JP5251914B2 - 膝拘束用エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両のグラブボックスの開閉するドア内に配設させたエアバッグを、膨張させて、間接的、若しくは、直接的に、乗員の膝に当てて、前進移動する膝を受け止めて拘束する膝拘束用エアバッグ装置に関する。
従来、膝拘束用エアバッグ装置としては、車両の前面衝突時の前進移動する乗員の膝を、ドアタイプのグラブボックスのドアにおけるアウタパネルにより、受け止めるものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。この膝拘束用エアバッグ装置に使用されるグラブボックスは、ボックス本体と、ボックス本体の後部側の開口を覆い、下端側のヒンジ部を回転中心として開き可能なドアと、を備えて構成されていた。そして、ドア内には、膨張可能にエアバッグが収納され、エアバッグの膨張時、ドアの後面側のアウタパネルが、乗員の膝の前方側に配置させるように後方に押し出されて、前進移動する膝を受け止めて、膝を保護するように拘束していた。
特開平11−59301号公報
しかし、従来の膝拘束用エアバッグ装置において、ドアが開いている状態で、エアバッグが膨張してアウタパネルを押し出しては、アウタパネルが脛等と接触して、適切に乗員の膝を保護できず、好ましくない。
この場合、ドアの開いている状態を検知して、エアバッグを膨張させないように電気的に対処することが考えられるが、このような構成では、ドアの開きを検知するセンサを、ドア付近に配置させて、グラブドアの構造を変えるとともに、ドアの開きをセンシングするセンサを、エアバッグ作動回路に結線させて、エアバッグ作動回路も変える必要が生じ、手間がかかってしまう。
勿論、グラブボックスのドア内に収納したエアバッグが後方に膨らんで、エアバッグ自体を膝に直接当てて、膝を拘束する構成の膝拘束用エアバッグ装置でも、上記の課題は、同様に生ずる。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグに膨張用ガスが供給されることとなっても、ドアが開いていれば、簡便な構成として、エアバッグの膨張を抑制できる膝拘束用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る膝拘束用エアバッグ装置は、車両のグラブボックスが、ボックス本体と、ボックス本体の後部側の開口を覆い、下端側のヒンジ部を回転中心として開き可能なドアと、を備えるとともに、ドア内に、膨張可能にエアバッグを収納させて構成され、
作動時、エアバッグを、後方側に膨らませて、間接的、若しくは、直接的に、乗員の膝に当てて、前進移動する膝を拘束する構成の膝拘束用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、
ドア内に配置されて、膨張用ガスの流入時に後方側へ膨らむ本体部と、
本体部の下縁側に連なってドアの下縁側から突出して、膨張用ガスを供給するガス源に接続されるガス流入部と、
を備えて構成され、
ドアが、下縁側に配設されて、ドアの開き時に、エアバッグの本体部とガス流入部との境界部位を押えて、本体部の後方側への膨張を抑制するように、本体部への膨張用ガスの供給を制限する押圧部、を備え、
ガス流入部が、押圧部に押圧された状態での膨張用ガスの供給時における内圧上昇時に、膨張用ガスを排気させるように開口する排気路、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係る膝拘束用エアバッグ装置では、作動時、ガス源から供給される膨張用ガスが、エアバッグのガス流入部に流入し、さらに、本体部に流入しようとする。この時、グラブボックスがドアを閉じていれば、ドアの押圧部がエアバッグの本体部とガス流入部との境界部位を押圧せず、本体部への膨張用ガスの流れを阻害しないことから、本体部が、円滑に後方側に膨らんで、間接的、若しくは、直接的に、乗員の膝に当たり、良好なクッション性を確保して、前進移動する膝を拘束することができる。一方、この時、グラブボックスのドアが開いていれば、ドアの下縁側の押圧部が、エアバッグの本体部とガス流入部との境界部位を押えて、本体部への膨張用ガスの流入を抑制する。そのため、ガス流入部が膨張用ガスの流入で圧力を高められることから、排気路を開口させて、排気路から、ガス流入部内の膨張用ガスを排気する。その結果、エアバッグの本体部側へ膨張用ガスが流れず、エアバッグの本体部は、膨張が抑制される。
