JP5253028B2 - 撮像システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像システムおよび固体撮像素子の駆動方法に関し、特には、列回路を有するCMOS撮像素子からなる固体撮像素子を駆動する撮像システムおよびその制御方法に関する。
従来から、電荷の読み出しを画素毎に行うことが可能なXYアドレス方式の撮像素子として、CMOS撮像素子が知られている。なお、CMOSは、Complementary Metal-Oxide Semiconductorの略称である。このCMOS撮像素子は、従来主流であった撮像素子のCCDに比べ、消費電力が小さい、駆動電圧が低い、電荷読み出しの高速化が可能などの利点を有している。
さらに、CMOS撮像素子は、周辺回路のオンチップ化が可能であり、マトリクス状に配置された画素の列毎にオンチップ回路を備えたCMOS撮像素子が開発されている。例えば、列毎にオンチップ増幅回路を備え、高S/Nを実現する技術や、列毎にオンチップA/D変換器によりA/D変換を行うことで高速化を実現するようにした技術が提案されている。
一方、製造プロセスのばらつきなどを要因として、これら列毎に設けられたオンチップ回路間で特性差が生じ、撮影画像に縦スジ状の固定パターンノイズが発生してしまう。なお、以下では、このような列毎の回路特性差に起因するノイズを、列ノイズと呼ぶ。
特許文献1に、このような列ノイズを抑制するための技術が記載されている。すなわち、特許文献1では、有効画素領域とは別に遮光された垂直黒基準部を備え、垂直黒基準部からの出力信号を用いて列ノイズを取得する。そして、取得した列ノイズをデジタル値として記憶し、記憶したデジタル値を用いて有効画素領域の撮影画像信号を補正する。これにより、縦スジ状の列ノイズの抑制された、良好な画像を得ることが可能となる。
特開2000−261730号公報
しかしながら、特許文献1の方法によれば、列ノイズを正確に補正するためには高精度の補正データが必要であり、有効画素領域とは別に、補正データを取得するための多くの画素領域が必要となるという問題点があった。これは、補正データ取得の際のランダムノイズを十分抑圧するために、より多くの画素データを垂直方向に加算平均する必要があるためである。
また、補正データ取得の際のランダムノイズを十分に抑圧できない場合や、補正データを取得するための画素領域に欠陥などが存在する場合には、取得される補正データの精度が低くなる。このような、低い精度の補正データを用いて補正を行った場合、却って縦スジ状のノイズを発生させてしまうことになるという問題点があった。
また、遮光された画素の出力信号を用いて補正データを取得する場合、例えば、画素欠陥などの異常な画素がある場合や、暗電流によるムラなどの影響により、補正データの精度が低下してしまうことがあるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、有効画素領域とは別の、列ノイズを補正するための画素領域を用いずに、十分な精度で列ノイズを取得可能な撮像システムおよび固体撮像素子の駆動方法を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために、マトリクス状に配置され複数の画素列毎に設けられた複数の列出力線接続され、該列出力線の電圧に応じた信号が該列出力線ごとに設けられた列回路を介してそれぞれ行出力線に出力される固体撮像素子を有する撮像システムであって、前記複数の画素は、光電変換により電荷を発生する複数の光電変換素子と、複数の蓄積手段に蓄積された電荷を増幅して電圧に変換する複数のソースフォロワアンプと、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を前記複数の蓄積手段に転送するための複数の転送手段と、前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する複数の選択手段とを備え、前記撮像システムは、前記複数の選択手段を制御することにより前記複数のソースフォロワアンプを行毎に前記列出力線に接続する列出力手段と、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に順次出力する行出力手段と、第1の駆動方法及び第2の駆動方法のいずれかにより前記列出力手段および前記行出力手段を制御する制御手段と、前記第1の駆動方法で制御して得られた前記行出力線からの信号に基づいて補正データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された補正データを用いて、前記第2の駆動方法で制御して得られた前記行出力線からの信号を補正する補正手段とを有し、前記第1の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されないように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であり、前記第2の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されるように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であることを特徴とする撮像システムである。
また、本発明は、トリクス状に配置され複数の画素列毎に設けられた複数の列出力線接続され、該列出力線の電圧に応じた信号が該列出力線ごとに設けられた列回路を介してそれぞれ行出力線に出力される固体撮像素子を有する撮像システムの制御方法であって、前記複数の画素は、光電変換により電荷を発生する複数の光電変換素子と、複数の蓄積手段に蓄積された電荷を増幅して電圧に変換する複数のソースフォロワアンプと、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を前記複数の蓄積手段に転送するための複数の転送手段と、前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する複数の選択手段とを備え、前記撮像システムの制御方法は、制御手段が、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されないように制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力する第1の出力ステップと、取得手段が、前記第1の出力ステップで得られた前記行出力線からの信号に基づいて補正データを取得する取得ステップと、前記制御手段が、行毎に、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されるように制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力する第2の出力ステップと、補正手段が、前記第2の出力ステップで得られた信号を、前記取得ステップにより取得された補正データを用いて補正する補正ステップとを有することを特徴とする制御方法である。
本発明は、上述の構成を有するため、有効画素領域とは別の、列ノイズを補正するための画素領域を用いずに、十分な精度で列ノイズを取得可能である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に適用可能なCMOSの固体撮像素子による撮像素子100の一例の構成を示す。このように、本発明は、一般的な構成を有する撮像素子100に対して適用可能なものである。撮像素子100において、画素50、50、…がマトリクス状に配置される。なお、以下では、マトリクスにおける垂直方向の並びを「列」と呼び、水平方向の並びを「行」と呼ぶ。
垂直出力手段としての垂直走査回路1は、画素50、50、…のそれぞれに対して信号φTXn、信号φRESnおよび信号φSELnを供給して、画素50、50、…の電荷読み出しを行毎に制御する。
各画素50、50、…は、フォトダイオード2、転送スイッチ3、リセットスイッチ4、蓄積容量5、ソースフォロワアンプ6および行選択スイッチ7を有する。光電変換素子としてのフォトダイオード2は、光電変換により、照射された光に応じた信号電荷を発生し、蓄積する。転送スイッチ3は、フォトダイオード2で発生および蓄積された電荷の、蓄積手段としての蓄積容量5への転送を制御する。リセットスイッチ4は、フォトダイオード2または蓄積容量5に蓄積されている不要電荷のリセットを制御する。ソースフォロワアンプ6は、蓄積容量5に蓄積された信号電荷を増幅し電圧に変換する。リセットスイッチ4と、蓄積容量5と、ソースフォロワアンプ6とでフローティングディフージョンアンプを構成している。行選択スイッチ7は、ソースフォロワアンプ6の出力の垂直出力線8への接続を制御する。
負荷電流源9は、行選択スイッチ7で選択された行のソースフォロワアンプ6を、垂直出力線8を介して駆動する。垂直出力線8のそれぞれは、マトリクスの列毎に用意された列回路10、10、…に接続される。なお、列回路10、10、…を纏めて、適宜、列回路群11と呼ぶ。水平出力手段としての水平走査回路13は、列回路10から水平出力線12への信号の出力を、水平クロックφHに従い順次行わせる。出力アンプ14は、水平出力線12の信号を撮像素子100の外部に出力する。
以上の図1に例示される撮像素子100の構成は、例えばCMOS構造によりオンチップで形成される。
図2は、本発明の実施形態に適用可能な列ノイズを補正するための列ノイズ補正回路200の一例の構成を示す。撮像素子100の出力アンプ14から出力された出力信号は、図示されないアナログ処理回路により各種アナログ処理が行われた後、A/D変換部202でデジタル信号に変換され、画像データとされる。この画像データは、補正処理回路203に入力され、スイッチ204に供給される。
スイッチ204の出力端204Aは、減算器207の被減算入力端に入力される。一方、スイッチ204の出力端204Bは、列方向加算平均回路205に入力される。スイッチ204は、撮像素子100の列ノイズ取得動作(詳細は後述する)を行う場合には、出力端204Bを選択するように制御される。一方、撮像素子100から被写体像の撮影画像による出力信号が出力される場合、スイッチ204において出力端204Aを選択するように制御される。
撮像素子100が列ノイズの取得動作を行う場合、すなわち、撮像素子100の列ノイズを検出する場合、A/D変換部202の出力がスイッチ204を介して列方向加算平均回路205に入力される。列方向加算平均回路205は、水平クロックφHに従い列毎に順次入力される列ノイズ信号を、列毎に加算平均する。列方向加算平均回路205で列毎に加算平均された列ノイズ信号は、補正データ用メモリ206に記憶される。なお、詳細は後述するが、この列ノイズの取得動作は、撮像素子100における各画素50、50、…からの電荷読み出しに先駆けて行われる。
撮像素子100から、被写体像の撮影画像が出力される場合、スイッチ204において出力端204Aが選択される。撮像素子100から出力された像信号がA/D変換部202でデジタル信号に変換された画像データは、減算器207の被減算入力端に順次入力される。減算器207の減算入力端には、補正データ用メモリ206が接続される。画像データの減算器207への入力に同期して、補正データ用メモリ206から列ノイズ信号が順次読み出されて減算器207に入力され、画像データから対応する列の列ノイズ信号が減算される。これにより、画像データにおける列ノイズを抑制することができる。減算器207で列ノイズが抑制された画像データは、列ノイズ補正回路200から出力され、後段の信号処理回路に入力する。
<本発明の実施形態のより具体的な例について>
以下、本発明による列ノイズ取得動作について、図1における列回路10、10、…に対して具体例をそれぞれ適用した第1〜第6の実施形態により説明する。なお、以下で説明する列ノイズ取得動作は、特に記載のない限り、1水平期間分の動作である。また、各実施形態において、実際の補正データの取得は、図2を用いて説明したように、列ノイズ取得のための動作を複数回行って取得された列ノイズを列毎に加算平均することで、補正データの精度を高めて行われる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態は、列回路群11における列回路10、10、…として列アンプを適用した場合の撮像素子および撮像素子の駆動方法の例である。図3は、本第1の実施形態を適用可能な撮像素子100Aの一例の構成を示す。なお、図3において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3において、図1と異なる部分は列回路群11のみで、画素50、50、…などの他の構成は図1と共通である。列回路群11において、垂直出力線8がクランプ容量20を介して列アンプ21の反転入力端に接続される。列アンプ21の反転入力端が帰還容量22を介して列アンプ21の出力端に接続される。列アンプ21の増幅率は、クランプ容量20と帰還容量22との比によって決定される。列アンプ21の反転入力端および出力端は、さらに、信号φCLAMPによりON/OFFを制御されるクランプスイッチ23により接続される。列アンプ21の非反転入力端は、信号VCLAMPが入力される。
列アンプ21の出力信号は、信号φTSによりON/OFFを制御される転送ゲート24を介して転送容量25に転送され、記憶される。転送容量25に記憶された信号は、水平走査回路13により水平クロックφHに応じてON/OFFを制御される転送ゲート26を読み出しスイッチとして、水平出力線12に出力される。
図4は、図3の構成において画素50、50、…から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。図中、各信号は、High状態(”H”とする)およびLow状態(”L”とする)の何れかの状態を取るものとする。これは、以下の同様のタイミングチャートについても共通とする。
信号HDは、1水平期間の先頭を示し、信号φHSTは、水平走査期間の開始、すなわち水平走査回路13による列毎の出力信号の水平出力線12への出力の開始を示す。信号HDが”L”になる時刻t1から信号φHSTが”L”になる時刻t9までの間は、水平ブランキング期間となる。水平ブランキング期間、画素50、50、…から読み出された1行分の信号を、列アンプ21を介して転送容量25に転送し、記憶する。水平ブランキング中は、水平走査クロックφHが停止される。
以下では、画素50、50、…からなるマトリクスにおけるn行目に対する動作に注目して説明を行う。時刻t2でn行目の信号φSELが”H”となり、行選択スイッチ7がONとされる。これにより、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続される。
なお、以下では、「n行目の信号φSEL」を、添字nを付して信号φSELnと呼ぶ。これは、他の信号についても同様とする。また、「n行目の画素50」を、適宜、画素50と呼ぶ。
時刻t2では、信号φSELnが”H”とされ行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続されると共に、リセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t3で信号φRESnが”L”とされてリセットスイッチ4がOFFとされ、リセットが終了される。
また、時刻t3で信号φCLAMPが”H”とされてクランプスイッチ23がONとされる。これにより、画素50で発生するノイズ成分が、垂直出力線8で接続されたクランプ容量20でクランプされる。時刻t4で当該信号φCLAMPが”L”とされてクランプスイッチ23がOFFになり、画素50で発生するノイズ成分のクランプ容量20へのクランプが終了される。
時刻t5で信号φTXnが”H”とされて転送スイッチ3がONし、フォトダイオード2に蓄積された信号電荷が、蓄積容量5に転送される。時刻t6で信号φTXnが”L”とされて転送スイッチ3がOFFとなり信号電荷の蓄積容量5に対する転送が終了されると共に、信号φTSが”H”とされて転送ゲート24がONとされる。転送ゲート24がONとされると、画素50における蓄積容量5の信号電荷がソースフォロワアンプ6により増幅されて電圧に変換されて垂直出力線8に出力される。垂直出力線8に出力されたこの信号は、対応するクランプ容量20および列アンプ21を介して転送容量25に転送され記憶される。
なお、上述の時刻t4によるクランプ終了後、列アンプ21からは、垂直出力線8からクランプ容量20に入力された信号と、時刻t3〜t4の期間にクランプ容量20にクランプされたノイズ成分との差分信号が増幅され出力される。
時刻t7で信号φTSを”L”として転送ゲート24をOFFし、転送容量25への記憶を終了する。そして、時刻t8で信号φSELnを”L”として、行選択スイッチ7をOFFにする。
時刻t9からn行目の信号について、1水平走査期間が開始される。1水平走査期間において、水平走査回路13に水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じて転送ゲート26を順次ONにしていき、ONにされた転送ゲート26に接続される転送容量25に記憶された信号が順次、水平出力線12に出力され、出力アンプ14からn行目の画像信号が出力される。
なお、水平出力線12は、信号φCHRにより水平出力線リセットスイッチ27のON/OFFが制御され、1水平走査クロックφH毎に、電圧VCHRにリセットされる。
次に、本発明の第1の実施形態による列ノイズ取得動作について、図3および図5を用いて説明する。図5は、本第1の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
本第1の実施形態では、図5における時刻t1〜時刻t9の水平ブランキング期間を列ノイズ取得駆動期間として、この期間内で1行分の列ノイズ取得を行う。すなわち、列ノイズ取得駆動期間とは、1行分の列ノイズ信号を、列それぞれについて、列アンプ21を介して転送容量25に記憶する期間である。列ノイズ取得駆動期間では、水平走査クロックφHを停止する。
時刻t3で信号φCLAMPを”H”としてクランプスイッチ23をONにし、現在の垂直出力線8の信号レベルをクランプ容量20でクランプする。時刻t4で信号φCLAMPを”L”としてクランプスイッチ23をOFFにし、垂直出力線8の信号レベルのクランプ容量20へのクランプを終了する。そして、時刻t6で信号φTSが”H”とされ転送ゲート24がONされて、列アンプ21の出力信号が転送容量25に転送され記憶される。
