JP6191334B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、機器を制御するプログラムが不正にコピーされ流用されることを防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、複合機がSDカードに記録されたファームウェアプログラムを実行する構成において、複合機の識別情報をファームウェアファイルに書き込む。複合機は、ファームウェアを実行する際に、複合機の機能によりファームウェアファイル中の識別情報を読み込んで照合を行い、情報が整合している場合にファームウェアを起動する。
特開2005−40974号公報
特許文献1記載の構成では、識別情報の照合を行ってファームウェアの不正な流用を防止する機能を、複合機により実行しているが、この種の方法を、汎用性の高い機器で実行されるプログラムに適用することは難しい。すなわち、汎用性の高い機器で実行可能なプログラムは、実行する機器の仕様を絞り込むことが難しいため、例えば情報の照合等を行う機能を持たない機器でも実行できる。このようなプログラムの実行ファイルやスクリプトファイルがコピーされ、他の機器で実行された場合に、これを阻止することは困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、汎用性の高い機器で実行されるプログラムについても不正なコピーや流用を防止または抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、印刷を行う印刷部と、接続部、前記印刷部を制御する制御プログラムと識別情報とを記憶する記憶部、及び前記制御プログラムを実行したときに前記記憶部に記憶された前記識別情報を取得して前記識別情報に基づいて前記制御プログラムの機能を制御する制御部を有する制御基板と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷部を制御する制御プログラムを実行する制御部が、制御プログラムを実行したときに、識別情報に基づき制御プログラムの機能が制御される。このため、例えば制御プログラムが不正にコピーされた場合に機能を制限する等の処理を、制御プログラムを実行する制御部によって実行できる。従って、汎用性の高い機器で実行されるプログラムの不正なコピーや流用を、このプログラムの機能を制御することによって防止または抑制できる。
また、上記印刷装置において、前記識別情報は、前記制御基板に係る情報であってもよい。
この場合、制御基板が有する制御部が制御プログラムを実行したときに、この制御基板が制御プログラムの正規の実行環境であるか否かを判定し、正規の実行環境でない場合には制御プログラムの機能を制御できる。これにより、汎用的な制御基板により実行可能な制御プログラムの不正なコピーや流用を、防止または抑制できる。
また、上記印刷装置において、前記識別情報は、前記印刷部に係る情報であってもよい。
この場合、制御部が制御プログラムを実行したときに、制御対象の印刷部が正規の実行環境であるか否かを判定し、正規の実行環境でない場合には制御プログラムの機能を制御できる。これにより、印刷部を制御する汎用的な制御プログラムの不正なコピーや流用を、防止または抑制できる。
また、上記印刷装置において、前記制御基板は、データの送受信を行う第2の接続部を有し、前記制御部は、前記識別情報が前記制御プログラムに含まれる予め設定された実行条件に対応するとき、前記制御プログラムを実行して前記第2の接続部に受信した前記データに基づき、前記印刷部を制御して印刷を実行させ、前記識別情報が前記制御プログラムに含まれる予め設定された実行条件に対応しないとき、前記第2の接続部で受信した前記データに基づいて前記印刷部に印刷させない。
本発明によれば、印刷部を制御する制御プログラムの不正なコピーや流用がされ、識別情報が予め設定された実行条件に対応しない場合には、制御プログラムが実行されても印刷部による印刷がされない。このため、制御プログラムを不正に流用した場合の実用性を低下させて、効果的に不正な流用を防止または抑制できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御部は、前記識別情報が前記制御プログラムに含まれる予め設定された実行条件に対応しないとき、前記制御プログラムの機能を制限する。
本発明によれば、印刷部を制御する制御プログラムの不正なコピーや流用がされ、識別情報が予め設定された実行条件に対応しない場合に、制御プログラムの機能が制限される。このため、制御プログラムを不正に流用した場合の実用性を低下させ、効果的に不正な流用を防止または抑制できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の印刷装置の制御方法は、制御基板に配設された記憶部に記憶された制御プログラムを実行し、制御プログラムに前記制御基板の識別情報もしくは前記制御基板に接続される印刷部の識別情報を取得させ、所得した前記識別情報が前記制御プログラムに含まれる予め設定された実行条件に対応するか否かを判別し、判別した結果に基づいて、前記制御プログラムの機能を制御することを特徴とする。
本発明によれば、制御プログラムが実行される際に、制御基板もしくは印刷部の識別情報が予め設定された実行条件に対応するか否かが判別され、制御プログラムの機能が制御される。このため、例えば制御プログラムが不正にコピーされた場合に機能を制限する等の処理が、制御プログラムを実行する際に実行されるので、汎用性の高い機器で実行されるプログラムの不正なコピーや流用を防止または抑制できる。
