JP5270814B2 - 感光性組成物用着色剤分散液 - Google Patents
感光性組成物用着色剤分散液 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5270814B2 JP5270814B2 JP2005232798A JP2005232798A JP5270814B2 JP 5270814 B2 JP5270814 B2 JP 5270814B2 JP 2005232798 A JP2005232798 A JP 2005232798A JP 2005232798 A JP2005232798 A JP 2005232798A JP 5270814 B2 JP5270814 B2 JP 5270814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive composition
- colorant dispersion
- ether
- solvent
- colorant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
上記感光性組成物を基板に塗布する際には、近年スリットノズルを用いる方法が用いられるようになってきており、上記感光性組成物から形成される膜厚の均一性が求められている。また、基板上に異物と呼ばれる凝集体が発生するという問題も生じている。つまり、感光性組成物の粘度等の変化がないといった保存安定性、および着色剤の分散性が重要となってくる。膜厚の不均一性および異物の発生がある場合には、ブラックマトリクスおよび/またはカラーフィルタの欠陥となり、製品として使用できなくなってしまう。
上記感光性組成物を製造するためには、顔料等の着色剤を分散させた着色分散液が用いられる(例えば特許文献1参照)。膜厚を均一にするため、および凝集体の発生を抑制するためには、この着色剤分散液における着色剤の分散性、粘度等の変化がないといった保存安定性が求められる。
上記ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、下記式(1)
R1−O−CnH2n−O−CnH2n−OH (1)
(ここで、R1は、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖あるいは環状のアルキル基、またはアリール基を示し、nは2〜5の整数を示す)
で表される溶剤が好ましい。
本発明の着色剤分散液は、着色剤、および溶剤を含有し、該溶剤として、ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルを含んでいる。
C.I.ピグメントバイオレット1(以下、「C.I.ピグメントバイオレット」は同様で番号のみ記載する。)、19、23、29、30、32、36、37、38、39、40、50;
C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン37;
C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、C.I.ピグメントブラウン28;
C.I.ピグメントブラック1、ピグメントブラック7。
これらの着色剤は、単独で用いてもよいし、色調を整えるために2種以上を混合して用いてもよい。
上記ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル等が挙げられる。
このジアルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、下記式(1)
R1−O−CnH2n−O−CnH2n−OH (1)
(ここで、R1は、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖あるいは環状アルキル基、またはアリール基を示し、nは2〜5の整数を示す)
で表される溶剤が好ましい。
R1としては、特に、炭素数1〜8の直鎖状アルキル基が好ましく、炭素数1〜4の直鎖状アルキル基がより好ましい。さらに、nは2または3であることが好ましい。
上記の溶剤の中でも、特に、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましい。
該溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2−メトキシブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテート(MBA)、4−メトキシブチルアセテート、2−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−エチル−3−メトキシブチルアセテート、2−エトキシブチルアセテート、4−エトキシブチルアセテート、4−プロポキシブチルアセテート、2−メトキシペンチルアセテート、3−メトキシペンチルアセテート、4−メトキシペンチルアセテート、2−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、4−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸イソプロピル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート(EEP)、エチル−3−プロポキシプロピオネート、プロピル−3−メトキシプロピオネート、イソプロピル−3−メトキシプロピオネート、エトキシ酢酸エチル、オキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、炭酸エチル、炭酸プロピル、炭酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、ピルビン酸ブチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、乳酸エチルヘキシル、ベンジルメチルエーテル、ベンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン、ブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等を挙げることができる。これら溶剤は、1種または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中で好ましいものとしては、3−メトキシブチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、エチル−3−エトキシプロピオネートが挙げられる。特に経時安定性の点で、3−メトキシブチルアセテートを含むことが好ましい。
上記のように、溶剤としてジアルキレングリコールモノアルキルエーテルを用いることにより、着色剤の分散性を向上させて、異物の発生を抑制することができるとともに、粘度等の変化を抑制して保存安定性を向上させることができる。
また、ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、着色剤分散液における全溶剤中1〜95質量%含まれることが好ましく、510〜30質量%であることがより好ましい。
さらに、3−メトキシブチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、エチル−3−エトキシプロピオネートは、それぞれ着色剤分散液における全溶剤中40〜85質量%含まれることが好ましい。
分散剤の量は通常、着色剤100質量部に対して50質量部以下、好ましくは30質量部以下である。
この着色剤分散液は、粘度を1〜100cp、好ましくは2〜50cpに調整することが好ましい。
