JP5260132B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は,固体酸化物形燃料電池に関する。
固体酸化物形燃料電池は,固体酸化物を用いて,可燃ガスと酸素を反応させて,電力を発生する。可燃ガスに炭化水素を用いる場合,炭素析出を抑制するために,炭化水素が改質して用いられる。効率の面から,炭化水素の改質に水蒸気が用いられ,水蒸気を供給するための気化器が必要となる。
ここで,気化器を加熱する技術が開示されている(特許文献1,2参照)。気化器では水の気化のため,加熱が必要である。特許文献1記載の技術では,固体酸化物形燃料電池で発生する予熱を水蒸気改質器の加熱に利用している。また,特許文献2記載の技術では,燃料電池スタックからの熱を改質器で受け,改質器からの熱を脱硫器,気化器で受ける。
特開2001−266924号公報 特開2006−351293号公報
しかしながら,特許文献1,2記載の技術では,起動時での気化器の加熱が考慮されていない。起動時には燃料電池スタック自体からの発熱は少なく,気化器を十分に温めることが困難である。発電を開始して,燃料電池スタック自体からの発熱が増えてから,水を添加して水蒸気改質を開始すると,水を添加しない間に炭素が析出する可能性が高くなる。
上記に鑑み,本発明は起動時に気化器を効果的に加熱可能な固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る固体酸化物形燃料電池は,水を気化させて水蒸気を発生する気化器と,前記水蒸気を用いて,可燃ガスを改質する改質器と,燃料極および空気極が両面に配置された酸素イオン伝導性固体電解質体が積層され,前記改質された可燃ガスを酸素と反応させて,電力を発生する燃料電池スタックと,前記燃料電池スタックからの排ガスを燃焼させる排ガス燃焼器と,前記気化器,前記改質器,および前記燃料電池スタックを加熱する起動用バーナと,前記気化器,前記改質器,前記燃料電池スタック,前記排ガス燃焼器,および前記起動用バーナを収容する断熱容器と,を具備し,前記気化器が,前記起動用バーナと対向し,かつ前記起動用バーナと前記燃料電池スタックの間に配置される第1の部材と,この第1の部材と一体的に形成され,かつ前記燃料電池スタックまたは前記排ガス燃焼器の少なくとも一方と対向または接触して配置される第2の部材と,を有することを特徴とする。
本発明によれば,起動時に気化器を効果的に加熱可能な固体酸化物形燃料電池を提供できる。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の参考形態)
図1は本発明の第1参考形態に係る固体酸化物形燃料電池100を表す側面図である。
図2は,固体酸化物形燃料電池100を表す斜視図である。なお,図2では,断熱容器170の図示が省略されている。
固体酸化物形燃料電池100は,燃料ガス(可燃ガス)と空気の供給を受けて発電を行う装置である。燃料ガスとして,都市ガスなどの炭化水素燃料を用いることができる。固体酸化物形燃料電池100は,気化器110,改質器120,燃料電池スタック140,排ガス燃焼器150,起動用バーナ160,断熱容器170を有する。なお,気化器110等に接続される配管は図示を省略している。
気化器110は,改質器120に水蒸気を供給する。気化器110は,流入口111,流出口112,部材113,114を有する。なお,既述のように,流入口111,流出口112に接続される配管は図示を省略している。流入口111は,口径の異なる2つの管から構成される(2重管構造)。内側の管から水が,2つの管の間から燃料ガスが気化器110に流入する。流出口112から燃料ガスおよび水蒸気が流出し,図示しない配管を経由して,改質器120に流入する。部材113,114で,流入口111から流入した水が気化して,水蒸気となる。なお,部材113,114の詳細は後述する。
