイン電圧V11はトランジスタMN15のドレイン電圧V12よりも低くなる。この電圧V12は誤差増幅器1614の入力の仮想短絡動作により電圧Vref1と等しい電圧であり、また電圧Vref1は比較器1613の基準電圧でなるので、V11<Vref1となって、比較器1613の出力は“L”→“H”になる。この状態では、駆動信号DRV_Nは“H”を保持する。
同期整流トランジスタMN11がオンしてから時間が経過すると、インダクタL1の電流が減少してゆき、インダクタL1から同期整流トランジスタMN11の方向に逆に流れる瞬間において、ノードLX1の電圧はゼロ、すなわち接地電位になり、インダクタL1から同期整流トランジスタMN11の方向に電流が流れると、ノードLX1の電圧は正になる。これにより、トランジスタMN12のゲート・ソース間電圧は、トランジスタMN15のゲート・ソース間電圧より小さくなり、トランジスタMN12のドレイン電流がトランジスタMN15のドレイン電流より小さくなる。この結果、トランジスタMN12のドレイン電圧V11はトランジスタMN15のドレイン電圧V12よりも高くなる、すなわちV11>Vref1となるので、比較器1613の出力は“H”→“L”に変化する。ドライバ信号生成部162は、この状態において前記した図5での動作説明と同様の動作をして、駆動信号DRV_Nは“L”にラッチされて、同期整流トランジスタMN11をオフさせる。
本具体例では、トランジスタMN12がトランジスタMN15とカレントミラーの関係になり、両者間で生じる相対誤差が小さくなる。また、抵抗R15,R16に温度特性があっても、逆電流検出は基準電圧Vref1の温度特性のみに影響を受けるので、基準電圧Vref1の温度特性を小さくすることで、逆電流検出の温度特性を小さくできる。また、このトランジスタMN12のドレインには抵抗R16が接続されており、トランジスタMN12のソース電圧の変化、つまりノードLX1の電圧V_LX1の変化がトランジスタMN12のドレインに増幅されて比較器1613に入力するので、前記のように比較器1613での入力オフセット電圧の影響が少なくなる。よって、同期整流トランジスタMN11の逆流検出での誤差要因を最小限にできるので、動作精度を向上させることができる。
<第2の実施例>
図7に第2の実施例として、昇圧型同期整流方式のスイッチング電源装置の全体構成を示す。このスイッチング電源装置は、入力電源21の正電圧側に一端が接続されたインダクタL2と、そのインダクタL2の他端であるノードLX2にドレインが接続され、ソースが出力端子22に接続されたPMOSの同期整流トランジスタMP21と、同ノードLX2にドレインが接続され、ソースが接地(GND)に接続されしたNMOSのメイントランジスタMN21と、出力端子22と接地との間に接続した平滑用のキャパシタC2と、出力端子22の出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗R21,R22と、その分圧抵抗R21,R22で分圧された電圧を取り込む電源制御回路24と、電源制御回路24から出力する制御信号PRDRV_Pに応じて駆動信号DRV_Pを出力して同期整流トランジスタMP21をオン/オフ駆動するPchドライバ25Aと、電源制御回路24から出力する制御信号PRDRV_Nに応じて駆動信号DRV_Nを出力してメイントランジスタMN21をオフ/オン駆動するNchドライバ26とを備える。電源制御回路24は、分圧抵抗R21,R22で分圧された電圧と内部に設定された基準電圧との差分に応じて、出力端子22の電圧Voutが所定の電圧になるように、Pchドライバ25A、Nchドライバ26により、同期整流トランジスタMP21,MN211のオン/オフを制御する。23は負荷である。Pchドライバ25Aには、ノードLX2の電圧V_LX2と出力端子22の電圧Voutを取り込んで、同期整流トランジスタMP21を流れる電流の方向を検出する電流方向検出部が付加されている。
