JP5264443B2 - 電子部品の実装装置 - Google Patents

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Description

この発明はウエハリングなどの部品保持部材に保持された電子部品としての半導体チップをピックアップして基板に実装する実装装置に関する。
基板に電子部品である半導体チップを実装する、たとえばダイボンダやフリップチップボンダなどの実装装置においては、上記基板を搬送して所定の位置で位置決めする搬送レールが設けられている。この搬送レールによって位置決めされた基板には実装ツールによって上記半導体チップが実装される。
半導体チップはウエハリングに保持されている。すなわち、ウエハリングには樹脂製シートに貼着された半導体ウエハが保持され、この半導体ウエハが賽の目状に分断されて上記半導体チップとなっている。
上記ウエハリングは、カセットに上下方向に所定間隔で収納されていて、このカセットからチャックによって取り出されてリングホルダ上に供給載置される。ウエハリングがリングホルダに供給されると、ピックアップ位置に位置決めされた半導体チップが突き上げられる。突き上げられた半導体チップは上記実装ツールによってピックアップされて上記基板に実装される。
上記実装ツールによって半導体チップを基板に実装する際、基板に対して半導体チップを精密に位置決めしなければならない。基板と半導体チップを位置決めするためには、基板と、下端面に半導体チップを吸着保持して上記基板の上方で待機した実装ツールとの間に、上下両方向を同時に撮像できる撮像カメラを進入させる。
そして、この撮像カメラの撮像信号によって基板と半導体チップとの水平方向の相対位置を認識し、その位置認識に基いて実装ツールを位置決めしてその下端面に保持された半導体チップを上記基板に実装するようにしている。
特許文献1に示された実装装置は、装置本体としての第1のベースを有する。この第1のベースには第2のベースと第3のベースが一端部にそれぞれスペーサを介して上下方向に所定間隔で設けられている。
上記第2のベースには上記撮像カメラ及びこの撮像カメラをXY方向に駆動する駆動源を備えたX、Yテーブルが設けられ、上記第3のベースには上記実装ツールをX、Y及びZ方向に駆動する駆動源を備えたX、Y、及びZテーブルが設けられている。
そして、上記撮像カメラはX方向に駆動されて上記実装ツールに保持された半導体チップと基板との間に進入し、これらを同時に撮像するようになっている。
特開2007−329266号公報
ところで、特許文献1に示された実装装置は撮像カメラと、この撮像カメラをX、Y方向に駆動するXテーブル及びYテーブルが上記第2のベース上に一体的に設けられている。そのため、撮像カメラをX、Y方向のうち、実装ツールと基板との間に進入するX方向に上記Xテーブルによって駆動したとき、このXテーブルを駆動する駆動源には駆動にともなう反力が発生する。
駆動源に反力が発生すると、その反力によってXテーブル及びこのXテーブルに設けられた撮像カメラが振動するということが避けられない。上記撮像カメラに振動が発生すると、基板と半導体チップの撮像を精密に行なうことができなくなる。そのため、撮像カメラによる撮像を、この撮像カメラの振動が収まるまで待たなければならないから、撮像に要する時間が長くなり、生産性の低下を招くということがあった。
この発明は、撮像手段を基板と電子部品との間に進入させる際、撮像手段を駆動する駆動力の反力によって上記撮像手段が振動するのを防止した電子部品の実装装置を提供することにある。
この発明は、基板に電子部品を実装するための実装装置であって、
装置本体と、
この装置本体に設けられ上記基板を搬送する搬送手段と、
上記装置本体に設けられた第1の支持手段と、
この第1の支持手段に設けられ、水平方向及び上下方向のうちの少なくとも上下方向に駆動され上記搬送手段によって搬送された基板に電子部品を実装する実装手段と、
上記第1の支持手段に移動可能に設けられ上記実装手段によって上記電子部品を上記基板に実装する前に、上記実装手段に保持された電子部品と上記基板との間に進入してこれらを同時に撮像する撮像手段と、
可動子と固定子からなるリニアモータを有し、上記可動子は上記撮像手段と一体的に設けられ、上記固定子は上記装置本体に設けられた第2の支持手段に設けられ上記可動子が駆動されることで上記撮像手段を進退駆動する駆動手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明によれば、基板と電子部品を撮像する際、これらの間に撮像手段を進入させるための駆動源をリニアモータとし、その可動子を撮像手段と一体的に設け、固定子を撮像手段と別に設けたから、上記可動子が駆動されたときに固定子に生じる反力が可動子と一体的に設けられた撮像手段に伝わることがない。
