JP5254338B2 - シクロオレフィンの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
[1]ニッケルを含有する材料からなる接液部を有する反応器内において、金属塩を含有する酸性水溶液とルテニウム触媒とを含む水相中で単環芳香族炭化水素の部分水添反応によりシクロオレフィンを製造する方法であって、少なくとも一部の前記水相中に含まれる前記ルテニウム触媒を酸素と接触させる第1の工程と、前記第1の工程を経た前記ルテニウム触媒を含む水相を、前記ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合で前記ルテニウム触媒を含む第2の相とに分離する第2の工程と、前記第1の相を前記部分水添反応の反応系に供する第3の工程と、前記第2の相を金属触媒と接触させる第4の工程と、前記第2の相に含まれるニッケル量よりも少ない量のニッケルを含む金属塩を含有する酸性水溶液を部分水添反応の反応系に供する第6の工程と、を有し、前記第6の工程において、前記第4の工程を経た前記第2の相を、前記ニッケルを含む金属塩を含有する酸性水溶液として前記部分水添反応の反応系に供する、シクロオレフィンの製造方法。
[2]前記第4の工程において、水素を含む雰囲気下で前記第2の相を前記金属触媒に接触させる、上記[1]に記載のシクロオレフィンの製造方法。
[3]前記第4の工程を経た前記金属触媒を酸性溶液と接触させる第5の工程を更に有する、上記[1]又は[2]に記載のシクロオレフィンの製造方法。
[4]前記金属触媒がCu、Ag、Au、Pd、Pt、Rh、Ir、Ru及びReからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属を含有する、上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載のシクロオレフィンの製造方法。
[5]前記金属塩が硫酸亜鉛を含む、上記[1]〜[4]のいずれか一つに記載のシクロオレフィンの製造方法。
[6]前記ルテニウム触媒上に存在するニッケルの全質量と、前記金属塩を含有する酸性水溶液中のニッケルの全質量との和が、前記ルテニウム触媒中のルテニウムの全質量に対して5質量%を超えないように管理する、上記[1]〜[5]のいずれか一つに記載のシクロオレフィンの製造方法。
[7]反応器と、前記反応器に接続される油水分離槽と、前記油水分離槽に接続される酸素処理器と、前記酸素処理器に接続される触媒分離槽と、を備えるシクロオレフィンの製造装置であって、前記反応器は、金属塩を含有する酸性水溶液とルテニウム触媒とを含む水相を収容し、その水相中で単環芳香族炭化水素の部分水添反応が進行して、未反応の単環芳香族炭化水素と反応生成物とを含むオイル相を得るものであり、前記油水分離槽は、前記反応器を経て供給される前記オイル相の少なくとも一部と前記ルテニウム触媒を含む水相の少なくとも一部とを分離するものであり、前記酸素処理器は、前記油水分離槽を経て供給される少なくとも一部の前記水相に含まれる前記ルテニウム触媒を酸素と接触させるものであり、前記触媒分離槽は、前記酸素処理器を経て供給される前記ルテニウム触媒を含む水相を、前記ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合で前記ルテニウム触媒を含む第2の相とに分離するものであり、かつ、前記反応器に前記第1の相を供給できるように接続され、前記触媒分離槽に接続されるニッケル除去器を更に備え、前記ニッケル除去器は、前記触媒分離槽を経て供給される前記第2の相から少なくとも一部のニッケルを除去するものである、シクロオレフィンの製造装置。
[8]前記油水分離槽と前記酸素処理器とを接続するオイルストリッピング槽を更に備え、前記オイルストリッピング槽は、前記油水分離槽を経て供給される少なくとも一部の前記水相中に含まれる前記オイル相を前記水相から除去するものである、上記[7]に記載のシクロオレフィンの製造装置。
[9]前記触媒分離槽と前記酸素処理器とを接続する低水素分圧処理器を更に備え、前記低水素分圧処理器は、前記部分水添反応における水素分圧よりも低い水素分圧を有する雰囲気下で前記ルテニウム触媒を保持するものである、上記[7]又は[8]に記載のシクロオレフィンの製造装置
