JP5279247B2 - クライアント、サーバ及びそれらの制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

クライアント、サーバ及びそれらの制御方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、クライアント、サーバ及びそれらの制御方法、コンピュータプログラムに関する。
レジューム技術は、コンピュータ・システムの電源を再度投入したときにコンピュータ・システムの動作環境とプログラム・アプリケーションを復元するものである。このようなレジューム技術の一例としては、IBMによる「RAPID RESUME(登録商標)」がある。
また、システムだけでなくアプリケーションでもレジューム技術が採用されているものもある。例えば、テキストエディタアプリケーションである「秀丸」は、アプリケーション終了時に、そのアプリケーションのウィンドウサイズ、表示位置などをレジストリや設定ファイルとして記憶しておく。そして、次回アプリケーション起動時に記憶した情報から以前の状態を復元させている。また、ネットワークを介したオンラインゲームもゲームプレイ中逐次プレイヤーの情報をサーバに記憶し、再開時には以前終了した地点や場所、状態から始めることができる。
特許文献1には、パーソナルコンピュータにおいて、電源切断後に他人が作業を行った場合、再度電源投入時に前回の作業内容が表示され、同一システムで複数のユーザが使用した場合でも、その使用者の中断環境を再現する技術が開示されている。
特開平6−89120号公報
しかしながら、上記背景技術に示すようなシステムやアプリケーションには、以下のような問題点が存在する。
まず1点目として、使用が終了した機器でないとシステムのレジュームができないことがある。そのため、レジューム機能を利用できる場所及び機器は限定されてしまう。また2点目として、アプリケーションのレジュームにおいては、そのアプリケーションでしか、即ち1つのプロセスしかレジュームでないことがある。
オンラインゲームはそのゲームサーバにログインできる環境であれば、場所も機器も限定されることはないが、レジューム機能が有効になるのはそのオンラインゲームのみである。例えば、図1に示すオンラインゲームを実行しているPCの画面101では、オンラインゲーム102の他に別のアプリケーション103(例:ゲーム内容をメモするためのテキストエディタなど)が起動している。この状態でオンラインゲーム102を終了させ、次回オンラインゲーム102を再開させたとしても、以前一緒に起動していたテキストエディタ103が起動されることはない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、システムの使用を中断して再開する際に場所や機器が変化しても容易に復元するための表示システム、及び表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントであって、
アプリケーションを実行する第1の処理手段と、
前記第1の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第1の表示手段と、
前記クライアントのユーザから、前記クライアントにおけるアプリケーションの実行に伴う作業の中断指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記中断指示を受け付けた場合に、実行されているアプリケーションと、該アプリケーションに対応するウィンドウの表示位置、表示内容及び大きさとを特定するための特定情報を、実行されているアプリケーションについてリスト化して保存する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に保存された前記リスト化された特定情報を、該アプリケーションを利用しているユーザの識別情報と、前記第1の表示手段の解像度情報と共に、中断データとして前記サーバへ送信する第1の送信手段と
を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明はまた、ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントであって、
該クライアントのユーザから受け付けた、上記クライアントが前記サーバへ送信した中断データの取得要求を、前記サーバへ送信する第2の送信手段と、
送信した前記取得要求に応じて、前記サーバから前記中断データを受信する受信手段と、
受信した前記中断データに含まれる情報に従い、アプリケーションを実行する第2の処理手段と、
前記第2の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明では、やむを得ず作業を中断し、そこで利用していたアプリケーションを終了させても、次回再開時に場所や機器の変更があったとしても中断した状態に限りなく近い状態へ復元し、手間なく再開することができる。
以下、図面を参照して本発明に関わる実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
以下、添付の図面に沿って本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、中断するクライアントと、再開するクライアントの環境は同じであることを前提として説明する。
図2は本発明のシステムに関するネットワーク構成図の一例を示す図である。本実施形態のシステムは、クライアント201、202および203、サーバ204とを含む。各機器はその内部に通信機能を有し、ネットワーク205に接続して互いに通信可能となっている。
図3は、本発明に係るシステムのクライアント側のハードウェアの基本構成の一例を示すブロック図である。クライアントとしての情報処理装置300は、CPU301、メモリ302、記憶装置303、入力装置304、出力装置305、通信装置306、バス307を具備している。
CPU301(第1の処理手段、第2の処理手段)は、記憶装置303に格納され、メモリ302に読み出されたアプリケーションの実行処理を含めた各種処理を行なう。メモリ302はCPU301における処理に必要な記憶領域を提供する。記憶装置303は、CPU301で実行されるアプリケーションプログラム、制御用のプログラムデータ自体や起動しているアプリケーションの表示に関する情報や利用者に関する情報など動作に必要なデータの格納も行なうものとする。本実施形態に対応する処理を行うための制御用プログラム308は、記憶装置303の一部データとして格納されている。
