JP5264332B2 - 接合ウエハ、その製造方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

接合ウエハ、その製造方法、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、素子形成ウエハと透光性ウエハとが貼り合わされた接合ウエハ、その製造方法、及び、当該接合ウエハを個片化して得られた半導体チップを含む半導体装置の製造方法に関する。
近年、例えば携帯電話などに代表される情報処理機器の高機能化、小型化及び部品実装の高密度化に伴い、これらの情報処理機器に搭載される半導体パッケージの小型化が著しく進展している。例えば、カメラ付きの携帯電話やデジタルカメラなどの場合、これらに搭載される、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子を有する半導体パッケージの小型化が望まれる。小型化を実現する技術として、チップサイズとほぼ同一のパッケージサイズを実現するチップサイズパッケージ技術が注目されている。
撮像機能を奏するチップサイズパッケージは、通常、補強及び保護のためのガラス基板で封止されている。例えば、特許文献1には、固体撮像素子と透光性蓋部とが接着剤層を介して接合された構成を含む光学装置用モジュールが開示されている(特許文献1の図1)。また、特許文献2には、固体撮像素子と光学ガラスとが接合層を介して接合された構成を含む固体撮像装置が開示されている(特許文献2の図5)。
固体撮像素子が形成された半導体チップとガラス基板とが接着された構造は、従来、以下のような工程で製造されていた。先ず、両面が平らな例えばガラスウエハなどの透光性ウエハを準備し、透光性ウエハの片面に接着剤を塗布する。ここでの接着剤はネガ型であるとする。続いて、透光性ウエハに塗布された接着剤を、各々が複数の素子形成領域の内の1に対応する複数の遮光パターンが例えば2行2列などのマトリクス状に配されたパターンマスクを介して、投影型露光装置であるステッパーにより露光する。ステッパーによる露光は、全ての素子形成領域に対応するように、露光位置を変えながら、複数回行われる。ここでの遮光パターンは固体撮像素子の形状に対応した矩形のパターンであるとする。露光時における照射光は、矩形の遮光パターンにより遮光され、素子形成領域に対応する部分は露光されない。
露光後、現像処理により、接着剤の内の感光しなかった部分を透光性ウエハの表面から除去する。これにより、図1に示される如く、感光した部分(斜線で表される)の接着剤200のみが透光性ウエハ100の表面に残存している。接着剤除去部分100aは、上記した矩形の遮光パターンによって照射光が遮光された部分に対応する部分であり、同図中に白抜きで表される。次に、固体撮像素子が形成されたウエハ(以下、素子形成ウエハと称する。)を、透光性ウエハ100の表面に残存する接着剤200により、透光性ウエハ100に貼り合わせる。続いて、素子形成ウエハを裏面研磨し、所望の厚さにする。
その後、素子形成ウエハに電極及び配線を形成する工程、透光性ウエハ100及び素子形成ウエハを切断して個片化する工程、個片化して得られた、ガラスに封止された半導体チップにレンズを固定するなどしてモジュール化する工程を経て半導体装置が完成する。
特開2007−282137号公報 特開2004−207461号公報
しかしながら、ステッパーによる露光の場合、図1に示される如く、例えば領域100a−1のように実際に固体撮像素子が形成される領域に対応する接着剤が除去されると共に、例えば領域100a−2のように実際には固体撮像素子が形成されない領域に対応する接着剤も除去されてしまう。通常、コストの観点から、可能な限り多くの固体撮像素子が表面上に多数形成されているが、全ての固体撮像素子に対応するようにステッパーにより露光位置を変えながら露光した場合、その露光に用いるマスクの遮光パターンの配列の関係上、領域100a−2のように実際には固体撮像素子が形成されない透光性ウエハ周縁部の接着剤も除去されてしまう。
図2の(a)は、裏面研磨工程における、透光性ウエハ100の表面に残存する接着剤200により互いに貼り合わされた透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300の断面を表す断面図である。この断面図は図1に示される一点鎖線A1の部分の断面図である。素子形成ウエハ300を裏面研磨するとき、図2の(a)に示される如く、矢印Y1の方向に圧力が加えられる。透光性ウエハ100の周縁部の一部分であって実際には固体撮像素子が形成されない部分(接着剤除去部分100a−1など)も接着剤200が除去されている。周縁部の接着剤除去部分100aには、矢印Y1方向からの加圧に抗する支えとなる接着剤200が存在しないため、図2の(b)に示される如く、素子形成ウエハ300の欠けK1やクラック(ひび割れ)K2を生じるという問題点があった。欠けK1に関しては、単に素子形成ウエハ300の周縁部に生じる場合が多い。一方、通常、素子形成ウエハ300はシリコンを主材料としており、クラックK2は、シリコンの結晶方向に沿って素子形成ウエハ300の内部にまで及ぶため、歩留まりの低下や半導体装置化後の障害を引き起こす原因となっており、ひいては半導体装置の信頼性を低下させていた。
