JP5262702B2 - イヤホン構造体及びイヤホン - Google Patents

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Description

本発明は、音質を切り替える仕組みを備えたイヤホンの構造に関する。
音質を切り替える機構を備えたイヤホンが、例えば特許文献1、2に開示されている。特許文献1には、耳掛け型イヤホンにおいて、スピーカユニットを収容したハウジングの一部に設けられた貫通穴の開閉状態を切り替える構成が開示されている。特許文献2には、イントラコンカ型(インナイヤー型)イヤホンにおいて、音を発する振動膜の背面側のケース外壁に音通路が形成され、その音通路の開閉状態を切り替える構成が開示されている。
実用新案登録第3114580号公報 実開平3−117995号公報
特許文献1に記載されている技術では、開閉機構が大型化してしまうし、例えば挿入イヤホン(カナル型イヤホン)のような、利用者の外耳道に装着部が挿入されるタイプのイヤホンでの同構造の実現は難しい。特許文献2に記載されている技術では、音通路が耳から遠い位置にあり、装着時には耳穴が密閉され、例えば長時間の装着時には耳の装着部付近が蒸れてしまう等の違和感を利用者に与えることがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の外耳道に装着部が挿入されるタイプのイヤホンにおいて、利用者に違和感を与えない構成で、音質を切り替える仕組みを実現することである。
上述した課題を解決するために、本発明のイヤホン構造体は、開口孔を有し、利用者の外耳道に挿入される挿入部と、音を発する発音部と前記挿入部の開口孔とを連通する中空領域を有し、前記発音部から発せられた音を前記中空領域を介して前記開口孔へと導く導音部と、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方と、外部空間とを連通する連通領域と、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を前記連通領域を介して外部空間に連通させる開状態と、前記中空領域及び前記開口孔を前記連通領域を介して外部空間に連通させない閉状態とを切り替える開閉機構とを備え、前記導音部は、孔が開けられた第1の筒状部材を有し、前記開閉機構は、前記第1の筒状部材の内側に配置され、当該第1の筒状部材の内径よりも小さい外径を有する第2の筒状部材を有し、前記連通領域は、前記第1の筒状部材に開けられた孔と、前記第1の筒状部材の内周面及び前記第2の筒状部材の外周面の間の空間を含んで形成され、前記開閉機構は、前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材との相対的な位置関係を変更することにより、前記第1の筒状部材の内周面又は前記挿入部と、前記第2の筒状部材とを接触させた前記閉状態と、当該接触をさせない開状態とを切り替え、前記開状態では、前記孔と前記第1の筒状部材の内周面及び前記第2の筒状部材の外周面との間の空間とを介して、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させ、前記閉状態では、前記接触した部分において前記第1の筒状部材の内周面と前記第2の筒状部材の外周面との間の空間を遮蔽して、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させないことを特徴とする。
本発明のイヤホン構造体において、前記連通領域を形成する孔は複数あり、前記開閉機構は、前記開状態では、すべての前記孔のうちの少なくとも1以上の孔を介して、前記中空領域又は前記開口孔の少なくともいずれかを前記連通領域を介して外部空間に連通させ、前記閉状態では、すべての孔を介して前記中空領域及び前記開口孔を外部空間に連通させないようにしてもよい
本発明のイヤホンは、外部から与えられる電気信号に応じた音を発する発音部と、上記いずれか1の構成のイヤホン構造体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、利用者の外耳道に装着部が挿入されるタイプのイヤホンにおいて、利用者に違和感を与えない構成で、音質を切り替える仕組みを実現することができる。
[実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1]イヤホンの基本構成
まず、本実施形態のイヤホンの基本構成について説明する。
図1は、本実施形態の基本構成となるイヤホン100の外観を模式的に表した図である。イヤホン100は、いわゆる挿入イヤホンであり、イントラコンカ型イヤホンよりも利用者の外耳道に深く差し込んで使用するタイプのものである。図1に示すように、このイヤホンは、発音部10と、導音部20と、挿入部30とに大別される。