入力装置304(第1の受付手段、第2の受付手段)はユーザがマウスや、キーボードなどを用いて入力及び指示した情報を受け付ける。出力装置305は、入力装置304で入力された情報、及びCPU301での処理の実行結果を画面表示する表示装置(第1の表示手段、第2の表示手段)である。通信装置306はネットワークに接続するための装置であり、サーバとの情報のやり取りを行なう。バス307はこれらの装置間を繋ぎデータを転送する。
図4は本発明の表示システムのクライアント側のハードウェアの機能構成の一例を示すブロック図である。
情報記憶部401(第1の記憶手段、第2の記憶手段)には、情報管理部402からの要求に従い、現在管理や表示しているアプリケーション及びファイルに関する情報などが書き込まれ、または、書き込まれた情報が読み出される。情報記憶部401は、メモリ302、記憶装置303により実現される。
情報管理部402は、情報記憶部401を操作・管理するものであり、制御部403からの要求に従い、情報を情報記憶部401に書き込み、または削除し、あるいは情報を情報記憶部401から読み出す。制御部403は、受信部405で受信した情報に応じて記憶や表示をするための指示を与える。情報管理部402、制御部403は、CPU301により実現される。
表示部404は、ユーザが起動を指示したアプリケーションや情報記憶部401に記憶した情報に基づいてアプリケーションの表示の復元を行う。表示部404は、出力装置305により実現される。受信部405は、ユーザがシステムの開始及び中断など指示や、サーバから送信された情報の受信を行う。送信部406(第1の送信手段、第2の送信手段)は、情報記憶部401で保持した情報をサーバへ送信を行う。受信部405は入力装置304、通信装置306により実現され、送信部406は通信装置306により実現される。
図5は本発明に係る表示システムのサーバ側のハードウェアの基本構成の一例を示すブロック図である。サーバとしての情報処理装置500は、CPU501、メモリ502、記憶装置503、入力装置504、出力装置505、通信装置506、バス507を具備している。
CPU501は処理の演算を行なう。メモリ502は演算に必要な記憶領域を実現する。記憶装置503はクライアント側から送信されたデータや、認証のためのユーザ情報の格納も行なうものとする。制御用プログラム508は記憶装置503の一部データとして格納されている。入力装置504はユーザがマウスや、キーボードなどサーバを管理するのに必要な情報を受け付けるが、必ずしもこの装置を必要とせず、ネットワークを用いて管理する場合もある。
出力装置505は、入力装置504で入力された情報、及びCPU501で演算された結果を表示するなどサーバを管理するのに必要な情報を出力するが、必ずしもこの装置を必要とせず、ネットワークを用いて管理する場合もある。通信装置506はネットワークに接続するための装置であり、クライアントとの情報のやり取りを行なう。バス507はこれらの装置間を繋ぎデータを転送する。
図6は本発明の表示システムのサーバ側のハードウェアの機能構成の一例を示すブロック図である。
情報記憶部601には、情報管理部602からの要求に従い、クライアントから送信されたアプリケーション及びファイルに関する情報などが書き込まれ、または、書き込まれた情報が読み出される。情報記憶部601は、メモリ302、記憶装置303により実現される。
情報管理部602は、情報記憶部601を操作・管理するものであり、制御部603からの要求に従い、情報を情報記憶部601に書き込み、または情報を削除し、あるいは情報を情報記憶部601から読み出す。制御部603は、受信部605で受信した情報に応じて記憶や表示をするための指示を与える。情報管理部602、制御部603は、CPU501により実現される。
表示部604は、情報記憶部601で記憶した情報になどサーバを管理するのに必要な情報を表示するが、必ずしもこの装置を必要とせず、ネットワークを用いて管理する場合もある。表示部604は出力装置505により実現される。受信部605は、クライアントからの認証および復元するための情報の取得指示などの受信を行う。送信部606は、認証結果や復元するための情報である情報記憶部601で保持した情報をクライアントへ送信を行う。受信部605、送信部606は通信装置506により実現される。
図7は、本発明のシステムにおいてクライアントにおいて実行される、本実施形態に対応するシステム中断の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートに対応する処理は、記憶装置303の制御用プログラム308をメモリ302に読み出して、CPU301が実行することにより実現される。
ステップS701では、ユーザによってシステム中断の指示があるまで待機する。指示があった場合ステップS702で現在実行しているアプリケーションのリストを作成する。中断指示は、例えば、入力装置304のキーボードの特定ボタンの操作に基づき受け付けることができる。また、表示部404において所定のボタン表示を行い、該ボタン表示に対してクリック等を受け付けた場合に、中断指示を受け付けたと判定することができる。
図8は、ステップS701で中断が指示されたときに表示システムで表示している表示画面の一例を示す。画面801には、テキストエディタアプリケーション802aとペイントアプリケーション803が起動しており表示されている。テキストエディタアプリケーション802aには、領域802bで示す情報の内、枠802cで囲む一部が表示されている。また、ペイントアプリケーション803はテキストエディタアプリケーション802aの背面に表示されている状態である。ボタン804は、中断指示を受け付けるために画面801上に表示されたボタンである。本実施形態では、当該ボタン804がクリック等されると、ステップS702以降の処理が行われる。
図9はステップS702で作成された、図8の表示状態に対応するアプリケーションリストである。当該アプリケーションリスト900には、作成時に起動しているアプリケーションが列挙されている。図9では、テキストエディタ、ペイント、XServiceがアプリケーションとして登録され、テキストエディタとペイントの利用者がUSER、XServiceの利用者がSYSTEMとなっている。
ステップS703では、アプリケーションリスト900に登録されたアプリケーションの利用者の種別を判定する。利用者がUSERの場合には(ステップS703において「USER」)、ステップS704に移行し、利用者がSYSTEMの場合には(ステップS703において「SYSTEM」)、ステップS705に移行する。アプリケーションリスト900に登録されているアプリケーションの選択は、アプリケーション番号xの初期値をx=1として先頭から順に行う。
