JP2013180829A - 包装容器 - Google Patents

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Masayasu Hayashi
正保 林
Takayoshi Tsuruta
崇義 鶴田
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Abstract

【課題】容器未開封状態において幼児を含む子どもなどにノッチの形成位置を分かり辛くし、容器を容易に開口できないチャイルドプルーフ機能を付し、安全性を向上させた包装容器を提供する。
【解決手段】内容物5を挟入する一対の胴材2,2´,2´´の周囲をヒートシールhして、注出部3,3´,3´´,3´´´を突設させた内容物5を収容する収容部4,4´を形成し、ヒートシールhの一部分に開封用のノッチ8,8´,8´´,8´´´を設け、注出部3,3´,3´´,3´´´周辺のヒートシール部Hには、注出部3,3´,3´´,3´´´の周囲に沿って設けた不連続な切込線7,7´,7´´,14を形成するとともに、切込線7,7´,7´´,14より注出部3,3´,3´´,3´´´方向内側のヒートシール部Hに、注出部3,3´,3´´,3´´´へ向けて切込線7,7´,7´´に接するノッチ8,8´,8´´,8´´´を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、内容物を挟入する一対の胴材の周囲をヒートシールして、注出部を突設させた内容物を収容する収容部を形成し、ヒートシールの一部分に開封用のノッチを設けた包装容器に関し、より詳細には、注出部周辺のヒートシール部には、注出部の周囲に沿って設けた不連続な切込線を形成するとともに、切込線より注出部方向内側のヒートシール部に、注出部へ向けて切込線に接するノッチを形成した包装容器に関する。
従来、醤油やマヨネーズなどの食品用調味料、歯磨粉やシャンプーなどの日用生活品またはハンドクリームなどの化粧品、あるいは顆粒や錠剤からなる胃腸薬などの医薬品は、周囲をヒートシールされた積層包装材からなる包装容器内に充填されており、消費者は、ヒートシールの一部分に形成されたノッチを起点に容器の一部を破断し、注出口を開口させて内容物を取り出すものがある。
例えば、特許文献1に示すように、ヒートシールされた上方シール部と下方シール部に囲まれて形成された注出口とからなり、上方シール部には、下向きに切り欠かれた第1の凹部と、この第1の凹部に隣接して上向きに張り出した摘み部が設けられ、注出口の未シール部の表面には、注出口の注出方向と略直交し、摘み部の下部から下方シール部に横断する、少なくとも3本の溝からなるハーフカット溝が設けられ、ハーフカット溝の3本の溝のうち、少なくとも下側の溝の2本の溝を切断するように、第1の凹部の下端から摘み部の下部に向かって、ハーフカット溝を横断する方向にノッチを設けることで、他の容器に移し替えて使用する際に、予定した切り取り方向に誘導され、容易にかつ確実に開封できる注出口付パウチ容器がある。
また、例えば、特許文献2に示すように、封着端および掴み補助部を有する包装容器の半片の間に包装物品を挿入し、半片を互いに接合し、一方の半片が比較的低い曲げ強度の材料から選択され、他方の半片が実質的に高い曲げ強度の材料から選択され、掴み補助部の開始領域に脆弱線を有するように設定されることで、平坦で感圧性の医薬品、特に経皮治療製剤のための、剥離可能な縁端封着袋に使用できるとともに、子どもによる望ましからざる使用に対する安全性を向上できるという。
特開2011−162212号公報 特表2002−503187号公報
しかしながら、このような特許文献1〜2に記載の包装容器では、容器の開封を容易とするものの、容器が未開封状態においては、容器端部の一部分に形成された開封に必要なノッチが常時露出しているため、例えば、幼児を含む子どもなどがこのノッチを見つけ易く、悪戯や誤ってノッチを起点に容器の一部を破断してしまい、注出口を開口させたり、内容物を流出させてしまうという問題があった。
このため、本発明では、容器未開封状態において幼児を含む子どもなどにノッチの形成位置を分かり辛くし、容器を容易に開口できないチャイルドプルーフ機能を付し、安全性を向上させた包装容器を提供するものである。