本実施形態のシクロオレフィンの製造方法は、ニッケルを含有する材料(以下、「ニッケル含有材料」という。)からなる接液部を有する反応器内において、金属塩を含有する酸性水溶液(以下、単に「金属塩水溶液」という。)とルテニウム触媒とを含む水相中で単環芳香族炭化水素の部分水添反応によりシクロオレフィンを製造する方法であって、(1)少なくとも一部の上記水相中に含まれる上記ルテニウム触媒を酸素と接触させる第1の工程と、(2)その第1の工程を経た上記ルテニウム触媒を含む水相を、上記ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合の上記ルテニウム触媒を含む第2の相とに分離する第2の工程と、(3)上記第1の相を上記部分水添反応の反応系に供する第3の工程とを有するものである。
(a)原料
本実施形態において部分水添反応の原料として用いられる単環芳香族炭化水素としては、ベンゼンの他、トルエン、キシレン等の炭素数1〜4の低級アルキル基を有するアルキルベンゼンが挙げられる。
反応系中には金属塩が存在していることが必要である。金属塩は、水相中に少なくとも一部又は全部が溶解状態で存在するのが好ましい。その金属塩を構成する金属としては、亜鉛、鉄、カドミウム、ガリウム、インジウム、アルミニウム、クロム、マンガン、コバルト、銅が挙げられる。また、金属塩としては、上記金属の硝酸塩、酢酸塩、リン酸塩、硫酸塩が挙げられ、かかる金属塩を含む複塩であってもよい。これらの金属塩は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。シクロオレフィンの収率向上の観点から、金属塩として硫酸亜鉛を用いるのが好ましい。水相中の金属塩の濃度は1×10−5〜5.0mol/Lであることが好ましい。硫酸亜鉛を含む金属塩を用いる場合、水相中の金属塩の濃度は、1×10−3〜2.0mol/Lであるとより好ましく、さらに好ましくは、0.1〜1.0mol/Lである。
ルテニウム触媒は、ルテニウムを上記部分水添反応の活性種として含むものであればよく、種々のルテニウム化合物を還元して得られる金属ルテニウムを含むことが好ましい。上記ルテニウム化合物としては、例えば、ルテニウムの塩化物、臭化物、ヨウ化物などのハロゲン化物、又は硝酸塩、硫酸塩、水酸化物、あるいは、各種のルテニウムを含む錯体及びかかる錯体から誘導される化合物が挙げられる。ルテニウムを含む錯体としては、例えば、ルテニウムカルボニル錯体、ルテニウムアセチルアセトナート錯体、ルテノセン錯体、ルテニウムアンミン錯体、ルテニウムヒドリド錯体が挙げられる。これらのルテニウム化合物は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いられる。
(1)担体にルテニウム化合物と他の金属及び/又は金属化合物とを担持させた後に還元処理する方法、
(2)ルテニウム化合物と他の金属及び/又は金属化合物とを含有する溶液に、水酸化ナトリウムなどのアルカリを添加することによって、ルテニウム化合物と他の金属及び/又は金属化合物とを共に不溶性の塩として沈殿させ、その沈殿を還元する方法、
(3)不溶性のルテニウム化合物を必要に応じて担体に担持させ、このルテニウム化合物を他の金属化合物を含む液相中で還元する方法、
(4)ルテニウム化合物を他の金属化合物と共に液相に溶解した状態で還元処理する方法。
単環芳香族炭化水素を水素により部分水添する際の水素圧力は、一般に1〜20MPaであると好ましく、より好ましくは2〜7MPaである。水素圧力を1MPa以上にすることでシクロオレフィンの選択率を高くし、また、水素圧力を20MPa以下にすることで反応器内に供給する水素や単環芳香族炭化水素を高圧にする必要が低減し、非効率性を抑制することができる。また、部分水添反応の反応温度は、通常50〜250℃であると好ましく、より好ましくは100〜200℃である。この反応温度が50℃以上であることにより十分な反応速度を確保することができ、反応温度が250℃以下であることにより、ルテニウム触媒の平均結晶子径が成長(シンタリング)して触媒活性が急激に低下することを抑制できる。
部分水添反応を長時間実施するに際し、反応器を構成する材料としては、水素脆化を生じず、高温、高圧下においても十分な強度を有し、腐食を生じ難い材料が好ましい。かかる条件を具備する反応器の材料として、ニッケル含有材料が挙げられる。ニッケル含有材料としては、例えば、モリブデンを含むニッケル基合金、モリブデンとクロムとを含むニッケル基合金が挙げられる。
本実施形態のシクロオレフィンの製造方法において、第1の工程は、水相中に含まれるルテニウム触媒の少なくとも一部を酸素と接触させる工程である。
第2の工程においては、第1の工程を経た水相を、ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合のルテニウム触媒を含む第2の相とに分離する。ここで、「ルテニウム触媒を豊富に含む」とは、第1の相が第2の相よりも豊富にルテニウム触媒を含むことを意味する。第2の相に含まれる金属塩水溶液は、上記水相に含まれる金属塩水溶液の全部又は一部のいずれでもよい。第2の相が上記水相の全部である場合、第1の相には第1の工程を経た金属塩水溶液が全く含まれない。この際、第2の相を部分水添反応の反応系に直接戻さないことが好ましい。これにより、部分水添反応の反応系に存在するニッケル量を一層低減することができる。第2の相に含まれる金属塩水溶液の量は、除去するニッケルの量に応じて適宜調整すればよい。反応器におけるニッケル含有材料からなる接液部の接液面積が大きく、ルテニウム触媒に対するニッケルの溶出速度が大きい場合や、ルテニウム触媒上に多量のニッケルが吸着していてそのニッケル濃度を大幅に減じることが望まれる場合には、第2の相に含まれる金属塩水溶液の量を多くすることが好ましい。また、第1の相と第2の相とを分離する方法は、回分式であってもよく連続式であってもよい。
第3の工程においては、第1の相を部分水添反応の反応系に供する。この際、第1の相を部分水添反応の反応器に再充填する。その再充填の方法は、反応器における部分水添反応を停止した状態で第1の相を反応器に充填する方法であってもよく、反応器内で部分水添反応を進行させながら第1の相を反応器に充填する方法であってもよい。第1の相におけるルテニウム触媒の含有割合は、第2の相に含まれるルテニウム触媒をできるだけ少なくする割合であると好ましい。例えば、第2の相に含まれるルテニウム触媒が、第2の相の全体量に対して、0.002〜1質量%であってもよい。
本実施形態のシクロオレフィンの製造方法は、第2の相に含まれるニッケル量よりも少ない量のニッケルを含む金属塩水溶液を部分水添反応の反応系に供する第6の工程を更に有することが好ましい。第2の相を部分水添反応系から取り除いた後、含まれるニッケル量のより少ない水溶液を供給する方法として、(a)取り除いた第2の相を廃棄し、含まれるニッケル量のより少ない新たな水溶液を調製し、反応系に供給する方法、及び、(b)第2の相に含まれるニッケル量を低減又は除去した後で、そのニッケル量を低減又は除去した第2の相を再利用(反応系に供給)する方法、並びに、(c)含まれるニッケル量のより少ない新たな水溶液を調製すると共に、ニッケル量を低減又は除去した上記第2の相を再利用(反応系に供給)する方法が挙げられる。
本実施形態のシクロオレフィンの製造方法は、第2の相を金属触媒と接触させる第4の工程を更に有することが好ましい。これにより、第2の相に含まれる金属塩水溶液中のニッケルを低減又は除去することができる。この場合、第3の工程において、第4の工程を経た第2の相を、部分水添反応の反応系に供する。これにより、ニッケルと金属塩とを含む水溶液の廃棄を防止することができ、また、新たな金属塩水溶液を低減することができる。そのため、新たな金属塩を用いる必要性も減少し、環境に対する負荷を低減することができる。第4の工程を経た低いニッケル濃度の金属塩水溶液を含む第2の相は、第1の相と同時に部分水添反応の反応系に供してもよいし、第1の相とは別に反応系に供し、部分水添反応の反応系内において、第1の相と共に均一なスラリーを形成してもよい。
本実施形態のシクロオレフィンの製造方法は、第4の工程を経た上記金属触媒を酸性溶液に接触させる第5の工程を更に有することが好ましい。これにより、第4の工程を経てニッケル吸着能力が低下した金属触媒からニッケルを酸性水溶液中に溶解させて、金属触媒を再生することができる。酸性水溶液としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの酸の水溶液、金属塩の酸性水溶液、金属塩の酸性水溶液と塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの酸との混合液が挙げられる。酸性溶液と第4の工程を経た金属触媒とを接触させ、金属触媒上のニッケルを酸性溶液中に溶解させた後、金属触媒を洗浄などにより酸性溶液と分離すると、その金属触媒のニッケル吸着能力が回復する。
次に本実施形態のシクロオレフィンの製造方法に用いられる製造装置の具体例について説明する。したがって、上記シクロオレフィンの製造方法の説明において用いられる用語と同一の用語は、同一のものを示す。
酸化ハフニウムを含むジルコニアゾル(ジルコニア10質量%含有液、第一稀元素化学工業株式会社製、商品名「ZSL−10T」)500gを40℃の条件下で攪拌しながら、25%アンモニア水を徐々に添加した。得られた液を80℃で1時間加熱攪拌した後、90℃で減圧乾燥することにより固形化した粉体の塊を得た。粉体の塊を粉砕し、0.5N水酸化ナトリウム水中に投入し、60℃で1時間の攪拌処理を行った後、水洗浄、ろ過を5回繰り返した。得られた固形物を、110℃で十分に真空乾燥した後、400℃で十分に焼成して、45gの白色のジルコニア粉体を得た。この粉体の比表面積を窒素吸着によるBET法により測定した結果、109m2/gであった。
酢酸ランタン水和物14.8gを蒸留水に溶解した水溶液中に、上述のようにして得られたジルコニア粉体20gを添加し、1時間攪拌混合した。得られた混合物を、80℃で十分に減圧乾燥して固形物を得、次いで400℃で十分に固形物を焼成した。こうして、酸化物換算でランタンを25質量%担持したジルコニア粉体を得た。次いで、塩化ルテニウム水溶液(ルテニウム10%含有)22gに蒸留水を添加した水溶液中に、ランタンを担持した上記ジルコニア粉体を添加し、ルテニウム成分の吸着担持を行った。その後、ろ過、水洗、50℃で1時間のアルカリ処理、ろ過、水洗を順次行った。こうして得られたランタン及びルテニウムを担持したジルコニア粉体30gと10質量%の硫酸亜鉛水溶液280mLとをオートクレーブに入れ、水素下、150℃、全圧5.5MPaの条件下で、24時間攪拌して還元処理を行いルテニウム触媒を得た。得られたルテニウム触媒を蛍光X線により分析したところ、ルテニウムを11質量%、亜鉛を2質量%含有していた。また、ルテニウム触媒の平均結晶子径は約3nmであった。
参考例1で調製したルテニウム触媒15gを11質量%硫酸亜鉛水溶液1500mLに添加して、ルテニウム触媒と金属塩水溶液を含むスラリー(以下、単に「触媒スラリー」という。)を調製した。
内部に油水分離ができるセトリングゾーンを設置した、公知の構造の部分水添反応器を用いてベンゼン部分水添反応を連続式で行った。反応器及び反応器内部のセトリング装置として、接液部がニッケル含有材料であるハステロイC−276(Hayues stellite Co製耐熱性ニッケル合金の商品名)から構成されたものを用いた。
抜き出した水相とオイル相との混合液700mLを、静置分離により、オイル相と水相とに分離した。さらに、分離して得られた水相を75℃に加熱して、1時間窒素でバブリングした。こうして、水相からオイルを完全に除去した。その後、大気圧下で70℃の水相を攪拌しながら酸素を2%含む窒素を水相に吹き込み、水相を酸素と接触させる処理を8時間行った(第1の工程)。
ルテニウム触媒を含む第1の工程を経た水相を容器に入れて、80℃で2時間静置して(静置分離)、下側のルテニウム触媒を豊富に含む第1の相と上側の上澄み液(第2の相)とに分離した(第2の工程)。その後、上澄み液230mLを容器から取り出した。取り出した上澄み液に金属触媒である1%Pd/Cを15g加え、100℃、全圧4MPa、水素雰囲気下で2時間攪拌処理して上澄み液を1%Pd/Cに接触させた後、1%Pd/Cを窒素雰囲気下で上澄み液とろ別した。
第1の工程を経た水相を第2の工程を経ることなく、そのまま、翌日の混合液を抜き出した直後に部分水添反応器に戻した以外は実施例1と同様にして、連続式でベンゼンの部分水添反応を行った。
実施例1と同様にして第1の工程まで経た水相を容器に入れて、70℃で2時間静置して(静置分離)、下側のルテニウム触媒を豊富に含む第1の相と上側の上澄み液(第2の相)とに分離した(第2の工程)。その後、上澄み230mLを容器から取り出した。取り出した上澄み液に替えて、新たに硫酸亜鉛七水和物51gと水230mLとから調製した硫酸亜鉛水溶液を上記容器内の第1の相と混合して、翌日の混合液を抜き出した直後に部分水添反応器に添加した。
比較例1と同様にして3000時間の連続式の部分水添反応まで行った後に反応を停止した。次いで、反応器内のルテニウム触媒を含む水相(触媒スラリー)を全量抜き出し、その水相を75℃に加熱して、1時間窒素でバブリングした。こうして水相からオイルを完全に除去した。その後、大気圧下で70℃の水相を攪拌しながら酸素を2%含む窒素を水相に吹き込み、水相を酸素と接触させる処理を8時間行った。その後、水相をルテニウム触媒と硫酸亜鉛水溶液とにろ別して、ルテニウム触媒を水洗した。ろ別した後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は77質量ppmであった。
実施例3と同様にして、水相をルテニウム触媒と硫酸亜鉛水溶液とにろ別してルテニウム触媒を水洗するところまでを行った。ろ別した後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は77ppmであった。
1%Pd/Cに代えて2%Cu/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は2ppmであった。
1%Pd/Cに代えて2%Ag/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は3ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Au/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は5ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Pt/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は1ppm未満であった。
1%Pd/Cに代えて1%Rh/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は2ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Ir/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は3ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Ru/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は1ppmであった。
実施例3と同様にして、水相をルテニウム触媒と硫酸亜鉛水溶液とにろ別してルテニウム触媒を水洗するところまでを行った。ろ別した後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は77ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Ru/ジルコニアを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は2ppmであった。
実施例3と同様にして、水相をルテニウム触媒と硫酸亜鉛水溶液とにろ別してルテニウム触媒を水洗するところまでを行った。ろ別した後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は77ppmであった。
1%Pd/Cに代えて1%Re/Cを用いた以外は実施例3と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は7ppmであった。
金属触媒として1%Pd/Cに代えて1%Ru/Cを用いた以外は実施例1と同様にして、連続式でベンゼンの部分水添反応を行った。その結果、反応開始3000時間後の反応成績は、ベンゼン転化率46%、シクロヘキセン選択率71%であった。反応開始3000時間後のルテニウム触媒の一部を抜き出し、直ちにろ過し、水洗してニッケル濃度を分析したところ、0.25質量%であった。また、ろ液の金属塩水溶液中のニッケル濃度を分析したところ、3質量ppmであった。よって、ルテニウム触媒中のルテニウムに対するニッケルの全質量の比は、2.55質量%であった。
実施例10で用いた1%Ru/Cを、再度硫酸亜鉛水溶液中のニッケルの除去処理に用いたところ、その処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は45ppmであった。この1%Ru/C10gを0.01N硫酸100mLに加え、大気圧下、60℃で3時間攪拌処理した後、ろ液が中性になるまで水洗した。1%Ru/Cに代えて上記水洗後の1%Ru/Cを用いた以外は実施例10と同様にして、ニッケルの除去処理を行った。ニッケルの除去処理を行った後の硫酸亜鉛水溶液中のニッケル濃度は1ppmであり、1%Ru/Cのニッケル除去能力が回復していることが確認された。
