JP5251647B2 - 速度制御方法及び速度制御装置、並びにそれを有する画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、無端状搬送体の搬送速度を制御する速度制御方法及び速度制御装置、並びにそれを有する画像形成装置に関する。
カラー電子写真方式の画像形成装置には、無端状搬送体である中間転写ベルトを用いた構成のものがある。具体的には、複数の感光体ドラム上に形成された画像を中間転写ベルト上で重ね合わせ、それをさらに転写紙に転写するものである。このような画像形成装置において、画像をより高画質化するためには、中間転写ベルトを常に一定の搬送速度で搬送する必要がある。中間転写ベルトが常に一定の搬送速度で搬送されていないと、色ずれ等が生じる虞があるからである。中間転写ベルトを常に一定の搬送速度で搬送するためには、例えば中間転写ベルト上にスケール(目盛)を設け、それを検出手段で直接読み取り、速度フィードバックする方法が用いられている。
ところで、中間転写ベルトは、温度や湿度等の環境変化により伸縮する場合があるため、1つの検出手段でスケールを読み取り、速度フィードバックするだけでは中間転写ベルトの速度を一定にすることはできない。そこで、中間転写ベルト上のスケールを複数の検出手段で読み取り、その位相差時間の変化を速度フィードバック条件に反映することで、中間転写ベルトの伸縮を検出して速度補正する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の複数の検出手段で中間転写ベルト上のスケールを読み取る方式では、温度や湿度等の環境変化があっても、複数の検出手段の間隔は変化しないという前提で制御を行っていた。具体的には、複数の検出手段の間隔は常に一定で、その間隔を基準として、スケールの位相差時間変化は全て中間転写ベルトの伸縮と考えて速度補正を行なっていた。つまり、中間転写ベルトは伸縮しておらず、複数の検出手段の間隔のみが変動した場合でも、中間転写ベルトの伸縮として速度補正を行なうため、中間転写ベルトの搬送速度が目標値からずれてしまい、結果として色ずれ等が生じ画像形成装置の画像品質が低下するという問題があった。
上記の点に鑑みて、無端状搬送体の搬送速度を検出する複数の検出手段の間隔が変化した場合でも、無端状搬送体の搬送速度を目標値に制御できる速度制御方法及び速度制御装置、並びにそれを有する画像形成装置を提供することを課題とする。
本速度制御装置は、第1の方向に搬送される無端状搬送体と、前記無端状搬送体上に、前記第1の方向に沿って一定の周期で交互に配置された反射部と非反射部とを有する目盛と、前記目盛の前記一定の周期に対応した第1のパルス信号を出力する第1のパルス信号出力手段と、前記第1のパルス信号出力手段に対して所定の間隔で配置され、前記目盛の前記一定の周期に対応した第2のパルス信号を出力する第2のパルス信号出力手段と、前記第1のパルス信号及び前記第2のパルス信号の周期であるパルス間隔時間を所定の時間間隔で繰り返し測定するパルス間隔時間測定手段と、前記第1のパルス信号と前記第2のパルス信号の位相差時間を所定の時間間隔で繰り返し測定する位相差時間測定手段と、前記パルス間隔時間測定手段の測定した最新のパルス間隔時間と予め定めた基準のパルス間隔時間との差、及び前記位相差時間測定手段の測定した最新の位相差時間と予め定めた基準の位相差時間との差に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する伸縮判定手段と、前記伸縮判定手段の判定結果に基づいて、前記無端状搬送体の搬送速度制御の目標値を決定する搬送速度目標値決定手段と、を有することを要件とする。
又、本速度制御装置方法は、第1のパルス信号出力手段を用いて、第1の方向に搬送される無端状搬送体上に前記第1の方向に沿って一定の周期で交互に配置された反射部と非反射部とを有する目盛の前記一定の周期に対応した第1のパルス信号を出力する第1のパルス信号出力ステップと、前記第1のパルス信号出力手段に対して所定の間隔で配置された第2のパルス信号出力手段を用いて、前記目盛の前記一定の周期に対応した第2のパルス信号を出力する第2のパルス信号出力ステップと、前記第1のパルス信号及び前記第2のパルス信号の周期であるパルス間隔時間を所定の時間間隔で繰り返し測定するパルス間隔時間測定ステップと、前記第1のパルス信号と前記第2のパルス信号の位相差時間を所定の時間間隔で繰り返し測定する位相差時間測定ステップと、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した最新のパルス間隔時間と予め定めた基準のパルス間隔時間との差、及び前記位相差時間測定手段の測定した最新の位相差時間と予め定めた基準の位相差時間との差に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する伸縮判定ステップと、前記伸縮判定ステップでの判定結果に基づいて、前記無端状搬送体の搬送速度制御の目標値を決定する搬送速度目標値決定ステップと、を有することを要件とする。
開示の技術によれば、無端状搬送体の搬送速度を検出する複数の検出手段の間隔が変化した場合でも、無端状搬送体の搬送速度を目標値に制御できる速度制御方法及び速度制御装置、並びにそれを有する画像形成装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造を例示する図である。 制御部の機能を例示する機能ブロック図である。 中間転写FB制御部の機能を例示する機能ブロック図である。 中間転写ベルトスケールを用いた一般的な速度制御を説明するための図である。 中間転写ベルトが伸びた場合のパルス出力変化を説明するための図である。 2つの中間転写スケール検出センサを用いた中間転写ベルトの伸び補正について説明するための図である。 中間転写ベルトが伸びた状態を例示する図である。 2つの中間転写スケール検出センサの間隔が伸びた状態を例示する図である。 第1の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの例である。 中間転写ベルト及び2つの中間転写スケール検出センサの間隔が伸びた状態を例示する図である。 第2の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの例である。 第3の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造を例示する図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
[第1の実施の形態に係る画像形成装置の構造]
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造を例示する図である。図1を参照するに、画像形成装置10は、無端状搬送体である中間転写ベルトを用いたカラー画像形成装置であり、スキャナユニット11と、感光体ドラム12aと、感光体ドラム12bと、感光体ドラム12cと、感光体ドラム12dと、定着ユニット13と、中間転写ベルト14と、二次転写ローラ15と、斥力ローラ16と、レジストローラ17と、給紙ユニット18と、給紙ローラ19と、紙搬送ローラ20と、排紙ユニット21と、中間転写スケール検出センサ22及び42と、駆動ローラ23と、従動ローラ24と、制御部30とを有する。90は、転写紙を示している。
