JP5251543B2 - 画像処理装置、画像処理装置の性能向上防止方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の性能向上防止方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ソフトウェア交換、あるいはユニット交換などによる不正な性能向上を防止する画像処理装置、画像処理装置の性能向上防止方法及びプログラムに関する。
従来の複写機においては、ハードウェアは同じであっても、ソフトウェアが異なることにより、複写速度を変更することが可能であった。すなわち、ソフトウェアが格納されたROMを交換することで、複写速度を変更する違法改造が容易に実現されてしまう問題があった。
そこで、例えば特許文献1では、複数のユニットに各々に機種識別情報を格納させ、ユニットと該識別情報とが異なる場合には装置の使用ができなくなるよう制御することで、ソフトウェア交換、あるいは所定のユニット交換により不正に複写機の装置の性能を上げることを防止する技術について記載されている。
しかしながら、特許文献1記載の技術においては、ユーザによる不正交換、あるいは改造を防止することが可能となる反面、サービスパーソンが故障ユニットを交換する時においても作業が煩雑化してしまうという問題点がある。
また、ユニット故障時の交換を考慮したものではないため、メインコントローラ基板の故障時の交換に対応することができない。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ソフトウェア交換、あるいはユニット交換などによる不正な性能向上を防止することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における画像処理装置は、メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶手段と、前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に各ユニットの故障情報、及び前記第2の記憶手段に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込み手段と、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出手段と、前記故障情報検出手段により故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶手段に格納された識別情報と、前記第2の記憶手段に格納された識別情報と、を比較する比較手段と、前記比較手段により識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御手段と、前記故障情報検出手段により前記第1の記憶手段にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶手段に格納されている識別情報を前記第2の記憶手段に書き込む識別情報書き込み手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明における画像処理装置の性能向上防止方法は、メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶部に各ユニットの故障情報、及び前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶部に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込みステップと、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出ステップと、前記故障情報検出ステップにより故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶部に格納された識別情報と、前記第2の記憶部に格納された識別情報と、を比較する比較ステップと、前記比較ステップにより識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御ステップと、前記故障情報検出ステップにより前記第1の記憶部にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶部に格納されている識別情報を前記第2の記憶部に書き込む識別情報書き込みステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明におけるプログラムは、メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶部に各ユニットの故障情報、及び前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶部に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込み処理と、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出処理と、前記故障情報検出処理により故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶部に格納された識別情報と、前記第2の記憶部に格納された識別情報と、を比較する比較処理と、前記比較処理により識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御処理と、前記故障情報検出処理により前記第1の記憶部にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶部に格納されている識別情報を前記第2の記憶部に書き込む識別情報書き込み処理と、をコンピュータに実行させるためのものであることを特徴とする。
