JP5272832B2 - リッドのロック構造 - Google Patents

リッドのロック構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5272832B2
JP5272832B2 JP2009069174A JP2009069174A JP5272832B2 JP 5272832 B2 JP5272832 B2 JP 5272832B2 JP 2009069174 A JP2009069174 A JP 2009069174A JP 2009069174 A JP2009069174 A JP 2009069174A JP 5272832 B2 JP5272832 B2 JP 5272832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging
lid
lever
engagement
claw portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009069174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010221763A (ja
Inventor
和典 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2009069174A priority Critical patent/JP5272832B2/ja
Priority to CN2010101391381A priority patent/CN101839097B/zh
Publication of JP2010221763A publication Critical patent/JP2010221763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5272832B2 publication Critical patent/JP5272832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、
車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造に関する。
従来、上記のリッドのロック構造では、前記内装部側の係合部に係合可能な爪部と爪部の係合操作用のレバーとを別体に形成し、リッドに形成した孔を通じて爪部とレバーとを連結してあった(特許文献1参照)。
特開2006−103525号公報
上記従来の構造によれば、前記内装部側の係合部に係合可能な爪部と爪部の係合操作用のレバーとを別体に形成し、リッドに形成した孔を通じて爪部とレバーとを連結してあったために、部品点数が多くなって組み付け工数が多くなっていた。また、爪部とレバーとを連結する連結部の強度も繰り返しの操作に耐えることができるように剛性が必要で連結部が大きくなって大型化していた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、部品点数を削減することができて、組み付け工数を削減することができ、小型化した状態で剛性を向上させることができるリッドのロック構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造であって、
前記内装部側の係合部に係合可能な第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体を前記リッドにスライド移動自在に設けて、前記第1爪部が前記係合部に係合したロック状態と、前記第1爪部が前記係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成し、
前記レバーが挿通され、前記係合体のスライド移動を許す長孔を前記リッドに形成し、
前記レバーを前記長孔に挿通させた第1状態で、前記係合体を前記レバーの挿通方向に沿う軸芯周りに回転可能に構成し、
前記第1状態から前記係合体を前記軸芯周りに所定角度回転させた第2状態で、前記レバーが前記長孔から抜け出し不能になり、かつ、前記係合体が前記係合部に向かって往復スライド移動するよう構成し、
前記係合体のスライド移動に伴って、前記第1爪部をスライド移動自在に係合保持する第2爪部を前記リッドに設けてある点にある。(請求項1)