スキャナユニット11は、原稿を読み取る機能を有する。感光体ドラム12a〜12dは、レーザ光が照射されると、それぞれY(イエロー)色、C(シアン)色、M(マゼンダ)色、K(黒)色の画像を形成する機能を有する。定着ユニット13は、転写されたトナー画像を転写紙90上に定着させる機能を有する。
駆動ローラ23は中間転写ベルト駆動モータ(図示せず)により回転駆動され、それに従って中間転写ベルト14が搬送される。従動ローラ24は、駆動ローラ23に従動する。中間転写ベルト14は、感光体ドラム12a〜12dで形成された各色毎の画像を重ね合わせる機能を有する。二次転写ローラ15は、中間転写ベルト14上の画像を転写紙90に転写する機能を有する。
斥力ローラ16は、二次転写ローラ15の対向部分に配置され、中間転写ベルト14と二次転写ローラ15間のニップを生成及び維持する機能を有する。レジストローラ17は、転写紙90のスキュー補正及び転写紙90の搬送等を行う機能を有する。給紙ユニット18は、転写紙90を積載しておく機能を有する。給紙ローラ19は、転写紙90を給紙ユニット18から紙搬送ローラ20へ送り出す機能を有する。紙搬送ローラ20は、給紙ローラ19から送り出された転写紙90をレジストローラ17まで搬送する機能を有する。排紙ユニット21は、画像が転写かつ定着された転写紙90を排出する機能を有する。
中間転写ベルト14上には、中間転写ベルトスケール14aが形成されている。中間転写ベルトスケール14aは、搬送方向に沿って一定の周期で交互に配置された反射部と非反射部とを有する目盛である。中間転写ベルト14近傍の、中間転写ベルトスケール14aを読み取れる位置には、中間転写スケール検出センサ22及び42が配置されている。中間転写スケール検出センサ22は、中間転写ベルト14上に形成された中間転写ベルトスケール14aの一定の周期に対応した第1のパルス信号を出力する第1のパルス信号出力手段としての機能を有する。中間転写スケール検出センサ42は、中間転写スケール検出センサ22に対して所定の間隔で配置され、中間転写ベルト14上に形成された中間転写ベルトスケール14aの一定の周期に対応した第2のパルス信号を出力する第2のパルス信号出力手段としての機能を有する。
制御部30は、画像形成装置10に関する様々な制御を行う機能を有する。制御部30は、例えばCPU、ROM、メインメモリなどを含み、制御部30の各種機能は、ROM等に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。ただし、制御部30の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、制御部30は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。なお、制御部30の機能の詳細に関しては、後述する。以上が、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造である。
[第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作]
図1に示す画像形成装置10のスキャナユニット11で読み取られた画像は、制御部30に転送される。図2は、制御部の機能を例示する機能ブロック図である。図2において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図2を参照するに、制御部30は、作像制御部31と、中間転写制御部32と、二次転写制御部33と、定着制御部34と、給紙搬送制御部35とを有する。
作像制御部31は、主に感光体ドラム12a〜12dの駆動に関する制御を行う部分である。作像制御部31は、感光体ドラム12a〜12dを駆動する感光体モータ(図示せず)を制御する感光体モータ制御部31aと、帯電、露光、転写などの電子写真プロセスに関する部分を制御する作像プロセス制御部31bとを有する。
中間転写制御部32は、中間転写に関する制御を行う部分である。中間転写制御部32は、中間転写ベルト14を駆動する中間転写モータ(図示せず)を制御する中間転写モータ制御部32aと、中間転写ベルト14の速度をフィードバック制御する中間転写FB制御部32bと、感光体ドラム12a〜12d上のトナー画像を中間転写ベルト14上に転写する制御等を行う一次転写制御部32cとを有する。
二次転写制御部33は、二次転写に関する制御を行う部分である。二次転写制御部33は、二次転写ローラ15を駆動する二次転写モータ(図示せず)を制御する二次転写モータ制御部33aと、中間転写ベルト14上のトナー画像を転写紙90に転写する制御等を行う転写制御部33bとを有する。
定着制御部34は、転写紙90上に転写されたトナー画像を転写紙90上に固定するための定着機能に関する制御を行う部分である。給紙搬送制御部35は、転写紙90の給紙、搬送、そして排紙まで一連の動作を含む制御を行う部分である。
画像形成装置10において、スキャナユニット11から読み取られた画像は、制御部30に転送され、制御部30にて転写紙90に形成される画像のデータ(以下、画像データとする)を生成する。生成された画像データは、作像制御部31において感光体ドラム12a〜12d上に作像される。続いて、中間転写制御部32により中間転写ベルト14上に画像が形成される。更に、中間転写ベルト14上に形成された画像は、中間転写ベルト14と二次転写ローラ15との間に給紙ユニット18から転写紙90が搬送されたタイミングで、転写紙90上に転写される。
この間、転写紙90上に正常な画像が形成されるように、感光体ドラム12a〜12dを駆動する感光体モータ(図示せず)は感光体モータ制御部31aで制御され、中間転写ベルト14を駆動する中間転写モータ(図示せず)は中間転写モータ制御部32aで制御され、二次転写ローラ15を駆動する二次転写モータ(図示せず)は二次転写モータ制御部33aで制御される。
転写紙90上に転写された画像は定着ユニット13を通過する。この際、定着制御部34は、転写紙90上に転写されたトナー画像を転写紙90上に固定するための定着機能に関する制御を行い、転写紙90は定着される。続いて、転写紙90は、給紙搬送制御部35により排紙ユニット21へ排出される。
図3は、中間転写FB制御部の機能を例示する機能ブロック図である。図3において、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図3を参照するに、中間転写FB制御部32bは、パルス間隔時間測定手段32bと、位相差時間測定手段32bと、伸縮判定手段32bと、搬送速度目標値決定手段32bとを有する。
パルス間隔時間測定手段32bは、中間転写スケール検出センサ22及び42により中間転写ベルトスケール14aから検出される第1のパルス信号及び第2のパルス信号の周期であるパルス間隔時間を測定する機能を有する。位相差時間測定手段32bは、中間転写スケール検出センサ22及び42により中間転写ベルトスケール14aから検出される第1のパルス信号と第2のパルス信号の位相差時間を測定する機能を有する。
伸縮判定手段32bは、パルス間隔時間測定手段32bの測定したパルス間隔時間及び位相差時間測定手段32bの測定した位相差時間に基づいて、中間転写ベルト14の伸縮及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の伸縮の有無を判定する機能を有する。搬送速度目標値決定手段32bは、伸縮判定手段32bの判定結果に基づいて、中間転写ベルト14の搬送速度制御の目標値を決定する機能を有する