また、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを貼り合せた後、ウエハの切断(個片化)までの工程においては様々な薬液処理が施されるが、ウエハの周縁部に形成された接着剤除去部分100aから薬液が内部に入り込み、接着剤200を侵食し、素子形成領域に残滓となるなどして、歩留まりの低下や半導体装置化後の障害を引き起こす原因となっていた。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、ステッパーによりウエハを露光した場合においても、当該ウエハを個片化して得られた、ガラス基板で封止された半導体チップの製造歩留まりを向上させ、また、当該半導体チップを含む半導体装置の障害発生を減少させてその信頼性を向上させることができる接合ウエハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明による半導体装置の製造方法は、透光性ウエハ及び表面に素子形成領域を有する素子形成ウエハを準備するウエハ準備ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの表面にネガ型の感光性接着層を形成する接着層形成ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の少なくとも一部を露光する接着層露光ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層を現像してその一部を除去する接着層現像除去ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに残存する感光性接着層により前記透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せるウエハ貼り合せステップと、を少なくとも含む半導体装置の製造方法であって、前記接着層露光ステップは、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の部分であって前記透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せたときに前記素子形成領域に対応する部分が除去されるようにステッパーにより露光する素子形成領域露光ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの周縁部の感光性接着層が残存するように露光するウエハ周縁露光ステップと、からなることを特徴とする。
本発明による半導体装置の製造方法は、透光性ウエハ及び表面に素子形成領域を有する素子形成ウエハを準備するウエハ準備ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの表面にネガ型の感光性接着層を形成する接着層形成ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の少なくとも一部を露光する接着層露光ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層を現像してその一部を除去する接着層現像除去ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに残存する感光性接着層により当該透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せて接合ウエハを得るウエハ貼り合せステップと、前記接合ウエハを前記素子形成ウエハの側から研磨する研磨ステップと、当該素子形成ウエハの研磨面から前記素子形成領域に形成されている受光素子に電気的に接続されるように電極及び配線を形成する電極配線形成ステップと、当該透光性ウエハ及び当該素子形成ウエハを素子形成領域間残存接着剤に沿って切断するウエハ切断ステップと、を少なくとも含む半導体装置の製造方法であって、前記接着層露光ステップは、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の部分であって前記透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せた場合に前記素子形成領域に対応する部分が除去されるようにステッパーにより露光する素子形成領域露光ステップと、前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの周縁部の感光性接着層が残存するように露光するウエハ周縁露光ステップと、からなることを特徴とする。