発音部10は、筐体内にボイスコイルや振動膜を収容する。イヤホン100においてジャック11が、携帯型音楽プレーヤ等の外部装置に接続される。ジャック11及びリード線12を介して外部装置から与えられる電気信号に応じて、発音部10のボイスコイルが駆動し、この駆動によって振動膜が振動して音が発せられる。挿入部30は、いわゆるイヤーパッドであり、利用者の外耳道に挿入される挿入部材である。挿入部30は、シリコーンゴム等の弾性を有する部材で筒状に形成されている。挿入部30が利用者の耳に装着されると、耳の内部の形状に応じて挿入部30は変形し、耳との間に隙間ができなくなる。詳しくは後述するが、挿入部30の中心には音の伝搬経路となる、一側(耳側)に向けて開口する開口孔が形成されている。導音部20は、発音部10と挿入部30の開口孔とを連通するもので、例えば樹脂材料により略円筒状に形成された筒状部材である。なお、この導音部20の材料は弾性体、剛体を問わず種々の材料で成形され得る。導音部20は、発音部10から発せられた音を自身の中空領域を介して挿入部30の開口孔へと導く。
[2]イヤホン構造体の構成
次に、本実施形態のイヤホン構造体について具体的に説明する。本実施形態のイヤホンは、「[1]イヤホンの基本構成」の項で説明したイヤホン100において、導音部及び挿入部の少なくとも一方に、音声の音質を切り替えるための機構を備えた点に特徴がある。以下では、音質の切り替えに係る機構を備えたイヤホン構造体の構成例について説明する。なお、「発音部10」については、以下では、その詳細な説明及び図示を省略する。
[2−1]構成例1
まず、構成例1について説明する。
図2は、構成例1のイヤホン構造体1の外観を示す図である。なお、図2(b)は、図2(a)の矢印II方向にイヤホン構造体1を見たときの外観を示す図である。図3は、図2(a)に示す切断線IV-IVでイヤホン構造体1を切断したときの内部構造を表す図である。図2、3に示すように、イヤホン構造体1は、イヤホンの基本構成としての導音部20及び挿入部30に加え、移動部材40を備えている。
導音部20は、上述したように円筒状の筒状部材である。導音部20内部の中空領域21の一端側から発音部10が発した音が入射するようになっている。この入射音は、中空領域21を伝搬して他端側から外部に放射する。導音部20の他端側の先端付近の外周面には凸部22が形成されている。凸部22は、挿入部30の内周面に形成された凹部31に嵌め込まれている。挿入部30には、利用者の耳側に向けて開口する開口孔32が形成されており、開口孔32は中空領域21と連通する。すなわち、導音部20は、発音部10と挿入部30の開口孔32とを連通する中空領域21を有している。イヤホン構造体1を装着した利用者は、発音部10から発せられ、中空領域21及び開口孔32を伝搬した音を聞き取る。
また、導音部20の利用者の内耳に近い位置の壁面に、中空領域21を外部に連通させる円形状の孔23が開けられている。
移動部材40は、導音部20の外側に配置されており、イヤホン構造体1における開閉機構である。移動部材40は、円筒状の筒状部材であり、導音部20のうちの円筒状の部分の外周面を覆うようにして設けられている。つまり、移動部材40の円筒状の中空領域の内径は、導音部20の円筒状の部分の外径よりも大きい。移動部材40は、中空領域21の長手方向に直交する方向、すなわち導音部20の周方向(図2の矢印a方向)に沿って移動可能である。なお、中空領域21の長手方向を、以下では「x方向」と称することがある。
また、移動部材40の壁面には貫通孔41が開けられている。導音部20には棒状部材であるストッパ24が、貫通孔41を貫通するようにして設けられている。貫通孔41は略長円形状であり、導音部20の周方向に対する寸法はストッパ24のそれよりも大きい。イヤホン構造体1にあっては、利用者によってつまみ42が矢印a方向に操作されると、貫通孔41の寸法に応じた範囲T内で、移動部材40が移動させられる。なお、貫通孔41を介して外部空間と中空領域21とが連通して、外部音が侵入することがないような加工が施されていることが好ましい。
また、移動部材40の壁面には、円形状の孔43が開けられている。図2、3に示す状態では、孔23及び孔43が互いに重なり合っており、導音部20の外周面によって孔43は塞がれていない。このとき、中空領域21は、孔23及び孔43を介して外部空間と連通する。この状態で利用者によってつまみ42が操作されて移動部材40が移動させられると、移動部材40の孔43の位置が移動し、導音部20の外周面によって孔23が塞がれる。
次に、イヤホン構造体1の開閉機構についてより具体的に説明する。
図4は、イヤホン構造体1の断面を表す図である。図4(a)は、「開状態」で、図2(a)に示す切断線IV-IVでイヤホン構造体1を切断したときの断面を表す図と、切断線A−Aでイヤホン構造体1を切断したときの断面を表す図である。図4(b)は、「閉状態」で、図2(a)に示す切断線IV-IVでイヤホン構造体1を切断したときの断面を表す図と、切断線A−Aでイヤホン構造体1を切断したときの断面を表す図である。なお、図4に示す一点鎖線は中空領域21の中心軸を表し、以下の説明においても、図示する一点鎖線は中空領域の中心軸を表す。つまり、図2(a)に示す切断線IV-IVは中心軸を含む平面でイヤホン構造体1を切断したときの切断線と一致している。