このスイッチング電源装置では、Nchドライバ26によってメイントランジスタMN21がオンした(同期整流トランジスタMP21がオフ)とき、電源装置21から電流がインダクタL2→メイントランジスタMN21→GNDと流れて、インダクタL2にエネルギーが蓄積される。そして、Pchドライバ25Aによって同期整流トランジスタMP21がオンした(メイントランジスタMN21がオフ)ときは、インダクタL2の起電力に電源装置21の電圧Vinが加算されて、その電流が同期整流トランジスタMP21→キャパシタC2と流れて、そのキャパシタC2が入力電圧Vinよりも高い電圧に充電される。以後、これが繰り返される。本実施例では、後者のとき、ノードLX2の電圧V_LX2と出力電圧Voutの変化をPchドライバ25Aによって検出して、電流の方向が反転したとき、同期整流トランジスタMP21をオフさせる。
<第2の実施例のPchドライバの内部回路例>
図8にPchドライバ25Aの内部回路を示す。このPchドライバ25Aは、電流方向検出部251とドライバ信号生成部252からなる。電流方向検出部251は、接地(GND)に接続されたI/V変換回路2511、ゲートバイアス回路2512、そのゲートバイアス回路2512により固定のバイアスが印加されるゲート接地増幅回路を構成するPMOSトランジスタMP22、基準電圧Vref2とトランジスタMP22のドレイン電圧V21とを比較する比較器2513からなる。ドライバ信号生成部252は、図9に示すように、インバータINV21,INV22、ノア回路NOR21〜NOR23、オア回路OR21、バッファBUF21、および遅延回路DL21からなる。本実施例でも、ノードLX2の電圧をトランジスタMP22で増幅してV21としてから、Vref2と比較するので、前記図2について説明したのと同様に、比較器2513の入力オフセット電圧の影響を少なくすることができる。
図10にこのNchドライバ25Aの動作波形を示す。図7の電源制御回路24から出力する制御信号PRDRV_Pが“H”→“L”に変化(制御信号PRDRV_Nが“H”→“L”に変化してメイントランジスタMN21がオフ)すると、ドライバ信号生成部252によって駆動信号DRV_Pが“H”→“L”に変化して、同期整流トランジスタMP21がオフ→オンに変化し、インダクタL2→同期整流トランジスタMP21→キャパシタC2に電流が流れる。このとき、ノードLX2の電圧V_LX2が出力電圧Voutよりも高い正の電圧となる。
この後、時間経過により、インダクタL2の電流は減少してゆき、ノードLX2の電圧V_LX2が低下していく。インダクタL2の電流がゼロになると、ノードLX2の電圧V_LX2が電圧Voutとなり、この後は出力電圧Voutが入力電圧Vinよりも高ければ、キャパシタC2→同期整流トランジスタMP21→インダクタL2→電源装置21の方向に逆電流が流れ始め、出力電圧Voutの低下を招く。
そこで、基準電圧Vref2をこのときのトランジスタMP22のドレイン電圧V21になるように予め設定しておけば、このとき比較器2513の出力が反転し、“L”→“H”となってドライバ信号生成部252の端子Y2に入力し、駆動信号DRV_Pが“L”→“H”に変化して、同期整流トランジスタMP21がオフする。このように、ノードLX2の電圧V_LX2が出力電圧Voutになると、直ちにキャパシタC2→同期整流トランジスタMP21→インダクタL2→電源装置21の方向に流れる逆電流が阻止され、キャパシタC2の電荷の減少が阻止される。
ここで、比較器2513に存在する入力オフセット電圧による影響について説明する。ノードLX2の電圧V_LX2を直接検出することは、ノードLX2と出力端子22間の電圧、つまり同期整流トランジスタMP21のドレイン・ソース間電圧を検出することとなる。この電圧をΔVs2とする。このとき、比較器2513の入力オフセット電圧をVoffset2とすると、その比較器2513で直接比較する場合は、その検出電圧(比較器2513の反転入力端子の電圧)は「ΔVs2+Voffset2」となる。そして、このときのオフセット電圧Voffset2分の誤差率A21は、
A21=Voffset2/ΔVs2 (6)
となる。
一方、本実施例では、電圧ΔVs2をトランジスタMP22で増幅して検出している。このため、そのトランジスタMP22のトランスコンダクタンスをG2とすると、そのトランジスタMP22のドレイン電圧V21は、
V21=Vout−{Ra2×G2×(Vg2−(ΔVs2+Vth2))} (7)
となる。Ra2はI/V変換回路2511の内部抵抗の値、Vg2はトランジスタMP22のゲート電圧、Vth2はトランジスタMP22の閾値である。この式(7)から、電圧ΔVs2の変化に対する電圧V21の変化は、「Ra2×G2×ΔVs2」であり、「Ra2×G2」が増幅率(>1)である。そこで、式(7)を簡略化して、
