JP5272832B2 - リッドのロック構造 - Google Patents
リッドのロック構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5272832B2 JP5272832B2 JP2009069174A JP2009069174A JP5272832B2 JP 5272832 B2 JP5272832 B2 JP 5272832B2 JP 2009069174 A JP2009069174 A JP 2009069174A JP 2009069174 A JP2009069174 A JP 2009069174A JP 5272832 B2 JP5272832 B2 JP 5272832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging
- lid
- lever
- engagement
- claw portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造に関する。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、部品点数を削減することができて、組み付け工数を削減することができ、小型化した状態で剛性を向上させることができるリッドのロック構造を提供する点にある。
車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造であって、
前記内装部側の係合部に係合可能な第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体を前記リッドにスライド移動自在に設けて、前記第1爪部が前記係合部に係合したロック状態と、前記第1爪部が前記係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成し、
前記レバーが挿通され、前記係合体のスライド移動を許す長孔を前記リッドに形成し、
前記レバーを前記長孔に挿通させた第1状態で、前記係合体を前記レバーの挿通方向に沿う軸芯周りに回転可能に構成し、
前記第1状態から前記係合体を前記軸芯周りに所定角度回転させた第2状態で、前記レバーが前記長孔から抜け出し不能になり、かつ、前記係合体が前記係合部に向かって往復スライド移動するよう構成し、
前記係合体のスライド移動に伴って、前記第1爪部をスライド移動自在に係合保持する第2爪部を前記リッドに設けてある点にある。(請求項1)
この場合、リッドの第2爪部は、レバーの第1爪部をスライド移動自在に係合保持するだけでなく、第1爪部のスライド移動方向を高精度に規制する。その結果、第1爪部を内装部の係合部に対して正確に進退(出退)させることができ、作動の精度を向上させることができる。
そして、第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体をリッドにスライド移動自在に設けてあるから、部品点数を削減することができ、組み付け工数を削減することができるとともに、第1爪部とレバーとを連結する連結部の強度・剛性を向上させることができて係合体を小型化することができる。(請求項1)
前記第2爪部は、前記係合部側の前記係合体の端部から前記レバーの前記長孔への挿通方向とは反対側に立ち上がる互いに対向した一対の係合爪から成り、
前記係合体を前記リッドに組み付ける際に、前記第1爪部は、前記一対の係合爪の頂面の外方側から前記一対の係合爪を押し広げながら前記一対の係合爪間に入り込んで前記一対の係合爪に係合すると、第1爪部を第2爪部に簡単に係合させることができて、組み付け性を向上させることができる。また、第2爪部で第1爪部を確実に係合保持することができる。(請求項2)
前記一対の係合爪の頂面を前記係合爪の基端側に向かって窄まるテーパ面に形成してあると、一対の係合爪の頂面で第1爪部を一対の係合爪間にガイドすることができる。その結果、前記第1爪部を第2爪部に簡単に係合させることができて、組み付け性をより向上させることができる。(請求項3)
前記リッドに、前記係合体のスライド移動方向一方側から前記係合体を受け止める第1ストッパと、前記係合体のスライド移動方向他方側から前記係合体を受け止める第2ストッパとを設けてあると、レバーが長孔の端縁に衝突する前にレバーのスライド移動を停止させることができ、レバーの付け根の損傷を防止して耐久性を向上させることができる。(請求項4)
前記係合体のスライド移動面と前記リッドの被スライド移動面とのいずれか一方に係合凸部を設けるとともに他方に係合凹部を設けて、
前記係合体のロック側のストローク端とロック解除側のストローク端とで前記係合凸部と前記係合凹部を係合させると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記係合体の本体部を板状に形成し、
前記レバーを前記係合体の本体部のほぼ中央部に立設し、
前記係合体の前記リッドへの装着状態で、前記レバーを前記係合体のスライド移動方向と直交する方向に長く形成するとともに、前記レバーの長さを前記長孔の幅よりも長く、前記レバーの幅を前記リッドの長孔の幅よりも短く設定し、
前記レバーの付け根をくびれ部に構成し、前記第1状態で前記くびれ部を前記長孔内に位置させて、前記係合体を前記軸芯周りに回転させるように構成し、
前記係合体の本体部の前記係合部側の端部のうち、前記スライド移動方向と直交する方向の両端部から前記第1爪部を前記係合部側にそれぞれ舌片状に突出させてあると、次の作用を奏することができる。
図1に、自動車のリアラッゲージトリム1(内装部に相当)を示してある。このリアラッゲージトリム1は、後部座席の後方に位置する荷室(リアラッゲージ)の側壁を車幅方向内側から覆っている。
リッド2の車両後方側Rrのリアラッゲージトリム1に後側係合孔3(係合部に相当)を設け、この後側係合孔3に車両前方側Frから係合可能な第1爪部11と第1爪部11の係合操作用のレバー4とを一体に備えた係合体5をリッド2に車両前後方向にスライド移動自在に設けて、第1爪部11が後側係合孔3に係合したロック状態(図12の実線)と、第1爪部11が後側係合孔3との係合を解除したロック解除状態(図12の二点鎖線)とに切り換え自在に構成してある。