「開状態」では、図4(a)に示すように、導音部20の孔23及び移動部材40の孔43が互いに重なり合っている。このように「開状態」では、移動部材40は、孔23を塞がない位置に移動させられており、中空領域21を孔23,43からなる連通領域を介して外部空間に連通させる。このとき、イヤホン構造体1内を伝搬する音の経路は、矢印で示す通りである。具体的には、実線矢印で示すように、発音部10から発せられた音(以下、「内部音」という。)が、中空領域21及び開口孔32を介して利用者の耳側に放射する。また、破線矢印で示すように、外部空間から孔23,43からなる連通領域を介して中空領域21に音(以下、「外部音」という。)が入射する。この外部音も、中空領域21及び開口孔32を介して利用者の耳側に放射する。
一方、「閉状態」では、図4(b)に示すように、導音部20の孔23及び移動部材40の孔43は互いに重なり合っていない。このように「閉状態」では、移動部材40は孔23を塞ぐ位置に移動させられており、中空領域21を孔23,43からなる連通領域を介して外部空間に連通させない。このとき、イヤホン構造体1内を伝搬する音の伝搬経路は、同図(b)に矢印で示す通りである。具体的には、発音部10から発せられた内部音が、中空領域21及び開口孔32を介して利用者の耳側に放射する。その一方で、孔23が移動部材40によって塞がれているため、外部音は中空領域21に侵入しない。
利用者は、つまみ42を図4(b)に示す矢印a方向(図2(a)の矢印a方向)に操作して、「開状態」と「閉状態」とを切り替える。「閉状態」では、利用者は内部音のみを聞き取ることになるから、発音部10から発せられた音楽等の音声を、低音域を含めて高音質で聴き取ることができる。一方で、「開状態」では、利用者は内部音と外部音とが含まれる音声を聞き取ることになり、利用者は、自身の周囲の音を明りょうに聞き取ることができる。また、外部空間と中空領域21とが連通領域を介して連通するから、通気性が改善される。特に、内耳に近い位置において連通領域が形成されているから、このイヤホン構造体1によれば、長時間の装着時であっても、耳の装着部付近が蒸れるといった違和感を利用者に与えることがない。
以上が、「構成例1」の説明である。
[2−2]構成例2
次に、構成例2について説明する。
この構成例2は、開閉機構である移動部材の構成が異なるだけで、その他は構成例1と概ね同じである。したがって、構成例1と同じ構成については同一の符号を付して表し、対応する構成には末尾に「a」という符号を付して表し、その説明を省略する。なお、以下の説明において特に断りのない限りは、「導音部」及び「移動部材」は、円筒状の筒状部材であり、中空領域は円柱状である。
図5は、イヤホン構造体1aの断面を表す図である。図5(a)は、「開状態」で、図2(a)に示す切断線IV-IVと同じで、中心軸を含む平面でイヤホン構造体1aを切断したときの断面を表す図と、切断線B−Bでイヤホン構造体1aを切断したときの断面を表す図である。図5(b)は、「閉状態」で、図2(a)に示す切断線IV-IVと同じで、中心軸を含む平面でイヤホン構造体1aを切断したときの断面を表す図と、切断線B−Bでイヤホン構造体1aを切断したときの断面を表す図である。イヤホン構造体1aにおいて、移動部材40aは、中空領域21の長手方向であるx方向に移動させられる構成となっている。
次に、イヤホン構造体1aの開閉機構について具体的に説明する。
「開状態」では、図5(a)に示すように、移動部材40aは、導音部20aの孔23に重なり合わない位置に移動させられている。すなわち、移動部材40aは、孔23を塞がない位置に移動させられている。このとき、中空領域21は、孔23である連通領域を介して外部空間に連通している。また、イヤホン構造体1a内を伝搬する音の経路は、矢印で示す通りである。同図(a)に実線矢印で示すように、発音部10から発せられた内部音は、中空領域21及び開口孔32を介して利用者の耳側に放射する。また、破線矢印で示すように、外部空間から孔23である連通領域を介して中空領域21に外部音が入射する。
一方、「閉状態」では、図5(b)に示すように、移動部材40aは、導音部20aの孔23に重なり合う位置に移動させられている。すなわち、移動部材40aは、孔23を塞ぐ位置に移動させられている。このとき、中空領域21は、孔23を介して外部空間に連通していない。イヤホン構造体1a内を伝搬する音の経路は、実線矢印で示す通りで、発音部10から発せられた内部音が中空領域21及び開口孔32を介して利用者の耳側に放射する。その一方で、孔23が移動部材40aによって塞がれているため、外部音は中空領域21に侵入しない。