この構成によれば、内装部の係合部側にレバーを押圧操作することで、係合体がリッドに対してスライド移動し、第1爪部が内装部の係合部に係合したロック状態になる。逆に、内装部の係合部とは反対側にレバーを押圧操作することで、係合体がリッドに対してスライド移動し、第1爪部がリッド側に引退して、第1爪部が内装部の係合部との係合を解除したロック解除状態になる。
この場合、リッドの第2爪部は、レバーの第1爪部をスライド移動自在に係合保持するだけでなく、第1爪部のスライド移動方向を高精度に規制する。その結果、第1爪部を内装部の係合部に対して正確に進退(出退)させることができ、作動の精度を向上させることができる。
そして、第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体をリッドにスライド移動自在に設けてあるから、部品点数を削減することができ、組み付け工数を削減することができるとともに、第1爪部とレバーとを連結する連結部の強度・剛性を向上させることができて係合体を小型化することができる。(請求項1)
本発明において、
前記第2爪部は、前記係合部側の前記係合体の端部から前記レバーの前記長孔への挿通方向とは反対側に立ち上がる互いに対向した一対の係合爪から成り、
前記係合体を前記リッドに組み付ける際に、前記第1爪部は、前記一対の係合爪の頂面の外方側から前記一対の係合爪を押し広げながら前記一対の係合爪間に入り込んで前記一対の係合爪に係合すると、第1爪部を第2爪部に簡単に係合させることができて、組み付け性を向上させることができる。また、第2爪部で第1爪部を確実に係合保持することができる。(請求項2)
本発明において、
前記一対の係合爪の頂面を前記係合爪の基端側に向かって窄まるテーパ面に形成してあると、一対の係合爪の頂面で第1爪部を一対の係合爪間にガイドすることができる。その結果、前記第1爪部を第2爪部に簡単に係合させることができて、組み付け性をより向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記リッドに、前記係合体のスライド移動方向一方側から前記係合体を受け止める第1ストッパと、前記係合体のスライド移動方向他方側から前記係合体を受け止める第2ストッパとを設けてあると、レバーが長孔の端縁に衝突する前にレバーのスライド移動を停止させることができ、レバーの付け根の損傷を防止して耐久性を向上させることができる。(請求項4)
本発明において、
前記係合体のスライド移動面と前記リッドの被スライド移動面とのいずれか一方に係合凸部を設けるとともに他方に係合凹部を設けて、
前記係合体のロック側のストローク端とロック解除側のストローク端とで前記係合凸部と前記係合凹部を係合させると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
係合体のロック側のストローク端とロック解除側のストローク端とで係合凸部が係合凹部に係合するときに節度感を得ることができる。(請求項5)
本発明において、
前記係合体の本体部を板状に形成し、
前記レバーを前記係合体の本体部のほぼ中央部に立設し、
前記係合体の前記リッドへの装着状態で、前記レバーを前記係合体のスライド移動方向と直交する方向に長く形成するとともに、前記レバーの長さを前記長孔の幅よりも長く、前記レバーの幅を前記リッドの長孔の幅よりも短く設定し、
前記レバーの付け根をくびれ部に構成し、前記第1状態で前記くびれ部を前記長孔内に位置させて、前記係合体を前記軸芯周りに回転させるように構成し、
前記係合体の本体部の前記係合部側の端部のうち、前記スライド移動方向と直交する方向の両端部から前記第1爪部を前記係合部側にそれぞれ舌片状に突出させてあると、次の作用を奏することができる。
レバーの長手方向と長孔の長手方向とを一致させてレバーを長孔に挿通させる。レバーの幅はリッドの長孔の幅よりも短いから、レバーを長孔に円滑に挿通させることができる。そして、レバーを長孔に挿通させた第1状態でくびれ部を長孔内に位置させて、係合体を前記軸芯周りに回転させる。これにより、前記第1状態から係合体を前記軸芯周りに所定角度回転させた第2状態なる。そして、レバーの長さが長孔の幅よりも長いから、レバーが長孔から抜け出し不能になる。このようにして係合体をリッドに組み付けることで、係合体とレバーを円滑にリッドに組み付けることができる。また、係合体の構造を簡素化することができる。(請求項6)
本発明によれば、部品点数を削減することができて、組み付け工数を削減することができ、小型化した状態で剛性を向上させることができるリッドのロック構造を提供することができた。