これにより、係合体5のロック側のストローク端E1とロック解除側のストローク端E2とで係合凸部26が係合凹部27に係合するときに、係合凹部27を形成する凸部27c(一対の凹部27aの間の凸部27c)を係合凸部26が乗り越えることで節度感を得ることができる。
上記の構造に換えて、前記係合体5の本体部5Hのスライド移動面に係合凹部27を設けるとともに、リッド2の被スライド移動面に係合凸部26を設けてあってもよい。
図5に示すように、前記係合体5の裏面には格子状のリブ5Lが形成されている。
係合体5のリッド2への組み付け方法は次の通りである。
(1) 係合体5のレバー4がリッド2の長孔9に重なるように、両者の長手方向を一致させて、係合体5をリッド2にリッド2の裏面側から近づけ(図6,図7参照)、レバー4を長孔9に挿通させて、レバー4を長孔9からリッド2の表側に突出させる。前記くびれ部10は長孔9内に位置させる。このとき、レバー4は係合体5のリッド2への装着完了状態から前記軸芯O周りに90度回転した状態になっている。
(1) 上記の構造では、前記リッド2をリアラッゲージトリム1に着脱自在に設けたが、例えばリッド2の車両前後方向の側部をリアラッゲージトリム1にヒンジ部を介して揺動開閉自在に連結してあってもよい。
2 リッド
3 内装部側の係合部(後側係合部)
4 レバー
5 係合体
5H 係合体の本体部
9 長孔
10 くびれ部
11 第1爪部
12 第2爪部
15 係合爪
15T 係合爪の頂面
15K 係合爪の基端
21 第1ストッパ
22 第2ストッパ
26 係合凸部
27 係合凹部
O 軸芯
Claims (6)
- 車室の内装部の開口を覆うリッドを前記内装部に対してロック及びロック解除自在に構成してあるリッドのロック構造であって、
前記内装部側の係合部に係合可能な第1爪部と前記第1爪部の係合操作用のレバーとを一体に備えた係合体を前記リッドにスライド移動自在に設けて、前記第1爪部が前記係合部に係合したロック状態と、前記第1爪部が前記係合部との係合を解除したロック解除状態とに切り換え自在に構成し、
前記レバーが挿通され、前記係合体のスライド移動を許す長孔を前記リッドに形成し、
前記レバーを前記長孔に挿通させた第1状態で、前記係合体を前記レバーの挿通方向に沿う軸芯周りに回転可能に構成し、
前記第1状態から前記係合体を前記軸芯周りに所定角度回転させた第2状態で、前記レバーが前記長孔から抜け出し不能になり、かつ、前記係合体が前記係合部に向かって往復スライド移動するよう構成し、
前記係合体のスライド移動に伴って、前記第1爪部をスライド移動自在に係合保持する第2爪部を前記リッドに設けてあるリッドのロック構造。 - 前記第2爪部は、前記係合部側の前記係合体の端部から前記レバーの前記長孔への挿通方向とは反対側に立ち上がる互いに対向した一対の係合爪から成り、
前記係合体を前記リッドに組み付ける際に、前記第1爪部は、前記一対の係合爪の頂面の外方側から前記一対の係合爪を押し広げながら前記一対の係合爪間に入り込んで前記一対の係合爪に係合する請求項1記載のリッドのロック構造。 - 前記一対の係合爪の頂面を前記係合爪の基端側に向かって窄まるテーパ面に形成してある請求項2記載のリッドのロック構造。
- 前記リッドに、前記係合体のスライド移動方向一方側から前記係合体を受け止める第1ストッパと、前記係合体のスライド移動方向他方側から前記係合体を受け止める第2ストッパとを設けてある請求項1〜3記載のリッドのロック構造。
- 前記係合体のスライド移動面と前記リッドの被スライド移動面とのいずれか一方に係合凸部を設けるとともに他方に係合凹部を設けて、
前記係合体のロック側のストローク端とロック解除側のストローク端とで前記係合凸部と前記係合凹部を係合させる請求項1〜4のいずれか一つに記載のリッドのロック構造。 - 前記係合体の本体部を板状に形成し、
前記レバーを前記係合体の本体部のほぼ中央部に立設し、
前記係合体の前記リッドへの装着状態で、前記レバーを前記係合体のスライド移動方向と直交する方向に長く形成するとともに、前記レバーの長さを前記長孔の幅よりも長く、前記レバーの幅を前記リッドの長孔の幅よりも短く設定し、
前記レバーの付け根をくびれ部に構成し、前記第1状態で前記くびれ部を前記長孔内に位置させて、前記係合体を前記軸芯周りに回転させるように構成し、
前記係合体の本体部の前記係合部側の端部のうち、前記スライド移動方向と直交する方向の両端部から前記第1爪部を前記係合部側にそれぞれ舌片状に突出させてある請求項1〜5のいずれか一つに記載のリッドのロック構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009069174A JP5272832B2 (ja) | 2009-03-20 | 2009-03-20 | リッドのロック構造 |
CN2010101391381A CN101839097B (zh) | 2009-03-20 | 2010-03-19 | 车内用盖锁紧结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009069174A JP5272832B2 (ja) | 2009-03-20 | 2009-03-20 | リッドのロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010221763A JP2010221763A (ja) | 2010-10-07 |
JP5272832B2 true JP5272832B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=42742735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009069174A Active JP5272832B2 (ja) | 2009-03-20 | 2009-03-20 | リッドのロック構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5272832B2 (ja) |