利用者は、つまみ42を操作して、図5(a),(b)に示す「開状態」と「閉状態」とを切り替える。
[2−3]構成例3
次に、構成例3について説明する。この構成例3のイヤホン構造体1bは、移動部材の移動方向は構成例2のそれと同じである。以下の説明において、構成例1,2と同じ構成については同一の符号を付して表し、対応する構成には末尾に「b」という符号を付して表し、その説明を省略する。
図6は、図2(a)に示す切断線IV-IVと同じで、中心軸を含む平面でイヤホン構造体1bを切断したときの断面を表す図である。図6(a)は、「開状態」のときの断面を表す図であり、図6(b)は、「閉状態」のときの断面を表す図である。
まず、図6(a),(b)を参照して、イヤホン構造体1bの構成について、構成例1,2との相違点を主に説明する。イヤホン構造体1bの導音部20bは、孔23が開けられた円筒状の筒状部材であり、第1の筒状部材の一例である。移動部材40bは、導音部20bの内側に配置され、導音部20bの内径よりも小さい外径を有する円筒状の筒状部材であり、第2の筒状部材の一例である。移動部材40bは、利用者によりつまみ42が操作され、中空領域21bの長手方向(x方向)に沿って移動させられる。
また、図6に示すように、導音部20bの中空領域21bの断面形状は、中心軸から遠ざかる方向(外側)に向かって凸状になっている。ここで、中空領域21bのうち、x方向に直交する方向に切断したときの断面積が大きい部分の中空領域を「中空領域211b」と称し、それよりも挿入部30b側にあり、その断面積が中空領域211bのそれよりも小さい部分の中空領域を「中空領域212b」と称する。
移動部材40bは、第1円筒部401b及び第2円筒部402bからなる。移動部材40bにあっては、第1円筒部401bの発音部10側の先端に、第2円筒部402bが配置された構成となっており、第1円筒部401b及び第2円筒部402bの断面の寸法及び形状は同じで、各々の中心軸が一致する配置関係となっている。また、第2円筒部402bのx方向に直交する方向に対する部材部分の面積(厚み)は、第1円筒部401bのそれよりも大きい。第2円筒部402bにおいて、この部材部分の挿入部30b側の面に、ゴム材45が貼り付けられている。このような構成の移動部材40bは、つまみ42が利用者に操作されることにより、第2円筒部402bが中空領域211bに位置する範囲内で移動させられる。
また、イヤホン構造体1bの挿入部30bの壁面には孔33,33が開けられている。孔33,33は、開口孔32bを外部空間に連通させる。
以上説明した構成のイヤホン構造体1bにおいて、移動部材40bが開閉機構である。イヤホン構造体1bにおいては、導音部20bと移動部材40bとの相対的な位置関係を変更することにより、導音部20bの内周面及び挿入部30bのそれぞれと移動部材40bとを接触させた閉状態と、その接触をさせない開状態とが切り替えられる。
次に、イヤホン構造体1bの開閉機構についてより具体的に説明する。
「開状態」では、図6(a)に示すように、挿入部30bに開けられた孔33,33を介して開口孔32bが外部空間に連通している。また、移動部材40bの内周面と導音部20bの外周面との間には空間が形成されている。この空間を介して、孔23及び開口孔32bが連通しており、破線矢印で示すような経路で、外部音が開口孔32bへと侵入する。また、中空領域211bは、移動部材40bの内周面と導音部20bの外周面との間の空間を介して孔23と連通している。この空間を介して、破線の矢印で示すような経路で、中空領域211bに外部音が侵入する。以上説明したように、「開状態」では、移動部材40bは、孔33,33、及び導音部20bの内周面及び移動部材40bの外周面との間の空間を含んで形成された連通領域を介して、中空領域21b及び開口孔32bを外部空間に連通させる。
一方、「閉状態」では、図6(b)に示すように、移動部材40bの挿入部30b側の先端である接触面S1にて、移動部材40bは挿入部30bの内壁面に接触しており、孔33,33を介して開口孔32bに外部音は侵入しない。また、接触面S2にて、第2円筒部402bに設けられたゴム材45が導音部20bの内周面に接触している。これにより、中空領域211bにおいて、移動部材40bの内周面と導音部20bの外周面との間の空間と遮蔽される。よって、中空領域211bは孔23と連通しない。また、第2円筒部402bには弾性体としての性質が強いゴム材45が設けられているから、接触面S2でのゴム材45と導音部20bの内周面との密着性は良好で、各々の空間は確実に遮蔽される。このように「閉状態」では、移動部材40bが、接触面S1、S2からなる接触した部分において、導音部20bの内周面と移動部材40bの外周面との間の空間を遮蔽することにより、中空領域21b及び開口孔32bを外部空間に連通させないようにしている。
利用者は、つまみ42を操作して、図6(a),(b)に示すような「開状態」と「閉状態」とを切り替えて、音質を切り替える。
[2−4]構成例4