本発明による接合ウエハは、表面において互いに隣接して形成された複数の素子形成領域の各々が感光性接着層によって区画されて形成された素子形成ウエハと、前記感光性接着層によって前記表面と対向して前記素子形成ウエハに貼り付けられた透光性ウエハと、が互いに貼り合わされて構成された接合ウエハであって、前記感光性接着層は、前記素子形成ウエハ及び前記透光性ウエハの周縁部に沿って形成された第1の感光性接着剤層と、互いに隣接する前記素子形成領域の間に残存する第2の感光性接着剤層とからなり、前記第1の感光性接着層と前記第2の感光性接着層とで囲まれた領域の形状が、前記素子形成領域の形状と異なっており、前記第1の感光性接着層の幅は、前記第2の感光性接着層の幅よりも大きいことを特徴とする。
本発明による接合ウエハの製造方法によれば、ステッパーによりウエハを露光した場合においても、当該ウエハを個片化して得られるガラス基板で封止された半導体チップの製造歩留まりを向上させ、また、当該半導体チップを含む半導体装置の障害発生を減少させてその信頼性を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図3は本実施例によって製造される半導体装置800の一例であるイメージセンサの断面図である。例えばシリコン単結晶などからなる半導体チップ310の受光面側には、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などにより構成された固体撮像素子320が形成されている。固体撮像素子320は例えば、画素数分の受光素子がマトリックス状に配列されたものである。半導体チップ310には、固体撮像素子320の保護及び半導体チップ310の補強のための透光性のガラス基板110が接着剤200により接着されている。半導体チップ310の受光面とガラス基板110の接着面とが平行になるように接着されている。接着剤200は例えばエポキシ系の感光性接着樹脂などである。
半導体チップ310の受光面からその裏面にかけて、例えば銅などの金属からなる貫通電極410が形成されている。半導体チップ310の裏面側には、例えば半田などからなるBGA(Ball Grid Array)バンプなどの外部端子420が形成されている。半導体チップ310には、所望のパターニングが施された配線(図示せず)が形成されており、固体撮像素子320と貫通電極410とは当該配線を介して電気的に接続されている。同様に貫通電極410と外部端子420とは図示せぬ配線を介して電気的に接続されている。外部端子420は、例えば画像処理用LSI(図示せず)などが搭載されたプリント基板(図示せず)などに接続されている。なお、半導体チップ310と貫通電極410及び外部端子420との絶縁性は、半導体チップ310の内部又は表面にシリコン酸化膜(SiO2膜)又はシリコン窒化膜(Si3N4膜)などの酸化膜(図示せず)を適宜形成することにより確保される。
ガラス基板110には、レンズ固定部510によりレンズ520が固定されている。レンズ520は、撮像対象からの光が固体撮像素子320の面上に結像されるように固定されている。固体撮像素子320は受光強度に応じた電気信号を生成し、これを貫通電極410及び外部端子420を介して外部の画像処理用LSI(図示せず)などに伝達する。当該画像処理用LSIにより当該電気信号に基づいて画像又は映像イメージのデータが生成される。
以下、本実施例による半導体装置800の製造方法について説明する。図4はウエハ貼り合せ工程を表すフローチャートである。以下、図4を参照しつつ、ウエハ貼り合せ工程について説明する。
最初に、透光性の透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300を準備する(ステップS101)。図5は素子形成ウエハ300を表す図である。素子形成ウエハ300はシリコン単結晶などからなり、その表面には例えばCCDやCMOSなどにより構成された複数の固体撮像素子320が形成されている。以下、固体撮像素子320が形成されている領域を素子形成領域と称する。なお、通常、素子形成ウエハ300の表面には、より多くの固体撮像素子320が形成されている。素子形成ウエハ300の厚さに制約はないが、例えば約700μmである。図6の(a)は準備された透光性ウエハ100を表す図である。透光性ウエハ100は、例えば石英や水晶を主成分とする通常用いられる材質のガラスウエハなどであり、これらにコーティングを施したものでも良い。透光性ウエハ100の厚さは、半導体装置800であるイメージセンサの撮像光学系により決定されるが、例えば約200μmである。透光性ウエハ100には、洗浄処理等を適宜、施しておく。