車両の内装部を車幅方向内側から見た側面図 リッドの斜視図 リッドを裏面側から見た斜視図 リッドの装着部の拡大斜視図 係合体の斜視図 係合体をリッドに組み付けた初期状態を示す斜視図 係合体をリッドに組み付けた中期状態を示す斜視図 第1爪部と第2爪部の係合状態を示す縦断面図 係合体をリッドに組み付けた組み付け完了状態をリッドの表側から見た状態を示す斜視図 係合凸部と係合凹部の係合状態を示す縦断面図 (a)は図9のA−A断面図(b)は図9のD−D断面図 図9のB−B断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車のリアラッゲージトリム1(内装部に相当)を示してある。このリアラッゲージトリム1は、後部座席の後方に位置する荷室(リアラッゲージ)の側壁を車幅方向内側から覆っている。
リアラッゲージトリム1の車両後方側Rrの下端部は車幅方向外側に凹んだ収納部19に構成されている。そして、収納部19の開口の下半部を車幅方向内側から覆う長方形の板状のリッド2をリアラッゲージトリム1に設け、収納部19をサイドポケットとして小物などを収納できるようにしてある。
リッド2はリアラッゲージトリム1に着脱自在に構成してあり、リアラッゲージにゴルフバッグなどの長尺物を収納する際に、リッド2をリアラッゲージトリム1から取り外し、リアラッゲージの室内幅を拡大して前記長尺物を収納できるようにしてある。
図1,図2,図9,図11(a)〜図12に示すように、リアラッゲージトリム1の上下一対の前側係合部29(図12参照)に各別に係合及び係合解除自在な上下一対の係合片31を、リッド2の車両前方側Frの側部に車両前方側Frに向かって突設し、リッド2の車両後方側Rrの側部を、リアラッゲージトリム1の後壁32(内装部に相当、図12参照)に対してロック及びロック解除自在に構成してある。
[リッド2のロック構造]
リッド2の車両後方側Rrのリアラッゲージトリム1に後側係合孔3(係合部に相当)を設け、この後側係合孔3に車両前方側Frから係合可能な第1爪部11と第1爪部11の係合操作用のレバー4とを一体に備えた係合体5をリッド2に車両前後方向にスライド移動自在に設けて、第1爪部11が後側係合孔3に係合したロック状態(図12の実線)と、第1爪部11が後側係合孔3との係合を解除したロック解除状態(図12の二点鎖線)とに切り換え自在に構成してある。
詳述すると、リッド2の車両後方側Rrの後半部に裏面側に凹む凹部33を形成し、凹部33の表裏両面を係合体5の装着部6に構成してある。装着部6の周部には、リッド2の裏面の外方側に立ち上がる四角形の環状リブ8を設け、装着部6以外のリッド2の裏面部分に格子状のリブ7を形成してある。また、リッド2の裏側からレバー4が挿通され、係合体5のスライド移動を許す長孔9を装着部6の中央部に車両前後方向に長く形成してある。長孔9の形状及び大きさは、レバー4が長孔9に挿通可能な範囲でできるだけ小さくしてある。
そして、レバー4を前記長孔9に挿通させた第1状態(図7参照)で、係合体5をレバー4の挿通方向に沿う軸芯O(長孔9の軸芯)周りに回転可能に構成し、前記第1状態から係合体5を軸芯O周りに90度(所定角度に相当)回転させた第2状態で、レバー4が前記長孔9から抜け出し不能になり、かつ、係合体5が後側係合孔3に向かって往復スライド移動するよう構成してある。
図5に示すように、前記係合体5の本体部5Hは板状に形成されている。そして、レバー4を係合体5の本体部5Hのほぼ中央部に立設し、係合体5の前記装着部6への装着状態で、レバー4を係合体5のスライド移動方向と直交する車両上下方向に長く形成してある。また、レバー4の長さを長孔9の幅よりも長く、レバー4の幅をリッド2の長孔9の幅よりも短く設定し、レバー4の長手方向を長孔9の長手方向に沿わせてレバー4を長孔9に挿通させるようにしてある。さらに、レバー4の付け根をくびれ部10に構成し(図5,図11(a)参照)、前記第1状態でくびれ部10を長孔9内に位置させて、係合体5を軸芯O周りに回転させるように構成してある。レバー4の頂面4Tは凹凸面に形成して、レバー操作(つまみ操作)しやすいようにしてある。
前記係合体5の本体部5Hは長方形状に形成され、本体部5Hの車両前方側Frの一対のコーナー部5Cが円弧状に形成されている。レバー4のくびれ部10は車両前後方向で係合体5の本体部5Hと接続しており、レバー4の長手方向でくびれ部10の両側の係合体5の本体部5Hには、くびれ部10の両側のレバー部分よりも縦横の長さが少し大きい貫通孔13が形成されている。
そして、係合体5の本体部5Hの車両後方側Rrの端部(係合部側の端部)のうち、車両前後方向(スライド移動方向)と直交する方向(車両上下方向)の両端部から第1爪部11を後側係合孔3側(車両後方側Rr)にそれぞれ舌片状に合計一対突出させてある。さらに、第1爪部11の突出端部を円弧状に形成し、リッド2の裏面とは反対側の第1爪部11の面に第1爪部11の長手方向に沿う複数の補強リブ11Lを形成して第1爪部11の強度を強くしてある(図6参照)。
また、係合体5のスライド移動に伴って、前記一対の第1爪部11をスライド移動自在に各別に係合保持する一対の第2爪部12をリッド2に設けてある。第2爪部12は、係合体5の本体部5Hの車両後方側Rrの端部からレバー4の長孔9への挿通方向とは反対側(リッド2の裏側)に立ち上がる互いに対向した一対の係合爪15から成る。一対の係合爪15は長孔9と直交する方向(車両上下方向)で対向しており、一対の係合爪15の間隔は、第1爪部11の幅とほぼ同一に(又は少し広く)なるように設定してある。
一方の第2爪部12の一対の係合爪15のうち他方の第2爪部12側の係合爪15と、他方の第2爪部12の一対の係合爪15のうち前記一方の第2爪部12側の係合爪15とは、係合爪15の高さ寸法とほぼ同一の高さ寸法の連結縦壁17で連結されている。これにより、前記係合爪15の強度を強くすることができる。さらに、第2爪部12の一対の係合爪15のうち一方だけを前記連結縦壁17により補強してあるから、他方の係合爪15(連結縦壁17で連結されていない係合爪15)を弾性変形しやすくすることができて、第1爪部11を一対の係合爪15間に入り込ませやすくすることができる。
また、前記係合体5をリッド2に組み付ける際に、レバー4を前記長孔9に挿通させるに伴って、前記第1爪部11が、前記一対の係合爪15の頂面15Tの外方側(リッド2の裏側)から一対の係合爪15を押し広げながら前記一対の係合爪15間に入り込んで前記一対の係合爪15に係合するよう構成してある。この係合を円滑に行うことができるように、一対の係合爪15の頂面15Tを係合爪15の基端15K側に向かって窄まるテーパ面に形成してある。
係合体5がリッド2に装着された状態では、レバー4はリッド2の凹部33内に位置する(図11(a)参照)。これにより、レバー4がリッド2の表側の面からリアラッゲージ内に突出する不具合を回避している。
図5,図7,図11(b)に示すように、係合体5の本体部5Hの両第1爪部11間を車両後方側Rrに突出する突出端部16に構成してある。そして、前記リッド2に、係合体5のスライド移動方向一方側(車両後方側Rr)から前記突出端部16を受け止めるリブ状の第1ストッパ21と、係合体5のスライド移動方向他方側(車両前方側Fr)から係合体5の車両前方側Frの端部5A(図11(b)参照)を受け止めるリブ状の第2ストッパ22とを設けてある。これにより、レバー4が長孔9の長手方向の端縁に衝突する前にレバー4のスライド移動を停止させることができ、レバー4の付け根(くびれ部10)の損傷を防止して耐久性を向上させることができる。
前記第1ストッパ21は一対の第2爪部12の間に位置している。また、前記第2ストッパ22は、車両前方側Frの環状リブ部分で構成してある。車両前方側Frの環状リブ部分の車両前方側Frの面とリッド2の裏面との間、及び、車両前方側Frの環状リブ部分の車両後方側Rrの面とリッド2の裏面との間には一対の三角形状のリブ23をそれぞれ設けて、車両前方側Frの環状リブ部分の強度を強くしてある(図3,図6参照)。
図5,図10に示すように、係合体5の本体部5Hのスライド移動面に、前記レバー4の長手方向に間隔を空けて位置する一対の係合凸部26を設けるとともに、図4,図10に示すようにリッド2の被スライド移動面に、前記長孔9の幅方向両側に位置する一対の係合凹部27を設けて、係合体5のロック側のストローク端E1(図10参照)とロック解除側のストローク端E2とで一対の係合凸部26と一対の係合凹部27を各別に係合させるよう構成してある。
前記係合凸部26は断面山形状の係合突起26aから成り、前記係合凹部27は車両前後方向(長孔9の長手方向)に間隔を空けて位置する一対の凹部27aから成る。
これにより、係合体5のロック側のストローク端E1とロック解除側のストローク端E2とで係合凸部26が係合凹部27に係合するときに、係合凹部27を形成する凸部27c(一対の凹部27aの間の凸部27c)を係合凸部26が乗り越えることで節度感を得ることができる。
上記の構造に換えて、前記係合体5の本体部5Hのスライド移動面に係合凹部27を設けるとともに、リッド2の被スライド移動面に係合凸部26を設けてあってもよい。