そのため、撮像手段が駆動されたときに、その駆動にともなうリニアモータの反力で撮像手段が振動するのが防止されるから、撮像手段による撮像を迅速かつ精密に行なうことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実装装置の概略的構成を示す平面図であって、この実装装置は装置本体1を有する。この装置本体1は詳細は図示しないが、図1に示す平面形状で箱型状に形成されていて、その内部の前後方向の前方には基板Wを搬送するための一対の搬送レール2が所定間隔で平行に離間対向して装置本体1の幅方向に沿って設けられている。図1に矢印で示すように、装置本体1の幅方向をX方向とし、前後方向をY方向とする。
上記装置本体1の前方の幅方向一端には上記基板Wを上記搬送レール2に供給するローダ部3が設けられ、他端には上記搬送レール2を搬送されて後述するごとく電子部品としての半導体チップ4が実装された上記基板Wを格納するアンローダ部5が設けられている。
上記搬送レール2は上記装置本体1の幅方向に対して第1乃至第3の3つのレール部2a〜2cに分割されている。上記ローダ部3側に位置する第1のレール部2aは上下駆動機構11によって上下方向に駆動されるようになっている。
図2に示すように、上記上下駆動機構11はベース板12を有する。このベース板12には支持部材13が垂設され、この支持部材13の一側面には一対のリニアガイド14(一方のみ図示)が設けられている。このリニアガイド14には側面形状がL字状をなした上下可動部材15の垂直片15aの外面に上下方向に所定間隔で設けられた複数の係合部材16がスライド可能に係合している。
上記垂直片15aの内面にはめねじ体17が設けられ、このめねじ体17にはねじ軸18が螺合されている。このねじ軸18は上記ベース板12に設けられたパルスモータなどの駆動源19によって回転駆動されるようになっている。したがって、上記駆動源19が作動すれば、上記上下可動部材15が図2に矢印Zで示す上下方向に駆動されるようになっている。
上記上下可動部材15の水平片15bの上面の上記Y方向に沿う両端部には上記一対のレール2とほぼ同じ間隔で、しかもX方向に所定間隔で離間したそれぞれ一対のロッド状の架設部材21が立設されている。X方向の一端側と他端側に位置するそれぞれ一対の架設部材21の上端には上記一対の第1のレール部2aの両端部の下面が固着されている。したがって、第1のレール部2aは上下駆動機構11によって上下方向に駆動されるようになっている。
上記基板Wは図2に示すようにY方向に沿う幅方向の両端部が上記搬送レール2に支持されていて、図示しない送り機構によってX方向、つまり装置本体1の幅方向に沿って所定距離づつ間欠的に送られるようになっている。
図2と図3に示すように、上記上下可動部材15の水平片15bの上面には、上記装置本体1の幅方向であるX方向に対して所定間隔で離間した一対のリニアガイド23が一対の第1のレール部2aの離間方向と同じY方向に沿って設けられている。このリニアガイド23には平板状の水平可動部材24が下面に設けられた受け部25をスライド可能に係合させて設けられている。
上記水平可動部材24の上面にはカセット26が載置される。このカセット26は、Y方向に沿う両側面が開口し、X方向に沿う両側内面に複数の係合溝27が上下方向に所定間隔で形成されている。同じ高さの一対の係合溝27には部品保持部材としてのウエハリング28が径方向の両端部をスライド可能に係合させて保持されている。
上記カセット26は上記上下駆動機構11によって上下方向に位置決めされる。そのとき、所定の高さに位置する上記カセット26に保持されたウエハリング28は、図示しないプッシャによって装置本体1の後方に向かうY方向に押圧される。それによって、プッシャによって押圧されたウエハリング28の一部は上記カセット26の開放した側面から突出する。
上記カセット26から突出したウエハリング28は、図1に示すように上記カセット26の側方で、Y方向に対して上記カセット26よりも後方に配置された供給手段31によって取り出される。カセット26から取り出されたウエハリング28は、一対のガイド32に沿って搬送されて上記カセット26よりもY方向後方に上面を所定の高さにして配置されたリングホルダ33の上面に供給載置される。
上記供給手段31はY方向に沿って設けられたガイド30aと、このガイド30aに沿ってY方向に駆動されるチャック30bを有し、このチャック30bによって上記カセット26から押し出された上記ウエハリング28を挟持して引き出し、上記リングホルダ33の上面に供給するようになっている。