すなわち、本発明に係る膝拘束用エアバッグ装置では、ドアの下縁側に設けた押圧部を、ドアの開きに機械的に連動させる弁体のように使用して、膨張用ガスの流路(エアバッグの本体部とガス流入部との境界部位)を開閉することから、エアバッグ作動回路に結線させてドアの開きをセンシングするセンサを設ける必要が無く、簡便な構成として、実際のドアの開き時だけに、本体部の膨張を規制できる。
したがって、本発明に係る膝拘束用エアバッグ装置は、エアバッグに膨張用ガスが供給されることとなっても、ドアが開いていれば、簡便な構成として、エアバッグの膨張を抑制することができる。そして、ガス流入部には、内圧上昇時に膨張用ガスを排気する排気路が配設されており、本体部が膨張しない状態で、ガス流入部内に膨張用ガスが流入しても、ガス流入部は、膨張用ガスを排気路から排気させて、バーストすることも無い。
さらに、本発明に係る膝拘束用エアバッグ装置では、エアバッグの排気路は、膨張用ガスの排気方向を前方側に向けるように、配設することが望ましい。このように構成されていれば、排気路から膨張用ガスが排気されても、その膨張用ガスは、排気路から前方側に向いて排気されて、乗員側となる後方側に排気されないことから、高温の膨張用ガスの乗員との接触を防止することができる。
なお、エアバッグの膨張する本体部は、ドアの外周壁に配置される部位を介在させて、間接的に、乗員の膝に当てたり、あるいは、直接的に、乗員の膝に当てて、その膝を拘束しても良い。
例えば、エアバッグを間接的に膝に当てる場合、ドアの後面側に、膨張時のエアバッグの本体部に支持されて膝に当てる膝拘束部、を配設されればよい。
この場合、膝拘束部は、ドアの後面側の外周壁の略全域を構成しているアウタパネルとしたり、あるいは、アウタパネルの一部から構成して、アウタパネルやその一部だけを、エアバッグの本体部とともに、後方移動させて、膝を受け止めるように構成してもよい。
また、エアバッグを直接的に膝に当てる場合には、ドアの後面側に、膨張時のエアバッグの本体部に押されて開く扉部、を配設させ、扉部を開けて突出するエアバッグの本体部を、膝に当てる膝拘束部としてもよい。
本発明に係る一実施形態の膝拘束用エアバッグ装置の搭載されているグラブボックスを示すもので、車両後方側から見た概略斜視図である。 実施形態の膝拘束用エアバッグ装置の概略縦断面図である。 実施形態の膝拘束用エアバッグ装置におけるドアを開いた状態を示す概略縦断面図である。 実施形態の膝拘束用エアバッグ装置に使用するエアバッグを平らに展開した状態の概略図である。 実施形態の変形例の膝拘束用エアバッグ装置の概略縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の膝拘束用エアバッグ装置Mは、図1〜4に示すように、グラブボックス5、エアバッグ22、及び、エアバッグ22を膨らませる膨張用ガスGのガス源34を構成するインフレーター35、を備えて構成されている。グラブボックス5は、助手席に着座した乗員Pの前方のインストルメントパネル(以下、インパネとする)1の部位に配設されている。
グラブボックス5は、ボックス本体6と、ボックス本体6の後面側の開口6aを塞ぐドア14と、を備えて構成されている。ボックス本体6は、上下で対向する天井壁7及び底壁8と、左右で対向する側壁10,10と、開口6aの前方を塞ぐ前壁4と、を備えた略直方体形状としている。ドア14は、下縁14b側を、側壁10,10から延びるヒンジ部12によって、ボックス本体6に対して回動自在に組み付けられている。そして、ドア14は、ヒンジ部12を回転中心として、上縁14a側を後方側に倒すように回転させれば、ボックス本体6の開口6aを閉じた状態から、開けることができる。
なお、本明細書での上下、前後、左右は、直進時の車両の上下、前後、左右にに対応し、さらに、グラブボックス5のドア14を閉じている状態を基準とするものである。
そして、ドア14は、左右方向に延びた略長方形板状として、前面14c側のインナパネル15と、後面14d側のアウタパネル17と、を備えて構成されている。インナパネル15とアウタパネル17とは、合成樹脂等から形成され、ドア14の下縁14b側を除いて、外周縁15a,17a相互を接着、溶着等させて、結合されている。
そして、実施形態の場合、ドア14の後面14d側の外周壁を構成するアウタパネル17が、直接、乗員Pの膝Kと当たって、膝Kを受け止める膝拘束部21を構成している。そのため、インナパネル15とアウタパネル17との結合強度は、エアバッグ22の後述する本体部23の膨張時には、結合を解除して、アウタパネル17がインナパネル15から離れて後方移動できるように、設定されている。