このようなカーボンブラックは、1種または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の感光性組成物は、前記着色剤分散液に光重合性化合物、光重合開始剤を配合して得られるものである。
上記光重合性化合物は紫外線等の光の照射を受けて重合し、硬化する物質である。光重合性化合物としては、エチレン性二重結合を有する化合物が好ましく、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリレート、グリセロールメタクリレート、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールプロパンテトラアクリレート、テトラメチロールプロパンテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、カルドエポキシジアクリレート等のモノマー、オリゴマー類;多価アルコール類と1塩基酸または多塩基酸を縮合して得られるポリエステルプレポリマーに(メタ)アクリル酸を反応して得られるポリエステル(メタ)アクリレート、ポリオール基と2個のイソシアネート基を持つ化合物を反応させた後、(メタ)アクリル酸を反応して得られるポリウレタン(メタ)アクリレート;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールまたはクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、レゾール型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ポリカルボン酸ポリグリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエステル、脂肪族または脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ樹脂、ジヒドロキシベンゼン型エポキシ樹脂などのエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応して得られるエポキシ(メタ)アクリレート樹脂などが挙げられる。さらに前記エポキシ(メタ)アクリレート樹脂に多塩基酸無水物を反応させた樹脂も好適に使用できる。
また、式(I)で示される化合物のZは、例えば無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物等のテトラカルボン酸二無水物から2個のカルボン酸無水物基を除いた残基である。
これら光重合性化合物は、1種または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記高分子バインダーとしては、現像の容易さからアルカリ現像が可能なバインダーが好ましい。
具体的には、アクリル酸、メタクリル酸などのカルボキシル基を有するモノマーと、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−ブチルアクリレート、N−ブチルメタクリレート、イソブチルアクリート、イソブチルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシアクリレート、フェノキシメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、スチレン、アクリルアミド、アクリロニトリルなどとの共重合体、およびフェノールノボラック型エポキシアクリレート重合体、フェノールノボラック型エポキシメタクリレート重合体、クレゾールノボラック型エポキシアクリレート重合体、クレゾールノボラック型エポキシメタクリレート重合体、ビスフェノールA型エポキシアクリレート重合体、ビスフェノールS型エポキシアクリレート重合体、などの樹脂が挙げられる。前記樹脂にはアクリロイル基またはメタクリロイル基が導入されているところから架橋効率が高められ塗膜の耐光性、耐薬品性が優れている。前記樹脂を構成するアクリル酸、メタクリル酸などのカルボキシル基を有するモノマー成分の含有量は5〜40質量%の範囲がよい。この高分子バインダーの重量平均分子量の好ましい範囲は1,000〜100,000である。重量平均分子量が1,000以上にすることにより塗膜を均一にすることができる。また、100,000以下にすることにより現像性を良好にすることができる。
さらに、光重合性モノマーは、高分子バインダーおよび光重合開始剤の合計100重量部当り15〜50重量部の範囲で配合されることが好ましい。前記配合量が15重量部以上にすることにより、光硬化不良を防止し、十分な耐熱性、耐薬品性を得ることができる。また50重量部以下にすることにより、塗膜形成能を良好にすることができる。
この光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾル−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、4−ベンゾイル−4’−メチルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジメチルアミノ−2−エチルヘキシル安息香酸、4−ジメチルアミノ−2−イソアミル安息香酸、ベンジル−β−メトキシエチルアセタール、ベンジルジメチルケタール、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸メチル、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、チオキサンテン、2−クロロチオキサンテン、2,4−ジエチルチオキサンテン、2−メチルチオキサンテン、2−イソプロピルチオキサンテン、2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ジフェニルアントラキノン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキシド、クメンパーオキシド、2−メルカプトベンゾイミダール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)−イミダゾリル二量体、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p'−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、ジクロロアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、α,α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジベンゾスベロン、ペンチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス−(9−アクリジニル)ヘプタン、1,5−ビス−(9−アクリジニル)ペンタン、1,3−ビス−(9−アクリジニル)プロパン、p−メトキシトリアジン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−エトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−n−ブトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジンなどを挙げることができる。
この光開始助剤としては、例えば、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称ミヒラーズケトン)、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセンなどが挙げられる。これら光開始助剤は、1種または2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記熱重合禁止剤としては、従来公知のものであってよく、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノエチルエーテル等が挙げられる。