次に、構成例4について説明する。
この構成例4は、構成例1〜3と異なり、移動部材に相当する構成がなく、開閉機構は挿入部を含んで構成されている。以下の説明において、構成例1〜3と同じ構成については同一の符号を付して表し、対応する構成には末尾に「c」という符号を付して表し、その説明を省略する。
図7(a)は、図2(a)に示す切断線IV-IVと同じで、中心軸を含む平面で構成例4のイヤホン構造体1cを切断したときの断面を表す図である。ただし、図7(a)は、「開状態」のときの断面を表す図である。図7(b)は、「開状態」のときに、同図(a)に示す切断線C−Cでイヤホン構造体1cを切断したときの断面を表す図である。なお、図7(a)の破線で示す位置には、中空領域21cを汚れや塵等から防止するためのフィルタが設けられている。なお、このフィルタは、開閉機構による切り替えに影響を及ぼさない位置であれば、その他の構成例において設けられてもよい。
まず、イヤホン構造体1cの構成について説明する。
イヤホン構造体1cにおいて、導音部20cの先端部付近の壁面には孔23が開けられている。また、導音部20cにより保持されている挿入部30cは、導音部20cの周方向(中空領域21cの長手方向に直交する方向)に沿って移動可能である。挿入部30cには、導音部20cの孔23と中空領域21cの長手方向に対する位置(x方向の位置)が同じである壁面に、孔34が開けられている。
図7(a)に示すように、「開状態」では、孔23,34が互いに重なり合っており、孔34が導音部20cによって塞がれない位置にある。よって、導音部20cの中空領域21cは、この孔23,34からなる連通領域を介して外部空間に連通する。このとき、挿入部30cに設けられた凸部35が、導音部20cに設けられた凹部25に嵌め込まれた状態となっており、開状態において正確に位置決めされる。一方「閉状態」では、孔23,34が互いに重なり合わず、孔34が導音部20cによって塞がれる位置にある。このとき、導音部20cの中空領域21cは、孔23,34からなる連通領域を介して外部空間に連通しない。
利用者は、挿入部30cを図7(b)に示す矢印方向に回転させる操作をして、「開状態」と「閉状態」とを切り替える。このような構成例4によれば、移動部材を設けず、挿入部30cを開閉機構として用いることができる。
[2−5]構成例5
次に、構成例5について説明する。
この構成例5でも、移動部材に相当する構成がなく、挿入部を含んで開閉機構が構成されている。以下の説明において、構成例1〜4と同じ構成については同一の符号を付して表し、対応する構成には末尾に「d」という符号を付して表し、その説明を省略する。
図8は、図2(a)に示す切断線IV-IVと同じで、中心軸を含む平面で構成例5のイヤホン構造体1dを切断したときの断面を表す図である。図8(a)は、「開状態」のときの断面を表す図であり、図8(b)は、「閉状態」のときの断面を表す図である。
イヤホン構造体1dにおいて、導音部20dの先端付近の外周面には、x方向に沿って2つの凹部26,27が形成されている。一方、挿入部30dの壁面には孔36が開けられているとともに、その内壁には装着部として機能する凸部37が設けられている。図8(a)に示す「開状態」では、凸部37は、挿入部30d側の位置にある凹部26に嵌め込まれた状態となっている。このとき、導音部20dが挿入部30dの孔36を塞がない位置にあり、開口孔32dは、孔36である連通領域を介して外部空間に連通している。一方、「閉状態」では、図8(b)に示すように、挿入部30dの凸部37が、凹部27に嵌め込まれている。このとき、導音部20dが孔36を塞ぐ位置にあり、開口孔32dは、孔36を介して外部空間に連通していない。
この構成例5では、利用者によって挿入部30dの取り付け位置が変えられることで、開状態と閉状態とが切り替えられる。
以上説明した構成例1〜5のイヤホン構造体においては、イヤホンに設けられた開閉機構により、導音部の中空領域及び挿入部の開口孔の少なくとも一方を連通領域を介して外部空間に連通させる「開状態」と、中空領域及び開口孔を連通領域を介して外部空間に連通させない「閉状態」とが切り替えられる。この構成により、閉状態のときには、利用者は高音質で音楽等の音声を聞き取ることができ、開状態のときには、利用者は周囲の音が明りょうに聞こえるようになるから、イヤホンの音質の切り替えが可能となる。
また、開状態では、イヤホン構造体において、外部空間と中空領域或いは開口孔が連通するから、イヤホン内においての通気性が向上する。発明者らは、利用者の耳に近い位置に連通領域(孔)を設けることにより、利用者に与える開放感が良好で、装着時に違和感を与えないために好適であることを発見した。この発見に基づいた本発明のイヤホン構造体により、利用者の外耳道に装着部が挿入されるイヤホンにおいて、利用者に違和感を与えない構成で、音質を切り替える仕組みを実現することができる。
[3]変形例
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
