JPH08125658A - 電子対話システム - Google Patents

電子対話システム

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JPH08125658A
JPH08125658A JP6257997A JP25799794A JPH08125658A JP H08125658 A JPH08125658 A JP H08125658A JP 6257997 A JP6257997 A JP 6257997A JP 25799794 A JP25799794 A JP 25799794A JP H08125658 A JPH08125658 A JP H08125658A
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dialogue
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electronic dialogue
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JP6257997A
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Hideaki Ishida
秀昭 石田
Takeshi Ishizaki
健史 石▲崎▼
Kenjiro Mori
賢二郎 森
Masami Kameda
正美 亀田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ネットワークが長時間開放さ
れても、簡単な操作で電子対話の中断や再開を行なえる
ようにした電子対話システムを提供することにある。 【構成】本発明は、電子対話システムにおいて、ネット
ワーク6に接続された複数の情報処理装置1の各々に、
情報処理装置間で画面上のウィンドウなどを共有して一
方の操作結果を前記ネットワーク6を通して他方にも反
映して表示データの一致を図る電子対話実行手段2と、
電子対話を中断する際、画面上のウィンドウ情報を電子
対話操作環境記憶手段5に保管する電子対話中断手段3
と、電子対話を再開する際前記電子対話操作環境記憶手
段5に保管した操作環境情報に基づいて、電子対話画面
を再現する電子対話再開手段4を備えたことを特徴とす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LANや通信回線など
のネットワークに接続されたワークステーションやパー
ソナル・コンピュータなどの情報処理装置を使用し、画
面上に表示された同一のデータを共同で操作して、相互
に情報交換を行う電子対話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワークステーションやパーソナル
・コンピュータなどの情報処理装置とそれらを接続する
LANやWANなどのネットワークの普及に伴い、各々
の情報処理装置でスタンドアローンとして使用していた
画面やウィンドウまたはアプリケーションプログラム
を、ネットワークで接続された情報処理装置間で共有
し、表示されている同一のデータをリアルタイムに共同
で操作しながら、利用者相互間で情報交換を図る電子対
話のニーズが高まってきている。電子対話において交換
されるデータは、情報処理装置の画面上に表示されるデ
ータと利用者の音声データから成り、通信形態として
は、音声データは電話回線を使用し、表示データはLA
NやWAN経由で通信する形態と、情報処理装置に音声
処理ボードやISDN(Integrated Services Digital
Network )ボードを付加し、音声データと表示データを
一括して通信する形態がある。一般的には、特殊なボー
ドを必要とせず、任意の情報処理装置間で電子対話が可
能な前者の形態が普及し易いが、動画表示などデータ量
の多い場合には、高速なデータ転送が要求されるため、
後者の形態が必要となる。
【0003】このような電子対話システムの公知例とし
ては、特願平1−117307号の「対話通信方法およ
びシステム」があげられる。また、電子対話システムに
関連するソフトウェア製品が発表され始めており、米国
Intel社のProShare や、国内富士通のDTC(Desk Top
Conference)があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来技術におい
ては、電子対話を行う情報処理装置間で画面やウィンド
ウまたはアプリケーションプログラムを共有するための
制御方法に重点が置かれており、電子対話を行なってい
る利用者が、割込みや時間切れのために電子対話を中断
したり、更に実のある対話を続けるために情報収集や再
検討のための時間を経た後、対話を再開する場合におい
て、電子対話相手との回復のための操作については考慮
されていなかった。即ち、ごく短時間の中断の場合に
は、情報処理装置の画面表示や電話回線の接続を放置し
ておくことにより、再開時に元の電子対話状態に復帰す
ることは可能である。しかし、中断時間が長くなるにつ
れ、放置は困難となり、特に、電話回線接続を切断する
可能性は高くなる。情報処理装置の画面表示について
は、基本ソフトのスリープ機能やハードウェアのリジュ
ーム機能により、画面表示の再現に必要な情報が自動的
に保存されるため、情報処理装置の電源をダウンして
も、その後、電源を入れた時に、電源ダウン直前の表示
状態に、即座に復帰可能であるが、対話相手とのLAN
接続は解放されるため、回復のための操作が必要とな
る。しかしながら、従来技術においては、電子対話相手
との回復のための操作については考慮されていなかっ
た。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、電子対話システムにおいて、再開時に、簡単
な再開操作によって自分自身および対話相手の操作環境
を誤り無く回復して、電子対話を効率良く継続できるよ
うにした電子対話システムを提供することにある。
【0006】また本発明の他の目的は、多数者間の電子
対話において、円滑に電子対話の中断・再開を行なえる
ようにした電子対話システムを提供する個とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信ネットワークに接続された複数の情
報処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子
対話システムであって、前記複数の情報処理装置の内少
なくとも所望の情報処理装置又は前記複数の情報処理装
置を前記通信ネットワークを介して制御するサーバに、
電子対話における少なくとも中断時の操作環境を保存す
る記憶装置を備え、前記情報交換を行なう各情報処理装
置には、表示手段と、該表示手段に表示される表示画面
及び該表示画面上に表示されるウィンドウ又は前記表示
画面若しくはウィンドウ内にデータを表示するアプリケ
ーションプログラムを利用者相互間で前記通信ネットワ
ークを介して共有制御して電子対話プログラムを実行し
て情報交換を行なう電子対話実行手段と、該電子対話実
行手段で実行された電子対話を、利用者が中断する中断
指令を入力する中断指令入力手段と、利用者が中断状態
にある電子対話を前記電子対話実行手段により再開しよ
うする再開指令を入力する再開指令入力手段と、前記中
断指令入力手段で入力された中断指令に基づいて前記記
憶装置に電子対話における中断時の操作環境を保存させ
るように処理制御し、前記再開指令入力手段で入力され
た再開指令に基づいて前記記憶装置に保存された電子対
話における中断時の操作環境を読出して該電子対話にお
ける中断時の操作環境に基づいて前記電子対話実行手段
により利用者相互間で電子対話を再開させるように処理
制御する電子対話中断・再開制御手段とを備えたことを
特徴とする電子対話システムである。また本発明は、前
記電子対話システムにおいて、前記電子対話実行手段に
おける電子対話プログラムには、利用者相互間で、表示
手段に表示された共有表示画面において、指示に基づい
て共同操作が可能なプログラムを有することを特徴とす
る。また本発明は、前記電子対話システムにおいて、前
記電子対話中断・再開制御手段における中断時の操作環
境として、中断設定情報とウインドウ情報と対話先相手
情報とからなる中断情報を有することを特徴とする。ま
た本発明は、前記電子対話システムにおいて、前記電子
対話実行手段を、前記アプリケーションプログラムを、
利用者間で通知情報及びパラメータ情報を交換して共有
制御するように構成したことを特徴とする。また本発明
は、前記電子対話システムにおいて、前記中断指令入力
手段として、前記表示手段に表示された中断指令用のア
イコンを用いて入力するように構成したことを特徴とす
る。また本発明は、前記電子対話システムにおいて、前
記再開指令入力手段として、前記表示手段に表示された
再開指令用のアイコンを用いて入力するように構成した
ことを特徴とする。また本発明は、前記電子対話システ
ムにおいて、前記電子対話中断・再開制御手段を、中断
しようとしている電子対話について、対話相手や中断日
時・再開予定日時の付随情報を設定する付随情報設定手
段を有することを特徴とする。また本発明は、前記電子
対話システムにおいて、前記記憶装置を外部記憶装置で
構成したことを特徴とする。また本発明は、前記電子対
話システムにおいて、前記外部記憶装置として、ハード
ディスクで構成したことを特徴とする。
【0008】また本発明は、通信ネットワークに接続さ
れた複数の情報処理装置間で、利用者相互間の情報交換
を行なう電子対話システムであって、前記複数の情報処
理装置の内少なくとも所望の情報処理装置又は前記複数
の情報処理装置を前記通信ネットワークを介して制御す
るサーバに、電子対話における少なくとも中断時の操作
環境を保存する外部記憶装置を備え、前記情報交換を行
なう各情報処理装置には、表示手段と、該表示手段に表
示されるマルチウインドウ方式のアプリケーションプロ
グラムを利用者相互間で前記通信ネットワークを介して
共有制御して電子対話操作を実行して情報交換を行なう
電子対話実行手段と、該電子対話実行手段で実行された
電子対話を、利用者が中断する中断指令を入力する中断
指令入力手段と、利用者が中断状態にある電子対話を前
記電子対話実行手段により再開しようする再開指令を入
力する再開指令入力手段と、前記中断指令入力手段で入
力された中断指令に基づいて前記外部記憶装置に電子対
話における中断時の操作環境を保存させるように処理制
御し、前記再開指令入力手段で入力された再開指令に基
づいて前記外部記憶装置に保存された電子対話における
中断時の操作環境を読出して該電子対話における中断時
の操作環境に基づいて前記電子対話実行手段により利用
者相互間で電子対話を再開させるように処理制御する電
子対話中断・再開制御手段とを備えたことを特徴とする