V21=Vout−Ra2×G2×ΔVs2 (8)
とすると、比較器2513での実際の検出電圧(反転入力端子の電圧)は、
V21+Voffset2=Vout−Ra2×G2×ΔVs2+Voffset2 (9)
となる。Voutはほぼ一定電圧であり、オフセット電圧に関係するのは「Ra2×G2×ΔVs2+Voffset2」の項となる。そして、入力オフセット電圧分の誤差率A22は、
A22=Voffsst2/(Ra2×G2×ΔVs2) (10)
となる。
式(6)と式(10)の誤差率A21,A22を比較すると、式(10)の分母のΔVs2に1以上の増幅率が乗算されており、明らかに式(10)の誤差率A22の方が小さくなることが分かる。例えば、Ra2×G2=100であれば、およそ1/100倍も小さくなる。このように、本実施例でも、ノードLX2の電圧をトランジスタMP22で増幅してから電圧V21とし、Vref2と比較するので、比較器2513の入力オフセット電圧の影響を少なくすることができる。
<第2の実施例のPchドライバの電流方向検出部の具体例>
図11に、Pchドライバ25Aの電流方向検出部251の具体回路を示す。電流源IREF2とPMOSトランジスタMP23は、ゲートバイアス回路2512を構成する。トランジスタMP23とカレントミラー接続されたPMOSトランジスタMP24とNMOSトランジスタMN22は、基準電圧Vref2の発生回路を構成する。トランジスタMN22とカレントミラー接続されたNMOSトランジスタMN23は、I/V変換回路2511を構成する。ソースがノードLX2にソースが接続されるトランジスタMP22は、トランジスタMP23とカレントミラー接続されている。トランジスタMP23,MP24のソース、トランジスタMP22のバックゲートは、出力端子22に接続され、出力電圧Voutが印加している。
動作を説明する。メイントランジスタMN21がオフし、同期整流トランジスタMP21がオンすると、インダクタL2に蓄積されていたエネルギーにより、インダクタL2からその同期整流トランジスタMP21の方向に電流が流れ、前記したように、ノードLX2の電圧V_LX2が上昇する。このとき、トランジスタMP22のゲート・ソース間電圧が、トランジスタMP24のゲート・ソース間電圧より大きくなり、トランジスタMN22,MN23のカレントミラーの比を1:1に予め設定しておくと、トランジスタMP22はトランジスタMP24よりも大きなドレイン電流を流そうとするが、トランジスタMN22,MN23のカレントミラー動作により、トランジスタMN23のドレイン電流がトランジスタMN22のドレイン電流と同じになり、ドレイン電流が制限される。この結果、トランジスタMP22のドレイン電圧V21は高くなり、トランジスタMN22のドレイン電圧(=Vref2)以上になる。つまり、V21>Vref2となる。したがって、比較器2513の出力は“H”→“L”に反転する。この状態では、ドライバ信号生成部252の駆動信号DRV_Pは、制御信号PRDRV_Pと同じ“L”のレベルから変化しない。
メイントランジスタMN21がオンしてから時間が経過すると、インダクタL2の電流が減少してゆき、同期整流トランジスタMP21からインダクタL2の方向に逆に流れる瞬間において、ノードLX2の電圧V_LX2は出力電圧Voutとなり、同期整流トランジスタMP21からインダクタL2の方向に電流が流れると、ノードLX2の電圧V_LX2は出力電圧Vout以下になる。
このとき、トランジスタMP22のゲート・ソース間電圧が、トランジスタMP24のゲート・ソース間電圧より小さくなり、トランジスタMP22のドレイン電圧V21は下降する。トランジスタMP22のドレイン電圧V21が、トランジスタMP24のドレイン電圧(=Vref2)より低く、V21<Vref2になると、比較器2513の出力は“L”→“H”に変化する。比較器2513の出力が“H”になると、ドライバ信号生成部252のラッチ動作により、駆動信号DRV_Pが“H”になり、同期整流トランジスタMP21をオフさせる。なお、この状態において、駆動信号DRV_Pは制御信号PRDRV_Pが“H”になるまで“H”を保持し、その後は制御信号PRDRV_Pのレベルが駆動信号DRV_Pのレベルとなる。