また、本発明は、上記印刷装置の制御方法において、前記識別情報が前記実行条件に対応するとき、前記制御プログラムを実行して前記印刷部で印刷を実行し、前記識別情報が前記実行条件に対応しないとき、前記印刷部に印刷を実行させない。
本発明によれば、識別情報が予め設定された実行条件に対応しない場合には、制御プログラムが実行されても印刷部による印刷がされない。このため、制御プログラムを不正に流用した場合の実用性を低下させて、効果的に不正な流用を防止または抑制できる。
また、上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、接続部を有する制御基板により実行され、前記制御基板が前記接続部に接続された印刷部を制御するプログラムであって、前記プログラムを実行するコンピューターにより、前記印刷部または前記コンピューターに係る情報を取得する機能と、取得した情報が予め設定された実行条件に対応しない場合に、前記プログラムの少なくとも一部の機能を実行不能とした状態で、前記プログラムを実行可能とする機能と、取得した情報が予め設定された実行条件に対応する場合に、前記プログラムの機能を制限なく実行可能とする機能と、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、印刷部またはコンピューターに係る情報が実行条件に対応しない場合に、プログラムの少なくとも一部の機能が実行不能となるので、プログラムの不正なコピーや流用を防止または抑制できる。この制御は、印刷部を制御するプログラムを実行したコンピューターが行うため、プログラムの実行を制御する機能を他の機能部に持たせる必要がない。また、プログラムの少なくとも一部の機能を実行不能とした状態で、プログラムを実行可能とする機能により、例えばプログラムが不正にコピーや流用された場合に、コンピューターの故障や不具合等と明確に区別可能な態様で、プログラムの機能を制限する。従って、汎用性の高い機器で実行されるプログラムの不正なコピーや流用を効果的に防止または抑制できる。
本発明によれば、汎用性の高い機器で実行されるプログラムの不正なコピーや流用を防止または抑制できる。
実施形態に係る印刷システムの機能ブロック図である。 印刷装置のメイン制御基板における構成を詳細に示すブロック図である。 印刷装置の動作を示すフローチャートである。 印刷システムの動作を示すフローチャートである。 印刷システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に示す印刷システム2は、印刷装置1と、タブレット端末3(端末)と、管理サーバー4と、を備えている。
印刷装置1とタブレット端末3とは、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークを介して無線通信可能に構成され、同様に、タブレット端末3と管理サーバー4とは、LAN等を介して無線通信可能に構成されている。各装置間の通信方式は、上記方式に限らず、どのような方式であってもよい。
印刷装置1は、制御部30、記憶部31、インターフェース部32、USBI/F(インターフェース)33、及び、プリンターユニット15を備えている。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、及び、その他の周辺回路等を備え、印刷装置1の各部を制御する。制御部30が備える機能ブロックについては後述する。制御部30を構成する集積回路や回路素子、これらの回路に付随する構成部材を含むハードウェアは、メイン制御基板35に実装されている。
記憶部31は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種プログラムやデータを記憶部31により読み取り可能な状態で記憶する。
インターフェース部32(第2の接続部)は、制御部30の制御の下、タブレット端末3との間で、所定の通信規格に準拠して通信する。
USBI/F33(接続部)は、USBポート33a、33b、33cを備えている。各USBポート33a、33b、33cのうち少なくとも1つのUSBポートは内部接続のポートである。USBI/F33が備えるUSBポートの数、及び内部接続のUSBポートの数は任意であり、本実施形態では内部接続のUSBポート33aにプリンターユニット15が接続されている。また、USBI/F33が有するUSBポート33b、33cは、外部コネクター11、11に接続される。外部コネクター11a、11bには印刷装置1の外部の装置がUSBケーブル(図示略)を介して接続される。プリンターユニット15は印刷装置1に内蔵されるユニットであるが、制御部30には、外部コネクター11a、11bに接続される機器と同様に、USB接続された装置として認識される。
USBI/F33は、USBポート33a、33b、33cを、ポートIDにより識別する。ポートIDは、USBI/F33が備えるUSBポート33a、33b、33cに予め付された個別の識別情報である。USBI/F33は、いわゆるUSBルートハブを構成し、このUSBルートハブのUSBポート33a、33b、33cには固有のポートIDが付与されている。また、例えば外部コネクター11a、11bにUSBハブが接続され、USBI/F33が管理する論理上のUSBポート数が増加した場合、USBI/F33は、USBI/F33に繋がる各USBポートにポートIDを付与する。従って、内部接続のUSBポート33aを含む、USBI/F33に繋がるUSBポートにはポートIDが付与され、これらのポートIDは制御部30により識別できる。