次に、透光性ウエハ100の表面に、感光性の接着剤200を塗布して接着層を形成する(ステップS102)。図6の(b)は、接着剤200が塗布された透光性ウエハ100を表す図である。接着剤200は例えばエポキシ系の感光性接着樹脂などである。ここでの接着剤200は、露光された部分が現像後に残存するネガ型の感光性接着剤であるとする。接着剤200は例えば通常のスピンコート(回転塗布)法により塗布される。接着剤200の層厚は例えば数十μm程度である。接着剤200が塗布された透光性ウエハ100をホットプレートなどにより適温(例えば50℃〜80℃など)で加熱して接着剤200を定着させるなどの処理を適宜、施す。なお、接着剤200は感光性樹脂シートを用いてもよく、これらに限られるものではない。
続いて、透光性ウエハ100に塗布された接着剤200を露光する(ステップS103)。当該露光の工程は、ウエハ周縁の露光工程(ステップS103a)及び素子形成領域の露光工程(ステップS103b)の2つの工程からなる。ここでは、ウエハ周縁の露光工程、素子形成領域の露光工程の順に行う。
図7は、ウエハ周縁の露光工程(ステップS103a)における透光性ウエハ100及び周縁露光マスク710を照射光側から見たときの図である。周縁露光マスク710の外形は、透光性ウエハ100の外形と相似形をなすように形成されており、ここでは透光性ウエハ100の外形と同様に円形である。露光時には周縁露光マスク710の中心と透光性ウエハ100の中心とが一致するように位置合わせする。周縁露光マスク710の直径D2(例えば295mm)は透光性ウエハ100の直径D1(例えば300mm)よりも小さい。周縁露光マスク710の周縁と透光性ウエハ100の周縁との間の距離(以下、周縁間隔S1と称する)は、その周縁全体に亘って一様であり、例えば1.0mmである。なお、周縁間隔S1は、後の素子形成領域の露光工程において用いられる素子形成パターンマスク700の形状に合わせて適宜調整されるものである。
図6の(c)は互いに位置合わせされた透光性ウエハ100及び周縁露光マスク710の断面図である。照射光LTは、例えばg線(波長436nm)、h線(波長405nm)及びi線(波長365nm)の3つの波長からなり、その強度は500〜2000mJ程度である。照射光LTは、周縁露光マスク710の全面に亘って遮光される。図8は、ウエハ周縁の露光工程における露光後の透光性ウエハ100及び接着剤200を表す図である。同図に示される如く、透光性ウエハ100に塗布された接着剤200の内、周縁部全体(斜線部分)に亘って接着剤200が露光される。露光される周縁部の接着剤200の幅は、周縁間隔S1と同様に約1.0mmである。
ウエハ周縁の露光完了後、周縁露光マスク710を取り外し、素子形成パターンマスク700をセッティングし、素子形成領域の露光工程(ステップS103b)に移行する。図9は素子形成パターンマスク700を表す図である。素子形成パターンマスク700には、素子形成領域の形状に対応する2行2列の矩形パターン700aが形成されている。矩形パターン700aのサイズは、イメージセンサ用の半導体チップ形成の場合、例えば1〜6mm□程度である。矩形パターン700a同士の間隔(以下、パターン間隔W1と称する)は約0.5mmである。矩形パターン700aは露光時の照射光を遮光する一方、矩形パターン700aの周囲の白抜きの部分は、透過部700bであり、露光時の照射光を透過する。
後の露光及び現像工程後に残存する接着剤200の幅を考慮した場合、ウエハ周縁の露光工程における周縁間隔S1と、素子形成領域の露光工程におけるパターン間隔W1とは、以下のような関係にあることが望ましい。すなわち、周縁間隔S1がパターン間隔W1の2倍以上であることが望ましい。ここでは、パターン間隔W1を約0.5mm、周縁間隔S1を約1.0mmとしている。
図10は、ステッパーによる素子形成領域の露光工程(ステップS103b)における透光性ウエハ100及び素子形成パターンマスク700を照射光側から見たときの図である。ステッパーによる露光は、上に形成されている全ての素子形成領域に対応するように、露光位置を変えながら、複数回行われる。図10に示される透光性ウエハ100及び素子形成パターンマスク700の位置関係は、複数の露光のうちの1の露光時の位置関係を表すものである。
図6の(d−1)〜(d−3)は、互いに位置合わせされた透光性ウエハ100及び素子形成パターンマスク700の断面図である。照射光LTは、ウエハ周縁の露光工程における照射光LTと同種のもので良く、その強度も同程度で良い。図6の(d−1)に示される如く、照射光LTは、矩形パターン700aにより遮光され、素子形成領域に対応する部分は露光されない。一方、透過部700bを透過した照射光LTにより、透過部700bに対応する部分の接着剤200が露光される。また、図6の(d−2)、(d−3)に示される如く、露光位置を変更させながら、透光性ウエハ100の全体に亘って露光する。