Claims (9)
- ニッケルを含有する材料からなる接液部を有する反応器内において、金属塩を含有する酸性水溶液とルテニウム触媒とを含む水相中で単環芳香族炭化水素の部分水添反応によりシクロオレフィンを製造する方法であって、
少なくとも一部の前記水相中に含まれる前記ルテニウム触媒を酸素と接触させる第1の工程と、
前記第1の工程を経た前記ルテニウム触媒を含む水相を、前記ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合で前記ルテニウム触媒を含む第2の相とに分離する第2の工程と、
前記第1の相を前記部分水添反応の反応系に供する第3の工程と、
前記第2の相を金属触媒と接触させる第4の工程と、
前記第2の相に含まれるニッケル量よりも少ない量のニッケルを含む金属塩を含有する酸性水溶液を部分水添反応の反応系に供する第6の工程と、を有し、
前記第6の工程において、前記第4の工程を経た前記第2の相を、前記ニッケルを含む金属塩を含有する酸性水溶液として前記部分水添反応の反応系に供する、
シクロオレフィンの製造方法。 - 前記第4の工程において、水素を含む雰囲気下で前記第2の相を前記金属触媒に接触させる、請求項1に記載のシクロオレフィンの製造方法。
- 前記第4の工程を経た前記金属触媒を酸性溶液と接触させる第5の工程を更に有する、請求項1又は2に記載のシクロオレフィンの製造方法。
- 前記金属触媒がCu、Ag、Au、Pd、Pt、Rh、Ir、Ru及びReからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシクロオレフィンの製造方法。
- 前記金属塩が硫酸亜鉛を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシクロオレフィンの製造方法。
- 前記ルテニウム触媒上に存在するニッケルの全質量と、前記金属塩を含有する酸性水溶液中のニッケルの全質量との和が、前記ルテニウム触媒中のルテニウムの全質量に対して5質量%を超えないように管理する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシクロオレフィンの製造方法。
- 反応器と、前記反応器に接続される油水分離槽と、前記油水分離槽に接続される酸素処理器と、前記酸素処理器に接続される触媒分離槽と、を備えるシクロオレフィンの製造装置であって、
前記反応器は、金属塩を含有する酸性水溶液とルテニウム触媒とを含む水相を収容し、その水相中で単環芳香族炭化水素の部分水添反応が進行して、未反応の単環芳香族炭化水素と反応生成物とを含むオイル相を得るものであり、
前記油水分離槽は、前記反応器を経て供給される前記オイル相の少なくとも一部と前記ルテニウム触媒を含む水相の少なくとも一部とを分離するものであり、
前記酸素処理器は、前記油水分離槽を経て供給される少なくとも一部の前記水相に含まれる前記ルテニウム触媒を酸素と接触させるものであり、
前記触媒分離槽は、前記酸素処理器を経て供給される前記ルテニウム触媒を含む水相を、前記ルテニウム触媒を豊富に含む第1の相とその第1の相よりも少ない割合で前記ルテニウム触媒を含む第2の相とに分離するものであり、かつ、前記反応器に前記第1の相を供給できるように接続され、
前記触媒分離槽に接続されるニッケル除去器を更に備え、
前記ニッケル除去器は、前記触媒分離槽を経て供給される前記第2の相から少なくとも一部のニッケルを除去するものである、
シクロオレフィンの製造装置。 - 前記油水分離槽と前記酸素処理器とを接続するオイルストリッピング槽を更に備え、
前記オイルストリッピング槽は、前記油水分離槽を経て供給される少なくとも一部の前記水相中に含まれる前記オイル相を前記水相から除去するものである、請求項7に記載のシクロオレフィンの製造装置。 - 前記触媒分離槽と前記酸素処理器とを接続する低水素分圧処理器を更に備え、
前記低水素分圧処理器は、前記部分水添反応における水素分圧よりも低い水素分圧を有する雰囲気下で前記ルテニウム触媒を保持するものである、請求項7又は8に記載のシクロオレフィンの製造装置。
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