上記リングホルダ33は図示しないXY駆動機構によってX、Y方向に駆動可能になっている。さらに、リングホルダ33の下面側には図示しない突き上げ機構が配置されている。
上記リングホルダ33には、詳細は図示しないが、上面に半導体ウエハ34が貼着された樹脂シートが張設されている。半導体ウエハ34は賽の目状に切断され、多数の上記半導体チップ4に分割されている。
上記リングホルダ33は上記突き上げ機構によって突き上げられる半導体チップ4がこの突き上げ機構の突き上げピン(図示せず)に対応する位置になるようX、Y方向に位置決めされる。半導体ウエハ34が位置決めされて所定の半導体チップ4が突き上げられると、その半導体チップ4は反転ピックアップ36によって吸着されて取り出される。
上記反転ピックアップ36は、上記装置本体1の上記リングホルダ33よりもY方向後方に設けられたXガイド部材37に沿ってX方向に駆動可能に設けられている。そして、上記反転ピックアップ36によって上記リングホルダ33のウエハリング28から半導体チップ4を取り出した上記反転ピックアップ36は180度回転して半導体チップ4を上下逆方向に反転させる。
上下の向きが反転させられた半導体チップ4は後述する実装手段40を構成する実装ツール41に受け渡される。この実装ツール41は水平方向であるX、Y方向及び上下方向であるZ方向に駆動可能に設けられていて、先端面に吸着保持した上記半導体チップ4を上記基板Wに実装するようになっている。
上記基板Wは上記搬送レール2の第1のレール部2aから第2のレール部2bに搬送され、ここで図示しないヒータによって所定温度に加熱されてから、第3のレール部2cに搬送される。
上記第3のレール部2cに基板Wが搬送されると、この第3のレール部2cは移載機構44によって基板Wを保持した状態で上記実装ツール41の下方に搬送される。上記移載機構44は図4と図5に示すように装置本体1の内底面にY方向に沿って駆動可能に設けられたYテーブル45と、このYテーブル45の上面にX方向に沿って駆動可能に設けられたXテーブル46を有し、このXテーブル46の上面には一対の第3のレール部2cの間隔よりもY方向に沿う幅寸法が小さく形成された実装ステージ47が設けられている。なお、Yテーブル45とXテーブル46とでXYテーブルを構成している。
上記Xテーブル46の上記実装ステージ47から露出したY方向に沿う両側上面には、それぞれX方向に所定間隔で離間した駆動手段としての一対のシリンダ48が立設されている。なお、図4と図5において、Y方向の一方と他方のそれぞれ一対のシリンダ48のうち、一方のシリンダ48だけを図示している。
Y方向の一方に位置する一対のシリンダ48と、他方に位置する一対のシリンダ48のロッド48aの先端には一対の第3のレール部2cがそれぞれ固着されている。それによって、一対の第3のレール部2cは、上記シリンダ48によって図4に示す上昇位置と図5に示す下降位置との間で駆動されるようになっている。
上記第3のレール部2cに基板Wが搬送されると、上記シリンダ48が作動して第3のレール部2cの基板Wを支持した面が図5に示すように上記実装ステージ47の上面よりも低くなる位置まで下降させる。それによって、第3のレール部2cに保持された基板Wは実装ステージ47の上面に受け渡されて吸着保持される。
実装ステージ47に基板Wが保持されると、上記Yテーブル45がY方向の装置本体1の後方に向かって駆動され、上記実装ステージ47に保持された基板Wを上記実装ツール41の下方に位置決めする。
その状態で、後述する撮像手段としての撮像カメラ51が上記基板Wと上記実装ツール41に保持された半導体チップ4との間に進入し、これらを同時に撮像し、その撮像信号に基いて実装ツール41をX、Y方向に駆動してその先端面に保持された半導体チップ4を基板Wの実装位置に位置決めする。
ついで、上記実装ツール41が下降方向に駆動され、半導体チップ4が基板Wに実装される。このような実装を繰り返すことで、上記基板Wには、図1に示すように複数の半導体チップ4が所定間隔で行列状に実装される。
基板Wに所定数の半導体チップ4が実装され終わると、移載機構44は第3のレール部2cが第1、第2のレール部2a,2bとX方向に沿って一直線となる位置までY方向に駆動される。その位置でシリンダ48が作動し、第3のレール部2cは第1、第2のレール部2a,2bと同じ高さになるよう下降位置から上昇位置に駆動位置決めされる。
それによって、実装ステージ47に保持された基板WのY方向に沿う幅方向の両端部が一対の第3のレール部2cに係合するから、その基板Wは上記実装ステージ47の上面から上昇した位置で、上記第3のレール部2cによって保持される。