次に、透光性ウエハ100に塗布された接着剤200を現像し、感光していない部分を除去する(ステップS104)。図11は現像処理後の透光性ウエハ100を表す図である。同図中の斜線部分が除去されずに残存した接着剤200である。透光性ウエハ100の表面には、素子形成領域に対応する部分であって互いに隣接する接着剤除去部分100aの間に残存する接着剤200(以下、素子形成領域間残存接着剤200aと称する。)に加えて、周縁部全体に亘って残存する接着剤200(以下、周縁残存接着剤200bと称する。)が存在する。
素子形成領域間残存接着剤200aの残存幅W2は、素子形成領域の露光工程におけるパターン間隔W1に従って約0.5mmとなっている。周縁残存接着剤200bの残存幅S2は、ウエハ周縁の露光工程における周縁間隔S1に従って約1.0mmとなっている。すなわち、残存幅S2が残存幅W2の約2倍となるように接着剤200が除去されている。このように残存幅S2が残存幅W2より大きく、さらには2倍以上とすることにより、後の裏面研磨工程において素子形成ウエハ300に欠けやクラックを生じないようにする効果を高められる。例えば、残存幅W2が0.5mmである場合、残存幅S2は1.0mm以上であるのが望ましく、更に拡大して20mm程度としても良いが、残存幅S2を広くし過ぎた場合には1枚のウエハから取得可能な半導体チップ数が減るため、より多くの半導体チップを製造できるようにするというコストの観点に鑑みれば、上記したように残存幅W2が0.5mmであるのに対して残存幅S2を1.0mm程度とするのが特に好ましい。図6の(e)は現像処理後の透光性ウエハ100の断面図である。透光性ウエハ100の表面には、素子形成領域間残存接着剤200aに加え、周縁部全体に亘って周縁残存接着剤200bが存在する。
続いて、透光性ウエハ100に残存する接着剤200により、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを貼り合せる(ステップS105)。貼り合せ手順としては、先ず、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを、素子形成ウエハ300表面の固体撮像素子(図示せず)の形成領域と、透光性ウエハ100表面の接着剤除去部分100aとが一致するように位置合わせし、接着剤200を介して密着させる。その後、透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300の裏面側から互いに加圧し、適宜、加熱処理を施すなどして接着剤200を硬化させて、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを接着する。以下、透光性ウエハ100と素子形成300との接合体を接合ウエハと称する。
接合ウエハにおいては、互いに貼り合わされた素子形成ウエハ300及び透光性ウエハ100の周縁部に残存する感光性接着剤(周縁残存接着剤200b)と、互いに隣接する素子形成領域の間に残存する感光性接着剤(素子形成領域間残存接着剤200a)と、で囲まれた領域の形状(例えば図11に示される100a−3など)が、素子形成領域(固体撮像素子320が形成されている領域)の形状と一致しない。本実施例による接合ウエハの製造方法によって製造された接合ウエハは、外観上このような特徴を有する。
図6の(f)は貼り合せ後の透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300の断面図である。当該断面は、図11の一転鎖線A2の部分に相当する。透光性ウエハ100の外形と素子形成ウエハ300の外形とはほぼ同形状であり、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とは、その接着部の周縁全体に亘って周縁残存接着剤200bにより接着されている。周縁残存接着剤200bは接着部の周縁全体を覆うように形成されているため、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを接着した状態で流通過程に置いた場合にも、例えばゴミや破片などの異物あるいは薬品や溶液などの液体の接着部から固体撮像素子(図示せず)の形成領域への侵入、付着及びそれらによって生じるウエハの破損を防止する役割を果たす。また、ウエハの貼り合せ後、ウエハの切断(個片化)までの工程においては様々な薬液処理が施されるが、上記した如く周縁残存接着剤200bが接着部の周縁全体を覆うように形成されているため、例えば貫通電極や配線の形成工程におけるリソグラフィ処理のレジストやウエハ表面の洗浄液などの薬液がウエハの周縁から固体撮像素子の形成領域へ侵入して残滓となることもない。
上記した処理により、ウエハ貼り合せ工程は完了する。図12はウエハ個片化工程を表すフローチャートである。以下、図12を参照しつつ、ウエハ個片化工程について説明する。