プリンターユニット15は、図示しないロール紙等の印刷媒体に文字や画像を印刷するユニットである。プリンターユニット15は、メイン制御基板35のUSBI/F33に接続されるI/F(インターフェース)19を備えている。I/F19は、USBI/F33のUSBポート33aに接続され、USB規格に準拠した通信を実行する。
プリンターユニット15は、プリンターユニット15の各部を制御するプリンター制御部17を備えている。プリンター制御部17は、プリンター制御基板16に実装され、I/F19に接続されている。また、プリンター制御部17には、印刷ヘッド、印刷媒体を搬送する搬送機構等を有する印刷機構部18が接続されている。プリンター制御部17は、I/F19を介してメイン制御基板35から入力されるコマンド及びデータに基づいて印刷機構部18を駆動し、印刷媒体に文字や画像を印刷させる。ここで、印刷機構部18は、インクジェット式、ドットインパクト式、或いはサーマル式の印刷ヘッドを有する構成とすることができ、その印刷方式は特に限定されない。また、印刷機構部18が印刷する印刷媒体は、ロール形状に巻き回されたロール紙のほか、所定サイズのカット紙やファンフォールド紙を用いる構成としてもよい。また、印刷媒体は普通紙、感熱紙、ラベル紙等が挙げられ、印刷機構部18の印刷方式に合わせて適宜選択できる。
プリンター制御部17は、プリンターユニット15のハードウェアの仕様、型式、製造番号、固有のID等を含む、プリンターユニット15の識別情報を、プリンターユニット15が備えるROM(図示略)やフラッシュメモリー(図示略)に記憶する。プリンターユニット15の識別情報はプリンターユニット15に固有であって、この識別情報をもとに、プリンターユニット15を他の印刷装置等と区別できる。
一方、タブレット端末3は、タブレット型(板状)のコンピューターであり、前面にタッチパネル40が設けられ、タッチパネル40に対するタッチ操作によって各種入力を行うことが可能である。
タブレット端末3は、タッチパネル40と、端末制御部41と、インターフェース部42と、を備えている。
タッチパネル40は、タブレット端末3の前面に配置された表示パネル44と、この表示パネル44に重ねて配置されたタッチセンサー45とが一体となって構成されている。表示パネル44は、液晶表示パネル、有機ELパネル、電子ペーパー等のディスプレイである。タッチセンサー45は、表示パネル44に重ねて配置された静電容量式もしくは感圧式のセンサーであり、ユーザーの手指やペン型操作デバイスによるタッチ操作を検出し、端末制御部41に出力する。
端末制御部41は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、タブレット端末3の各部を制御する。端末制御部41は、機能ブロックとして、ブラウザー実行部41aを備えている。ブラウザー実行部41aは、インストールされたブラウザープログラムを実行することにより、その機能が実現される機能ブロックである。ブラウザー実行部41aは、「ウェブブラウザー」として機能する。
インターフェース部42は、端末制御部41の制御の下、印刷装置1、及び、管理サーバー4と、所定の通信規格に準拠して通信を行う。
管理サーバー4は、クライアントとしてのタブレット端末3のブラウザー実行部41aからの要求に応じて、HTTP等の所定のプロトコルに準拠した表示ファイルを生成して出力するウェブサーバーとして機能する。
管理サーバー4では、インストールされたウェブアプリケーションAPが動作している。管理サーバー4は、ウェブアプリケーションAPの機能により、タブレット端末3のブラウザー実行部41aからの所定のURLへのアクセスに応じて、対応する表示ファイルをブラウザー実行部41aに送信する。また、管理サーバー4は、ウェブアプリケーションAPの機能により、タブレット端末3のブラウザー実行部41aからの要求に応じて、所定の演算処理を実行し、処理結果を示すデータをブラウザー実行部41aに送信する。
印刷装置1の制御部30が備える通信制御部30aは、タブレット端末3のブラウザー実行部41aとの間でWebSocket(ウェブソケット)等の所定の通信規格に準拠してコネクションを張り、ブラウザー実行部41aとの間で通信経路を確立する機能を有する。さらに、通信制御部30aは、確立した通信経路を介してブラウザー実行部41aとの間で、データの送受信を実行する機能を有している。
通信制御部30aは、タブレット端末3のブラウザー実行部41aから制御データを受信した場合、受信した制御データをデバイス制御部30bに出力する。制御データは、タブレット端末3のブラウザー実行部41aが生成した印刷の指示及び印刷する文字や画像のデータを含む。これらのデータはタブレット端末3が表示するウェブページの表示に基づき、タッチパネル40で行われる操作に基づいて生成される。
デバイス制御部30bは、通信制御部30aから制御データが入力された場合、制御データに含まれる印刷の指示及び印刷データをプリンターユニット制御部30cに出力する。また、デバイス制御部30bは、プリンターユニット制御部30cからデータが入力された場合、入力されたデータを通信制御部30aに出力する。通信制御部30aは、デバイス制御部30bからデータが入力された場合、確立した通信経路を介して入力されたデータをタブレット端末3のブラウザー実行部41aに送信する。
また、デバイス制御部30bは、プリンターユニット制御部30cを制御することによって、プリンターユニット15を動作させる。これにより、プリンターユニット15が、タブレット端末3における操作に対応して、文字や画像を印刷媒体に印刷し、印刷物を出力できる。