電子対話システムである。
【0009】また本発明は、通信ネットワークに接続さ
れた複数の情報処理装置間で、利用者相互間の情報交換
を行なう電子対話システムであって、前記複数の情報処
理装置の内少なくとも所望の情報処理装置又は前記複数
の情報処理装置を前記通信ネットワークを介して制御す
るサーバに、電子対話における少なくとも中断時の操作
環境を保存する外部記憶装置を備え、前記情報交換を行
なう各情報処理装置には、表示手段と、該表示手段に表
示される表示画面及び該表示画面上に表示されるウィン
ドウ又は前記表示画面若しくはウィンドウ内にデータを
表示するアプリケーションプログラムを前記通信ネット
ワークを介して通知情報及びパラメータ情報を交換して
共有制御して利用者相互間で電子対話プログラムを実行
して情報交換を行なう電子対話実行手段と、該電子対話
実行手段で実行された電子対話を、利用者が中断する中
断指令を入力する中断指令入力手段と、利用者が中断状
態にある電子対話を前記電子対話実行手段により再開し
ようする再開指令を入力する再開指令入力手段と、前記
中断指令入力手段で入力された中断指令に基づいて前記
外部記憶装置に電子対話における中断時の操作環境を保
存させるように処理制御し、前記再開指令入力手段で入
力された再開指令に基づいて前記外部記憶装置に保存さ
れた電子対話における中断時の操作環境を読出して該電
子対話における中断時の操作環境に基づいて前記電子対
話実行手段により利用者相互間で電子対話を再開させる
ように処理制御する電子対話中断・再開制御手段とを備
えたことを特徴とする電子対話システムである。
【0010】また本発明は、通信ネットワークに接続さ
れた複数の情報処理装置間で、利用者相互間の情報交換
を行なう電子対話システムであって、前記複数の情報処
理装置の内少なくとも所望の情報処理装置又は前記複数
の情報処理装置を前記通信ネットワークを介して制御す
るサーバに、電子対話における少なくとも中断時の操作
環境を保存する外部記憶装置を備え、前記情報交換を行
なう各情報処理装置には、表示手段と、該表示手段に表
示される表示画面及び該表示画面上に表示されるウィン
ドウ又は前記表示画面若しくはウィンドウ内にデータを
表示するアプリケーションプログラムを利用者相互間で
前記通信ネットワークを介して共有制御して電子対話プ
ログラムを実行して情報交換を行なう電子対話実行手段
と、該電子対話実行手段で実行された電子対話を、利用
者が中断する中断指令を入力する中断指令入力手段と、
電子対話における中断時に設定された中断設定情報に基
づいて利用者が中断状態にある電子対話の再開を監視す
る再開監視手段と、該再開監視手段により監視された電
子対話の再開指令を入力する再開指令入力手段と、前記
中断指令入力手段で入力された中断指令に基づいて前記
外部記憶装置に電子対話における中断時の操作環境を保
存させるように処理制御し、前記再開指令入力手段で入
力された再開指令に基づいて前記外部記憶装置に保存さ
れた電子対話における中断時の操作環境を読出して該読
出された電子対話における中断時の操作環境に基づいて
前記電子対話実行手段により利用者相互間で電子対話を
再開させるように処理制御する電子対話中断・再開制御
手段とを備えたことを特徴とする電子対話システムであ
る。
【0011】また本発明は、前記電子対話システムにお
いて、前記電子対話中断・再開制御手段における中断時
の操作環境として、中断設定情報とウインドウ情報と対
話先相手情報とからなる中断情報を有することを特徴と
する。
【0012】また本発明は、通信ネットワークに接続さ
れた情報処理装置の各々において、同一の表示画面やウ
ィンドウあるいはアプリケーションプログラムを複数の
情報処理装置間で共有し、ある情報処理装置における共
有中の表示データに対する操作結果を他の複数の情報処
理装置へ反映して表示内容の一致を図るための電子対話
実行を制御すると共に、利用者が電子対話を中断する
際、共有中の表示データに基づく操作環境を保存した後
に電子対話を中断させ、利用者が中断状態の電子対話を
再開する際、保存情報を用いて中断時の操作環境を再現
して電子対話を再開し、電子対話を中断しても、中断時
と同じ対話画面から電子対話の再開が図れるようにした
電子対話システムである。
【0013】また本発明は、前記電子対話システムにお
いて、同一の情報処理装置が、中断状態の電子対話を複
数個併存させ、その何れの電子対話についても独立に再
開・中断を行なうように構成したことを特徴とする。ま
た本発明は、前記電子対話システムにおいて、中断しよ
うとしている電子対話について、対話相手や、中断日時
・再開予定日時などの付随情報を、対話の参加者の何れ
かが操作することにより設定し、設定した付随情報を利
用者が参照できるように構成したことを特徴とする。ま
た本発明は、前記電子対話システムにおいて、中断状態
の電子対話で使用している表示データを参照でき、表示
中のデータを基に更新したデータを別途追加したり、表
示中のデータとは別のデータを新規追加できるように構
成し、電子対話再開時には、それらの追加データを中断
時のデータと合わせて各利用者の情報処理装置の画面に
表示できるように構成したことを特徴とする。また本発
明は、前記電子対話システムにおいて、電子対話に加わ
っている利用者のうち、任意の利用者により中断操作が
可能で、中断操作を実行した利用者だけでなく、中断時
の電子対話に加わっていた任意の利用者による再開操作
が可能になるように構成したことを特徴とする。また本
発明は、前記電子対話システムにおいて、中断状態の電
子対話に対する付随情報の1つとして、電子対話の再開
予定日時またはその前後において電子対話を再開に対す
る注意を喚起するためのアラーム情報を設定できるよう
に構成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は、上記構成により、電子対話を行なっ
ている利用者が、割込みや時間切れのために電子対話を
中断したり、更に実のある対話を続けるために情報収集
や再検討のための時間を経た後、対話を再開する場合に
おいても、電子対話を行う情報処理装置間で画面やウィ
ンドウまたはアプリケーションプログラムを共有制御で
き、電子対話相手とのLAN接続が解放されても、直ち
に回復させて、表示データをカーソルで指示したり、文
字や図形を書き添えると言った一方の操作結果が他方の
表示画面にも反映される効率の良い共同操作を実行する
ことができる。
【0015】また本発明は、情報処理装置の画面表示に
ついては、基本ソフトのスリープ機能やハードウェアの
リジューム機能により、画面表示の再現に必要な情報が
自動的に保存されるため、情報処理装置の電源をダウン
しても、その後、電源を入れた時に、電源ダウン直前の
表示状態に即座に復帰可能であり、更に対話相手とのL
AN接続の回復を行なうことができる。また本発明は、
マルチウィンドウ方式の電子対話システムにおいても、
誤操作を招くことなく、電子対話を長時間中断して再開
することを可能にしたものである。また本発明は、複数
の中断状態の電子対話を併存させ、しかも複数の中断状
態の電子対話のうち任意のものについて再開できるよう
に構成したことにより、ある相手との電子対話の中断状
態において別の相手と開始した電子対話を中断する場合
にも対応でき、しかも同一の情報処理装置において複数
の電子対話の中断状態を管理することが可能となる。
【0016】また本発明は、前記構成により、通信ネッ
トワークに接続された情報処理装置間で、同一の画面や
ウィンドウを操作しながら対話を行っている利用者のい
ずれかが、何らかの理由により対話を継続できなくなっ
た場合において、簡単な操作で対話中の表示画面やデー
タを保存できるため、即座に対話を中断することがで
き、誤操作により重要な対話データの保存漏れを防止す
ることができ、また、対話を再開したい場合にも、相手
を呼び出すための情報(電話番号など)を新たにさがす
必要も無く相手を呼出し、相手の存在の確認後、簡単な
操作で中断時と全く同じ対話画面を再現できるため、対
話者は中断前の状況を容易に思い起こしながら対話を再
開できる。
【0017】また本発明は、前記構成により、対話の中
断中においても、対話中断中であるという表示を画面上
に残すことができ、また、対話相手名や対話再開日時な
どのメモを参照することや対話再開のためのアラームを
設定することもできるため、コミュニケーションの円滑
化、活性化を促すことができる。また本発明は、前記構
成により、多者による対話の場合についても、二者と全
く同じ操作によって対話の中断・再開が行え、更に、中
断中に開始した別の相手との対話を中断すると言った多
重の対話中断の場合についても対話相手毎に中断状態を
確認できるため、操作上混乱することも無く、容易に対
話を再開することができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0019】まず、図1に本発明による電子対話システ
ムにおける中断・再開方法を実現するに必要な構成を示
す。LAN(Local Area Network:比較的狭い地域に分
散設置された汎用機、ミニコン、ワークステーション、
パソコン等の各種コンピュータを結ぶ構内ネットワーク
・システム)やWAN(Wide Area Network:広域ネッ
トワーク(一般に通信事業が提供する専用線やパケット
交換網、ISDN(Integrated Services Digital Netw
ork:統合サービス・ディジタル網)などの通信回線サ
ービスを使った広域ネットワークを指す。)などのネッ
トワーク6に接続された複数の情報処理装置1の各々に
おいて、電子対話を実行するための電子対話実行手段
(電子対話実行プログラム)2を設け、更に該電子対話
実行手段2で実行された電子対話を中断するための電子
対話中断手段(電子対話中断プログラム)3と、該電子
対話中断手段3で中断状態の電子対話を再開するための
電子対話再開手段(電子対話再開プログラム)4と、中
断時に、再開のために必要な情報(電子対話操作環境)
を保存する電子対話操作環境記憶手段5とを設ける。電
子対話操作環境記憶手段5を、図1に示すように、各々
の情報処理装置1のハードディスク等の不揮発性の外部
記憶装置8に個別に設ける方法の他に、図2に示すよう
に、ネットワーク6に接続されているファイルサーバ装
置7のハードディスク等の不揮発性の外部記憶装置8に
設け、各情報処理装置1からネットワーク6を経由し
て、共通に使用する方法を採ることも可能である。な
お、電子対話操作環境記憶手段5を、外部記憶装置8で
構成したが、情報処理装置1の電源がOFFになった
り、障害が発生しても、中断時に、再開のために必要な
情報(電子対話操作環境)が格納されていれば良い。
【0020】図3に本発明による電子対話システムを構
成する情報処理装置1及びファイルサーバ装置7の具体
的実施例のシステム構成を示す。