ステップS704では、アプリケーションに関する情報を取得する。具体的に、アプリケーション名、ファイル名、ファイルパス、表示内容、データ位置(表示部分のファイルのデータアドレス)、ページ番号を取得することができる。続くステップS705では、未選択のアプリケーションがあるかどうかを判定する。もし、未選択のアプリケーションがある場合には(ステップS705において「YES」)、ステップS706に移行する。未選択のアプリケーションがない場合には(ステップS705において「NO」)、ステップS707に移行する。
ステップS706では、選択するアプリケーション番号のxを1つ更新して、ステップS703に移行する。このようにして、アプリケーションリスト900に含まれているアプリケーション全てに対して、ステップS703およびステップS704の処理を行う。
ステップS707では、ステップS704で情報を取得したアプリケーションのウィンドウが表示部404に表示されているかどうかを、順に判定する。判定順は、ステップS703で選択された順にアプリケーション番号yを割当、初期値をy=1として先頭から判定していく。もし、ウィンドウが存在している場合は(ステップS707において「YES」)、ステップS708に移行する。一方、ウィンドウが存在してない場合は(ステップS707において「NO」)、ステップS711に移行する。
ステップS708では、最前面に表示されているウィンドウに関する情報を取得し、重なり順(表示順序)のy番目として、ステップS704で記憶した情報と関連付け、ステップS709にてそのアプリケーションを終了させる。ウィンドウに関する情報には、表示部404の表示領域に対するアプリケーションウィンドウの表示状態、表示位置及び大きさの情報が含まれる。また、係る情報を取得したウィンドウを終了させることで、その時までy+1番目の表示順序であったウィンドウが最前面に変わる。ステップS710でカウンタ値であるyに対して1加算して再びステップS707に戻り条件に応じて処理を繰り返す。
以上により、中断指示を受け付けた場合に、実行されているアプリケーションと、該アプリケーションに対応するウィンドウの表示位置、表示内容及び大きさとを特定するための特定情報を取得することができる。なお、図7のフローチャートでは、アプリケーションに関する情報と、ウィンドウに関する情報とを個別に取得していたが、同時に取得して取得の度に最前面のウィンドウを終了させていっても良い。いずれの場合であっても、表示部404の表示領域において最前面から最後面までの表示順序に従って、上記特定情報を取得してリスト化が可能となればよい。
この特定情報の取得が終了すると、ステップS711において、クライアントを利用している利用者を識別するための識別情報を取得し記憶する。このとき、機器使用時に認証を行ったユーザ情報(ID、パスワード)を再利用したり、新たに入力してもらったりとユーザが判別できる情報が得られるのであれば手段を問わない。続くステップS712では、表示部404における表示解像度の情報を取得し、ステップS713に移行する。
ステップS713では、これまでのフローにおいて取得し記憶してきた、特定情報、識別情報及び解像度情報を中断データとしてサーバに送信し、中断フローを終了する。
図10は、図8の状態においてシステムで中断した際に、図7のフローチャートに対応する処理を実行することにより作成される中断データをテーブル化した一例を示す図である。テーブル1000には、ユーザ及びその時点で起動していたアプリケーション及びウィンドウに関する情報が書き込まれている。図10では、テーブル1000の上段にユーザ名(UserName)、パスワード(PassCode)、解像度(Resolution)が登録されている。また、下段にファイル名(Filename)、ファイルパス(Path)、アプリケーション名(App)、表示位置(Location X, Location Y)、大きさ(Width,Height)、表示内容(DisplayWord)、ページ番号(PageNo)、データ位置(BytePosition)、表示状態(WindowStyle)が登録されている。表示内容には、文字列や画像が含まれる。
図10では、作業中断時の画面上でのウィンドウの表示順に、テーブルの上段からアプリケーション毎に情報がリスト化されている。なお、図10に示した中断データの登録情報の内容はあくまで一例であって、ここに示す内容に限定されるものではない。例えば、表示されているページにおける行番号、ウィンドウがスクロール表示可能な場合には、スクロールバーの位置などを含むことができる。
図11は、本発明の表示システムにおいて実行される、システム中断を行った際のサーバ側の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートに対応する処理は、記憶装置503の制御用プログラム508をメモリ502に読み出して、CPU501が実行することにより実現される。
まず、ステップS1101ではクライアント側から送信される中断データを受信部605において受信するまで待機する。もし受信した場合は(ステップS1101において「YES」)、ステップS1102でその情報を、情報記憶部601に保存して処理を終了する。受信しない場合は(ステップS1101において「NO」)、ステップS1101で受信監視を継続する。
図12は、本発明の表示システムにおいて実行される本発明に係るシステム再開を行った際のサーバ側の手順を示すフローチャートである。ステップS1201では、表示システム内のクライアントから再開のための認証指示を受信部605で受信するまで待機する。認証指示を受信した場合は(ステップS1201において「YES」)、ステップS1202にて認証を行う。認証指示には、システム再開を行うユーザの識別情報(IDとパスワード)が含まれているので、該識別情報を抽出する。そして、係る情報が、図11のステップS1102で格納した中断データに登録されている識別情報と一致するか否か判定することで、ユーザ照合を行うことができる。もし、ユーザ照合が取れ、作業を中断したユーザからの認証指示であった場合には(ステップS1202において「YES」)、ステップS1203に移行する。一方、ユーザ照合が取れなかった場合は、アクセスしてきたユーザに対応する中断データは存在しないので、処理を終了する。
ステップS1203では、照合されたユーザの中断データを呼び出し、認証指示を送信してきたクライアントに対して、中断時に保存したデータを送信部606から送信して処理を終了する。このようにして送信される中断時のデータを利用することで、あるクライアントにおいて作業を中断した場合に、ネットワークで接続されている別のクライアントで再開することが可能になる。