また、インナパネル15は、後方に突出する多数のリブから構成される支持部16を備えている。そして、エアバッグ22の本体部23は、アウタパネル17の前面17bと支持部16の後面16aとの間に、略平らに展開させた状態で、配設されている。
さらに、ドア14は、下縁14b側に、下方に突出しつつ斜め前方に延びる押圧部19を配設させている。実施形態の場合、押圧部19は、アウタパネル17の下縁17c側から構成されている。そして、この押圧部19は、ドア14の開き時、エアバッグ22の本体部23と後述するガス流入部26との境界部位24を介在させて、底壁8の下面8aに当接するように、設定されている。押圧部19の当接する下面8aの部位は、支持部20を構成して、ドア14の開き時の開き完了位置を規制するとともに、押圧部19と協働して、エアバッグ22の境界部位24を挟持する部位となる。
エアバッグ22は、ドア14内のアウタパネル17の前方側に配置されて、膨張時にアウタパネル17を押し出す本体部23と、本体部23の下縁23a側に連なるガス流入部26と、を備えて構成されている。本体部23は、平らに展開した状態で、アウタパネル17の前面17bと略同じ形状の長方形板状として、アウタパネル17の前面17bに対し、接着等されて、結合されている。
ガス流入部26は、ドア14の下縁14b側から下方へ突出して、膨張用ガスGを供給するガス源34としてのインフレーター35に接続されている。実施形態の場合、ガス流入部26は、インフレーター35を内部に収納して、インフレーター35と接続されている。ガス流入部26は、エアバッグ22の下縁22a側に配置されて、エアバッグ22自体をグラブボックス5のボックス本体6の下方に取り付ける取付部27を配設している。この取付部27は、インフレーター35のボルト37aを挿通させる取付孔27a,27aを備え、インフレーター35ごと、ボルト37aを利用して、ボックス本体6の下面8aに設けられた取付座32に、取付固定されている。なお、ボルト37aは、取付座32にナット38止めされて、エアバッグ22とインフレーター35とを、取付座32に取付固定している。また、図4に示す符号27bの部位は、インフレーター35の本体36を挿通させる挿通孔である。
さらに、ガス流入部26には、エアバッグ22の下縁22a側に、円筒状に延びる排気路29が突設されている。この排気路29は、破断可能な縫合糸Sで縫合された仮結合部30により、塞がれている。この仮結合部30は、境界部位24が押圧部19に押えられた状態で、インフレーター35が作動されて、膨張用ガスGがガス流入部26内に充満した際、その内圧で、縫合糸Sが切断されて、排気路29を開口させる破断強度に、設定されている。勿論、この縫合糸Sの破断強度、換言すれば、排気路29の開口状態は、ドア14が開いている際のガス流入部26の内圧上昇時だけとし、その内圧値より低い状態、すなわち、ドア14が閉じて、本体部23がアウタパネル17を後方へ押し出す際のガス流入部26の内圧値では、排気路29は開口しないように(縫合糸Sが破断しないように)設定されている。また、実施形態の場合、円筒状に形成された排気路29は、仮結合部30から開口端29aに向かう方向を、エアバッグ22の下縁22a側から前方へ延ばす方向として、配設されている。
ガス源34としてのインフレーター35は、膨張用ガスGを吐出させる複数のガス吐出口36aを有した円柱状の本体36と、本体36に組み付けられたボルト37aを有するリテーナ37と、を備えて構成されている。このインフレーター35は、既述したように、ボルト37a,37aを突出させつつ、ガス流入部26内の取付部27に、収納され、各ボルト37a,37aを取付座32にナット38止めすることにより、エアバッグ22とともに、グラブボックス5のボックス本体6の下方の取付座32に、配設固定されている。ちなみに、この固定時には、ドア14内にエアバッグ22の本体部23を配設させて、ドア14をボックス本体6に組み付ける作業も行うこととなり、その結果、グラブボックス5の組み立てが完了することとなる。
そして、このように構成したグラブボックス5は、ボックス本体6から延びる図示しないブラケットを、車両のボディ側部材に締結して、インパネ1の部位に配設すれば、膝拘束用エアバッグ装置Mを、車両に搭載することができる。
なお、グラブボックス5のインパネ1への配設時には、図示しないエアバッグ作動回路から延びるリード線40(図4参照)をインフレーター35に結線しておく。また、図示しないエアバッグ作動回路は、車両の前面衝突時にインフレーター35の本体36に対し、作動信号を出力することから、本体36は、ガス吐出口36aから膨張用ガスGを吐出させることとなる。