【0021】本具体的実施例における情報処理装置1及
びファイルサーバ装置7は、ワークステーションやパー
ソナル・コンピュータなどのコンピュータ装置により構
成される。これらのコンピュータ装置は、キーボード1
9やポインティングデバイス(pointing device:マウ
ス、ライトペン、ディジタイザ等のように、画面上の座
標位置をキーボードから操作しなくても、簡単に入力で
きるようにした装置)20などを入力機器として接続
し、データなどの入力を行なう入力部11と、入力され
たデータをもとに処理を行なう処理部(CPU)12
と、入力データや演算処理データなどを記憶保持する内
部メモリ(主メモリ)13と、ハードディスク装置(例
えば磁気ディスク装置)などの外部記憶装置8を接続し
てデータなどの記憶を行なう外部記憶部14と、CRT
21や液晶22などへ表示を行なう表示部15と、プリ
ンタ23などを接続してデータなどを印字出力する出力
部16と、ネットワークアダプタ25などを経由してネ
ットワーク6に接続し、他のコンピュータ装置との通信
を行なう通信制御部17を備える。
【0022】図3の例では、図1に示した電子対話実行
手段(電子対話実行プログラム)2を、入力部11に付
設又は入力部11内に形成し、電子対話中断手段(電子
対話中断プログラム)3と電子対話再開手段(電子対話
再開プログラム)4とを、処理部(CPU)12に付設
または処理部(CPU)12内に形成している。
【0023】図4に示すように、図1の電子対話実行手
段(電子対話実行プログラム)2は、入力部11から入
力される起動信号を受けて電子対話相手との情報交換の
ための準備などを行う電子対話開始部(電子対話実行プ
ログラムにおける電子対話開始部)31と、ネットワー
クアダプタ25、ネットワーク6を通して対話相手と共
通の表示画面を表示部15上に設定し、対話相手との間
で表示データ(例えば、共有ウインドウ)に対して連動
による共同操作(例えば、共有ウインドウに対する指示
棒による共同操作、アイコン等を用いて行なう共有ウイ
ンドウのスクロール等の共同操作、アイコン等を用いて
行なう共有ウインドウの追加表示や不要となった共有ウ
インドウの消去等の共同操作)を実現する電子対話実行
制御部(電子対話実行プログラムにおける電子対話実行
制御部)32から成る。また、電子対話中断手段(電子
対話中断プログラム)3は、電子対話を中断するための
設定操作を扱う電子対話中断設定部(電子対話中断プロ
グラムにおける電子対話中断設定部)33と、対話相手
との間で中断のための交信を行う電子対話中断制御部
(電子対話中断プログラムにおける電子対話中断制御
部)34と、電子対話を再開するために必要な図8に示
す中断情報70を保存する電子対話中断情報保存部(電
子対話中断プログラムにおける電子対話中断情報保存
部)35から成り、電子対話再開手段(電子対話再開プ
ログラム)4は、対話相手との間で再開のための交信を
行う電子対話再開制御部(電子対話再開プログラムにお
ける電子対話再開制御部)36と、保存された中断情報
70に基づいて電子対話のための操作環境(中断時に、
再開のために必要な情報)を再現する電子対話中断情報
再現部(電子対話再開プログラムにおける電子対話中断
情報再現部)37から成る。なお、電子対話操作環境記
憶手段5は、電子対話再開のために必要な中断情報70
を保存するための図3に示す外部記憶装置8そのもので
あり、上記の電子対話中断情報保存部35が外部記憶部
14を介して情報の書き込みのための制御を行い、電子
対話再開制御部36が外部記憶部14を介して情報の読
み出しのための制御を行う。
【0024】即ち、情報処理装置1を操作している利用
者が、電子対話を開始することにより、入力部11が処
理する電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2
が起動され、対話先として指定した相手の情報処理装置
1とネットワーク6を通して交信接続を行い、情報処理
装置1の画面上のウィンドウや表示データと同一内容の
表示を、対話相手の情報処理装置1の画面上にも行なっ
て、情報処理装置1の間で画面やウィンドウあるいはそ
れらを表示するアプリケーションプログラムを共有し、
表示データをカーソルで指示したり、文字や図形を書き
添えると言った一方の操作結果を他方の表示画面にも反
映する操作の連動の実現により電子対話が可能となる。
電子対話を終了すると、情報処理装置1の間の接続が解
放され、従って、操作の連動も終了する。
【0025】この電子対話中において、利用者のいずれ
かが、何らかの理由により電子対話を継続できなくなっ
た場合には、ある情報処理装置1において、利用者が電
子対話の中断を入力手段19、20で選択して入力部1
1に入力することにより、処理部12が処理する電子対
話中断手段(電子対話中断プログラム)3が起動され、
電子対話中断手段(電子対話中断プログラム)3は、他
方の情報処理装置に通信制御部17からネットワーク6
を通して中断の通知が送信されると共に、対話相手に関
する情報や、電子対話中使用していたアプリケーション
プログラムの名前やデータに関する情報を、例えば外部
記憶部14で制御されるハードディスクで構成された外
部記憶装置8に保存する。中断通知を受信した情報処理
装置1においても同様に処理部12が処理する電子対話
中断手段(電子対話中断プログラム)3が起動され、該
電子対話中断手段(電子対話中断プログラム)3は、必
要情報を、例えば外部記憶部14で制御されるハードデ
ィスクで構成された外部記憶装置8に保存し、対話を行
っていた全ての情報処理装置において、情報の例えば外
部記憶部14で制御されるハードディスクで構成された
外部記憶装置8に情報の保存が完了すると、情報処理装
置間の接続が解放され、電子対話は中断状態となる。
【0026】中断状態の電子対話を利用者のいずれかが
再開する場合には、情報処理装置1において、電子対話
の再開を、入力手段19、20で選択して入力部11に
入力することにより、処理部12が処理する電子対話再
開手段(電子対話再開プログラム)4が起動され、中断
時に外部記憶装置8に保存した情報の内対話相手に関す
る情報に基づいて電話回線またはネットワーク6を通し
て対話相手を呼出し、相手の存在が確認されたならば、
相手の情報処理装置1とネットワーク6を通して交信接
続を行い、接続後、再開の通知を送信すると共に、中断
時に外部記憶装置8に保存した情報に基づいて、必要な
アプリケーションプログラムの起動やデータの表示を行
う。再開通知を受信した情報処理装置1においても同様
に処理部12が処理する電子対話再開手段(電子対話再
開プログラム)が起動され、中断時に外部記憶装置8に
保存した情報を取り出すことにより、必要なアプリケー
ションプログラムの起動や表示部15で制御される表示
手段21、22へのデータの表示を行う。対話の対象と
なる全ての情報処理装置1において、必要なアプリケー
ションプログラムの起動やデータの表示が完了し、表示
部15で制御される表示手段21、22における画面や
ウィンドウ、あるいは、それらを表示するアプリケーシ
ョンプログラムの共有が図られると、電子対話実行手段
2が起動され、中断前と同様に、情報処理装置1間で、
表示データをカーソルで指示したり、文字や図形を書き
添えると言った一方の操作結果がネットワーク6を介し
て他方の表示画面にも反映される操作の連動の実現によ
り電子対話が可能となる。
【0027】なお、上記の電子対話は、多者による対話
も可能であり、電子対話中断手段3と電子対話再開手段
4において、中断通知と再会通知を対話の対象である全
ての情報処理装置1に順次送信し、中断・再開動作の確
認を取ることによって対応可能であることは明らかであ
る。
【0028】なお、上記説明においては、上記電子対話
実行手段(電子対話実行プログラム)2を、入力部11
に付設又は入力部11内に形成したが、電子対話実行プ
ログラムであるため、上記処理部(CPU)12が実行
してもよいことは明らかである。
【0029】上記のうち、電子対話実行手段(電子対話
実行プログラム)2は、例えば、特開平02−8486
0号の「対話通信方法およびシステム」に示される構成
によって実現可能であり、具体的な実施例を図5の操作
画面例を用いて説明する。なお、本実施例では、図5の
画面例でわかるように、マルチウィンドウ・システム下
での動作例を示している。
【0030】図5に示す(a)から(c)は、電子対話
を開始する側の操作画面を示し、(d)と(e)は、対
話相手の操作画面を示している。まず、電子対話を開始
する利用者が、図5(a)に示す操作画面(内部メモリ
13に記憶されたプログラムに基づいて処理部12が制
御して表示部15に図5(a)に示す操作画面を一時記
憶させて、CRT21または液晶22に表示される。)
において、電子対話起動用アイコン40を図3に示すキ
ーボード19やポインティングデバイス20の入力部1
1によって選択することにより(電子対話起動用アイコ
ン40を選択して入力部11に起動信号を入力すること
により)、入力部11に備えられた電子対話実行手段
(電子対話実行プログラム)2が起動され、電子対話実
行プログラムにおける電子対話開始部31が図5(b)
に示すアイコンを表示する指令を発し、該指令に基づい
て処理部12は制御して表示部15に一時記憶された図
5(b)に示すアイコンが読みだされてCRT21また
は液晶22の操作画面に表示されると共に、利用者名4
1や対話相手名42の入力を要求する。
【0031】利用者が、入力要求された利用者名41や
対話相手名42を図3に示すキーボード19やポインテ
ィングデバイス20を使用して入力し、電子対話開始用
アイコン44を選択することにより、電子対話実行プロ
グラムにおける電子対話実行制御部32が、通信制御部
17、ネットワークアダプタ25、ネットワーク6を通
して対話相手の情報処理装置1と交信接続を行い、図9
に示す電子対話に必要な情報処理装置間でやりとりする
情報の内、開始通知92を送信した後、通知元利用者名
100、ウインドウ番号101、ウインドウ表示情報1
02等のパラメータ情報91を有するウインドウ共有通
知94等を送信して、図5(c)と(e)に示すよう
に、利用者側および対話相手側の情報処理装置1におけ
る表示手段(CRT21または液晶22等)の双方の画
面に共有ウィンドウ46を表示し、指示棒47等による
表示データの指示や表示画面への書き込み操作等の共同
操作を可能とすると共に、これらの操作結果を対話相手
の情報処理装置1の画面に反映することによって、利用
者間の共同操作に基づいた電子対話が可能となる。
【0032】なお、図5(b)において電子対話を開始
する前に対話相手に連絡をつけておくのが通常であり、
図5(b)に示すように、電話呼出し用アイコン43を
設け、利用者がこれを選択することにより、電子対話実
行プログラムにおける電子対話開始部31が、電話回線
を用いて対話相手に対してオートダイヤルすることも可
