JP5261904B2 - ユニバーサルデザインパウチ - Google Patents
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Description
先行技術文献は特開2000−281089である。
1、パウチ上部の一端をつかみ、パウチを保持する傾向がある。
2、パウチを開封する際に、開封しやすいように、また、力を加えやすいように、一旦持ったパウチを途中で持ち替える傾向がある。
3、パウチの一端をつかみ、パウチをぶら下げた状態で、パウチの他端をつまんでひねるようにして切除片を切除し開封する傾向がある。(このとき、利き手で切除片をつまむ場合と、逆に、利き手でパウチ本体側を保持する場合とがある。)
4、パウチ開封時に、ノッチ下方のパウチ本体側をつまんだ手と、切除片をつまんだ手とが、パウチの開封に伴い徐々に離れていくに従って、パウチの保持状態が不安定となり、パウチの開封途中で開封を中断し、再度パウチを持ち直した後、反対側の開封端から開封する傾向がある。
5、パウチの開封に、はさみを用いた場合には、パウチの本体側を保持する手が、はさみを避けようとする傾向があり、パウチの保持状態が不安定となる傾向がある。
6、パウチの開封時、切除片をスムースに切除することができず、フィルムを引きちぎろうと力を加えた途端に内容物が飛び散ってしまう傾向がある。
以上が、パウチを開封するときに一般の消費者に見られる傾向であった。
7、パウチの形状が不安定なため、開口と底部とを保持する傾向がある。
8、パウチ左右部分を把持して、パウチを寝かした状態で内容物を注ぐ場合と、パウチの底部分を把持して、パウチを垂直に立てた状態で内容物を注ぐ場合とがある。
9、パウチの開口から内容物を注ぎ出す際に、開口が大きく、内容物が一度に早くたくさん出てしまい、目的とする箇所へと注ぐためのコントロールが難しい。
10、内容物を注ぎだす際に、目的とする箇所へと注ぐために、開口の形状を漏斗状に保ち補助する傾向がある。
11、パウチから内容物を注ぎだした後、パウチを持ち替えて底部を把持するとともに、底部にたまった内容物を注ぎ出す。
以上が、パウチの内容物を注ぎだす際に一般の消費者に見られる傾向である。
前記パウチの開口直下の左右のシール部の幅(W1)が、前記パウチの中央部の左右のシール部の幅(W2)より大きく、前記パウチの底部直上の左右のシール部の幅(W3)が、前記パウチの略中央の左右のシール部の幅(W2)より大きいとともに、
前記収容部は、上下左右のシール部の内側端部によって形成され、水平な上辺と、左右の側辺と、下方に湾曲した下辺とからなり、前記左右それぞれの側辺の上部は上方から下方に向かって外側へ傾斜し、前記左右それぞれの側辺の下部は上方から下方に向かって内側へ傾斜した形状であって、
前記パウチの開口部分の左右に幅広なシール部からなる把持部と前記パウチの中央部から底部にかけて左右に幅広なシール部からなる把持部とを形成し、前記パウチの下シール部に開封部分へと凸形状からなる凸シール部を形成するとともに、前記パウチの下シール部の外縁から開口へと凸形状からなる凹部を形成することを特徴とする、ユニバーサルデザインパウチである。
前記パウチの開口直下の左右のシール部の幅(W1)が、前記パウチの中央部の左右のシール部の幅(W2)より大きく、前記パウチの底部直上の左右のシール部の幅(W3)が、前記パウチの略中央の左右のシール部の幅(W2)より大きいとともに、前記収容部は、上下左右のシール部の内側端部によって形成され、水平な上辺と、左右の側辺と、下方に湾曲した下辺とからなり、前記左右それぞれの側辺の上部は上方から下方に向かって外側へ傾斜し、前記左右それぞれの側辺の下部は上方から下方に向かって内側へ傾斜した形状であって、前記パウチの開口部分の左右に幅広なシール部からなる把持部と前記パウチの中央部から底部にかけて左右に幅広なシール部からなる把持部とを形成し、前記パウチの下シール部に開封部分へと凸形状からなる凸シール部を形成するとともに、前記パウチの下シール部の外縁から開口へと凸形状からなる凹部を形成することを特徴とするから、パウチの開口にかけて収容部が狭まるため内容物を目的の場所へと注ぎやすくなる効果があるとともに、開口にかけて形成された、左右の幅広なシール部分からなる把持部を強固につまむことができ、パウチの開封時のみならず内容物を取り出す際に、パウチを安定して確実に保持することが可能である。よって、パウチの開封および内容物の取り出しをスムースかつ容易に行なうことが可能である。
また、パウチの底部にかけて、左右の幅広なシール部分からなる把持部が形成されて、パウチの開封時のみならず内容物を取り出す際にも、パウチを安定かつ確実に保持することが可能である。よって、パウチの開封操作および内容物の取り出し操作をスムースかつ容易に行なうことが可能である。
また、パウチの底部を把持することが可能であるとともに、パウチを縦方向に折り込むことを視覚に訴える効果がある。よって、パウチを折り込んだ状態でも内容物を注ぎやすい効果がある。
(2)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(3)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(4)PETフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(5)PETフィルム/接着剤/(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
上記構成において、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルムはシリカまたはアルミナを蒸着した2軸延伸ナイロンフィルムを指すものである。
2 上シール部
3 左右のシール部
4 下シール部
5 切取り線
6 ノッチ
7、7A、 斜めシール
8、8A、8B 把持部
9 切除片
10 ユニバーサルデザインパウチ(パウチ)
11 開口
12 凸シール部
13 凸シール部(凹部)
R 湾曲形状のシール
T 直線形状のシール
W 左右のシール部の幅
W1 左右シール部の開口直下のシール幅
W2 左右シール部の略中央部分のシール幅
W3 左右シール部の底部直上のシール幅
Claims (3)
- 上下左右のフィルム外周をシールして収容部を有するパウチであって、該パウチの上シール部分の切除片を切除することによって開口を形成して初期開封するパウチにおいて、
前記パウチの開口直下の左右のシール部の幅(W1)が、前記パウチの中央部の左右のシール部の幅(W2)より大きく、前記パウチの底部直上の左右のシール部の幅(W3)が、前記パウチの略中央の左右のシール部の幅(W2)より大きいとともに、
前記収容部は、上下左右のシール部の内側端部によって形成され、水平な上辺と、左右の側辺と、下方に湾曲した下辺とからなり、前記左右それぞれの側辺の上部は上方から下方に向かって外側へ傾斜し、前記左右それぞれの側辺の下部は上方から下方に向かって内側へ傾斜した形状であって、
前記パウチの開口部分の左右に幅広なシール部からなる把持部と前記パウチの中央部から底部にかけて左右に幅広なシール部からなる把持部とを形成し、
前記パウチの下シール部に開封部分へと凸形状からなる凸シール部を形成するとともに、前記パウチの下シール部の外縁から開口へと凸形状からなる凹部を形成することを特徴とする、ユニバーサルデザインパウチ。 - 前記収容部が滑らかな曲線形状のシールによって形成されることを特徴とする、請求項1記載のユニバーサルデザインパウチ。
- 前記パウチのシール形状が左右対称であることを特徴とする、請求項1または2記載のユニバーサルデザインパウチ。
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