本具体例では、トランジスタMP22,MP24はカレントミラーと同じ動作を行い、それぞれのドレイン電流が等倍比となるような動作を行うので、誤差としてはトランジスタMP22,MP24の相対誤差のみとなり、その誤差を小さく抑えることができる。また、このトランジスタMP22,MP24のドレインにはカレントミラー回路(MN22,MN23)が接続されているので、トランジスタMP22のソース電圧の変化、つまりノードLX2の電圧V_LX2の変化がトランジスタMP22のドレインに増幅されて比較器2513に入力するので、前記のように比較器2513での入力オフセット電圧の影響が少なくなる。よって、同期整流トランジスタMP21の逆流検出での誤差要因を最小限にできるので、動作精度を向上させることができる。
<第2の実施例のPchドライバの電流方向検出部の別の具体例>
図12に、Pchドライバ回路25Aの電流方向検出部251の別の具体回路を示す。抵抗R23,R24は、基準電圧Vref2の発生回路を構成する。また、誤差増幅器2514、PMOSトランジスタMP25、および抵抗R25は、ゲートバイアス回路2512を構成する。抵抗R26はI/V変換回路2511を構成する。
動作を説明する。同期整流トランジスタMP21がオンすると、インダクタL2からその同期整流トランジスタMP21の方向に電流が流れ、ノードLX21の電圧V_LX2が出力電圧Voutよりも高くなる。このとき、トランジスタMP22とトランジスタMP25のゲート電圧は、誤差増幅器2514の出力電圧V23で固定されるので、トランジスタMP22のゲート・ソース間電圧は、トランジスタMP25のゲート・ソース間電圧よりも大きくなる。このとき、トランジスタMP22のドレイン電流は、トランジスタMP25の定電流であるドレイン電流より大きくなるので、抵抗R26の電圧降下により、トランジスタMP22のドレイン電圧V21はトランジスタMP25のドレイン電圧V22よりも高くなる。この電圧V22は誤差増幅器2514の入力の仮想短絡動作により電圧Vref2と等しい電圧であり、また電圧Vref2は比較器2513の基準電圧でなるので、V21>Vref2となって、比較器2513の出力は“H”→“L”になる。この状態では、駆動信号DRV_Nは“L”を保持する。
同期整流トランジスタMP21がオンしてから時間が経過すると、インダクタL2の電流が減少してゆき、同期整流トランジスタMP21からインダクタL2の方向に逆に流れる瞬間において、ノードLX2の電圧V_LX2は出力電圧Voutになり、同期整流トランジスタMP21からインダクタL2の方向に電流が流れると、ノードLX2の電圧V_LX2は出力電圧Vout以下になる。これにより、トランジスタMP22のゲート・ソース間電圧は、トランジスタMP25のゲート・ソース間電圧より小さくなり、トランジスタMP22のドレイン電流がトランジスタMP25のドレイン電流より小さくなる。この結果、トランジスタMP22のドレイン電圧V21はトランジスタMP25のドレイン電圧V22よりも低くなる、すなわちV21<Vref2となるので、比較器2513の出力は“L”→“H”に変化する。ドライバ信号生成部252は、この状態において前記した図8での動作説明と同様の動作をして、駆動信号DRV_Pは“H”にラッチされて、同期整流トランジスタMP21をオフさせる。
本具体例では、トランジスタMP22がトランジスタMP25とカレントミラーの関係になり、両者間で生じる相対誤差が小さくなる。また、抵抗R25,R26に温度特性があっても、逆電流検出は基準電圧Vref2の温度特性のみに影響を受けるので、基準電圧Vref2の温度特性を小さくすることで、逆電流検出の温度特性を小さくできる。また、このトランジスタMP22のドレインには抵抗R26が接続されており、トランジスタMP22のソース電圧の変化、つまりノードLX2の電圧V_LX2の変化がトランジスタMP22のドレインに増幅されて比較器2513に入力するので、前記のように比較器2513での入力オフセット電圧の影響が少なくなる。よって、同期整流トランジスタMP21の逆流検出での誤差要因を最小限にできるので、動作精度を向上させることができる。
11,21:電源装置
12,22:出力端子、
13,23:負荷
14,24:電源制御回路