能である。
【0033】また、図5(c)または(e)において、
対話者の一方が共有ウィンドウ追加用アイコン48また
は共有ウィンドウ消去用アイコン49を選択すると、電
子対話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32
が、対話相手の情報処理装置1へ図9のウィンドウ共有
通知94を送信することにより、双方の利用者の操作画
面に、対話に必要な共有ウィンドウ46の追加表示や、
不要となった共有ウィンドウ46の消去を行う。なお、
対話画面上には、相手と操作の連動の可能な共有ウィン
ドウの他に、相手には見えず、従って操作の連動を伴わ
ない非共有のウィンドウの表示も、電子対話実行プログ
ラムにおける電子対話実行制御部32によって可能であ
る。対話を終了させる場合には、対話者の一方が同図
(c)または(e)の終了用アイコン45を選択するこ
とにより、電子対話実行プログラムにおける電子対話実
行制御部32が、対話相手の情報処理装置1へ図9の終
了通知93を送信した後、情報処理装置1間の交信接続
を解放し、同図(a)または(d)に示す元の操作画面
に各々復帰して電子対話を終了する。
【0034】通常、電子対話システムでは多者間の電子
対話を実現しており、ある情報処理装置からの通知や表
示データの更新情報などを対話相手の複数の情報処理装
置に対して順次送信し、確認を取ることによって実現可
能である。なお、本発明の実施例は、入力部11又は処
理部12が処理する電子対話実行手段(電子対話実行プ
ログラム)2を使用し、図5(b)および(a)のウィ
ンドウにおいて、後述する図6(a)や図7(a)のウ
ィンドウに示すように、電子対話中断用アイコン50や
電子対話再開用アイコン54を設け、これらを利用者が
選択すると、電子対話実行手段(電子対話実行プログラ
ム)2が、処理部12が処理する電子対話中断手段(電
子対話中断プログラム)3や電子対話再開手段(電子対
話再開プログラム)4を起動することによって実現する
ことができる。
【0035】次に、電子対話中断手段(電子対話中断プ
ログラム)3が実行する電子対話を中断する場合の利用
者の操作と図1から図4のシステムの動作の関連を、図
6の操作画面例を用いて説明する。
【0036】図6に示す(a)から(c)は、電子対話
の中断を開始する側の操作画面を示し、(d)から
(f)は、中断を受ける側の操作画面を示している。同
図の(a)と(d)は、図5の(c)または(e)と同
じ電子対話中の操作画面を示している。図6(a)にお
いて、対話者の一方が電子対話中断用アイコン50を図
2の入力部11のキーボード19やポインティングデバ
イス20によって選択することにより、入力部11が処
理する電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2
は、処理部12が処理する図4の電子対話中断手段(電
子対話中断プログラム)3を起動し、電子対話中断プロ
グラムにおける電子対話中断設定部33が図6(b)に
示す中断設定のためのウィンドウ51を、表示部15を
制御して表示すると共に、電子対話実行手段プログラム
における電子対話実行制御部32に、通信制御部17、
ネットワークアダプタ25、ネットワーク6を通して対
話相手の情報処理装置の表示手段(CRTまたは液晶
等)の操作画面にも同内容の共有ウィンドウ51を表示
するよう依頼して電子対話実行手段プログラムにおける
電子対話実行制御部32に復帰する。
【0037】双方の対話者は図6の(b)及び(e)に
示す中断設定のための共有ウィンドウ51において、電
子対話により対話再開日時などを設定・確認した後、対
話者の一方が同図(b)に示す中断実行用アイコン52
を選択すると、入力部11から入力されて、処理部12
が処理する電子対話中断プログラムにおける電子対話中
断制御部34が、通信制御部17、ネットワークアダプ
タ25、ネットワーク6を通して対話相手の情報処理装
置1へ図9の中断通知(通知元利用者名100のパラメ
ータ情報91を有する)97を送信し、それに対する応
答通知(通知元利用者名100、通信種別103、動作
結果104等のパラメータ情報91を有する)96を通
信制御部17、ネットワークアダプタ25、ネットワー
ク6を通して受信すると、処理部12が処理する電子対
話中断プログラムにおける電子対話中断情報保存部35
が対話画面を再現するために必要な図8に示す中断情報
(中断日時、再開日時、コメント等からなる中断設定情
報71と、ウインドウ数72と、ウインドウ番号76、
ウインドウ表示情報(ウインドウ表示サイズ78、ウイ
ンドウ表示位置79、ウインドウ表示順序80、AP名
81、APデータファイル名82、APデータ表示範囲
83)77、共有有無84等からなるウインドウ情報7
4と、対話先相手数73と、対話先利用者名85、電話
番号86、ネットワークアドレス87等からなる対話先
相手情報75とからなる)70を、外部記憶部14の制
御に基づいて図1または図2の電子対話操作環境記憶手
段5へ保存し、情報処理装置1間の交信接続を解放し、
図6(c)に示すように、今迄対話をしていた相手との
対話再現用のアイコン54を新たに設定して電子対話を
中断する。
【0038】一方、対話相手の情報処理装置1では、図
6(e)において図9の中断通知97を受信すると、入
力部11等が処理する電子対話実行手段(電子対話実行
プログラム)2は、処理部12が処理する図4に示す電
子対話中断手段(電子対話中断プログラム)3を起動
し、電子対話中断プログラムにおける電子対話中断制御
部34が、応答通知96を返すと共に、上記と同様に、
電子対話中断プログラムにおける電子対話中断情報保存
部35が対話画面を再現するために必要な図8に示す中
断情報(中断設定情報71と、ウインドウ数72と、ウ
インドウ情報74と、対話先相手数73と、対話先相手
情報75とからなる)70を、外部記憶部14の制御に
基づいて図1または図2の電子対話操作環境記憶手段5
へ保存し、図6(f)に示すように、今迄対話をしてい
た相手との対話再現用のアイコン54を新たに設定して
電子対話を中断する。
【0039】なお、図6(f)の対話再現用アイコン5
5の方は、既に設定されていた別の中断状態の対話再開
用のアイコンの例を示している。なお、対話相手が多者
である場合には、上記の中断通知(通信元利用者名10
0のパラメータ情報91を有する)97などを、ネット
ワーク6を通して対話相手の複数の情報処理装置1に対
して順次送信し、応答を確認することによって実現可能
である。
【0040】次に、処理部12が処理する電子対話再開
手段(電子対話再開プログラム)4による中断状態の電
子対話を再開する場合の利用者の操作と図1から図4の
システムの動作の関連を、図7の操作画面例を用いて説
明する。
【0041】図7に示す(a)から(c)は、電子対話
の再開を開始する側の操作画面を示し、(f)と(g)
は、再開を受ける側の操作画面を示し、(d)と(e)
は、利用者が中断状態の対話画面内のウィンドウを確認
したり、ウィンドウ内の表示データの更新や新たなウィ
ンドウの追加を行う場合の操作画面を示している。図7
の(a)と(f)は、各々、図5の(a)と(d)に相
当し、電子対話開始前の操作画面を示している。図7の
(a)において、対話者の一方が電子対話再開用アイコ
ン54を図2の入力部11のキーボード19やポインテ
ィングデバイス20によって選択すると、入力部11等
が処理する電子対話実行手段(電子対話実行プログラ
ム)2は、処理部12が処理する図4の電子対話再開手
段(電子対話再開プログラム)4を起動し、電子対話再
開プログラムにおける電子対話再開制御部36が、外部
記憶部14を制御して電子対話操作環境記憶手段5に保
存された図8に示す中断情報(中断設定情報71と、ウ
インドウ数72と、ウインドウ情報74と、対話先相手
数73と、対話先相手情報75とからなる)70を取り
出し、その中断日時、再開日時、コメント等からなる中
断設定情報71に基づいて、図7の(b)に示す中断内
容表示用のウィンドウ56を表示する。
【0042】利用者はこのウィンドウ56内に表示され
ている対話再開日時などを確認した後、再開実行用アイ
コン57を選択して入力部11から入力することによ
り、処理部12が処理する電子対話再開プログラムにお
ける電子対話再開制御部36が、ネットワーク6を介し
て対話相手の情報処理装置1へ図9の再開通知98を送
信し、それに対する応答通知96を受信すると、電子対
話中断情報再現部37が上記で取り出した中断情報70
に基づいて、ウィンドウを表示すると共に、そのウィン
ドウが共有ウィンドウならば対話相手にそのウィンドウ
表示情報77を含む再開用ウィンドウ共有通知99を送
信する。全てのウィンドウを表示して、図7の(c)に
示す中断時の対話画面を再現した後、電子対話実行手段
2の電子対話実行制御部32に復帰し、共有ウィンドウ
46において、指示棒47による指示、ウインドウのス
クロール、コメントの追記、削除などによる利用者間の
共同操作に基づいた電子対話が可能となる。一方、対話
相手の情報処理装置1では、図7の(f)において、図
9の再開通知(通知元利用者名100のパラメータ情報
91を有する)98を受信すると、入力部11等が処理
する電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2
は、処理部12が処理する図4の電子対話再開手段(電
子対話再開プログラム)3を起動し、電子対話再開プロ
グラムにおける電子対話再開制御部36が応答通知96
を返すと共に、その後、送信されて来る再開用ウィンド
ウ共有通知(通知元利用者名100、継続有無105、
ウインドウ番号101、ウインドウ表示情報102等か
らなるパラメータ情報91を有する)99に含まれるウ
ィンドウ表示情報102に基づいて表示部15を制御し
て表示手段の画面に共有ウィンドウ46を表示し、図7
の(g)に示す中断時の対話画面を再現して電子対話が
可能となる。なお、対話再開相手が多者である場合に
は、上記の再開通知98などを対話再開相手の複数の情
報処理装置1に対して順次送信し、応答を確認すること
によって実現可能である。
【0043】次に、利用者が対話再開に先立ち、対話画
面内のウィンドウ及び表示データを確認する場合には、
図7の(b)において、ウィンドウ確認用アイコン58
を選択して入力部11に入力することによって、処理部
12が処理する電子対話再開プログラムにおける電子対
話中断情報再現部37が、外部記憶部14を制御して電
子対話操作環境記憶手段5から取り出した図8に示す中
断情報(中断設定情報71と、ウインドウ数72と、ウ
インドウ情報74と、対話先相手数73と、対話先相手
情報75とからなる)70に基づいて、表示部15を制
御して表示手段の画面に全てのウィンドウを表示し、図
7の(d)に示す中断時の対話画面を再現する。更に、