上記リングホルダ33の上面に供給載置されたウエハリング28の多数の半導体チップ4が基板Wに実装され終わると、そのウエハリング28は上記供給手段31によってカセット26に格納され、新たなウエハリング28が上記カセット26からリングホルダ33に供給される。
基板Wが実装ステージ47から第3のレール部2cに移載されると、その基板Wは第3のレール部2cに沿って搬送されて上記アンローダ部5に格納される。
上記実装手段40は、上記装置本体1に立設された第1の支持手段としての第1の支持フレーム52に設けられている。この第1の支持フレーム52は図6と図7に示すように門型状をなしていて、その中間部の上面にはY方向に駆動されるYテーブル53、X方向に駆動されるXテーブル54が設けられている。
上記Xテーブル54の先端にはZ方向に駆動されるZテーブル55が設けられ、このZテーブル55にはボンディングヘッド56がY方向に沿う装置本体1の前方に突出して設けられている。そして、このボンディングヘッド56に上記実装ツール41が設けられている。したがって、実装ツール41はX、Y及びZ方向に駆動されるようになっている。上記Yテーブル53、Xテーブル54及びZテーブル55によって第1の駆動手段57を構成している。
上記第1の支持フレーム52の中間部の下面には、上記撮像カメラ51を水平方向であるX、Y方向に駆動する第2の駆動手段58が設けられている。この第2の駆動手段58は上記第1の支持フレーム52の中間部の下面にY方向に沿って設けられてYリニアガイド59を有する。このYリニアガイド59にはYテーブル60の上面に設けられた受け部60aがY方向に沿って移動可能かつYリニアガイド59から脱落しないように設けられている。
上記Yテーブル60はYリニアモータ61によってY方向に駆動される。このYリニアモータ61は、上記Yテーブル60のY方向の後方下面に一端が固定されたコイルからなる可動子61aと、上記装置本体1の上記第1の支持フレーム52よりも方向後方に立設された第2の支持手段としての第2の支持フレーム62の上端に設けられた固定子61bからなる。この固定子61bは磁石によって筒状に形成されている。そして、上記可動子61aの他端部は上記固定子61bに非接触状態で挿入されている。
したがって、上記Yリニアモータ61に通電すれば、上記Yテーブル60がY方向、つまり装置本体1の前後方向に駆動されるようになっている。
上記Yテーブル60の下面には断面形状が逆U字状の取り付け部材63が両側辺をX方向に向けて設けられている。この取り付け部材63の両側辺の下端にはXリニアガイド64が設けられている。一対のXリニアガイド64にはXテーブル65が上面に設けられた受け部65aをX方向に沿って移動可能かつ脱落不能に支持されている。
上記Xテーブル65の上面と上記取り付け部材63の下面との間にはXリニアモータ66が設けられている。このXリニアモータ66は、一辺の下端が上記Xテーブル65の上面に固着された断面形状がL字状のコイルからなる可動子66aと、磁石によって断面形状がコ字状に形成され上辺が上記取り付け部材63の下面に固着された固定子66bからなり、この固定子66bの上下辺の間に上記可動子66aの他辺が非接触状態で挿入されている。
したがって、上記Xリニアモータ66に通電すれば、上記Xテーブル65がX方向に駆動されるようになっている。
上記Xテーブル65の下面のY方向の前方には上記撮像カメラ51の基端部が保持固定されている。この撮像カメラ51の先端部の上面と下面にはそれぞれ撮像窓51a,51bが設けられている。
そして、この撮像カメラ51の先端部が上述したように上記基板Wと上記実装ツール41に保持された半導体チップ4との間に進入すれば、基板Wに設けられた端子或いは位置合わせマークと半導体チップ4に設けられた端子或いは位置合わせマークを同時に撮像することができる。
したがって、撮像カメラ51からの撮像信号を二値化処理することで、基板Wと半導体チップ4との水平方向の相対的な位置を算出できるから、その算出に基いて上記ボンディングヘッド56を駆動手段57のYテーブル53及びXテーブル54によってXY方向に対して位置決めした後、Zテーブル55によって下降方向に駆動すれば、上記ボンディングヘッド56の実装ツール41に保持された半導体チップ4が基板Wに実装される。
なお、上記撮像カメラ51はX方向に対しては予め位置決めされていて、基板Wと実装ツール41に保持された半導体チップ4との間に進入する場合はY方向だけに駆動される。
このような構成の実装装置によれば、移載機構44がY方向後方に駆動されて第3のレール部2cに保持された基板Wが実装ステージ47に保持されると、この実装ステージ47の上方の予め設定された位置で待機した実装ツール41と上記実装ステージ47との間に撮像カメラ51が進入する。