15,25,25A:Pchドライバ、251:電流方向検出部、2511:I/V変換回路、2512:ゲートバイアス回路、2513:比較器、2514:誤差増幅器、252:ドライバ信号生成部
16,16A,26:Nchドライバ、161:電流方向検出部、1611:I/V変換回路、1612:ゲートバイアス回路、1613:比較器、1614:誤差増幅器、162:ドライバ信号生成部

Claims (4)

  1. 正電源と第1のノードとの間に接続され第1のPchドライバでオン/オフ駆動される第1のPMOSトランジスタと、接地と前記第1のノードとの間に接続され第1のNchドライバでオフ/オン駆動される第1のNMOSトランジスタと、前記第1のノードと第1の出力端子の間に接続された第1のインダクタと、前記第1の出力端子と接地との間に接続された第1のキャパシタと、前記第1の出力端子の電圧に応じて前記第1のPchドライバおよび前記第1のNchドライバを制御し、前記第1の出力端子の電圧が所定の出力電圧になるように制御する第1の電源制御回路とを備え、前記第1のNMOSトランジスタがオンした後の前記第1のNMOSトランジスタに流れる電流が、接地→前記第1のノードの方向から、前記第1のノード→接地の方向に切り替わるとき、前記第1のNMOSトランジスタをオフさせる降圧型同期整流方式のスイッチング電源装置であって、
    前記第1のNchドライバは、前記第1のNMOSトランジスタがオンした後、前記第1のノードの電圧を増幅した電圧を第1の基準値と第1の比較器で比較検出し、前記第1のノードの電圧が接地より低い負電圧から接地電位に上昇したとき、前記第1の比較器の出力により、前記第1のNMOSトランジスタをオフさせることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチング電源装置において、
    前記第1のNchドライバは、固定電源と前記第1の比較器の第1の入力端子に接続された第1のI/V変換回路と、ソースが前記第1のノードに接続されドレインが前記第1の比較器の第1の入力端子に接続されゲートが第1の固定のゲートバイアス回路に接続された増幅用NMOSトランジスタとからなる第1の電流方向検出回路を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 第2のノードと第2の出力端子との間に接続され第2のPchドライバでオン/オフ駆動される第2のPMOSトランジスタと、第2のノードと接地との間に接続され第2のNchドライバでオフ/オン駆動される第2のNMOSトランジスタと、前記第2のノードと正電源との間に接続された第2のインダクタと、前記第2の出力端子と接地との間に接続された第2のキャパシタと、前記第2の出力端子の電圧に応じて前記第2のPchドライバおよび前記第2のNchドライバを制御し、前記第2の出力端子の電圧が所定の出力電圧になるように制御する第2の電源制御回路とを備え、前記第2のPMOSトランジスタがオンした後の前記第2のPMOSトランジスタに流れる電流が、前記第2のノード→前記第2の出力端子の方向から、前記第2の出力端子→前記第2のノードの方向に切り替わるとき、前記第2のPMOSトランジスタをオフさせる昇圧型同期整流方式のスイッチング電源装置であって、
    前記第2のPchドライバは、前記第2のPMOSトランジスタがオンした後、前記第2のノードの電圧を増幅した電圧を第2の基準値と第2の比較器で検出し、前記第2のノードの電圧が前記出力電圧より高い正電圧から前記出力電位に低下したとき、前記第2のPMOSトランジスタをオフさせることを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 請求項3に記載のスイッチング電源装置において、
    前記第2のPchドライバは、接地と前記第2の比較器の第1の入力端子に接続された第2のI/V変換回路と、ソースが前記第2のノードに接続されドレインが前記第2の比較器の第1の入力端子に接続されゲートが第2の固定のゲートバイアス回路に接続された増幅用PMOSトランジスタとからなる第2の電流方向検出回路を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
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