先ず、透光性ウエハ100に貼り合わされた素子形成ウエハ300を薄化するために、ウエハ研磨装置を用いて素子形成ウエハ300の裏面を研磨する(ステップS201)。図13の(a)は裏面研磨工程における素子形成ウエハ300及び透光性ウエハ100の断面図である。研磨量は、素子形成ウエハ300に形成される固体撮像素子の素子形成深さやウエハレベルパッケージの構造上の要請等により決定されるが、素子形成ウエハ300の厚さを例えば約100μmになるように研磨する。研磨面の平坦度や表面粗さは、後工程の処理に影響を与えない程度であれば良い。
研磨方法は通常のバックグラインド法による。このとき、グラインドによる圧力が矢印Y1の方向に生じる。同図に示されるように、透光性ウエハ100の周縁部と素子形成ウエハ300の周縁部とは周縁残存接着剤200bにより接着されており、周縁残存接着剤200bがグラインドの圧力に抗する作用を奏するため、素子形成ウエハ300の周縁部にグラインドによる圧力が加えられた場合でも、その周縁部からウエハの内側に亘って欠けやクラックが生じない。
次に、研磨された素子形成ウエハ300に貫通電極410等を形成する(ステップS202)。図13の(b)は、貫通電極410等の形成工程における素子形成ウエハ300及び透光性ウエハ100の断面を表す断面図である。素子形成ウエハ300の受光面側からその裏面側にかけて、例えば銅などの金属からなる貫通電極410を形成する。素子形成ウエハ300の裏面側には、例えば半田などからなるBGA(Ball Grid Array)バンプなどの外部端子420を形成する。また、素子形成ウエハ300に所望のパターニングを施した配線(図示せず)を形成し、固体撮像素子(図示せず)と貫通電極410とを電気的に接続する。同様に貫通電極410と外部端子420とを図示せぬ配線を介して電気的に接続する。貫通電極410や配線は、例えば通常のリソグラフィ及びエッチング処理により形成できる。素子形成ウエハ300の内部又は表面にシリコン酸化膜(SiO2膜)又はシリコン窒化膜(Si3N4膜)などの酸化膜(図示せず)を適宜形成し、素子形成ウエハ300と貫通電極410及び外部端子420との絶縁性を確保する。
続いて、接着剤200により互いに貼り合わされた透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300を切断し、個片化する(ステップS203)。図11に示される領域C1の拡大図を図14に示す。素子形成領域間残存接着剤200aのほぼ中央(同図中の一点差線D1、E1)に沿って、各個片の周辺部が素子形成領域間残存接着剤200aにより接着されているように、透光性ウエハ100及び素子形成ウエハ300を切断(ダイシング)し、個片化する。図13の(c)は、当該切断によって得られたガラス基板110と半導体チップ310との接合体の断面を表す断面図である。半導体チップ310の各々には固体撮像素子(図示せず)が形成されており、ガラス基板110の周縁部と半導体チップ310の周縁部とは接着剤200により接着されている。
以上の処理によりウエハ個片化工程は完了する。当該工程完了後、ガラス基板110上にレンズ固定部510によりレンズ520を固定し、必要に応じてシールドケース610で覆うなどしてパッケージ化することにより半導体装置800が完成する。
上記したように本実施例による半導体装置の製造方法によれば、透光性ウエハ100の周縁部全体に亘って接着剤200が残存するように露光する。後の貼り合せ工程では、透光性ウエハ100の周縁部と素子形成ウエハ300の周縁部とは周縁残存接着剤200bにより貼り合わされる。
周縁残存接着剤200bは接着部の周縁全体を覆うように形成されているため、透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを接着した状態で流通過程に置いた場合にも、異物又は液体などが周縁部から固体撮像素子の形成領域へ侵入又は付着するのを防止し、また、それらによって生じるウエハの破損を防止することができる。また、周縁残存接着剤200bは接着部の周縁全体を覆うように形成されているため、ウエハの貼り合せ後、ウエハの切断(個片化)までの工程において適宜施される薬液処理の薬液がウエハの周縁から固体撮像素子の形成領域へ侵入して残滓となることもない。それにより、ステッパーによりウエハを露光した場合においても、当該ウエハを個片化して得られた、ガラス基板で封止された半導体チップの製造歩留まりを向上させることができ、また、当該半導体チップを含む半導体装置の障害発生を減少させてその信頼性を向上させることができる。