図13は、システム再開を行う際のクライアント側の手順を示すフローチャートである。図13のフローチャートに対応する処理は、記憶装置303の制御用プログラム308をメモリ302に読み出して、CPU301が実行することにより実現される。
ステップS1301では、ユーザからのシステム再開指示を受け付けるまで待機する。再開指示は、例えば、入力装置304のキーボードの特定ボタンの操作に基づき受け付けることができる。また、表示部404において所定のボタン表示を行い、該ボタン表示に対してクリック等を受け付けた場合に、中断指示を受け付けたと判定することができる。再開指示を受け付けた場合は(ステップS1301において「YES」)、ステップS1302に移行する。ステップS1302では、ユーザが入力したユーザ名とパスワードの情報と共に、サーバに対して認証指示を送信する。この認証指示は、中断データの取得要求としてサーバへ送信される。
続くステップS1303では、該取得要求に応答してサーバから中断データを受信したか否かを判定する。もし、受信した場合には(ステップS1303において「YES」)、ステップS1304に移行する。一方、受信しない場合には(ステップS1303において「NO」)、ユーザに関連する中断データが存在しないとして、ステップS1301に戻る。このとき、エラーメッセージを通知しても良い。
次に、ステップS1304では、受信した中断データからリスト順に実行すべきアプリケーションに関する情報を読み出す。このときのリスト順は、x=1を初期値として、図10のテーブルに登録されている情報を上から順に読み出していく。x=1では、ファイル名「計画表.txt」に関する情報を読み出す。
続くステップS1305では、読み出した情報に基づいて、実行すべきアプリケーションを特定して起動し、登録されているウィンドウの表示位置、大きさ、表示状態を復元する。例えば、ファイル名「計画表.txt」の場合には、「notepad」というアプリケーションを起動して、表示位置座標(100,100)に、(幅、高さ)=(300、500)のサイズで表示する。表示状態は、通常の表示状態とする。
次に、ステップS1306では、起動したアプリケーションにおいて、中断時の表示内容を復元する。具体的には、中断データに登録されているデータのうち、ファイル名、文字列、画像、ページ番号、行番号、データアドレス、スクロールバー等のの各情報に基づいて、表示対象のファイルに該当位置を検索し、表示領域を特定することができる。例えば、ファイル名「計画表.txt」の場合には、表示内容として「武蔵中原」の文字列、ページ番号「2」或いは、データサイズ「1024」に基づいて表示内容を特定することができる。例えば「武蔵中原」を利用する場合、「計画表.txt」ファイルを表示しているテキストエディタアプリケーションにおいて、「武蔵中原」をキーワードとして検索を行って、該当する地点まで表示を移動させることができる。また、これ以外にも、画像検索をにより一致した地点を表示することもできる。
次に、ステップS1307では、リスト順のx+1番目のデータが存在するか、即ち、中断データに含まれる未処理の情報が存在するかどうかを判定する。もし、x+1番目のデータが存在しない場合には(ステップS1307において「NO」)、ステップS1309に移行する。一方、x+1番目のデータが存在する場合には(ステップS1307において「YES」)、ステップS1308に移行して、Xの値を更新し、ステップS1304に戻って処理を継続する。このようにして、ステップS1304からステップS1306までの処理を中断時に保持した情報全てについて実行する。
次に、ステップS1309では、起動したアプリケーションの表示順を、図10のテーブルに登録された順序に対応する順序に入れ替える。これにより、中断時の最前面に表示されていたアプリケーションが同様に最前面に表示され、背面に表示されていたアプリケーションは、背面に表示される。例えば、図8の例では、テキストエディタアプリケーション802aとペイントアプリケーション803とが順に起動される。後から起動されたペイントアプリケーション803は、テキストエディタアプリケーション802aの背面に位置するように、表示順序が変更される。このようにして、中断時の表示状態を復元することができる。
以上のように本実施形態によれば、表示システムを構成するクライアントのうち、あるクライアントにおける作業が中断し、他のクライアントで作業を再開する場合であっても、中断時の作業環境を容易に復元することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、中断したクライアントと再開するクライアントとの表示部404の表示解像度が同一の場合の実施形態を説明した。表示部404の解像度が同一の場合、ウィンドウのサイズや表示位置の情報がそのまま適用できるが、解像度が同一でない場合はそのまま適用できないことが考えられる。そこで、本実施形態では、作業中断したクライアントの表示解像度(第1の解像度情報)と作業再開するクライアントとの表示解像度(第2の解像度情報)が異なる場合でも、同様の作業環境を復元可能とする実施形態を説明する。
本実施形態に対応する表示システムの構成、クライアント、サーバ及びネットワークの構成、ハードウェアの基本構成、ハードウェアの機能構成は第1の実施形態で説明したものと同様であるので、本実施形態での説明は省略する。
また、システム中断時のクライアント側、サーバ側の処理手順(図7および図11のフローチャート)、サーバ側での再開処理の手順(図12のフローチャート)は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図14は、本実施形態に対応する、クライアントにおけるシステム再開処理の手順を示すフローチャートである。図14のフローチャートは、図13のステップS1303の後に実行される処理を記載している。図14のフローチャートに対応する処理は、記憶装置303の制御用プログラム308をメモリ302に読み出して、CPU301が実行することにより実現される。
ステップS1401では、中断データに含まれる解像度の情報を読み出し、現在のクライアントの表示部404の表示解像度と比較し、同一であるか否かを判定する。もし、同一である場合には(ステップS1401において「YES」)、図13のステップS1304に移行する。一方、同一でない場合には(ステップS1401において「NO」)、ステップS1402に移行する。