上記消泡剤としては、従来公知のものであってよく、シリコーン系、フッ素系化合物が挙げられる。
上記界面活性剤としては、従来公知のものであってよく、アニオン系、カチオン系、ノニオン系等の化合物が挙げられる。
溶剤の使用量は特に限定しないが、感光性組成物を基板等に塗布可能な濃度で、塗布膜厚に応じて適宜設定される。本発明における感光性組成物の粘度は、1〜100cp、好ましくは2〜50cp、より好ましくは2〜10cpである。また、固形分濃度は、5〜100質量%であることが好ましく、10〜40質量%であることがより好ましい。
上記の着色剤分散液を用いているため、感光性組成物においても異物の発生を抑制することができる。
以下、本発明の感光性組成物を用いてパターンを形成する方法の一実施形態として、ブラックマトリクスを形成する方法の例を説明する。
まず着色剤として遮光剤を用いた感光性組成物を、基板上にロールコーター、リバースコーター、バーコーター等の接触転写型塗布装置やスピンナー(回転式塗布装置)、カーテンフローコータ、スリットノズルで塗布するノンスピンコータ等の非接触型塗布装置を用いて塗布する。基板は、光透過性を有する基板が用いられ、例えばガラス基板である。
上記感光性組成物の塗布後、乾燥させて溶剤を除去する。
次いで、ネガ型のマスクを介して、紫外線、エキシマレーザー光等の活性性エネルギー線を照射して部分的に露光する。露光には高圧水銀燈、超高圧水銀燈、キセノンランプ、カーボンアーク燈等の紫外線を発する光源を用いることができる。照射するエネルギー線量は、感光性組成物の組成によっても異なるが、例えば30〜2000mJ/cm2程度が好ましい。
露光後の膜を、現像液を用いて現像することによってブラックマトリクスを形成する。現像方法は特に限定されず、例えば浸漬法、スプレー法等を用いることができる。またプリウエットを採用してもよい。画像形成後現像液の乾燥、レジスト膜の硬化を高める目的でポストベーク、後光硬化等を採用してもよい。現像液の具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機系のものや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア、4級アンモニウム塩等の水溶液が挙げられる。
上記のブラックマトリクスを形成した基板に対して、感光性組成物を上記と同様に塗布、乾燥、露光、現像して所定の色の着色層を、ブラックマトリクスの所定の位置(開口部)にパターン(ストライプまたはドット等)が形成されるようにする。例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のRGBのカラーフィルタを製造する場合には、R,G,Bの各色の着色剤を含有する感光性組成物を用いて、前記工程を繰り返し、3色の着色層を形成する。
以上より、カラーフィルタを形成することができる。
顔料としてカーボンブラック(一次粒子径25nm、pH2.5)20質量部、
分散剤として、ディスパービック161(ビックケミー社製)5質量部
溶剤として、(i)ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、(ii)3−メトキシブチルアセテートを下記表1の割合として75質量部
を用い、これらの成分を撹拌機で予備混合した後、ビーズミルにて微分散処理することにより着色剤分散液を調製した。
Claims (8)
- 着色剤および溶剤を含有し、かつ、光重合性化合物および光重合開始剤を含有しない、感光性組成物用着色剤分散液であって、
前記溶剤として、ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルおよび3−メトキシブチルアセテートを含み、
前記溶剤中、ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルの割合が1〜50質量%であり、3−メトキシブチルアセテートの割合が50〜85質量%であることを特徴とする感光性組成物用着色剤分散液。 - 前記ジアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、下記式(1)
R1−O−CnH2n−O−CnH2n−OH (1)
(ここで、R1は、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖あるいは環状のアルキル基、またはアリール基を示し、nは2〜5の整数を示す)
で表される溶剤であることを特徴とする請求項1に記載の感光性組成物用着色剤分散液。 - 前記R1は、炭素数1〜4の直鎖状アルキルであることを特徴とする請求項2に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
- nは2または3であることを特徴とする請求項2または3に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
- 前記式(1)で表される溶剤は、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルであることを特徴とする請求項4に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
- 粘度が100cp以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
- 前記着色剤は、カーボンブラックを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
- 前記カーボンブラックの分散粒径が20〜400nmであることを特徴とする請求項7に記載の感光性組成物用着色剤分散液。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005232798A JP5270814B2 (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 感光性組成物用着色剤分散液 |
TW095126109A TW200707097A (en) | 2005-08-11 | 2006-07-17 | Coloring agent dispersion and photosensitive combination using the same |
CN2006101090710A CN1912742B (zh) | 2005-08-11 | 2006-07-26 | 着色剂分散液及使用它的感光性组合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005232798A JP5270814B2 (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 感光性組成物用着色剤分散液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007045956A JP2007045956A (ja) | 2007-02-22 |
JP5270814B2 true JP5270814B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=37721706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005232798A Active JP5270814B2 (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 感光性組成物用着色剤分散液 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5270814B2 (ja) |