本発明により、ソフトウェア交換、あるいはユニット交換などによる不正な性能向上を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のフローチャート図である。 本発明の他の実施形態に係る画像処理装置のフローチャート図である。 本発明の他の実施形態に係る画像処理装置のフローチャート図である。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における画像処理装置のハードウェア概略構成図である。本画像処理装置は、複写装置と、ファクシミリ装置と、印刷装置との機能を有し、メインコントローラ基板10と、操作パネル30と、FCU(Fax Control Unit)31と、エンジン制御部32と、を備える。
メインコントローラ基板10は、CPU11と、システムメモリ12と、NB(North Bridge)13と、SB(South Bridge)14と、コントローラASIC(Application Specific IC)15と、ローカルメモリ16と、HDD(Hard Disk Drive)17と、NIC(Network Interface card)18と、USBインターフェース19と、IEEE1284インターフェース20と、入出力制御ASIC21等を備えている。
メインコントローラ基板10のCPU11は、画像処理装置の全体制御を行い、不揮発性メモリ25に記憶された第1の情報と、不揮発性メモリ35に記憶された第2の情報と、を比較する。このように、メインコントローラ基板10とエンジン制御基板32上に搭載されているそれぞれの不揮発性メモリ25、35に格納されている機種識別情報を比較することで不正にユニット交換されることを防止し、エンジンID情報を比較することで不正にエンジン性能(CPM)を向上させることを防止する。
NB13は、CPU11、システムメモリ12、SB14、コントローラASIC15を、またSB14はNIC18、USBインターフェース19、及びIEEE1284インターフェース20、入出力制御ASIC21を接続するためのブリッジである。またNB13は、SB14経由で、NIC18、USBインターフェース19、IEEE1284インターフェース20とPCIバス22とを介して接続されている。
SB14は、NB13とPCIバス22を介して周辺デバイス等を接続するためのブリッジである。システムメモリ12は、描画用メモリ等として用いるメモリである。
ローカルメモリ16は、コピー用画像バッファ、符号バッファ等として用いるメモリである。
コントローラASIC15は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
また、HDD17は、画像データ、文書データ、プログラム等の蓄積のほか、フォントデータやフォームの蓄積などを行うストレージ(補助記憶装置)である。
NIC18は、画像処理装置をインターネットやLAN等のネットワークに接続するインターフェースで、USBインターフェース19と、IEEE1284インターフェース20とは、各々の規格に準じた入出力インターフェースである。
入出力制御ASIC21には、シリアルI/FにてNVRAM24と、不揮発性メモリ25と、が接続される。
NVRAM24は、画像処理装置に対する機能設定条件及び装置固有の情報などと、故障情報と、を書き込んでおく不揮発性メモリである。また、メインコントローラ基板10から着脱可能な構造とすることで、メインコントローラ故障時にNVRAM24を基板から取り外して新品の基板に取り替えられ、ユニット独自の情報(機種識別情報、エンジン情報など)を記憶及び維持している。
一方、不揮発性メモリ25は同様にシリアルI/Fにて接続され、MAC(Media Access Control)アドレスの保持に使用される。また、不揮発性メモリ25はメインコントローラ基板10に着脱不可能に装着されるもので、メインコントローラ基板10の交換時には基板ごと交換される不揮発性記憶媒体である。なお、不揮発性メモリ25には、第1の情報として機種識別情報とエンジンID情報(CPM情報)などと、故障情報と、が格納される。
操作パネル30は、操作者からの入力操作を受け付けると共に、操作者に向けたメッセージ表示を行う操作部であり、メインコントローラ基板10の入出力制御ASIC21に接続される。
また、FCU31及びエンジン制御基板32は、メインコントローラ基板10のコントローラASIC15にPCIバス33を介して接続される。
また、メインコントローラ基板10では、コントローラASIC15にローカルメモリ16、HDD17などが接続されると共に、CPU11とコントローラASIC15とがCPUチップセットのNB13を介して接続されている。なお、コントローラASIC15とNB13とはAGP(Accelerated Graphics Port)23を介して接続される。
FCU(Fax Control Unit)31は、ファクシミリの送信/受信を制御するハードウエア(ICチップ)で、NCU(Network Control Unit)、モデム等(図示せず)を介して電話回線と接続して画像の送受信を行う。なお、FCU31はバックアップ用のメモリを有しており、このメモリは、例えば画像処理装置の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するために利用される。
エンジン制御基板32は、原稿を光学的に走査してイメージデータに変換するスキャナ(図示せず)を備えた画像形成部で、電子写真やインクジェットの技術を用いて紙等に画像を印刷する。
また、エンジン制御部32は、受信したファクシミリデータやIEEE1284インターフェース20、あるいはNIC18を介して受信したプリントデータも同様に印刷出力できる。エンジン制御部32には、CPU34が搭載されており、不揮発性メモリ35、メインコントローラとの接続用ASIC36が接続される。
不揮発性メモリ35は、メインコントローラ基板10上の不揮発性メモリ25と同様に、エンジン制御基板32に着脱不可能に装着されるもので、エンジン制御基板32の交換時には基板ごと交換される不揮発性記憶媒体である。なお、不揮発性メモリ35には、第2の情報として機種識別情報とエンジンID情報(CPM情報)などと、故障情報と、が格納される。
次に、図2〜図5のフローチャート図を参照に、本発明の実施形態における制御について詳細に説明する。なお、以下ではユニットと称するものは、メインコントローラ基板10又はエンジン制御基板32のいずれかを表す。
ここでは、メインコントローラ基板10に搭載した不揮発性メモリ25に格納された機種識別情報とエンジンID情報、エンジン制御基板32に搭載した不揮発性メモリ35に格納された機種識別情報とエンジンID情報とをメインコントローラ基板10のCPU11が比較し、各情報が一致しない場合には、画像処理装置を動作不能とすることでソフトウェア交換、あるいは、ユニット交換などによる不正な複写機の性能向上を防止する。
次に、実施形態の一例としてメインコントローラ基板10又はエンジン制御基板32が故障した場合についての制御フローについて、図2を用いて説明する。なお、故障の検知については、メインコントローラ基板10の故障は、メインコントローラ基板10上に搭載されているCPU11によって行われ、エンジン制御基板32の故障は、エンジン制御基板32に搭載されているCPU34によって行われる。また、故障情報については、故障ユニット、および故障内容が確認できる内容とする。
また、メインコントローラ基板10の故障を検知したときは、あらかじめメインコントローラ基板10に搭載した着脱可能なNVRAM24と不揮発性メモリ25に故障情報が書き込まれる。
画像処理装置が起動されると(ステップS101)、CPU11はメインコントローラ基板10に搭載した着脱可能な不揮発性メモリNVRAM24に格納されている故障情報があるか否かを確認する(ステップS102)。
着脱可能な不揮発性メモリNVRAM24に故障情報がない場合は、CPU11によって、メインコントローラ基板10に搭載した不揮発性メモリ25とエンジン制御基板32に搭載した不揮発性メモリ35に格納された機種識別情報、エンジンID情報などを比較し、一致するか否かを判断する(ステップS106)。異なる場合には、操作部(操作パネル30)上に警告を表示し、そのまま動作不能とする(ステップS107)。
これに対してNVRAM24にユニットの故障情報がある場合、CPU11は、故障ユニット及び故障内容を確認する。以下、メインコントローラ基板10が故障している場合について説明する。
次にCPU11は、メインコントローラ基板10上に搭載した不揮発性メモリ25に故障情報が格納されているかを確認する(ステップS103)。不揮発性メモリ25に故障情報が格納されている場合は、画像処理装置の起動は行わずに、そのまま操作パネル30上にメインコントローラ基板10が故障していることを表示する(ステップS104)。
一方、不揮発性メモリ25にメインコントローラ基板10の故障情報が格納されていない場合は、メインコントローラ基板10が新品に交換されたと判断し(ステップS105)、そのまま画像処理装置を起動させる(ステップS108)。
また、エンジン制御基板32の交換時においても、故障情報が不揮発性メモリ35に書き込まれること以外については、メインコントローラ基板10と同様に制御される。
さらに、交換対象となるユニットは、メインコントローラ基板10、エンジン制御基板32の両方としている。故障検知は、メインコントローラ基板10上のCPU11、あるいはエンジン制御基板32上のCPU34によって行われ、故障が検知されるとCPU11によりASIC21を介して不揮発性メモリ25に故障情報の書き込みが行われる。
一方、エンジン制御基板32の故障の場合は、CPU34により故障を検知し、バス33を経由して故障情報がメインコントローラ基板10に通知される。
また、ユニットの故障情報が書き込まれるメインコントローラ基板10上のNVRAM24は、メインコントローラ基板10から着脱可能な構造となっているため、メインコントローラ基板10が故障し、交換が必要となった場合は、NVRAM24を一旦外して故障したメインコントローラ基板10を交換後、再度NVRAM24を交換したメインコントローラ基板に装着することで、メインコントローラ基板の交換を容易に行うことができる。
次に、故障検知から不揮発性メモリ25及び不揮発性メモリ35に故障情報を書き込むまでのフローについて図3を参照に詳細に説明する。
CPU11により、メインコントローラ基盤10の故障が検知されたか否かを判断する(ステップS201)。ここで故障が検知されれば、不揮発性メモリ25に故障情報を書き込み(ステップS202)、NVRAM24に故障情報の書き込みを行う(ステップS206)。
一方、ステップS201にて故障が検知されない場合には、CPU33により、エンジン制御基板32の故障が検知されたか否かを判断する(ステップS203)。ここで、故障が検知されなければステップS201の処理を繰り返し、故障が検知されれば不揮発性メモリ35に故障情報を書き込み(ステップS204)、メインコントローラへ故障情報を通知する(ステップS205)。
CPU33より故障情報の通知を受けたCPU11は、受け取った情報をNVRAM24に書き込む(ステップS206)。
続いて、本発明の他の実施形態における動作について図4のフローチャート図を参照に詳細に説明する。なお、図2と同一の処理については同一の符号を記し、説明を省略する。
ステップS105にて、故障によりユニットの交換がなされたと判断された場合、メインコントローラ基板10に搭載したNVRAM24から機種識別情報、エンジンID情報などをそれぞれ参照し、新規に交換されたメインコントローラ基板もしくはエンジン制御基板に搭載されている不揮発性メモリ25及び不揮発性メモリ35に対して、基板識別情報、エンジンID情報などの書き込みを行い(ステップS306)、画像処理装置の起動を行う(ステップS109)。
続いて、本発明の他の実施形態における動作について図5のフローチャート図を参照に詳細に説明する。なお、図2及び図4と同一の処理については同一の符号を記し、説明を省略する。
ステップS206にて、メインコントローラ基板10に搭載されたNVRAM24から機種識別情報、エンジンID情報を参照し、新規に交換されたメインコントローラ基板10又はエンジン制御基板32上の不揮発性メモリ25及び不揮発性メモリ35に書き込んだ後、新規に交換されたメインコントローラ基板10に搭載されたNVRAM24に書き込まれている故障情報をクリアし(ステップS407)、画像処理装置の起動を行う(ステップS109)。
また、メインコントローラ基板10に搭載した不揮発性メモリ25、エンジン制御基板32に搭載した不揮発性メモリ35をそれぞれ書き換え不可能とするために、新規に交換されたメインコントローラ基板又はエンジン制御基板の各不揮発性メモリに対して、機種識別情報、エンジンID情報をソフトウェアで一度書き込みを行った後に書き込みフラグを付与すると良い。
その後、書き込みフラグを参照してフラグがあると判定された場合は、再度書き込みが行われることを禁止して、一度書き込んだ機種識別情報、エンジンID情報がその後に不正に書き換えられることを防止することが可能となる。
なお、メインコントローラ基板10、エンジン制御基板32のみに限定して不正交換を防止するものではなく、メインコントローラ基板10の内外に接続された複数ユニットについても、不正交換を防止するため、故障時に同様の制御手順にて交換を可能としても良い。
このとき例えば図1を参照すれば、交換対象となるのは、FCU31などの外部に接続されたユニット、あるいは、メインコントローラ基板10の内部のHDD17などが対象となる。
また、ユニットが故障し、メインコントローラ基板10に着脱可能に搭載されたNVRAM24、及びメインコントローラ基板10又はエンジン制御基板の故障ユニット上の各不揮発性メモリ(メインコントローラ基板10の交換時は不揮発性メモリ25、エンジン制御基板32の交換時は不揮発性メモリ35)に故障情報が書き込まれた時に、操作パネル30上に故障ユニットの交換指示の表示をし、その表示がなされたことを確認して基板交換作業を行わせるようにすると良い。
本実施形態によれば、メインコントローラ基板、エンジン制御基板に搭載したそれぞれの不揮発性メモリに記憶された機種識別情報、エンジンID情報を比較し、これらの情報が一致しない場合、画像処理装置を動作不能とさせることで、ソフトウェア交換、あるいはユニット交換などにより不正に複写機の性能を向上させることを防止し、市場で故障などによりユニットの交換が必要となった時に、不正に性能を向上させることを防止する機能を損なうことなく、サービスパーソンが容易にユニット交換を実施できる画像処理装置を提供することが可能となる。
また、メインコントローラ基板、エンジン制御基板に搭載した不揮発性メモリに格納された機番情報、エンジンID情報を比較し、一致しない場合に動作を不能とすることでソフトウェア交換、あるいは、ユニット交換などによって不正に複写機の性能を向上させることを防止する機能を備えた画像処理装置において、ユニットが故障したときに、前記メインコントローラ基板上のNVRAM、及び故障ユニット上の不揮発性メモリに故障情報を格納し、常に比較することで、故障によりユニット交換がなされたのか、不正にユニットを交換されたのか検知する手段を持つことを特徴とし、故障によりユニットが交換されたと判断された場合は、そのまま正常に画像処理装置を起動させることを特徴とする画像処理装置においては、ユニットの故障などにより、ユニット交換が必要となった場合、交換用基板には、基板情報が書き込まれていないため、交換しただけでは画像処理装置を起動させることができなくなるが、故障情報が書き込まれるメインコントローラ上の不揮発性メモリ(NVRAM)をメインコントローラ基板と着脱可能な構造とすることを特徴とする画像処理装置においては、メインコントローラ基板の交換を可能とし、前記画像処理装置については、機番情報、エンジンIDの比較処理を行わないことにより、正常に起動させることで、特に作業を伴わずそのまま装置の使用が可能となり、サービス区における作業の簡易化を図るとともに、サービスの工数の削減によりコストダウンが見込める。
さらに、故障情報が書き込まれるメインコントローラ上のNVRAMはメインコントローラから着脱可能な構造となっているため、メインコントローラ基板交換時は、NVRAMを外してメインコントローラ基板を交換後、再度NVRAMを装着することでメインコントローラ基板の交換を行うことが可能となる。
前記記載の画像処理装置において、故障によりユニットの交換がなされたと判断される場合、メインコントローラに搭載された不揮発性メモリ(NVRAM)から、機番情報、エンジンIDを参照し、新規に交換されたユニットに搭載されたメモリに書き込むことを特徴とする画像処理装置においては、故障ユニットを交換し、正常起動後、交換用基板に機番情報、エンジンIDを書き込むことで、交換後においても自動で不正を目的としたユニット交換を防止することが可能となる。
前記記載の画像処理装置において、故障によりユニット交換が行われ、画像処理装置が正常に起動後、NVRAMに格納されたユニットの故障情報をクリアすることを特徴とする画像処理装置については、ユニット交換し、正常となった後に、NVRAMに故障情報が残ってしまうことを防止することができる。
前記記載の画像処理装置において、不揮発性メモリは書き換え不可能であることを特徴とする画像処理装置においては、一度書き込んだ基板情報、エンジンID情報が不正に書き換えることを防止することができる。
前記記載の画像処理装置において、メインコントローラ基板、エンジン制御基板だけではなく、複数ユニットについて交換可能であることを特徴とする画像処理装置については、他の制御基板、HDDをはじめとする記憶媒体についても同様に構成することで制御可能となる。
前記画像処理装置において、ユニットが故障し、メインコントローラ上のNVRAM、及び故障ユニット上の不揮発性メモリに故障情報が書き込まれた時に操作部上に故障ユニットの交換指示の表示がなされ、サービスは、その表示がなされたことを確認して基板交換作業を行うことを特徴とする画像処理装置においては、そのまま基板情報を書きこまずに基板交換が可能であるかどうかの判断を行うことができる。
以上、実施の形態を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら実施の形態や具体例に様々な修正および変更が可能である。
10 メインコントローラ基板
11 CPU
12 システムメモリ
15 コントローラASIC
16 ローカルメモリ
17 HDD
21 入出力制御ASIC
24 NVRAM
25 不揮発性メモリ
30 操作パネル
31 FCU
32 エンジン制御基板
34 CPU
35 不揮発性メモリ
36 メインコントローラ接続用ASIC
特開2000−293369号公報

Claims (6)

  1. メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶手段と、
    前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に各ユニットの故障情報、及び前記第2の記憶手段に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込み手段と、
    前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出手段と、
    前記故障情報検出手段により故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶手段に格納された識別情報と、前記第2の記憶手段に格納された識別情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段により識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御手段と、
    前記故障情報検出手段により前記第1の記憶手段にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶手段に格納されている識別情報を前記第2の記憶手段に書き込む識別情報書き込み手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記識別情報書き込み手段による識別情報の書き込み後に前記第1の記憶手段に記憶された故障情報を削除する故障情報削除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段は、書き込まれるとフラグを立て、書き込み不可能にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記起動制御手段は、警告表示とともに起動制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶部に各ユニットの故障情報、及び前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶部に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込みステップと、
    前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出ステップと、
    前記故障情報検出ステップにより故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶部に格納された識別情報と、前記第2の記憶部に格納された識別情報と、を比較する比較ステップと、
    前記比較ステップにより識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御ステップと、
    前記故障情報検出ステップにより前記第1の記憶部にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶部に格納されている識別情報を前記第2の記憶部に書き込む識別情報書き込みステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の性能向上防止方法。
  6. メインコントローラ基板に備えられ、各ユニットの故障情報と、識別情報と、を格納する着脱可能な第1の記憶部に各ユニットの故障情報、及び前記各ユニットにそれぞれ備えられ、搭載されるユニットの故障情報と、前記識別情報と、を格納する複数の第2の記憶部に搭載されるユニットの故障情報をそれぞれ書き込む故障情報書き込み処理と、
    前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部に故障情報が格納されているか否かを判断する故障情報検出処理と、
    前記故障情報検出処理により故障情報が検出されないときに、前記第1の記憶部に格納された識別情報と、前記第2の記憶部に格納された識別情報と、を比較する比較処理と、
    前記比較処理により識別情報が一致しなければ装置の起動を制御する起動制御処理と、
    前記故障情報検出処理により前記第1の記憶部にのみ故障情報が検出された場合に、前記第1の記憶部に格納されている識別情報を前記第2の記憶部に書き込む識別情報書き込み処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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