素子形成ウエハ300の裏面研磨工程においては、透光性ウエハ100の周縁部と素子形成ウエハ300の周縁部との間にあってこの両者を接着している周縁残存接着剤200bがグラインドの圧力に抗する作用を奏するため、素子形成ウエハ300の周縁部にグラインドによる圧力が加えられた場合でも、その周縁部からウエハの内側(素子形成領域のある部分)に亘って欠けやクラックが生じるのを防ぐことができる。それにより、ステッパーによりウエハを露光した場合においても、当該ウエハを個片化して得られた、ガラス基板で封止された半導体チップの製造歩留まりを向上させることができ、また、当該半導体チップを含む半導体装置の障害発生を減少させてその信頼性を向上させることができる。
周縁残存接着剤200bの残存幅S2が、素子形成領域間残存接着剤200aの残存幅W2より大きく、さらには2倍以上とすることにより、裏面研磨工程において素子形成ウエハ300に欠けやクラックを生じないようにする効果を高められる。また、コストの観点からは、残存幅W2が約0.5mmであるのに対して残存幅S2を約1.0mm程度とするのが特に望ましい。
透光性ウエハ100の表面に接着層を形成した場合、素子形成ウエハ300の表面に形成されている固体撮像素子320の表面には接着層が形成されない。そのため、固体撮像素子320への接着剤200の付着あるいは浸透などによって生じる固体撮像素子320の損傷や不良動作を回避することができ、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
透光性ウエハ100と素子形成ウエハ300とを接着した状態で市場に流通させても良いし、更にウエハの裏面研磨、電極等の形成、ウエハの切断などの工程を経て個片化した状態、若しくは、個片化して得られたガラス基板110と半導体チップ310との接合体をパッケージ化して得られた半導体装置800の状態で流通させても良い。
本実施例は、透光性ウエハ100の表面に接着剤200を塗布したが、代わりに素子形成ウエハ300の表面に接着剤200又は感光性樹脂シートにより接着剤層を形成するようにしても良い。この場合、接着剤200の露光及び現像処理は素子形成ウエハ300上で同様に行われる。
本実施例は、ウエハ周縁の露光工程、素子形成領域の露光工程の順に行った場合の例であるが、露光順を逆にして、すなわち、素子形成領域の露光工程、ウエハ周縁の露光工程の順に行っても同様の効果が得られる。
本実施例は、半導体装置800としてチップサイズパッケージのイメージセンサを製造したときの例であるが、例えば、照度センサやUVセンサなどのセンサ半導体装置でも良く、その他ガラス基板が接着された半導体チップをパッケージ内に有する半導体装置であれば適用可能である。
従来の現像処理後の透光性ウエハ及びその表面に残存する接着剤を表す図である。 従来の半導体装置製造方法によって透光性ウエハに接着された素子形成ウエハの裏面研磨ステップにおける断面図である。 本実施例による半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置の断面図である。 ウエハ貼り合せ工程を表すフローチャートである。 複数の固体撮像素子が形成されている素子形成ウエハを表す図である。 ウエハ貼り合せ工程の各製造ステップにおける透光性ウエハ、素子形成ウエハ等の断面を表す断面図である。 ウエハ周縁の露光工程における透光性ウエハ及び周縁露光マスクを照射光側から見たときの図である。 ウエハ周縁の露光工程における露光後の透光性ウエハ及び接着剤を表す図である。 素子形成パターンマスクを表す図である。 素子形成領域の露光工程における透光性ウエハ及び素子形成パターンマスクを照射光側から見たときの図である。 本実施例による現像処理後の透光性ウエハ及びその表面に残存する接着剤を表す図である。 ウエハ個片化工程を表すフローチャートである。 ウエハ個片化工程の各製造ステップにおける透光性ウエハ、素子形成ウエハ等の断面を表す断面図である。 現像処理後の透光性ウエハの一部を拡大して表した図である。
符号の説明
100 透光性ウエハ
100a 接着剤除去部分
110 ガラス基板
200 接着剤
200a 素子形成領域間残存接着剤
200b 周縁残存接着剤
300 素子形成ウエハ
310 半導体チップ
320 固体撮像素子
410 貫通電極
420 外部端子
510 レンズ固定部
520 レンズ
610 シールドケース
700 素子形成パターンマスク
700a 矩形パターン
700b 透過部
710 周縁露光マスク
800 半導体装置

Claims (7)

  1. 透光性ウエハ及び表面に素子形成領域を有する素子形成ウエハを準備するウエハ準備ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの表面にネガ型の感光性接着層を形成する接着層形成ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の少なくとも一部を露光する接着層露光ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層を現像してその一部を除去する接着層現像除去ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに残存する感光性接着層により当該透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せて接合ウエハを得るウエハ貼り合せステップと、を少なくとも含む接合ウエハの製造方法であって、