[3−1]変形例1
上述した各構成例を以下に説明するようにして変形してもよい。
(構成例1の変形例)
上述した実施形態では、図4に示すように、移動部材40及び導音部20の壁面に開けられる孔の数はそれぞれ1つであったが、複数形成されていてもよい。この場合、図4の切断線A−Aで切断したときの断面図は、図9に示すようになる。図9の例では、中空領域21の中心軸から見て、各々が90度間隔となるように4つの孔23−1〜23−4が開けられている。同様に、移動部材40においても、中心軸から見て、各々が90度間隔となるように4つの孔43−1〜43−4が開けられている。この例では、4つの孔23−1〜23−4、及び43−1〜43−4が連通領域となる。中空領域21は、互いの孔が重なり合うことによって形成される連通領域を介して、外部空間と連通する。これにより、孔が1つの場合と比べて外部音が侵入しやすくなり、利用者はさらに周囲の音を聴き取りやすくなる。また、孔の数が多いので通気性が更に向上し、利用者に与える開放感も向上する。なお、この構成において、各孔どうしの間隔は、中心軸から見て90度に限定されるものではない。また、孔の数は更に多くてもよいし、少なくてもよい。
また、移動部材40は、その周方向に切断したときの断面が、「C」状のようにその側面の一部が開放した部材であってもよい。この場合、孔43に代えてこの開放部分を利用して開閉状態を切り替えるようにしてもよい。
(構成例2の変形例)
上述した実施形態では、図5に示すように、導音部20aの壁面に開けられる孔の数は1つであったが、複数形成されていてもよい。特に、導音部20の壁面に中空領域21の長手方向(x方向)に沿って複数の孔を壁面に開けると、(構成例1の変形例)の項で説明した構成と同じ効果を得られるとともに、移動部材40aの位置に応じて、外部空間に連通するために用いる孔の数を変更可能である。これにより、利用者は、「開状態」において外部音の聞こえ具合を自在に調整することもできる。また、移動部材40aに孔が開けられ、この孔が連通領域に含まれるように構成されていてもよい。
また、導音部20aの外周面に雄螺子を構成する溝が設けられ、移動部材40aの内周面に雌螺子を構成する溝が設けられる構成とし、導音部20aに対して移動部材40aが移動可能に設けられてもよい。この構成において、利用者がつまみ42を移動部材40aの周方向に回転させると、その回転操作に応じて、移動部材40aは雄螺子及び雌螺子を構成する溝に沿って回転し、x方向に移動させられる。このように、利用者のつまみ42の操作方向と、移動部材40aの移動方向とが異なる仕組みを採用してもよい。
(構成例3の変形例1)
構成例3のイヤホン構造体において、図10に示すように、導音部20eの先端部が、挿入部30の内壁に接触するようにイヤホン構造体1eが構成されていてもよい。イヤホン構造体1eにおいて、導音部20eの壁面に開けられた孔28と、挿入部30の孔33とが重なり合うように開けられ、常に両者は連通している。この構成でも、導音部20eと移動部材40bとの相対的な位置関係を変更することにより、導音部20eの内周面及び挿入部30bのそれぞれと移動部材40bとを接触させた閉状態と、その接触をさせない開状態とが切り替えられる。
次に、開閉機構について説明する。
図10(a)に示すように、「開状態」では、導音部20eの中空領域21eが、孔28,33からなる連通領域を介して外部空間と連通している。これにより、この連通領域を介して外部音が中空領域21eに侵入する。一方で、図10(b)に示すように、閉状態では、移動部材40bの先端が、接触面S3にて挿入部30bの内壁に接触している。これにより、移動部材40bの外周面と導音部20eの内周面との間の空間と、中空領域21eのそれ以外の空間とは遮蔽される。したがって、孔28,33からなる連通領域を介して外部音は、開口孔32bには侵入しない。
(構成例3の変形例2)
構成例3の構成において、発音部10と移動部材40bとを一体化した発音部ユニットを構成し、この発音部ユニットを移動させて「開状態」と「閉状態」とを切り替えるようにしてもよい。図11は、図10と同じ方向に切断したときの発音部ユニットの断面を表す図である。発音部10は、図11に示すようにして、移動部材40bの挿入部30bの反対側の先端の面に取り付けられている。この発音部10は、移動部材40bの移動と連動して中空領域21bを移動する。なお、この構成において、発音部10の移動によって生じる振動により、発音音声が劣化することがある。よって、発音部10の移動部材40bとの接合面と反対側の面にはバネ等の弾性部材49の一端が取り付けられている。この弾性部材49の他端側は、導音部20b又はイヤホンの筐体によって支持される。この構成により、発音部ユニットが移動させられても、発音部10の不要振動による音声劣化を抑制することができる。また、ここでも、第2円筒部402bの挿入部30b側の面にはゴム材45が貼り付けられており、実施形態の場合と同様に、閉状態ではゴム材45が導音部20bの内周面に接触する。これにより、中空領域211bは、移動部材40bの内周面及び導音部20bの外周面の間の空間と遮蔽され、良好な密閉性が確保される。