中間転写ベルト14と、中間転写ベルトスケール14aと、中間転写スケール検出センサ22及び42と、パルス間隔時間測定手段32bと、位相差時間測定手段32bと、伸縮判定手段32bと、搬送速度目標値決定手段32bとは、第1の実施の形態に係る速度制御装置を構成している。速度制御装置が実行する処理の詳細については、後述する。
以上が、第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作である。
[中間転写ベルトの制御]
上述の動作において、画像をより高画質化するためには、中間転写ベルト14が常に一定速度で搬送されていることが重要である。以下に中間転写ベルト14を常に一定速度で搬送させるための制御について説明する。
図4は、中間転写ベルトスケールを用いた一般的な速度制御を説明するための図である。図4において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図4(a)を参照するに、中間転写ベルト14上には、中間転写ベルトスケール14aが形成されており、中間転写ベルト14の近傍には中間転写スケール検出センサ22が配置されている。中間転写ベルトスケール14aは、所定の反射率で幅Lの反射部14bと、反射部14bよりも反射率が低く幅Lの非反射部14cとが一定の周期で交互に配置されたものである。幅Lと幅Lとは、同じ幅であっても構わない。
中間転写スケール検出センサ22は、発光素子22a、受光素子22b、及びパルス生成部22c(図示せず)を含んで構成されている。発光素子22aは中間転写ベルトスケール14aに光を照射し、受光素子22bは中間転写ベルトスケール14aからの反射光を受光し受光量に応じた電気信号を生成する。パルス生成部22cは、受光素子22bが生成した電気信号からパルス信号を生成する。
発光素子22aとしては、例えば発光ダイオード等を用いることができる。受光素子22bとしては、例えばフォトダイオード等を用いることができる。パルス生成部22cとしては、例えばコンパレータ等を用いることができる。なお、発光素子22a及び受光素子22bと、パルス生成部22cとは、別部品であっても構わない。
画像形成時には中間転写ベルト駆動モータが起動し、中間転写ベルトスケール14aが形成された中間転写ベルト14が搬送される。中間転写ベルト14が一定速度で搬送されている場合には、中間転写スケール検出センサ22からのパルス出力は、図4(b)に示すように一定周期となる。しかし、中間転写ベルト14が安定して搬送されていない場合(一定速度で移動していない場合)には、図4(c)に示すように周期が安定しないパルスが出力される。
中間転写FB制御部32bは、中間転写スケール検出センサ22からのパルス出力が一定周期となるように、中間転写ベルト駆動モータの回転速度を調整する制御を行なって速度フィードバック制御を実現している。速度フィードバック制御とは、例えば、中間転写スケール検出センサ22から出力されるパルス信号のパルス間隔時間(現在のパルス間隔時間)を目標パルス間隔時間と比較して、現在のパルス間隔時間の方が短い場合には、中間転写ベルト14の搬送速度が速くなっていると判断して中間転写モータの速度を遅くし、逆に現在のパルス間隔時間の方が長い場合には、中間転写ベルト14の搬送速度が遅くなっていると判断して中間転写モータの速度を速くする制御である。
図5は、中間転写ベルトが伸びた場合のパルス出力変化を説明するための図である。図5において、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。例えば温度や湿度等の環境変化等により、中間転写ベルト14が伸縮することは知られている。図5(a)において、A部は中間転写ベルト14が伸びている部分を示し、他部は中間転写ベルト14が伸びていない部分を示している。A部のように中間転写ベルト14が伸びていると、中間転写ベルト14自身が一定速度で搬送されていても、図5(b)のB部のように中間転写スケール検出センサ22のパルス間隔時間Tが目標パルス間隔時間Tと一致せず、目標パルス間隔時間Tよりも長くなる。ここで検出されたパルス間隔時間Tに基づいて中間転写ベルト駆動モータの速度制御を行なうと、実際の中間転写ベルト14の搬送は安定して一定速度であるにもかかわらず、誤った搬送速度に制御されてしまう。
図6は、2つの中間転写スケール検出センサを用いた中間転写ベルトの伸び補正について説明するための図である。図6において、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図6(a)に示すように、中間転写ベルト14の近傍には中間転写スケール検出センサ22及び42が配置されている。中間転写スケール検出センサ22と中間転写スケール検出センサ42との間隔Lは、幅L+幅Lの整数倍(図6の例では3倍)とされている。
中間転写スケール検出センサ42は、中間転写スケール検出センサ22と同様に発光素子42a、受光素子42b、及びパルス生成部42c(図示せず)を含んで構成されている。発光素子42aは中間転写ベルトスケール14aに光を照射し、受光素子42bは中間転写ベルトスケール14aからの反射光を受光し受光量に応じた電気信号を生成する。パルス生成部42cは、受光素子42bが生成した電気信号からパルス信号を生成する。
発光素子42aとしては、例えば発光ダイオード等を用いることができる。受光素子42bとしては、例えばフォトダイオード等を用いることができる。パルス生成部42cとしては、例えばコンパレータ等を用いることができる。なお、発光素子42a及び受光素子42bと、パルス生成部42cとは、別部品であっても構わない。
図6(b)において、出力Aは中間転写スケール検出センサ22から出力されるパルス信号を、出力Bは中間転写スケール検出センサ42から出力されるパルス信号を示している。画像形成時には中間転写ベルト駆動モータが起動し、中間転写ベルトスケール14aが形成された中間転写ベルト14が搬送される。中間転写ベルト14に伸縮が無く、かつ、一定速度で搬送されている場合には、出力Aと出力Bは、図6(b)に示すように一定のパルス間隔時間(=周期)Tとなり、かつ、それぞれのパルスエッジが変化するタイミングは一致する。すなわち、出力Aと出力Bとの位相差時間はゼロとなる。なお、図6は、中間転写ベルト14の伸縮も、中間転写スケール検出センサ22と中間転写スケール検出センサ42との間隔の伸縮も発生していない状態を示している。
図6(b)において、位相差時間がゼロからTp1に変化したとすると以下の式(1)が成立する。式(1)において、Tは基準パルス間隔時間、Nは2センサ間距離(パルス数換算)である。
(Tp1÷N)+T=T・・・式(1)
なお、2センサ間距離(パルス数換算)とは、理想的な状態において中間転写スケール検出センサ22と中間転写スケール検出センサ42との間隔がいくつのパルス数に相当するかを意味しており、図6(a)の場合には間隔L=(幅L+幅L)×3であるから『2センサ間距離N=3』となる。又、基準パルス間隔時間とは、例えば製品出荷時に予め不揮発性メモリ等に記憶された値であり、最初の速度制御の目標値となる。すなわち、最初は、現在のパルス間隔時間Tが基準パルス間隔時間Tと一致するように速度制御される。ただし、速度制御の目標値はその後更新される場合がある。