改質器120は,燃料電池スタック140の下部に接続され,水蒸気で燃料ガス(例えば,炭化水素燃料)を改質する(水蒸気改質方式)。固体酸化物形燃料電池100は後述の燃料極47での燃料ガスの改質が可能である。しかし,万一,燃料極47で炭素が析出すると燃料電池スタック140が劣化,もしくは破損する恐れがある。このため,燃料ガス(炭化水素燃料)を改質してから,燃料電池スタック140へ流すことが望ましい。なお,水蒸気改質方式を採用したのは,部分酸化方式よりも発電効率が高くなることを考慮したためである。
燃料電池スタック140は,積層された燃料電池セル141,エンドプレート142,143を有する。燃料電池セル141は,板形状をなし,発電単位である。燃料電池セル141の詳細は後述する。
エンドプレート142,143は,耐熱性及び導電性に優れた板材(例えばステンレス製の板材)から構成される。エンドプレート142,143は,積層される燃料電池セル141を押圧する保持板であり,かつ燃料電池スタック140からの電流の出力端子でもある。エンドプレート142,143を介し,燃料電池スタック140を積層方向に貫く固定部材により,燃料電池セル141が締め付けられて固定,一体化されることで,燃料電池スタック140が構成される。この固定部材は,例えば,ボルト及びそれに螺合するナット等であり,燃料電池スタック140の枠部にあけられた貫通孔を貫く様に配置される。なお,本実施形態では,エンドプレート142,143がそれぞれ正極,負極となる。
図3は,燃料電池セル141を分解した状態を表す斜視図である。燃料電池セル141は,コネクタプレート41(41a,41b),空気極フレーム42,絶縁フレーム43,セパレータ44,空気極45,電解質46,燃料極47,燃料極フレーム48を有する。
コネクタプレート41a,41bは,金属等の導電性材料から構成され,燃料電池セル141の厚み方向の両側に一対配置される。コネクタプレート41により,燃料電池セル141それぞれのガス流路が分離され,かつ板厚方向での導通が確保される。
隣り合う燃料電池セル141の間に配置されるコネクタプレート41は,インターコネクタとなり,隣り合う燃料電池セル141を区分する。燃料電池スタック140の積層方向の両端に配置されるコネクタプレート41が,エンドプレート142,143となる。
電解質46は,矩形の板形状であり,例えば,ZrO等の酸化物から構成され,セパレータ44の下面に固定される。電解質46は,酸素イオン伝導性固体電解質体として機能する。電解質46の上下に,空気極45および燃料極47が固着される。空気極45とコネクタプレート41aとの間には,その導通を確保するために,集電体(図示せず)が配置される。
コネクタプレート41a,空気極フレーム42,絶縁フレーム43によって,セパレータ44の上方に空気室が構成される。燃料極フレーム48,コネクタプレート41bによって,セパレータ44の下方に燃料室が構成される。燃料室,空気室それぞれに,燃料ガス,空気が導入され,高温(例えば,700℃程度)に加熱されることで,電解質46を介して,可燃ガスと空気が反応し,空気極45,燃焼極47をそれぞれ正極,負極とする直流の電気エネルギーが発生する。
排ガス燃焼器150は,燃料電池スタック140からの発電後の余ったガス(排ガス)を燃焼させる。排ガス燃焼器150での排ガスの発熱および発電時の燃料電池セル141自体のジュール熱と,断熱容器170からの放熱や投入ガスの予熱といった吸熱分とがバランスする。この結果,燃料電池スタック140の温度が一定に保たれ,熱自立運転がなされる。
起動用バーナ160は,燃料電池スタック140を作動温度まで加熱するためのものであり,燃料電池スタック140および改質器120の下側に配置される。起動用バーナ160は,フレーム161,セラミックプレート162を有する。燃料ガスと空気の混合気が起動用バーナ160に投入され,セラミックプレート162の表面で燃焼する。
断熱容器170は,断熱性能を有した容器であり,気化器110,改質器120,燃料電池スタック140,排ガス燃焼器150,起動用バーナ160を格納する。断熱容器170は,容器本体171,断熱材172から構成される。金属製の容器本体171の内部にセラミックの多孔体からなる断熱材172が配置される。
(気化器の詳細)
気化器110は,改質器120に十分な量の水蒸気を供給する必要がある。もし,気化器110が十分に動作しないと,燃料ガス(炭化水素等)が分解することにより炭素析出が発生するため,部分酸化方式,もしくは水蒸気改質方式と部分酸化方式の併用を採用せざるを得なくなる。そして,起動時に燃料電池スタック140の温度が350℃以上になると,燃料極47の酸化防止のため,燃料極47側に燃料ガスや不活性ガス(例えば窒素ガス)を流す必要があるが,燃料ガスを用いて酸化防止を図った場合,気化器110での水の気化が十分でないと,燃料ガスが分解し,配管内,もしくは燃料極47で炭素が析出する可能性がある。即ち,気化器110が十分に動作しないと,炭化水素燃料から炭素が析出するため,起動時には窒素ガスなどの不活性ガスを使用せざるを得なくなるが,家庭用や業務用を想定すると,固体酸化物形燃料電池での不活性ガスの使用は,利便性を阻害し,実用化の妨げになる。
部材113,114は,外形が略平板形状であり,その内部に互いに連結される空洞を有し,水の気化が可能である。部材113は,排ガス燃焼器150および燃料電池スタック140の側面に略並行に配置される。部材114は,起動用バーナ160の上面および燃料電池スタック140と排ガス燃焼器150の下面に略並行に配置される。即ち,起動用バーナ160と排ガス燃焼器150の近くに気化器110の一部(部材114)が配置され,起動用バーナ160と排ガス燃焼器150からの熱を受ける。
部材114が起動用バーナ160の上面に配置されていることで,起動時に,気化器110が起動用バーナ160からの放熱を受けることができる。また,部材113,114の双方が排ガス燃焼器150に面していることで,発電時に,気化器110が排ガス燃焼器150からの放熱を受けることができる。
この結果,起動時の早い段階で気化器110で水を気化することが可能となる。即ち,起動時に窒素ガスを用いず,燃料ガスを流しながら,燃料電池スタック140を昇温できる。また,発電時には,排ガス燃焼器150からの熱も受けることができる。
起動時には,起動用バーナ160及びこれに温められている燃料電池スタック140からの輻射熱により,気化器110が加熱される。発電時には,排ガス燃焼器150と燃料電池スタック140からの放熱により,気化器110が加熱される。この結果,気化器110で水蒸気が安定に発生される。
(第1の参考形態の変形例)
図4は本発明の第1参考形態の変形例に係る固体酸化物形燃料電池100aを表す側面図である。図5は,固体酸化物形燃料電池100aを表す斜視図である。なお,図5では,断熱容器170の図示が省略されている。固体酸化物形燃料電池100aは,気化器110aを有する。気化器110aは,流入口111,流出口112,部材113,114,115を有する。即ち,気化器110aでは,気化器110と比較して,部材115が追加されている。部材115は外形が略平板形状で,その内部に部材113の空洞と連結される空洞を有する。部材115は,排ガス燃焼器150および燃料電池スタック140の側面と略並行に配置され(対向し),発電時に,排ガス燃焼器150および燃料電池スタック140からの発熱を受けることができる。この結果,気化器110aは,より効果的に,水を気化できる。
その他の点では,固体酸化物形燃料電池100aは,固体酸化物形燃料電池100と本質的に異なるものでないので,詳細な説明を省略する。
(第2の参考形態)
図6は本発明の第2参考形態に係る固体酸化物形燃料電池100bを表す側面図である。固体酸化物形燃料電池100bは,気化器110の面に対向する面Aで,断熱材172が他の面(例えば,面B)より薄くなっている。気化器110にて断熱容器170内の熱が吸収されるようにすることで,その気化器110が配置される部分の断熱容器170の断熱性を低くすることができる。即ち,断熱材172の使用量を低減し,断熱容器170の一部で断熱性能を低下させても,断熱容器170全体での断熱性を同等の性能にすることができる。そのため,余計な断熱材172を使用する必要がなくなり,断熱容器170をコンパクトにすることができる。
その他の点では,固体酸化物形燃料電池100bは,固体酸化物形燃料電池100と本質的に異なるものでないので,詳細な説明を省略する。
(第の実施の形態)
図7は本発明の第実施形態に係る固体酸化物形燃料電池100cを表す側面図である。固体酸化物形燃料電池100cは,部材114cの長さが部材114より長いことから,部材114cが燃料電池スタック140と起動用バーナ160の間に配置されている。
気化器110の一部もしくは全体が起動用バーナ160と燃料電池スタックの間に配置されることで,起動時には起動用バーナ160からの熱を受け,発電時には燃料電池スタック140からの熱を受けることができる。
その他の点では,固体酸化物形燃料電池100cは,固体酸化物形燃料電池100と本質的に異なるものでないので,詳細な説明を省略する。
(第の実施の形態)
図8は本発明の第実施形態に係る固体酸化物形燃料電池100dを表す側面図である。固体酸化物形燃料電池100dは,2つの排ガス燃焼器150a,150bが燃料電池スタック140の上下に一体化して配置されている。排ガス燃焼器150a,150bと燃料電池スタック140を一体化することで,気化器110が発電時の燃料電池スタック140からのジュール熱と排ガス燃焼熱を同時に効果的に受けることができる。
その他の点では,固体酸化物形燃料電池100dは,固体酸化物形燃料電池100と本質的に異なるものでないので,詳細な説明を省略する。
(比較例)
図9は本発明の比較例に係る固体酸化物形燃料電池100xを表す側面図である。固体酸化物形燃料電池100xは,気化器110,改質器120に替えて,気化・改質器110xを有する。気化・改質器110xは,水の気化と,燃料ガスの改質の双方を実行する。気化・改質器110xを燃料電池スタック140の側面に配置することで,気化・改質器110xが燃料電池スタック140からの熱をうける。
(実施例)
第1,第2の参考形態,第1,第2の実施形態,および比較例についての実験結果を説明する。起動用バーナ160を動作し,次の(1),(2)の場合に,気化器110等の温度を測定した。
(1)燃料電池スタック140の温度が350℃で,水を注入していないとき
(2)燃料電池スタック140の温度が700℃で,水を注入してから30分経過したとき
図10は,実験結果を纏めた表である。実施例1〜4は,燃料電池100,100b,
100c,100dに対応する。
実施例1では,発電時に水を添加して30分後の気化器110の温度が200℃となっており,水を気化できる温度であることが確認された。また,起動時においても燃料電池スタック140の温度が350℃と燃料極47が酸化する温度であっても,気化器110の温度は500℃と十分に水を気化できる温度であることが確認された。
実施例2では,発電時に水を添加して30分後の気化器110の温度が210℃となっており,水を気化できる温度であることが確認された。また,起動時においても燃料電池スタック140の温度が350℃と燃料極47が酸化する温度であっても,気化器110の温度は520℃と十分に水を気化できる温度であることが確かめられた。実施例2は実施例1と結果は同様であるが,断熱容器170の断熱性を下げても,断熱容器170からの放熱量は大きくなく,断熱材を減らせることが確認された。
実施例3では,発電時に水を添加して30分後の気化器110の温度が230℃となっており,水を気化できる温度であることが確認された。また,起動時においても燃料電池スタック140の温度が350℃と燃料極47が酸化する温度であっても,気化器110の温度は550℃と十分に水を気化できる温度であることが確認された。起動用バーナ160と燃料電池スタック140の間に気化器110の一部を配置することで,温度が10%程度上がっており,気化能力が向上することが判った。
実施例4では,発電時に水を添加して30分後の気化器110の温度が240℃となっており,水を気化できる温度であることが確認された。また,起動時においても燃料電池スタック140の温度が350℃と燃料極47が酸化する温度であっても,気化器110の温度は570℃と十分に水を気化できる温度であることが確認された。排ガス燃焼器150を燃料電池スタック140と一体化することで,排ガス燃焼器150からの熱が効果的に受けられるようになり,気化能力が向上することが分かった。
比較例では,気化器110は燃料電池スタック140からの熱しか受けることができない構造であり,発電時に水を添加して30分後の気化器110の温度が100℃となっており,水が液体として存在しており,十分に気化できていない状態であることが確認された。また,起動時においても燃料電池スタック140の温度が350℃と燃料極47が酸化する温度であっても気化器110の温度は80℃しかなく,この温度では炭化水素燃料を流すと燃料電池スタック140内で炭化水素が分解し,炭素析出するので,窒素ガスなどの不活性ガスしか流すことができない。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば,次のように,気化器110aを,第1の実施形態以外の第2〜第4の実施形態に適用しても良い。
本発明の第1参考形態に係る固体酸化物形燃料電池100を表す側面図である。 固体酸化物形燃料電池100を表す斜視図である。 燃料電池セル141を分解した状態を表す斜視図である。 本発明の第1参考形態の変形例に係る固体酸化物形燃料電池100aを表す側面図である。 固体酸化物形燃料電池100aを表す斜視図である。 本発明の第2参考形態に係る固体酸化物形燃料電池100bを表す側面図である。 本発明の第実施形態に係る固体酸化物形燃料電池100cを表す側面図である。 本発明の第実施形態に係る固体酸化物形燃料電池100dを表す側面図である。 本発明の比較例に係る固体酸化物形燃料電池100xを表す側面図である。 実験結果を纏めた表である。
符号の説明
100 固体酸化物形燃料電池
110 気化器
111 流入口
112 流出口
113 部材
114 部材
115 部材
120 改質器
140 燃料電池スタック
141 燃料電池セル
142,143 エンドプレート
150 排ガス燃焼器
160 起動用バーナ
161 フレーム
162 セラミックプレート
170 断熱容器
171 容器本体
172 断熱材
41(41a,41b) コネクタプレート
42 空気極フレーム
43 絶縁フレーム
44 セパレータ
45 空気極
46 電解質
47 燃料極
48 燃料極フレーム

Claims (4)

  1. 水を気化させて水蒸気を発生する気化器と,
    前記水蒸気を用いて,可燃ガスを改質する改質器と,
    燃料極および空気極が両面に配置された酸素イオン伝導性固体電解質体が積層され,前記改質された可燃ガスを酸素と反応させて,電力を発生する燃料電池スタックと,
    前記燃料電池スタックからの排ガスを燃焼させる排ガス燃焼器と,
    前記気化器,前記改質器,および前記燃料電池スタックを加熱する起動用バーナと,
    前記気化器,前記改質器,前記燃料電池スタック,前記排ガス燃焼器,および前記起動用バーナを収容する断熱容器と,を具備し,
    前記気化器が,前記起動用バーナと対向し,かつ前記起動用バーナと前記燃料電池スタックの間に配置される第1の部材と,この第1の部材と一体的に形成され,かつ前記燃料電池スタックまたは前記排ガス燃焼器の少なくとも一方と対向または接触して配置される第2の部材と,を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記第2の部材と前記燃料電池スタックの間に,前記排ガス燃焼器が配置される
    ことを特徴とする請求項記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記排ガス燃焼器が前記燃料電池スタックと近接または接触して配置される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記第2部材が,前記燃料電池スタックに対向する第1の面と,この第1の面の反対側に配置される第2の面と,を有し,
    前記断熱容器断熱層を有し,
    前記第2の面に対向する箇所での前記断熱層の厚さが,前記燃料電池スタックに対向する箇所での前記断熱層の厚さより,薄い
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
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