図5に示すように、前記係合体5の裏面には格子状のリブ5Lが形成されている。
[係合体5のリッド2への組み付け方法]
係合体5のリッド2への組み付け方法は次の通りである。
(1) 係合体5のレバー4がリッド2の長孔9に重なるように、両者の長手方向を一致させて、係合体5をリッド2にリッド2の裏面側から近づけ(図6,図7参照)、レバー4を長孔9に挿通させて、レバー4を長孔9からリッド2の表側に突出させる。前記くびれ部10は長孔9内に位置させる。このとき、レバー4は係合体5のリッド2への装着完了状態から前記軸芯O周りに90度回転した状態になっている。
(2) 係合体5の第1爪部11がリッド2の第2爪部12に前記軸芯Oに沿う方向で重なるように、係合体5をリッド2に対して前記軸芯O周りに90度回転させる。その際、レバー4の第1爪部11がリッド2の第2爪部12を乗り越えることができるように、係合体5の第1爪部11を持ち上げる。
(3) 上記(2)の操作により係合体5の第1爪部11がリッド2の第2爪部12に前記軸芯Oに沿う方向で重なって第2爪部12の頂面に載置されるので、この載置状態から、図8に示すように、第1爪部11を第2爪部12側に押し込む。これにより、第1爪部11が、第2爪部12の一対の係合爪15を押し広げながら一対の係合爪15間に入り込んで前記一対の係合爪15に係合する。
図9,図11(a),図11(b),図12に、係合体5をリッド2への組み付けた状態を示してある。レバー4は長孔9内をスライド移動自在であり、レバー操作する者がレバー4を掴み、車両後方側Rrにレバー4を押圧操作することで、係合体5がリッド2に対してスライド移動し、第1爪部11がリッド2の端部から突出して、第1爪部11がリアラッゲージトリム1の後側係合孔3に係合したロック状態になる(図12の実線参照)。
逆に、車両前方側Frにレバー4を押圧操作することで、係合体5がリッド2に対してスライド移動し、第1爪部11がリッド2側に引退して、第1爪部11がリアラッゲージトリム1の後側係合孔3との係合を解除したロック解除状態になる(図12の二点鎖線参照)。これにより、リッド2の車両前方側Frの側部の係合片31を、リアラッゲージトリム1の前側係合部29(図12参照)から係合解除して、リッド2をリアラッゲージトリム1から取り外すことができる。
係合体5を車両後方側Rrにスライド移動させると、係合体5のロック側のストローク端E1で係合体5のスライド移動方向一方側(車両後方側Rr)から第1ストッパ21が前記突出端部16を受け止める。また、係合体5を車両前方側Frにスライド移動させると、係合体5のロック解除側のストローク端E2で係合体5のスライド移動方向他方側(車両前方側Fr)から係合体5の車両前方側Frの端部5Aを受け止める(図12参照)。
前記リッド2の第2爪部12は、レバー4の第1爪部11を係合保持するだけでなく、第1爪部11のスライド移動方向を高精度に規制する。その結果、第1爪部11をリアラッゲージトリム1の後側係合孔3に対して正確に進退(出退)させることができ、作動の精度を向上させることができる。
[別実施形態]
(1) 上記の構造では、前記リッド2をリアラッゲージトリム1に着脱自在に設けたが、例えばリッド2の車両前後方向の側部をリアラッゲージトリム1にヒンジ部を介して揺動開閉自在に連結してあってもよい。
1,32 内装部
2 リッド
3 内装部側の係合部(後側係合部)
4 レバー
5 係合体
5H 係合体の本体部
9 長孔
10 くびれ部
11 第1爪部
12 第2爪部
15 係合爪
15T 係合爪の頂面
15K 係合爪の基端
21 第1ストッパ
22 第2ストッパ
26 係合凸部
27 係合凹部
O 軸芯

Claims (6)

  1. 車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造であって、
    前記内装部側の係合部に係合可能な第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体を前記リッドにスライド移動自在に設けて、前記第1爪部が前記係合部に係合したロック状態と、前記第1爪部が前記係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成し、
    前記レバーが挿通され、前記係合体のスライド移動を許す長孔を前記リッドに形成し、
    前記レバーを前記長孔に挿通させた第1状態で、前記係合体を前記レバーの挿通方向に沿う軸芯周りに回転可能に構成し、