ステップS1402では、中断時と同一解像度に変更可能であるか否かを判定する。もし、中断時と同一解像度に変更可能であれば(ステップS1402において「YES」)、ステップS1403に移行する。ステップS1403では、現在の表示解像度を中断データに含まれる表示解像度と一致するように変更する。一方、中断時と同一解像度に変更可能でなければ(ステップS1402において「NO」)、ステップS1404に移行する。
ステップS1404では、受信した中断データからリスト順に実行すべきアプリケーションに関する情報を読み出す。このときのリスト順は、x=1を初期値として、図10のテーブルに登録されている情報を上から順に読み出していく。続くステップS1405では、読み出した情報に基づいて、実行すべきアプリケーションを特定して起動し、登録されているウィンドウの表示位置、大きさ、表示状態を復元する。
このとき、表示解像度が中断時と再開時とで異なる場合には、中断時の表示状態をそのまま再現できないことになる。例えば、中断時のクライアントの画面状態が図15に示すような状態であった場合を考える。
図15において、画面1501は表示部404の画面全体の大きさ(解像度に対応)を表しており、その画面内にアプリケーションウィンドウ1502と、別のアプリケーションウィンドウ1503とが表示されている。再開指示を受け付けた場合に図15のように復元できればよいが、作業再開するクライアントの環境によってはそのまま復元した場合、不都合が発生するおそれがある。その場合には、表示の方法を変更することで、多少見え方は異なっていても便利に再開できる場合もある。
例えば、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも小さい場合、そのまま復元を行うと、図16に示すような表示が行われる。この場合、アプリケーションウィンドウ1502に対応するアプリケーションウィンドウ1602が画面1601の外に出てしまう。また例えば、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも大きい場合、そのまま復元を行うと、図17に示すような表示が行われる。この場合、アプリケーションウィンドウ1502、1503にそれぞれ対応するアプリケーションウィンドウ1702、1703は画面1701内に表示されるので、大きな問題はない。しかしながら、解像度が大きくなった分だけウィンドウの表示範囲が狭まり、視覚的な違和感が残ってしまう。
このように、中断時と再開時とで解像度が異なる場合には、そのままでは中断時の作業状態を好ましく復元できないので、以下のような処理を更に行う。まず、ステップS1406では、中断時の表示解像度と現在の表示解像度とを比較して、現在の表示解像度の方が大きいか否かを判定する。もし、現在の表示解像度の方が小さい場合には(ステップS1406において「NO」)、ステップS1407に移行する。一方、現在の表示解像度の方が大きい場合には(ステップS1406において「YES」)ステップS1408に移行する。
ステップS1407では、ウィンドウ表示を変更する。具体的には、ウィンドウが表示領域内に収まる範囲内で修正する。例えば、表示解像度の減少割合に応じて、表示ウィンドウのサイズを縮小し、表示内容の表示サイズ(フォントサイズ等)を縮小することができる。その際、表示位置も解像度の減少割合に応じて移動させる。例えば、解像度が3/4になった場合には、ウィンドウサイズも3/4にすると共に、ウィンドウの表示位置座標を3/4して再計算し、ウィンドウ表示位置を変更することができる。なお、ウィンドウサイズを変更しなくても、ウィンドウの表示位置のみを変更すれば、画面内に表示可能である場合には、表示位置のみを変更しても良い。その後は、ステップS1409に移行する。
例えば、図16の場合には、ウィンドウ1602、1603を画面の左上方向に移動させることにより、図18のように、表示位置を修正してウィンドウが表示領域内に収まるようにすることができる。なお、ウィンドウ1602及び1603の移動量は同一であっても良いし、重なりの関係が維持される範囲で違えても良い。図18では、ウィンドウ1603をウィンドウ1602と同一の移動量だけ移動させると、逆に画面1601からはみ出してしまうので、はみ出さない範囲に移動量を違えている。このように、画面1601の枠との許容距離を予め設定しておき、該許容距離を超えて枠と接近しないように移動量を制御することができる。また、単に表示解像度の減少割合に応じて、ウィンドウの表示位置をずらしても良い。。
ステップS1408では、ウィンドウ表示の変更を行う。具体的には、解像度の増分の割合に応じて、ウィンドウの表示位置を変更したり、ウィンドウサイズを増加させる。ウィンドウサイズ変更の際には、ウィンドウ内の表示内容のサイズを変更することができる。例えば、フォントサイズを大きくしたり、画像のサイズを拡大して表示させることができる。その後は、ステップS1409に移行する。
例えば、図17の場合には、ウィンドウ1702と1703の左上位置を解像度の増減分の割合だけ補正したり、画面の所定方向に移動することで、図19のようにウィンドウ1702と1703とを独立に表示できる。ここで、左上位置とは、表示位置を決定する表示位置座標を意味する。この場合、各ウィンドウの内容をより把握しやすく表示することができる。この場合、再度作業が中断され別のクライアントで作業再開された環境が現時点の解像度よりも小さい解像度の環境であっても、図18のように表示位置を補正することで、画面内にウィンドウを表示して再開が可能となる。また、ウィンドウ1702、1703を画面の右下方向に拡大させることにより、図20のように、表示範囲を修正してウィンドウの内容をより把握しやすく表示することができる。なお、このときの拡大率はサイズが最も大きいウィンドウに従う。例えば、図17の場合、ウィンドウ1702が一番サイズが大きいので、拡大により画面1701の外に出ないように拡大率を調整する。
次に、ステップS1409では、リスト順のx+1番目のデータが存在するか、即ち、中断データに含まれる未処理の情報が存在するかどうかを判定する。もし、x+1番目のデータが存在しない場合には(ステップS1409において「NO」)、ステップS1411に移行する。一方、x+1番目のデータが存在する場合には(ステップS1409において「YES」)、ステップS1410に移行して、Xの値を更新し、ステップS1404に戻って処理を継続する。このようにして、ステップS1404からステップS1408までの処理を中断時に保持した情報全てについて実行する。
次に、ステップS1411では、起動したアプリケーションの表示順を、図10のテーブルに登録された順序に対応する順序に入れ替える。これにより、中断時の最前面に表示されていたアプリケーションが同様に最前面に表示され、背面に表示されていたアプリケーションは、背面に表示される。