図7は、中間転写ベルトが伸びた状態を例示する図である(2つの中間転写スケール検出センサの間隔は伸びていない)。図7において、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図7(a)では、図6(a)と比較すると、中間転写ベルト14の反射部14bの幅Lが幅Lに、非反射部14cの幅Lが幅Lに伸びている。図7(b)において、出力Cは中間転写スケール検出センサ22から出力されるパルス信号を、出力Dは中間転写スケール検出センサ42から出力されるパルス信号を示している。図7(a)に示すように中間転写ベルト14が伸びた状態では、図7(b)に示すように出力C及び出力Dは一定のパルス間隔時間(=周期)Tとなるが、パルス間隔時間(=周期)Tは図6(b)の場合のパルス間隔時間(=周期)Tに比べて長くなる(パルス間隔時間T>パルス間隔時間T)。
又、中間転写ベルト14に伸びが生じている分、それぞれパルスエッジを検出するタイミングが異なってくる。すなわち、出力Cと出力Dとの位相差時間は、Tp1からTp2(≠0)に変化する(位相差時間Tp2>位相差時間Tp1)。図7(b)の場合には、以下の式(2)が成立する。
{(Tp2−Tp1)÷N}+T=T・・・式(2)
この場合には、速度制御の目標値を基準パルス間隔時間Tから『{(現在の位相差時間Tp2−1つ前に測定した位相差時間Tp1)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』に置き換えることで、正常な速度制御を行うことができる。
図8は、2つの中間転写スケール検出センサの間隔が伸びた状態を例示する図である(中間転写ベルトは伸びていない)。図8において、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図8(a)では、図6(a)と比較すると、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが間隔Lに伸びている。図8(b)において、出力Eは中間転写スケール検出センサ22から出力されるパルス信号を、出力Fは中間転写スケール検出センサ42から出力されるパルス信号を示している。図7を参照して説明した中間転写スケール検出センサ22及び42を用いた中間転写ベルト14の伸び補正においては、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lは絶対であり、温度や湿度などの環境変化や経年変化による間隔Lの変動はないとして、速度制御の目標値を決定していた。
しかしながら、実際には間隔Lも何らかの要因で変化する可能性があり、図8(a)に示すように、間隔Lが間隔Lに伸びることもあり得る。この場合、図8(b)に示すように、パルス間隔時間Tは図6(b)の場合と同じであるが、中間転写ベルト14の伸びた場合(図7(a)及び図7(b)参照)と同じように、出力Eと出力Fとの位相差時間は、Tp1からTp3(≠0)に変化する(位相差時間Tp3>位相差時間Tp1)。図8に示すように2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔が伸びた場合には、前述の式(2)が成立しない。すなわち式(3)のようになる。
{(Tp3−Tp1)÷N}+T≠T・・・式(3)
この場合には、単純に速度制御の目標値を基準パルス間隔時間Tから『{(現在の位相差時間Tp3−1つ前に測定した位相差時間Tp1)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』に置き換えると、正常な速度制御を行うことができない。すなわち、目標とする中間転写ベルト14の搬送速度とは違う搬送速度で動作することになる。その結果、隣接する感光体ドラム(12a〜12c)間の移動時間が変化し、各色間のずれが生じることになり、画質低下を招くことになる。
なお、図7及び図8では、中間転写ベルト14が伸びた場合及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが伸びた場合について説明したが、中間転写ベルト14が縮んだ場合及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが縮んだ場合も同様である。第1の実施の形態では、このような問題の発生を防止するため、図9のような制御を行う。
図9は、第1の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの例である。図9は、第1の実施の形態に係る速度制御装置が実行する処理であり、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが伸びた場合にも対応するものである。図7に示すように、中間転写ベルト14が伸びて間隔Lが伸びていない場合には、位相差時間が変化し(Tp1→Tp2)、パルス間隔時間も変化する(T→T)。一方、図8に示すように、中間転写ベルト14は伸びずに間隔Lが伸びた場合には、位相差時間は変化するが(Tp1→Tp3)、パルス間隔時間は変化しない(Tのまま)。そこで、従来のように位相差時間のみで中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を決定するのではなく、位相差時間及びパルス間隔時間を考慮して中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を決定する。
以下、図9を参照しながら具体的に説明する。なお、基準パルス間隔時間T、及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが伸びていない状態の2センサ間距離Nを初期値(既知の値)とする。
始めにステップ100において、パルス間隔時間測定手段32bは、モータ制御周期で現在のパルス間隔時間Tを測定する(S100)。次いでステップ110において、位相差時間測定手段32bは、現在の位相差時間Tpnを測定する(S110)。次いでステップ120において、中間転写FB制御部32bは、ステップ110で測定した現在の位相差時間Tpnが1つ前に測定した位相差時間Tp0に対して変化したか否かを判定する。
ステップ120で「変化した」と判定した場合(Yesの場合)には、ステップ130において、中間転写FB制御部32bは、『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』を算出する(S130)。
次いでステップ140において、中間転写FB制御部32bは、ステップ130で算出した『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』と、ステップ100で測定した『現在のパルス間隔時間T』との差の絶対値X=|[{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T]−現在のパルス間隔時間T|を算出する(S140)。
次いでステップ150において、伸縮判定手段32bは、差の絶対値Xが所定の閾値Tth1以下であるか否かを判定する(S150)。所定の閾値Tth1はゼロに近い値の方が好適な制御が可能であるが、検出誤差等を考慮して任意の値に設定することができる。ステップ150で「所定の閾値以下である」と判定した場合(Yesの場合)には、中間転写ベルト14が伸縮したことにより現在の位相差時間Tpnが1つ前に測定した位相差時間Tp0に対して変化したと判断することができる。この場合には、ステップ160において、搬送速度目標値決定手段32bは、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、基準パルス間隔時間Tからステップ130で算出した『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』に置き換える(S160)。