    前記第1状態から前記係合体を前記軸芯周りに所定角度回転させた第2状態で、前記レバーが前記長孔から抜け出し不能になり、かつ、前記係合体が前記係合部に向かって往復スライド移動するよう構成し、
    前記係合体のスライド移動に伴って、前記第1爪部をスライド移動自在に係合保持する第2爪部を前記リッドに設けてあるリッドのロック構造。
  2. 前記第2爪部は、前記係合部側の前記係合体の端部から前記レバーの前記長孔への挿通方向とは反対側に立ち上がる互いに対向した一対の係合爪から成り、
    前記係合体を前記リッドに組み付ける際に、前記第1爪部は、前記一対の係合爪の頂面の外方側から前記一対の係合爪を押し広げながら前記一対の係合爪間に入り込んで前記一対の係合爪に係合する請求項1記載のリッドのロック構造。
  3. 前記一対の係合爪の頂面を前記係合爪の基端側に向かって窄まるテーパ面に形成してある請求項2記載のリッドのロック構造。
  4. 前記リッドに、前記係合体のスライド移動方向一方側から前記係合体を受け止める第1ストッパと、前記係合体のスライド移動方向他方側から前記係合体を受け止める第2ストッパとを設けてある請求項1〜3記載のリッドのロック構造。
  5. 前記係合体のスライド移動面と前記リッドの被スライド移動面とのいずれか一方に係合凸部を設けるとともに他方に係合凹部を設けて、
    前記係合体のロック側のストローク端とロック解除側のストローク端とで前記係合凸部と前記係合凹部を係合させる請求項1〜4のいずれか一つに記載のリッドのロック構造。
  6. 前記係合体の本体部を板状に形成し、
    前記レバーを前記係合体の本体部のほぼ中央部に立設し、
    前記係合体の前記リッドへの装着状態で、前記レバーを前記係合体のスライド移動方向と直交する方向に長く形成するとともに、前記レバーの長さを前記長孔の幅よりも長く、前記レバーの幅を前記リッドの長孔の幅よりも短く設定し、
    前記レバーの付け根をくびれ部に構成し、前記第1状態で前記くびれ部を前記長孔内に位置させて、前記係合体を前記軸芯周りに回転させるように構成し、
    前記係合体の本体部の前記係合部側の端部のうち、前記スライド移動方向と直交する方向の両端部から前記第1爪部を前記係合部側にそれぞれ舌片状に突出させてある請求項1〜5のいずれか一つに記載のリッドのロック構造。
JP2009069174A 2009-03-20 2009-03-20 リッドのロック構造 Active JP5272832B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069174A JP5272832B2 (ja) 2009-03-20 2009-03-20 リッドのロック構造
CN2010101391381A CN101839097B (zh) 2009-03-20 2010-03-19 车内用盖锁紧结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069174A JP5272832B2 (ja) 2009-03-20 2009-03-20 リッドのロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010221763A JP2010221763A (ja) 2010-10-07
JP5272832B2 true JP5272832B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42742735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009069174A Active JP5272832B2 (ja) 2009-03-20 2009-03-20 リッドのロック構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5272832B2 (ja)
CN (1) CN101839097B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102294977B (zh) * 2011-09-07 2013-03-06 苏州高派塑料制品有限公司 拉手锁
EP2885162B1 (de) 2012-08-18 2016-03-23 Audi AG Halterung zur aufhebbaren arretierung eines laderaumbodens sowie fahrzeug mit der halterung
