JP5255206B2 - 携帯通信端末装置、迷惑メール管理方法、及びメール管理プログラム - Google Patents
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又、主制御部70には、前述した電子メールの送受信に際してそのメール内容を再生表示するための再生表示部50、および受信メールの内容確認のための確認ボタンスイッチ61を含む動作指令入力部60が、併設されている。
このスパムフィルタリングシステムは、インターフェースと処理システムとから構成されている。そして、移動体通信装置に当てられたメッセージをインタフェースを介して受信し、このインタフェースを介してメッセージを受信した処理システムにおいて第1のフィルタリング基準に基づいて受信したメッセージがスパムメールから成るか否かの最初の判断を行い、その判断が否定の時にそのメッセージをメッセージセンターへ送信してメッセージセンターから移動体通信装置への送信に供する一方、その判断が肯定のとき、第2のフィルタリング基準に基づいてスパムメールとの疑いのある受信メッセージがスパムメールであるか否かの最終判断を行うように構成されている(特許文献1)。
そして、移動体端末装置でメールリスト表示ファイルを受信し、そのファイルの中に迷惑メールがある時は、移動体端末装置での選択,確定処理を行って、その削除要求をメール管理装置へ送信し、メール管理装置に保存されている迷惑メールの削除を行う構成となっている(特許文献2)。
このチェーンメール削除システムは、携帯電話端末装置が電話回線を介してメールサーバに接続され、メールサーバはインターネットに接続されて構成されている。そのメールサーバは、httpフィルタと、チェーンメールURL格納部と、ユーザ用メールボクックス部とを含んで構成されている。そのメールサーバにおいて、携帯電話端末装置宛てのメールがインターネット経由でhttpフィルタを通して受信すると、そのメール本文中にURLがあるか否かを調べる。URLを含まないメールであるときは、そのメールをユーザ用メールメールボクックス部の送信ボクックスに格納し、ユーザのアクセスに供する。URLを含むときには、ユーザ用メールボクックス部のチェーンメール拒否指定欄に拒否指定があるならば、受信メールを自動的に削除するように構成されている(特許文献3)。
この迷惑電子メール防止システムは、ドメイン名を有するメール管理サーバを利用する携帯電話端末装置が予め着信許可又は着信拒否の登録を行うと共に、当該携帯電話端末装置のメール受信をメール管理サーバのドメイン名を指定している電子メールのみを受信するドメイン指定受信とし、メール管理サーバのドメイン名を有する電子メールのみを着信許可し、メール管理サーバのドメイン名を有しない電子メールは着信拒否するようにして構成されている(特許文献4)。
子供にとっては知らない人から来たメールは消せば良いが、知っている人から来るチェーンメールは深刻に受け止め不安をつのらせてしまう。
又、特許文献2乃至特許文献4にあって、迷惑電子メールが端末に届く前に迷惑電子メールを除去するという基本的な構成は、特許文献1にも類似しており、前述した特許文献1について述べた技術的課題が、特許文献2乃至特許文献4にも、それぞれ存在する。
本発明は、上述した従来例の有する不都合を改善し、特にチェーンメール等の迷惑電子メールから引き起こされる不安を除くのに有用な携帯通信端末装置、迷惑メール管理方法、及びメール管理プログラムを提供することを、その目的とする。
これにより、迷惑電子メールの疑義がある受信した電子メールを、動作指令入力部からの指令により直ちに転送処理することが可能となる。
このため、これによると、迷惑電子メールの疑義がある受信した電子メールが、事前に記憶した転送先となる携帯通信端末のメールアドレスに直ちに転送処理され、転送先メールアドレスを有する携帯通信端末からの応答を待機し、その応答が、前記疑義のある電子メールが迷惑電子メールであることを示すものであれば削除されることから、意味不明のチェーンメール等の迷惑電子メールを受信してもその受信内容によって子供が不安感を感じるという不都合を手際良く排除することができる。
図1において、携帯通信端末装置1は、電子メール等の通信情報を送信し又は受信する送信部30および受信部20と、当該受信部20で受信される電子メール等の通信情報を記憶するメール記憶手段4と、これら送信部30,受信部20およびメール記憶手段4の各構成要素の動作を制御する主制御部7とを備えている。
前述した転送先メールアドレスは、本実施形態では、迷惑電子メールの真偽を判別する情報を保持するサーバ11のメールアドレスとして特定されている。尚、この転送先メールアドレスについては、前記迷惑電子メールの真偽を判別する判別者(例えば親)が保持する携帯通信端末のメールアドレスとしてもよい。
次に、本実施形態の動作を図1乃至図2に基づいて説明する。
最初に、本実施形態にあっては、迷惑電子メールの疑義がある電子メールが携帯通信端末装置で受信された場合を想定して当該迷惑電子メールにかかる電子メールの転送先メールアドレスがアドレス記憶手段に予め記憶される(転送先メールアドレス記憶工程)。
ここで、転送元の携帯電話機1では、その受信部20を介して削除指令情報を主制御部7が受け取り、これにより、制御部7の迷惑メール削除機能7Bが作動し、削除指令情報と上述したフラグが立っている(記憶されている)こととに応答してメール記憶装置4に記憶されているチェーンメールの疑義がある電子メールが削除される(図2のステップS104)。
即ち、前述した迷惑電子メール転送制御後に、当該転送にかかる迷惑電子メールが前記メール記憶手段から削除される(迷惑メール削除工程)。
このようにしても、前述した実施形態と同等に機能し、受信した電子メールがチェーンメールであるとの疑義があるとき、ユーザがその電子メールを所定のメールアドレス(両親、知り合いなどのメールアドレス)に転送し削除し得るので、これによって、ユーザをチェーンメールによって惹起される精神的動揺から確実に開放することができる。
又、電子メールの転送相手はサーバでもよい。転送されて来た電子メールでチェーンメールや迷惑電子メールのデータベース11Aを構成し、同様のチェーンメールや迷惑電子メールが転送されて来たときの自動判別のデータにしてもよい。更に、チェーンメールや迷惑電子メールの事例として個人情報を伏せてウェブで公開してもよい。
4 メール記憶手段
4A アドレス記憶領域
6 動作指令入力部
6A 転送指令ボタンスイッチ(転送指令ボタンSW)
6B 削除指令ボタンスイッチ(削除指令ボタンSW)
6AB 転送・削除ボタンスイッチ
7 主制御部
7A メール転送制御機能
7B 迷惑メール削除機能
20 受信部
30 送信部
50 再生 表示部
61 確認ボタンスイッチ
KBS 機能ボタン
Claims (7)
- 電子メールを送信し又は受信する送信部および受信部と、当該受信部で受信される電子メールを記憶するメール記憶手段と、これら送信部,受信部およびメール記憶手段の各構成要素の動作を制御する主制御部とを備え携帯通信端末装置において、
前記メール記憶手段に、前記受信部で迷惑電子メールの疑義がある前記電子メールが受信された場合に当該電子メールを転送すべき携帯通信端末のメールアドレスである転送先メールアドレスを予め記憶したアドレス記憶領域を設け、
前記主制御部が、疑義のある電子メールが受信された場合に当該電子メールを前記転送先メールアドレスに向けて転送するメール転送制御機能と、
前記疑義のある電子メール転送後に前記転送先メールアドレスを有する携帯通信端末からの応答を待機し、その応答が、前記疑義のある電子メールが迷惑電子メールであることを示すものである場合に限り、当該電子メールを前記メール記憶手段から削除する迷惑メール削除機能と、を備えていることを特徴とした携帯通信端末装置。 - 前記請求項1に記載の携帯通信端末装置において、
前記主制御部に、当該主制御部の動作を設定する動作指令入力部を併設すると共に、
この動作指令入力部に対して外部入力されるメール転送指令等の動作指令に基づいて、前記主制御部が前記メール転送制御機能を実行する構成としたことを特徴とする携帯通信端末装置。 - 前記請求項1乃至2に記載の携帯通信端末装置において、
前記転送先メールアドレスは、前記迷惑電子メールの真偽を判別する判別者が保持する携帯通信端末のメールアドレスであることを特徴とする携帯通信端末装置。 - 前記請求項2に記載の携帯通信端末装置において、
前記動作指令入力部は転送指令ボタン,削除指令ボタン,および確認ボタン等の複数の関数ボタンを有し、これらの各ボタンの何れかが選択操作された場合に前記動作指令入力部から対応する所定の動作指令が前記主制御部に入力される構成としたことを特徴とする携帯通信端末装置。 - 前記請求項1乃至4のいずれか一つに記載の携帯通信端末装置において、
前記迷惑電子メールは、チェーンメールであることを特徴とする携帯通信端末装置。 - 迷惑電子メールの疑義がある電子メールが携帯通信端末装置で受信された場合を想定して、当該迷惑電子メールにかかる電子メールの転送先となる携帯通信端末のメールアドレスである転送先メールアドレスをアドレス記憶手段に予め記憶する転送先メールアドレス記憶工程と、
前記迷惑電子メールの疑義がある電子メールが受信された場合に前記迷惑電子メールにかかる電子メールを前記転送先メールアドレスに向けて転送するメール転送制御工程と、
前記疑義のある電子メール転送制御後に前記転送先メールアドレスを有する携帯通信端末からの応答を待機し、その応答が、前記疑義のある電子メールが迷惑電子メールであることを示すものである場合に限り、当該電子メールをメール記憶手段から削除する迷惑メール削除工程とを備えていることを特徴とした迷惑電子メール管理方法。 - 迷惑電子メールの疑義がある電子メールが携帯通信端末装置で受信された場合を想定して、当該迷惑電子メールにかかる電子メールの転送先となる携帯通信端末のメールアドレスである転送先メールアドレスをアドレス記憶手段に予め記憶する転送先メールアドレス記憶機能、
前記迷惑電子メールの疑義がある電子メールが受信された場合に前記迷惑電子メールにかかる電子メールを前記転送先メールアドレスに向けて転送するメール転送制御機能、
前記疑義のある電子メール転送制御後に前記転送先メールアドレスを有する携帯通信端末からの応答を待機し、その応答が、前記疑義のある電子メールが迷惑電子メールであることを示すものである場合に限り、当該電子メールをメール記憶手段から削除する迷惑メール削除制御機能、
をコンピュータに実行させることを特徴としたメール管理プログラム。
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