対話画面内の特定のウィンドウの表示データを更新する
場合や別のウィンドウを共有ウィンドウとして追加する
場合には、図7の(d)において、ウィンドウ更新用ア
イコン59やウィンドウ追加用アイコン60を選択して
入力部11から入力することによって、表示部15を制
御して表示手段の対話画面内のウィンドウを変更するこ
とができる。なお、ウィンドウ内の表示データ更新の場
合には、ウィンドウ更新用アイコン59の選択により、
図7の(e)に示すように、データ更新用のウィンドウ
62を別にコピー表示し、データ更新前の状態のウィン
ドウ61と区別することによって、対話を再開した場合
の対話相手との混乱を避けることができる。また、新た
なウィンドウを開き、データを表示させた後、ウィンド
ウ追加用アイコン60を選択することによって、そのウ
ィンドウを共有ウィンドウ63として追加することがで
きる。また、図7の(e)において、保存用アイコン6
4を選択すると、データ更新後のウィンドウ62や追加
されたウィンドウ63について、図8に示すウィンドウ
情報74が新たに作成され、外部記憶部14の制御によ
り電子対話操作環境記憶手段5に格納された中断情報7
0へ追加登録されることとなる。
【0044】図8に、本実施例の電子対話の中断時に電
子対話操作環境記憶手段5に保存され、再開時に使用さ
れる中断情報70の構成を示す。
【0045】中断情報70は大きく、中断設定情報71
と、対話画面内のウィンドウに関するウィンドウ情報7
4と対話相手に関する対話先相手情報75から成り、ウ
ィンドウ情報74と対話先相手情報75は、各々、ウィ
ンドウ数72と対話先相手数73で示される数だけ存在
する。中断設定情報71は、中断日時や再開日時など
の、図6の(b)や(e)の中断設定ウィンドウ51で
設定される情報であり、また、図7の(b)の中断内容
表示ウィンドウ56で表示される情報である。ウィンド
ウ情報70は、ウィンドウ毎の情報から成り、ウィンド
ウの通し番号であるウィンドウ番号76とウィンドウ表
示情報77と対話相手とウィンドウを共有しているか否
かを示す共有有無84から成る。ウィンドウ表示情報7
7は、ウィンドウ表示サイズ78やウィンドウ表示位置
79、ウィンドウ表示順序80、ウィンドウ内にデータ
を表示しているAP(Application Program )の名称であ
るAP名81や使用しているAPデータファイル名8
2、APデータのウィンドウ内の表示範囲83から成
る。また、対話先相手情報75は、対話先の利用者名8
5と、電話番号86、対話相手の情報処理装置1が接続
されているネットワークアドレス87から成る。これら
のうち、ウィンドウ表示情報77は、図1の情報処理装
置1において、例えば外部記憶装置8から読み込んだ基
本ソフトであるマルチウィンドウ・システムから処理部
12は入手可能であり、ウィンドウの共有有無84と対
話先相手情報75は、入力部11等が処理する図1の電
子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2から入手
可能である。
【0046】図9に、電子対話を行う情報処理装置1間
でネットワーク6を介して受渡しされる通知情報90の
種類とそのパラメータ情報91の構成を示す。開始通知
92は、対話相手にネットワーク6を介して電子対話の
開始を知らせる通知であり、終了通知93は、電子対話
の終了を知らせる通知である。ウィンドウ共有通知94
は、ある情報処理装置1の画面上のウィンドウを共有ウ
ィンドウとして、ネットワーク6を通して他の情報処理
装置1の画面上にも表示するための通知であり、その結
果、そのウィンドウに対する操作結果が他の情報処理装
置1のウィンドウに反映されることとなる。この通知の
パラメータ情報91は、通知元利用者名100の他に、
図8のウィンドウ番号76とウィンドウ表示情報77に
対応するウィンドウ番号101とウィンドウ表示情報1
02から成る。ウィンドウ消去通知95は、対話画面上
の共有ウィンドウのうち、消去する共有ウィンドウを知
らせる通知であり、応答通知96は、上記の各通知に対
する応答であり、パラメータ情報91として、どの通知
に対する応答かを示すための通知種別103と受信通知
に対する動作結果104を含む。中断通知97は、電子
対話の中断を知らせる通知であり、再開通知98は、電
子対話の再開を知らせる通知である。再開用ウィンドウ
共有通知99は、共有ウィンドウの表示情報77を、対
話を再開する情報処理装置1からネットワーク6を介し
て再開を受ける側の情報処理装置1へ知らせる通知であ
り、パラメータ情報91として、通知元利用者名100
の他に、継続有無105と、図8のウィンドウ番号76
とウィンドウ表示情報77に対応するウィンドウ番号1
01と、ウィンドウ表示情報102から成る。継続有無
105は、共有ウィンドウが複数ある場合に、最終の再
開用ウィンドウ共有通知99か否かを通知先に知らせる
ためのものである。これらの通知情報90のうち、開始
通知92から応答通知96までは、入力部11等が処理
する電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2に
おいて必要な通知であり、中断通知97と再開通知98
と再開用ウィンドウ共有通知99は、本発明による電子
対話における中断・再開方法を実現するために新たに必
要となる通知情報90である。
【0047】次に、図4の入力部11等が処理する電子
対話実行手段(電子対話実行プログラム)2並びに処理
部(CPU)12が処理する電子対話中断手段(電子対
話中断プログラム)3及び電子対話再開手段(電子対話
再開プログラム)4の動作について、図10から図12
のフローチャートを参照して説明する。まず、入力部1
1等が処理する電子対話実行手段(電子対話実行プログ
ラム)2の動作について図10のフローチャートを用い
て説明する。
【0048】情報処理装置1において、電子対話を開始
する利用者が、図5(a)に示す電子対話起動用アイコ
ン40をキーボード19やポインティングデバイス20
などで選択すると図3の入力部11が受け付け、図4の
電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2が起動
され、図10のS1からS20に示す動作が実行され
る。
【0049】まず、入力部11等が処理する電子対話実
行プログラムにおける電子対話開始部31は、図5
(b)に示す各アイコンの表示と利用者名41の入力要
求を行い(S1)、利用者が入力を完了すると、表示さ
れているアイコンの選択待ちとなる(S2)。利用者は
通常、対話相手と連絡をとる必要があり、そのため、電
話呼出し用アイコン43を選択すると、電子対話実行プ
ログラムにおける電子対話開始部31は、対話相手の利
用者名42の入力要求を行い(S3)、利用者が入力を
完了すると、通信制御部17、ネットワークアダプタ2
5、及びネットワーク6を介して対話先の通信情報処理
装置1へオートダイヤルすることとなる(S4)。対話
相手の利用者名42の入力要求については、直接入力の
代わりに、各利用者名に対する電話番号やネットワーク
アドレスを、あらかじめ例えば外部記憶装置8に登録し
ておき、その情報を読みだして表示部15を制御してそ
の一覧を表示して、利用者が選択する方法を用いること
も可能である。
【0050】電子対話を開始する場合には、利用者が図
5(b)の電子対話開始用アイコン44を選択して入力
部11へ入力すると、上記と同様、電子対話実行プログ
ラムにおける電子対話開始部31は対話相手の利用者名
42の入力要求を行い(S5)、利用者が入力を完了す
ると、電子対話実行プログラムにおける電子対話実行制
御部32が、通信制御部17、ネットワークアダプタ2
5、及びネットワーク6を介して対話相手の情報処理装
置1と交信接続を行い(S6)、図9の開始通知92を
送信する(S7)。対話相手の利用者名42の入力要求
については、電話呼び出し用アイコン43の操作の後で
あれば、その際の入力結果を利用して再度の入力操作を
省くことは可能である。
【0051】次に、電子対話実行プログラムにおける電
子対話実行制御部32が、対話相手の情報処理装置1か
らの応答通知96を受信したならば、ウィンドウ共有通
知94を送信して(S8)、対話相手に共有ウィンドウ
の表示情報102を渡し、それに対する応答通知96を
受信したならば、図5の(c)に示す共有ウィンドウ4
6において指示棒47による表示データの指示やウイン
ドウのスルロールや表示画面への書き込み操作(例えば
コメント等の文字の追加または削除、アンダーライン、
印、表示データのリンケージ)や音声情報とのリンケー
ジ(画像が動画の場合には音声情報と関連付けることが
必要となる。)などによる電子対話操作が可能となる
(S9)。一方、対話相手の情報処理装置1における電
子対話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32
では、図5(d)において、対話開始元の情報処理装置
1からの開始通知92を受信したならば、それに対する
応答通知96を送信し(S10)、ウィンドウ共有通知
94の受信待ちとなり(S11)、受信したならば、そ
の通知に含まれるウィンドウ表示情報102に基づいて
共有ウィンドウ46を表示し(S12)、応答通知96
を送信した後(S13)、図5(e)において上記と同
様の電子対話操作が可能となる(S9)。なお、S9に
おいて、対話者のいずれかが、図5の(c)や(e)に
示す共有ウィンドウ46内で、指示棒47の表示位置の
移動や、線や文字の書き込み、更に、データを表示して
いるAPの操作によるデータの更新や、ウィンドウのサ
イズ変更や移動、スクロールなどの操作を行った場合に
は、電子対話実行プログラムにおける電子対話実行制御
部32は、それらの操作結果による表示データを、ネッ
トワーク6を介して対話相手の情報処理装置1の電子対
話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32へ送
信され、対話相手の表示部15を制御して表示手段の画
面上の対応する共有ウィンドウ46の表示データに反映
され、表示内容の一致が図られる。
【0052】また、利用者が電子対話に必要な共有ウィ
ンドウを追加したい場合や、不要になった共有ウィンド
ウを消去したい場合には、電子対話実行プログラムにお
ける電子対話実行制御部32により表示部15を介して
制御される表示手段に表示された図5の(c)または
(e)の画面において、対象となるウィンドウを選択し
た後、共有ウィンドウ追加用アイコン48または消去用
アイコン49を選択して入力部から入力すると、電子対
話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32は、
ウィンドウ共有通知94またはウィンドウ消去通知95
を、ネットワーク6を介して対話相手の情報処理装置1