[第3の実施形態]
上述の第1及び第2の実施形態では、中断と再開の2種類の状態を説明した。これに対し、作業中断後、直ちにクライアントでの作業再開はしない場合でも、中断時の作業状態の確認のためにプレビュー表示を行ってもよい。
例えば、図13のフローチャートのステップS1301において、図21のような画面を表示部404に表示して、再開か、プレビューかの確認を行うことができる。図21では、画面2101に再開、プレビューのいずれかの選択を受け付ける領域2102が表示される。ユーザは、この画面を選択して再開か、プレビューかを指示することができる。
もし、再開が選択された場合は、図13に対応する処理を行った後、中断が更に指示されれば図7のフローチャートに従って新たな中断データが生成される。一方、プレビューが選択された場合は、図13に対応する処理を行った後、中断が更に指示されても図7のフローチャートに従った処理を行わない。従って、プレビューの場合には中断時の状態が復元されるものの、新たな中断データが生成されることはない。
このように、プレビューが指示された場合はその後の中断に関する処理を行わないことで、前回の中断データの上書きを回避することができ、次回以降で再開を選択された場合でも中断時の状態を復元することができる。
なお、プレビューで作業中断状態を復元したものの、そのまま作業再開したい場合も考えられる。その場合には、再開指示を受け付けるための受付ボタンを画面中に表示しておき、該受付ボタンが選択された場合にはプレビュー状態から再開状態に変更することもできる。その場合には、再度中断されれば、図7のフローチャートに従った処理が実行される。
なお、単に作業中断時の状況を確認するためにのみプレビューを行うのであれば、中断指示を受け付けた際の画面の表示状態をJPEG形式などの画像データとして保存しておき、プレビューが選択された場合に該画像を表示しても良い。当該処理は、図7のステップS702においてアプリケーションリストの作成を行う際に併せて実行しても良い。生成された画像データは、中断データの一部としてサーバに送信することができる。
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した機能を実現するコンピュータプログラムのコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがコンピュータプログラムのコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムのコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのコンピュータプログラムのコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムのコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのコンピュータプログラムのコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するコンピュータプログラムのコードが格納されることになる。
アプリケーションを起動して表示している画面の一例を示す図である。 発明の第1の実施形態にかかるシステムに関するネットワーク構成図の一例を示す図である。 発明の第1の実施形態に対応するシステムのクライアント側のハードウェアの基本構成の一例を示すブロック図である。 発明の第1の実施形態に対応するシステムのクライアント側のハードウェアの機能構成の一例を示すブロック図である。 発明の第1の実施形態に対応するシステムのサーバ側のハードウェアの基本構成の一例を示すブロック図である。 発明の第1の実施形態に対応するシステムのサーバ側のハードウェアの機能構成の一例を示すブロック図である。 発明の第1の実施形態に対応する、作業中断時のクライアント側の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第1の実施形態に対応する、作業中断時のクライアント側の表示部404に表示されている表示画面の一例を示す図である。 発明の第1の実施形態に対応して作成される、アプリケーションのリストの一例を示す図である。 発明の第1の実施形態に対応して作成される、中断データのデータ構成の一例を示す図である。 発明の第1の実施形態に対応する、作業中断時のサーバ側の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第1の実施形態に対応する、作業再開時のサーバ側の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第1の実施形態に対応する、作業再開時のクライアント側の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第2の実施形態に対応する、作業再開時のクライアント側の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第2の実施形態に対応する、作業中断時に表示部404に表示されている表示画面の一例を示す図である。 発明の第2の実施形態に対応する、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも小さい場合にそのまま復元を行った場合の表示画面の一例を示す図である。 発明の第2の実施形態に対応する、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも大きい場合にそのまま復元を行った場合の表示画面の一例を示す図である。 発明の第2の実施形態に対応する、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも小さい場合に、ウィンドウの表示位置を修正してウィンドウが表示領域内に収まるようにした表示画面の一例を示す図である。 発明の第2の実施形態に対応する、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも大きい場合に、ウィンドウの表示位置を修正した表示画面の一例を示す図である。 発明の第2の実施形態に対応する、再開時の表示解像度が中断時の表示解像度よりも大きい場合に、ウィンドウの表示サイズを拡大した表示画面の一例を示す図である。 発明の第3の実施形態に対応する、表示画面の一例を示す図である。

Claims (22)

