JP5751021B2 - イヤホン - Google Patents
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本発明は以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、聴取対象として定めた外部音を違和感を伴わず、かつ確実に聴き取ることができるカナル型イヤホンを提供することを目的とする。
<A:第1実施形態>
<A−1:構成>
図1は、本発明の第1実施形態のイヤホン1Aの外観および使用態様を示す図である。
イヤホン1Aはカナル型イヤホンであり、図1に示すように、従来のカナル型イヤホン(図9参照)と同様にイヤーピースEPを使用者の外耳道84に押し込むようにして当該使用者の左右の耳に装着される。図1には、使用者の左右の耳のうちの一方に対する装着態様が示されている。図1に示すように、イヤホン1Aは、本体部10と、この本体部10の先端に装着されるイヤーピースEPと、このイヤーピースEPが使用者の外耳道84に挿入された状態において外部の周囲の音を収音するマイクロホンMとを有しており、本体部10には信号線を介して楽音再生装置(図示略)から左右の何れか一方のチャネルのオーディオ信号が供給される。イヤーピースEPは、エラストマやシリコンゴムなどの弾性体で形成されている。イヤーピースEPは、使用者の外耳道84に押し込まれる過程において当該外耳道84の形状に合わせて変形し当該外耳道84の壁面に密着する。また、本体部10およびマイクロホンMには、イヤホン1Aの作動制御を行うコントローラ320が接続される。
図3に示すように、ラッチ型ソレノイド310の構成および機能は一般的なラッチ型ソレノイドと何ら変るところはない。具体的には、ラッチ型ソレノイド310は、図3に示すように、プランジャ310a、付勢部材310b、励磁コイル310c、固定鉄芯310d、および永久磁石310eを含んでいる。
以上がイヤホン1Aの構成である。
以下、図5に示すように百貨店など商業施設における案内放送の予告音を開放指示音とする一方、同終了音を閉鎖指示音とし、かつ開閉指示音識別データとしてピッチカーブデータを用いる場合を例にとって、開閉制御プログラム3242aにしたがってCPU3210が実行する動作を説明する。
図6は、開閉指示音登録処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように開閉指示音登録処理では、CPU3210は、イヤホン1Aの使用者により指示された期間内にマイクロホンMから出力される音信号にA/D変換を施して得られる波形データ(波形を表すサンプル列)を揮発性記憶部3244に書き込むことで登録対象の開閉指示音の録音を行う(ステップSA100)。次いで、CPU3210は、ステップSA100にて揮発性記憶部3244に書き込んだ音データに対して音声認識処理を施し、開閉指示音識別データを生成する(ステップSA110)。
これにより開閉指示音の登録が完了するのである。
開閉制御処理の実行を指示されたCPU3210は、マイクロホンMの出力信号にA/D変換を施し、このA/D変換により得られたサンプル列を揮発性記憶部3244内の所定領域に順次書き込む処理を実行する。そして、CPU3210は、上記所定領域に蓄積されたサンプル数が上記予告音(或いは終了音)の時間長に応じた数に達すると図7に示す開閉制御処理を実行し、以降、所定数のサンプル(予告音や終了音の時間長よりも充分短い時間に対応するサンプル)が書き込まれる度に、図7に示す開閉制御処理を実行する。
以上が本実施形態における開閉制御処理の詳細である。
上述した第1実施形態では、開放指示音として定められた音の収音を契機として蓋部20を開き、閉鎖指示音として定められた音の収音を契機として蓋部20を閉じる開閉制御処理をCPU3210に実行させた。これに対して、本実施形態では、開放指示音として定められた音の収音を契機として蓋部20を開くようにラッチ型ソレノイド310の通電制御を行うとともに計時を開始し、当該計時を開始してから所定時間が経過した時点(換言すれば、開放指示音を検知してから所定時間が経過した時点)において蓋部20を閉じるラッチ型ソレノイド310の通電制御を行うようにした点が上記第1実施形態と異なる。このように、蓋部20を開いてから所定時間が経過した時点において蓋部20を閉じることとした理由は以下の通りである。
上述した第1実施形態では予告音および終了音を開閉指示音として蓋部20の開閉制御を行い、第2実施形態では予告音のみを開閉指示音として蓋部20の開閉制御を行った。これに対して、本実施形態では予め定められた電子透かし情報を開閉指示音識別データとして用い、所定の周波数帯域(例えば、18kHzよりも上の周波数帯域)に当該開閉指示音識別データが重畳された音が収音されている間は蓋部20を開いた状態とする開閉制御処理をCPU3210に実行させるようにした点が上記第1および第2実施形態と異なる。換言すれば、本実施形態においては、上記開閉指示音識別データの役割を果たす電子透かし情報を埋め込まれた聴取対象音声そのものが開閉指示音となるのである。
以上、本発明の第1、第2および第3実施形態について説明したが、これら実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)上述した第1実施形態では、開放指示音の収音を契機として蓋部20を開き、閉鎖指示音の収音を契機として蓋部20を閉じる場合について説明した。しかし、開放指示音の収音を契機として蓋部20を開いた後、閉鎖指示音が収音される前にイヤホン1Aの使用者により蓋部20を閉じる旨の指示が操作部3230を介して与えられた場合には当該指示に応じて蓋部20を閉じる処理をCPU3210に実行させても良い。案内放送の内容によってはイヤホン1Aの使用者とは無関係な場合もあり、このようにイヤホン1Aの使用者とは無関係な案内放送の場合には、その放送終了を待たずに聴取を打ち切り、楽音の聴取に専念できるようにするためである。第2実施形態においても、蓋部20を開いてから所定時間が経過する前にイヤホン1Aの使用者により蓋部20を閉じる旨の指示が操作部3230を介して与えられた場合には当該指示に応じて蓋部20を閉じる処理をCPU3210に実行させるようにしても良い。同様に、第3実施形態においても、開放指示音が収音されている間であっても、イヤホン1Aの使用者により蓋部20を閉じる旨の指示が操作部3230を介して与えられた場合には当該指示に応じて蓋部20を閉じる処理をCPU3210に実行させるようにしても良い。
Claims (5)
- イヤホンにおいて、
フロントキャビティを前方に設けた状態でスピーカを収納する第1の空間を内部に有するとともに、前記第1の空間を使用者の外耳道に連通させる第1の開口部が先端に設けられている本体部であって、前記第1の開口部付近に設けられた第2の開口部を介して前記第1の空間と連通する第2の空間を内部に有し、前記第2の空間を外部の空間に連通させる第3の開口部が設けられている本体部と、
前記第2の開口部と前記第3の開口部の少なくとも一方に対して開閉自在に設けられる蓋部と、
当該イヤホンが使用者の耳に装着された状態において外部の音を収音するマイクロホンと、
前記マイクロホンにより収音された音が予め登録された開放指示音であるか否かを判定し、前記開放指示音であると判定された場合には、前記蓋部を開いた状態とする開閉制御部と、を有し、
前記蓋部と前記開閉制御部は前記第2の空間内に設けられ、
前記開閉制御部は、前記マイクロホンにより収音された音の音響的特徴と前記開放指示音の音響的特徴とが同一または類似である場合に、当該音は前記開放指示音であると判定する
ことを特徴とするイヤホン。 - イヤホンにおいて、
フロントキャビティを前方に設けた状態でスピーカを収納する第1の空間を内部に有するとともに、前記第1の空間を使用者の外耳道に連通させる第1の開口部が先端に設けられている本体部であって、前記第1の開口部付近に設けられた第2の開口部を介して前記第1の空間と連通する第2の空間を内部に有し、前記第2の空間を外部の空間に連通させる第3の開口部が設けられている本体部と、
前記第2の開口部と前記第3の開口部の少なくとも一方に対して開閉自在に設けられる蓋部と、
当該イヤホンが使用者の耳に装着された状態において外部の音を収音するマイクロホンと、
前記マイクロホンにより収音された音が予め登録された開放指示音であるか否かを判定し、前記開放指示音であると判定された場合には、前記蓋部を開いた状態とする開閉制御部と、を有し、
前記蓋部と前記開閉制御部は前記第2の空間内に設けられ、
前記開閉制御部は、前記マイクロホンにより収音された音に所定の電子透かし情報が重畳されている場合に、当該音は前記開放指示音であると判定する
ことを特徴とするイヤホン。 - 前記開閉制御部は、前記開放指示音とは異なる閉鎖指示音が前記マイクロホンにより収音されたことを契機として前記蓋部を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載のイヤホン。
- 前記開閉制御部は、前記マイクロホンにより収音された音が前記開放指示音であるとの判定結果が得られてから所定時間が経過するまで前記蓋部を開いた状態とし、当該所定時間経過後に前記蓋部を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載のイヤホン。
- 前記開閉制御部は、前記マイクロホンにより収音された音は前記開放指示音であるとの判定結果が得られている間は、前記蓋部を開いた状態にしておくことを特徴とする請求項1または2に記載のイヤホン。
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