このため、請求項1に記載の発明は、内容物を挟入する一対の胴材の周囲をヒートシールして、注出部を突設させた前記内容物を収容する収容部を形成し、前記ヒートシールの一部分に開封用のノッチを設けた包装容器において、前記注出部周辺のヒートシール部には、前記注出部の周囲に沿って設けた不連続な切込線を形成するとともに、前記切込線より前記注出部方向内側の前記ヒートシール部に、前記注出部へ向けて前記切込線に接するノッチを形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装容器において、前記ヒートシール部の端部には、前記注出部方向内側へ向けて、前記切込線に接続させる折曲線を形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の包装容器において、前記切込線は、前記注出部の側方を、前記ヒートシール部の端部に向けて突出させたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の包装容器において、前記胴材は、前記収容部を形成したボトム材と、前記収容部を密封するトップ材とからなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、内容物を挟入する一対の胴材の周囲をヒートシールして、注出部を突設させた内容物を収容する収容部を形成し、ヒートシールの一部分に開封用のノッチを設けた包装容器において、注出部周辺のヒートシール部には、注出部の周囲に沿って設けた不連続な切込線を形成するとともに、切込線より注出部方向内側のヒートシール部に、注出部へ向けて切込線に接するノッチを形成したので、容器未開封状態において幼児を含む子どもなどにノッチの形成位置を見え難くするとともに、ノッチを始点に破り辛い構成にして、悪戯や誤ってノッチを起点に容器の一部を破断し、注出口を開口させたり、内容物を流出させてしまうことを防ぐことができる。従って、安全性を向上させた包装容器を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ヒートシール部の端部には、注出部方向内側へ向けて、切込線に接続させる折曲線を形成したので、切込線に沿って破断したヒートシール部は、折曲線を介して注出部から遠ざかる方向に折り曲げられるため、注出部近傍のノッチを露出させることができ、容易にノッチを始点とし、注出部を破断して注出口を設けることができる。従って、安全性および利便性を向上させた包装容器を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、切込線は、注出部の側方を、ヒートシール部の端部に向けて突出させたので、切込線に沿って破断したヒートシール部は、突出させて形成した切込線の内側のヒートシール部分が摘み片となり、この摘み片を摘んで楽にノッチを始点とし、注出部を破断して注出口を設けることができる。従って、安全性および利便性を向上させた包装容器を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、胴材は、収容部を形成したボトム材と、収容部を密封するトップ材とからなるので、収容部を含む成形したボトム材にトップ材をヒートシールして得られたコシを有する容器でも、切込線に沿って破断し、露出させたノッチから容易に注出部を破断して注出口を設けることができる。従って、安全性および利便性を向上させた包装容器を提供することができる。
本発明の一例を示す、容器上部に切込線および折曲線を備えた包装容器の正面図である。 図1における同容器のA矢視側面図である。 容器上部の切込線を破断し、折曲線に沿って折り曲げてノッチを露出させた包装容器の斜視図である。 ノッチを始点として注出部の切断による注出口の形成を説明する包装容器の斜視図である。 注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。 ヒートシール部の端部に向けて突出させた切込線による摘み片を備える包装容器の正面図である。 切込線を破断し、折曲線に沿って折り曲げてノッチを露出させた摘み片を備える包装容器の斜視図である。 ノッチを始点として注出部の切断による注出口の形成を説明する包装容器の斜視図である。 注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。 収容部を形成したボトム材と、収容部を密封するトップ材とからなる包装容器の正面図である。 図10における同容器のA矢視側面図である。 切込線を破断し、折曲線に沿って折曲部を傾倒させ、ノッチを露出させた包装容器の斜視図である。 注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。 収容部の周囲に切込線を形成した包装容器の正面図である。 切込線に沿ってノッチまで破断させ、破断片のヒートシール部分を持ち上げた包装容器の斜視図である。 破断片を摘み片として、ノッチを始点に注出部を破断させて注出口を設けた包装容器の斜視図である。 注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一例を示す、容器上部に切込線および折曲線を備えた包装容器の正面図、図2は同容器の図1におけるA矢視側面図、図3は容器上部の切込線を破断し、折曲線に沿って折り曲げてノッチを露出させた包装容器の斜視図、図4はノッチを始点として注出部の切断による注出口の形成を説明する包装容器の斜視図、図5は注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。
本願発明の包装容器1は、内容物に、例えば、醤油やマヨネーズ、ケチャップなどの調味料やジェル状のゼリーなどを含む食品、歯磨粉などの練り状物やシャンプーなどの日用生活品、またはハンドクリームなどの化粧品、傷薬などの医薬品を例示するが、あらゆる物を収容することができる。
そして、図1〜2に示すように、本願包装容器1は、例えば略長方形状(正方形や三角形など限定しない)を有する前後一対の胴材2の周囲をヒートシールhして、その内側部分に収容部4を形成するとともに、この収容部4の上方(限定されず下方であってもよい)であって、容器上部(限定されず下部であってもよい)には、後述する注出部3を除いてヒートシールhしたヒートシール部Hを設ける。
そして、収容部4上端の一部(図例では中央部)から注出部3を上方へ向けて延設させ、この注出部3が収容部4に連通し、これら注出部3および収容部4内に上述したような内容物5が収容される。
また、ヒートシール部Hには、容器両端から注出部3へ向けた中途部まで、折線などの折曲線6が形成され、これら折曲線6の内側端から、注出部3の外側に沿って不連続な切込線7が形成される。なお、切込線7の不連続部(切込がない部分)は、図例では円弧内の2箇所に形成しているが、これに限定されず、切込線7内の任意な位置に複数個所形成させることができる。
また、切込線7より内側(注出部3側)のヒートシール部Hには、切込線7に接して注出部3へ向け中途部まで、開封用のノッチ8が形成されるが、形成方向は胴材2の軸延伸方向であることが好ましい。
また、胴材2は、周知のように、外側から内容物5を密封し接触する内側へ向けて順に、一軸延伸ポリプロピレン(OPP)などのポリオレフィン組成物からなる周知の表面基材層(印刷基材層)、インキ層、接着層およびシーラント層などからなる積層体であってもよい。
表面基材層としての印刷基材層は、延伸ナイロンフィルム(ONy)などを用いることができ、周知の印刷方法によって、内容表示または美感付与等の目的で設けられるものであり、適宜必要に応じて用いられる。通常、この印刷基材層は、表面基材層の下面側、すなわち包装容器1が作製された際に、表面基材層の内側(内容物5側)になるように形成される。
接着層は、周知のもので衛生的に支障のない、例えば二液硬化型ポリウレタン接着剤などを用いることができる。
シーラント層は、表面基材層下面(収容部4側の面)に接着剤を介して設けられ、包装容器1が作製された際には、内容物5に接触する最内層となる。このシーラント層としては、ポリエチレン(PE)や、低密度ポリエチレンフィルム、超低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム(これらポリエチレンフィルムの略称をPEF)、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−アクリル酸共重合体フィルム、エチレン−メタクリル酸共重合体フィルム、エチレン−メチルアクリレート共重合体フィルム、エチレン−エチルアクリレート共重合体フィルム、エチレン−メチルメタクリレート共重合体フィルム、アイオノマーフィルムのうち、何れか一種以上のフィルムが使用され、単層シーラント層または多層シーラント層とすることができる。
ここで、包装容器1を開封して内容物5を注出させる方法を説明する。まず、上述したように、包装容器1の未開封状態では、胴材2のヒートシール部Hは、まだ折曲線6で折り曲げられておらず、ヒートシール部Hと、収容部4とは容器正面視あるいは側面視略一直線上の同一平面上に有する。
このため、容器外方からは、このヒートシール部H内のノッチ8の形成位置が、切込線7の方に視線が引き付けられることや、あるいはヒートシール部Hの色、印刷文字、模様などにより分かり辛く、ノッチ8を視認することが難しい。この状態において、幼児を含む子どもなどは、ノッチ8の形成位置が分からず、包装容器1を容易に開封させることはできない。
さらには、ノッチ8の外側端は、切込線7を介してヒートシール部Hと接しているため、このノッチ8の外側端が、ヒートシール部Hに覆われているため、ノッチ8の外側端を起点にしてノッチ8を引き裂くことが難しい構造を有しており、この点においても包装容器1を容易に開封させることはできない。
次に、ユーザーは、指で、まずヒートシール部Hにおける切込線7の不連続部を破断させ、切込線7よりも外側のヒートシール部Hにおける折曲部9を、図3に示すように、折曲線6に沿って折り曲げながら(図例では手前だが奥側でもよい)傾倒し、ノッチ8を露出させる。
そして、図4に示すように、指などでノッチ8を起点にして軸延伸方向(横方向)に胴材2のヒートシール部Hを引き裂くことで、注出部3を開口させて注出口10を形成し、図5に示すように、この注出口10から内容物5を注出させることができる。
このように、ノッチ8の形成位置(ノッチ8の外側端)を、ヒートシール部Hの折曲部9で覆うことで、容器未開封時に外側からは、この折曲部9や、切込線7あるいはヒートシール部Hの色、印刷文字、模様などによりノッチ8を視認し辛いため、幼児を含む子どもなどにノッチ8の形成位置が分かり辛く、悪戯や誤ってノッチ8を起点に容器の一部を破断し、注出口10を開口させたり、内容物5を流出させてしまうことを防ぐことができる。
なお、折曲部9は、折曲線6に沿って折り曲げた際、収容部4側方の胴材2におけるヒートシールh部分に図示しないクリップなどで係止させたり、あるいは折曲線6をミシン目などで形成することにより、折曲部9を折り曲げた際に、折曲線6を破断させて折曲部9を包装容器1から取外す構成にしてもよい。
切込線は、次のような構成にすることもできる。図6はヒートシール部の端部に向けて突出させた切込線による摘み片を備える包装容器の正面図、図7は切込線を破断し、折曲線に沿って折り曲げてノッチを露出させた摘み片を備える包装容器の斜視図、図8はノッチを始点として注出部の切断による注出口の形成を説明する包装容器の斜視図、図9は注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である
この場合、図6に示すように、包装容器1´は、上記同様に、例えば略長方形状(正方形や三角形など限定しない)を有する前後一対の胴材2の周囲をヒートシールhして、その内側部分に収容部4を形成するとともに、この収容部4の上方(限定されず下方であってもよい)であって、容器上部(限定されず下部であってもよい)には、後述する注出部3´を除いてヒートシールhしたヒートシール部Hを設ける。
そして、収容部4上端の一部(図例では右側端部)から注出部3´を上方へ向けて延設させ、この注出部3´が収容部4に連通し、これら注出部3´および収容部4内に上述したような内容物5が収容される。
また、ヒートシール部Hには、容器両端から注出部3´へ向けた中途部まで、折曲線6が形成されるとともに、これら折曲線6の内側端から、注出部3´の外側に沿って不連続な切込線7´が形成される。このとき、切込線7´には、ヒートシール部Hの側端部へ向けて図例のような凹凸部(形状は限定しない)を形成させ、この凹部内に切込線7´に接して注出部3´へ向け中途部までノッチ8´が軸延伸方向に形成される。
ここで、包装容器1´を開封して内容物5を注出させる方法を説明する。上述したように、包装容器1´の未開封状態では、胴材2のヒートシール部Hは、まだ折曲線6で折り曲げられておらず、ヒートシール部Hと、収容部4とは容器正面視あるいは側面視略一直線上の同一平面上に有するため、容器外方からは、このヒートシール部H内のノッチ8´の形成位置が、切込線7´の方に視線が引き付けられることや、あるいはヒートシール部Hの色、印刷文字、模様などにより分かり辛く、ノッチ8´を視認することが難しい。この状態において、幼児を含む子どもなどは、ノッチ8´の形成位置が分からず、包装容器1´を容易に開封させることはできない。
そして、上述のように、ヒートシール部Hにおける切込線7´の不連続部を破断させ、切込線7´よりも外側のヒートシール部Hにおける折曲部9を、図7に示すように、折曲線6に沿って折り曲げながら(図例では手前だが奥側でもよい)傾倒し、ノッチ8´を露出させる。
次いで、切込線7´より内側のヒートシール部Hであって、凹凸部に形成された凸部を指の摘み片11として、図8に示すように、ノッチ8´を起点にして軸延伸方向(横方向)に胴材2のヒートシール部Hを引き裂くことで、注出部3´を開口させて注出口10を形成し、図9に示すように、この注出口10から内容物5を注出させることができる。
このような構成により、上述同様の効果が得られることに加えて、注出口10開口の際、摘み片11を摘むことで、容易にノッチ8´を起点として引き裂き、注出口10を形成させることができる。
次に、ボトム材と、収容部を密封するトップ材とからなる包装容器であっても、上記のような構成を適用することができる。図10は収容部を形成したボトム材と、収容部を密封するトップ材とからなる包装容器の正面図、図11は同容器における図10のA矢視側面図、図12は切込線を破断し、折曲線に沿って折曲部を傾倒させ、ノッチを露出させた包装容器の斜視図、図13は注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。
この場合、図10〜11に示すように、包装容器1´´は、例えばそれぞれ略長方形状(正方形や三角形など限定しない)を有する内容物5を収容する収容部4を形成したボトム材2aと、収容部4を密封するトップ材2bとの胴材2´から構成され、両者の周囲をヒートシールhするとともに、容器上部(限定されず下部であってもよい)には、後述する注出部3´´を除いてヒートシールhしたヒートシール部Hを設ける。
なお、トップ材2bは、収容部4とは逆の外側から順に、内容物5を密封し接触する内側へ向けて、例えば、表面基材層、接着層、印刷基材層、色インキ、白インキ、接着層およびシーラント層からなる周知の積層体を用いることができる。
また、ボトム材2aは、外側から順に、収容部4内に収容する内容物5へ向けて、例えば、表面基材層、接着層、印刷基材層、色インキ、白インキ、接着層、中間層、接着層およびシーラント層からなる周知の積層体を用いることができる。
なお、収容部4上端の一部(図例では中央部)から注出部3´´を上方へ向けて延設させ、この注出部3´´が収容部4に連通し、これら注出部3´´および収容部4内に上述したような内容物5が収容される。
また、ヒートシール部Hには、例えば、容器両端から注出部3´´へ向けた中途部まで折曲線6が形成されるとともに、これら折曲線6の内側端には、例えば円形状(形状限定しない、指が通らない程度の小径)の貫通穴12が形成されるとともに、これら貫通穴12の内側(注出部3´´)のヒートシール部Hには、ノッチ8´´が軸延伸方向に形成される。さらに、ヒートシール部Hには、これら貫通穴12の上端から注出部3´´の外側周囲に沿って上述のような不連続な切込線7´´が形成される。
ここで、包装容器1´´を開封して内容物5を注出させる場合は、まず未開封状態において、ヒートシール部Hが未折曲状態により、ノッチ8´´は、切込線7´´の方に視線が引き付けられることや、あるいはヒートシール部Hの色、印刷文字、模様などで分かり辛く、ノッチ8´を視認することが難しいほか、貫通穴12の小径により指を挿入させることができない。この状態において、幼児を含む子どもなどは、ノッチ8´´の形成位置が分からず、包装容器1´´を容易に開封させることはできない。
そして、上述のように、ヒートシール部Hにおける切込線7´´の不連続部を破断させ、切込線7´´よりも外側のヒートシール部Hにおける折曲部9を、図12に示すように、貫通穴12を基点に折曲線6に沿って折り曲げながら(図例では手前だが奥側でもよい)傾倒し、ノッチ8´´を露出させる。
このとき、ノッチ8´´は、貫通穴12に接した注出部3´´側に形成させているため、この貫通穴12の内側半円部分やヒートシール部Hを指の摘み部として、図13に示すように、ノッチ8´´を起点にして軸延伸方向(横方向)に胴材2のヒートシール部Hを引き裂くことで、注出部3´´を開口させて注出口10を形成し、この注出口10から内容物5を注出させることができる。
このような構成により、上述同様の効果が得られることに加えて、ボトム材2aと、トップ材2bとからなる材質にコシを有する容器においても、注出口10開口の際、容易にノッチ8´´を起点として胴材2´を引き裂き、注出口10を形成させることができる。
次に、収容部をコンパクトにして内容物を注出させる上記のような包装容器にしてもよい。図14は収容部の周囲に切込線を形成した包装容器の正面図、図15は切込線に沿ってノッチまで破断させ、破断片のヒートシール部分を持ち上げた包装容器の斜視図、図16は破断片を摘み片として、ノッチを始点に注出部を破断させて注出口を設けた包装容器の斜視図、図17は注出口から内容物の注出を説明する包装容器の斜視図である。
この場合、図14に示すように、包装容器1´´´は、例えばそれぞれ底部に円状(限定しない)を有する略長方形状(正方形や三角形など限定しない)の内容物5を収容する円形(限定しない)の収容部4´を形成したボトム材2a´と、収容部4´を密封するトップ材2b´との胴材2´´から構成され、両者の周囲をヒートシールhするとともに、容器上部(限定されず下部であってもよい)には、後述する注出部3´´´を除いてヒートシールhしたヒートシール部Hを設ける。
なお、収容部4´上端の一部(図例では中央部)から注出部3´´´を上方へ向けて延設させ、この注出部3´´´が収容部4´に連通し、これら注出部3´´´および収容部4´内に上述したような内容物5が収容される。
また、ヒートシール部Hには、例えば、容器両端から注出部3´´´へ向けた中途部まで、注出部3´´´に対して略水平方向および略垂直方向に直線を有する、例えば略扇形状(限定しない、指が通らない程度の面積)の穴部13が形成されるとともに、これら穴部13の略水平方向の直線内側(注出部3´´´)のヒートシール部Hには、ノッチ8´´´が軸延伸方向に形成される。
さらに、穴部13の略垂直方向の直線下端からは、収容部4´の周囲に沿ってヒートシールh部分に、切込線14が形成されるとともに、収容部4´の中央下方のヒートシールh部分には、切込線14に連結した切込15が形成される。
ここで、包装容器1´´´を開封して内容物5を注出させる場合は、まず未開封状態において、ノッチ8´´´が、穴部13内側位置に形成されているため、切込線14の方に視線が引き付けられることや、あるいはヒートシール部Hの色、印刷文字、模様などで分かり辛く、ノッチ8´´´を視認することが難しいほか、貫通穴12の小径により指を挿入させることができない。この状態において、幼児を含む子どもなどは、ノッチ8´´´の形成位置が分からず、包装容器1´´´を容易に開封させることはできない。
そして、まず、切込15を掴んで、図15に示すように、切込線14に沿ってヒートシールh部分を容器上方へ向けて切込線14を破断させると、この破断作用が、穴部13における略水平方向の直線に達したところで抑制されるとともに、ノッチ8´´´が露出する。
次いで、切込線14で破断し、上方にめくり上げた外側のヒートシールh部分、または容器上部のヒートシールH部分を把持部として、図16に示すように、ノッチ8´´´を起点にして軸延伸方向(横方向)に胴材2´´のヒートシール部Hを引き裂くことで、注出部3´´´を開口させて注出口10を形成し、この注出口10から内容物5を注出させることができる。
このような構成により、上述同様にボトム材2aと、トップ材2bとからなる材質にコシを有する容器においても、注出口10開口の際、容易にノッチ8´´´を起点として胴材2´´を引き裂き、注出口10を形成させることができる。また、収容部4´周囲のヒートシールh部分およびヒートシール部Hを切取ることで、コンパクトに形成した収容部4´から内容物5を注出でき、使用性を向上させることができる。
また、上述した包装容器1,1´,1´´,1´´´は、平パウチを例に説明したが、本発明はこれに限定されず、図示しない胴材およびボトム材をヒートシールして形成した周知の船底型スタンディングパウチなどにも適用することができる。
以上詳述したように、本願発明の包装容器1,1´,1´´は、内容物5を挟入する一対の胴材2,2´,2´´の周囲をヒートシールhして、注出部3,3´,3´´,3´´´を突設させた内容物5を収容する収容部4,4´を形成し、ヒートシールhの一部分に開封用のノッチ8,8´,8´´,8´´´を設け、注出部3,3´,3´´,3´´´周辺のヒートシール部Hには、注出部3,3´,3´´,3´´´の周囲に沿って設けた不連続な切込線7,7´,7´´,14を形成するとともに、切込線7,7´,7´´,14より注出部3,3´,3´´,3´´´方向内側のヒートシール部Hに、注出部3,3´,3´´,3´´´へ向けて切込線7,7´,7´´に接するノッチ8,8´,8´´,8´´´を形成したものである。
本発明の包装容器は、内容物に、例えば、醤油やマヨネーズ、ケチャップなどの調味料を含む食品、歯磨粉などの練り状物やシャンプーなどの日用生活品またはハンドクリームなどの化粧品、あるいは顆粒や錠剤からなる胃腸薬などの医薬品などを収容した、あらゆるパウチに有用である。
1 包装容器
2 胴材
3 注出部
4 収容部
5 内容物
6 折曲線
7,14 切込線
8 ノッチ
9 折曲部
10 注出口
11 摘み片
12 貫通穴
13 穴部
15 切込
H ヒートシール部
h ヒートシール

Claims (4)

  1. 内容物を挟入する一対の胴材の周囲をヒートシールして、注出部を突設させた前記内容物を収容する収容部を形成し、前記ヒートシールの一部分に開封用のノッチを設けた包装容器において、
    前記注出部周辺のヒートシール部には、前記注出部の周囲に沿って設けた不連続な切込線を形成するとともに、前記切込線より前記注出部方向内側の前記ヒートシール部に、前記注出部へ向けて前記切込線に接するノッチを形成したことを特徴とする包装容器。
  2. 前記ヒートシール部の端部には、前記注出部方向内側へ向けて、前記切込線に接続させる折曲線を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記切込線は、前記注出部の側方を、前記ヒートシール部の端部に向けて突出させたことを特徴とする、請求項1に記載の包装容器。
  4. 前記胴材は、前記収容部を形成したボトム材と、前記収容部を密封するトップ材とからなることを特徴とする、請求項1に記載の包装容器。
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