撮像カメラ51はYリニアモータ61によって第2の駆動手段58を構成するYテーブル60のY方向前方に駆動されることで、実装ツール41と実装ステージ47、つまり半導体チップ4と基板Wとの間に進入する。上記Yリニアモータ61はYテーブル60に設けられた可動子61aと、第2の支持フレーム62に設けられた固定子61bによって構成されている。
そのため、撮像カメラ51を基板Wと半導体チップ4との間に進入させるためにYリニアモータ61を作動させてYテーブル60をY方向前方に駆動すると、その駆動にともなうY方向後方への反力が固定子61bに発生するから、その反力によって固定子61bが設けられた第2の支持フレーム62が振動する。
しかしながら、上記撮像カメラ51をY方向に移動させるための第2の駆動手段58は、上記Yリニアモータ61の固定子61bが設けられた第2の支持フレーム62とは別の第1の支持フレーム52に設けられている。
そのため、固定子61bが設けられた第2の支持フレーム62に振動が発生しても、可動子61aが設けられたYテーブル60及びこのYテーブル60にXテーブル65を介して設けられた撮像カメラ51が振動することがない。つまり、Yリニアモータ61の固定子61bが撮像カメラ51を駆動する反力で振動しても、その振動によって撮像カメラ51が設けられた第1の支持フレーム52が振動することがない。
したがって、撮像カメラ51を基板Wと半導体チップ4との間に進入させたならば、この撮像カメラ51による撮像を直ちに行なうことができる。つまり、従来のように撮像カメラ51が振動するため、その振動が静止するまで撮像を待たなければならないということがないから、撮像カメラ51による基板Wと半導体チップ4の撮像を迅速に、しかも精度よく行なうことが可能となる。
上記撮像カメラ51が設けられる第1の支持フレーム52と、Yリニアモータ61の固定子61bが設けられる第2の支持フレーム62を、同じ装置本体1に設けるようにした。
そのため、第2の支持フレーム62を設けるために、専用に設置スペースを必要としないから、そのことによって装置本体1を大型化するということもない。
また、支持フレーム52が振動することがないので、第1の支持フレーム52に搭載された撮像カメラ51や第1のボンディングヘッド56が振動することがない。そのため、撮像カメラ51による半導体チップ4の撮像を精度よく行なうことができるばかりか、半導体チップ4の基板Wへの実装を精度よく行なうことができるということがある。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の概略的構成を示す平面図。 カセットと第1のレール部を一体的に上下動する上下駆動機構の側面図。 図2に示す上下駆動機構の一部省略した正面図。 基板を実装ステージの上面から上昇した位置で保持した移載機構の側面図。 基板を実装ステージの上面に載置した状態の移載機構の側面図。 実装ツールと撮像カメラが設けられた実装手段の構成を示すY方向に沿う一部断面した側面図。 実装装置の一部を省略した第1の支持フレームの正面図。
符号の説明
1…装置本体、2…搬送レール(搬送手段)、4…半導体チップ、40…実装手段、41…実装ツール、44…移載機構、47…実装ステージ、51…撮像カメラ、52…第1の支持フレーム(第1の支持手段)、56…ボンディングヘッド、61…Yリニアモータ、61a…可動子、61b…固定子、62…第2の支持フレーム(第2の支持手段)。

Claims (1)

  1. 基板に電子部品を実装するための実装装置であって、
    装置本体と、
    この装置本体に設けられ上記基板を搬送する搬送手段と、
    上記装置本体に設けられた第1の支持手段と、
    この第1の支持手段に設けられ、水平方向及び上下方向のうちの少なくとも上下方向に駆動され上記搬送手段によって搬送された基板に電子部品を実装する実装手段と、
    上記第1の支持手段に移動可能に設けられ上記実装手段によって上記電子部品を上記基板に実装する前に、上記実装手段に保持された電子部品と上記基板との間に進入してこれらを同時に撮像する撮像手段と、
    可動子と固定子からなるリニアモータを有し、上記可動子は上記撮像手段と一体的に設けられ、上記固定子は上記装置本体に設けられた第2の支持手段に設けられ上記可動子が駆動されることで上記撮像手段を進退駆動する駆動手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
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