の電子対話実行プログラムにおける電子対話実行制御部
32へ送信し(S14)、それに対する応答通知96を
受信したならば、ウィンドウ数が変化した新たな画面
を、表示部15を介して制御される表示手段に表示し
て、ウィンドウ数が変化した新たな画面において、電子
対話の操作が可能となる(S9)。
【0053】一方、対話相手の情報処理装置1の電子対
話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32で
は、S9において、ウィンドウ共有通知94やウィンド
ウ消去通知95を受信したならば、その通知のパラメー
タ情報91に基づいて表示部15を制御して、共有ウィ
ンドウの表示、または、消去を行い(S15)、ネット
ワーク6を介して応答通知96を送信した後(S1
6)、ウィンドウ数が変化した新たな画面において、電
子対話の操作が可能となる(S9)。また、電子対話を
終了する場合には、図5の(c)または(e)の画面に
おいて、利用者が終了用アイコン45を選択すると、電
子対話実行プログラムにおける電子対話実行制御部32
は、利用者に終了の確認を行った後(S17)、終了通
知93が、ネットワーク6を介して対話相手の情報処理
装置1に送信され(S18)、それに対する応答通知9
6を受信したならば、ネットワーク接続を解放して(S
19)、電子対話を終了する。一方、対話相手の情報処
理装置1の電子対話実行プログラムにおける電子対話実
行制御部32では、S9において、終了通知93を受信
したならば、応答通知96の送信を行い(S20)、電
子対話を終了する。
【0054】次に、本発明による処理部12が処理する
電子対話中断手段(電子対話中断プログラム)3の動作
について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0055】情報処理装置1において、電子対話を中断
する利用者が、図6(a)に示す電子対話中断用アイコ
ン50をキーボード19やポインティングデバイス20
などで選択すると図3の入力部11が受け付け、図4の
電子対話実行手段(電子対話実行プログラム)2が、処
理部12が処理する電子対話中断手段(電子対話中断プ
ログラム)3を起動し、図11のS21からS31に示
す動作が実行される。
【0056】まず、図4に示す電子対話中断プログラム
における電子対話中断設定部33が、表示部15を制御
して表示手段に図6(b)に示す中断設定用ウィンドウ
51を表示し(S21)、通信制御部17からネットワ
ーク6を介して対話相手の情報処理装置1の処理部12
に中断設定用ウィンドウ51に関するウィンドウ共有通
知94を送信し(S22)、それに対する応答通知96
を受信したならば、中断設定用の共有ウィンドウ51に
より、対話相手との間で再開日時設定などの電子対話操
作が可能となる(S23)。一方、対話相手の情報処理
装置1では、図10のS9において、中断設定用ウィン
ドウ51に関するウィンドウ共有通知94を受信したな
らば、その通知にパラメータ情報91として含まれるウ
ィンドウ表示情報102に基づいて、上記と同様の図6
(e)に示す中断設定用ウィンドウ51を表示し(S1
5)、応答通知96の送信を行った後(S16)、中断
設定用の共有ウィンドウ51により、対話相手との間で
再開日時設定などの電子対話操作が可能となる(S
9)。次に、図6(b)または(e)のいずれかにおい
て、利用者が中断実行用アイコン52を選択すると、電
子対話中断プログラムにおける電子対話中断制御部34
が、中断通知97を通信制御部17からネットワーク6
を介して対話相手の情報処理装置1に送信し(S2
4)、これに対する応答通知96を受信したならば、ネ
ットワーク接続を解放し(S25)、次いで、処理部1
2によって処理される電子対話中断プログラムにおける
電子対話中断情報保存部35が、図8に示す中断情報7
0を作成し(S26)、図3の外部記憶部14を通じ
て、中断情報70と使用していたAPデータファイルを
図1または図2の電子対話操作環境記憶手段5に保存す
る(S27)。その後、図6(c)に示す対話相手の利
用者名を付した再開用アイコン54を設定して(S2
8)、中断動作を完了する。
【0057】一方、対話相手の情報処理装置1では、図
10のS9において、中断通知97を受信したならば、
電子対話中断プログラムにおける電子対話中断制御部3
4が応答通知96を送信した後(S31)、上記と同様
に、電子対話中断プログラムにおける電子対話中断情報
保存部35が図8に示す中断情報70を作成し(S2
6)、図3の外部記憶部14を通じて、中断情報70と
使用していたAPデータファイルを図1または図2の電
子対話操作環境記憶手段5に保存する(S27)。その
後、図6(f)に示す対話相手の利用者名を付した再開
用アイコン55を設定して(S28)、中断動作を完了
する。ところで、S23で、利用者が中断中止用アイコ
ン53を選択した場合には、対話相手の情報処理装置1
へウィンドウ消去通知95を送信し(S29)、これに
対する応答通知96を受信すると、図6(b)に示す中
断設定用ウィンドウ51を消去して(S30)、図6
(a)の元の電子対話操作に復帰する(S9)。一方、
対話相手の情報処理装置1では、図10のS9におい
て、上記の中断設定用ウィンドウ51に関するウィンド
ウ消去通知95を受信したならば、図6(e)に示す中
断設定用ウィンドウ51を消去し(S15)、応答通知
96の送信を行った後(S16)、図6(d)の元の電
子対話操作に復帰する(S9)。
【0058】次に、本発明による処理部12で処理され
る電子対話再開手段(電子対話再開プログラム)4の動
作について図12のフローチャートを用いて説明する。
情報処理装置1において、電子対話を再開する利用者
が、図7(a)に示す電子対話再開用アイコン54をキ
ーボード19やポインティングデバイス20などで選択
すると図3の入力部が受け付け、図4の電子対話実行手
段(電子対話実行プログラム)2が電子対話再開手段
(電子対話再開プログラム)4を起動し、図12のS4
1からS62に示す動作が実行される。
【0059】まず、図4の処理部12が処理する電子対
話再開プログラムにおける電子対話再開制御部36が、
図3の外部記憶部14を通じて、図1または図2の電子
対話操作環境記憶手段5に保存されている図8に示す中
断情報70を取り出し(S41)、これに含まれる中断
設定情報71に基づいて、図7(b)に示す中断内容表
示用ウィンドウ56を表示し(S42)、操作待ちとな
る(S43)。利用者は通常、対話再開する前に相手と
連絡をとる必要があり、そのため、電話呼出し用アイコ
ン43を選択すると、電子対話再開プログラムにおける
電子対話再開制御部36は、対話再開相手へオートダイ
ヤルすることとなる(S44)。電子対話を再開する場
合には、利用者が図7(b)の電子対話再開実行用アイ
コン57を選択すると、電子対話再開プログラムにおけ
る電子対話再開実行制御部36が対話再開相手の情報処
理装置1と交信接続を行い(S45)、図9の再開通知
98を送信する(S46)。これに対する応答通知96
を受信したならば、電子対話再開プログラムにおける電
子対話中断情報再現部37がS41で取り出した中断情
報70に含まれるウィンドウ情報74により、画面に表
示済みか否か判定し(S47)、まだであれば、ウィン
ドウ表示情報77に基いて、ウィンドウを表示する(S
48)。更に、共有有無84により、共有ウィンドウか
否か判定し(S49)、共有ならば、対話相手の情報処
理装置1に再開用ウィンドウ共有通知99を送信し(S
50)、それに対する応答通知96を受信したならば、
ウィンドウ数72により、表示するウィンドウが最後か
否か判定し(S51)、最後でなければ、S47へ戻
る。最後であれば、中断時の対話画面の再現完了とな
り、図7(d)に示す共有ウィンドウ46において指示
棒47などによる電子対話操作が可能となる(S8)。
S47でウィンドウが表示済みであれば、ウィンドウ表
示をスキップしてS49へ進み、また、S49で共有ウ
ィンドウでなければ、対話再開相手への通知をスキップ
してS51へ進む。一方、対話相手の情報処理装置1で
は、S9において、対話再開元の情報処理装置1からの
再開通知98を受信したならば、それに対する応答通知
96を送信し(S52)、再開用ウィンドウ共有通知9
9の受信待ちとなり(S53)、受信したならば、電子
対話中断情報再現部37が、その通知にパラメータ情報
91として含まれるウィンドウ表示情報102に基づい
て共有ウィンドウ46を表示し(S54)、応答通知9
6を送信した後(S55)、再開用ウィンドウ共有通知
99のパラメータ情報91の継続有無105に基づき、
表示するウィンドウが最後か否か判定し(S56)、最
後でなければ、S53へ戻る。最後であれば、中断時の
対話画面の再現完了となるが、再開を受けた側に非共有
のウィンドウや、次に述べるように対話の中断中に追加
・更新された共有ウィンドウが存在する可能性があるた
め、再開を受けた側の中断情報70を取り出し(S5
7)、S58からS62の動作により、上記のS47か
らS51の動作とほぼ同様に、ウィンドウの表示を行う
と共に、共有ウィンドウの場合には、再開元の情報処理
装置1へ再開用ウィンドウ共有通知99を送信する。但
し、S58で既に表示済みのウィンドウは、再開元の情
報処理装置1から送信された再開用ウィンドウ共有通知
99に基づいて表示されたウィンドウであるため、共有
ウィンドウであっても、再開元へ通知せずにS62へ進
む、以上により、図7(c)及び(g)に示す電子対話
操作が可能となる(S9)。
【0060】次に、利用者が対話再開に先立って、中断
状態のウィンドウ内容を確認したい場合には、図7
(b)において、ウィンドウ確認用アイコン58を選択
すると、図12のS63からS72に示す動作が実行さ
れる。
【0061】まず、処理部12が処理する電子対話再開
プログラムにおける電子対話中断情報再現部37がS4
1で取り出した中断情報70のウィンドウ表示情報77
に基づき、表示部15を制御してウィンドウを表示し
(S63)、中断情報70のウィンドウ数72に基づ
き、表示するウィンドウが最後か否か判定し(S6
4)、最後でなければ、S63へ戻る。最後であれば、
中断時の対話画面再現完了となり、図7(d)に示す操
作待ちとなる(S65)。同図において、利用者が終了
用アイコン45を選択すると、図7(b)の中断内容表
示画面に戻る(S43)。また、利用者がウィンドウ内
のデータを更新したい場合には、図7(d)の操作画面
において、更新したいウィンドウを選択し、ウィンドウ
更新用アイコン59を選択すると、電子対話再開プログ
ラムにおける電子対話再開実行制御部36が、ウィンド
ウ情報74の共有有無85に基づいて、共有ウィンドウ
か否か判定し(S66)、共有であれば、図7(e)に
示すように、更新したいウィンドウのデータをコピーし
た新たなウィンドウを表示し(S67)、これを更新前
ウィンドウ61として保持し、元のウィンドウを更新後
ウィンドウ62としてAP操作によるデータの更新が可
能となる(S68)。指定したウィンドウが共有でなけ
れば、そのウィンドウのデータが直接更新対象となる。
AP操作により、データ更新が完了すると、中断情報7
0のウィンドウ情報74へ更新後ウィンドウ62の情報
を登録して(S69)、S65へ戻る。また、図7
(d)の操作画面において、利用者が中断時の対話画面
には無い別のウィンドウを表示し、これを新たな共有ウ
ィンドウとして追加したい場合には、その新たなウィン
ドウを選択し、ウィンドウ追加用アイコン60を選択す
ると、追加ウィンドウ63の情報を中断情報70のウィ
ンドウ情報74へ登録して(S69)、S65へ戻る。
また、図7(e)の操作画面において、利用者がウィン
ドウ更新アイコン59やウィンドウ追加アイコン60に
よって新たに増えたウィンドウのいずれかを消去したい
場合には、消去するウィンドウを選択し、ウィンドウ消
去用アイコン65を選択すると、ウィンドウの表示を消
去し(S70)、中断情報70から、そのウィンドウに
関するウィンドウ情報74を削除して(S71)、S6
5へ戻る。図7(e)において、利用者が保存用アイコ
ン64を選択すると、中断情報70と更新・追加となっ
たAPデータファイルを図3の外部記憶部14を通じ
て、図1または図2の電子対話操作環境記憶手段5に保
存し(S72)、S65へ戻る。また、図7(e)にお
いて、利用者が終了用アイコン45を選択すると、図7
(b)に示す中断内容表示画面に戻る(S43)。同図
の中断内容表示画面において、利用者が再開実行用アイ
コン57を選択すると、対話再開元及び対話再開相手の
対話画面は、中断時に表示されていたウィンドウに、そ
の後の更新及び追加操作によるウィンドウの表示が加わ
った画面となる。なお、図7(d)や(e)の操作画面
において、利用者が終了用アイコン45を選択して、図
7(c)へ戻る場合に、表示中のウィンドウ表示を消去
するか、そのまま表示を残すかを利用者に選択させるこ
とは可能であり、表示を残した場合には、図7(c)に
おいて、利用者が再開実行用アイコン57を選択する
と、図12のS47の判定によって、ウィンドウ表示が
スキップされることとなる。
【0062】次に、図13に示すように、中断情報70
の中断設定情報71の一つとして、再開アラーム通報日
時を設け、対話再開のための自動通知を実現する場合の
動作について、図14のブロック図及び図15のフロー
チャートを用いて説明する。
【0063】図14に示すように、処理部12が処理す
る電子対話再開手段(電子対話再開プログラム)4に電
子対話再開監視部38を追加する。電子対話再開プログ
ラムにおける電子対話再開監視部38は、周期的に起動
され、図15のS81からS84に示す動作が実行され
る。まず、該電子対話再開監視部38は、図3の外部記
憶部14を通じて、図1または図2の電子対話操作環境
記憶手段5に保存されている中断状態にある各対話の図
13に示す中断設定情報71を取り出し(S81)、再
開アラーム通報日時88と現在日時に基づき、アラーム
通報が必要な対話があるか否か判定し(S82)、あれ
ば、図6の(c)や(f)に示すと同様の対話再開用ア
イコン54を表示する(S83)。次に、まだ中断状態
の対話があるか判定し(S84)、あればS82へ戻
り、無ければ終了する。対話再開用アイコン54が表示
された場合には、利用者が、このアイコンをキーボード
19やポインティングデバイス20などで選択すると図
3の入力部が受け付け、図4の電子対話再開手段4が起
動され、上記と同様に、図12のS41からS62に示
す動作が実行されて、電子対話が再開される。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、電子対話システムにお
いて、通信ネットワークに接続された情報処理装置間
で、同一の画面やウィンドウを操作しながら電子対話を
行っている利用者のいずれかが、何らかの理由により電
子対話を継続できなくなった場合において、簡単な操作
で電子対話中の表示画面やデータを保存できるため、即
座に電子対話を中断することができ、誤操作により重要
な対話データの保存漏れを防止することができ、また、
電子対話を再開したい場合にも、相手を呼び出すための
情報(電話番号など)を新たにさがす必要も無く相手を
呼出し、相手の存在の確認後、簡単な操作で中断時と全
く同じ対話画面を再現できるため、対話者は中断前の状
況を容易に思い起こしながら電子対話を再開できるとい
う効果を奏する。
【0065】また本発明によれば、電子対話システムに
おいて、電子対話の中断中においても、対話中断中であ
るという表示を画面上に残すことができ、また、対話相
手名や対話再開日時などのメモを参照することや対話再
開のためのアラームを設定することもできるため、コミ
ュニケーションの円滑化、活性化を促すことができると
いう効果を奏する。
【0066】また本発明によれば、電子対話システムに
おいて、多者による電子対話の場合についても、二者と
全く同じ操作によって電子対話の中断・再開が行え、更
に、中断中に開始した別の相手との電子対話を中断する
と言った多重の電子対話中断の場合についても対話相手
毎に中断状態を確認できるため、操作上混乱することも
無く、容易に電子対話を再開することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子対話システムにおいて電子対
話の中断・再開を実現するための一実施例を示す概略構
成ブロック図である。
【図2】本発明に係る電子対話システムにおいて電子対
話の中断・再開を実現するための他の一実施例を示す概
略構成ブロック図である。
【図3】図1及び図2に示す各情報処理装置の具体的構
成を示すブロック図である。
【図4】図1及び図2に示す電子対話実行手段と電子対
話中断手段と電子対話再開手段との関係を示すブロック
図である。
【図5】本発明に係る電子対話システムにおいて、使用
する電子対話の操作画面の一実施例を説明するための図
である。
【図6】本発明に係る電子対話システムにおいて、使用
する電子対話を中断する場合における操作画面の一実施
例を説明するための図である。
【図7】本発明に係る電子対話システムにおいて、使用
する電子対話を再開する場合における操作画面の一実施
例を説明するための図である。
【図8】本発明に係る電子対話システムにおいて、電子
対話を中断・再開する場合に必要なデータ構成の一実施
例を示す図である。
【図9】本発明に係る電子対話システムにおいて、電子
対話を行う場合に必要な情報処理装置間でやり取りする
情報の一実施例を示す図である。
【図10】本発明に係る電子対話システムにおいて、各
情報処理装置内に備えられた電子対話実行手段で処理実
行する一実施例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る電子対話システムにおいて、各
情報処理装置内に備えられた電子対話中断手段で処理実
行する一実施例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る電子対話システムにおいて、各
情報処理装置内に備えられた電子対話再開手段で処理実
行する一実施例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る電子対話システムにおいて、電
子対話再開のためのアラームを自動通報する場合に必要
なデータ構成の一実施例を示す図である。
【図14】本発明に係る電子対話システムにおいて、電
子対話再開のためのアラームを自動通報する場合に必要
な電子対話再開手段を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る電子対話システムにおいて、電
子対話再開のためのアラームを自動通報する場合の一実
施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…電子対話実行手段(電子対話実
行プログラム) 3…電子対話中断手段(電子対話中断プログラム) 4…電子対話再開手段(電子対話再開プログラム) 5…電子対話操作環境記憶手段、 6…ネットワーク 7…ファイルサーバ装置、 8…外部記憶装置、 11
…入力部 12…処理部(CPU)、 13…内部メモリ(主メモ
リ) 14…外部記憶部、 15…表示部、 16…出力部、
17…通信制御部 19…キーボード(入力手段) 20…ポインティングデバイス(入力手段) 21…CRT(表示手段)、 22…液晶(表示手段) 23…プリンタ、 25…ネットワークアダプタ、 3
1…電子対話開始部 32…電子対話実行制御部、 33…電子対話中断設定
部 34…電子対話中断制御部、 35…電子対話中断情報
保存部 36…電子対話再開制御部、 37…電子対話中断情報
再現部 38…電子対話再開監視部、 40…電子対話起動用ア
イコン 41…利用者名、 42…対話相手名、 43…電話呼
出し用アイコン 44…電子対話開始用アイコン、 45…終了用アイコ
ン 46…共有ウィンドウ、 47…指示棒 48…共有ウィンドウ追加用アイコン 49…共有ウィンドウ消去用アイコン、 50…電子対
話中断用アイコン 51…中断設定用ウィンドウ、 52…中断実行用アイ
コン 54…対話再開用アイコン、 55…対話再開用アイコ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/00 310 A 9364−5L H04L 12/18 (72)発明者 亀田 正美 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式 会社日立製作所ソフトウエア開発本部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークに接続された複数の情報
    処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子対
    話システムであって、 前記複数の情報処理装置の内少なくとも所望の情報処理
    装置又は前記複数の情報処理装置を前記通信ネットワー
    クを介して制御するサーバに、電子対話における少なく
    とも中断時の操作環境を保存する記憶装置を備え、 前記情報交換を行なう各情報処理装置には、表示手段
    と、該表示手段に表示される表示画面及び該表示画面上
    に表示されるウィンドウ又は前記表示画面若しくはウィ
    ンドウ内にデータを表示するアプリケーションプログラ
    ムを利用者相互間で前記通信ネットワークを介して共有
    制御して電子対話プログラムを実行して情報交換を行な
    う電子対話実行手段と、該電子対話実行手段で実行され
    た電子対話を、利用者が中断する中断指令を入力する中
    断指令入力手段と、利用者が中断状態にある電子対話を
    前記電子対話実行手段により再開しようする再開指令を
    入力する再開指令入力手段と、前記中断指令入力手段で
    入力された中断指令に基づいて前記記憶装置に電子対話
    における中断時の操作環境を保存させるように処理制御
    し、前記再開指令入力手段で入力された再開指令に基づ
    いて前記記憶装置に保存された電子対話における中断時
    の操作環境を読出して該電子対話における中断時の操作
    環境に基づいて前記電子対話実行手段により利用者相互
    間で電子対話を再開させるように処理制御する電子対話
    中断・再開制御手段とを備えたことを特徴とする電子対
    話システム。
  2. 【請求項2】前記電子対話実行手段における電子対話プ
    ログラムには、利用者相互間で、表示手段に表示された
    共有表示画面において、指示に基づいて共同操作が可能
    なプログラムを有することを特徴とする請求項1記載の
    電子対話システム。
  3. 【請求項3】前記電子対話中断・再開制御手段における
    中断時の操作環境として、中断設定情報とウインドウ情
    報と対話先相手情報とからなる中断情報を有することを
    特徴とする請求項1記載の電子対話システム。
  4. 【請求項4】前記電子対話実行手段において、前記アプ
    リケーションプログラムを、利用者間で通知情報及びパ
    ラメータ情報を交換して共有制御するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子対話システム。
  5. 【請求項5】前記中断指令入力手段として、前記表示手
    段に表示された中断指令用のアイコンを用いて入力する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子対
    話システム。
  6. 【請求項6】前記再開指令入力手段として、前記表示手
    段に表示された再開指令用のアイコンを用いて入力する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子対
    話システム。
  7. 【請求項7】前記電子対話中断・再開制御手段におい
    て、中断しようとしている電子対話について、対話相手
    や中断日時・再開予定日時の付随情報を設定する付随情
    報設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の電
    子対話システム。
  8. 【請求項8】前記記憶装置を外部記憶装置で構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子対話システム。
  9. 【請求項9】前記外部記憶装置として、ハードディスク
    で構成したことを特徴とする請求項8記載の電子対話シ
    ステム。
  10. 【請求項10】通信ネットワークに接続された複数の情
    報処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子
    対話システムであって、 前記複数の情報処理装置の内少なくとも所望の情報処理
    装置又は前記複数の情報処理装置を前記通信ネットワー
    クを介して制御するサーバに、電子対話における少なく
    とも中断時の操作環境を保存する外部記憶装置を備え、 前記情報交換を行なう各情報処理装置には、表示手段
    と、該表示手段に表示される表示画面及び該表示画面上
    に表示されるウィンドウ又は前記表示画面若しくはウィ
    ンドウ内にデータを表示するアプリケーションプログラ
    ムを利用者相互間で前記通信ネットワークを介して共有
    制御して電子対話操作を実行して情報交換を行なう電子
    対話実行手段と、該電子対話実行手段で実行された電子
    対話を、利用者が中断する中断指令を入力する中断指令
    入力手段と、利用者が中断状態にある電子対話を前記電
    子対話実行手段により再開しようする再開指令を入力す
    る再開指令入力手段と、前記中断指令入力手段で入力さ
    れた中断指令に基づいて前記外部記憶装置に電子対話に
    おける中断時の操作環境を保存させるように処理制御
    し、前記再開指令入力手段で入力された再開指令に基づ
    いて前記外部記憶装置に保存された電子対話における中
    断時の操作環境を読出して該電子対話における中断時の
    操作環境に基づいて前記電子対話実行手段により利用者
    相互間で電子対話を再開させるように処理制御する電子
    対話中断・再開制御手段とを備えたことを特徴とする電
    子対話システム。
  11. 【請求項11】通信ネットワークに接続された複数の情
    報処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子
    対話システムであって、 前記複数の情報処理装置の内少なくとも所望の情報処理
    装置又は前記複数の情報処理装置を前記通信ネットワー
    クを介して制御するサーバに、電子対話における少なく
    とも中断時の操作環境を保存する外部記憶装置を備え、 前記情報交換を行なう各情報処理装置には、表示手段
    と、該表示手段に表示されるマルチウインドウ方式のア
    プリケーションプログラムを利用者相互間で前記通信ネ
    ットワークを介して共有制御して電子対話操作を実行し
    て情報交換を行なう電子対話実行手段と、該電子対話実
    行手段で実行された電子対話を、利用者が中断する中断
    指令を入力する中断指令入力手段と、利用者が中断状態
    にある電子対話を前記電子対話実行手段により再開しよ
    うする再開指令を入力する再開指令入力手段と、前記中
    断指令入力手段で入力された中断指令に基づいて前記外
    部記憶装置に電子対話における中断時の操作環境を保存
    させるように処理制御し、前記再開指令入力手段で入力
    された再開指令に基づいて前記外部記憶装置に保存され
    た電子対話における中断時の操作環境を読出して該電子
    対話における中断時の操作環境に基づいて前記電子対話
    実行手段により利用者相互間で電子対話を再開させるよ
    うに処理制御する電子対話中断・再開制御手段とを備え
    たことを特徴とする電子対話システム。
  12. 【請求項12】通信ネットワークに接続された複数の情
    報処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子
    対話システムであって、 前記複数の情報処理装置の内少なくとも所望の情報処理
    装置又は前記複数の情報処理装置を前記通信ネットワー
    クを介して制御するサーバに、電子対話における少なく
    とも中断時の操作環境を保存する外部記憶装置を備え、 前記情報交換を行なう各情報処理装置には、表示手段
    と、該表示手段に表示される表示画面及び該表示画面上
    に表示されるウィンドウ又は前記表示画面若しくはウィ
    ンドウ内にデータを表示するアプリケーションプログラ
    ムを前記通信ネットワークを介して通知情報及びパラメ
    ータ情報を交換して共有制御して利用者相互間で電子対
    話プログラムを実行して情報交換を行なう電子対話実行
    手段と、該電子対話実行手段で実行された電子対話を、
    利用者が中断する中断指令を入力する中断指令入力手段
    と、利用者が中断状態にある電子対話を前記電子対話実
    行手段により再開しようする再開指令を入力する再開指
    令入力手段と、前記中断指令入力手段で入力された中断
    指令に基づいて前記外部記憶装置に電子対話における中
    断時の操作環境を保存させるように処理制御し、前記再
    開指令入力手段で入力された再開指令に基づいて前記外
    部記憶装置に保存された電子対話における中断時の操作
    環境を読出して該電子対話における中断時の操作環境に
    基づいて前記電子対話実行手段により利用者相互間で電
    子対話を再開させるように処理制御する電子対話中断・
    再開制御手段とを備えたことを特徴とする電子対話シス
    テム。
  13. 【請求項13】前記電子対話中断・再開制御手段におけ
    る中断時の操作環境として、中断設定情報とウインドウ
    情報と対話先相手情報とからなる中断情報を有すること
    を特徴とする請求項12記載の電子対話システム。
  14. 【請求項14】通信ネットワークに接続された複数の情
    報処理装置間で、利用者相互間の情報交換を行なう電子
    対話システムであって、 前記複数の情報処理装置の内少なくとも所望の情報処理
    装置又は前記複数の情報処理装置を前記通信ネットワー
    クを介して制御するサーバに、電子対話における少なく
    とも中断時の操作環境を保存する外部記憶装置を備え、 前記情報交換を行なう各情報処理装置には、表示手段
    と、該表示手段に表示される表示画面及び該表示画面上
    に表示されるウィンドウ又は前記表示画面若しくはウィ
    ンドウ内にデータを表示するアプリケーションプログラ
    ムを利用者相互間で前記通信ネットワークを介して共有
    制御して電子対話プログラムを実行して情報交換を行な
    う電子対話実行手段と、該電子対話実行手段で実行され
    た電子対話を、利用者が中断する中断指令を入力する中
    断指令入力手段と、電子対話における中断時に設定され
    た中断設定情報に基づいて利用者が中断状態にある電子
    対話の再開を監視する再開監視手段と、該再開監視手段
    により監視された電子対話の再開指令を入力する再開指
    令入力手段と、前記中断指令入力手段で入力された中断
    指令に基づいて前記外部記憶装置に電子対話における中
    断時の操作環境を保存させるように処理制御し、前記再
    開指令入力手段で入力された再開指令に基づいて前記外
    部記憶装置に保存された電子対話における中断時の操作
    環境を読出して該読出された電子対話における中断時の
    操作環境に基づいて前記電子対話実行手段により利用者
    相互間で電子対話を再開させるように処理制御する電子
    対話中断・再開制御手段とを備えたことを特徴とする電
    子対話システム。
  15. 【請求項15】前記電子対話中断・再開制御手段におけ
    る中断時の操作環境として、中断設定情報とウインドウ
    情報と対話先相手情報とからなる中断情報を有すること
    を特徴とする請求項14記載の電子対話システム。
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