CN (1) | CN1912742B (ja) |
TW (1) | TW200707097A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5115046B2 (ja) * | 2007-06-14 | 2013-01-09 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 感光性黒色組成物およびカラーフィルタ |
JP5415128B2 (ja) * | 2008-04-18 | 2014-02-12 | 住友化学株式会社 | 着色感光性樹脂組成物ならびにそれを用いて形成されたパターン及びカラーフィルタ |
CN103064253B (zh) * | 2012-12-05 | 2015-04-08 | 北京化工大学常州先进材料研究院 | 一种含有吖啶类氧化物的感光性组合物 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04223466A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-13 | Konica Corp | 感光性平版印刷版 |
JP3360866B2 (ja) * | 1993-03-31 | 2003-01-07 | 東京応化工業株式会社 | カラーフィルタ用感光性樹脂組成物 |
JPH0915844A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 着色画像形成用感光液、これを用いたカラーフィルタの製造法及びカラーフィルタ |
JP3787917B2 (ja) * | 1996-10-02 | 2006-06-21 | 日立化成工業株式会社 | 着色画像形成用感光液、これを用いたカラーフィルターの製造法及びカラーフィルター |
TWI262207B (en) * | 1999-03-19 | 2006-09-21 | Sakura Color Prod Corp | Aqueous glittering ink composition |
SG97168A1 (en) * | 1999-12-15 | 2003-07-18 | Ciba Sc Holding Ag | Photosensitive resin composition |
JP4561101B2 (ja) * | 2003-03-06 | 2010-10-13 | Jsr株式会社 | カラーフィルタ用感放射線性組成物およびカラーフィルタ |
JP4627617B2 (ja) * | 2003-05-23 | 2011-02-09 | 東洋インキ製造株式会社 | 着色組成物、カラーフィルタの製造方法およびブラックマトリックス基板の製造方法 |
JP4727344B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-07-20 | 東京応化工業株式会社 | 感光性組成物 |
-
2005
- 2005-08-11 JP JP2005232798A patent/JP5270814B2/ja active Active
-
2006
- 2006-07-17 TW TW095126109A patent/TW200707097A/zh unknown
- 2006-07-26 CN CN2006101090710A patent/CN1912742B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007045956A (ja) | 2007-02-22 |
CN1912742B (zh) | 2010-05-12 |
TW200707097A (en) | 2007-02-16 |
CN1912742A (zh) | 2007-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4727344B2 (ja) | 感光性組成物 | |
JP4657808B2 (ja) | 感光性組成物および該感光性組成物から形成されたカラーフィルタ | |
JP5096814B2 (ja) | 着色感光性組成物 | |
CN106980230B (zh) | 感光性树脂组合物、使用该感光性树脂组合物的滤色器和显示装置 | |
CN106019837B (zh) | 着色感光性树脂组合物、滤色器和具备其的图像显示装置 | |
JP5843907B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、ブラックマトリックス、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
JP5291405B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
JP4510672B2 (ja) | 感光性樹脂組成物およびカラーフィルタ | |
JP4675693B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP5122168B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
CN1770013A (zh) | 遮光膜形成用感光性组合物、由该遮光膜形成用感光性组合物形成的黑底 | |
KR100730530B1 (ko) | 차광막 형성용 감광성 조성물, 그 차광막 형성용 감광성조성물로 형성된 블랙매트릭스 | |
JP4108303B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、および液晶表示装置 | |
JP5270814B2 (ja) | 感光性組成物用着色剤分散液 | |
JP4855006B2 (ja) | 不飽和基含有化合物の製造方法 | |
JP5602895B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
JP5485433B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
KR100818219B1 (ko) | 착색제 분산액 및 그것을 이용한 감광성 조성물 | |
JP2003029018A (ja) | カラーフィルタ用感放射線性組成物、カラーフィルタ、および液晶表示素子、 | |
JP2008003320A (ja) | 感光性樹脂組成物、およびこれを用いた液晶配向制御用バンプ | |
JP5602894B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルター、及び液晶表示ディスプレイ | |
JP2008003321A (ja) | 感光性樹脂組成物、これを用いた液晶配向制御用バンプ、および液晶配向制御用バンプ形成方法 | |
JP2008003322A (ja) | 感光性樹脂組成物、これを用いた液晶配向制御用バンプ | |
JP2004046047A (ja) | 顔料分散液及び感光性樹脂組成物 | |
JP2007334200A (ja) | インクジェット方式カラーフィルタ隔壁、及びこの隔壁を備えるカラーフィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130510 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5270814 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |