JP2014011513A - イヤホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者の種々の外耳道に挿入し易いうえ、種々の外耳道形状に収まり易くする。
【解決手段】ケース本体31内には振動膜45を支持する。ケース本体31内には、音声信号によって振動膜45を駆動させる駆動部47を配置する。ケース本体31には、振動膜45の振動によって発音された音を外部に向けて導く音通筒体33を突設する。音通筒体33の外周には2個の係合部33b、33cを軸方向に沿って形成する。軟性合成樹脂から成形された第1のイヤーチップ35は、係合部33b、33cのうち音通筒体33の付け根側に着脱可能に固定される。軟性合成樹脂から第1のイヤーチップ35より外径が小径に成形された第2のイヤーチップ37は、先端側の係合部33cに着脱可能に固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明はイヤホン装置に係り、特に、外耳道挿入型イヤホンとして使用するイヤホン装置の改良に関する。
従来、この種のイヤホン装置としては、例えば図6に示すように、ケース本体1内に配置したカップ状ヨーク3内に円柱状マグネット5の一方の端面を固定し、マグネット5の他方の端面との間で間隔を置いて対面するように薄い振動膜7をヨーク3の先端に固定してヨーク3の開口部を覆い、振動膜7に固定した円筒状コイル9をマグネット3の外周に僅かな間隔を置いて挿入配置した構成が良く知られている。
図6において、ケース本体1はロート状の基部1aとこの先端(図中右側)を覆う前面カバー1bからなり、ヨーク3の開口部先端が前面カバー1b内に固定されており、同図中の符号11は振動膜7の前面にあって前面カバー1bに貫通形成された複数の音通孔、符号13は外部へ導出されるケーブルであって基部1a内で結び目13aが形成されている。
このイヤホン装置では、振動膜7を振動させる駆動部15をマグネット5およびコイル9によって形成し、外部からケーブル13でコイル9に音声信号を印加することによって振動膜7を振動させて発音させ、発音された音が振動膜7の前面の音通孔11から外部へ伝搬される。
そして、この種のイヤホン装置は、例えば外耳道挿入型の構成にして実際に製品化される。
すなわち、外耳道挿入型イヤホン装置は、例えば図7および図8に示すように、図6の構成を若干変更した構成を有し、使用者の耳珠17、対珠19、耳甲介21で囲まれた耳甲介腔23に、振動膜7を耳甲介21に近接させるようにしてケース本体1を挿入するとともに、耳甲介腔23から鼓膜(図示せず)へ延びる外耳道25に、ケース本体1から突設させた音通筒体27を挿入して使用する構成を有している。
実際の製品としては、振動膜7の中心軸に音通筒体27の中心軸を揃えた同軸型(図7参照)と、振動膜7の中心軸に音通筒体27の中心軸を斜めに設定した非同軸型(図8参照)とがある。図7および図8ではイヤホン装置を左耳に装着した状態を示している。
なお、図7および図8中の符号29は音通筒体27外周に嵌めた可撓性のイヤーチップ(イヤパット、イヤピース)であって外耳道25内壁に弾性的に当接される。
ところで、外耳道挿入型イヤホンの公知例として特開2000−341784号公報(特許文献1)および特開2003−284177号公報(特許文献2)がある。
特開2000−341784号公報 特開2003−284177号公報
しかしながら、イヤホン装置の使用者(ユーザ)としては老若男女の幅広い層が対象であり、使用者各々の外耳道形状も細い形状、太い形状、短い形状、長い形状、真っ直ぐな形状、曲がった形状がある。
このような状況の下、引用文献1では1個のイヤーチップを有してなり、寸法の異なる形状のものを用意したとしても、種々の使用者各々の外耳道には対応し難い。
また、上述した引用文献2では、外耳道に挿入する本体の外側に多数のひだ状遮音壁を所定間隔で配置したのみであるから、使用者各々の外耳道形状や使用感覚には対応困難であり、色々な使用者の外耳道形状にも収まり易く、装着性および機密性にも難点があり、改善が望まれている。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、使用者(ユーザ)の種々の外耳道形状に収まり易く、装着性および機密性も良好で、コストアップもさせ難いイヤホン装置の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明の請求項1に係るイヤホン装置は、ケース本体と、このケース本体内に支持された振動膜と、この振動膜に対面するようにケース本体に形成され、その振動膜の振動によって発音された音を外部に向けて導く音通孔を有する音通筒体であって、この外周に間隔をおいて2個の係合部が軸方向に沿って形成された音通筒体と、そのケース本体内に支持され印加された音声信号によってその振動膜を駆動させる駆動部と、軟性合成樹脂から成形され使用者の外耳道に嵌る第1のイヤーチップであって、それら係合部のうち音通筒体の付け根側の係合部に係合されて音通筒体の外周に着脱可能に固定される第1のイヤーチップと、その軟性合成樹脂から第1のイヤーチップより外径が小径に成形され使用者の外耳道に嵌る第2のイヤーチップであって、それら係合部のうち音通筒体の先端側の係合部に係合され音通筒体の外周に着脱可能に固定される第2のイヤーチップと、を具備している。
本発明の請求項2に係るイヤホン装置は、上記第1および第2のイヤーチップが、当該外周部どうし音通筒体の軸方向で重ならない構成である。
本発明の請求項3に係るイヤホン装置は、上記音通筒体がその付け根から先端までの間でく字状に屈曲形成され、それら第1および第2のイヤーチップが、その屈曲位置で前後に各々形成された係合部に係合される構成である。
本発明の請求項4に係るイヤホン装置は、上記第1のイヤーチップとして外径が異なる複数の第1のイヤーチップを有し、その第1のイヤーチップより外径の小さな第2のイヤーチップとして外径が異なる複数の第2のイヤーチップを有してなる構成である。
このような本発明の請求項1に係るイヤホン装置では、ケース本体に形成された音通筒体の外周に間隔をおいて2個の係合部を軸方向に沿って形成し、軟性合成樹脂から成形された第1のイヤーチップが、それら係合部のうち音通筒体の付け根側の係合部に係合されて音通筒体の外周に着脱可能に固定され、その軟性合成樹脂から第1のイヤーチップより外径が小径に成形された第2のイヤーチップが、それら係合部のうち音通筒体の先端側の係合部に係合され音通筒体の外周に着脱可能に固定されるから、使用者の種々の外耳道形状に収まり易く、装着性および機密性も良好で、コストをアップさせ難い。
本発明の請求項2に係るイヤホン装置では、上記第1および第2のイヤーチップが、当該外周部どうし音通筒体の軸方向で重ならないから、使用者の種々の外耳道形状に収まっても違和感が生じ難い。
本発明の請求項3に係るイヤホン装置では、途中でく字状に屈曲形成された上記音通筒体において、その屈曲位置で前後に形成された係合部にそれら第1および第2のイヤーチップが各々個別に係合されるから、外耳道の曲がった使用者にも好適する。
本発明の請求項4に係るイヤホン装置は、上記第1のイヤーチップとして外径が異なる複数の第1のイヤーチップと、その第1のイヤーチップより外径の小さな第2のイヤーチップとして外径が異なる複数の第2のイヤーチップとを有するから、幅広い使用者の種々の外耳道形状に対応可能である。
本発明に係るイヤホン装置の実施の形態を示す縦断面図である。 図1のケース本体を示す概略断面図である。 図1の第1のイヤーチップ(図3A)および第2のイヤーチップ(図3B)の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係るイヤホン装置の別の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係るイヤホン装置の使用の形態を示す縦断面図である。 従来のイヤホン装置を示す断面図である。 従来のイヤホン装置を使用例とともに示す断面図である。 従来のイヤホン装置の別の形態を使用例とともに示す断面図である。
以下、本発明に係るイヤホン装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るイヤホン装置の実施の一形態を示す縦断面図である。
図1において、本発明に係るイヤホン装置は、ケース本体31と、音通筒体33、第1のイヤーチップ35および第2のイヤーチップ37を有して構成されている。
ケース本体31は、図2に示すように、合成樹脂から細長い円筒カップ状に成形された基部39と、同じく合成樹脂から成型されその基部39に装着されたキャップ状の装着部41から形成されており、それら基部39および装着部41が図示しない接着剤によって接着一体化されている。
ケース本体31の基部39は、その開放端側(図中右側)が径大になっており、他方の端部が径小になって塞がれている。
ケース本体31の基部39には音通筒体33が形成されているが、音通筒体33の詳細は後述する。
ケース本体31内には、磁性体板から筒状に成形されたヨーク43が装着部41の先端内側に支持されており、ヨーク43が基部39内に位置している。
ヨーク43内には、隠れて見えない円柱状マグネットが一方の端面をその内底部に固定して配置されている。
マグネットの他方の端面において、薄いフィルム状の振動膜45が、マグネットと狭い間隔を置いて対面するようにヨーク43の開口部を覆って固定されている。
振動膜45におけるマグネット側中央には、隠れて見えない円筒状のコイルが固定されており、マグネットの外周に僅かな間隔を置いて挿入配置された状態になっており、振動膜45より小径のヨーク43、マグネットおよびコイル等によって振動膜45を振動させる駆動部47が形成されている。なお、駆動部47の構成は、上述した図6〜図8の駆動部15とほぼ同様の構成である。
ケース本体31の基部39において、開放端とは反対(図中左側)の径小部からはケーブル49が外部に導出されており、このケーブル49のリード線49aがヨーク43に形成された図示しない回路に接続され、ヨーク43から振動膜45上の図示しない回路によってコイルに接続されている。
ケース本体31の装着部41において、この振動膜45に対面する中央部からは円筒状の音通筒体33が一体的に突出している。この音通筒体33は、振動膜45の振動によって発音された音を外部に向けて導く音通孔33aを有する円筒体である。
音通筒体33の外周には、環状に形成された2個の凹溝33b、33cが軸方向に沿って互いに間隔をおいて共軸的に形成されており、上述した第1のイヤーチップ35および第2のイヤーチップ37が凹溝33b、33cに係合されて着脱可能に固定される。
第1のイヤーチップ35は、図3Aに示すように、シリコーンゴム等の軟性合成樹脂から筒型に形成されるとともに一方の端面側(図中右側)を外側に折り返すように屈曲されたドーナツ形状を有するヒレ状のものであり、係合部としての凹溝33b、33cのうち音通筒体33の付け根側、すなわち基部39側の凹溝33bに係合される係合部としての凸条35aが、音通筒体33に当接する側の内壁に環状に形成されている。図3の符号S1は第1のイヤーチップ35の外径寸法である。
第1のイヤーチップ35は、使用者の外耳道に嵌るものであり、音通筒体33の付け根側すなわち基部39側の凹溝33bに凸条35aを係合して音通筒体33の外周に着脱可能に固定される。
第2のイヤーチップ37は、図3Bに示すように、第1のイヤーチップ35と同じ軟性合成樹脂から第1のイヤーチップ35より外径が小径に筒型形成されるとともに一方の端面側を外側に折り返すように屈曲されたドーナツ形状を有するヒレ状になっており、係合部としての凹溝33b、33cのうち音通筒体33の先端側の凹溝33cに係合される係合部としての凸条37aが、音通筒体33に当接する側の内壁に環状に形成されている。
図3の符号S2は第2のイヤーチップ37の外径寸法であり、第1のイヤーチップ35の寸法S1とはS1>S2の関係になっている。
第2のイヤーチップ37も、使用者の外耳道に嵌るものであり、音通筒体33の先端側の凹溝33cに凸条37aを係合して音通筒体33の外周に、第1のイヤーチップ35と重ならないよう僅かにずらせて着脱可能に固定される。
すなわち、第1および第2のイヤーチップ35、37は、その外径寸法S1、S2が異なってS1>S2の関係になっているが、その外形形状は類似している。
このイヤホン装置では、ケーブル49を介してコイルに音声信号を印加することによって振動膜45が振動して発音し、ケース本体31にあって装着部41の音通孔33aから音が外部へ伝搬するようになっている。
本発明に係るイヤホン装置は、上述した図7に示したように、耳珠17、対珠19、耳甲介21で囲まれた耳甲介腔23にケース本体31を収納するとともに、先端の第2のイヤーチップ37側から第1および第2のイヤーチップ35、37を外耳道25に挿入して装着使用される。
そして、本発明に係るイヤホン装置は、外耳道25に挿入される音通筒体33にその外径寸法S1、S2が異なる第1および第2のイヤーチップ35、37が隣り合うように連続配置され、音通筒体33先端側の第2のイヤーチップ37が奥の第1のイヤーチップ35より径小になっているから、外耳道25に挿入し易いし、第1および第2のイヤーチップ35、37の寸法や凹溝33b、33cの形成位置を適当に選定すれば、外耳道の長い使用者や外耳道が途中で曲がっている使用者に対しても違和感なく使用可能である。
本発明に係るイヤホン装置において、ケース本体31から突設する音通筒体33は、直線状に形成される構成のほか、く字状に屈曲形成される構成も可能である。
すなわち、図4に示すように、音通筒体33の付け根から先端までの間で音通筒体33をく字状に屈曲形成し、その屈曲位置で前後に凹溝33b、33cを分けて形成し、第1および第2のイヤーチップ35、37を係合する構成も可能である。この構成の音通筒体33ではその中心軸も途中でく字状に折れ曲がるか湾曲した状態になっている。他の構成は図1のものと同様である。
このような構成では、第1および第2のイヤーチップ35、37の配置角度が互いに異なり、第1のイヤーチップ35に対する第2のイヤーチップ37が斜めになり、曲がった外耳道にもそれら第1および第2のイヤーチップ35、37がフィットし易い。
次に、上述した本発明に係るイヤホン装置について、例えば図1に示したイヤホン装置を実際に外耳道挿入型構成して製品化する場合の例を、図5を用いて簡単に説明する。なお、図4に示したイヤホン装置についても同様である。
この構成のイヤホン装置は、図5に示すように、凹溝33b、33cの形成された1個のケース本体31に対し、外径寸法が大きい(L)、中くらい(M)および小さい(S)の3種類の第1のイヤーチップ35を用意する一方、この3種類の第1のイヤーチップ35よりも外径が全て小さい第2のイヤーチップ37であって、外径寸法が大きい(L)および小さい(S)の2種類の第2のイヤーチップ37を用意してなる構成である。
すなわち、1個のケース本体31と、外径寸法が大(L)、中(M)および小(S)の3種類の第1のイヤーチップ35と、第1のイヤーチップ35よりも全て外径が小さい大(L)および小(S)2種類の第2のイヤーチップ37のセット構成である。
このようなセット構成では、図5A〜Cに示すように、第2のイヤーチップ37が大きく、第1のイヤーチップ35が大(L)、中(M)および小(S)の3種類の組み合わせが可能になるとともに、同図D〜Fに示すように、第2のイヤーチップ37が小さく(S)て、第1のイヤーチップ35が大(L)、中(M)および小(S)の3種類の組み合わせが可能になり、合計で6種類の寸法組み合わせが可能になる。
そのため、外耳道形状が細い、太い、短い、長い、真っ直ぐ、曲がった形状等、老若男女の幅広い層の使用者の種々の外耳道に適用可能である。
このように本発明のイヤホン装置は、ケース本体31と、このケース本体31内に支持された振動膜45と、この振動膜45に対面するようにケース本体31に形成され、その振動膜45の振動によって発音された音を外部に向けて導く音通孔33aを有する音通筒体33であって、この外周に間隔をおいて2個の凹溝(第1、第2の係合部)33b、33cが軸方向に沿って形成された音通筒体33と、そのケース本体31内に支持され印加された音声信号によって振動膜45を駆動させる駆動部47とを備え、軟性合成樹脂から成形された第1のイヤーチップ35がそれら凹溝33b、33cのうち音通筒体33の付け根側の凹溝33bに係合されて音通筒体33の外周に着脱可能に固定され、その軟性合成樹脂から第1のイヤーチップ35より外形が小径に成形された第2のイヤーチップ37がそれら凹溝33b、33cのうち音通筒体33の先端側の凹溝33cに係合されて音通筒体33の外周に着脱可能に固定されるようになっている。
そのため、本発明のイヤホン装置は、使用者の種々の外耳道に挿入し易いうえ、種々の外耳道形状に収まり易く、装着性および機密性も良好である。
この点、従来のイヤホン装置のように、1個のイヤーチップを有する構成では、種々の寸法のイヤーチップを備えたとしても、色々な内部形状の外耳道にイヤーチップがフィットし難く、使用感も良好ではない。
しかし、本発明に係るイヤホン装置では、2個の独立した第1および第2のイヤーチップ35、37が連続配置されるから、色々な内部形状の外耳道にフィットし易く、使用感も良好である。しかも、第1および第2のイヤーチップ35、37の形状自体は1種類の外径寸法を有する簡単なものであるから、コストをアップさせ難い。
そして、本発明に係るイヤホン装置では、それら第1および第2のイヤーチップ35、37が、当該外周部どうしを音通筒体33の軸方向で重ならずに僅かでも離れているから、使用者の種々の外耳道形状に収まっても違和感が生じ難い。
そして、本発明に係るイヤホン装置では、途中がく字状、例えば鈍角状又は湾曲状に屈曲形成された音通筒体33において、それら第1および第2のイヤーチップ35、37がその屈曲位置で前後に係合されると、曲がった外耳道の使用者にも好適する。それら第1および第2のイヤーチップ35、37の係合位置も、そのく字状の屈曲部であったり屈曲部を挟むように係合するなど任意である。要は、第1および第2のイヤーチップ35、37の中心軸が交差するようにそれらを配置すればよい。
また、本発明に係るイヤホン装置では、その第1のイヤーチップ35として外径が異なる複数の第1のイヤーチップ35を有し、その第1のイヤーチップ35より外径の小さな第2のイヤーチップ37として外径が異なる複数の第2のイヤーチップ37を有してセット構成すれば、幅広い使用者の種々の外耳道形状に対応可能である。
ところで、上述した構成において、第1および第2のイヤーチップ35、37を音通筒体33の係合するために音通筒体33形成した凹溝33b、33cも、凹溝状に限らず、第1および第2のイヤーチップ35、37の凸条35a、37aが着脱可能に固定される形状のものであればよく、第1および第2のイヤーチップ35、37の凸条35a、37aもそれに係合される係合部であれば形状が任意である。
そして、本発明に係るイヤホン装置における第1および第2のイヤーチップ35、37の材質も、上述したシリコーンゴムに限らず、スポンジ等の従来公知の軟性合成樹脂から成形すればよいし、第1および第2のイヤーチップ35、37も上述したように内部中空の外形ドーナツ状の形状に限定されず、その内部も材料で満たされたドーナツ状であったり、その他従来公知の形状で実施可能である。
また、本発明に係るイヤホン装置のセット構成についても、上述したように3個の第1のイヤーチップ35と2個の第2のイヤーチップ37に限らず、各々外径の異なる2個以上、複数の第1、第2のイヤーチップ35、37で構成することが可能である。
さらに、上述した本発明に係るイヤホン装置としては、振動膜7の中心軸に音通筒体27の中心軸を揃えた同軸型構成で説明したが、振動膜7の中心軸に音通筒体33の中心軸を斜めに設定した非同軸型(図8参照)で構成することも可能である。
1、31 ケース本体
1a、39基部
1b 前面カバー
3、43 ヨーク(駆動部)
5 マグネット(駆動部)
7、45 振動膜
9 コイル(駆動部)
11、45 音通孔
13、49 ケーブル
13a 結び目
15、47 駆動部
17 耳珠
19 対珠
21 耳甲介
23 耳甲介腔
25 外耳道
27、33 音通筒体
29 イヤーチップ
33a 音通孔
33b、33c 凹溝(係合部)
35 第1のイヤーチップ
35a 凸条(係合部)
37 第2のイヤーチップ
37a 凸条(係合部)
41 装着部
49a リード線

Claims (4)

  1. ケース本体と、
    このケース本体内に支持された振動膜と、
    この振動膜に対面するように前記ケース本体に形成され、前記振動膜の振動によって発音された音を外部に向けて導く音通孔を有する音通筒体であって、この外周に間隔をおいて2個の係合部が軸方向に沿って形成された音通筒体と、
    前記ケース本体内に支持され印加された音声信号によって前記振動膜を駆動させる駆動部と、
    軟性合成樹脂から成形され使用者の外耳道に嵌る第1のイヤーチップであって、前記係合部のうち前記音通筒体の付け根側の前記係合部に係合されて前記音通筒体の外周に着脱可能に固定される第1のイヤーチップと、
    前記軟性合成樹脂から前記第1のイヤーチップより外径が小径に成形され前記使用者の外耳道に嵌る第2のイヤーチップであって、前記係合部のうち前記音通筒体の先端側の前記係合部に係合され前記音通筒体の外周に着脱可能に固定される第2のイヤーチップと、
    を具備することを特徴とするイヤホン装置。
  2. 前記第1および第2のイヤーチップは、当該外周部どうしが前記音通筒体の軸方向で重ならないように配置される請求項1記載のイヤホン装置。
  3. 前記音通筒体はこの付け根から先端までの間でく字状に屈曲形成され、前記第1および第2のイヤーチップは、当該屈曲位置で前後に各々形成された前記係合部に係合される請求項1又は2記載のイヤホン装置。
  4. 前記第1のイヤーチップとして前記外径が異なる複数の第1のイヤーチップを有し、前記第1のイヤーチップより外径の小さな前記第2のイヤーチップとして前記外径が異なる複数の第2のイヤーチップを有してなる請求項1〜3いずれか1記載のイヤホン装置。
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