プリンターユニット制御部30cは、インストールされたプリンタードライバーの機能により以下の処理を実行する。すなわち、プリンターユニット制御部30cは、デバイス制御部30bから制御データが入力された場合、制御データに含まれる印刷の指示及び印刷データを抽出する。プリンターユニット制御部30cは、プリンターユニット15のコマンド体系に準拠したコマンド及びデータに変換する。次いで、プリンターユニット制御部30cは、生成したコマンド及びデータを、所定のタイミングでプリンターユニット15に出力し、印刷を実行させる。
また、プリンターユニット制御部30cは、プリンターユニット15から印刷結果や動作状態等を示すデータが入力された場合、入力されたデータを、ブラウザー実行部41aが処理可能なデータ(ウェブアプリケーションAPが処理可能なデータ)に変換する。次いで、プリンターユニット制御部30cは、変換後のデータをデバイス制御部30bへと出力する。
図2は、印刷装置1のメイン制御基板35における構成を詳細に示すブロック図である。
メイン制御基板35は、CPU21、バスコントローラー22、I/Oコントローラー23、RAM24、I/O25、ROM26、グラフィックスコントローラー27、及び、USBI/F33を備えている。これらの各部は、メイン制御基板35に実装されたIC(集積回路)で構成される。CPU21は、ROM26や記憶部31に記憶されたプログラムを読み出して実行し、各種データを処理する。バスコントローラー22は、データバスを介して接続されたCPU21とRAM24との間のデータの送受信を制御する。RAM24は、CPU21が実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶する。
また、バスコントローラー22は、記憶部31との間でデータバスを介して接続され、記憶部31にアクセスして、CPU21と記憶部31との間のデータの送受信を制御する。また、I/Oコントローラー23には、I/O25、ROM26、グラフィックスコントローラー27、及びUSBI/F33が接続されている。I/Oコントローラー23は、これらの各部とCPU21との間のデータの送受信を制御する。I/O25はメイン制御基板35の外部の機器との間でデータを入出力するインターフェースを構成する。また、ROM26は、CPU21が実行する基本制御プログラムやデータを不揮発的に記憶する。グラフィックスコントローラー27は、CPU21が処理したデータ等に基づき表示データを生成する。このグラフィックスコントローラー27が生成する表示データは、I/O25に接続される図示しないモニター装置により表示される。ここで、バスコントローラー22、I/Oコントローラー23、RAM24、及びI/O25が処理するデータはプログラムを含む。
バスコントローラー22及びI/Oコントローラー23は、チップセットと呼ばれる1つのLSI(大規模集積回路)または複数のLSIにより構成される。RAM24は、DRAM素子やSRAM素子等の半導体記憶素子により構成され、ROM26はEEPROMやフラッシュメモリー等の不揮発性の半導体記憶素子により構成される。また、I/O25及びグラフィックスコントローラー27は、I/Oコントローラー23とともに1つのLSIに集積して実装することも可能であるし、各々を独立したICにより構成してもよい。また、図2に示したCPU21、バスコントローラー22、I/Oコントローラー23、RAM24、I/O25、ROM26、及びグラフィックスコントローラー27のうち一部または全部を、SoC(System on Chip)として1つのLSIに集積してもよい。
ROM26は、メイン制御基板35に実装されたハードウェアの仕様、型式、製造番号、固有のID等を含む、各ハードウェアに付与された識別情報を記憶する。この識別情報は、メイン制御基板35に実装されたハードウェア毎に記憶していてもよいし、メイン制御基板35に実装された一部のハードウェアについて、識別情報を記憶していてもよい。
図2に示すメイン制御基板35の各ハードウェアは、CPU21が記憶部31に記憶されたデバイス制御プログラム31aを実行することにより、通信制御部30a、デバイス制御部30b、及び、プリンターユニット制御部30cの機能を実現する。
ここで、タブレット端末3のウェブブラウザーで動作するウェブアプリケーションAPは、印刷装置1に、所定の処理を実行するオブジェクトを生成する機能を備えている。オブジェクトとは、本実施形態では、オブジェクト指向プログラミングにおけるインスタンス、すなわち、データ、及び、メソッドの集合として定義されたソフトウェアの機能ブロックを意味する。ただし、オブジェクトは、オブジェクト指向プログラミングにおけるインスタンスに限らず、所定の処理を実行するソフトウェアであればよい。
そして、本実施形態では、通信制御部30a、デバイス制御部30b、及び、プリンターユニット制御部30cは、タブレット端末3のウェブブラウザーで動作するウェブアプリケーションAPにより生成されたオブジェクトに対応している。すなわち、CPU21がデバイス制御プログラム31aを実行し、ウェブアプリケーションAPの要求に応じて、オブジェクトとして通信制御部30a、デバイス制御部30b及びプリンターユニット制御部30cを生成する。
制御部30は、タブレット端末3から送信されるXML(Extensible Markup Language)形式のデータを受信し、このデータに基づく処理を実行する。例えば制御部30は、印刷の指示と印刷データとを含む制御データが、XML形式のデータとしてタブレット端末3から送信されると、このXMLデータに基づいてデバイス制御部30bがプリンターユニット制御部30cを制御する。プリンターユニット制御部30cは、デバイス制御部30bの制御に従い、XMLデータからコマンド及びデータを生成する処理を行い、コマンド及びデータをプリンターユニット15に出力する。