なお、時刻t4でのクランプ容量20に対するクランプの終了後、列アンプ21からは、時刻t3〜時刻t4の間にクランプされた垂直出力線8の信号レベルと、現在の垂直出力線8の信号レベルとの差分信号が増幅され出力される。一方、図5の信号φSELnに示されるように、列ノイズ取得駆動期間中は、信号φSELnが”L”のままとされ、垂直出力線8に対して画素50の回路を接続しない。したがって、垂直出力線8の信号レベルは変化しない。
時刻t9で列ノイズ取得駆動期間が終了し、水平走査期間が開始されると、1行分の列ノイズ信号は、水平走査クロックφHに応じて、出力アンプ14から列毎に順次出力される。この出力アンプ14から出力された信号が、図2を用いて説明した列ノイズ補正回路200に入力される。
列ノイズ取得動作時には、列ノイズ補正回路200のスイッチ204において、出力端204Bが選択され、出力アンプ14から出力された信号は、A/D変換部202でデジタル信号に変換されて、列方向加算平均回路205に入力される。列方向加算平均回路205は、A/D変換部202から入力された信号を列毎に順次加算し、列毎の加算結果を平均した平均値を列ノイズの補正データとして補正データ用メモリ206に記憶させる。
このように、本第1の実施形態によれば、列アンプ21で発生する列ノイズ、ならびに、転送ゲート24、転送容量25および転送ゲート26に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得することができる。そして、取得された列ノイズに基づき補正データを得ることができる。したがって、この補正データを用いて、画像信号における、列アンプ21で発生する列ノイズ、ならびに、転送ゲート24、転送容量25および転送ゲート26に起因する列ノイズを補正することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態は、列回路群11における列回路10、10、…として列アンプおよびノイズ除去回路を適用した場合の撮像素子および撮像素子の駆動方法の例である。図6は、本第2の実施形態を適用可能な撮像素子100Bの一例の構成を示す。なお、図6において、上述した図1および図3と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6は、上述した図3における列回路群11の構成に対し、ノイズ除去回路の構成である転送ゲート28、転送容量29および転送ゲート30が追加されている。それと共に、出力アンプ14Aは、反転入力および非反転入力を持つ差動アンプとされ、リセットスイッチ31が追加されている。
列アンプ21の出力信号は、信号φTSによりON/OFFを制御される転送ゲート24を介して転送容量25に転送され、記憶されると共に、信号φTNによりON/OFFを制御される転送ゲート28を介して転送容量29に転送され、記憶される。転送容量25に記憶された信号は、水平走査回路13により水平クロックφHに応じてON/OFFを制御される転送ゲート26を読み出しスイッチとして、水平出力線12に出力される。また、転送容量29に転送された信号は、水平走査回路13により水平クロックφHに応じてON/OFFを制御され転送ゲート30を読み出しスイッチとして、水平出力線32に出力される。
詳細は後述するが、水平出力線12には撮影画像による信号が出力され、水平出力線32には列ノイズ信号が出力される。出力アンプ14Aは、水平出力線12から入力される撮影画像による信号から、水平出力線32から入力されるノイズ信号を減算し、撮像素子100Bの外部に出力する。
図7は、図6の構成において画素50、50、…から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
信号HDは、1水平期間の先頭を示し、信号φHSTは、水平走査期間の開始、すなわち画素50、50、…からの水平方向への読み出しの開始を示す。信号HDが”L”になる時刻t11から信号φHSTが”L”になる時刻t19までの間は、水平ブランキング期間となる。水平ブランキング期間は、画素50、50、…から読み出された1行分の信号を、列アンプ21を介して転送容量25に転送し、記憶する。水平ブランキング中は、水平走査クロックφHが停止される。
時刻t12では、信号φSELnが”H”とされ行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続されると共に、リセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t13で信号φRESnが”L”とされてリセットスイッチ4がOFFとされ、リセットが終了される。
また、時刻t13で信号φCLAMPが”H”とされてクランプスイッチ23がONとされる。これにより、画素50で発生するノイズ成分が、垂直出力線8で接続されたクランプ容量20でクランプされる。時刻t14で当該信号φCLAMPが”L”とされてクランプスイッチ23がOFFになり、画素50で発生するノイズ成分のクランプ容量20へのクランプが終了される。時刻t14では、信号φTNを”H”として転送ゲート28をONにし、列アンプ21で発生するノイズ成分を転送容量29に転送し記憶する。時刻t15で信号φTNを”L”にして、転送容量29への列アンプ21で発生するノイズ成分の転送容量29に対する記憶を終了する。
時刻t16で信号φTXnが”H”とされて転送スイッチ3がONにされ、フォトダイオード2に蓄積された信号電荷が、蓄積容量5に転送される。時刻t17で信号φTXnが”L”にされて転送スイッチ3がOFFにされ、蓄積容量5に対する信号電荷の転送が終了されると共に、信号φTSが”H”にされて転送ゲート24がONとされる。転送ゲート24がONとされると、画素50における蓄積容量5の信号電荷がソースフォロワアンプ6により増幅されて電圧に変換されて垂直出力線8に出力される。垂直出力線8に出力されたこの信号は、対応するクランプ容量20および列アンプ21を介して転送容量25に転送され記憶される。
時刻t18で信号φTSを”L”として、垂直出力線8から出力された信号の転送容量25への記憶を終了する。そして、時刻t19で信号φSELnを”L”として行選択スイッチ7をOFFにする。
その後、時刻t20からn行目の信号について、1水平走査期間が開始される。1水平走査期間において、水平走査回路13に水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じて転送ゲート26および30を順次ONにしていく。ONにされた転送ゲート26に接続される転送容量25に記憶された撮影画像信号が順次、水平出力線12に出力されると共に、ONにされた転送ゲート30に接続される転送容量29に記憶されたノイズ信号が順次、水平出力線32に出力される。出力アンプ14において、水平出力線12から入力された撮影画像信号から、水平出力線32から入力されたノイズ信号が減ぜられ、1行分の画像信号として出力される。
なお、水平出力線12および32は、信号φCHRにより水平出力線リセットスイッチ27および31のON/OFFが制御され、1水平走査クロック毎に、電圧VCHRにリセットされる。
次に、本発明の第2の実施形態による列ノイズ取得動作について、図6および図8を用いて説明する。図8は、本第2の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
本第2の実施形態では、図8における時刻t11〜時刻t20の水平ブランキング期間を列ノイズ取得駆動期間として、この期間内で1行分の列ノイズ取得を行う。すなわち、列ノイズ取得駆動期間とは、1行分の列ノイズ信号を、列それぞれについて、列アンプ21を介して転送容量25に記憶する期間である。列ノイズ取得駆動期間では、水平走査クロックφHを停止する。
時刻t13で信号φCLAMPを”H”としてクランプスイッチ23をONにし、現在の垂直出力線8の信号レベルをクランプ容量20でクランプする。時刻t14で信号φCLAMPを”L”としてクランプスイッチ23をOFFにし、垂直出力線8の信号レベルのクランプ容量20へのクランプを終了する。また、時刻t14で信号φTNを”H”として転送ゲート28をONにし、列アンプ21で発生するノイズ信号が転送容量29に転送され記憶される。時刻t15で信号φTNを”L”として転送ゲート28をOFFにし、ノイズ信号の転送容量29への記憶を終了する。
そして、時刻t17で信号φTSを”H”として転送ゲート24をONにし、列アンプ21の出力信号が転送容量25に転送され記憶される。
なお、時刻t14でのクランプ容量20に対するクランプの終了後、列アンプ21からは、時刻t13〜時刻t14の間にクランプされた垂直出力線8の信号レベルと、現在の垂直出力線8の信号レベルとの差分信号が増幅され出力される。一方、図7の信号φSELnに示されるように、列ノイズ取得駆動期間中は、信号φSELnが”L”のままとされ、垂直出力線8に対して画素50の回路を接続しない。したがって、垂直出力線8の信号レベルは変化しない。
時刻t18で信号φTSを”L”として転送ゲート24をOFFにし、列アンプ21の出力信号の転送容量25への記憶を終了する。時刻t20で列ノイズ取得駆動期間が終了し、水平走査期間が開始されると、1行分の列ノイズ信号は、水平走査クロックφHに応じて、出力アンプ14から列毎に順次出力される。この出力アンプ14から出力された信号が、図2を用いて説明した列ノイズ補正回路200に入力される。列ノイズ補正回路200における処理は、既に説明した処理と何ら変わることがないので、ここでの説明を省略する。
このように、本第2の実施形態の場合、転送ゲート24および28、転送容量25および29、ならびに、転送ゲート26および30に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得することができる。そして、取得された列ノイズに基づき補正データを得ることができる。したがって、この補正データを用いて、画像信号における、転送ゲート24および28、転送容量25および29、ならびに、転送ゲート26および30に起因する列ノイズを補正することができる
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態による撮像素子および撮像素子の駆動方法の例ついて説明する。本第3の実施形態は、列回路群11における列回路10、10、…として、列アンプおよびノイズ除去回路を適用すると共に、転送容量の出力バッファアンプとしてソースフォロワを備える場合の例である。図9は、本第3の実施形態を適用可能な撮像素子100Cの一例の構成を示す。なお、図9において、上述した図1および図6と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9において、転送容量25に記憶された信号は、定電流源34により駆動されるソースフォロワアンプ33で電流増幅されて、水平出力線12に出力される。同様に、転送容量29に記憶された信号は、定電流源36により駆動されるソースフォロワアンプ35で電流増幅されて、水平出力線32に出力される。この図9のように構成された撮像素子100Cでは、上述した図6のように構成された撮像素子100Bと比較して、転送容量25および29の容量を小さくすることができる。したがって、本第の実施形態による撮像素子100は、図6に示した撮像素子100Bに比べて面積を小さくできる。
本第3の実施形態による通常読み出しによる駆動、ならびに、列ノイズ取得動作時の駆動は、図7および図8を用いて説明した第2の実施形態の駆動と同一であるので、ここでの説明を省略する。
本第3の実施形態の場合、転送ゲート24および28、転送容量25および29、転送ゲート26および30、ならびに、ソースフォロワアンプ33および35に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得することができる。そして、取得された列ノイズに基づき得られた補正データを用いて、画像信号における、転送ゲート24および28、転送容量25および29、転送ゲート26および30、ならびに、ソースフォロワアンプ33および35に起因する列ノイズを補正することができる
なお、本第3の実施形態では、転送容量25および29の出力バッファーアンプとして、単純なソースフォロワアンプを用いているが、これはこの例に限られず、他のバッファーアンプの構成でもよい。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本第4の実施形態は、列回路群11における列回路10、10、…として列アンプおよび列A/D回路を適用した場合の撮像素子および撮像素子の駆動方法の例である。図10は、本第4の実施形態を適用可能な撮像素子100Dの一例の構成を示す。なお、図10において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
各列におけ列アンプ21の出力は、それぞれ列A/D回路37に入力される。この例では、列A/D回路37は、ランプ型の構成とされ、電圧比較器38およびカウンタ41を列毎に有すると共に、カウンタ39およびD/A回路40を有する。カウンタ39は、入力されたクロック信号φADCLKをカウントする。カウンタ39のカウント値は、D/A回路40で電圧値に変換され、各電圧比較器38の一方の入力端に入力される。各電圧比較器38の他方の入力端には、各列アンプ21の出力がそれぞれ入力される。カウンタ41は、電圧比較器38の出力の変化に応じてクロック信号φADCLKのカウントを停止または保持する。
列A/D回路37の動作を説明する。カウンタ39およびD/A回路40によりランプ波形が発生され、このランプ波形が電圧比較器38の一方の入力端に入力される。電圧比較器38は、この一方の入力端に入力されたランプ波形と、他方の入力端に入力された列アンプ21の出力とが比較され、一方および他方の入力端に入力された電圧が一致したときに、出力を変化させる。カウンタ41は、電圧比較器38の出力変化に応じてクロック信号φADCLKのカウントを停止し、カウント停止時のカウント値を保持する。この動作により、列アンプ21の出力信号がA/D変換され、列アンプ21の出力信号のデジタル値がカウンタ41に保持される。
水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じてカウンタ41、41、…を順次選択する。水平走査回路13に選択されたカウンタ41は、保持しているデジタル値をデジタル信号出力線42に出力する。デジタル信号出力線42に出力されたデジタル値は、出力バッファ43を介して撮像素子100Dの外部に出力される。
図11は、図10の構成において画素50、50、…から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
信号HDは、1水平期間の先頭を示し、信号φHSTは、水平走査期間の開始、すなわち画素50、50、…からの水平方向への読み出しの開始を示す。信号HDが”L”になる時刻t31から信号φHSTが”L”になる時刻t39までの間は、水平ブランキング期間となる。水平ブランキング期間は、画素50、50、…から読み出された1行分の信号を、列アンプ21を介して電圧比較器38に転送する。水平ブランキング中は、水平走査クロックφHが停止される。
時刻t32で信号φSELnが”H”とされて行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続される。また、時刻t32で信号φRESnが”H”とされてリセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t33で信号φRESnが”L”とされリセットが終了されると共に、信号φCLAMPが”H”とされてクランプスイッチ23をONにし、画素50で発生するノイズ成分が、垂直出力線8で接続されたクランプ容量20でクランプされる。時刻t34で信号φCLAMPが”L”とされクランプスイッチ23をOFFにし、画素50で発生するノイズ成分のクランプ容量20へのクランプが終了される。
時刻t35で信号φTXnが”H”とされて転送スイッチ3がONとされ、フォトダイオード2に蓄積された信号電荷が蓄積容量5に転送される。時刻t36で信号φADCLKが列A/D回路37に入力され、列A/D回路37におけるA/D変換動作が開始される。時刻t37で信号φADCLKが停止され、列A/D回路37におけるA/D変換動作が終了される。そして、時刻t38で信号φSELnを”L”として行選択スイッチ7をOFFにする。
その後、時刻t39からn行目のデジタル信号について、1水平走査期間が開始される。1水平期間において、水平走査回路13に対する水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じてカウンタ41を順次選択していく。選択された列のカウンタ41の出力がデジタル信号出力線42に出力され、出力バッファ43を介して撮像素子100Dの外部に出力される。
次に、本発明の第4の実施形態による列ノイズ取得動作について、図10および図12を用いて説明する。図12は、本第4の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
本第4の実施形態では、図12における時刻t31〜時刻t39の水平ブランキング期間を列ノイズ取得駆動期間として、この期間内で1行分の列ノイズ取得を行う。すなわち、列ノイズ取得駆動期間とは、1行分の列ノイズ信号を、列それぞれについて、列アンプ21を介して列A/D回路37でデジタル値に変換し、カウンタ41に保持する期間である。列ノイズ取得駆動期間では、水平走査クロックφHを停止する。
時刻t33で信号φCLAMPが”H”とされてクランプスイッチ23をONにし、現在の垂直出力線8の信号レベルをクランプ容量20でクランプする。時刻t34で信号φCLAMPが”L”とされクランプスイッチ23をOFFにし、画素50で発生するノイズ成分のクランプ容量20へのクランプが終了される。時刻t36で信号φADCLKが列A/D回路37に入力され、列A/D回路37におけるA/D変換動作が開始される。このA/D変換変換動作により、各列の列アンプ21、21、…の出力信号がデジタル値に変換されて、各カウンタ41、41、…にそれぞれ保持される。時刻t37で信号φADCLKが停止され、列A/D回路37におけるA/D変換動作が終了される。
なお、時刻t34でのクランプ容量20に対するクランプの終了後、列アンプ21からは、時刻t33〜時刻t34の間にクランプされた垂直出力線8の信号レベルと、現在の垂直出力線8の信号レベルとの差分信号が増幅され出力される。一方、図1の信号φSELnに示されるように、列ノイズ取得駆動期間中は、信号φSELnが”L”のままとされ、垂直出力線8に対して画素50の回路を接続しない。したがって、垂直出力線8の信号レベルは変化しない。
その後、時刻t39からn行目のデジタル信号について、1水平走査期間が開始される。1水平期間において、水平走査回路13に対する水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じてカウンタ41を順次選択していく。選択された列のカウンタ41の出力がデジタル信号出力線42に出力され、出力バッファ43に供給される。
この出力バッファ43の出力が、図2を用いて説明した列ノイズ補正回路200に入力される。なお、本第4の実施形態では、撮像素子100Dの出力は、列A/D回路37で予めデジタル信号に変換されている。そのため、列ノイズ補正回路200におけるA/D変換部202は、省略される。補正処理回路203における処理は、既に説明した処理と何ら変わることがないので、ここでの説明を省略する。
このように、本第4の実施形態の場合、列アンプ21で発生する列ノイズと、列A/D回路37に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得することができる。そして、取得された列ノイズに基づき補正データを得ることができる。したがって、この補正データを用いて、画像信号における、列アンプ21で発生する列ノイズと、列A/D回路37に起因する列ノイズとを補正することができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態による撮像素子および撮像素子の駆動方法の例ついて説明する。本第5の実施形態は、上述の第1の実施形態で説明した撮像素子100Aを用い、列ノイズ取得のための駆動方法が異なる例である。なお、本第5の実施形態において、画素50、50、…から通常読み出しで電荷を読み出す駆動タイミングは、図4を用いて説明した、第1の実施形態における通常読み出しの駆動タイミングと同一であるので、ここでの説明を省略する。
上述した第1の実施形態では、列ノイズ取得駆動期間において画素50、50、…の回路を垂直出力線8に接続せず、画素50、50、…それぞれの回路を駆動しなかった。これに対して、本第5の実施形態では、列ノイズ取得駆動期間において、画素50、50、…の回路を垂直出力線8に接続して画素50、50、…それぞれの回路を駆動する。このとき、フォトダイオード2に蓄積された信号電荷の、蓄積容量5への転送を行わないように駆動する。
図13は、本第5の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
本第5の実施形態では、図5を用いて説明した第1の実施形態の場合と同様に、図13における時刻t1〜時刻t9の水平ブランキング期間を列ノイズ取得駆動期間として、この期間内で1行分の列ノイズ取得を行う。すなわち、列ノイズ取得駆動期間とは、1行分の列ノイズ信号を、列それぞれについて、列アンプ21を介して転送容量25に記憶する期間である。列ノイズ取得駆動期間では、水平走査クロックφHを停止する。
時刻t2では、信号φSELnが”H”とされ行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続されると共に、リセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t3で信号φRESnが”L”とされてリセットスイッチ4がOFFとされ、リセットが終了される。
また、時刻t3で信号φCLAMPが”H”とされてクランプスイッチ23がONとされる。これにより、画素50で発生するノイズ成分が、垂直出力線8で接続されたクランプ容量20でクランプされる。時刻t4で当該信号φCLAMPが”L”とされてクランプスイッチ23がOFFになり、画素50で発生するノイズ成分のクランプ容量20へのクランプが終了される。
時刻t6で信号φTSが”H”とされて転送ゲート24がONとされる。転送ゲート24がONとされると、画素50における蓄積容量5の信号電荷がソースフォロワアンプ6により増幅されて電圧に変換されて垂直出力線8に出力される。垂直出力線8に出力されたこの信号は、対応するクランプ容量20および列アンプ21を介して転送容量25に転送され記憶される。
なお、上述の時刻t4によるクランプ終了後、列アンプ21からは、垂直出力線8からクランプ容量20に入力された信号と、時刻t3〜t4の期間にクランプ容量20にクランプされたノイズ成分との差分信号が増幅され出力される。ここで、図13の信号φTXnに示されるように、列ノイズ取得駆動期間中は、信号φTXnが”L”のままとされ、フォトダイオード2の電荷が蓄積容量5に転送されない。したがって、垂直出力線8の信号レベルは変化しない。
時刻t7で信号φTSを”L”として転送ゲート24をOFFし、転送容量25への記憶を終了する。そして、時刻t8で信号φSELnを”L”として、行選択スイッチ7をOFFにする。
時刻t9からn行目の信号について、1水平走査期間が開始される。1水平走査期間において、水平走査回路13に水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じて転送ゲート26を順次ONにしていき、ONにされた転送ゲート26に接続される転送容量25に記憶された信号が順次、水平出力線12に出力され、出力アンプ14から1行分のノイズ信号が出力される。
なお、水平出力線12は、信号φCHRにより水平出力線リセットスイッチ27のON/OFFが制御され、1水平走査クロックφH毎に、電圧VCHRにリセットされる。
このように、本第5の実施形態でも上述の第1の実施形態と同様に、列アンプ21で発生する列ノイズ、ならびに、転送ゲート24、転送容量25および転送ゲート26に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得できる。そして、取得された列ノイズに基づき補正データを得ることができる。したがって、この補正データを用いて、画像信号における、列アンプ21で発生する列ノイズ、ならびに、転送ゲート24、転送容量25および転送ゲート26に起因する列ノイズを補正することができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態による撮像素子および撮像素子の駆動方法の例ついて説明する。図14は、本第6の実施形態を適用可能な撮像素子100Eの一例の構成を示す。なお、図14において、上述した図6と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図14に示されるように、本第6の実施形態による撮像素子100Eは、図6を用いて説明した第2の実施形態による撮像素子100Bに対し、各列においてクランプ容量20、列アンプ21、帰還容量22およびクランプスイッチ23が省略されている。すなわち、撮像素子100Eでは、各列において、垂直出力線8の出力は、転送ゲート24および28に対し、それぞれ直接的に供給される。
図15は、図14の構成において画素50、50、…から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
信号HDは、1水平期間の先頭を示し、信号φHSTは、水平走査期間の開始、すなわち画素50、50、…からの水平方向への読み出しの開始を示す。信号HDが”L”になる時刻t41から信号φHSTが”L”になる時刻t49までの間は、水平ブランキング期間となる。水平ブランキング期間は、画素50、50、…から読み出された1行分の信号を、転送ゲート24を介して転送容量25に転送し、記憶する。水平ブランキング中は、水平走査クロックφHが停止される。
時刻t42では、信号φSELnが”H”とされ行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続されると共に、リセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t43で信号φRESnが”L”とされてリセットスイッチ4がOFFとされ、リセットが終了される。
時刻t43で信号φTNを”H”として転送ゲート28をONにし、画素50の各々で発生するノイズ成分を転送ゲート28を介して転送容量29に転送し記憶する。時刻t44で信号φTNを”L”にして、画素50の各々で発生するノイズ成分の転送容量29に対する記憶を終了する。
時刻t45で信号φTXnが”H”とされて転送スイッチ3がONにされ、フォトダイオード2に蓄積された信号電荷が、蓄積容量5に転送される。時刻t46で信号φTXnが”L”にされて転送スイッチ3がOFFにされ、蓄積容量5に対する信号電荷の転送が終了されると共に、信号φTSが”H”にされて転送ゲート24がONとされる転送ゲート24がONとされると、画素50における蓄積容量5の信号電荷がソースフォロワアンプ6により増幅されて電圧に変換されて垂直出力線8に出力される。垂直出力線8に出力されたこの信号は、転送ゲート24を介して転送容量25に転送され記憶される。
時刻t47で信号φTSを”L”として、垂直出力線8から出力された信号の転送容量25への記憶を終了する。そして、時刻t48で信号φSELnを”L”として行選択スイッチ7をOFFにする。
その後、時刻t49からn行目の信号について、1水平走査期間が開始される。1水平走査期間において、水平走査回路13に水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じて転送ゲート26および30を順次ONにしていく。ONにされた転送ゲート26に接続される転送容量25に記憶された撮影画像信号が順次、水平出力線12に出力される。また、ONにされた転送ゲート30に接続される転送容量29に記憶されたノイズ信号が順次、水平出力線32に出力される。出力アンプ14において、水平出力線12から入力された撮影画像信号から、水平出力線32から入力されたノイズ信号が減ぜられ、1行分の画像信号として出力される。
なお、水平出力線12および32は、信号φCHRにより水平出力線リセットスイッチ27および31のON/OFFが制御され、1水平走査クロック毎に、電圧VCHRにリセットされる。
次に、本発明の第6の実施形態による列ノイズ取得動作について、図14および図16を用いて説明する。図16は、本第6の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
本第6の実施形態では、図16における時刻t41〜時刻t49の水平ブランキング期間を列ノイズ取得駆動期間として、この期間内で1行分の列ノイズ取得を行う。すなわち、列ノイズ取得駆動期間とは、1行分の列ノイズ信号を、列それぞれについて、転送ゲート24を介して転送容量25に記憶する期間である。列ノイズ取得駆動期間では、水平走査クロックφHを停止する。
時刻t42では、信号φSELnが”H”とされ行選択スイッチ7がONにされ、n行目の画素50の回路が垂直出力線8に接続されると共に、リセットスイッチ4がONにされ、蓄積容量5に蓄積された不要電荷がリセットされる。時刻t43で信号φRESnが”L”とされてリセットスイッチ4がOFFとされ、リセットが終了される。
時刻t43で信号φTNを”H”として転送ゲート28をONにし、画素50の各々で発生するノイズ成分を転送容量29に転送し記憶する。時刻t44で信号φTNを”L”にして、転送容量29への画素50の各々で発生するノイズ成分の転送容量29に対する記憶を終了する。
時刻t46で信号φTSが”H”にされて転送ゲート24がONとされる。転送ゲート24がONとされると、画素50における蓄積容量5の信号電荷がソースフォロワアンプ6により増幅されて電圧に変換されて垂直出力線8に出力される。垂直出力線8に出力されたこの信号は、対応する転送ゲート24を介して転送容量25に転送され記憶される。
時刻t47で信号φTSを”L”として、垂直出力線8から出力された信号の転送容量25への記憶を終了する。そして、時刻t48で信号φSELnを”L”として行選択スイッチ7をOFFにする。
その後、時刻t49からn行目の信号について、1水平走査期間が開始される。1水平走査期間において、水平走査回路13に水平走査クロックφHの入力が開始される。水平走査回路13は、水平走査クロックφHに応じて転送ゲート26および30を順次ONにしていく。ONにされた転送ゲート26に接続される転送容量25に記憶された信号が順次、水平出力線12に出力される。また、ONにされた転送ゲート30に接続される転送容量29に記憶されたノイズ信号が順次、水平出力線32に出力される。出力アンプ14において、水平出力線12から入力された信号から、水平出力線32から入力されたノイズ信号が減ぜられ、1行分の列ノイズ信号として出力される。
なお、水平出力線12および32は、信号φCHRにより水平出力線リセットスイッチ27および31のON/OFFが制御され、1水平走査クロック毎に、電圧VCHRにリセットされる。
なお、図13の信号φTXnに示されるように、列ノイズ取得駆動期間中は、信号φTXnが”L”のままとされ、フォトダイオード2の電荷が蓄積容量5に転送されない。したがって、垂直出力線8の信号レベルは変化しない。したがって、本第6の実施形態の場合、転送ゲート24および28、転送容量25および29、ならびに、転送ゲート26および30に起因する列ノイズを、有効画素領域とは別の画素領域を用いずに取得することができる。そして、取得された列ノイズに基づき補正データを得ることができ、この補正データを用いて、画像信号における、転送ゲート24および28、転送容量25および29、ならびに、転送ゲート26および30に起因する列ノイズを補正することができる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の実施の第7の形態について説明する。本第7の実施形態は、上述の各実施形態による撮像素子100A〜100Eおよび各撮像素子の駆動方法を、撮像装置に適用した例である。図17は、本発明の第7の実施形態に適用可能な撮像装置300の一例の構成を示す。なお、以下では、特に記載のない限り、各実施形態による撮像素子100A〜100Eを、撮像素子100で代表させて説明する。
レンズ101は、被写体の光学像を撮像素子100に結像させる。レンズ101を介して撮像素子100に入射される光は、絞り102で絞り制御部113の制御に従い光量が可変される。また、撮像素子100に対する光の入射時間は、シャッタ制御部114の制御に従いメカニカルシャッタからなるシャッタ103により制御される。なお、光学フィルタ104は、撮像素子100に入射される光の波長または空間周波数を制限するために設けられる。
撮像素子100から出力された撮像信号は、アナログフロントエンド部106に供給される。アナログフロントエンド部106は、供給された撮像信号のノイズを除去するCDS回路107と、信号ゲインを調整するアンプ108と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器109とを備える。撮像信号は、このアナログフロントエンド部106においてノイズ除去処理および信号ゲインの調整がなされ、デジタル信号に変換されて出力される。なお、A/D変換器109は、図2で説明したA/D変換部202に対応させることができる。
アナログフロントエンド部106から出力されたデジタル画像データは、デジタル信号処理部110に供給される。デジタル信号処理部110には、図2で説明した列ノイズ補正回路200内の補正処理回路203も含まれる。デジタル信号処理部110は、アナログフロントエンド部106から供給された画像データに対して、補正処理回路203により列ノイズ補正処理を行う。そして、列ノイズ補正処理された画像データに対して、ホワイトバランス補正やガンマ補正といった各種の補正処理を行う。
デジタル信号処理部110で各種補正処理された画像データは、制御部111および表示インターフェイス部116を介して表示部117に供給され、表示される。表示部117は、例えばLCDを表示素子として用いる。
デジタル信号処理部110は、各種補正処理された画像データに対する圧縮符号化処理を行うこともできる。例えば、デジタル信号処理部110は、上述の各種補正処理された画像データを制御部111を介して画像メモリ112に一時的に記憶させ、この画像メモリ112に記憶された画像データに対して圧縮符号化処理を行う。圧縮符号化された圧縮画像データは、例えば制御部111および記録インターフェイス部118を介して、例えば不揮発性メモリからなる記録媒体119に記録される。
制御手段としての制御部111は、例えばCPU、ROMおよびRAMを有し、この撮像装置300の全体の動作を制御する。より具体的には、CPUは、RAMをワークスペースとして用いてROMに予め記憶されるプログラムを実行し、撮像装置300の各部に対してコマンドを送信すると共に、撮像装置300内におけるデータの流れを制御する。また、制御部111は、外部インターフェイス120を介してパーソナルコンピュータなどの外部の情報機器と通信を行うことができる。
シャッタボタン130は、半押し状態およびボタンが押し込まれた全押し状態を検出することができ、状態に応じた制御信号が出力される。制御部111は、シャッタボタン130から出力された制御信号に応じて、撮像装置300を撮影準備状態に移行させるタイミングや、シャッタ103を開くタイミングを制御する。
タイミング発生部115は、制御部111の制御に従い、撮像素子100、アナログフロントエンド部106およびデジタル信号処理部110にそれぞれ供給するタイミング信号を生成する。より具体的には、タイミング発生部115は、制御部111の制御に従い、信号HD、信号φHST、信号φHおよび信号φCHRを生成する。また、タイミング発生部115は、制御部111の制御に従い、信号φSELn、信号φRESn、信号φTXn、信号φCLAMP、信号φTNおよび信号φTSを生成する。タイミング発生部115で生成されたこれらの信号は、撮像素子100に供給される。また、タイミング発生部115で生成された信号のうち、例えば信号HD、信号φHSTおよび信号φHがアナログフロントエンド部106およびデジタル信号処理部110に供給される。撮像素子100、制御部111およびタイミング発生部115などから、撮像素子100を駆動する撮像システムが構成される。
次に、上述した図17の構成における撮像装置300の、撮影時の動作について説明する。図示されない電源スイッチの操作によりメイン電源がONとされる。メイン電源がONとされると、制御部111、タイミング発生部115などのコントロール系の電源がONとされ、さらに、アナログフロントエンド部106、デジタル信号処理部110などの撮像系回路の電源がONとされる。
各部の電源がONとされた後、シャッタボタン130が操作されると、制御部111は、露光量を制御するために、絞り制御部113を制御して絞り102を開放にし、シャッタ制御部114を制御してシャッタ103を開ける。撮像素子100から出力された撮像信号は、アナログフロントエンド部106でノイズ処理およびゲイン調整され、さらにデジタル画像データに変換された後、デジタル信号処理部110に供給される。制御部111は、デジタル信号処理部110に供給された画像データに基づき、露出の演算を行う。制御部111は、この露出演算の結果に基づき被写体の明るさを判断し、判断結果に応じて絞り制御部113を制御する。
絞り制御が行われると、制御部111は、撮像素子100から出力された撮像信号から高周波成分を取り出し、被写体までの距離の演算を行う。その後、制御部111は、図示されないレンズ駆動部を制御してレンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断したときは、再びレンズを駆動し測距を行う。
合焦が確認されると、制御部111は、タイミング発生部115を制御して撮像素子100を各画素50、50、…に対する電荷の蓄積状態に駆動し、シャッタ制御部114を制御してシャッタ103を開き、撮像素子100に対する本露光を開始する。本露光により、各画素50のフォトダイオード2に対して電荷が蓄積される。制御部111は、予め決められた露光時間の経過後にシャッタ103を閉じ、撮像素子100に対する本露光を終了する。なお、本露光の開始および終了を、撮像素子100の電子シャッタ機能で行ってもよい。
本露光が終了すると、制御部111は、タイミング発生部115を制御して撮像素子100の蓄積状態を解除し、撮像素子100を、各画素50、50、…からの電荷の読み出し期間に移行させる。読み出し期間では、各画素50において、フォトダイオード2に蓄積された電荷が蓄積容量5に転送され、この蓄積容量5に蓄積された電荷が画素50、50、…の行毎に順次、撮像信号が撮像素子100から出力される。撮像素子100から出力された撮像信号は、アナログフロントエンド部106で相関2重サンプリング(CDS)などのノイズ除去処理やゲイン調整処理などを施された後、A/D変換が行われ、デジタル画像データとされる。この画像データは、デジタル信号処理部110を介して制御部111に供給され、画像メモリ112に書き込まれる。
画像メモリ112に書き込まれた画像データは、制御部111の制御により記録インターフェース部118を介して記録媒体119に記録される。このとき、デジタル信号処理部110により画像メモリ112に書き込まれた画像データを圧縮符号化して記録媒体119に記録することができる。また、画像メモリ112に書き込まれた画像データを表示インターフェイス部116を介して表示部117に供給し、表示させることができる。画像メモリ112に書き込まれた画像データを、外部インターフェイス120を介してパーソナルコンピュータ121などに転送し、パソコン121上で画像データの加工を行うこともできる。
次に、上述した図17のような構成の撮像装置300に対して本発明による撮像素子および撮像素子の駆動方法を適用した際に好ましい列ノイズの取得タイミングについて、図18のタイミングチャートを用いて説明する。
図18(a)は、撮像素子100において通常の読出しのみを行い、列ノイズ取得動作を行わない場合の一例のタイミングを示す。シャッタボタン130が操作された後、時刻t51で撮像素子100が蓄積状態とされ、時刻t52でシャッタ103が開き撮像素子100に対する露光が開始される。時刻t51から時刻t52の間に、例えば、撮像素子100の画素50、50、…のリセットなどが行われる。そして、時刻t53でシャッタ103が閉じて露光が終了された後、時刻t54で撮像素子100において蓄積状態が解除される。撮像素子100が蓄積状態とされる時刻t51から蓄積状態が解除される時刻t4までが、蓄積期間400とされる。蓄積状態の解除後、撮像素子100の動作が読み出し期間401に移行する。読み出し期間401では、撮像素子100において画素50、50、…から電荷が読み出され、読み出された電荷が撮像信号として撮像素子100の外部に出力される。
本発明では、撮像素子100の動作が読み出し期間401に移行するのに先駆けて、列ノイズ取得動作を行う。これにより、撮像素子100から出力される撮像信号に対し、列ノイズ補正を行い、縦スジ状の列ノイズの無い良好な画像を得ることが可能となる。
図18(b)は、列ノイズ取得を、撮像素子100の蓄積期間400中に行う例を示す。図18(b)の例では、蓄積期間400と列ノイズ取得期間402とが一致している。すなわち、本発明では、画素50、50、…の回路を垂直出力線8に接続しない状態で転送容量25に蓄積された電荷に基づき、列ノイズ取得を行っている。そのため、撮像素子100において、画素50、50、…に対して電荷の蓄積を行っている間に、列ノイズ取得動作を行うことができる。列ノイズ取得を蓄積期間400に行うことで、列ノイズ取得のためのタイムラグが無い撮影が可能である。
なお、図18(b)の例では、蓄積期間400と列ノイズ取得期間402とを一致させているが、これはこの例に限定されない。例えば、撮像素子100にランダムノイズの少ない場合や、蓄積期間400が所定以上に長い場合は、蓄積期間400内の一部で列ノイズ取得を行ってもよい。
図18(c)は、列ノイズ取得期間402に示されるように、蓄積期間400の開始時刻t51に先駆けて時刻taに列ノイズ取得動作を開始し、蓄積期間400が終了する前に列ノイズ取得動作を終了させる例である。この図18(c)の例の場合、撮像素子100において、列ノイズ取得期間402と蓄積期間400とが部分的に重複した後に、蓄積期間400だけとなる期間が存在する。
画素50、50、…からの電荷の読み出しや列ノイズ取得など、撮像素子100を高速で駆動する期間では、撮像素子100が発熱し、その熱が画質に影響を与える可能性がある。図18(c)の例のように、列ノイズ取得期間402が終了した後に電荷の蓄積を行う期間を設け、その後に、読み出し期間401が開始されるように駆動することで、撮像素子100における発熱が低減される。したがって、撮像素子100自身の発熱の影響による画像劣化の少ない撮像信号を得ることができる。
なお、時刻taは、蓄積期間400の開始より前であって、且つ、列ノイズ取得期間402の終了時から読み出し期間401との間に、撮像素子100における発熱を低減できる期間が存在すれば、特に限定されない。例えば、シャッタボタン130に対する半押し状態の操作をトリガとして時刻taを決めることができる。これに限らず、前回の読み出し期間401の終了時や終了時から所定時間の経過後を時刻taとしてもよい。
図18(d)は、蓄積期間400の開始後すなわち開始時刻t51から所定時間後の時刻tbに列ノイズ取得動作を開始する例である。図18(d)の例は、別の駆動モードの直後に蓄積期間400が開始されるような場合に用いて好適な例である。別の駆動モードは、例えば、撮像素子100を連続的に駆動して動画像を表示部117に表示するようなモードが考えられる。
この場合、撮像素子100が連続的に駆動される動画期間403中に撮像素子100が発熱し、高温状態となる。したがって、動画期間403の終了後に直ちに列ノイズ取得動作を開始した場合、撮像素子100の発熱の影響による信号劣化のため、列ノイズを正しく取得できないおそれがある。動画期間403の終了から所定期間の経過後に列ノイズ取得動作を開始することで、動画期間403中の発熱の影響が低減され、列ノイズをより正確に取得することができる。
このように、本発明の第7の実施形態によれば、列ノイズ抑制のための補正データを、補正データ取得のための画素領域を用いずに十分な精度で取得することができる。
本発明に適用可能なCMOS撮像素子による撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の実施形態に適用可能な列ノイズを補正するためのノイズ補正回路の一例の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を適用可能な撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による、画素から通常読み出しで電荷を読み出す場合の1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態を適用可能な撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態による、画素から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態を適用可能な撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態を適用可能な撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態による、画素から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第6の実施形態を適用可能な撮像素子の一例の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態による、画素から通常読み出しで電荷を読み出す場合の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第6の実施形態による列ノイズ取得の、1水平期間における一例の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第7の実施形態に適用可能な撮像装置の一例の構成を示すブロック図である。 本発明による列ノイズ取得動作の好ましいタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 垂直走査回路
2 フォトダイオード
3 転送スイッチ
4 リセットスイッチ
5 蓄積容量
6 ソースフォロワアンプ
7 行選択スイッチ
8 垂直出力線
10 列回路
11 列回路群
12 水平読み出し線
13 水平走査回路
14 出力アンプ
100 撮像素子
106 アナログフロントエンド部
110 デジタル信号処理部
111 制御部
115 タイミング発生部
200 ノイズ補正回路
202 A/D変換部
203 補正処理回路
205 列方向加算平均回路
206 補正データ用メモリ
207 減算器
300 撮像装置

Claims (7)

  1. トリクス状に配置され複数の画素列毎に設けられた複数の列出力線接続され、該列出力線の電圧に応じた信号が該列出力線ごとに設けられた列回路を介してそれぞれ行出力線に出力される固体撮像素子を有する撮像システムであって、
    前記複数の画素は、光電変換により電荷を発生する複数の光電変換素子と、複数の蓄積手段に蓄積された電荷を増幅して電圧に変換する複数のソースフォロワアンプと、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を前記複数の蓄積手段に転送するための複数の転送手段と、前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する複数の選択手段とを備え、
    前記撮像システムは、
    前記複数の選択手段を制御することにより前記複数のソースフォロワアンプを行毎に前記列出力線に接続する列出力手段と、
    前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に順次出力する行出力手段と、
    第1の駆動方法及び第2の駆動方法のいずれかにより前記列出力手段および前記行出力手段を制御する制御手段と、
    前記第1の駆動方法で制御して得られた前記行出力線からの信号に基づいて補正データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された補正データを用いて、前記第2の駆動方法で制御して得られた前記行出力線からの信号を補正する補正手段とを有し、
    前記第1の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されないように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であり、
    前記第2の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されるように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であることを特徴とする撮像システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1の駆動方法による制御を、前記第2の駆動方法による制御の前に行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記制御手段は、前記第2の駆動方法による制御を連続的に行った場合、所定時間経過後に前記第1の駆動方法による制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  4. 前記列回路は、CMOS構造により前記固体撮像素子内にオンチップで形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の撮像システム。
  5. 前記取得手段は、前記第1の駆動方法で制御して得られた前記行出力線からの信号を、列毎に加算平均することにより前記補正データを取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  6. トリクス状に配置され複数の画素列毎に設けられた複数の列出力線接続され、該列出力線の電圧に応じた信号が該列出力線ごとに設けられた列回路を介してそれぞれ行出力線に出力される固体撮像素子を有する撮像システムの制御方法であって、
    前記複数の画素は、光電変換により電荷を発生する複数の光電変換素子と、複数の蓄積手段に蓄積された電荷を増幅して電圧に変換する複数のソースフォロワアンプと、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を前記複数の蓄積手段に転送するための複数の転送手段と、前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する複数の選択手段とを備え、
    前記撮像システムの制御方法は、
    制御手段が、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されないように制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力する第1の出力ステップと、
    取得手段が、前記第1の出力ステップで得られた前記行出力線からの信号に基づいて補正データを取得する取得ステップと、
    前記制御手段が、行毎に、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプが前記列出力線に接続されるように制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力する第2の出力ステップと、
    補正手段が、前記第2の出力ステップで得られた信号を、前記取得ステップにより取得された補正データを用いて補正する補正ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 光電変換により電荷を発生する複数の光電変換素子と、複数の蓄積手段に蓄積された電荷を増幅して電圧に変換する複数のソースフォロワアンプと、前記複数の光電変換素子で発生した電荷を前記複数の蓄積手段に転送するための複数の転送手段と、前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する複数の選択手段とを備え、マトリクス状に配置された複数の画素と、前記複数の画素に列ごとに接続された列出力線と、前記列出力線ごとに設けられた列回路と、前記列回路に接続された行出力線と、前記複数の選択手段を制御することにより前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続する列出力手段と、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力する行出力手段とを備えた固体撮像素子と、
    第1の駆動方法及び第2の駆動方法のいずれかにより前記固体撮像素子を制御する制御手段と、
    前記固体撮像素子を前記第1の駆動方法で制御することで前記固体撮像素子から出力された信号から補正データ取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された補正データを用いて、前記固体撮像素子を前記第2の駆動方法で制御することで前記固体撮像素子から出力された信号を補正する補正手段とを有し、
    前記第1の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続しないように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であり、
    前記第2の駆動方法は、前記複数の選択手段により前記複数のソースフォロワアンプを前記列出力線に接続するように前記列出力手段を制御すると共に、前記列出力線の電圧に応じた信号を前記列回路を介して前記行出力線に出力するように前記行出力手段を制御する駆動方法であることを特徴とする撮像システム。
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