  1. ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントであって、
    アプリケーションを実行する第1の処理手段と、
    前記第1の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第1の表示手段と、
    前記クライアントのユーザから、前記クライアントにおけるアプリケーションの実行に伴う作業の中断指示を受け付ける第1の受付手段と、
    前記中断指示を受け付けた場合に、実行されているアプリケーションと、該アプリケーションに対応するウィンドウの表示位置、表示内容及び大きさとを特定するための特定情報を、実行されているアプリケーションについてリスト化して保存する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に保存された前記リスト化された特定情報を、該アプリケーションを利用しているユーザの識別情報と、前記第1の表示手段の解像度情報と共に、中断データとして前記サーバへ送信する第1の送信手段と
    を備えることを特徴とするクライアント。
  2. 前記特定情報のリスト化は、前記第1の表示手段におけるウィンドウの表示順序に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載のクライアント。
  3. 前記特定情報には、
    前記ウィンドウで表示されているアプリケーション名、該アプリケーションで利用されているファイル名、ウィンドウの表示位置座標、ウィンドウの表示サイズ、及び、前記ファイルの前記ウィンドウ内での表示内容を特定するための情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載のクライアント。
  4. 前記ファイルの前記ウィンドウ内での表示内容を特定するための情報には、
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内に表示されている文字列及び画像の少なくともいずれか、
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内で表示されているページ番号及び行番号の少なくともいずれか、
    前記ウィンドウにおけるスクロールバーの位置、及び
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内で表示されている位置を特定するデータアドレス、
    のうち、少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項3に記載のクライアント。
  5. 前記中断データには、前記中断指示を受け付けた際の前記第1の表示手段の表示画面の画像データが更に含まれることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のクライアント。
  6. ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントであって、
    該クライアントのユーザから受け付けた、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のクライアントが前記サーバへ送信した中断データの取得要求を、前記サーバへ送信する第2の送信手段と、
    送信した前記取得要求に応じて、前記サーバから前記中断データを受信する受信手段と、
    受信した前記中断データに含まれる情報に従い、アプリケーションを実行する第2の処理手段と、
    前記第2の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第2の表示手段と
    を備えることを特徴とするクライアント。
  7. 前記第2の表示手段は、前記中断データにおいて前記情報がリスト化された順序に従って、前記ウィンドウを表示することを特徴とする請求項6に記載のクライアント。
  8. 前記第2の処理手段は、前記中断データに含まれる前記特定情報のうち、前記ウィンドウ内の表示内容の情報に基づいて、該中断データが生成される際の該ウィンドウ内の表示内容を復元することを特徴とする請求項6又は7に記載のクライアント。
  9. 前記特定情報に、前記ウィンドウ内の表示内容の情報として、前記中断データが生成される際にウィンドウで表示されていたアプリケーションが利用していたファイルの該ウィンドウ内での表示内容を特定するための情報が含まれ、
    該表示内容を特定するための情報に、
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内に表示されている文字列及び画像の少なくともいずれか、
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内で表示されているページ番号及び行番号の少なくともいずれか、及び
    前記ファイルのうち前記ウィンドウ内で表示されている位置を特定するデータアドレス、
    のうち、少なくともいずれかが含まれる場合に、
    前記第2の処理手段は、前記表示内容を特定するための情報に基づいて前記ファイルを検索し、該中断データが生成される際の該ウィンドウ内の表示内容を復元することを特徴とする請求項8に記載のクライアント。
  10. 前記特定情報に、前記ウィンドウ内の表示内容の情報として、前記中断データが生成される際にウィンドウで表示されていたアプリケーションが利用していたファイルの該ウィンドウ内での表示内容を特定するための情報が含まれ、該表示内容を特定するための情報に、前記ウィンドウにおけるスクロールバーの位置が含まれる場合に、
    前記第2の処理手段は、該スクロールバーの位置に基づいて、該中断データが生成される際の該ウィンドウ内の表示内容を復元することを特徴とする請求項8に記載のクライアント。
  11. 前記第2の処理手段は、受信した前記中断データに含まれる第1の解像度情報と、前記第2の表示手段の第2の解像度情報とを比較し、
    前記第1の解像度情報が前記第2の解像度情報より大きい場合に、前記第2の表示手段において前記ウィンドウが画面内に収まるように、該ウィンドウの表示位置を前記中断データに含まれる表示位置から修正するか、又は、該ウィンドウの大きさを、前記中断データに含まれる大きさよりも縮小するかして、前記アプリケーションを実行することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載のクライアント。