ステップ150で「所定の閾値以下である」と判定しなかった場合(Noの場合)には、
2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔が伸縮したことにより現在の位相差時間Tpnが1つ前に測定した位相差時間Tp0に対して変化したと判断することができる。この場合には、ステップ170において、搬送速度目標値決定手段32bは、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、基準パルス間隔時間Tからステップ100で測定した現在のパルス間隔時間Tに置き換える(S170)。
ステップ120で「変化した」と判定しなかった場合(Noの場合)には、処理は終了する(中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を更新しない)。
なお、以上のステップ100〜170の説明において、『1つ前に測定した位相差時間Tp0』に代えて『基準位相差時間』を用いても構わない。ここで、『基準位相差時間』とは、工場出荷時やサービスマンの調整時に予め定めた基準の位相差時間であり、不揮発性メモリ等に記憶されている値である。以上が、第1の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの説明である。
なお、中間転写ベルト14の伸縮及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の伸縮の主要因は、温度や湿度等の環境変化によるものである。温度や湿度等の環境変化に起因するパルス間隔時間の変化や位相差時間の変化は、通常フィードバック制御が必要な速度変動と比較すると非常に時間的に緩やかである。従って、中間転写ベルト14の伸び補正に使用するパルス間隔時間や位相差時間の検出周期は、通常の速度フィードバック制御のための検出周期よりも長い周期において平均化した値を用いることでも十分に対応が可能である。
例えば、連続動作している間に測定した複数のパルス間隔時間を一定時間内で平均化した値及び複数の位相差時間を一定時間内で平均化した値を用い、図9のフローチャートに従って中間転写ベルト14の伸縮及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の伸縮の有無を判定することができる。又、中間転写ベルト14の伸縮量や2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の伸縮量は、それらを形成する材質が持つ線膨張係数により予測することが可能であるため、平均化する時間間隔は予測した変動量が画質に影響しない範囲内で適宜設定すればよい。
更に、中間転写ベルト14及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の周辺温度及び/又は周辺湿度を測定する温湿度測定手段と、温湿度測定手段の測定結果に基づいて、搬送速度目標値決定手段32bが中間転写ベルト14の搬送速度制御の目標値を決定するタイミングを制御するタイミング制御手段とを設けても構わない。これにより、周辺温度及び/又は周辺湿度を考慮した搬送速度制御が可能となる。例えば、温度が所定値以上変化した場合のみに搬送速度制御の目標値を更新するが如くである。
このように、第1の実施の形態によれば、現在のパルス間隔時間T及び現在の位相差時間Tpnを測定する。そして、『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』と『現在のパルス間隔時間T』との差の絶対値Xを算出し、差の絶対値Xが所定の閾値Tth1以下であるか否かを判定する。そして、判定結果に基づいて、中間転写ベルト14が伸縮したのか、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔が伸縮したのかを判断する。そして、その判断結果に基づいて、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』か、『現在のパルス間隔時間T』かの何れかに置き換える。その結果、中間転写ベルト14が伸縮した場合のみならず、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔が伸縮した場合も、中間転写ベルト14の搬送速度を所定値に制御することが可能となり、画像品質の低下を防止することができる。
〈第2の実施の形態〉
第1の実施の形態では、現在のパルス間隔時間T及び現在の位相差時間Tpnを測定して、中間転写ベルト14が伸縮したのか、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔が伸縮したのかを判断し、その判断結果に基づいて、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を更新する例を示した。しかしながら、中間転写ベルト14の伸縮と、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の伸縮とが同時に発生する場合も考えられる。第2の実施の形態では、このような場合の処理例について説明する。画像形成装置の概略の構造等は、第1の実施の形態の場合と同一である。以下、第1の実施の形態と共通する部分についてはその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図10は、中間転写ベルト及び2つの中間転写スケール検出センサの間隔が伸びた状態を例示する図である。図10において、図7及び図8と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図10(a)では、中間転写ベルト14の反射部14bの幅Lが幅Lに、非反射部14cの幅Lが幅Lに伸びている。又、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが間隔Lに伸びている。図10(b)において、出力Gは中間転写スケール検出センサ22から出力されるパルス信号を、出力Hは中間転写スケール検出センサ42から出力されるパルス信号を示している。
図10(b)に示すように、出力G及び出力Hは一定のパルス間隔時間(=周期)Tとなるが、パルス間隔時間(=周期)Tは図6(b)の場合のパルス間隔時間(=周期)Tに比べて長くなる(パルス間隔時間T>パルス間隔時間T)。又、出力Gと出力Hとの位相差時間Tp4≠0となる(位相差時間Tp4>位相差時間Tp1)。なお、位相差時間Tp4は、中間転写ベルト14の伸びにより発生する位相差時間Tp2と2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lの伸びにより発生する位相差時間Tp3を加算したものとなる(Tp4=Tp2+Tp3)。
ここで、仮に中間転写ベルト14のみが伸び、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが伸びていない場合(Tp3=0の場合)を考えると、式(4)が成立する。
(Tp2−Tp1)÷Tp1=(T−T)÷T・・・式(4)