(構成例3の変形例3)
構成例3を、図12に示すような構成に変形してもよい。
導音部20fの中空領域21fには隔壁Wが設けられ、この隔壁Wにより、中空領域21fは、両者が連通する「中空領域211f」と「中空領域212f」とに分けられる。導音部20fには、中空領域212fを外部空間に連通させる2つの孔29が開けられている。移動部材40fは、「第1円筒部401f」、「第2円筒部402f」、及び「第3円筒部403f」からなる。第1円筒部401f及び第3円筒部403fは、x方向と直交する方向に部材部分の面積(厚み)が、第2円筒部402fのそれよりも大きい。これらの中空領域の断面の形状及び寸法は同じであり、中心軸が一致する配置関係となっている。第1円筒部401fは、中空領域212f内を移動させられ、第3円筒部403fは、中空領域211f内を移動させられる。
次に、イヤホン構造体1fの開閉機構について具体的に説明する。
図12(a)に示すように、「開状態」では、移動部材40fは孔29,29を塞がない位置に移動させられている。このとき移動部材40fは、孔29,29である連通領域を介して中空領域21f(中空領域212f)を外部空間に連通させている。一方、図12(b)に示すように、「閉状態」では、移動部材40fは、移動部材40fによって孔29を塞ぐ位置に移動させられている。このとき、孔29,29を介して、中空領域21fは外部空間に連通していない。この構成においても、移動部材40fのうち孔29と接触する面に上述したゴム材45のような弾性部材を設け、接触時の密着性を高めることが好ましい。
構成例3のイヤホン構造体1bにおいては、「開状態」のときに、開口孔32及び中空領域21bの少なくとも一方が外部空間と連通する開閉機構が用いられるとよい。
すなわち、構成例3のイヤホン構造体にあっては、第1の筒状部材である「導音部」と第2の筒状部材である「移動部材」との相対的な位置関係を変更することにより、導音部の内周面又は挿入部と移動部材とを接触させた閉状態と、それらを接触させない開状態とを切り替える。そして、開状態では、開閉機構は、導音部に開けられた孔と導音部の内周面及び移動部材の外周面との間の空間とを介して、中空領域及び開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させる。一方で、閉状態では、開閉機構は、前記接触した部分において移動部材の内周面と導音部の外周面との間の空間を遮蔽して、中空領域及び開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させない。
以上が、構成例3の変形例の説明である。
なお、構成例3〜5においても、連通領域をなす孔が複数開けられていてもよい。また、外部空間に連通するために用いる孔の数を変更可能な構成を備えていてもよい。ただし、ここでの「開状態」は、導音部の中空領域又は装着部の開口孔の少なくとも1以上の孔を介して外部空間に連通させる状態のことであり、「閉状態」は、すべての孔を介して中空領域及び開口孔を外部空間に連通させない状態のことである。また、複数の孔のそれぞれに異なる性質のフィルタを設けておき、「開状態」の場合に利用者が聞こえる外部音の聞こえ具合を異ならせてもよい。
また、構成例1〜5で説明した開閉機構に限らず、連通領域を介して導音部又は開口孔を外部空間に連通させるか否かの切り替えを行う種々の開閉機構を、図1で示したようなイヤホン100に備えるようにすれば、実施形態と述べたものと同等の作用効果を得ることができる。
[3−2]変形例2
上述した実施形態では、導音部や移動部材は円筒状の筒状部材であったが、多角形状の筒状部材であってもよく、その形状は前掲のものに限定されない。また、導音部にあっては、発音部と挿入部の開口孔とを連通する中空領域を備えた部材であればよい。
上述した実施形態では、導音部の中空領域や挿入部の開口孔と、外部空間とを連通させるために開けられる孔が円形状である場合について説明したが、この形状は例えば矩形等の多角形状でもよく、その他の形状とされてもよい。
[3−3]変形例3
上述した実施形態では、利用者の手動により「開状態」と「閉状態」とを切り替えていたが、これを自動化してもよい。この構成において、イヤホン構造体は、モータ等からなる開閉機構を移動させる駆動手段を備える。そして、例えば利用者によりイヤホンが接続された装置が操作されて、そこからの駆動信号が供給されると、駆動手段が「開状態」と「閉状態」とを切り替えるように開閉機構を駆動させる。また、利用者がイヤホンに設けられた所定のボタンを操作したことを契機として、駆動手段が「開状態」と「閉状態」とを切り替える駆動を行ってもよく、どのような契機で駆動手段が駆動するかについて前掲の態様に限定されない。
[3−4]変形例4