  12. 前記第2の処理手段は、受信した前記中断データに含まれる第1の解像度情報と、前記第2の表示手段の第2の解像度情報とを比較し、
    前記第1の解像度情報が前記第2の解像度情報より小さい場合に、前記第2の表示手段において前記ウィンドウが画面内に収まる範囲内で、該ウィンドウの表示位置を前記中断データに含まれる表示位置から修正するか、又は、該ウィンドウの大きさを、前記中断データに含まれる大きさよりも拡大するかして、前記アプリケーションを実行することを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載のクライアント。
  13. 前記第2の処理手段は、前記第2の表示手段の解像度を、受信した前記中断データに含まれる解像度情報に対応する解像度に一致させることが可能か否かを判定し、可能と判定した場合に、前記第2の表示手段における表示解像度を変更することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載のクライアント。
  14. 前記取得要求は、中断データに基づく作業の再開と、中断時の作業状態の確認とのいずれかを目的とした要求として前記ユーザから受け付け、前記取得要求が前記中断データに基づく作業の再開を目的とする場合に、
    前記第2の処理手段が前記中断データに基づきアプリケーションを実行して再開した作業の更なる中断指示を受け付ける第2の受付手段と、
    前記更なる中断指示を受け付けた場合に、実行されているアプリケーションと、該アプリケーションに対応するウィンドウの表示位置、表示内容及び大きさとを特定するための特定情報を、実行されているアプリケーションについてリスト化して保存する第2の記憶手段と、
    を備え、
    前記第2の送信手段が、前記第2の記憶手段に保存された前記リスト化された情報を、該アプリケーションを利用しているユーザの識別情報と、前記第2の表示手段の解像度情報と共に、中断データとして前記サーバへ送信することを特徴とする請求項6乃至13のいずれか1項に記載のクライアント。
  15. 前記取得要求が中断時の作業状態の確認を目的とする場合、
    前記中断データに中断時の前記第1の表示手段の表示画面の画像データが含まれる場合には、前記第2の表示手段が該画像データを表示し、
    前記中断データに中断時の画像データが含まれない場合には、前記第2の処理手段が前記中断データに基づきアプリケーションを実行し、更なる中断指示は受け付けないことを特徴とする請求項14に記載のクライアント。
  16. ネットワークを介してクライアントと接続されるサーバであって、
    請求項1乃至5、14及び15のいずれか1項に記載のクライアントから、前記中断データを受信する受信手段と、
    受信した前記中断データを記憶する記憶手段と、
    クライアントからの前記中断データの取得要求に応じて、該中断データを該取得要求を送信してきたクライアントへ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  17. 前記取得要求からユーザの識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した識別情報と一致する情報が、前記中断データに含まれているか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記送信手段は、前記判定手段が前記抽出した識別情報と一致する情報が前記中断データに含まれていると判定した場合に、該中断データを送信することを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
  18. ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントの制御方法であって、
    第1の処理手段が、アプリケーションを実行する第1の処理工程と、
    第1の表示手段が、前記第1の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第1の表示工程と、
    第1の受付手段が、前記クライアントのユーザから、前記クライアントにおけるアプリケーションの実行に伴う作業の中断指示を受け付ける第1の受付工程と、
    第1の記憶手段が、前記中断指示を受け付けた場合に、実行されているアプリケーションと、該アプリケーションに対応するウィンドウの表示位置、表示内容及び大きさとを特定するための特定情報を、実行されているアプリケーションについてリスト化して保存する第1の記憶工程と、
    第1の送信手段が、前記第1の記憶手段に保存された前記リスト化された特定情報を、該アプリケーションを利用しているユーザの識別情報と、前記第1の表示手段の解像度情報と共に、中断データとして前記サーバへ送信する第1の送信工程と
    を備えることを特徴とするクライアントの制御方法。
  19. ネットワークを介してサーバと接続されるクライアントの制御方法であって、
    第2の送信手段が、該クライアントのユーザから受け付けた、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のクライアントが前記サーバへ送信した中断データの取得要求を、前記サーバへ送信する第2の送信工程と、
    受信手段が、送信した前記取得要求に応じて、前記サーバから前記中断データを受信する受信工程と、
    第2の処理手段が、受信した前記中断データに含まれる情報に従い、アプリケーションを実行する第2の処理工程と、
    第2の表示手段が、前記第2の処理手段によるアプリケーションの実行結果のウィンドウを画面表示する第2の表示工程と
    を備えることを特徴とするクライアントの制御方法。
  20. ネットワークを介してクライアントと接続されるサーバの制御方法であって、
    受信手段が、請求項1乃至5、14及び15のいずれか1項に記載のクライアントから、前記中断データを受信する受信工程と、
    記憶手段が、受信した前記中断データを記憶する記憶工程と、
    送信手段が、クライアントからの前記中断データの取得要求に応じて、該中断データを該取得要求を送信してきたクライアントへ送信する送信工程と
    を備えることを特徴とするサーバの制御方法。
  21. コンピュータを請求項1乃至15のいずれか1項に記載のクライアントとして機能させるためのコンピュータプログラム。
  22. コンピュータを請求項16又は17に記載のサーバとして機能させるためのコンピュータプログラム。
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