ところが、中間転写ベルト14と、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lとの両方が伸びた場合は、式(5)のように、式(4)の右辺と左辺とは一致しなくなる。
(Tp4−Tp1)÷Tp1≠(T−T)÷T・・・式(5)
つまり、(T−T)÷Tは、中間転写ベルト14の伸びにより発生するものであることがわかる。又、中間転写ベルト14の伸縮の変化率は、式(6)のように表される。
{(Tp4−Tp1)÷Tp1}−{(T−T)÷T}・・・式(6)
中間転写ベルト14と、2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lとの両方が伸びた場合は、式(6)に示した中間転写ベルト14の伸縮の変化率を考慮して、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、基準パルス間隔時間Tから式(7)に置き換えればよい。
[{(Tp4−Tp1)÷Tp1}−{(T−T)÷T}]×Tp1+T・・・式(7)
図11は、第2の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの例である。図11において、図9と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図11は、第2の実施の形態に係る速度制御装置が実行する処理であり、中間転写ベルト14と2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lとの両方が伸びた場合に対応するものである。式(6)の演算結果の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判断し、判断結果に基づいて中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を決定する。
以下、図11を参照しながら具体的に説明する。なお、基準パルス間隔時間T、及び2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lが伸びていない状態の2センサ間距離Nを初期値(既知の値)とする。
始めに第1の実施の形態のステップ100〜120を実行する(S100〜120)。次いで、ステップ120で「変化した」と判定した場合(Yesの場合)には、ステップ230において、中間転写FB制御部32bは『(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0』を算出する(S230)。次いでステップ240において、中間転写FB制御部32bは『(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0』を算出する(S240)。
次いでステップ250において、中間転写FB制御部32bは、ステップ230で算出した『(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0』と、ステップ240で算出した『(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0』との差の絶対値Y=|{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0}−{(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0}|を算出する(S250)。
次いでステップ260において、伸縮判定手段32bは、差の絶対値Yが所定の閾値Tth2以下であるか否かを判定する(S260)。所定の閾値Tth2はゼロに近い値の方が好適な制御が可能であるが、検出誤差等を考慮して任意の値に設定することができる。ステップ260で「所定の閾値以下である」と判定した場合(Yesの場合)には、中間転写ベルト14のみが伸縮したことにより現在の位相差時間Tpnが1つ前に測定した位相差時間Tpに対して変化したと判断することができる。この場合には、ステップ160において、搬送速度目標値決定手段32bは、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、基準パルス間隔時間Tから『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』に置き換える(S160)。
ステップ260で「所定の閾値以下である」と判定しなかった場合(Noの場合)には、中間転写ベルト14と2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔Lとの両方が伸縮したことにより現在の位相差時間Tpnが1つ前に測定した位相差時間Tp0に対して変化したと判断することができる。この場合には、ステップ270において、搬送速度目標値決定手段32bは、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、基準パルス間隔時間Tから『[{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0}−{(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0}]×1つ前に測定した位相差時間Tp0+基準パルス間隔時間T』に置き換える(S270)。
ステップ120で「変化した」と判定しなかった場合(Noの場合)には、処理は終了する(中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を更新しない)。
なお、以上のステップ100〜270の説明において、『1つ前に測定した位相差時間Tp0』に代えて『基準位相差時間』を用いても構わない。又、『1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0』に代えて『基準パルス間隔時間T』を用いても構わない。ここで、『基準位相差時間』とは、工場出荷時やサービスマンの調整時に予め定めた基準の位相差時間であり、不揮発性メモリ等に記憶されている値である。又、『基準パルス間隔時間T』とは、工場出荷時やサービスマンの調整時に予め定めた基準のパルス間隔時間であり、不揮発性メモリ等に記憶されている値である。以上が、第2の実施の形態に係る補正制御に関するフローチャートの説明である。
このように、第2の実施の形態によれば、現在のパルス間隔時間T及び現在の位相差時間Tpnを測定する。そして、『(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0』と『(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0』との差の絶対値Yを算出し、差の絶対値Yが所定の閾値Tth2以下であるか否かを判定する。そして、判定結果に基づいて、中間転写ベルト14が伸縮したのか、中間転写ベルト14と2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の両方が伸縮したのかを判断する。そして、その判断結果に基づいて、中間転写ベルト14の搬送速度の目標値を、『{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷2センサ間距離N}+基準パルス間隔時間T』か、『[{(現在の位相差時間Tpn−1つ前に測定した位相差時間Tp0)÷1つ前に測定した位相差時間Tp0}−{(現在のパルス間隔時間T−1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0)÷1つ前に測定したパルス間隔時間Tn0}]×1つ前に測定した位相差時間Tp0+基準パルス間隔時間T』かの何れかに置き換える。その結果、中間転写ベルト14が伸縮した場合のみならず、中間転写ベルト14と2つの中間転写スケール検出センサ22及び42の間隔の両方が伸縮した場合も、中間転写ベルト14の搬送速度を所定値に制御することが可能となり、画像品質の低下を防止することができる。