また、プリンターユニット制御部30cは、プリンターユニット15から入力されたデータをXML形式のデータに変換してデバイス制御部30bに出力し、デバイス制御部30bは、このXMLデータを通信制御部30aによりタブレット端末3へ送信する。
制御部30の通信制御部30a、デバイス制御部30b、及びプリンターユニット制御部30cの機能の一部は、印刷装置1のオペレーティングシステムの機能により実現されてもよい。すなわち、制御部30は、オペレーティングシステムを実行し、このオペレーティングシステムのアプリケーションプログラムとして、デバイス制御プログラム31aを実行することもできる。この場合も、デバイス制御部30b及びプリンターユニット制御部30cにより、XMLデータに基づきプリンターユニット15を制御して印刷させる機能は、デバイス制御プログラム31aにより実現される。
ここで、制御部30が実行するオペレーティングシステムとしては、パーソナルコンピューター、ウェブサーバー、或いは組み込み機器等で実行可能な、汎用的なオペレーティングシステムを用いることができる。この場合、制御部30と同じオペレーティングシステムで動作する機器が多数存在することになる。デバイス制御プログラム31aは、制御部30のオペレーティングシステムで動作するプログラムである。このため、デバイス制御プログラム31aを構成する1つのファイルまたは複数のファイルを、制御部30と同じオペレーティングシステムで動作する他の機器にコピーした場合、この機器でデバイス制御プログラム31aを実行できる可能性がある。すると、例えばデバイス制御部30b及びプリンターユニット制御部30cにより、XMLデータに基づいてプリンターユニット15を動作させて印刷を実行する機能を、他の機器でも実行できる可能性がある。プリンターユニット15は上述のように、USB規格に準拠したUSBI/F33を介して接続されるため、プリンターユニット15も汎用性を有する。このように、記憶部31に記憶されたデバイス制御プログラム31aを構成するファイルの不正なコピー、及び、他の機器への不正な流用が起こり得る。
そこで、本実施形態では、デバイス制御プログラム31aをCPU21が実行した場合に、実行環境の認証を行う機能を備えている。この機能は、デバイス制御プログラム31aを構成する1つのファイルまたは複数のファイルの機能として実装される。このため、デバイス制御プログラム31aを他の機器で実行した場合、この機器において、デバイス制御プログラム31aの起動時に実行環境の認証が実行される。デバイス制御プログラム31aによる実行環境の認証は、下記(1)〜(3)の少なくともいずれかの判定を含む。
(1)デバイス制御プログラム31aを実行する制御部30が備えるチップセット(図2のバスコントローラー22及びI/Oコントローラー23)の識別情報を取得し、取得した識別情報が、予め設定された識別情報と一致または適合する。
(2)制御対象のプリンターユニット15が接続されたUSBポート33aのポートIDを取得し、取得したポートID(識別情報)が、予め設定された識別情報と一致または適合する。
(3)制御対象のプリンターユニット15の識別情報を取得し、取得した識別情報が、予め設定された識別情報と一致または適合する。
上記(1)〜(3)の判定に用いる、予め設定された識別情報(実行条件)とは、事前に記憶部31に記憶されている情報である。この識別情報は、CPU21がデバイス制御プログラム31aを実行したときに、CPU21によって参照可能な形態で、記憶されていればよい。例えば、実行条件としての上記識別情報が、記憶部31に、デバイス制御プログラム31aに対応付けられて記憶されていてもよく、デバイス制御プログラム31aを構成するファイルに含まれて記憶されていてもよい。具体的には、デバイス制御プログラム31aを構成する1つのファイルに上記識別情報が書き込まれている形態、或いは、デバイス制御プログラム31aを構成する複数のファイルの中に識別情報を記述したファイルが含まれる形態とすることができる。また、これらの識別情報が、印刷装置1に外部接続される可搬型の記録媒体や、印刷装置1と通信可能な他の装置が備える記憶部に記憶されていてもよい。CPU21が実行するデバイス制御プログラム31aに、記憶部31または記録媒体若しくは他の装置の記憶部から、実行条件としての上記識別情報を取得する機能が実装されていればよい。
また、印刷装置1において、チップセットの識別情報、制御対象のプリンターユニット15が接続されたUSBポート33aのポートID、及び、制御対象のプリンターユニット15の識別情報のいずれか又は全てが、記憶部31に記憶されていてもよい。この識別情報は、CPU21がデバイス制御プログラム31aを実行したときに、上記(1)〜(3)の判定により、実行条件に対応するか否か判定される、判定対象の情報である。例えば、制御部30が有するチップセットの識別情報はROM26に記憶されていてもよいし、この識別情報が記憶部31に記憶されていてもよい。この場合、CPU21が実行するデバイス制御プログラム31aに、識別情報を取得する場合に記憶部31から、これらの識別情報を取得する機能が実装されていればよい。本発明の記憶部は、記憶部31に限定されず、判定対象の識別情報を記憶する記憶部31、ROM26、プリンターユニット15が備えるROM(図示略)やフラッシュメモリー(図示略)等が相当する。
デバイス制御プログラム31aを実行するCPU21は、上記(1)〜(3)の判定の少なくともいずれかを実行する。判定により、取得した識別情報が予め設定された識別情報と一致または適合する場合に、デバイス制御プログラム31aの機能を実行する。また、取得した識別情報が予め設定された識別情報と一致しない又は適合しない場合には、デバイス制御プログラム31aの機能のうち少なくとも一部の機能を制限する。本実施形態では、デバイス制御プログラム31aにより実現される機能のうち、プリンターユニット15を制御する機能の実行を禁止する。
また、(1)〜(3)のうち複数の判定を行う場合には、いずれか1つの判定において、取得した識別情報が予め設定された識別情報(実行条件)と一致しない又は適合(対応)しない場合に、機能を制限するようにしてもよい。言い換えれば、全ての判定において、取得した識別情報が予め設定された識別情報と一致又は適合した場合に、デバイス制御プログラム31aの機能を制限することなく実行可能としてもよい。或いは、いずれか1つの判定において、取得した識別情報が予め設定された識別情報と一致又は適合した場合に、デバイス制御プログラム31aの機能を制限することなく実行してもよい。
このように、デバイス制御プログラム31aは、デバイス制御プログラム31aをCPU21が実行した場合に最初に実行環境を認証するために識別情報を判定し、判定に失敗した場合に、デバイス制御プログラム31aの少なくとも一部の機能の実行を制限する。このため、デバイス制御プログラム31aを構成するファイルが不正にコピーされ、他の機器で不正に流用されることを防止できる。また、デバイス制御プログラム31aの機能の一部を制限する場合には、制限を受けない他の機能が実行可能となるので、コンピューターの故障や不具合、或いはコピーの失敗が発生したときとは明らかに異なる動作が行われる。このため、デバイス制御プログラム31aの不正なコピーや流用を防止する機能により、一部の機能が制限されていることが明らかになる。このため、不正なコピーや流用を牽制する効果があり、より確実に不正なコピーや流用を防止または抑制できる。
図3は、印刷装置1の起動時の動作を示すフローチャートである。
印刷装置1の電源がオンされると(ステップS11)、CPU21は記憶部31に記憶されたオペレーティングシステムを起動し(ステップS12)、予め設定されたスタートアップシーケンスを実行する(ステップS13)。このスタートアップシーケンスには、印刷装置1の各部の初期化に係る処理、及び、デバイス制御プログラム31aの起動が含まれる。また、オペレーティングシステムの起動に先だって、CPU21は、ROM26に記憶された基本制御プログラムを実行してもよい。
制御部30は、デバイス制御プログラム31aの実行を開始し(ステップS14)、メイン制御基板35に実装されたチップセットの識別情報を取得する(ステップS15)。CPU21は、ステップS15で取得したチップセットの識別情報が、予め設定されたチップセットの識別情報(実行条件)と一致するか否かを判定する(ステップS16)。識別情報が一致した場合(ステップS16;Yes)、CPU21は、USBI/F33を介してプリンターユニット15にアクセスし、プリンターユニット15が有する識別情報を取得する(ステップS17)。
CPU21は、ステップS17でプリンターユニット15から取得した識別情報が、予め設定されたプリンターの識別情報(実行条件)と一致するか否かを判定する(ステップS18)。ここで、識別情報が一致した場合(ステップS18;Yes)、CPU21は、USBI/F33においてプリンターユニット15が接続されたUSBポート33aのポートIDを取得する(ステップS19)。CPU21は、ステップS19で取得したポートIDが、予め設定されたポートID認証の識別情報(実行条件)と一致するか否かを判定する(ステップS20)。ポートIDが一致した場合(ステップS20;Yes)、CPU21は、デバイス制御プログラム31aを制限なしで実行する状態に移行し(ステップS21)、スタートアップシーケンスの残りを実行する(ステップS22)。
一方、チップセットの識別情報が予め設定された識別情報と一致しない場合(ステップS16;No)、CPU21は、デバイス制御プログラム31aを制限付きで実行する状態に移行し(ステップS23)、ステップS22に移行する。また、プリンターユニット15の識別情報が予め設定された情報と一致しない場合(ステップS18;No)、及び、ステップS19で取得したポートIDが予め設定された情報と一致しない場合(ステップS120;No)も、ステップS23に移行する。この図3の動作では、チップセットの識別情報、プリンターユニット15の識別情報、及び、USBポートのポートIDのいずれかが一致しない場合に、デバイス制御プログラム31aが制限付きで実行される。デバイス制御プログラム31aが制限付きで実行された場合、後述するように、タブレット端末3の操作に応じてプリンターユニット15が印刷する機能の実行が禁止される。
図4は、印刷システム2の動作を示すフローチャートであり、特に、図3のステップS21でデバイス制御プログラム31aが実行された場合の動作を示す。図4(A)はタブレット端末3の動作を示し、図4(B)は印刷装置1の動作を示す。
タブレット端末3においてウェブページが表示された状態で(ステップS31)、タッチパネル40の操作により入力が行われ、印刷すべきデータが生成される(ステップS32)。タブレット端末3は、ウェブブラウザーの機能により、印刷の指示と印刷するデータとを含むXMLデータを印刷装置1に送信し(ステップS33)、印刷装置1の通信制御部30aはXMLデータを受信する(ステップS41)。
デバイス制御部30bは、通信制御部30aにより受信されたXMLデータに基づき、プリンターユニット制御部30cを制御して、プリンターユニット15に適した印刷コマンド及び印刷データを生成し、プリンターユニット15に出力する(ステップS42)。ここで、プリンターユニット15は印刷を実行した後、印刷結果を示すステータスを出力し、プリンターユニット制御部30cはプリンターユニット15からステータスを取得する(ステップS43)。プリンターユニット制御部30cは取得したステータスをデバイス制御部30bに出力し、デバイス制御部30bはプリンターユニット15の印刷結果を示すXMLデータを生成する。生成されたXMLデータが通信制御部30aによりタブレット端末3に送信される(ステップS44)。
タブレット端末3は、印刷装置1から送信された印刷結果を受信して(ステップS34)、例えばウェブページに印刷結果を表示する。
図5は、印刷システム2の動作を示すフローチャートであり、特に、図3のステップS23でデバイス制御プログラム31aが制限付きで実行された場合の動作を示す。図5(A)はタブレット端末3の動作を示し、図5(B)は印刷装置1の動作を示す。また、図5(A)、(B)において図4(A)、(B)と同様の処理には同じステップ番号を付して説明を省略する。
印刷装置1の通信制御部30aは、XMLデータを受信し(ステップS41)、その後に、デバイス制御プログラム31aの機能が制限されていることを確認する(ステップS45)。通信制御部30aは、デバイス制御部30b及びプリンターユニット制御部30cの機能が制限されているため、受信したXMLデータの変換等を行わずに、このXMLデータを読み捨てる処理を行う(ステップS46)。ここで、通信制御部30aは受信したXMLデータに関する処理を終了し、タブレット端末3へのステータスの送信等を行わない。タブレット端末3は、印刷装置1からステータス等が送信されないため、印刷装置1に送信した印刷の指示に関する動作を停止する。
なお、ステップS46でデータを読み捨てた後、通信制御部30aが、タブレット端末3に対してエラーを通知しても良い。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係る印刷装置1は、プリンターユニット15と、USBI/F33、記憶部31、及びCPU21を有するメイン制御基板35とを備える。記憶部31は、プリンターユニット15を制御するデバイス制御プログラム31aを記憶する。また、印刷装置1は、記憶部31または他の記憶部に、識別情報を記憶する。CPU21は、デバイス制御プログラム31aを実行したときに、記憶部に記憶された識別情報を取得して、この識別情報に基づいてデバイス制御プログラム31aの機能を制御する。例えば、条件を満たさない装置によりデバイス制御プログラム31aが実行された場合に、デバイス制御プログラム31aの機能が制限される。このように、デバイス制御プログラム31aが不正にコピーや流用された場合に機能を制限する等の処理を、このデバイス制御プログラム31aを実行するCPU21によって実行できる。従って、汎用性の高い機器で実行されるプログラムの不正なコピーや流用を、このプログラムの機能を制御することによって防止または抑制できる。
また、印刷装置1が記憶部に記憶する識別情報は、メイン制御基板35に係る情報であってもよく、この場合、メイン制御基板35がデバイス制御プログラム31aの正規の実行環境であるか否かが判定される。また、印刷装置1が記憶部に記憶する識別情報は、プリンターユニット15に係る情報であってもよい。この場合、制御対象のプリンターユニット15が正規の実行環境であるか否かが判定される。そして、判定結果に基づきデバイス制御プログラム31aの機能が制御されるので、実行環境を適切に判定して、デバイス制御プログラム31aの不正なコピーや流用を防止または抑制できる。
また、メイン制御基板35は、データの送受信を行うインターフェース部32を備えている。CPU21は、識別情報が予め設定された実行条件に対応するとき、例えば取得した識別情報が実行条件である識別情報に一致または適合するときに、インターフェース部32で受信したデータに基づき、プリンターユニット15を制御して印刷させる。また、識別情報が予め設定された実行条件に対応しないとき、インターフェース部32で受信したデータに基づく印刷をさせない。このため、デバイス制御プログラム31aの機能のうち印刷に係る制御が制限されるので、デバイス制御プログラム31aを不正にコピーや流用した場合の実用性を低下させて、不正なコピーや流用を防止または抑制できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、図3において予め設定された識別情報と取得した識別情報またはポートIDが一致しない場合に、デバイス制御プログラム31aを制限付きで実行していた。本発明はこれに限定されず、実行条件が、複数の識別情報や複数のポートIDに対応する条件であってもよい。この場合、実行条件に対応する識別情報が複数存在するため、デバイス制御プログラム31aの機能を制限する条件を緩和できるので、デバイス制御プログラム31aを、複数の実行環境で実行できる。
また、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、デバイス制御プログラム31aが印刷装置1に外部接続される記憶媒体に記憶され、このデバイス制御プログラムを印刷装置1にダウンロードして実行する構成としてもよい。
1…印刷装置、3…タブレット端末、4…管理サーバー、15…プリンターユニット(印刷部)、21…CPU(制御部)、22…バスコントローラー、23…I/Oコントローラー、30…制御部、30a…通信制御部、30b…デバイス制御部、30c…プリンターユニット制御部、31…記憶部、31a…デバイス制御プログラム(制御プログラム、プログラム)、32…インターフェース部(第2の接続部)、33…USBI/F、33a、33b、33c…USBポート、35…メイン制御基板(制御基板)。

Claims (8)

  1. 印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部と接続するポートを有する接続部、前記印刷部を制御する制御プログラムと識別情報とを記憶する記憶部、前記制御プログラムを実行したときに前記記憶部に記憶される前記識別情報を取得して前記識別情報に基づいて前記制御プログラムの機能を制御する制御部、及び、前記制御部と前記接続部との間のデータの送受信を制御するチップセットを有する制御基板と、を備え、
    前記制御部は、前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が、前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致するか否かを判定し、判定結果に基づき制御プログラムの機能を制御する、
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 前記識別情報は、前記印刷部の識別情報を含み、
    前記制御部は、前記ポートの識別情報、前記チップセットの識別情報、及び、前記印刷部の識別情報が、前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致するか否かを判定し、判定結果に基づき制御プログラムの機能を制御する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記接続部は、USBポートを有するUSBインターフェースであり、前記制御部は、前記印刷部に接続された前記ポートのポートIDが、前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致するか否かを判定し、判定結果に基づき制御プログラムの機能を制御する請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御基板は、データの送受信を行う第2の接続部を有し、
    前記制御部は、
    前記識別情報が前記制御プログラムに含まれて予め設定された実行条件に対応するとき、前記制御プログラムを実行して前記第2の接続部で受信した前記データに基づいて前記印刷部に印刷を実行させ、
    前記識別情報が前記制御プログラムに含まれて予め設定された実行条件に対応しないとき、前記第2の接続部で受信した前記データに基づいて前記印刷部に印刷させない制御を行う請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記識別情報が前記制御プログラムに含まれて予め設定された実行条件に対応しないとき、前記制御プログラムの機能を制限する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 印刷を行う印刷部と、前記印刷部と接続するポートを有する接続部、前記印刷部を制御する制御プログラムと識別情報とを記憶する記憶部、前記制御プログラムの機能を制御する制御部、及び、前記制御部と前記接続部との間のデータの送受信を制御するチップセットを有する制御基板と、を備える印刷装置の制御方法であって、
    前記記憶部に記憶された制御プログラムを実行し、
    前記制御プログラムに前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報を取得させ、
    取得した前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が、前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致するか否かを判別し、
    判定結果に基づいて、前記制御プログラムの機能を制御することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致するとき、前記制御プログラムを実行して前記印刷部で印刷を実行し、
    前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致しないとき、前記印刷部に印刷を実行させない請求項6に記載の印刷装置の制御方法。
  8. 印刷を行う印刷部と、前記印刷部と接続するポートを有する接続部、前記印刷部を制御する制御プログラムと識別情報とを記憶する記憶部、前記制御プログラムの機能を制御する制御部、及び、前記制御部と前記接続部との間のデータの送受信を制御するチップセットを有する制御基板と、を備える印刷装置において、前記制御基板により実行され、前記制御基板が前記印刷部を制御するプログラムであって、
    前記プログラムを実行するコンピューターにより、
    前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報を取得する機能と、
    取得した前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致しない場合に、前記制御プログラムの少なくとも一部の機能を実行不能とした状態で、前記制御プログラムを実行可能とする機能と、
    取得した前記ポートの識別情報、及び、前記チップセットの識別情報が前記記憶部に記憶される前記識別情報と一致する場合に、前記制御プログラムの機能を制限なく実行可能とする機能と、
    を実行させるためのプログラム。
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