CN109958347B (zh) * 2019-04-04 2020-07-14 上海宇航系统工程研究所 一种可拉紧和推开的锁紧机构

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068924Y2 (ja) * 1989-07-18 1994-03-09 本田技研工業株式会社 トリム部品におけるリッドの係止装置
SE505730C2 (sv) * 1994-03-31 1997-10-06 Volvo Ab Mekanism för låsning av en lucka samt förfarande för tillverkning av mekanismen
JP3265955B2 (ja) * 1995-11-22 2002-03-18 スズキ株式会社 トリム部品におけるリッドの係止構造
JP2001080423A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Kanto Auto Works Ltd 自動車のコンソールボックス
JP4148883B2 (ja) * 2002-12-18 2008-09-10 株式会社パイオラックス グローブボックス用リッドロック装置
JP3926789B2 (ja) * 2003-12-18 2007-06-06 本田技研工業株式会社 リッドロック装置
JP4542865B2 (ja) * 2004-10-06 2010-09-15 株式会社パイオラックス リッド開閉装置及びその製造方法
CN201169995Y (zh) * 2008-04-01 2008-12-24 延锋伟世通汽车饰件系统有限公司 手套箱门锁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010221763A (ja) 2010-10-07
CN101839097A (zh) 2010-09-22
CN101839097B (zh) 2013-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7758096B2 (en) Child seat anchor apparatus and partition trim
CN100523420C (zh) 卡锁组件
KR101637652B1 (ko) 차량용 엔진룸 개폐장치
US9463685B2 (en) Tailgate liner assembly and method for vehicle tailgate
JP5272832B2 (ja) リッドのロック構造
KR101542000B1 (ko) 자동차용 스마트키
WO2016035552A1 (ja) 車両の後部荷室構造
JP4378731B2 (ja) 車両の荷台構造
JP6473181B2 (ja) 車両用シートおよび車両
JP5149726B2 (ja) ピラートリムの取付構造
US9108586B2 (en) Steering lock device
JP2018204319A (ja) リッドロック機構およびコンソールボックス
US10794094B2 (en) Glove box self-locking feature
JP5369822B2 (ja) 車両の荷室構造
JP6562327B2 (ja) 車両用コンソール装置
JP5698174B2 (ja) 車両用内装材
JP2017213923A (ja) 作業車両
US9073507B2 (en) Steering lock device
JPH0550875A (ja) 自動車のコンソールボツクス
JP6383641B2 (ja) 車両用ドアロック装置
KR101583941B1 (ko) 어시스트 핸들의 리페어 커버
JP6164485B2 (ja) アッパートリム
JP6733597B2 (ja) ハーネスの仮置き構造
JP2018150696A (ja) 携帯機
JP2018083575A (ja) リッドのロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130429

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5272832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151