上述した実施形態及び変形例において、導音部及び挿入部からなるイヤホン構造体、又は導音部、挿入部及び移動部材からなるイヤホン構造体は、発音部に着脱自在に構成されてもよいし、一体成形されてもよい。また、導音部と挿入部とが一体成形されていてもよい。また、構成例4、5のイヤホン構造体にあっては、挿入部を、導音部に対して着脱自在な挿入部材としても本発明を特定し得る。
本発明の実施形態に係る基本構成となるイヤホンの外観を模式的に表した図である。 構成例1のイヤホンの外観を示す図である。 構成例1のイヤホン構造体を、図2の切断線IV-IVで切断したときの内部構造を表す図である。 構成例1のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例2のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例3のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例4のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例5のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例1の変形例のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例3の変形例1のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例3の変形例2のイヤホン構造体の断面を表す図である。 構成例3の変形例3のイヤホン構造体の断面を表す図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f…イヤホン構造体、10…発音部、100…イヤホン、11…ジャック、12…リード線、20…導音部、21…中空領域、22,25,35,37…凸部、23,28,29,33,34,36,43…孔、24…ストッパ、26,27,31…凹部、30…挿入部、32…開口孔、40…移動部材、41…貫通孔、45…ゴム材、49…弾性部材。

Claims (3)

  1. 開口孔を有し、利用者の外耳道に挿入される挿入部と、
    音を発する発音部と前記挿入部の開口孔とを連通する中空領域を有し、前記発音部から発せられた音を前記中空領域を介して前記開口孔へと導く導音部と、
    前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方と、外部空間とを連通する連通領域と、
    前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を前記連通領域を介して外部空間に連通させる開状態と、前記中空領域及び前記開口孔を前記連通領域を介して外部空間に連通させない閉状態とを切り替える開閉機構と
    を備え、
    前記導音部は、孔が開けられた第1の筒状部材を有し、
    前記開閉機構は、前記第1の筒状部材の内側に配置され、当該第1の筒状部材の内径よりも小さい外径を有する第2の筒状部材を有し、
    前記連通領域は、前記第1の筒状部材に開けられた孔と、前記第1の筒状部材の内周面及び前記第2の筒状部材の外周面の間の空間を含んで形成され、
    前記開閉機構は、
    前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材との相対的な位置関係を変更することにより、前記第1の筒状部材の内周面又は前記挿入部と、前記第2の筒状部材とを接触させた前記閉状態と、当該接触をさせない開状態とを切り替え、
    前記開状態では、前記孔と前記第1の筒状部材の内周面及び前記第2の筒状部材の外周面との間の空間とを介して、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させ、
    前記閉状態では、前記接触した部分において前記第1の筒状部材の内周面と前記第2の筒状部材の外周面との間の空間を遮蔽して、前記中空領域及び前記開口孔の少なくとも一方を外部空間に連通させない
    ことを特徴とするイヤホン構造体。
  2. 記連通領域を形成する孔は複数あり、
    前記開閉機構は、
    前記開状態では、すべての前記孔のうちの少なくとも1以上の孔を介して、前記中空領域又は前記開口孔の少なくともいずれかを前記連通領域を介して外部空間に連通させ、
    前記閉状態では、すべての孔を介して前記中空領域及び前記開口孔を外部空間に連通させない
    ことを特徴とする請求項1に記載のイヤホン構造体。
  3. 部から与えられる電気信号に応じた音を発する発音部と、
    請求項1又は2に記載のイヤホン構造体と
    を備えることを特徴とするイヤホン。
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