    前記接着層露光ステップは、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の部分であって前記透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せた場合に前記素子形成領域に対応する部分が除去されるようにステッパーにより露光する素子形成領域露光ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの周縁部の感光性接着層が残存するように露光するウエハ周縁露光ステップと、からなることを特徴とする接合ウエハの製造方法。
  2. 前記接着層露光ステップは、前記透光性ウエハの周縁部の感光性接着層の残存幅が、互いに隣接する前記素子形成領域の間の部分に対応する感光性接着層の残存幅よりも大きくなるように露光することを特徴とする請求項1に記載の接合ウエハの製造方法。
  3. 前記透光性ウエハの周縁部の感光性接着層の残存幅が、互いに隣接する前記素子形成領域の間の部分に対応する感光性接着層の残存幅の2倍以上であることを特徴とする請求項2に記載の接合ウエハの製造方法。
  4. 前記素子形成領域の間の部分に対応する感光性接着層の残存幅が0.5ミリメートル以上且つ前記透光性ウエハの周縁部の感光性接着層の残存幅が1.0ミリメートル以上であることを特徴とする請求項3に記載の接合ウエハの製造方法。
  5. 前記接着層形成ステップは、前記透光性ウエハの表面に前記感光性接着層を形成することを特徴とする請求項1に記載の接合ウエハの製造方法。
  6. 透光性ウエハ及び表面に素子形成領域を有する素子形成ウエハを準備するウエハ準備ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの表面にネガ型の感光性接着層を形成する接着層形成ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の少なくとも一部を露光する接着層露光ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層を現像してその一部を除去する接着層現像除去ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに残存する感光性接着層により当該透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せて接合ウエハを得るウエハ貼り合せステップと、
    前記接合ウエハを前記素子形成ウエハの側から研磨する研磨ステップと、
    当該素子形成ウエハの研磨面から前記素子形成領域に形成されている受光素子に電気的に接続されるように電極及び配線を形成する電極配線形成ステップと、
    当該透光性ウエハ及び当該素子形成ウエハを素子形成領域間残存接着剤に沿って切断するウエハ切断ステップと、を少なくとも含む半導体装置の製造方法であって、
    前記接着層露光ステップは、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハに形成された感光性接着層の部分であって前記透光性ウエハと前記素子形成ウエハとを貼り合せた場合に前記素子形成領域に対応する部分が除去されるようにステッパーにより露光する素子形成領域露光ステップと、
    前記透光性ウエハ又は前記素子形成ウエハの周縁部の感光性接着層が残存するように露光するウエハ周縁露光ステップと、からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 表面において互いに隣接して形成された複数の素子形成領域の各々が感光性接着層によって区画されて形成された素子形成ウエハと、前記感光性接着層によって前記表面と対向して前記素子形成ウエハに貼り付けられた透光性ウエハと、が互いに貼り合わされて構成された接合ウエハであって、
    前記感光性接着層は、前記素子形成ウエハ及び前記透光性ウエハの周縁部に沿って形成された第1の感光性接着層と、互いに隣接する前記素子形成領域の間に残存する第2の感光性接着層とからなり、前記第1の感光性接着層と前記第2の感光性接着層とで囲まれた領域の形状が、前記素子形成領域の形状と異なっており、
    前記第1の感光性接着層の幅は、前記第2の感光性接着層の幅よりも大きいことを特徴とする接合ウエハ。
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