そして、実施形態の膝拘束用エアバッグ装置Mでは、図示しないエアバッグ作動回路からの作動信号を入力すれば、ガス源34としてのインフレーター35の本体36が、ガス吐出口36aから膨張用ガスGを吐出させて、膨張用ガスGが、エアバッグ22のガス流入部26に流入する状態となり、さらに、本体部23に流入しようとする。
この時、図2の実線から二点鎖線に示すように、グラブボックス5がドア14を閉じていれば、ドア14の押圧部19がエアバッグ22の本体部23とガス流入部26との境界部位24を押圧せず、本体部23への膨張用ガスGの流れを阻害しない。そのため、エアバッグ22の本体部23が円滑に膨張し、膝拘束部21としてのアウタパネル17は、本体部23に後方移動するように押し出されて、膝Kの前方側に配置されることとなり、円滑に、膝を受け止めることができる。
一方、この時、図3に示すように、グラブボックス5のドア14が開いていれば、ドア14の下縁14b側の押圧部19が、支持部20とで挟持するように、エアバッグ22の本体部23とガス流入部26との境界部位24を押えて、本体部23への膨張用ガスGの流入を抑制する。そのため、ガス流入部26が、膨張用ガスGの流入で圧力を高められることから、図4の括弧書きに示すように、仮結合部30の縫合糸Sを破断させて、排気路29が開口し、排気路29から、ガス流入部26内の膨張用ガスGが、排気される。その結果、エアバッグ22の本体部23側へ膨張用ガスGが流れず、エアバッグ22の本体部23が膨張しないことから、ドア14のアウタパネル17は後方移動するように押し出されない。
すなわち、実施形態の膝拘束用エアバッグ装置Mでは、ドア14の下縁14b側に設けた押圧部19が、ドア14の開きに機械的に連動させる弁体のように機能して、膨張用ガスGの流路(エアバッグ22の本体部23とガス流入部26との境界部位24)GRを開閉することから、エアバッグ作動回路に結線させてドアの開きをセンシングするセンサを設ける必要が無く、簡便な構成として、実際のドア14の開き時だけに、本体部23の膨張を規制できる。
したがって、実施形態の膝拘束用エアバッグ装置Mは、エアバッグ22に膨張用ガスGが供給されることとなっても、ドア14が開いていれば、簡便な構成として、エアバッグ22の本体部23の膨張を抑制して、膝拘束部21(アウタパネル17)の後方移動を抑制することができる。そして、ガス流入部26には、内圧上昇時に膨張用ガスGを排気する排気路29が配設されており、本体部23が膨張しない状態で、ガス流入部26内に膨張用ガスGが流入しても、ガス流入部26は、膨張用ガスGを排気路29から排気させて、バーストすることも無く、ドア14の下縁14b付近やアンダーカバー42を大きく移動させることも無い。
さらに、実施形態の膝拘束用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ22の排気路29が、膨張用ガスGの排気方向GDを前方側に向けるように、エアバッグ22の下縁22aから開口端29aに向かう方向を前方側に向けて、配設されている。そのため、このエアバッグ22では、排気路29から膨張用ガスGが排気されても、その膨張用ガスGは、排気路29から前方側に向いて排気されて、乗員P側となる後方側に排気されないことから、高温の膨張用ガスGの乗員Pとの接触を防止することができる。
なお、実施形態では、エアバッグ22に膨張用ガスGを供給するガス源34としてのインフレーター35を、エアバッグ22内に収納させた場合を示したが、ガス流入部26の端部に、インフレーター、あるいは、インフレーターからの膨張ガスを供給する供給パイプ等と接続させるための筒状に延びる接続筒部を設け、この接続筒部をガス源側に接続させるように構成して、エアバッグ22内に、ガス源を収納しない構成としてもよい。
また、実施形態の場合、ドア14の下縁14b側に設けた押圧部19が、ドア14の開き時、ボックス本体6の下面8a側に設けた支持部20と協働して、エアバッグ22の境界部位24を挟持する構成を例示したが、ドア14の開き時、膨張用ガスGが本体部23側へ流入しなければ、支持部20を利用せずに、押圧部19が、単体で、境界部位24を、屈曲させて閉塞させるように、押圧する構成としてもよい。
さらに、実施形態では、仮結合部30を、縫合糸Sを利用して構成したが、接着剤を利用して、ガス流入部26の内圧上昇時、排気路29を開口させるように構成してもよい。勿論、この時も、ドア14が開いているときのガス流入部26の内圧上昇時だけ、排気路29が開口し、ドア14が閉じている際には、本体部23が膝拘束部21としてのアウタパネル17を押し出し可能とするガス流入部26の内圧値では、排気路29を開口しないように、接着強度を設定する。
さらにまた、実施形態では、アウタパネル17を、エアバッグ22の本体部23と接着等させて結合させる構成を例示したが、アウタパネル17が、膨張するエアバッグ22の本体部23に支持されて後方移動し、円滑に、膝の前方側へ配置されれば、アウタパネル17は、エアバッグ22と直接結合させなくとも、別途、インナパネル15から延びる支持部材等を利用し、押し出し時も含めて、インナパネル15に保持されるように、構成してもよい。
また、ドアの外周壁を構成する部位を膝拘束部とする場合には、実施形態のように、ドア14の後面14d側の外周壁の略全域を構成しているアウタパネル17を膝拘束部21としたり、あるいは、アウタパネルの一部を、その周囲の一般部から後方移動可能な膝拘束部として、そのアウタパネルの一部の膝拘束部だけを、エアバッグの本体部とともに、後方移動させて、膝を受け止めるように構成してもよい。
さらに、エアバッグの膨張する本体部は、実施形態のように、ドアの外周壁に配置される部位を介在させて、間接的に、乗員の膝に当てる他、直接的に、乗員の膝に当てて、その膝を拘束しても良い。
例えば、図5に示すように、ドア14の後面14d側に、エアバッグ22の本体部23の膨張時、本体部23に押されて開く扉部18、を配設させる。そして、エアバッグ22の本体部23は、扉部18の前方側におけるドア14内の下縁14b側の凹部16b内に収納しておく。このような構成では、エアバッグ22の本体部23自体が、膝拘束部21を構成することとなって、膨張時、図5の二点鎖線に示すように、扉部18を押し開いて、直接、膝Kと当たり、前方移動する膝Kを受け止めて、クッション性よく、膝Kを拘束することができる。
5…グラブボックス、
6…ボックス本体、
6a…開口、
14…ドア、
17…アウタパネル、
19…押圧部、
21…膝拘束部、
22…エアバッグ、
23…本体部、
24…境界部位、
26…ガス流入部、
29…排気路、
34…ガス源、
35…インフレーター。

Claims (5)

  1. 車両のグラブボックスが、ボックス本体と、該ボックス本体の後部側の開口を覆い、下端側のヒンジ部を回転中心として開き可能なドアと、を備えるとともに、該ドア内に、膨張可能にエアバッグを収納させて構成され、
    作動時、前記エアバッグを、後方側に膨らませて、間接的、若しくは、直接的に、乗員の膝に当てて、前進移動する前記膝を拘束する構成の膝拘束用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    前記ドア内に配置されて、膨張用ガスの流入時に後方側へ膨らむ本体部と、
    該本体部の下縁側に連なって前記ドアの下縁側から突出して、前記膨張用ガスを供給するガス源に接続されるガス流入部と、
    を備えて構成され、
    前記ドアが、下縁側に配設されて、前記ドアの開き時に、前記エアバッグの本体部と前記ガス流入部との境界部位を押えて、前記本体部の後方側への膨張を抑制するように、前記本体部への前記膨張用ガスの供給を制限する押圧部、を備え、
    前記ガス流入部が、前記押圧部に押圧された状態での前記膨張用ガスの供給時における内圧上昇時に、前記膨張用ガスを排気させるように開口する排気路、を備えて構成されていることを特徴とする膝拘束用エアバッグ装置。
  2. 前記排気路が、前記膨張用ガスの排気方向を前方側に向けるように、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の膝拘束用エアバッグ装置。
  3. 前記ドアが、後面側に、膨張時の前記エアバッグの本体部に支持されて前記膝に当てる膝拘束部、を配設させて構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の膝拘束用エアバッグ装置。
  4. 前記膝拘束部が、前記ドアの後面側の外周壁の略全域を構成しているアウタパネルとしていることを特徴とする請求項3に記載の膝拘束用エアバッグ装置。
  5. 前記ドアが、後面側に、膨張時の前記エアバッグの本体部に押されて開く扉部、を配設させて構成され、
    前記扉部を開いて突出する前記エアバッグの本体部が、前記膝に当てる膝拘束部として、構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の膝拘束用エアバッグ装置。
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