〈第3の実施の形態〉
図12は、第3の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構造を例示する図である。図12において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図12を参照するに、第3の実施の形態に係る画像形成装置50は、エンコーダ51が設けられた点のみが第1の実施の形態に係る画像形成装置10と相違し、他の部分の構成は第1の実施の形態に係る画像形成装置10と同一である。以下、第1の実施の形態と共通する部分についてはその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
画像形成装置50において、エンコーダ51は、駆動ローラ23の回転速度を検出する回転速度検出手段としての機能を有する。すなわち、エンコーダ51は、駆動ローラ23の回転速度に対応したパルス信号を出力する。
第1の実施の形態では、中間転写スケール検出センサ22からのパルス出力が一定周期となるように、中間転写ベルト駆動モータの回転速度を調整する制御を行なって速度フィードバック制御を実現している。第2の実施の形態では、エンコーダ51からのパルス出力が一定周期となるように、中間転写ベルト駆動モータの回転速度を調整する制御を行なって速度フィードバック制御を実現する。すなわち、中間転写スケール検出センサ22は、速度フィードバック制御には用いない。
エンコーダ51からのパルス出力が一定周期となるように速度フィードバック制御し、中間転写ベルト14を一定速度で搬送させた状態で、中間転写スケール検出センサ22及び42からのパルス出力からパルス間隔時間及び位相差時間を測定することにより、中間転写ベルト14の伸縮及び2センサ間距離の変動を検出することができる。中間転写ベルト14の伸縮及び2センサ間距離の変動の検出に関しては、図9又は図11のフローチャートに示したとおりである。
なお、ここでは駆動ローラ23の回転速度を検出するエンコーダ51からのパルス出力が一定周期となるように速度フィードバック制御し、中間転写ベルト14を一定速度に制御する例を挙げたが、別の手段により中間転写ベルトの搬送速度を一定に制御しても構わない。その場合にも同様の効果を得ることができる。
このように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、中間転写ベルトの搬送速度を所定値に制御することが可能となり、画像品質の低下を防止することができる。又、中間転写ベルトの通常の速度制御はエンコーダを用いて行い、伸縮の補正は中間転写スケール検出センサを用いて行うことにより、通常の速度制御と伸縮の補正とが互いに影響を受けることがないため、中間転写ベルトの精度の良い速度制御、及び中間転写ベルトの精度の良い伸縮の補正が可能となる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10、50 画像形成装置
11 スキャナユニット
12a、12b、12c、12d 感光体ドラム
13 定着ユニット
14 中間転写ベルト
14a 中間転写ベルトスケール
14b 反射部
14c 非反射部
15 二次転写ローラ
16 斥力ローラ
17 レジストローラ
18 給紙ユニット
19 給紙ローラ
20 紙搬送ローラ
21 排紙ユニット
22、42 中間転写スケール検出センサ
22a、42a 発光素子
22b、42b 受光素子
23 駆動ローラ
24 従動ローラ
30 制御部
31 作像制御部
31a 感光体モータ制御部
31b 作像プロセス制御部
32 中間転写制御部
32a 中間転写モータ制御部
32b 中間転写FB制御部
32b パルス間隔時間測定手段
32b 位相差時間測定手段
32b 伸縮判定手段
32b 搬送速度目標値決定手段
32c 一次転写制御部
33 二次転写制御部
33a 二次転写モータ制御部
33b 転写制御部
34 定着制御部
35 給紙搬送制御部
51 エンコーダ
90 転写紙
、L、L、L、L、L
、T、T パルス間隔時間
目標パルス間隔時間
p2、Tp3、Tp4 位相差時間
特開2006−085055

Claims (19)

  1. 第1の方向に搬送される無端状搬送体と、
    前記無端状搬送体上に、前記第1の方向に沿って一定の周期で交互に配置された反射部と非反射部とを有する目盛と、
    前記目盛の前記一定の周期に対応した第1のパルス信号を出力する第1のパルス信号出力手段と、
    前記第1のパルス信号出力手段に対して所定の間隔で配置され、前記目盛の前記一定の周期に対応した第2のパルス信号を出力する第2のパルス信号出力手段と、
    前記第1のパルス信号及び前記第2のパルス信号の周期であるパルス間隔時間を所定の時間間隔で繰り返し測定するパルス間隔時間測定手段と、
    前記第1のパルス信号と前記第2のパルス信号の位相差時間を所定の時間間隔で繰り返し測定する位相差時間測定手段と、
    前記パルス間隔時間測定手段の測定した最新のパルス間隔時間と予め定めた基準のパルス間隔時間との差、及び前記位相差時間測定手段の測定した最新の位相差時間と予め定めた基準の位相差時間との差に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する伸縮判定手段と、
    前記伸縮判定手段の判定結果に基づいて、前記無端状搬送体の搬送速度制御の目標値を決定する搬送速度目標値決定手段と、を有する速度制御装置。
  2. 前記伸縮判定手段は、前記パルス間隔時間測定手段の測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化しており、かつ、前記位相差時間測定手段の測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化している場合には、前記無端状搬送体の伸縮が有り前記所定の間隔の伸縮が無いか、又は、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮が有ると判定する請求項1記載の速度制御装置。
  3. 前記伸縮判定手段は、前記パルス間隔時間測定手段の測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化していなく、かつ、前記位相差時間測定手段の測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化している場合には、前記無端状搬送体の伸縮は無く、前記所定の間隔の伸縮が有ると判定する請求項1記載の速度制御装置。
  4. 前記伸縮判定手段は、前記パルス間隔時間測定手段の測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化しており、かつ、前記位相差時間測定手段の測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化していない場合には、前記無端状搬送体及び前記所定の間隔の伸縮が無いと判定する請求項1記載の速度制御装置。
  5. 前記伸縮判定手段が記無端状搬送体の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定手段は、前記搬送速度制御の目標値を、前記位相差時間測定手段の測定した前記最新の位相差時間と前記予め定めた基準の位相差時間との差を前記所定の間隔に相当するパルス数で除した値と、予め定めた基準のパルス間隔時間とを加えた値に決定する請求項1又は2記載の速度制御装置。
  6. 前記伸縮判定手段が前記所定の間隔の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定手段は、前記搬送速度制御の目標値を、前記パルス間隔時間測定手段の測定した前記最新のパルス間隔時間に決定する請求項1乃至3の何れか一項記載の速度制御装置。
  7. 前記伸縮判定手段が前記所定の間隔の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定手段は、前記搬送速度制御の目標値を、前記無端状搬送体の伸縮の変化率と前記予め定めた基準の位相差時間との積と、予め定めた基準のパルス間隔時間とを加えた値に決定する請求項1乃至3の何れか一項記載の速度制御装置。
  8. 前記伸縮判定手段は、前記パルス間隔時間測定手段の測定した複数のパルス間隔時間を一定時間内で平均化した値及び前記位相差時間測定手段の測定した複数の位相差時間を一定時間内で平均化した値に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する請求項1乃至7の何れか一項記載の速度制御装置。
  9. 更に、無端状搬送体、前記第1のパルス信号出力手段、及び前記第2のパルス信号出力手段の周辺温度及び/又は周辺湿度を測定する温湿度測定手段と、
    前記温湿度測定手段の測定結果に基づいて、前記搬送速度目標値決定手段が前記搬送速度制御の目標値を決定するタイミングを制御するタイミング制御手段と、を有する請求項1乃至8の何れか一項記載の速度制御装置。
  10. 第1のパルス信号出力手段を用いて、第1の方向に搬送される無端状搬送体上に前記第1の方向に沿って一定の周期で交互に配置された反射部と非反射部とを有する目盛の前記一定の周期に対応した第1のパルス信号を出力する第1のパルス信号出力ステップと、
    前記第1のパルス信号出力手段に対して所定の間隔で配置された第2のパルス信号出力手段を用いて、前記目盛の前記一定の周期に対応した第2のパルス信号を出力する第2のパルス信号出力ステップと、
    前記第1のパルス信号及び前記第2のパルス信号の周期であるパルス間隔時間を所定の時間間隔で繰り返し測定するパルス間隔時間測定ステップと、
    前記第1のパルス信号と前記第2のパルス信号の位相差時間を所定の時間間隔で繰り返し測定する位相差時間測定ステップと、
    前記パルス間隔時間測定ステップで測定した最新のパルス間隔時間と予め定めた基準のパルス間隔時間との差、及び前記位相差時間測定手段の測定した最新の位相差時間と予め定めた基準の位相差時間との差に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する伸縮判定ステップと、
    前記伸縮判定ステップでの判定結果に基づいて、前記無端状搬送体の搬送速度制御の目標値を決定する搬送速度目標値決定ステップと、を有する速度制御方法。
  11. 前記伸縮判定ステップにおいて、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化しており、かつ、前記位相差時間測定ステップで測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化している場合には、前記無端状搬送体の伸縮が有り前記所定の間隔の伸縮が無いか、又は、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮が有ると判定する請求項10記載の速度制御方法。
  12. 前記伸縮判定ステップにおいて、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化していなく、かつ、前記位相差時間測定ステップで測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化している場合には、前記無端状搬送体の伸縮は無く、前記所定の間隔の伸縮が有ると判定する請求項10記載の速度制御方法。
  13. 前記伸縮判定ステップにおいて、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した前記最新のパルス間隔時間が前記予め定めた基準のパルス間隔時間に対して変化しており、かつ、前記位相差時間測定ステップで測定した前記最新の位相差時間が前記予め定めた基準の位相差時間に対して変化していない場合には、前記無端状搬送体及び前記所定の間隔の伸縮が無いと判定する請求項10記載の速度制御方法。
  14. 前記伸縮判定ステップで記無端状搬送体の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定ステップにおいて、前記搬送速度制御の目標値を、前記位相差時間測定ステップで測定した前記最新の位相差時間と前記予め定めた基準の位相差時間との差を前記所定の間隔に相当するパルス数で除した値と、予め定めた基準のパルス間隔時間とを加えた値に決定する請求項10又は11記載の速度制御方法。
  15. 前記伸縮判定ステップで前記所定の間隔の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定ステップにおいて、前記搬送速度制御の目標値を、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した前記最新のパルス間隔時間に決定する請求項10乃至12の何れか一項記載の速度制御方法。
  16. 前記伸縮判定ステップで前記所定の間隔の伸縮が有ると判定した場合に、
    前記搬送速度目標値決定ステップにおいて、前記搬送速度制御の目標値を、前記無端状搬送体の伸縮の変化率と前記予め定めた基準の位相差時間との積と、予め定めた基準のパルス間隔時間とを加えた値に決定する請求項10乃至12の何れか一項記載の速度制御方法。
  17. 前記伸縮判定ステップにおいて、前記パルス間隔時間測定ステップで測定した複数のパルス間隔時間を一定時間内で平均化した値及び前記位相差時間測定ステップで測定した複数の位相差時間を一定時間内で平均化した値に基づいて、前記無端状搬送体の伸縮及び前記所定の間隔の伸縮の有無を判定する請求項10乃至16の何れか一項記載の速度制御方法。
  18. 更に、無端状搬送体、前記第1のパルス信号出力手段、及び前記第2のパルス信号出力手段の周辺温度及び/又は周辺湿度を測定する温湿度測定ステップと、
    前記温湿度測定ステップでの測定結果に基づいて、前記搬送速度目標値決定ステップで前記搬送速度制御の目標値を決定するタイミングを制御するタイミング制御ステップと、を有する請求項10乃至17の何れか一項記載の速度制御方法。
  19. 請求項1乃至9の何れか一項記載の速度制御装置を有する画像形成装置。
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