CN (1) | CN101839097B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102294977B (zh) * | 2011-09-07 | 2013-03-06 | 苏州高派塑料制品有限公司 | 拉手锁 |
EP2885162B1 (de) | 2012-08-18 | 2016-03-23 | Audi AG | Halterung zur aufhebbaren arretierung eines laderaumbodens sowie fahrzeug mit der halterung |
CN109958347B (zh) * | 2019-04-04 | 2020-07-14 | 上海宇航系统工程研究所 | 一种可拉紧和推开的锁紧机构 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068924Y2 (ja) * | 1989-07-18 | 1994-03-09 | 本田技研工業株式会社 | トリム部品におけるリッドの係止装置 |
SE505730C2 (sv) * | 1994-03-31 | 1997-10-06 | Volvo Ab | Mekanism för låsning av en lucka samt förfarande för tillverkning av mekanismen |
JP3265955B2 (ja) * | 1995-11-22 | 2002-03-18 | スズキ株式会社 | トリム部品におけるリッドの係止構造 |
JP2001080423A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車のコンソールボックス |
JP4148883B2 (ja) * | 2002-12-18 | 2008-09-10 | 株式会社パイオラックス | グローブボックス用リッドロック装置 |
JP3926789B2 (ja) * | 2003-12-18 | 2007-06-06 | 本田技研工業株式会社 | リッドロック装置 |
JP4542865B2 (ja) * | 2004-10-06 | 2010-09-15 | 株式会社パイオラックス | リッド開閉装置及びその製造方法 |
CN201169995Y (zh) * | 2008-04-01 | 2008-12-24 | 延锋伟世通汽车饰件系统有限公司 | 手套箱门锁 |
-
2009
- 2009-03-20 JP JP2009069174A patent/JP5272832B2/ja active Active
-
2010
- 2010-03-19 CN CN2010101391381A patent/CN101839097B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010221763A (ja) | 2010-10-07 |
CN101839097A (zh) | 2010-09-22 |
CN101839097B (zh) | 2013-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7758096B2 (en) | Child seat anchor apparatus and partition trim | |
CN100523420C (zh) | 卡锁组件 | |
KR101637652B1 (ko) | 차량용 엔진룸 개폐장치 | |
US9463685B2 (en) | Tailgate liner assembly and method for vehicle tailgate | |
JP5272832B2 (ja) | リッドのロック構造 | |
KR101542000B1 (ko) | 자동차용 스마트키 | |
WO2016035552A1 (ja) | 車両の後部荷室構造 | |
JP4378731B2 (ja) | 車両の荷台構造 | |
JP6473181B2 (ja) | 車両用シートおよび車両 | |
JP5149726B2 (ja) | ピラートリムの取付構造 | |
US9108586B2 (en) | Steering lock device | |
JP2018204319A (ja) | リッドロック機構およびコンソールボックス | |
US10794094B2 (en) | Glove box self-locking feature | |
JP5369822B2 (ja) | 車両の荷室構造 | |
JP6562327B2 (ja) | 車両用コンソール装置 | |
JP5698174B2 (ja) | 車両用内装材 | |
JP2017213923A (ja) | 作業車両 | |
US9073507B2 (en) | Steering lock device | |
JPH0550875A (ja) | 自動車のコンソールボツクス | |
JP6383641B2 (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
KR101583941B1 (ko) | 어시스트 핸들의 리페어 커버 | |
JP6164485B2 (ja) | アッパートリム | |
JP6733597B2 (ja) | ハーネスの仮置き構造 | |
JP2018150696A (ja) | 携帯機 | |
JP2018083575A (ja) | リッドのロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130429 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5272832 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |