JP2004234336A - 端末装置および情報通信システム - Google Patents

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Akihiro Okumura
晃弘 奥村
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Abstract

【課題】利用者に対して受信した情報の内容の確認を促し,かつ,その確認に際して利用者の操作性,利便性を損なうことのない端末装置および情報通信システムを提供する。
【解決手段】フィルタ部102は,受信した電子メールの差出人が連絡元アドレス設定部103に設定されているかどうかを検査する。これによって,該当電子メールが業務連絡電子メールであるか否かが区別される。チェックテーブル部104は,受信した業務連絡電子メールのうち,まだ読まれていない電子メールを管理する。警告タイミング決定部107は,所定の条件に従って「未読警告機能」を有効にして,未読の業務連絡電子メールの存在を利用者に警告する動作を開始する。所定の条件には,電子メールの送信後経過時間および携帯電話機の状態(マナーモード,電波送受信状況)が含まれる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,端末装置および情報通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は高付加価値化が進み,最近ではそのほとんどが電子メールクライアント機能を備えるまでになった。企業においては,外勤者に対して携帯電話機が支給され,内勤者と外勤者との間,または,外勤者間の業務連絡には電子メールが活用されている。
【0003】
顧客から電話を受けた社員(内勤者)は,社外にいるその顧客の担当者(外勤者)に対して,電話があったことを速やかに伝えなければならない。担当者に顧客と電話連絡をとるよう指示しなければならない場合もある。外勤者が所持している携帯電話機への電子メール送信は,以下のように,有効な業務連絡の手段である。
【0004】
(1)電話で外勤者と連絡をとろうとする場合,外勤者が電話に出ないときは何度も電話を掛けなおす必要がある。電子メールであれば,一度の送信で業務連絡が完了する。
【0005】
(2)文字を使った通信であるため,内容を正確に伝えることができる。
【0006】
(3)電子メールのデータが携帯電話機に保存されるため,連絡の内容に関してメモをとる必要がない。
【0007】
(4)電子メールの文面に記述された電話番号にワンタッチで電話を掛けることも可能である(Phone‐to機能)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
電子メールは,このようなメリットを有する反面,従来,その利用に際して次の点に注意しなければならなかった。電子メールは基本的に非同期の通信プロトコルに基づくものである。したがって,利用者が携帯電話機で電子メールを受信したとしても,これをすぐに読むとは限らない。重要な業務連絡のようにすぐに内容を確認すべき電子メールであっても,未読のまま放置されてしまうことがあった。電子メールによって業務連絡を受ける携帯電話機の利用者は,常に未読の電子メールがないか注意しておく必要があった。
【0009】
この問題を解決するものとして,下記の文献には「電子メールサーバ」が開示されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−223250号公報
【0011】
この電子メールサーバは,携帯電話機に対して電子メールを送信した後,このメールについての返信メールを当該携帯電話機から受信するまでの間,定期的に当該携帯電話機に向けて電話呼び出し信号を送信する。携帯電話機は,電話呼び出し信号を受信して呼び出し音を鳴らす。これによって,携帯電話機の利用者の電子メールの読み忘れ防止を図ろうとしている。
【0012】
しかしながら,この電子メールサーバには,以下の問題点があった。
【0013】
(1)利用者は,業務連絡にかかる電子メールを受信すると,一通ずつ返信しなければならない。この返信のための操作に時間を要し,業務効率の低下を招くおそれもあった。
【0014】
(2)電子メールサーバは,電話呼び出し信号を定期的に送信する。しかし,適切なタイミングで(例えば,利用者の置かれている状況に応じて)電子メールを確認すよう催促することはできない。
【0015】
(3)電子メールサーバから送信される電話呼び出し信号は,携帯電話機の呼び出し音を鳴らすためのものである。外勤者がこの呼び出し音に応じて通話ボタンを押す前に,電話呼び出し信号の送信を中止すれば,通話料金が徴収されずにすむ。しかし,電子メールサーバから,多くの携帯電話機に対して電話呼び出し信号が送信されると,いわゆる「ワン切り」と混同されるおそれがある。
【0016】
本発明は,上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,利用者に対して受信した情報の内容の確認を促し,かつ,その確認に際して利用者の操作性,利便性を損なうことのない端末装置および情報通信システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,情報を受信し保管することが可能な端末装置が提供される。そして,この端末装置は,受信した情報の内容が利用者によって確認されたか否かを管理する情報確認管理手段と,予め設定されている1または2以上の条件のうち1または2以上が成立したときに,警告機能を有効とする警告機能制御手段と,保管した1または2以上の情報の中に,利用者に内容が確認されていない情報が存在し,かつ,警告機能が有効である場合に,利用者に対して警告を発する警告手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
【0018】
条件を適切に設定すれば,端末装置は,利用者にとって好ましいタイミングで,未確認の受信情報の内容を確認するように利用者に対して警告を発することが可能となる。この条件には,新たな情報を受信したこと,当該端末装置の電源が投入されたこと,当該端末装置を利用者が操作したこと,当該端末装置の通信状況が良好であること,前回の警告が発せられてから所定の時間が経過したこと,または,利用者に内容が確認されていない1または2以上の情報の中に,所定の基準よりも古い情報が含まれること,のうち少なくともいずれか一つが含まれることが好ましい(請求項2,4,6)。利用者は,警告を受けてすぐに未確認情報の内容を確認することができる,少ない操作で情報の内容を確認することができる,確認した情報に対してすぐに応答できる,繰り返して警告を受けることができる,などのメリットを得る。
【0019】
受信した情報を,内容に応じて少なくとも第1種の情報と第2種の情報に分類する情報分類手段を備えることによって,端末装置は,より緊急性の高い情報(第1種の情報)を選択して,利用者にその内容の確認を促すことが可能となる(請求項3)。
【0020】
本発明の第2の観点によれば,情報を送信する情報送信装置と,情報を受信し保管することが可能な端末装置を含んで成る情報通信システムが提供される。そして,情報送信装置は,送信する情報を,内容に応じて少なくとも第1種の情報と第2種の情報に分類し,第1の情報に対して識別要素を付加する送信側情報分類手段を備えたことを特徴とし,端末装置は,受信した第1の情報の内容が利用者によって確認されたか否かを管理する情報確認管理手段と,予め設定されている1または2以上の条件のうち1または2以上が成立したときに,警告機能を有効とする警告機能制御手段と,保管した1または2以上の情報の中に,利用者に内容が確認されていない第1種の情報が存在し,かつ,警告機能が有効である場合に,利用者に対して警告を発する警告手段とを備えたことを特徴としている(請求項5)。
【0021】
条件を適切に設定すれば,端末装置は,利用者にとって好ましいタイミングで,未確認であって緊急性の高い情報(第1種の情報)の内容を確認するように利用者に対して警告を発することが可能となる。第1種の情報と第2種の情報の分類は,情報送信装置が行うため,端末装置の処理負担が軽減される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる端末装置および情報通信システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および添付された図面において,略同一の機能および構成を有する要素については,同一符号を付することによって重複説明を省略する。
【0023】
本発明の実施の形態にかかる携帯電話機1(端末装置)の構成を図1に示す。この携帯電話機1は,電子メール受信部101,フィルタ部102(情報分類手段),連絡元アドレス設定部103(情報分類手段),チェックテーブル部104(情報確認管理手段),電子メール保管部105,電子メール処理部106(情報確認管理手段),警告タイミング決定部107(警告機能制御手段),警告部108(警告手段),入力部109,出力部110,電波レベル測定部111,音声通話処理部112,およびタイマ部113を備えている。
【0024】
携帯電話機1は,受信した電子メール(情報)が業務連絡にかかる電子メール(以下,「業務連絡電子メール」という)であるか判断する機能,および,内部に保管している電子メールの中に未読の業務連絡電子メールが存在する場合にその旨を以下のタイミングt1〜t6で携帯電話機1の利用者に通知警告する機能(以下,「未読警告機能」という)を有する。
【0025】
t1:電子メール(または業務連絡電子メール)を受信したとき
t2:携帯電話機1の電源が投入されたとき
t3:マナーモードが解除されたとき
t4:通話終了時
t5:電波を送受信できないエリアから送受信できるエリアに入ったとき
t6:前回の未読警告から一定の時間が経過したとき
【0026】
さらに,携帯電話機1は,業務連絡電子メールが送信されてからの経過時間,および,自らの状態(マナーモード設定状態,電波送受信状況など)に応じて未読警告機能の有効/無効を選択する。
【0027】
ここで,携帯電話機1の構成要素について説明する。
【0028】
電子メール受信部101は,電子メールの受信処理を行う機能部である。
【0029】
フィルタ部102は,受信した電子メールの差出人(すなわち,Fromフィールドに記載されている電子メールアドレス)が連絡元アドレス設定部103に設定されているかどうかを検査する。これによって,該当電子メールは,業務連絡電子メールであるか否かが区別される。
【0030】
連絡元アドレス設定部103は,業務連絡電子メールの送信元として指定された電子メールアドレスが設定保存される機能部である。
【0031】
チェックテーブル部104は,受信した業務連絡電子メールのうち,まだ読まれていない電子メールを管理する機能部である。
【0032】
電子メール保管部105は,受信した電子メールなどを保管する機能部である。
【0033】
電子メール処理部106は,一般的な携帯電話機の電子メール処理と同等な処理(例えば,受信した電子メールをディスプレイに表示する,送信する電子メールを作成するなど)を行う機能,および,受信しディスプレイに表示した(ユーザに閲覧された)電子メールの管理番号をチェックテーブル部104に通知する機能を有する。
【0034】
警告タイミング決定部107は,携帯電話機1の現在の状態(マナーモード,電波送受信状況など)と,業務連絡電子メールが送信されてからの経過時間に基づいて,当該携帯電話機の利用者に未読警告を通知するか否かを決定する機能部である。
【0035】
警告部108は,音(電子音,メロディなど),振動,画像,発光などを用いて利用者に警告を行う機能部である。
【0036】
入力部109は,利用者の操作を受け付ける機能部であり,例えば入力ボタンがこれに該当する。
【0037】
出力部110は,処理結果を利用者に示す機能部であり,例えばディスプレイがこれに該当する。
【0038】
電波レベル測定部111は,電波送受信状況を測定し,その結果を警告タイミング決定部107に通知する。また,電波レベル測定部111は,携帯電話機1の状態が,「電波送受信不能」から「電波安定送受信中」に遷移したとき,これを検出して警告タイミング決定部107に通知する。
【0039】
音声通話処理部112は,一般的な携帯電話機が有する音声通話処理機能と同等の機能,および,携帯電話機1の電源が投入されたこと,通話が終了したこと,またはマナーモードが解除されたことを検出し,この検出結果を警告タイミング決定部107に通知する機能を兼ね備えている。
【0040】
タイマ部113は,設定された時間を計測し,設定時間の経過を警告タイミング決定部107に通知する。
【0041】
以上のように構成された携帯電話機1は,電子メールを受信したとき,受信した電子メールを出力部110に出力するとき,および電話および電子メールの待ち受け状態にあるときにそれぞれ特徴な動作を行う。これら3つの動作について説明する。
【0042】
1.電子メールを受信したときの動作(図2)
【0043】
[ステップS101]電子メール受信部101が電子メールを受信する。
【0044】
[ステップS102]フィルタ部102は,連絡元アドレス設定部103の設定内容を参照して,受信した電子メールが業務連絡電子メールか否かを判定する。具体的には,受信した電子メールのFromフィールドに記載されている電子メールアドレスが連絡元アドレス設定部103に設定されている場合,当該電子メールは,業務連絡電子メールと判定される。
【0045】
[ステップS103]電子メール保管部105が受信した電子メールを保管する。このとき,電子メール保管部105は,保管する電子メールに管理番号を付与する。電子メール保管部105の内部データ構造を図3に示す。
【0046】
[ステップS104]ステップS102において,当該電子メールが業務連絡電子メールと判定された場合はステップS105へ進み,業務連絡電子メールでないと判定された場合は処理を終了する。
【0047】
[ステップS105]チェックテーブル部104が,ステップS103において当該電子メールに付与された管理番号と,当該電子メールの送信日時を記憶する。チェックテーブル部104の内部データ構造を図4に示す。電子メールの送信日時は,電子メールのDateフィールドから取得することが可能である。図2に示すように,このステップS105は,受信したメールが業務連絡電子メールである場合に実行される。したがって,チェックテーブル部104に管理番号が記憶されている電子メールは,未読の業務連絡電子メールである。図3および図4によれば,携帯電話機1は,管理番号1〜3の3通の電子メールを受信しており,そのうち管理番号2にかかる電子メールが未読の業務連絡電子メールである。
【0048】
[ステップS106]タイマ部113に時間データが設定される。例えば,”0”が設定された場合,タイマ部113は,すぐに警告タイミング決定部107に対して設定時間の経過を通知することになる。警告タイミング決定部107にタイマ部113から設定時間経過が通知されると,携帯電話機1の「未読警告機能」が有効になる。
【0049】
ステップS106の後,携帯電話機1は,電話および電子メールの待ち受け状態に移行する。詳細は,以下の「3.電話および電子メールの待ち受け状態にあるときの動作」において説明する。
【0050】
2.電子メールを出力部110に出力するときの動作(図5)
【0051】
[ステップS111]利用者は,入力部109を用いて,受信した電子メールの閲覧を携帯電話機1に対して要求する。電子メール処理部106は,利用者から閲覧を要求された電子メールを出力部110に出力し(例えば,ディスプレイに表示し),利用者の操作に従ってスクロールなどの処理を実施する。利用者から閲覧を終了する指示があれば,電子メール処理部106は,閲覧された電子メールの管理番号をチェックテーブル部104に通知する。
【0052】
[ステップS112]チェックテーブル部104は,電子メール処理部106から通知された管理番号にかかる電子メールが未読の業務連絡電子メールとして登録されているかどうかを判定する。
【0053】
[ステップS113]登録されている場合はステップS114へ進み,そうでない場合は処理を終了する。
【0054】
[ステップS114]チェックテーブル部104は,登録されている業務連絡電子メールの管理番号の中から電子メール処理部106から通知された管理番号とその送信日時を削除し,処理を終了する。
【0055】
3.電話および電子メールの待ち受け状態にあるときの動作
【0056】
電波レベル測定部111は,携帯電話機1の状態が,「電波送受信不能」から「電波安定受信中」に遷移したとき,これを検出して警告タイミング決定部107に通知する。音声通話処理部112は,携帯電話機1の電源が投入されたこと,通話が終了したこと,マナーモードが解除されたことをそれぞれ検出し,この検出結果を警告タイミング決定部107に通知する。タイマ部113は,設定された時間を計測し,設定時間の経過を警告タイミング決定部107に通知する。
【0057】
警告タイミング決定部107は,電波レベル測定部111,音声通話処理部112,またはタイマ部113から上記の通知を受け取った場合,所定の条件に従って「未読警告機能」を有効にして,未読の業務連絡電子メールの存在を利用者に警告する動作を開始する(図6)。
【0058】
[ステップS121]チェックテーブル部104が,チェックテーブルに少なくとも一つのレコード(管理番号および送信日時)が記憶されているか検査する。
【0059】
[ステップS122]テーブルが空の状態である場合(未読の業務連絡電子メールが存在しない場合)にはステップS126へ進み,一つでもレコードが記憶されている場合にはステップS123へ進む。
【0060】
[ステップS123]警告タイミング決定部107は,チェックテーブル部104に記憶された送信日時のうち最も古い送信日時を取得し,取得した送信日時と現在の時刻に基づいて,業務連絡電子メールの送信後の経過時間(以下,「送信後経過時間」という)を算出する。
【0061】
上述のように,携帯電話機1は,未読警告機能を有効にするための条件(ルール)が予め設定されている。このルールの定義には,送信後経過時間および携帯電話機1の状態(マナーモード,電波送受信状況)が用いられる。そして,警告タイミング決定部107は,このルールに従って「未読警告機能」を有効にする(利用者に対して警告を発する),または,無効にする(利用者に対して警告を発しない)。ルールの一例を以下に示す。
【0062】
ルール1.携帯電話機1の状態がマナーモードではなく,かつ,電波が送受信可能な場合は未読警告機能を有効とする。
ルール2.原則,携帯電話機1の状態がマナーモードの場合は未読警告機能を無効とするが,例外として,送信後経過時間が60分以上の場合はマナーモードであっても未読警告機能を有効とする。
ルール3.原則,携帯電話機1が電波を送受信できない状態にある場合は未読警告機能を無効とするが,送信後経過時間が30分以上の場合は,電波送受信状況に関わらず未読警告機能を有効とする。
【0063】
以上のルール1〜3を図7にまとめる。なお,未読警告機能の有効/無効を切り替える時間として,図7に示した値(30分,60分)以外を採用してもよい。利用者が携帯電話機1の入力部109を使ってこれらの値を設定できるようにしてもよい。
【0064】
[ステップS124]未読警告機能を有効にする場合はステップS125へ,未読警告機能を無効とする場合はステップS126へ進む。
【0065】
[ステップS125]警告タイミング決定部107からの指示に従って警告部108は,利用者に未読の業務連絡電子メールが存在することを警告する。警告には,音,振動,画像,発光などが利用される。
【0066】
[ステップS126]タイマ部113を初期化する(例えば,タイマ部113に時間データ”10分”をセットする)。この初期値については,携帯電話機1の利用者が,入力部109を使って予め設定できる。
【0067】
本実施の形態にかかる携帯電話機1によれは,以下の効果が得られる。
【0068】
携帯電話機1は,業務連絡電子メールを判別する機能を有する。したがって,未読メールの中に業務連絡以外の電子メールが混在していても,利用者に対して,未読の業務連絡電子メールを確認するように,選択的に促すことが可能となる。
【0069】
利用者は,携帯電話機1の電源を投入したとき,音声通話を終了したとき,またはマナーモードを解除したときに,携帯電話機1から未読の業務連絡電子メールの有無が通知される。これらのタイミングは,利用者が携帯電話機1を手に持ち,なんらかの操作を行っているときにあたる。利用者は,携帯電話機1から未読業務連絡メールを確認するように警告されたとき,携帯電話機1をあらためて手に取らなければならないといった煩わしさから解放される。
【0070】
利用者は,通常,携帯電話機1を使用できない(特に,通話ができない)環境下にいる場合,携帯電話機1をマナーモードに切り替える。しかし,そのような状況であっても,長時間業務連絡電子メールを確認しないのでは,重要な業務に支障をきたすおそれがある。この点,携帯電話機1は,マナーモードに設定されていても,業務連絡電子メールが送信されてからの経過時間が所定値に達すると,未読警告機能を有効とする。すなわち,経過時間の長さに応じて未読警告機能が制御されるため,利用者のマナーを確保しつつ,業務連絡電子メールの読み忘れを防止することが可能となる。
【0071】
業務連絡電子メールの中には,電話の取次ぎを目的とするものが多く含まれる。利用者が未読警告を受けて電子メールの内容を確認しても,そのとき電波送受信状況が悪く電話が掛けられなければ,結局電話を掛け忘れてしまうおそれもある。携帯電話機1は,電波が送受信できないエリアでは,経過時間が長い場合を除き,未読警告機能を無効とする。したがって,利用者は,警告を受けたにも関わらず,電話を掛けることができないといった事態を免れる。
【0072】
携帯電話機1は,電波を送受信できるエリアに入ると,すぐに未読警告機能が有効に切り替わる。したがって,利用者の利便性を損なわずに,利用者に対してできるだけ早くに未読の業務連絡電子メールの存在を警告することが可能となる。
【0073】
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0074】
業務連絡電子メールとそれ以外とを区別するために,Fromフィールドを利用する場合に即して本発明の実施の形態を説明した。これ以外に,例えば,業務連絡に関するキーワードを予め設定し,受信した電子メールのSubjectフィールドまたは本文に記載されている文字列からキーワードを抽出することによって電子メールの種類を判断することも可能である。この方法によれば,新規のアドレスから送信された電子メールであっても,業務連絡にかかるものか否かを判断することができる。
【0075】
リソースの小さい携帯電話機にとって,受信した電子メールの内容を解析してその種類を判断することは比較的難易度の高い処理である。この場合,携帯電話機に対して電子メールを中継送信するサーバ装置(情報送信装置)が,電子メールの種類を判断するようにしてもよい。サーバ装置は,例えば,送信元のアドレス,電子メールのSubjectフィールドに記載の文字列,または本文中の文字列を解析する。そして,この電子メールが業務連絡電子メールであると判断した場合,そのSubjectフィールドに「業務連絡用」等の特定文字列(識別要素)を追加する。携帯電話機は,この特定文字列によって業務連絡電子メールを識別することができる。また,サーバ装置は,電子メールに対して,その種類を記述するための新たなフィールドを追加してもよい。この場合,携帯電話機は,電子メールの種類を専用フィールドによって識別することが可能となる。このように,サーバ装置に電子メールの識別処理を任せることによって,携帯電話機のリソース消費についての問題も解消される。
【0076】
携帯電話機1に属するチェックテーブル部104には,受信した業務連絡電子メールの送信時間が保存されるが,受信時間を保存するようにしてもよい。この場合,未読警告機能を有効にするための条件の一つが,業務連絡電子メールの送信後の経過時間から受信後の経過時間に変更される。
【0077】
携帯電話機1に属する電子メール保管部105は,保管する電子メールに管理番号を付与する。チェックテーブル部104は,未読の業務連絡電子メールを管理するにあたり,この管理番号を使用するが,これ以外に,受信した電子メールの内容を記憶するメモリのアドレスを使用することも可能である。
【0078】
本発明にかかる端末装置の一例として,携帯電話機を用いて実施の形態を説明したが,端末装置としては,通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)などの移動体通信端末装置,さらには,パーソナルコンピュータであってもよい。
【0079】
本発明にかかる端末装置が受信する情報には,電子メールなどの文書・データ・画像情報の他,電話による音声情報も含まれる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,適切なタイミングで利用者に対して受信した情報の内容の確認を促すことが可能となる。しかも,その確認に際して利用者の操作性,利便性が損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】電子メールを受信したときの図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の携帯電話機に属する電子メール保管部の内部データ構造の説明図である。
【図4】図1の携帯電話機に属するチェックテーブル部の内部データ構造の説明図である。
【図5】電子メールを出力部に出力するときの図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図6】未読の業務連絡電子メールの存在を利用者に警告するときの図1の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図7】未読警告機能の有効/無効を切り替えるルールの説明図である。
【符号の説明】
1:携帯電話機
101:電子メール受信部
102:フィルタ部
103:連絡元アドレス設定部
104:チェックテーブル部
105:電子メール保管部
106:電子メール処理部
107:警告タイミング決定部
108:警告部
109:入力部
110:出力部
111:電波レベル測定部
112:音声通話処理部
113:タイマ部

Claims (6)

  1. 情報を受信し保管することが可能な端末装置であって,
    受信した前記情報の内容が利用者によって確認されたか否かを管理する情報確認管理手段と,
    予め設定されている1または2以上の条件のうち1または2以上が成立したときに,警告機能を有効とする警告機能制御手段と,
    保管した1または2以上の情報の中に,利用者に内容が確認されていない情報が存在し,かつ,前記警告機能が有効である場合に,利用者に対して警告を発する警告手段と,
    を備えたことを特徴とする,端末装置。
  2. 前記条件には,
    新たな情報を受信したこと,
    当該端末装置の電源が投入されたこと,
    当該端末装置を利用者が操作したこと,
    当該端末装置の通信状況が良好であること,
    前回の警告が発せられてから所定の時間が経過したこと,
    または,利用者に内容が確認されていない1または2以上の情報の中に,所定の基準よりも古い情報が含まれること,
    のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする,請求項1に記載の端末装置。
  3. 情報を受信し保管することが可能な端末装置であって,
    受信した前記情報を,内容に応じて少なくとも第1種の情報と第2種の情報に分類する情報分類手段と,
    前記第1の情報の内容が利用者によって確認されたか否かを管理する情報確認管理手段と,
    予め設定されている1または2以上の条件のうち1または2以上が成立したときに,警告機能を有効とする警告機能制御手段と,
    保管した1または2以上の情報の中に,利用者に内容が確認されていない第1種の情報が存在し,かつ,前記警告機能が有効である場合に,利用者に対して警告を発する警告手段と,
    を備えたことを特徴とする,端末装置。
  4. 前記条件には,
    新たな情報を受信したこと,
    当該端末装置の電源が投入されたこと,
    当該端末装置を利用者が操作したこと,
    当該端末装置の通信状況が良好であること,
    前回の警告が発せられてから所定の時間が経過したこと,
    または,利用者に内容が確認されていない1または2以上の第1種の情報の中に,所定の基準よりも古い第1種の情報が含まれること,
    のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする,請求項3に記載の端末装置。
  5. 情報を送信する情報送信装置と,前記情報を受信し保管することが可能な端末装置を含んで成る情報通信システムであって,
    前記情報送信装置は,
    送信する情報を,内容に応じて少なくとも第1種の情報と第2種の情報に分類し,前記第1の情報に対して識別要素を付加する送信側情報分類手段を備え,
    前記端末装置は,
    受信した前記第1の情報の内容が利用者によって確認されたか否かを管理する情報確認管理手段と,
    予め設定されている1または2以上の条件のうち1または2以上が成立したときに,警告機能を有効とする警告機能制御手段と,
    保管した1または2以上の情報の中に,利用者に内容が確認されていない第1種の情報が存在し,かつ,前記警告機能が有効である場合に,利用者に対して警告を発する警告手段と,
    を備えたことを特徴とする,情報通信システム。
  6. 前記条件には,
    新たな情報を受信したこと,
    当該端末装置の電源が投入されたこと,
    当該端末装置を利用者が操作したこと,
    当該端末装置の通信状況が良好であること,
    前回の警告が発せられてから所定の時間が経過したこと,
    または,利用者に内容が確認されていない1または2以上の第1種の情報の中に,所定の基準よりも古い第1種の情報が含まれること,
    のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする,請求項5に記載の情報通信システム。
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